JP5362983B2 - 電気炉の排ガス処理方法及び排ガス処理装置 - Google Patents

電気炉の排ガス処理方法及び排ガス処理装置 Download PDF

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Description

この発明は、スクラップあるいはスクラップと溶銑などを併用して溶解・精錬して鉄鋼を製造するための製鋼用電気炉設備の操業において、電気炉から発生する高温の排ガスを冷却し清浄化処理する電気炉の排ガス処理方法及び排ガス処理装置に関するものである。
従来、製鋼用電気炉で鉄スクラップあるいは鉄スクラップと溶銑などを加熱溶解し、得られた溶湯を精錬する工程で発生する高温の排ガスは、電気炉内から吸引排出され、電気炉に付帯した水冷式燃焼塔に導いて一旦燃焼させた後、排ガスを、水冷ダクト部を含む直引きダクトを経由して冷却し、集塵機に導き集塵した後、大気中に排出している。
前記電気炉で発生する排ガス温度は1500℃にも達し、かつ排ガス中のCOを燃焼塔で燃焼させて除去するので、燃焼塔は水冷式とされ、また、燃焼塔以降の排ガスを導く直引きダクトは、高温排ガスが通過すること、及び、高温排ガスを冷却するために水冷ダクトが採用され、排ガスが水冷ダクトを経由する間に、集塵機での適正集塵温度になるように前記排ガスは水冷ダクトにより間接冷却されるようになっている。集塵機は一般的にはバグフィルタで構成される乾式集塵機が採用され、前記適正集塵温度は濾布の耐熱温度である250℃以下となるように水冷ダクト長さが定められ設計されている(特許文献1参照)。
従来から、排ガス燃焼塔から集塵機まで延びる排ガスの冷却ダクトは、排ガス冷却のため長い延長距離を必要としており、その保守ならびに設備費用削減のため、排ガス冷却に関してさまざまな提案がなされている。
例えば、特許文献2では、製鋼用電気炉の操業過程で前記電気炉から発生する高温の排ガスを、水冷ダクトで間接冷却し、散水式スプレー冷却塔に導きスプレー水で直接冷却し、こうして冷却された前記排ガスに、建屋集塵ガスを合流させて冷却した後、集塵機に導き、前記集塵機で前記排ガスを清浄化処理した後に排出する排ガス処理方法が提案されている。また、特許文献3では、電気炉排ガスの燃焼塔に排ガスを送給して燃焼した後、燃焼廃ガスをスクラップ予熱ラインに送給した後に排ガスをガスクーラーで冷却すること、燃焼塔よりスクラップ予熱ラインに至る上記直引ラインとは別途に燃焼塔より水冷バイパス(水冷ダクト)を設け、かつ、上記の水冷バイパスと建屋集塵フードから延びるフードラインを合流させた合流ラインとし、この合流ラインを途中で分岐せしめてその一方を上記ガスクーラーからのラインに合流する分岐ラインとする集塵システムとして電気炉の排ガス処理方法が提案されている。
さらに、特許文献4では、水冷ダクトで冷却した排ガスを、水スプレー冷却塔に導き、さらに冷却を行なう電気炉の排ガス処理方法が提案されている。
さらにまた、燃焼塔を出た排ガスを冷却する冷却装置を新たに設ける提案として、特許文献5、6及び7に、燃焼塔下流に排ガス冷却塔を配置して、排ガスを散水冷却する電気炉の排ガス処理方法が提案されている。
特許第3867304号公報 特開平11−114361号公報 特開平08−210786号公報 特開平11−179130号公報 特開2003−260335号公報 特開2002−5580号公報 特開平11−140550号公報
しかしながら、特許文献2に記載された従来の電気炉の排ガス処理方法では、散水式スプレー冷却塔に導きスプレー水で直接冷却し、こうして冷却された前記排ガス中には湿分が多く残存し結露しやすく、湿分除去のためには散水式スプレー冷却塔が大掛かりな設備となるほか、温度調整のために合流される建屋集塵ガスによる集塵風量の大幅な増加を招き排ガス処理自体困難となる問題を生じ、実現されたものはない。
また、特許文献3に記載された従来の電気炉の排ガス処理方法も同様であって、ガスクーラー自体が大掛かりな設備となるほか、建屋集塵ガスを合流させるため特許文献2に記載された従来例と同様に集塵風量の大幅な増加を招き排ガス処理自体困難となる問題を生じる。
また、特許文献4では、水冷ダクトで冷却した排ガスを、水スプレー冷却塔に導き、さらに冷却を行なう電気炉の排ガス処理方法が提案されているが、特許文献2、3で記載したように水スプレー冷却塔自体が水冷ダクトによる冷却に対し大掛かりな大規模設備となって利点は少ない。
さらにまた、特許文献5〜7において提案される、燃焼塔下流に排ガス冷却塔を配置する例、すなわち燃焼塔を出た排ガスを冷却する冷却装置を新たに設ける提案では、操業中の電気炉から吸引排気される高温排ガスを燃焼した後に加えられる排ガス冷却であり、冷却塔能力は非常に高いものが要求され大規模装置にならざるを得ないという問題がある。
そこで、本発明は上記従来例の問題点に着目してなされたものであり、簡易な構成で電気炉から発生する高温の排ガスを高精度で冷却することができる電気炉の排ガス処理方法及び排ガス処理装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電気炉の排ガス処理方法は、電気炉から発生する高温の排ガスを付帯して設置した燃焼室に導いて燃焼させ、次いで排ガスを直引きダクトを経由して集塵機に供給し、集塵後排出するようにした電気炉の排ガス処理方法において、前記直引きダクト内の排ガスに、蒸発可能な120μm以下の粒径のスプレー水を噴霧し、当該スプレー水が前記排ガスによって蒸発する際の気化熱で前記排ガスを冷却するようにしたことを特徴としている。
また、請求項2に係る電気炉の排ガス処理方法は、請求項1に係る発明において、前記スプレー水を、前記直引きダクト内における前記排ガスの温度が800℃〜300℃の範囲となる領域で噴霧するようにしたことを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電気炉の排ガス処理方法は、請求項1に係る発明において、前記スプレー水を、前記直引きダクト内における前記排ガスの温度が500℃〜400℃の範囲となる領域で噴霧するようしたことを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る排ガス処理方法は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、前記スプレー水を、前記直引きダクトの複数領域で、複数の噴射ノズルから排ガスに噴射することを特徴としている。
なおさらに、請求項5に係る電気炉の排ガス処理方法は、請求項1乃至4の何れか1つに係る発明において、前記スプレー水の粒径及び流量の少なくとも一方を前記集塵機の入側排ガス温度が当該集塵機の許容温度範囲内となるように制御するようにしたことを特徴としている。
また、請求項6に係る電気炉の排ガス処理装置は、電気炉から発生する高温の排ガスを燃焼させる燃焼室と、該燃焼室の排気側に一端が直結された直引きダクトと、該直引きダクトの他端側に接続された集塵機とを備えた電気炉の排ガス処理装置において、前記直引きダクト内に、蒸発可能な120μm以下の粒径のスプレー水を排ガスに噴霧し、当該スプレー水が前記排ガスによって蒸発する際の気化熱で前記排ガスを冷却するスプレー冷却機構を配設したことを特徴としている。
さらに、請求項7に係る電気炉の排ガス処理装置は、電気炉から発生する高温の排ガスを燃焼させる燃焼室と、該燃焼室の排気側に一端が直結された直引きダクトと、該直引きダクトの他端側に接続された集塵機とを備えた電気炉の排ガス処理装置において、前記直引きダクト内に配設した蒸発可能な120μm以下の粒径のスプレー水を排ガスに噴霧し、当該スプレー水が前記排ガスによって蒸発する際の気化熱で前記排ガスを冷却するスプレー冷却機構と、前記集塵機の入側に配設した排ガス温度検出手段と、該排ガス温度検出手段で検出した排ガス温度に応じて前記スプレー冷却機構で噴霧するスプレー流量及び粒径の少なくとも一方を制御するスプレー水制御手段とを備えたことを特徴としている。
さらにまた、請求項8に係る電気炉の排ガス処理装置は、請求項6又は7に係る発明において、前記スプレー冷却機構は、前記直引きダクト内における前記排ガスの温度が800℃〜300℃の範囲となる領域に配設されていることを特徴としている。
なおさらに、請求項9に係る電気炉の排ガス処理装置は、請求項6又は7に係る発明において、前記スプレー冷却機構は、前記直引きダクト内における前記排ガスの温度が500℃〜400℃の範囲となる領域に配設されていることを特徴としている。
また、請求項10に係る電気炉の排ガス処理装置は、請求項6乃至9の何れか1つに係る発明において、前記スプレー冷却機構は、前記直引きダクトの複数領域で、複数の噴射ノズルから排ガスにスプレー水を噴射するように構成されていることを特徴としている。
さらに、請求項11に係る電気炉の排ガス処理装置は、請求項6乃至10の何れか1つに係る発明において、前記直引きダクトは前記燃焼室側の水冷ダクト部と、前記集塵機側の空冷ダクト部とで構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、電気炉から排出される排ガスを燃焼室で燃焼させて、COを除去した状態で直引きダクトを介して集塵機に供給するが、直引きダクト内で排ガスに対して粒径120μm以下のスプレー水を噴霧して冷却することにより、スプレー冷却塔などの大型の冷却設備を設けることなく、排ガスを集塵機の許容温度以下に効果的に冷却することができるという効果が得られる。このため、集塵機の入側に供給する温度調節用の冷風の風量を減少させることが可能となり、電気炉から排出される排ガス処理量を向上させることができる。
ここで、直引きダクト内で排ガスに噴霧するスプレー水の流量及び粒径の少なくとも一方を集塵機入側の排ガス温度に基づいて制御することにより、集塵機に供給される排ガス温度を集塵機内に配設された濾布の耐熱温度以下に正確に制御することができる。
さらに、粒径120μm以下のスプレー水を使用するため、排ガス中でスプレー水が完全蒸発することになり、ダクト内の水の付着や集塵機の濾布が湿ったり、濡れたりすることがなく、スプレー水使用に伴うダスト付着や、集塵効果の低下の問題も生じない。
また、直引きダクト内で排ガスに噴霧するスプレー水は、排ガス温度が800℃〜300℃の範囲の領域好ましくは500℃〜400℃の範囲の領域で噴霧することにより、排ガスを効率良く冷却することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電気炉の排ガス処理装置を示す概略構成図である。図中、1は製鋼用電気炉であって、鉄スクラップあるいは鉄スクラップと溶銑などを加熱溶解して精錬し、この際に高温の排ガスが発生する。
この製鋼用電気炉1で発生した高温の排ガスは、炉蓋エルボ2から摺動管3を通って燃焼塔4の燃焼室に吸引される。このとき、炉蓋エルボ2から排出される排ガスに摺動管3で外気を、排ガスとの混合比率が例えば排ガス70%、外気30%となるように吸引して両者を混合して1500℃程度の高温で燃焼塔4に吸引される。
燃焼塔4では、吸引した排ガスを燃焼させて排ガス中の例えばCOやH2等の未燃ガス成分を燃焼させる。この燃焼塔4の排ガス出口には比較的長距離(90m以上)の直引きダクト5を介して直引きファン6が接続され、この直引きファン6の出側がバグフィルタで構成される乾式集塵機7に接続されている。
ここで、直引きダクト5は、燃焼塔4側が水冷ダクト5wとされ、直引きファン6側が空冷ダクト5aとされ、空冷ダクト5aの直引きファン6の入側に例えば60℃の建屋集塵ガスを供給する希釈冷風ダクト8が接続されている。この希釈冷風ダクト8の空冷ダクト5aとの接続部に電動ダンパ9が配設されている。この直引きダクト5では、燃焼塔4から排気される例えば800℃の排ガスを乾式集塵機7の濾布の耐熱温度である250℃以下まで低下させる必要がある。このために、直引きダクト5内の排ガス温度が800℃〜300℃の範囲好ましくは500℃〜400℃の範囲となる水冷ダクト5wの後半側に、内部の排ガスに粒径が120μm以下で排ガスに接触することにより全て蒸発するスプレー水を供給するスプレー冷却機構11が設けられている。
このスプレー冷却機構11は、図2に示すように、例えば水冷ダクト5wを排ガスの流通経路に沿って例えば4つの冷却ゾーンC1〜C4に分け、各冷却ゾーンC1〜C4には水冷ダクト5w内に複数N個のスプレーSP1〜SPnが噴霧するスプレー水が水冷ダクト5wの内壁に達することなく排ガスのみに噴霧されるように配設されている。
各冷却ゾーンC1〜C4のスプレーSP1〜SPnにはコンプレッサ12から供給される圧縮空気をレシーバタンク13に蓄積し、このレシーバタンク13に蓄積された圧縮空気を各冷却ゾーンC1〜C4毎に設けられた流量計FA11〜FA14を介して供給されると共に、冷却水が同様に各冷却ゾーンC1〜C4毎に設けられた流量計FA21〜FA24を介して空気流路に対して直交する方向から供給される。流量計FA11〜FA14及びFA21〜FA24を調節することにより、粒径が120μm以下で排気ガスに接触したときに全て蒸発するスプレー水を各冷却ゾーンC1〜C4のスプレーSP1〜SPnから噴霧する。
ここで、レシーバタンク13と流量計FA11〜FA14との間には、制御弁V11〜V14が介挿されたメイン流路LM1〜LM4と、制御弁V1〜V4をバイパスして比較的小流量の圧縮空気を供給するバイパス流路LB1〜LB4とが設けられている。また、冷却水供給口と流量計FA21〜FA24との間には、制御弁V21〜V24が介挿されている。
ここで、スプレーSP1〜SPnから噴霧するスプレー水の粒径を120μm以下と設定した理由は、スプレー水の粒径が120μmを超えるとスプレー水が排ガスに接触したときに完全に蒸発せず、排ガス中に水分が含まれた状態で、乾式集塵機7に供給されることになり、濾布を濡らして集塵効率を低下させてしまうことになり、スプレー水の粒度を120μm以下とすることにより、排ガスに接触したときにスプレー水が完全に蒸発して、排ガスに水分が含まれることがなくなる。
また、冷却ゾーンC1の入側における排ガス温度T1を温度計21で検出すると共に、希釈空気ダクト8の前側の排ガス温度T2を温度計22で検出し、さらに直引きファン6の出側における排ガス温度T3を温度計23で検出する。
そして、各温度計21〜23で検出した排ガス温度T1〜T3がスプレー水制御手段としての排ガス冷却制御装置30に入力され、この排ガス冷却制御装置30で各部の排ガス温度T1〜T3に基づいてスプレー冷却機構11の各冷却ゾーンC1〜C4におけるスプレーSP1〜SPnのスプレー水を噴霧するスプレー本数を制御すると共に、希釈冷風ダクト8から空冷ダクト5aに供給する希釈冷風の流量を制御する電動ダンパ9の開度を制御する。
すなわち、排ガス冷却制御装置30では、図3に示す冷却制御処理を実行する。この冷却制御処理では、先ず、ステップS1で各温度計21〜23で検出した排ガス温度T1〜T3を読込み、次いでステップS2に移行して、排ガス温度T1が250℃未満であるか否かを判定し、T1<250℃であるときにはステップS3に移行して、制御弁V11〜V14及びV21〜V21〜V24を閉状態に制御し、次いでステップS4に移行して、電動ダンパ9を閉状態に制御してから前記ステップS1に戻る。なお、250℃を判断基準としているのは、集塵機7の濾布の耐熱温度が本例では250℃であるためであり、濾布耐熱温度を超えない温度に設定すればよい。
一方、ステップS2の判定結果が、T1≧250℃であるときにはステップS5に移行し、冷却ゾーンC1の入側温度T1に基づいて排ガスに対するスプレー水噴霧流量を算出してからステップS6に移行する。
このステップS6では、算出したスプレー水噴霧流量に基づいてスプレーSP1〜SPnからスプレー水を噴霧する冷却ゾーンC1〜C4数を算出し、次いでステップS7に移行して、算出されたスプレー水を噴霧する冷却ゾーンC1〜C4数に応じて、各冷却ゾーンC1〜C4に噴霧水を供給する制御弁V11〜V14及びV21〜V24を開閉制御してからステップS8に移行する。
このステップS8では、希釈冷風ダクト8の前側における排ガス温度T2及び直引きファン6の出側における排ガス温度T3に基づいて直引きファン6の出側における排ガス温度が乾式集塵機7の濾布の耐熱温度である250℃以下で露点温度より高い所定値例えば150℃の温度範囲となるように希釈冷風流量を算出し、次いでステップS9に移行して、算出した希釈冷風流量に基づいて電動ダンパ9の開度θを算出し、次いでステップS10に移行して、算出した電動ダンパの開度θを電動ダンパ9に出力してから前記ステップS1に戻る。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、製鋼用電気炉1で、鉄スクラップあるいは鉄スクラップと溶銑などを加熱溶解する精錬が終了して次の精錬を開始する直前であるものとすると、この状態では、図4に示すように、直引きダクト5の燃焼塔4に直結された水冷ダクト5wの排ガス温度T0は図4で太い実線で示すように150℃程度に低下しており、冷却ゾーンC1の入側の排ガス温度Tも図4で太い破線で示すように150℃程度に低下し、希釈冷風ダクト8の接続前における排ガス温度T2も図4で細い実線で示すように150℃程度に低下し、直引きファン6の出側における排ガス温度T3も図4で細い破線で示すように150℃程度に低下し、希釈冷風温度T4は図4で細い一点鎖線で示すように略60℃を維持している。
この状態では、冷却ゾーンC1の入側の排ガス温度T2が150℃程度であるので、排ガス冷却制御装置30で、スプレー水の噴霧が必要ないものと判断してステップS2からステップS3に移行して、制御弁V11〜V14及びV21〜V24を閉状態に制御し、次いでステップS4に移行して電動ダンパ9を閉制御する。
このとき、各冷却ゾーンC1〜C4のスプレーSP1〜SPnには、レシーバタンク13からの圧縮空気がバイパス流路LB1〜LB4及び流量計FA11〜FA14を介して少量の圧縮空気が供給されて、スプレーSP1〜SPnの目詰まりを防止している。
この状態で、製鋼用電気炉1に、鉄スクラップあるいは鉄スクラップと溶銑などを投入して精錬を開始すると、これに応じて燃焼塔4に直結された水冷ダクト5wの出側の排ガス温度T0が上昇すると共に、冷却ゾーンC1の入側の排ガス温度T1も上昇し、この排ガス温度T1が250℃以上となると、排ガス冷却制御装置30の図3に示す排ガス冷却処理で、ステップS2からステップS5に移行して、排ガス温度T1に基づいてスプレー水量Lwを算出する。
このとき、排ガス温度T1が250℃を超えたばかりであるときには、算出されるスプレー水流量Lwも小さい値となるため、ステップS6でスプレー水を噴霧する冷却ゾーン数を算出したときに、冷却ゾーン数が“0”となり、制御弁V11〜V14及びV21〜V24は閉状態を維持する。
ところが、冷却ゾーンC1の排ガス温度T1がさらに上昇して、ステップS5で算出されるスプレー水噴霧流量Lwが1つの冷却ゾーンから冷却水をスプレーする流量に達すると、先ず、先頭の冷却ゾーンC1が選択されて、これに対する制御弁V11及びV21が開状態に制御される。
このため、所定流量の空気が冷却ゾーンC1のスプレーSP1〜SPnに供給されると共に、所定流量例えば空気流量の70〜200倍(重量比)の冷却水が冷却ゾーンC1のスプレーSP1〜SPnに供給されて、スプレーSP1〜SPnから粒径が120μ以下で、排ガスと接触して短時間で全て蒸発する粒径120μm以下のスプレー水が排ガスに向けて噴霧される。これによって、スプレー水が排ガスで蒸発する際の気化熱で排ガス温度が低下され、希釈冷風ダクト8の前側の排ガス温度T2が例えば250℃以下に制御される。
この状態では希釈冷風ダクト8の前側の排ガス温度T2が250℃前後に上昇するので、この排ガス温度T2に基づいて図3の処理におけるステップS8で希釈冷風量Lcが算出され、算出された希釈冷風量Lcに基づいて電動ダンパ9の開度θが算出され(ステップS9)、この開度θが電動ダンパ9に出力される(ステップS10)。このため、希釈冷風ダクト8から希釈冷風が直引きファン6の手前側の空冷ダクト5aに供給されることにより、直引きファン6の出側の排ガス温度が例えば露点より十分に高い150℃前後に制御される。
なお、排ガス冷却制御処理としては図3の処理に限らず、図3におけるステップS5でスプレー水噴霧流量Lw及び希釈冷風量Lcを算出し、ステップS6及びS7の処理とステップS9及びS10の処理とを並列に行うようにしてもよい。
また、図3の処理では、排ガス温度T2を250℃を判断基準とする制御を行っているが、濾布の耐熱温度を250℃とした時、望ましくは220℃と低温側で制御して、制御ムラによる温度上昇を避けるようにすることが望ましい。
そして、冷却された排ガスが乾式集塵機7に供給されることにより、乾式集塵機7で集塵が行われる。このとき、排ガス温度が露点よりは高く濾布の耐熱温度よりは低く制御されることにより、濾布が濡れることや熱的損失ひいては発火することを確実に防止することができる。
その後、製鋼用電気炉1での精錬が終了すると、再度直引きダクト5内の排ガス温度が150℃前後に低下し、冷却ゾーンC1の入側の排ガス温度T1が低下して、ステップS5で算出されるスプレー水流量Lwが1つの冷却ゾーンC1で噴霧するスプレー水流量未満となると、制御弁V11及びV24が閉状態に制御され、冷却ゾーンC1の入側の排ガス温度T1が250℃未満となるとステップS2からステップS3に移行して、制御弁V11及びV21の閉状態が維持され、各冷却ゾーンC1〜C4のスプレーSP1〜SPnには目詰まりを防止する少量の空気のみが供給される状態となると共に、希釈冷風ダクト8の電動ダンパ9が閉状態に制御される。
その後、製鋼用電気炉1で新たな精錬が開始されたときに、直引きダクト5に流入する排ガス温度が前回よりも高くなると、図3の処理において、ステップS2からステップS5に移行したときに算出されるスプレー水噴霧流量Lwが多くなり、これに応じてステップS6で算出される冷却ゾーン数も多くなることから、ステップS7に移行して、算出された冷却ゾーン数に応じた数の制御弁V11〜V1i(iは2,3,4)及びV21〜V2iが開状態に制御されて、各冷却ゾーンC1〜CiのスプレーSP1〜SPnから所定流量で全て蒸発可能な粒径120μm以下のスプレー水が排ガスに噴霧される。このため、排ガス温度が冷却ゾーン数に応じた冷却降下温度だけ低下されると共に、希釈冷風ダクト8から所定量の希釈冷風ダクトの上流側の排ガス温度T2に基づく風量の希釈冷風が供給されて、直引きファン6の出側における排ガス温度T3が例えば200℃前後に制御される。
このように、上記実施形態によると、燃焼塔4と直引きファン6との間に配設された直引きダクト5内で排ガスに対してスプレー水を噴霧することにより、排ガスを冷却するので、排ガスの冷却制御を正確に行うことができる。すなわち、燃焼塔4内で排ガスに対して完全に蒸発するスプレー水を噴霧した場合には、排ガス温度を1500℃から1300℃程度に200℃程度冷却することが可能であるが、この燃焼塔4内で排ガス温度を200℃程度低下させても、直引きダクト5内での排ガス温度の低下は僅かであり、冷却効率が低いものである。
これに対して、本実施形態のように直引きダクト5内で排ガスに対して完全に蒸発する粒径120μm以下のスプレー水を噴霧した場合には、燃焼塔4での冷却降下温度よりは冷却降下温度が低いものの排ガス温度を確実に低下させることができるので、排ガスの冷却効率を高めて、乾式集塵機7に供給する排ガス温度を許容温度範囲に正確に制御することができる。
しかも、直引きダクト5の排ガス温度が500℃〜400℃の領域にスプレー冷却機構11を設けることにより、スプレーSP1〜SPnから噴霧するスプレー水の粒径を120μm〜60μ程度の比較的大きな粒径とすることができ、スプレーSP1〜SPnに供給する空気量及び冷却水量の制御が比較的容易であると共に、冷却効率が最もよく、排ガス温度の正確な制御を行うことができる。
さらに、スプレー冷却機構11によって、排ガス温度を正確に低下させることができるので、希釈冷風ダクト8から供給する希釈冷風の風量を従来の例えば1300Nm3/minから300〜400Nm3/min程度に減少させることができ、このため、直引きファン6の吸引力に対する製鋼用電気炉1からの排ガスの吸引量の比率を高めることができ、直引きダクト5の流速が速くなって圧損が増えることになるが、製鋼用電気炉1からの排ガスの吸引量を例えば1000Nm3/minから1500Nm3/minに大幅に増加させることができ、製鋼用電気炉1からの排ガス吸引効率を大幅に上昇させることができる。
また、直引きダクト5にスプレー冷却機構11を設置するだけでよいので、冷却塔等の大型設備を必要とせず、簡易小型な構成で排ガスを高精度で冷却することができる。
なお、上記実施形態においては、スプレー冷却機構11を直引きダクト5の排ガス温度が400℃〜500℃の領域にスプレー冷却機構11を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、直引きダクト5の排ガス温度が800℃〜300℃の領域にスプレー冷却機構11を配置しても冷却効果が多少低下するが上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。ここで、直引きダクト5の排ガス温度が800℃を超える領域にスプレー冷却機構11を設けた場合には、排ガス温度の冷却降下温度を大きくすることができるものの、直引きファン6の出側における排ガス温度の制御精度が悪化してしまい、直引きダクト5の排ガス温度が300℃未満の領域にスプレー冷却機構11を設けた場合には、冷却降下温度の幅が狭くなり、直引きファン6の出側における排ガス温度の制御精度が悪化すると共に、スプレーSP1〜SPnから噴霧するスプレー水の粒径を例えば20μm以下に制御する必要があり、スプレーSP1〜SPnの製造が困難となると共に、空気量及び冷却水量の制御精度も高める必要があり、実用化が困難となる。
また、上記実施形態においては、冷却ゾーンC1の入側の排ガス温度T1に基づいて冷却ゾーン数を決定するようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、冷却ゾーンC1〜C4に配置したスプレーの総数から噴霧するスプレー数をスプレー水噴霧流量Lwから決定するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、排ガス冷却制御装置30で実行する排ガス冷却制御処理が、図3に示すように、冷却ゾーンC1〜C4に対する制御弁V11〜V14の制御の次に希釈空気量の制御を行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図5に示すように、前述した図3におけるステップS4、S9及びS10を省略して冷却ゾーンC1〜C4に対するスプレー水の供給制御のみを行うスプレー水供給制御処理と、図6に示すように、前述した図3におけるステップS3、S5〜S7を省略した希釈冷風制御処理とを分けて実行するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、排ガス温度T1に基づいて排ガスに対して噴霧するスプレー水流量を制御する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、排ガス温度T1に基づいてスプレーSP1〜SPnから噴霧するスプレー水量やスプレー水粒径を制御するようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態においては、冷却ゾーンC1の入側の排ガス温度に基づいてスプレー冷却機構11をフィードフォワード制御する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、希釈冷風ダクト8の上流側の排ガス温度T2や直引きファン6の出側における排ガス温度T3に基づいてフィードバック制御するようにしてもよく、フィードフォワード制御とフィードバック制御との双方を行うようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、希釈冷風ダクト8から供給する希釈冷風量を制御する場合について説明したが、排ガス温度T1に対するスプレー冷却機構11での冷却状態から希釈冷風量を設定したり、希釈冷風量を一定量に制御したりするようにしてもよい。
本発明に係る電気炉排ガス処理装置を示す概略構成図である。 スプレー冷却機構を示す構成図である。 排ガス冷却制御装置30で実行する排ガス冷却処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の動作の説明に供する排ガス温度変化とスプレー水量との関係を示すタイムチャートである。 排ガス冷却制御装置で実行するスプレー水供給制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 排ガス冷却制御装置で実行する希釈冷風制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…製鋼用電気炉、4…燃焼塔、5…直引きダクト、5w…水冷ダクト、5a…空冷ダクト、6…直引きファン、7…乾式集塵機、11…スプレー冷却機構、12…コンプレッサ、13…レシーバタンク、21〜23…温度計、30…排ガス冷却制御装置、V11〜V14、V21〜V24…制御弁

Claims (11)

  1. 電気炉から発生する高温の排ガスを付帯して設置した燃焼室に導いて燃焼させ、次いで排ガスを直引きダクトを経由して集塵機に供給し、集塵後排出するようにした電気炉の排ガス処理方法において、
    前記直引きダクト内の排ガスに、蒸発可能な120μm以下の粒径のスプレー水を噴霧し、当該スプレー水が前記排ガスによって蒸発する際の気化熱で前記排ガスを冷却するようにしたことを特徴とする電気炉の排ガス処理方法。
  2. 前記スプレー水を、前記直引きダクト内における前記排ガスの温度が800℃〜300℃の範囲となる領域で噴霧するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電気炉の排ガス処理方法。
  3. 前記スプレー水を、前記直引きダクト内における前記排ガスの温度が500℃〜400℃の範囲となる領域で噴霧するようしたことを特徴とする請求項1に記載の電気炉の排ガス処理方法。
  4. 前記スプレー水を、前記直引きダクトの複数領域で、複数の噴射ノズルから排ガスに噴射することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気炉の排ガス処理方法。
  5. 前記スプレー水の粒径及び流量の少なくとも一方を前記集塵機の入側排ガス温度が当該集塵機の許容温度範囲内となるように制御するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電気炉の排ガス処理方法。
  6. 電気炉から発生する高温の排ガスを燃焼させる燃焼室と、該燃焼室の排気側に一端が直結された直引きダクトと、該直引きダクトの他端側に接続された集塵機とを備えた電気炉の排ガス処理装置において、
    前記直引きダクト内に、蒸発可能な120μm以下の粒径のスプレー水を排ガスに噴霧し、当該スプレー水が前記排ガスによって蒸発する際の気化熱で前記排ガスを冷却するスプレー冷却機構を配設したことを特徴とする電気炉の排ガス処理装置。
  7. 電気炉から発生する高温の排ガスを燃焼させる燃焼室と、該燃焼室の排気側に一端が直結された直引きダクトと、該直引きダクトの他端側に接続された集塵機とを備えた電気炉の排ガス処理装置において、
    前記直引きダクト内に配設した蒸発可能な120μm以下の粒径のスプレー水を排ガスに噴霧し、当該スプレー水が前記排ガスによって蒸発する際の気化熱で前記排ガスを冷却するスプレー冷却機構と、前記集塵機の入側に配設した排ガス温度検出手段と、該排ガス温度検出手段で検出した排ガス温度に応じて前記スプレー冷却機構で噴霧するスプレー流量及び粒径の少なくとも一方を制御するスプレー水制御手段とを備えたことを特徴とする電気炉の排ガス処理装置。
  8. 前記スプレー冷却機構は、前記直引きダクト内における前記排ガスの温度が800℃〜300℃の範囲となる領域に配設されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の電気炉の排ガス処理装置。
  9. 前記スプレー冷却機構は、前記直引きダクト内における前記排ガスの温度が500℃〜400℃の範囲となる領域に配設されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の電気炉の排ガス処理装置。
  10. 前記スプレー冷却機構は、前記直引きダクトの複数領域で、複数の噴射ノズルから排ガスにスプレー水を噴射するように構成されていることを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の電気炉の排ガス処理装置。
  11. 前記直引きダクトは前記燃焼室側の水冷ダクト部と、前記集塵機側の空冷ダクト部とで構成されていることを特徴とする請求項6乃至10の何れか1項に記載の電気炉の排ガス処理装置。
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