JP5362645B2 - 動物用トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、愛玩動物等の動物用トイレに関する。
近時、室内での愛玩動物等の飼育が非常に盛んになってきており、排泄物の処理を効果的に行うための動物用トイレが提案されている。例えば、図6に示すように、トレー10’内に、すのこ21’及び汚液吸収体32’を敷設し、すのこ21’上に敷砂31’を敷設して構成されている動物用トイレT’が存在している(参考文献1)。
特開平2004−121264公報
しかし、従来の動物用トイレT’では、すのこ21’上に敷砂31’が敷設されているが、当該敷砂31’は排尿を下方に透過させる役割を果たすにすぎず、汚液吸収体32’のみで排尿を吸収するにすぎないものであった。そのため、排尿等による悪臭を防止することができないという問題が存在していた。
また、従来の動物用トイレT’では、排尿後における汚液吸収体32’の処理すなわち排尿後の手入れが煩雑であるという問題点が存在していた。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、排尿等による悪臭を確実に防止することが可能であり、排尿後の手入れを容易に行うことが可能となる動物用トイレを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の動物用トイレは、上面の蓋部及び底面部を有し、中空箱型形状である排尿容器と、複数の第1収容容器(第1粒状処理体の収容容器)と、複数の第2収容容器(第2粒状処理体の収容容器)と、を備え、上記蓋部には複数の排尿口が形成されており、上記各排尿口といずれかの上記第1収容容器とが連通しているとともに、上記いずれかの第1収容容器と、上記いずれかの第2収容容器とが連通している動物用トイレであって、非吸水性の吸着材料を含み、粒状に成型されている複数個の第1粒状処理体が、上記第1収容容器に収容されており、かつ、粒状の芯部と上記芯部を被覆する被覆層部とを有する複層構造であり、上記被覆層部は接着材料を含み、排尿を吸収することにより塊状となるように形成されている複数個の第2粒状処理体が、上記第2収容容器に収容されていることを特徴としている。
ここで、連通とは、空間が連続していて通水可能(導水可能)である状態を意味するものである。
また、第1収容容器と蓋部とは別体であっても、一体成型されているものであってもよい。
また、上記排尿口、上記第1収容容器又は上記第2収容容器の少なくとも二つの数を同数とすれば、簡易な構造で排尿を処理することができるため好適である。
本発明によれば、性質の異なる複数の粒状処理体を使用して、排尿の処理を行うことができるため、効果的に悪臭を防止することができる、
また、蓋部及び底面部を有し、中空箱型形状である排尿容器を用いており、本体容器には、第1収容容器と、第2収容容器を設ける構造としていることから、更に効果的に外部に悪臭を発散することを防止できる。
さらに、複数の第1収容容器及び第2収容容器を設け、各々に第1粒状処理体及び第2粒状処理体を収容しているため、使用状態が偏るなどの理由により、一部の各処理体のみの取り替え等が必要になった場合であっても、その部分のみに収容されている処理体のみを取り替えることができることから、各処理体の取替費用を抑えることが可能となるとともに、清掃等の排尿後の手入れを容易に行うことができる。
また、上記動物用トイレにおいて、上記排尿容器の各第2収容容器は、別体の収容具に配設されるとともに、上記収容具は、上記排尿容器から取出自在となるように形成されており、上記第2収容容器が取替可能となるように構成することとすれば、第2収容容器に収容されている第2粒状処理体を容易に取り替えることができるため、利便性に優れたものとすることができるため好適である。
ここで、上記収容具は、排尿容器から容易に取り出すことができるとともに、第2粒状処理体(後記、シート状吸液処理材の場合も同様)を容易に取り替えることが可能となる構造であれば、トレイ材、箱体等、その形状は問わないものである。
また、上記各第1収容容器は、各々分離して取り出すことが可能となるように構成されていることとすれば、第1粒状処理体を容易に取り替ることができるため、利便性に優れたものとすることができるため好適である。
ここで、第1収容容器を分離するための構造に制限はなく、上記第2収容容器の場合と同様に、別体の収容具に配設して、排尿容器から取出し自在となるように形成することや、蓋部を解放することにより、上方空間から取出すことが可能となるように形成することなど、種々の構造とすることができる。
また、本発明の第2の動物用トイレは、上面の蓋部及び底面部を有し、中空箱型形状である排尿容器と、第1粒状処理体を収容するための複数の第1収容容器と、を備え、上記蓋部には複数の排尿口が形成されているとともに、上記各排尿口といずれかの上記第1収容容器とが連通している動物用トイレであって、さらに、複数枚のシート状吸液処理材を備え、非吸水性の吸着材料とを含み、粒状に成型されている複数個の第1粒状処理体が、上記第1収容容器に収容されており、上記いずれかの第1収容容器から排出された排尿が、上記いずれかのシート状吸液処理材により吸収処理されることを特徴としている。
ここで、シート状吸液処理材は、吸液材料を含み、シート状に形成されている材料であれば、その種類は問わないものである。
本発明においても、上記排尿口、上記第1収容容器又は上記シート状吸液処理材の少なくとも二つの数を同数とすれば、簡易な構造で排尿を処理することができるため好適である。
本発明によっても、上記第1の動物用トイレと同様の効果を奏することができる。加えて、第2粒状処理体のかわりに、シート状吸液処理材を使用していることから、さらに、その取り替えが容易となり、清掃時等の作業が容易となる。
また、上記各第1収容容器は、各々分離して取り出すことが可能となるように構成されていることとすれば、第1粒状処理体を容易に取り替ることができるため、利便性に優れたものとすることができるため好適である。
また、上記シート状吸液処理材は、別体の収容具に配設されるとともに、上記収容具は、上記排尿容器から取出し自在となるように形成されており、上記シート状吸液処理材が取替可能となるように構成すれば、シート状吸液処理材を容易に取り替ることができるため、利便性に優れたものとすることができるため好適である。
さらに、上記各第1収容容器は、各々分離して取り出すことが可能となるように構成されていることとすれば、第1粒状処理体を容易に取り替ることができるため、利便性に優れたものとすることができるため好適である。
本発明によれば、排尿等による悪臭を確実に防止することが可能であり、排尿後の手入れを容易に行うことが可能となる動物用トイレを提供することができる。
本発明の動物用トイレ(第1実施形態)の排尿容器を示す斜視図である。 本発明の動物用トイレ(第1実施形態)の分解斜視図である。 図2におけるA−A断面図である。 本発明の動物用トイレ(第1実施形態)の使用状態を示す斜視図である。 本発明の動物用トイレ(第2実施形態)を示す斜視図である。 従来の動物用トイレを示す断面図である。
本発明を実施するための一形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一の部材等には同一の符合を付し、重複した説明を省略する。
<第1実施形態>
図1乃至図3に示すように、本発明の動物用トイレT1(第1実施形態)は、排尿容器10と、当該排尿容器10に充填されている複数個の第1粒状処理体31と、第2粒状処理体32とから構成されている。
(1)排尿容器10
排尿容器10は、合成樹脂を原材料として直方体状の箱形に形成されている。この排尿容器10は、底部11a及び周壁部11bを有する中空状の容器本体11と、当該容器本体11の上面を塞ぐための蓋部15から形成されており、後記する開口部を除いて、所定の水密性、気密性が保たれている。
蓋部15は、容器本体11の上面を塞ぐ形状に形成され、当該容器本体11から容易に取り外しが可能となるように被嵌されている。また、蓋部15は、所定の深さとなるように凹部15aが形成されており、6個の円形状の排尿口15bが短手方向に2列、長手方向に3列となるように、所定間隔で穿設されている。
なお、蓋部15は、その上部に愛玩動物が載り、排尿を行うために所定の耐久性能を有している。また、蓋部15には、排尿が排尿口15bに導かれるように、適度の傾斜が形成されている。
容器本体11の上端部から所定の高さ下方の位置には、高さ方向に対して水平となるように、第1処理体収容カップ21(第1収容容器)を支持するための水平支持板12が横設されている。この水平支持板12には、上記蓋部15の排尿口15bより大径、かつ、第1処理体収容カップ21の上側の開口部(以下、「上部開口部」という。)21aより小径であり、上記排尿口15b及び上部開口部21aと同心円状である6個の円孔12aが穿設されている。
第1処理体収容カップ21は、内側がポリエチレンラミネート加工が施されている紙製のカップ又はポリプロピレン等を原材料とするプラスチック製のカップであり、上端から下端に向かって徐々に小幅となる円錐台形状に形成されている。第1処理体収容カップ21は、中空であり、平面視で面積が広い上端部には、周縁方向に沿って外側に延在している、平面視でドーナツ状の周縁部21b(フランジ部)が形成されている。また、平面視で面積が狭くなっている下端部(下面)には、複数の排尿滴下孔21cが形成されており、当該部分から排尿が滴下するようになっている。なお、排尿滴下孔21cは、排尿のみを通水させ、第1粒状処理体31を第1処理体収容カップ21に留めておくことができるような形状及び数とする必要がある。
この第1処理体収容カップ21は、上方から水平支持板12の円孔12aに挿入されており、周縁部21bが当該水平支持板12の上面部に載置され、係止されている。これにより、蓋部15の各排尿口15bが各第1処理体収容カップ21の上面のほぼ中央部に位置するよう、容器本体11の内部空間に取出自在に吊設されている。これにより、各第1処理体収容カップ21は、蓋部15を開け、水平支持板12の円孔12aから上部に引き抜くことにより、分離して取り出すことが可能となっている。
第1処理体収容カップ21には、多量の第1粒状処理体31が充填されている。これにより、排尿滴下孔21cが直接的に外気と接しないように閉塞されており、第2処理体収容カップ22(第2収容容器)から伝わる臭気が排尿容器10から発せられないようになっている。
容器本体11の短手方向の一側面において、中間高さから下方位置には、後記収容トレイ13(別体の収容具)を引き出し及び挿入するための側面開口部11cが形成されている。この側面開口部11cには、端部が当該側面開口部11cを塞ぐ形状であり、容器本体11の下側空間に嵌装されるよう、所定の高さ寸法を有し、上部が開口した直方体である収容トレイ13が取出自在(移動自在)となるように設けられている。
上記収容トレイ13には、上面が開口しており、有底で壁部を有する中空の直方体形状の第2処理体収容カップ22が、短手方向に2列、長手方向に3列となるように、合計6個、隣接するカップとほぼ隙間がないように設けられている。これらの第2処理体収容カップ22は、第1処理体収容カップ21とその形状は異なるが、同様の材料から形成されている。
なお、第1処理体収容カップ21の下面が、第2処理体収容カップ22の上面の開口部のほぼ中央部に位置するように配置されている。
上記第2処理体収容カップ22は、後記する複数の第2粒状処理体32で満たされている。上記第2処理体収容カップ22は、収容トレイ13上に、固着されているのではなく、取出自在となるように載置されているため、収容トレイ13を排尿容器本体11から取り出し、所望の第2処理体収容カップ22を取り上げて、充填されている第2粒状処理体32を容易に交換することができるようになっている。
なお、符合13aは、収容トレイ13を外部に取り出したり、容器本体11の内部に挿入するときに把持するための取手である。
上記構成により、収容トレイ13を容器本体11の内部に嵌装した状態において、側面開口部11cが閉塞され、底部11a及び周壁部11bと一体となり、所定の水密性と気密性が保たれ、臭気が外部に漏れ難い構造となっている。
なお、気密性等を高めるためには、側面開口部11cに、スリット状に形成されているビニル樹脂製等のカーテンを設けることが好適である。
(2)第1粒状処理体31
第1粒状処理体31は、コーヒー抽出残渣と、接着剤を主な構成材料としており、それらの構成材料が混練されている。この第1粒状処理体31は、ほぼ水分を吸水しない非吸水型の粒状処理体である。その形状は、小塊の形状に形成されていればよく、完全な球形等である必要はないものであり、柱状体(細長形)、扁平形等、その形状は問わないものである。
なお、この第1粒状処理体31は、押出造粒等の公知の造粒方法で製造することができるが、吸水性を有しないように、一般的な粒状体と比較して高硬度に形成される必要がある。
コーヒー抽出残渣は、焙煎コーヒー豆から、缶コーヒー、インスタントコーヒー等のコーヒー飲料の製造時に、コーヒー抽出液を焙煎コーヒー豆から抽出した際に排出される抽出残渣であり、所謂コーヒー粕である。このコーヒー抽出残渣は、コーヒー抽出液が抽出されたものであるが、コーヒー成分が残留しているため、香気が発せられるとともに、外部からの水分が与えられると、褐色のコーヒー抽出液が生じることとなっている。
このコーヒー抽出残渣は、粒状処理体の全重量に対して、80重量%乃至99重量%であることが、吸臭作用及び香気作用を効果的に奏させるためには好適である。
また、接着剤は、第1粒状処理体31を粒状に成形するために用いるものであり、公知の材料を用いることができる。但し、第1粒状処理体31は非吸水型の性質を有するため、接着剤は、吸水性を有さない性質であることが好適である。なお、接着剤を多量に使用しない場合には、微粉砕した(微粉砕することにより、吸水性能が低下する)吸水性の接着剤を使用することもできる。
(3)第2粒状処理体32
第2粒状処理体32は、芯部と、この芯部の表面を被覆する被覆層部とから形成される複層構造を有しており、それらの構成材料が混練されている。この第2粒状処理体32は、水分を吸収する吸収型の粒状処理体である。
なお、この第2粒状処理体32も、押出造粒等の公知の造粒方法で製造することができる。
[芯部]
芯部は、吸水性能を有していればコーヒー抽出残渣以外の材料には特に制限はなく(コーヒー抽出残渣は必須の構成材料)、ベントナイト、ゼオライト等の無機質材料や、製紙用パルプ、ケナフ、パルプスラッジ等の有機質廃材の単体又は複数の混合物を素材とし、これらの素材に吸水性樹脂を配合したものを基材として、それらの構成材料を混練して製造することができる。
[被覆層部]
被覆層部は、使用時に尿等で濡れた第2粒状処理体32同士を付着させて塊状とさせ、排尿をその周囲から包み込む等の作用を奏させること主な目的としている。このような被覆層部の構成材料の例としては、吸水性樹脂又は接着材料(接着性を有する材料)又は両材料の混合物と、紙粉の混合物を用い、これらを混練して製造することが好適である。
接着材料としては、例えば、糊料やポリアクリル酸ナトリウム等の高吸水性樹脂がある。このような接着剤として機能する糊料としては、馬鈴薯澱粉、小麦澱粉、甘藷澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉、米澱粉、デキストリン、各アルファ(α)化した澱粉などの澱粉類、アクリルアミド、PVA、カルボキシメチルセルロース又はアルギン酸ナトリウムを使用することができ、又はこれら二以上を組み合わせて使用することができる。また、その他の接着材料としては、高吸水性樹脂、ビニルエステル、ベントナイト、プルラン、カゼイン又はゼラチンなどがあり、これらは、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して使用される。また、アルコール溶解性の接着材料としては、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)又はポリビニルピロリドン(PVP)などがあり、この場合も同様に、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して使用することができる。
[作用効果等]
続いて、本発明の動物用トイレT1の使用方法を説明する。
まず、所定量の第1粒状処理体31及び第2粒状処理体32を、それぞれ、各第1処理体収容カップ21及び各第2処理体収容カップ22に充填する。このとき、第1粒状処理体31から発せられるコーヒーの香気が、排尿容器10の蓋部15に形成されている排尿口15bから室内空間に向けて発せられている。
続いて、蓋部15の上側から愛玩動物に排尿させる。すると、排尿は、少なくとも一つの排尿口15bを通り、その真下の第1処理体収容カップ21の上部開口部21aからその内部に充填されている個々の第1粒状処理体31の内部や周囲を通過して下方に滴下し、その過程で、コーヒー抽出残渣等の吸着作用によりアンモニア臭等の悪臭が吸臭される。
そして、排尿滴下孔21cを通過して、第2処理体収容カップ22に充填されている第2粒状処理体32に達する。第2粒状処理体32では、被覆層部が排尿を吸収するとともに、隣接する第2粒状処理体32の被覆層部が排尿により付着して塊33となり、排泄物をその周囲から包み込む等の作用を奏することになる。そのため、排尿部分を容易に確認することができる。
第2粒状処理体32の塊33が増加した場合には、収容トレイ13を引き出し、当該塊33となった第2粒状処理体32のみを取り出して廃棄したり、第2処理体収容カップ22ごと、新しい第2粒状処理体32が充填されている第2処理体収容カップ22に交換する(図4参照)。そして新しい第2粒状処理体32を補充して、収容トレイ13を容器本体11の内部に嵌装することになる。
また、第1粒状処理体21は、第2粒状処理体32と比較して、長期間使用することができるが、所定の期間が経過した後は、蓋部15を取り外し、所望の第1処理体収納カップ21を取り出し、新しい第1粒状処理体21が充填されている第1処理体収納カップ21に交換することができる。
以上にように、本発明の動物用トイレT1によれば、性質の異なる2種類の粒状処理体を使用することにより、排尿の処理を効果的に行うことができる。
すなわち、コーヒー抽出残渣を含む第1粒状処理体31が、消臭性能を有するため排尿の有する悪臭を防止できるとともに、コーヒー抽出残渣が発するコーヒーの香気による香気作用を奏させるため、特段の配慮なく芳香剤としての効果を発揮させることができる。この第1粒状処理体31は、排尿をほとんど吸収せず、透過させるだけであるため、一度の使用で崩壊することがなく、乾燥することによりその性状及び外観等に大きな変化を生じないため、複数回にわたって、繰り返して使用することができる。
なお、第1粒状処理体31は、繰返して使用することにより、徐々に崩壊していくことになるが、崩壊して粒状になるほど、排尿との接触面積が増えるため、優れた脱臭効果が発揮されることになる。
また、第2粒状処理体32は、複層構造を有しており、吸水することにより塊33となるため、使用部分を容易に認識することができ、当該塊33となった部分だけを容易に除去することができる。
また、複数の第1処理体収容ケース21及び第2処理体収容ケース22を設け、各々のケースに第1粒状処理体31及び第2粒状処理体32を収容しているため、使用状態が偏るなどの理由により、一部の各処理体のみの取り替え等が必要になった場合であっても、その部分のみに収容されている処理体のみを取り替えることができることから、当該処理体の取替費用を抑えることが可能となるとともに、清掃等の排尿後の手入れを容易に行うことができる。
特に、各第1処理体収容ケース21は、胴体部が水平支持板12の円孔12aに取出し自在となるように挿通されており、その周縁部21bによって水平支持板12に吊設されているにすぎないため、蓋部15を取り外し、第1処理体収容ケース21を上部に引き抜くことにより、容易に取り替ることができる。
また、第2処理体収容ケース21は、収容トレイ13に取出自在となるように載置されているため、当該収容トレイ13を容器本体11から引き出すだけで、第2粒状処理体21を容易に取り替ることができる。
また、排尿容器10は、蓋部15及び底面11a部を有し、中空箱型形状であり、所定の気密性及び水密性を備えているため、外部に悪臭を発散させることを防止することができる。
さらに、蓋部15の排尿口15b、第1処理体収容カップ21及び第2処理体収容カップ22を同数とし、それぞれが高さ方向に並設されているため、簡易な構造で、排尿を排尿口15bから、第1処理体収容カップ21及び第2処理体収容カップ22へ導くことができる。
<第2実施形態>
図5に示すように、本発明の動物用トイレT2(第2実施形態)は、排尿容器10と、当該排尿容器10に充填されている複数個の第1粒状処理体21と、複数枚(本実施形態では6枚)の排尿吸収シート42(シート状吸液処理材)から構成されている。
本実施形態の動物用トイレT2は、第1実施形態の動物用トイレT1における第2処理体収容カップ22のかわりに、排尿を吸収するための排尿吸収シート42を敷設した点が大きく異なっている。
収容トレイ13’には、排尿吸収シート42の敷設を容易にするために、当該排尿吸収シートと略同一の形状となるように、縦方向及び横方向に仕切部材14が設けられている。そして、各排尿吸収シート42は、第1処理体収容カップ21の下面の真下がほぼその中央部に位置するように、収容トレイ13’の各区画に敷設されている。この排尿吸収シート42も、第1実施形態の動物用トイレT1における第2吸水処理材収容カップ22の場合と同様に、収容トレイ13’を容器本体11の外部に引き出して、容易に取り替えることが可能となっている。
また、この排尿吸収シート42は、排尿を吸収可能なものでれば、その種類は問わないものである。すなわち、排尿吸収シート42は、吸液性材料を所定の厚さのシート状に形成したものであればよく、単層若しくは不透水性のシート材を下層に設けた複層構造のいずれであってもよい。
本動物用トイレT2を使用した場合、愛玩動物の排尿は、第1処理体収容カップ21の排尿滴下孔21cから排尿吸収シート42に流下し、吸収限界量に達するまで、当該排尿吸収シート42吸収されて処理されることになる。そして、排尿吸収シート42が吸収限界量に達した場合には、第1実施形態の動物用トイレT1の場合と同様に、収容トレイ13’を引き出し、所望の排尿吸収シート42のみを交換することができる。
このように、本実施形態の動物用トイレT2を使用した場合においても、第1実施形態の動物用トイレT1とほぼ同様の効果を奏することができる。
また、第2粒状処理体32を用いる場合と比べて、排尿吸収シート42の交換は容易であるため、さらに、使用後の後始末を簡易に行うことができる。
以上、本発明について、好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
特に、排尿容器の形状、材質等に制限はなく、有蓋、有底、有周壁の構造であり、所定の機密性及び水密性が保たれていればよい。そして、蓋部の排尿口は、動物が排尿可能となるように開口していれば、その位置及び形状等にも制限はない。
また、蓋部、第1処理体収容容器と、第2処理体収容容器等の形態や、収容具の形態(仕切部材の有無等も含む)にも制限はなく、排尿を第1粒状処理体に透過させた後に第2処理体収容部に導くことができる構造であればどのような構造でもよい。
特に、第1収容容器と蓋部とは、プラスティック材料を用いて一体成型されているものであってもよい。この場合には、使用後には、一体成型された蓋部等ごと取り換えたり、排尿口から使用後の第1粒状処理体を取り出して、その内部を洗浄し、新たな第1粒状処理体を充填するものとすることができる。
また、本実施形態では、蓋部の排尿口、第1処理体収容容器及び第2処理体収容容器の数を6つとした場合を例として説明したが、開口部、処理体収容容器数には制限はなく、動物用トイレの大きさ等により、適切に定められるものである。
また、第1処理体収容容器の排尿滴下孔の形状及び数に関しても制限はなく、スリット状や網目状に形成されるものであってもよい。
また、排尿容器は、透明材料で形成されていれば、その内部の状況が認識可能となるため特に好適である。
さらに、第1粒状処理体には、コーヒー抽出残渣ではなく、日本茶、紅茶、烏龍茶等の各種の茶殻或いは木粉等を使用することができる。但し、茶殻を使用した場合には、第2粒状処理体の構成材料には、コーヒー抽出残渣ではなく、第1粒状処理体に用いた茶殻と同種類の茶殻を使用することが好ましいものである。
T1,T2 動物用トイレ
10 排尿容器
11 容器本体
11c 側面開口部
12 水平支持板
12a 円孔
13,13’ 収容トレイ(別体の収容具)
15 蓋部
15a 凹部
15b 排尿口
21 第1処理体収容カップ(第1収容容器)
21a 上部開口部
21b 周縁部
21c 排尿滴下孔
22 第2処理体収容カップ2(第2収容容器)
31 第1粒状処理体
32 第2粒状処理体
42 排尿吸収シート(シート状吸液処理材)

Claims (6)

  1. 上面の蓋部及び底面部を有し、中空箱型形状である排尿容器と、
    複数の第1収容容器と、
    複数の第2収容容器と、を備え、
    前記蓋部には複数の排尿口が形成されており、
    前記各排尿口といずれかの前記第1収容容器とが連通しているとともに、
    前記いずれかの第1収容容器と、前記いずれかの第2収容容器とが連通している動物用トイレであって、
    非吸水性の吸着材料を含み、粒状に成型されている複数個の第1粒状処理体が、前記第1収容容器に収容されており、かつ、
    粒状の芯部と前記芯部を被覆する被覆層部とを有する複層構造であり、前記被覆層部は接着材料を含み、排尿を吸収することにより塊状となるように形成されている複数個の第2粒状処理体が、前記第2収容容器に収容されていること、を特徴としている動物用トイレ。
  2. 前記各第2収容容器は、別体の収容具に配設されるとともに、
    前記収容具は、前記排尿容器から取出し自在となるように形成されており、
    前記第2収容容器が取替可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の動物用トイレ。
  3. 前記各第1収容容器は、各々分離して取り出すことが可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動物用トイレ。
  4. 上面の蓋部及び底面部を有し、中空箱型形状である排尿容器と、
    第1粒状処理体を収容するための複数の第1収容容器と、を備え、
    前記蓋部には複数の排尿口が形成されているとともに、前記各排尿口といずれかの前記第1収容容器とが連通している動物用トイレであって、
    さらに、複数枚のシート状吸液処理材を備え、
    非吸水性の吸着材料を含み、粒状に成型されている複数個の第1粒状処理体が、前記第1収容容器に収容されており、
    前記いずれかの第1収容容器から排出された排尿が、前記いずれかのシート状吸液処理材により吸収処理されることを特徴としている動物用トイレ。
  5. 前記シート状吸液処理材は、別体の収容具に配設されるとともに、
    前記収容具は、前記排尿容器から取出し自在となるように形成されており、
    前記シート状吸液処理材が取替可能となるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の動物用トイレ。
  6. 前記各第1収容容器は、各々分離して取り出すことが可能となるように構成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の動物用トイレ。
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