JP5363062B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータの特にマグネット配置構造に関するものである。
マグネットを用いて構成されるモータとして、例えば特許文献1に示されているようなインナロータ型のブラシレスモータが提案されており、該モータでは、複数個(文献1では12個)のティースにステータコアにコイルが巻回されてなる円環状のステータの内側においてロータが回転可能に配置され、そのステータとの対向面であるロータ(ロータコア)の外周面には、周方向に磁極を異ならせた複数個(文献1では10個)のマグネットが並んで設けられている。
特開2008−141803号公報
ところで、ロータの回転駆動時には、ステータ側の磁極とロータ側の磁極との関係でコギングトルクが生じるが、特にマグネットを用いる構成のものでは、そのマグネットによりロータ側の磁極が境界部で急激に大きく変化するため、コギングトルクが大きくなりがちである。そのため、上記のインナロータ型やアウタロータ型のブラシレスモータ、またステータ側にマグネットを用いる構成のブラシ付き直流モータ等、その他のマグネットを用いて構成されるモータについても同様に、コギングトルクの一層の低減が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、コギングトルクの一層の低減を図り、低振動化を図ることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、コアのティースに三相のコイルが巻回されて12n(nは自然数)の磁極が構成されたステータと、コアにマグネットが固定されて10n又は14nの磁極が構成されたロータとを備えてなるモータであって、前記ロータは、N極及びS極のマグネットが周方向に交互に配置された第1構成部と、N極及びS極の一方側のマグネットが前記第1構成部の同極のマグネットと軸方向に並んで配置されるその一方側のマグネットと、他方側の磁極として機能する前記コアに設けた突極とが周方向に交互に配置された第2構成部とを備え、前記第2構成部は、前記他方側の磁極として機能する前記突極が前記第1構成部における前記第2構成部の前記一方側のマグネットと異極のマグネットと軸方向に並んで配置されていることをその要旨とする。
この発明では、モータのロータ又はステータは、N極及びS極のマグネットが周方向に交互に配置された通常構成の第1構成部と、第1構成部の同極のマグネットと軸方向に並んで配置されるN極及びS極の一方側のマグネットと他方側の磁極として機能するコアの突極とが周方向に交互に配置されたコンシクエントポール型の第2構成部とが備えられてなる。これにより、コンシクエントポール型の第2構成部にて生じるコギングトルクの脈動は、通常構成の第1構成部にて生じるコギングトルクの脈動に対して電気角で180°ずれた位相、即ち逆位相で生じるようになるため(図3参照)、両構成部をともに持つこの構成では、それぞれのコギングトルクの脈動が互いに打ち消し合うように作用する。つまり、その合成コギングトルクの脈動は極めて小さなものとなり、この構成を用いるモータでは、回転駆動時の振動が低減される。
請求項2に記載の発明は、コアのティースに三相のコイルが巻回されて12n(nは自然数)の磁極が構成されたステータ又はロータと、コアにマグネットが固定されて10n又は14nの磁極が構成されたロータ又はステータとを備えてなるモータであって、前記ロータは、N極及びS極のマグネットが周方向に交互に配置された第1構成部と、N極及びS極の一方側のマグネットが前記第1構成部の同極のマグネットと軸方向に並んで配置されるその一方側のマグネットと、他方側の磁極として機能する前記コアに設けた突極とが周方向に交互に配置された第2構成部とを備え、前記第1構成部において、前記マグネットの磁極境界部の磁束密度変化の傾きk1が、0.0648≦k1≦0.0728の範囲内に設定され、前記第2構成部において、前記マグネットの磁極境界部の磁束密度変化の傾きk2が、0.0711≦k2≦0.0728の範囲内に設定されていることをその要旨とする。
この発明では、モータのロータ又はステータは、N極及びS極のマグネットが周方向に交互に配置された通常構成の第1構成部と、第1構成部の同極のマグネットと軸方向に並んで配置されるN極及びS極の一方側のマグネットと他方側の磁極として機能するコアの突極とが周方向に交互に配置されたコンシクエントポール型の第2構成部とが備えられてなる。これにより、コンシクエントポール型の第2構成部にて生じるコギングトルクの脈動は、通常構成の第1構成部にて生じるコギングトルクの脈動に対して電気角で180°ずれた位相、即ち逆位相で生じるようになるため(図3参照)、両構成部をともに持つこの構成では、それぞれのコギングトルクの脈動が互いに打ち消し合うように作用する。つまり、その合成コギングトルクの脈動は極めて小さなものとなり、この構成を用いるモータでは、回転駆動時の振動が低減される。
また、ロータ又はステータの第1構成部において、各マグネットの磁極境界部の磁束密度変化の傾きk1が、0.0648≦k1≦0.0728の範囲内に設定され、第2構成部において、各マグネットの磁極境界部の磁束密度変化の傾きk2が、0.0711≦k2≦0.0728の範囲内に設定されることで、モータの合成コギングトルクが好適に低減される(図5及び図6参照)。これにより、モータの一層の低振動化に寄与できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のモータにおいて、前記第2構成部は、2分割され、前記第1構成部の軸方向両側にそれぞれ配置されていることをその要旨とする。
この発明では、2分割された第2構成部が第1構成部の軸方向両側にそれぞれ配置されてロータ又はステータが構成される。つまり、2分割されたそれぞれの第2構成部の突極の軸方向一方のみに第1構成部のマグネットが並設されるため、その第1構成部のマグネットから第2構成部の突極への磁束漏れが低減される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記第2構成部は、2分割され、一方はN極のマグネットと前記突極とが周方向に交互に配置され、他方はS極のマグネットと前記突極とが周方向に交互に配置されていることをその要旨とする。
この発明では、2分割された第2構成部は、その一方がN極のマグネットと突極とが周方向に交互に配置されて構成され、他方がS極のマグネットと突極とが周方向に交互に配置されて構成される。これにより、第2構成部の磁気的バランスが良好となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記第1及び第2構成部におけるマグネットは、各構成部間でそれぞれ分割して形成されていることをその要旨とする。
この発明では、第1及び第2構成部におけるマグネットは、各構成部間でそれぞれ分割して形成されるため、各構成部間でのマグネットの大きさ(軸方向長さ等)を調整でき、その調整によってもコギングトルクの低減を図ることが可能である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のモータにおいて、前記第1及び第2構成部間には、磁気的な離間部が設けられていることをその要旨とする。
この発明では、第1及び第2構成部間には磁気的な離間部が設けられるため、その第1構成部のマグネットから第2構成部の突極への磁束漏れが低減される。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記第1及び第2構成部における同極のマグネットは、各構成部を越えて一体に形成されていることをその要旨とする。
この発明では、第1及び第2構成部における同極のマグネットは、各構成部を越えて一体に形成されるため、ロータ又はステータを少ない部品数で構成できる。
本発明によれば、コギングトルクの一層の低減を図り、低振動化を図ることができるモータを提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1(a)(b)及び図2は、本実施形態のブラシレスモータ10を示す。尚、図1(a)は、モータの軸方向断面を示す図2のA−A断面図であり、図1(b)は、同図2のB−B断面図である。
本実施形態のブラシレスモータ10は、円環状をなすステータ11の内側にロータ21が回転可能に配置されたインナロータ型のブラシレスモータで構成されている。
ステータ11には、径方向内側に向けて延びる同形状の12個のティース12aが周方向に等角度間隔に設けられる円環状のステータコア12が用いられている。ステータコア12は、磁性金属板を軸方向に複数枚積層して構成される積層型コアよりなる。ステータコア12の各ティース12aには、個々にコイルが集中巻きにて巻回、この場合、U・V・W相の三相のコイル13u1〜13u4,13v1〜13v4,13w1〜13w4がそれぞれ所定箇所に巻回され、ステータ11側の磁極数が「12」として構成されている。
前記コイルの巻回態様について、本実施形態では、各相4個ずつ合計12個のコイル13u1〜13u4,13v1〜13v4,13w1〜13w4を有し、同相の2個が隣接するようにU相、V相、W相、U相、V相、W相の順に巻回されている。同相の隣同士ではコイル巻回方向が逆とされ、また180°対向位置同士でもコイル巻回方向が逆とされている。
このようなステータ11に対し、ロータ21は、軸方向に第1構成部21Aと第2構成部21Bとの2つの構成が組み合わされて構成されている。第1構成部21Aは軸方向長さの1/2をなして軸方向中央部に設けられ、軸方向長さが1/4の第2構成部21Bがそれぞれ第1構成部21Aの軸方向両側に分けて設けられている。尚、これら各構成部21A,21Bを組み合わせたロータ21の合計の軸方向長さは、前記ステータコア12と同等とされている。
ロータ21の第1構成部21Aでは、磁性金属板材を複数枚積層してなる円筒状のロータコア22を有し、該ロータコア22の外周面に周方向に磁極が交互となるようにN極及びS極の合計10個のマグネット23n,23sがそれぞれ固着され、この第1構成部21Aにおける磁極数は「10」として構成されている。マグネット23n,23sは、径方向視で矩形状、軸方向視で周方向に一定厚さの円弧状をなし、36°の等角度間隔に並んで配置されている。マグネット23n,23sは、径方向の着磁がなされたラジアル配向磁石が用いられている。
ロータ21の第2構成部21Bでは、磁性金属板材を複数枚積層して構成され、72°の等角度間隔に5個の突極24aを有する略円筒状のロータコア24が用いられている。ロータコア24は、前記ロータコア22に対して1/2(ロータ21の全体に対しては1/4)の軸方向長さで一対用いられ、前記ロータコア24の軸方向両側に一体に連結されている。突極24aは、各ロータコア24に一体に形成され、軸方向視でマグネット23n(23s,25n)と同一形状でかつ軸方向長さはその1/2(ロータ21の全体に対しては1/4)とされている。また、突極24aは、前記第1構成部21AのS極のマグネット23sと軸方向に並ぶように設けられている。
ロータコア22の各突極24a間の凹所には、N極のみの合計5個のマグネット25nがそれぞれ固着、この場合、72°の等角度間隔にそれぞれ固着されている。マグネット25nは、前記マグネット23n,23sと軸方向視が同一形状でかつ軸方向長さはその1/2(ロータ21の全体に対しては1/4)とされたものが用いられ、更に同一方向に着磁がなされている。このN極のマグネット25nは、前記第1構成部21AのN極のマグネット23nと軸方向に並ぶように設けられている。そして、この第2構成部21Bにおいても、N極のマグネット25nにて磁極数が「5」、結果的にS極となる突極24a(所謂コンシクエントポール)にて磁極数が「5」で合計「10」の磁極が構成されている。
ここで、図3は、両極のマグネット23n,23sを有する通常構成の第1構成部21Aと、一方の極のみのマグネット25nを有するコンシクエントポール型の第2構成部21Bとにおいて発生するコギングトルクの波形を示す。
同図3に示すように、コンシクエントポール型の第2構成部21Bにて生じるコギングトルクの脈動は、通常構成の第1構成部21Aにて生じるコギングトルクの脈動に対して電気角で180°ずれた位相、即ち逆位相で生じるようになるため、両構成部21A,21Bをともに持つ本実施形態のロータ21では、それぞれのコギングトルクの脈動が互いに打ち消し合うように作用する。つまり、その合成コギングトルクの脈動は極めて小さなものとなり、このロータ21を用いる本実施形態のブラシレスモータ10では、回転駆動時の振動が低減されることになる。
尚、各構成部21A,21Bのコギングトルクの大きさは、使用するマグネット23n,23s,25n及び突極24aの大小関係(例えば軸方向長さ)や着磁態様等で変更可能なため、例えば各構成部21A,21Bの相互間でそれらの調整することで、逆位相となる構成部21A,21Bでのコギングトルクの大きさを等しくすることも可能である。これにより、ロータ21の全体でコギングトルクをより一層低減でき、ブラシレスモータ10の一層の低振動化を図ることもできる。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態のロータ21は、N極及びS極のマグネット23n,23sが周方向に交互に配置された通常構成の第1構成部21Aと、第1構成部21Aの同極のマグネット23nと軸方向に並んで配置されるN極及のマグネット25nとS極として機能する突極24aとが周方向に交互に配置されたコンシクエントポール型の第2構成部21Bとが備えられてなる。これにより、コンシクエントポール型の第2構成部21Bにて生じるコギングトルクの脈動は、通常構成の第1構成部21Aにて生じるコギングトルクの脈動に対して電気角で180°ずれた逆位相で生じるようになるため(図3参照)、両構成部21A,21Bをともに持つ本実施形態のロータ21では、それぞれのコギングトルクの脈動が互いに打ち消し合い、合成コギングトルクの脈動は極めて小さくなる。そのため、このロータ21を用いる本実施形態のブラシレスモータ10では、回転駆動時の振動が低減され、低振動化を図ることができる。
(2)本実施形態のロータ21は、2分割された第2構成部21Bが第1構成部21Aの軸方向両側にそれぞれ配置されて構成されている。つまり、2分割されたそれぞれの第2構成部21Bの突極24aの軸方向一方のみに第1構成部21Aのマグネット23sが並設されるため、そのマグネット23sから突極24aへの磁束漏れを低減することができ、出力向上に繋がる有効磁束をより多く得ることができる。
(3)本実施形態では、第1及び第2構成部21A,21Bにおけるマグネット23n,23s,25nは、各構成部21A,21B間でそれぞれ分割して形成されているため、各構成部21A,21B間でのマグネット23n,23s,25nの大きさ(軸方向長さ等)を調整でき、その調整によってもコギングトルクの低減を図ることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態のブラシレスモータ10では、ロータ21を構成する第1及び第2構成部21A,21Bのマグネット23n,23s,25nの着磁態様をより詳細に設定している。
図4は、通常構成の第1構成部21Aにおいては、N極のマグネット23nの磁極中心からS極のマグネット23sを1個挟んだ次のN極のマグネット23nの磁極中心までの範囲、コンシクエントポール型の第2構成部21Bにおいては、N極のマグネット25nの磁極中心から突極24aを1個挟んだ次のN極のマグネット25nの磁極中心までの範囲となるロータ21の0°から72°の位置までの範囲の磁束密度の変化(この場合、ステータ11と対向する外表面から1[mm]の高さでの磁束密度の変化)を示している。第1構成部21Aの磁束密度変化は同図4において一点鎖線にて示され、第2構成部21Bの磁束密度変化は同図4において破線にて示されている。尚、ロータ21の18°と54°の位置は、第1構成部21Aではマグネット23n,23s間の境界、第2構成部21Bではマグネット25nと突極24aとの境界に相当する。
各構成部21A,21Bにおいて、N極のマグネット23n,25nでは磁束密度がプラス側に大きくなり、S極のマグネット25n及び結果的にS極となる突極24aでは磁束密度がマイナス側(磁束の向きが逆の意)に大きくなる。尚、N極のマグネット23n,25n及びS極のマグネット25nでは、磁束密度がそれぞれ磁極中心を含む所定領域で略一定に変化するのに対し、突極24aでは、磁束密度がその磁極中心で凹となるように変化する。磁極間の境界付近では、磁束密度がプラス側からマイナス側に、又はその逆方向に変化する。
因みに、各マグネット23n,23s,25nはラジアル配向着磁であるが、磁極中心部を含む周方向中央部に対し、磁極境界部を含む周方向端部(本実施形態では、マグネット角度領域の1/10である3.6°の端部領域)の着磁率(以下、境界着磁率とする)を変更すると、その度合いに応じて磁束密度変化の傾き(例えば図4の破線で囲むS極からN極に変化する領域での傾き)が変わる。後述するが(図6参照)、第1構成部21Aでは、マグネット23n,23sの境界着磁率を下げていくと、例えば磁束密度「0」部分の接線L1の傾きk1(磁束密度変化の傾き)は小さくなっていき、逆にその周方向中央部と同等となるまで境界着磁率を上げていくと、その接線L1の傾きk1は大きくなっていく。一方、第2構成部21Bでは、マグネット25nの境界着磁率を下げていくと、例えば磁束密度「0」部分の接線L2の傾きk2は若干大きくなっていき、逆に境界着磁率を上げていくと、その接線L2の傾きk2は小さくなっていく。
ここで、図5は、ロータ21の各構成部21A,21Bのマグネット23n,23s及びマグネット25nにおいて、周方向中央部(磁極中心部)に対して周方向端部(磁極境界部)の着磁率(境界着磁率)を変化させた場合のコギングトルクの変化を示している。尚、同図5では、マグネット23n,23s及びマグネット25nの周方向中央部に対して周方向端部の着磁率を下げてゆき、第1構成部21Aのコギングトルク(同図5において一点鎖線)と第2構成部21Bのコギングトルク(同図5において破線)とを合成した合成コギングトルク(同図5において実線)が最も小さくなる境界着磁率を「100%」とし、周方向端部が周方向中央部と同等に着磁されている場合の境界着磁率を「200%」としている。
同図5から判るように、合成コギングトルク、即ちロータ21全体のコギングトルクは、境界着磁率が「86%」以上かつ「112%」以下の範囲内で各構成部21A,21Bそれぞれのコギングトルクを下回る。つまり、モータ10の低振動化が図られる範囲である。このとき、図6において、各構成部21A,21Bのマグネット23n,23s,25nの境界着磁率と、前記接線L1,L2の傾きk1,k2との相関を示すように、合成コギングトルクが低くなる境界着磁率が「86%」以上かつ「112%」以下となる傾きは、第1構成部21Aのマグネット23n,23sでは、傾きk1が「0.0648」以上かつ「0.0728」以下であり、第2構成部21Bのマグネット25nでは、傾きk2が「0.0711」以上かつ「0.0728」以下である。
そして、本実施形態では、これらの範囲内となる傾きk1,k2の境界着磁率を有するマグネット23n,23s,25nが使用され、合成コギングトルクの低減を図り、低振動のモータ10として構成されている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、ロータ21の第1構成部21Aにおいて、マグネット23n,23sの磁極境界部の磁束密度変化(接線L1)の傾きk1が、0.0648≦k1≦0.0728の範囲内に設定され、第2構成部21Bにおいて、マグネット25nの磁極境界部の磁束密度変化(接線L2)の傾きk2が、0.0711≦k2≦0.0728の範囲内に設定されることで、図5及び図6から判るように、ロータ21の合成コギングトルクを好適に低減でき、ブラシレスモータ10の一層の低振動化に寄与することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態のロータ21は、N極及びS極のマグネット23n,23sを用いる全体の軸方向長さ1/2の通常構成の第1構成部21Aに対し、N極のマグネット25n及び突極24aで構成される全体の軸方向長さ1/4のコンシクエントポール型の第2構成部21Bの一対をそれぞれ軸方向に連結して構成したが、ロータ21の構成は例えば図7〜図11に示すように適宜変更してもよい。
図7に示すロータ21では、N極のマグネット25n及び突極24aで構成されるコンシクエントポール型の第2構成部21Bが通常構成の第1構成部21Aと軸方向長さと同等(全体の軸方向長さ1/2ずつ)とされ、各構成部21A,21Bが軸方向に連結されて構成されている。このようにすれば、2つの構成部21A,21Bの軸方向の単純連結にて構成でき、ロータ21の製造が容易となる。
図8に示すロータ21では、N極のマグネット25n及び突極24aで構成される全体の軸方向長さ1/2のコンシクエントポール型の第2構成部21Bに対し、全体の軸方向長さ1/4の通常構成の第1構成部21Aの一対がそれぞれ軸方向に連結されて構成されている。つまり、構成部21A,21Bを上記実施形態とは逆にした構成である。
図9に示すロータ21では、全体の軸方向長さ1/4のコンシクエントポール型の第2構成部21Bの一対を、それぞれN極のマグネット25n及び突極24a(S極)の構成と、S極のマグネット25s及び突極24a(この場合、N極となる)の構成とし、全体の軸方向長さ1/2の通常構成の第1構成部21Aに対して、その第2構成部21Bの一対がそれぞれ軸方向に連結されて構成されている。このようにすれば、磁気的バランスが良好であり、また突極24aの軸方向一方のみにマグネット23n,23sが並設されるため、マグネット23n,23sから突極24aへの磁束漏れが低減される。
図10に示すロータ21では、全体の軸方向長さ1/4のコンシクエントポール型の第2構成部21Bの一対を、それぞれN極のマグネット25n及び突極24a(S極)の構成と、S極のマグネット25s及び突極24a(この場合、N極となる)の構成として互いに軸方向に連結して構成し、この第2構成部21Bに対して、全体の軸方向長さ1/4の通常構成の第1構成部21Aの一対がそれぞれ軸方向に連結されて構成されている。このようにしても、磁気的バランスが良好である。
図11に示すロータ21では、全体の軸方向長さ1/4のコンシクエントポール型の第2構成部21Bの一対を、それぞれN極のマグネット25n及び突極24a(S極)の構成と、S極のマグネット25s及び突極24a(この場合、N極となる)の構成として互いに軸方向に連結して構成し、これら各第2構成部21Bと、全体の軸方向長さ1/4の通常構成の第1構成部21Aの一対とが軸方向に交互に連結されて構成されている。このようにしても、磁気的バランスが良好である。
・上記実施形態及び図7〜図11で示す変形例では、ロータ21の第1及び第2構成部21A,21Bにてそれぞれ個別のマグネット23n,23s,25n,25sを用いたが、各構成部21A,21B間で同極のマグネット23n,25n又はマグネット23s,25sが軸方向に並ぶような場合、各構成部21A,21Bを越えて同極のマグネット23n,25n,23s,25sを一体形成したマグネットを用いてもよい。このようにすれば、ロータ21の部品数を少なくすることができる。
・上記実施形態では、ロータ21の第1及び第2構成部21A,21B間を連続して構成したが、図12に示すように、第1構成部21Aのマグネット23sと第2構成部21Bの突極24aとを軸方向に離間して突極24a側への漏れ磁束を低減する意味で、第1及び第2構成部21A,21Bのロータコア22,24間に磁気的な離間部26を設けてもよい。この離間部26は、空隙で構成してもよく、また樹脂材等の非磁性材にて構成してもよい。
また、図12にて示される離間部26の間隔hのエアギャップg(ロータ21とステータ11と間の隙間)に対する比率(h/g)と、磁束量比の変化との相関関係が図13に示されている。h/g=1は、離間部26の間隔hとエアギャップgとが同等であることを意味し、それよりも小さいと離間部26の間隔hがエアギャップgよりも狭く、大きいと離間部26の間隔hがエアギャップgよりも広くなることを意味する。尚、ロータ21は3種類の軸方向長さのもの、具体的には軸方向長さX1のタイプ、X1の2倍の軸方向長さX2のタイプ、X1の4倍の軸方向長さX3のタイプの3種類が検討されている。
図13から判るように、h/gが「1」に近づく程、離間部26の間隔hがエアギャップgまで広がることで、突極24a側へのマグネット23sの漏れ磁束が低減し、有効磁束量が増加すると考えられる。また、h/gが「1」に近づく程、離間部26の間隔hがエアギャップg以上に広がり、ロータ21の軸方向長さを一定としていることで、マグネット23sの軸方向長さが短くなって自身の磁束が低減すると考えられる。従って、同図13から、h/gは「0.5」以上が望ましく、h/gは「0.75」以上がより望ましい。また、h/gは上限として「1」以下がより望ましい。
・上記実施形態では、ロータ21の第1及び第2構成部21A,21Bの各ロータコア22,24を磁性金属板材の積層にて構成したが、このような積層型のコアに限らず、例えば磁性粉体の成形にて各ロータコア22,24を構成してもよい。
・上記実施形態では、ステータ11側の磁極数が「12」、ロータ21側の磁極数が「10」で構成されているが、ロータ21側の磁極数が「14」にも同様に適用することができる。また、ステータ11側の磁極数が「12n(nは自然数)」、ロータ21側の磁極数が「10n」又は「14n」にも同様に適用することができる。
・上記実施形態では、ステータ11の内側にロータ21が配置されたインナロータ型のブラシレスモータ10に適用したが、ステータの外側にロータが配置されるアウタロータ型のブラシレスモータや、ステータ側にマグネットを備えるとともに給電ブラシにてロータ(電機子)に給電を行う構成のブラシ付き直流モータ等、マグネットを用いてなるその他のモータにも同様に適用することもできる。
第1実施形態におけるブラシレスモータの径方向断面図であり、(a)はその第1構成部の断面図、(b)はその第2構成部の断面図である。 第1実施形態におけるブラシレスモータの軸方向断面図である。 第1実施形態におけるブラシレスモータのコギングトルクを示す波形図である。 第2実施形態におけるブラシレスモータのロータ位置と磁束密度との相関図である。 第2実施形態におけるブラシレスモータの境界着磁率とコギングトルクとの相関図である。 第2実施形態におけるブラシレスモータの境界着磁率と磁束密度変化の傾きとの相関図である。 別例におけるブラシレスモータの軸方向断面図である。 別例におけるブラシレスモータの軸方向断面図である。 別例におけるブラシレスモータの軸方向断面図である。 別例におけるブラシレスモータの軸方向断面図である。 別例におけるブラシレスモータの軸方向断面図である。 別例におけるブラシレスモータの軸方向拡大断面図である。 別例におけるブラシレスモータのエアギャップに対する比率と有効磁束量比との相関図である。
符号の説明
10…ブラシレスモータ(モータ)、11…ステータ、12…ステータコア(コア)、12a…ティース、13u1〜13u4,13v1〜13v4,13w1〜13w4…コイル、21…ロータ、21A…第1構成部、21B…第2構成部、22,24…ロータコア(コア)、23n,23s,25n,25s…マグネット、24a…突極、26…離間部、k1,k2…傾き。

Claims (7)

  1. コアのティースに三相のコイルが巻回されて12n(nは自然数)の磁極が構成されたステータ又はロータと、コアにマグネットが固定されて10n又は14nの磁極が構成されたロータ又はステータとを備えてなるモータであって、
    前記ロータは、
    N極及びS極のマグネットが周方向に交互に配置された第1構成部と、
    N極及びS極の一方側のマグネットが前記第1構成部の同極のマグネットと軸方向に並んで配置されるその一方側のマグネットと、他方側の磁極として機能する前記コアに設けた突極とが周方向に交互に配置された第2構成部と
    を備え
    前記第2構成部は、前記他方側の磁極として機能する前記突極が前記第1構成部における前記第2構成部の前記一方側のマグネットと異極のマグネットと軸方向に並んで配置されていることを特徴とするモータ。
  2. コアのティースに三相のコイルが巻回されて12n(nは自然数)の磁極が構成されたステータ又はロータと、コアにマグネットが固定されて10n又は14nの磁極が構成されたロータ又はステータとを備えてなるモータであって、
    前記ロータは、
    N極及びS極のマグネットが周方向に交互に配置された第1構成部と、
    N極及びS極の一方側のマグネットが前記第1構成部の同極のマグネットと軸方向に並んで配置されるその一方側のマグネットと、他方側の磁極として機能する前記コアに設けた突極とが周方向に交互に配置された第2構成部と
    を備え、
    前記第1構成部において、前記マグネットの磁極境界部の磁束密度変化の傾きk1が、
    0.0648≦k1≦0.0728
    の範囲内に設定され、
    前記第2構成部において、前記マグネットの磁極境界部の磁束密度変化の傾きk2が、
    0.0711≦k2≦0.0728
    の範囲内に設定されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記第2構成部は、2分割され、前記第1構成部の軸方向両側にそれぞれ配置されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記第2構成部は、2分割され、一方はN極のマグネットと前記突極とが周方向に交互に配置され、他方はS極のマグネットと前記突極とが周方向に交互に配置されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2構成部におけるマグネットは、各構成部間でそれぞれ分割して形成されていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項5に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2構成部間には、磁気的な離間部が設けられていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2構成部における同極のマグネットは、各構成部を越えて一体に形成されていることを特徴とするモータ。
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