JP5361559B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G2215/0183Reciprocal movement of transfer member across transfer point

Description

本発明は、例えば、電子写真方式や静電記憶方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式や静電記憶方式のカラー(多色)画像形成装置には、一般にタンデム型とロータリ型とが存在する。タンデム型では、中間転写ベルトが1周回転しないうちにそれぞれ感光体ドラムを備えた複数の画像形成部によって中間転写ベルト上にトナー画像が形成される(特許文献1)。一方、ロータリ型では、複数色分の現像器を備えた現像ロータリによって単一の感光体ドラムを共有し、中間転写ベルトを複数回にわたり周回させることで、中間転写ベルト上に多色のトナー画像を形成する(特許文献2)。
特にロータリ型では、中間転写ベルトにトナー画像が形成されてから転写材の給紙が開始される。よって、転写材の給紙に失敗すると、中間転写ベルトに形成されたトナーを転写材に転写することができないため、トナーが無駄になってしまう。
なお、タンデム型、ロータリ型のいずれであっても、二次転写位置へのトナー画像の到着タイミングと転写材の到着タイミングとを一致させることで、転写材上の所望の位置にトナー画像を二次転写できる。しかし、転写材の到着タイミングを調整するためのレジストローラが劣化してくると、転写材の到着タイミングが所望のタイミングよりも遅くなってしまうことがある。特許文献1によれば、レジストローラにより転写材の搬送再開タイミングを調整したり、搬送速度を調整したりすることが記載されている。特許文献2によれば、中間転写ベルトの回転速度を調整することが記載されている。
特開2000−351472号公報 特開2004−37916号公報
しかし、特許文献1、2に記載の発明は、いずれもレジストローラまでは、正常に転写材が搬送されてくることを前提としている。したがって、経時変化や磨耗等によるピックアップローラの搬送能力の低下や転写材の種類や品質などが原因で発生する転写材のレジストローラへの到着タイミングのずれには対応できない。また、レジストローラまで転写材が搬送されてこなければ、トナー画像を転写することすらできなくない。この場合は、中間転写ベルト上に担持されているトナー画像がクリーニングされて廃棄されるため、トナーが無駄に消費されることになる。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題のうち、少なくとも1つを解決することを目的とする。例えば、本発明は、所望のタイミングまでに転写材がレジストローラまで搬送されてこなかった場合であっても、トナー画像をできるだけ無駄にすることなく、給紙のリトライを実行することを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明は、
潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体に形成された潜像を現像する現像手段と、
前記像担持体上に現像された画像が転写される中間転写体と、
前記中間転写体担持された画像を記録材に転写する転写手段と、
記録材を収納する収納手段と、
前記収納手段から前記転写手段に向けて記録材を供給する供給手段と、を有し、
前記供給手段によって前記収納手段に収納されている記録材を供給する動作を実行しても記録材が供給されない場合、前記中間転写体上に画像が担持された状態で、記録材供給する動作を再度実行する画像形成装置において、
前記現像手段は、前記像担持体と接触して前記潜像を現像する現像位置と、前記像担持体と接触しない待避位置に移動可能であって、
前記供給手段によって記録材を供給する動作を再度実行する場合、前記現像手段は前記待避位置に移動することを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、転写材の給送に失敗すると、二次転写手段を中間転写体から離間させ、中間転写体がもう一周してくる間に給送をリトライする。これにより、所望のタイミングまでに転写材がレジストローラまで搬送されてこなかった場合であっても、トナー画像をできるだけ無駄にすることなく、給紙のリトライを実行できるようになる。
実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。 画像形成装置の制御ユニットを説明するためのブロック図である。 現像ロータリ23の状態を説明するための図である。 本発明の課題を説明するための単色画像形成のタイミングチャートである。 実施例1に係る単色画像形成を示すタイミングチャートである。 実施例1を示すフローチャートである。 実施例2に係るカラー画像形成を示したタイミングチャートである。 実施例2を示したフローチャートである。 実施例3を示したタイミングチャートである。 実施例3を示したフローチャートである。
[実施例1]
図1によれば、画像形成装置100は、いわゆるロータリ型の画像形成装置である。なお、本実施例では、転写材が搬送されてこなかった場合に、中間転写体から二次転写部材を離間させることで、トナー画像を二次転写させずに1周させ、その間に給紙リトライする。なお、画像形成装置は、印刷装置、プリンター、複写機、複合機、ファクシミリとして実現できる。また、転写材は、記録材、記録媒体、用紙、シート、転写紙と呼ばれることもある。
(像担持ユニット)
ドラムユニット13は、感光体ドラム15と容器14とを一体的に構成したものである。感光体ドラム15は、静電潜像が形成される回転可能な像担持体の一例であり、ここではドラム型の電子写真感光体と仮定する。容器14は、感光体ドラム15のホルダを兼ねるクリーニング装置の容器である。感光体ドラム15の周囲には、クリーナブレード16及び一次帯電器17が配置されている。感光体ドラム15は画像形成動作に応じて矢印方向に回転する。
(帯電器)
一次帯電器17は、接触帯電方式を用いた導電ローラである。バイアスを印加された導電ローラを感光体ドラム15に当接させることによって、感光体ドラム15の表面が一様に帯電する。その後、感光体ドラム15は、スキャナ部30によって露光されることで、静電潜像が形成される。
(クリーニング器)
感光体ドラム15上に形成された静電潜像は現像器によって可視画像(トナー画像)へと現像される。トナー画像は感光体ドラム15から中間転写体9へと一次転写される。感光体ドラム15と中間転写体9とが当接する位置、すなわち、一次転写が実行される位置が一次転写位置である。クリーニング器は、中間転写体9に転写されずに感光体ドラム15上に残ったトナーを清掃する。感光体ドラム15から除去されたトナーは容器14に蓄えられる。
(現像ユニット)
現像ロータリ23は、現像剤を用いて静電潜像を可視画像へ現像する現像手段の一例である。また、現像ロータリ23は、M色の現像剤により静電潜像を現像するM個の現像器を備えた現像手段の一例である。ここでは、現像ロータリ23は、4個の現像器20Y、20M、20C、20Bを備えているものと仮定する。これらはそれぞれ異なる色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の現像剤を用いて潜像を現像する。現像器20Y、20M、20C、20Bはそれぞれ現像スリーブ20YS、20MS、20CS、20BSを備えている。また、現像器20Yは、塗布ローラ20YR及びブレード20YBを備えている。他の現像器も同様の構成である。
現像ロータリ23は、軸22を中心として回転する。これにより、潜像を現像すべき現像器が選択される。つまり、所望の現像器が感光体ドラム15に対向して停止(停止位置を現像位置と呼ぶ)する。また、この現像器が備える現像スリーブが感光体ドラム15に対し微小間隔を持つように位置決めされる。
カラー画像形成時には、中間転写体9が1回転するごとに現像ロータリ23が1/4回転することで、現像を行う現像器が切り換えられる。イエローの現像器20Y、マゼンタの現像器20M、シアンの現像器20C、ブラックの現像器20Bの順序で現像処理が実行される。中間転写体9が4回転すると、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーによる可視像を順次一次転写される。その結果、多色の可視像が中間転写体9上に形成される。
図1では、イエローの現像器20Yが現像位置に位置決めされている。現像器20Yの容器内のトナーは塗布ローラ20YRへ送り込まれる。時計回りに回転する塗布ローラ20YR及びブレード20YBによって、時計方向に回転する現像スリーブ20YSの外周にトナーが薄層塗布される。摩擦帯電によってトナーへ電荷が付与される。現像スリーブ20YSに現像バイアスを印加することによりトナー現像が促進される。マゼンタの現像器20M、シアンの現像器20C、ブラックの現像器20Bについても同様に現像が行われる。
(中間転写体)
中間転写体9は、像担持体から可視画像を一次転写されるベルト状または円柱状の像担持体である。カラー画像形成時に、中間転写体9は、感光体ドラム15から4回の多重転写を受ける。中間転写体9は、矢印方向に回転し、転写バイアスを印加された二次転写部材(以下、「二次転写ローラ10」という)と転写材2を挟み込んで搬送する。これにより、転写材2に中間転写体9上のトナー画像が一括して転写される。なお、中間転写体9と二次転写ローラ10とが当接している位置、すなわち、二次転写が実行される位置が二次転写位置である。中間転写体9の外周の非画像領域には、中間転写体9の周長測定や各色の画像開始タイミングの基準とするためのHPマーク92と、それを検知するための光学センサ91が設けられている。HPは、ホームポジションの略称である。
(給紙部)
給紙部は画像形成部へ転写材2を給送するユニットである。カセット1は、複数枚の転写材2を収納している。給紙ローラ3は画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット1内の転写材2を1枚ずつ分離して搬送路へ給紙する。給紙ローラ3は、可視画像を二次転写されることになる転写材を搬送路へと給送する給送手段の一例である。搬送路において給紙ローラ3と二次転写ローラとの間にはレジストローラ8が設けられている。レジストローラ8に設けられたシャッタ11は、転写材2の斜行を修正する。転写材2の先端によってシャッタ11は回動する。先端検知センサ6はシャッタ11の回動を検知することで、転写材2を検知する。先端検知センサ6は、搬送路において給送手段と二次転写手段との間に配置され、搬送路を搬送されてきた転写材を検知する検知手段の一例である。レジストローラ8は、画像作成動作中に転写材2を再給紙待機位置7に静止待機させる非回転の動作と、転写材2を中間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを、画像形成タイミングと、転写材2を先端検知センサ6で検出したタイミングをもとに行なう。これにより、トナー画像が二次転写位置に到着するタイミングと、転写材2が二次転写位置に到着するタイミングとを調整して両者を同期させる。なお、レジストローラ8は、検知手段により転写材を検知すると転写材を所定の待機位置まで搬送してから停止し、搬送再開の指示に応じて転写材の搬送を再開する搬送手段の一例である。
(転写部)
二次転写ローラ10は、中間転写体に担持されている可視画像を転写材へ二次転写する二次転写手段の一例である。二次転写ローラ10は、例えば、揺動可能であり、中間転写体9に対して、当接または離間することが可能である。中間転写体9上に4色のトナー画像が形成される間(すなわち中間転写体9が4回転する間)は、トナー画像を乱さぬよう、二次転写ローラ10は中間転写体9から離間している。すなわち、二次転写ローラ10は実線で示す位置に退避または待機している。中間転写体9上に4色のトナー画像が重畳転写されると、転写材2にカラー画像を転写するタイミングに合わせて二次転写ローラ10は中間転写体9に当接する。すなわち、二次転写ローラ10はカム部材93により破線で示す位置に移動する。このとき二次転写ローラ10には転写バイアスが印加される。中間転写体9と二次転写ローラ10とはそれぞれ回転駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材2は二次転写が行われると同時に定着部25に向けて搬送される。カム部材93やこれを駆動する駆動制御部217などは、二次転写手段を中間転写体に対して当接または離間させる第1当接離間手段の一例である。定着部25において、未定着のトナー画像が転写材2へと定着する。その後、転写材2は、排出ローラ36によって機外へ排出される。
中間転写体9から転写材2にトナー画像が二次転写された後で、中間転写体9上に残留する残留トナーは、帯電ローラ(ICLローラ39と呼ぶ)によって、帯電極性とは逆の極性に帯電させる。残留トナーを帯電終了後、ICLローラ39は中間転写体9から離間する。なお、4色のトナー画像を中間転写体9上に一次転写する際には、ICLローラ39は中間転写体9から離間する。なお、二次転写ローラ10とICLローラ39は、例えば、モータの力をローラ当接離間カム94に伝達するか否かを切り換えるソレノイドにより、中間転写体9に対する当接と離間とを切り換えられる。ICLローラ39により帯電された残留トナーは、一次転写位置で感光体ドラム15に静電的に逆転写され、クリーナブレード16により、容器14へ回収される。このように、ICLローラ39は、二次転写手段と像担持体との間に設けられ、二次転写手段による二次転写が実行された後に中間転写体に残存している現像剤を清掃するためのバイアスを中間転写体に印加するバイアス印加手段の一例である。また、カム、ソレノイド及びこれを駆動する駆動制御部217などは、バイアス印加手段を中間転写手段に対して当接または離間させる第2当接離間手段の一例である。
(制御部)
図2によれば、コントローラ部201は、ホストコンピュータ200からプリントジョブを受信し、画像データをビットマップデータに展開するなど、各種の画像処理を実行する。エンジン制御部202は、画像形成装置100のエンジンを統括的に制御するユニットである。インタフェース部210は、シリアル通信部203と画像形成信号部204とを備えている。シリアル通信部203は、CPU211とシリアル通信線223によりシリアル通信を実行する。これにより、コントローラ部201はコマンドを送信したり、エンジンのステータスなどの情報を受信する。CPU211は、画像形成の基準となる/TOP信号220を送信する。画像形成信号部204は、/TOP信号220を基準としてVideo信号の画像制御部212への送信を開始する。/TOP信号220は、ページの始まりを意味する。画像制御部212は、スキャナ制御部18からの/BD同期信号221を送信する。/BD同期信号221を受信するたびに、画像形成信号部204は、1ライン分のVideo信号222を送信する。画像制御部212は、Video信号222をスキャナ制御部18へ転送する。Video信号222は、PWM変調など、各種の信号処理が適用されてもよい。/TOP信号220は、垂直同期信号として機能し、/BD同期信号221は水平同期信号として機能する。
CPU211は、エンジンを統括的に制御する。例えば、CPU211は、センサ部218の一部である光学センサ91を用いて中間転写体9上のHPマーク92を検知する。なお、CPU211は、所定のタイミングまでに検知手段が転写材を検知できなければ、第1当接離間手段を制御して二次転写手段を中間転写体から離間させるとともに、中間転写体の回転を継続させ、給送手段により転写材の給送をリトライさせる制御手段の一例である。また、CPU211は、所定のタイミングまでに検知手段が転写材を検知できなければ、第2当接離間手段を制御してバイアス印加手段を中間転写体から離間させるように機能する。
駆動制御部217は、CPU211からの指示に基づいてメインモータ219及び給紙モータ225を制御する。メインモータ219は、中間転写体9、感光体ドラム15及び現像ロータリ23を駆動する。給紙モータ225は、レジストローラ8を駆動する。給紙制御部214は、CPU211からの指示に基づいて、ピックアップソレノイド226を制御する。給紙ローラ3はクラッチを介して結合された給紙モータ225によって駆動される。ピックアップソレノイド226はこのクラッチを駆動する。ピックアップソレノイド226が吸引することでクラッチが接続され、給紙ローラ3が1回転する。これによりカセット1に収納された転写材2がピックアップされて、搬送路へと送出される。
高圧制御部215は、CPU211からの指示に応じて二次転写ローラ10に二次転写バイアスを印加したり、ICLローラ39に逆バイアスを印加したり、帯電器に帯電バイアスを印加したりする。メモリ制御部216は、制御プログラムを記憶している不揮発性メモリや、ROM、RAMを制御する。
(現像位置と現像退避位置との関係)
図3によれば、現像ロータリ23のポジション(停止位置)は、4色の現像ロータリであれば、8箇所となる。図によれば、各色の現像器が現像位置で停止した状態(r1、r3、r5、r7)と、いずれの現像器も現像位置以外の位置(以後、「現像待避位置」という)に位置してい状態(r2、r4、r6、r8)が示されている。このように、いずれかの現像器が静電潜像を現像した後で、現像ロータリ23は、いずれの現像器も像担持体と当接しないような位置まで回転する。
ある現像器が現像位置に位置している状態で、現像ロータリ23を1/4回転すると、次色の現像器が現像位置に到達する。例えば、イエローの現像器20Yが現像位置にある状態(r1)で、現像ロータリ23を1/4回転するとマゼンタの現像器20Mが現像位置へ移動する(r3)。さらに1/4回転すると、シアンの現像器20Cが現像位置に移動する(r5)。さらに1/4回転するとブラックの現像器20Bが現像位置に到達する(r7)。通常、カラー画像形成時は、現像ロータリ23は、1/4回転づつ回転する。
ある現像器が現像位置に位置している状態で、現像ロータリ23を1/8回転すると、その現像器は現像待避位置に移動する。さらに1/8回転すると、次色の現像器が現像位置に到達する。例えば、イエローの現像器20Yが現像位置にある状態(r1)で、現像ロータリ23を1/8回転させると、イエローの現像器20Yとマゼンタの現像器20Mとの中間に位置する部分が現像位置に来る。これを、Y−M現像待避位置という(r2)。ここからさらに1/8回転させると、マゼンタの現像器20Mが現像位置(502)に移動する(r3)。
(基本的な動作)
図4を参照しながら、ブラックの単色画像形成(以後、「モノクロ画像形成」という)について説明する。モノクロ画像形成時、ブラックの現像器20Bは、現像位置に固定された状態(r7)で連続して画像形成を実行する。また、二次転写ローラ10及びICLローラ39は中間転写体9に対して当接し続ける。
CPU211は、画像形成タイミング(t1)で/TOP信号を出力する。コントローラ部201は、/TOP信号に同期して画像データを出力する。CPU211は、先行紙の後端が先端検知センサ6を抜けたタイミング(t2)でピックアップソレノイド226を吸引して給紙動作を開始する。CPU211は、ピックアップされた転写材2を先端検知センサ6が検出すると(t3)、転写材2を再給紙待機位置7まで搬送してから給紙モータ225を停止する(t5)。CPU211は、二次転写タイミング(t6)で給紙モータ225を再起動し、再給紙待機位置7で待機している転写材2を二次転写位置に向けて搬送する。搬送路における二次転写位置で、中間転写体9上のトナー画像が二次転写ローラ10によって転写材2に転写される。予め決定された二次転写タイミング(t6)までに転写材2が再給紙待機位置7に到達したことが先端検知センサ6によって検知されなければ、CPU211は、ジャムが発生したと判断し、画像形成を中断する。図4において、二次転写タイミング(t6)は、ジャムが発生したか否かをCPU211が判断するジャム判断タイミングに一致している。
モノクロ画像形成の場合、1回目の給紙開始(t2)から二次転写タイミング(t6)までの期間が短い。そのため、二次転写タイミング(t6)までに給紙リトライを行うことができない。1回目の給紙リトライ判断タイミング(t4)と2回目の給紙リトライ判断タイミング(t7)との間に二次転写タイミング(t6)があるので、1回目の給紙動作が正常に行えなかっただけで、CPU211は、ジャムが発生したと判断してしまう。なお、給紙リトライ判断タイミングは、転写材2が先端検知センサ6に到達するはずのタイミングであり、予め決定されたタイミングである。
そこで、本発明は、二次転写タイミング(t6)までに再給紙待機位置7へ転写材2が搬送されてこない場合、CPU211は、二次転写ローラ10およびICLローラ39を中間転写体9から離間させるように制御する。これにより、中間転写体9上に担持されているトナー画像が二次転写位置を素通りする。中間転写体9がさらに1周(空回転)し、トナー画像が再度二次転写位置に到達したときに二次転写を行う。すなわち、中間転写体9がトナー画像を担持したまま空回転している間に、CPU211は、給紙リトライを実行する。これにより、中間転写体9上に一旦形成されたトナー画像を廃棄することなく、給紙リトライを実行することが可能になる。
次に図5を参照する。CPU211は画像形成タイミング(t1)で/TOP信号を出力する。コントローラ部201は/TOP信号に同期して画像データを出力する(t1)。
その後、先行紙の後端が先端検知センサ6を抜けたタイミング(t2)で、CPU211は、ピックアップソレノイド226を吸引し、給紙動作を開始する。CPU211は、給紙リトライ判断タイミング(t4、t8)までに先端検知センサ6が転写材2を検出できなければ、給紙リトライを実施する(t4、t8)。給紙リトライ中に、先端検知センサ6が転写材2を検出したところで給紙リトライを終了する。
CPU211は、Nページ目の二次転写タイミング(t6)までに再給紙待機位置7に転写材2が到達していない場合、二次転写ローラ10とICLローラ39を中間転写体9から離間させる。これにより、中間転写体9上のトナー画像が二次転写位置を素通りする。Nページ目の現像が終了したタイミング(現像終了タイミング(t7))で、CPU211は、現像ロータリ23を正方向に7/8回転または逆方向に1/8回転させる。これにより、ブラックの現像器20BはC−Bk現像待避位置へ移動する。中間転写体9上のNページ目のトナー画像が一周してきて再度二次転写位置に到達するタイミング(t12)で転写材2が再給紙待機位置7に待機していれば、CPU211は、二次転写ローラ10とICLローラ39を中間転写体9に対して当接させる。さらに、CPU211は、給紙モータ225を駆動して転写材2を再給紙し、転写材2を二次転写位置へ向けて搬送する(t12)。t12は、給紙リトライが実行されたときの二次転写タイミングであるとともに、ジャムの発生の有無を判断するジャム判断タイミングに相当する。二次転写位置を1回素通りした中間転写体9上のトナー画像が再度二次転写位置に到達するまでに、CPU211は、給紙リトライを実行する。ジャム判断タイミング(t12)に、再給紙待機位置7に転写材2が到達したことが検知されなければ、CPU211は、ジャムが発生したと判断して画像形成動作を中断する。なお、図5によれば、CPU211は、3回目の給紙リトライによって転写材2を検知し(t9)、給紙リトライが成功したと判定し(t10)、再給紙待機位置7に転写材2を停止させる(t11)。
次に図6を参照しながら一連の処理を説明する。S601で、CPU211は、所定の/TOP出力タイミングが到来したか否かを判定する。通常、/TOP出力タイミングは、コントローラ部201から画像形成を開始するためのコマンドを受信したCPU211が、エンジンの各部を画像形成可能状態へ移行させたタイミングである。つまり、/TOP出力タイミングは、画像形成の準備が整ったタイミングである。/TOP出力タイミングが到来すると、S602に進む。S602で、CPU211は、/TOP信号220をコントローラ部201に出力する。S603で、CPU211は、給紙動作開始タイミングが到来したか否かを判定する。給紙動作開始タイミングは、先行紙の後端が先端検知センサ6を抜けたタイミングである。給紙動作開始タイミングが到来すると、S604に進む。S604で、CPU211は、給紙動作を開始する。
S605で、CPU211は、二次転写タイミングが到来したか否かを判定する。二次転写タイミングが到来すると、S606に進む。S606で、CPU211は、転写材2が再給紙待機位置7に到達しているか否かを判定する。例えば、CPU211は、先端検知センサ6が転写材2を検知しているか否かを判定する。転写材2が再給紙待機位置7に到達していなければS613に進み、転写材2が再給紙待機位置7に到達していればS607に進む。
S607で、CPU211は、駆動制御部217を通じて不図示のモータを駆動し、二次転写ローラ10とICLローラ39を中間転写体9から離間させる。これにより、トナー画像が二次転写位置を素通りする。S608で、CPU211は、Nページ目の現像が終了したか否かを判定する。例えば、CPU211は、Nページ目の画像データの受信が終了すると、Nページ目の現像が終了したと判定する。Nページ目の現像が終了すると、S609に進む。S609で、CPU211は、駆動制御部217を通じて不図示のモータを制御し、現像ロータリ23を正方向に7/8回転(または逆方向に1/8回転)させる。これにより、ブラックの現像器20BはC−Bk現像待避位置(r6)に移動する。これにより、給紙リトライ中に現像器が消耗するのを抑制できよう。
S610で、CPU211は、二次転写タイミングが到来したか否かを判定する。例えば、CPU211は、中間転写体9上のトナー画像が再度二次転写位置に到達するか否かを判定する。通常、このタイミングはHPマーク92の検出タイミングを基準として判断される。二次転写タイミングが到来すると、S611に進む。
S611で、CPU211は、転写材2が再給紙待機位置7に待機しているか否かを判定する。例えば、CPU211は、先端検知センサ6が転写材2を検知していれば、転写材2が再給紙待機位置7に待機していると判定する。転写材2が再給紙可能であれば、S612に進む。S612で、CPU211は、駆動制御部217に二次転写ローラ10とICLローラ39を中間転写体9に当接させるよう指示する。S613で、CPU211は、再給紙待機位置に待機している転写材2の再給紙を実行する。例えば、CPU211は、駆動制御部217を通じて給紙モータ225の駆動を再開し、転写材2を二次転写位置へ搬送する。これにより、中間転写体9上のトナー画像が転写材2へ二次転写される。
S614で、CPU211は、画像形成すべき次ページが存在するか否かを判定する。例えば、CPU211は、次ページの画像形成を実行することを指示するコマンドをコントローラ部201から受信しているか否かを判定する。次ページが存在すれば、S615に進む。S615で、CPU211は、現像ロータリ23を1/8回転させ、給紙リトライ中に退避していたブラックの現像器20Bを再び現像位置に移動させる。その後、S601に戻り、CPU211は、次ページの画像形成動作を継続する。
なお、S611で、二次転写位置をスルーした中間転写体9上のトナー画像が再度二次転写位置に到達するまでに再給紙待機位置7に転写材2が到達していないと判定されると、S616に進む。S616で、CPU211は、ジャムが発生したと判断し、画像形成動作を中断する。
本発明によれば、転写材の給送に失敗すると、二次転写手段を中間転写体から離間させ、中間転写体がもう一周してくる間に給送をリトライする。例えば、所望のタイミングまでに転写材2がレジストローラ8まで搬送されてこなかった場合であっても、トナー画像をできるだけ無駄にすることなく、給紙のリトライを実行できるようになる。また、現像器を待避位置に移動することで、現像器の消耗を押さえることが可能となる。なお、ICLローラ39など、中間転写体9に当接している他の部材も退避させることで、トナー画像を乱すことなく、再度、二次転写位置に搬送できる。つまり、給紙リトライが発生してもトナー画像が無駄にならない。
[実施例2]
実施例1は、単色画像形成に本発明を適用した事例をとりあげた。実施例2では、カラー画像形成時に本発明を適用した事例を紹介する。中間転写体9上のトナー画像の先端と転写材2とがそれぞれ所定の同期タイミングに到達した場合、次の色の作像を開始するために現像ロータリ23を次の現像ポジションに移動している。すなわち、次色の現像器が現像位置に移動する。同期タイミングの時点には、次色の作像が開始されているため、少なくとも2色分のトナー画像の現像は完了していることになる。もし、同期タイミングまでに転写材2が再給紙待機位置7に到達していなかった場合や紙無しの場合、従来であれば、この2色分のトナーが廃棄されて、無駄になってしまう。
そこで、実施例2では、1色目の現像が終了するまでに再給紙待機位置7に転写材2が搬送されてこなかった場合、2色目以降の中間転写体への重畳転写を中断するとともに、給紙リトライを実施するというものである。とりわけ、重畳転写の中断中は、1色目のトナー画像が中間転写体9上に担持された状態で周回を続ける。このように、所定のタイミングである1色目の現像剤による現像処理が終了したタイミングまでに、検知手段が転写材を検知できなければ、2色目以降の現像剤による現像処理または一次転写を中断する。そして、給送手段によるリトライによって検知手段が転写材を検知すると、現像手段は、2色目以降の現像剤による現像処理または一次転写を再開する。
図7によれば、CPU211は画像形成タイミングで/TOP信号を出力する(t21)。コントローラ部201は、/TOP信号に同期して1色目の画像データの出力を開始する。その後、先行紙の後端が先端検知センサを抜けたタイミング(t22)でピックアップソレノイドを吸引して給紙動作を開始する。二次転写部を抜けたタイミング(t23)で、二次転写ローラ10とICLローラ39を中間転写体9から離間させる。CPU211は、給紙リトライ判断タイミング(t24)までに先端検知センサ6で転写材2を検出できなかった場合、給紙リトライを実施する。ここでは、給紙リトライが3回実行されている。先端検知センサ6が転写材2を検出し(t26)、給紙リトライが終了する。
なお、先端検知センサ6がイエロー(1色目)の現像終了タイミング(=現像器切替えタイミング(t25))までに転写材2を検知しない場合、現像ロータリ23を1/8回転させ、現像ロータリ23をY−M現像退避位置へ移動する。次の現像器切替えタイミング(t27)で転写材2の給紙リトライが成功していれば、現像ロータリ23は、1/8回転し、マゼンタの現像器20Mを現像位置へ移動する。CPU211は、/TOP信号を出力する(t28)。3色目、4色目においては、給紙のリトライが発生していない。よって、各色の画像データが出力された後に現像ロータリ23は1/4回転する。これにより、それぞれ色の異なるトナー画像の重畳転写(中間転写体9への一次転写)が実行される。
CPU211は、再給紙タイミング(t29)で、二次転写ローラ10とICLローラ39を中間転写体9へ当接させ、給紙モータ225を駆動して再給紙待機位置7に待機していた転写材2を二次転写位置に搬送する。これにより、多色のトナー画像が転写材2上に二次転写される。
図8を参照する。なお、図6で説明済みの処理と同一または類似の処理に関しては簡潔に説明する。S801で、CPU211は、1色目の/TOP出力タイミングが到来したか否かを判定する。1色目の/TOP出力タイミングが到来すると、S802に進む。S802で、CPU211は、1色目の/TOP信号220をコントローラ部201に出力する。S803で、CPU211は、給紙動作開始タイミングが到来したか否かを判定する。給紙動作開始タイミングが到来すると、S804に進む。S804で、CPU211は、給紙動作を開始する。
S805で、CPU211は、1色目の現像終了タイミングが到来した否かを判定する。1色目の現像終了タイミングが到来すると、S806に進む。S806で、CPU211は、転写材2が再給紙待機位置7に到達しているか否かを判定する。転写材2が再給紙待機位置7に到達していれば、S807で、CPU211は、現像ロータリ23を1/4回転させるよう駆動制御部217に指示する。駆動制御部217はメインモータ219により現像ロータリ23を1/4回転させる。これにより、次色であるマゼンタの現像器20Mが現像位置へ移動する。S808で、CPU211は、次色の/TOP出力タイミングが到来したか否かを判定する。次色の/TOP出力タイミングが到来すると、S809に進む。S809で、CPU211は、次色の/TOP信号220をコントローラ部201に出力する。S810で、CPU211は、次色の現像終了タイミングが到来した否かを判定する。現像終了タイミングが到来すると、S811に進む。S811で、CPU211は、すべてのカラーについての/TOP信号220を出力し終えたか否かを判定する。まだ、次の色が残っていれば、CPU211は、S807ないしS811を繰り返す。イエロー(1色目)、マゼンタ(2色目)、シアン(3色目)、ブラック(4色目)のトナー画像が中間転写体9上に重畳転写される。4色を1次転写するため、中間転写体9は4回転(4周)することになる。
ところで、S806で転写材2が再給紙待機位置7に到達していないと判定された場合、S819に進む。S819で、CPU211は、現像ロータリ23を1/8回転させ、現像器20YをY−M現像退避位置へ移動させる。また、CPU211は、中間転写体9を1回転させることで、中間転写体9上に担持されているトナー画像を、中間転写体9の1周分だけ空回転させる。このトナー画像が空回転(空周回)している間に、CPU211は、給紙リトライを実行する。
S820で、CPU211は、現像器切替えタイミングが到来したか否かを判定する。現像器切替えタイミングは、中間転写体9の1周の空回転が完了したタイミングである。現像器切替えタイミングが到来すると、S821に進む。S821で、CPU211は、転写材2が再給紙待機位置7に到達しているか否かを判定する。到達していれば、S822に進む。なお、S821で、転写材2が再給紙待機位置7に到達していなかった場合、CPU211は、ジャムが発生したと判断し、画像形成動作を中断する。S822で、CPU211は、現像ロータリ23を1/8回転させる。これにより、マゼンタの現像器20Mが退避位置から現像位置へ移動する。その後、S809に進み、画像形成動作を再開する。
S812で、CPU211は、二次転写タイミングが到来したか否かを判定する。到来したのであれば、S813に進む。S813で、CPU211は、駆動制御部217に二次転写ローラ10とICLローラ39を中間転写体9に当接させるよう指示する。S814で、CPU211は、再給紙待機位置に待機している転写材2の再給紙を実行する。S815で、CPU211は、二次転写が完了したか否かを判定する。二次転写が完了したか否かは、例えば、不図示の用紙検出センサにより二次転写位置を転写材2の後端が通過したことを検出することにより実現される。二次転写が完了すると、S816に進む。S816で、CPU211は、駆動制御部217に二次転写ローラ10とICLローラ39を中間転写体9から離間させるよう指示する。
S817で、CPU211は、画像形成すべき次ページが存在するか否かを判定する。次ページが存在すれば、S818に進む。S818で、CPU211は、CPU211は、現像ロータリ23を1/4回転させる。これにより、1色目の現像器20Yが再び現像位置に到達する。
以上説明したように、1色目の現像が終了するまでに転写材2が規定の位置まで搬送されてこなかった場合、2色目以降の中間転写体9への重畳転写を一旦中断する。中断中は、1色目のトナー画像が中間転写体9上に保持された状態で、CPU211は、給紙リトライを実行する。これにより、4色分のトナー画像が無駄になる確率が大幅に低減することになる。
[実施例3]
実施例2は、1色目の現像が終了するまでに再給紙待機位置7に転写材2が搬送されてこなかった場合、2色目以降の中間転写体への重畳転写を中断するとともに、給紙リトライを実施するというものである。具体的には、実施例2では、1色目の現像終了タイミング(t25)で中間転写体9への重畳転写を延期するか否かを判断し、2色目の現像終了タイミング(t27)でジャムか否かを判断していた。つまり、給紙リトライは、1色目の現像終了タイミングから2色目の現像終了タイミングまでに限られていたともいえる。しかし、3色目以降の現像終了タイミングまでに給紙リトライが成功する可能性もある。そこで、実施例3では、2色目の現像終了タイミングで重畳転写を延期するか否かを判断し、3色目の現像終了タイミングでジャムか否かを判断する事例について説明する。
図9を参照する。すでに説明した箇所には同一の参照符号を付与している。一般に、実施例2、3の概念は、M(Mは自然数。)色の現像器を用いて多色画像を形成する画像形成装置において、N(N≦M−1)色目とN+1色目との間に、N色目までの重畳画像を中間転写体9上に保持したまま給紙リトライを実行するといった概念である。ここでは、説明を理解しやすくするために、M=4、N=2または3としている。
CPU211は、給紙リトライ判断タイミング(t24)までに先端検知センサ6で転写材2を検出できなかったため、給紙リトライを実施する。給紙リトライ中に、先端検知センサ6が転写材を検出すると(t41)、CPU211は給紙リトライを終了する。一方で、CPU211は、イエロー(1色目)の現像終了後(t25)、現像ロータリ23を1/4回転し、マゼンタの現像器20Mを現像位置へ移動させる(r3)。その後、CPU211は、2色目の/TOP信号を出力する。コントローラ部201は、2色目の/TOP信号に同期して2色目(マゼンタ)の画像データを出力する。
ここでは、マゼンタ(2色目)の現像終了タイミング(t27)までに、再給紙待機位置7に転写材2がない。つまり、3色目の重畳転写を延期して、給紙リトライを実行する必要がある。CPU211は、現像ロータリ23を1/8回転し、現像ロータリ23をM−C現像退避位置へ移動する(r4)。CPU211は、中間転写体9を一回転させることで、中間転写体9上のイエローとマゼンタの重畳トナー画像を1周させる。再びシアンの現像器20Cへの切替えタイミング(t50)になったところで、CPU211は、転写材2が再給紙待機位置7に待機している否かを確認する。切替えタイミング(t50)は、ジャムの判断タイミングに設定されている。転写材2が待機している場合、CPU211は、現像ロータリ23を1/8回転させ、シアンの現像器20Cを現像位置へ移動させ(r5)、3色目の/TOP信号を出力する(t51)。これにより、画像形成動作が再開される。さらに、中間転写体9を1回転させ、4色目の/TOP信号を出力する(t52)。
CPU211は、当該紙の再給紙タイミング(1210)で、二次転写ローラとICLローラを当接し、給紙モータを駆動して再給紙待機位置に待機している二次転写部へ搬送して転写材に中間転写体上のトナー画像を転写する(1236、1238)。
図10を参照する。なお、すでに説明した箇所には同一の参照符号を付与することで、説明を簡潔にする。S801ないしS805(1色目の現像処理)を実行すると、S1001に進む。
S1001で、CPU211は、現像ロータリ23を1/4回転させ、マゼンタの現像器20Mを現像位置へ移動させる。S1002で、CPU211は、次色の/TOP信号を出力すべきタイミングか否かを判定する。次色の/TOP信号を出力すべきタイミングになると、S1003に進む。S1003で、CPU211は、次色の/TOP信号を出力する。S1004で、CPU211は、次色の現像終了タイミングか否かを判定する。現像終了タイミングであれば、S1005に進む。S1005で、CPU211は、何色目の現像が終了したのかを判定する。すなわち、CPU211は、現像が終了した色は、所定のN色目か否かを判定する。N色目でなければ、給紙リトライ判断をスキップして、S811に進む。N(例:2または3)色目であれば、S1006に進む。
S1006で、CPU211は、転写材2が再給紙待機位置7に到達しているか否かを判定する。転写材2が再給紙待機位置7に到達していれば、S1001に戻る。すなわち、CPU211は、現像ロータリ23を1/4回転し、次々色の現像器20Cを現像位置に移動させる。次々色のトナー画像を中間転写体9上に重畳させる。以降、M色目まで重畳転写が実行される。
一方、S1006で、転写材2が再給紙待機位置7に到達していないと判断されると、S1007に進む。S1007で、CPU211は、現像ロータリ23を1/8回転させる。これにより、現像ロータリ23は、N色目の現像器とN+1色目の現像器との間に現像位置が位置する。換言すれば、現像ロータリ23は、N色目とN+1色目の現像退避位置に移動することになる。さらに、CPU211は、中間転写体9上にN色目までの重畳画像を担持したまま、中間転写体9を1周分空回転させる。CPU211は、この空回転中に給紙リトライを実行する。
S1008で、CPU211は、再び/TOP出力タイミングが到来したか否かを判定する。TOP出力タイミング(中間転写体9を1周させた後の現像器切替えタイミング)が到来すると、S1009に進む。S1009で、CPU211は、転写材2が再給紙待機位置7に到達しているか否かを判定する。転写材2が再給紙待機位置7に到達していなければ、S823に進む(ジャム)。一方、転写材2が再給紙待機位置7に到達していれば、S1003に戻る。その際に、CPU211は、現像ロータリ23を1/8回転させ、N+1色目の現像器を現像位置へ移動させる。そしてS1003以降で、N+1色目以降の重畳転写が再開される。
実施例3によれば、N色目の現像剤による現像処理が終了したタイミングまでに検知手段が転写材を検知できなければ、N+1(N+1≦M)色目以降の現像剤による現像処理または一次転写を中断する。さらに、中断中に実行される給送手段によるリトライによって検知手段が転写材を検知すると、N+1色目以降の現像剤による現像処理または一次転写を再開する。これにより、中間転写体9上に重畳転写されたN色目までトナー画像が無駄となってしまう確率を低減することができる。

Claims (10)

  1. 潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成された潜像を現像する現像手段と、
    前記像担持体上に現像された画像が転写される中間転写体と、
    前記中間転写体担持された画像を記録材に転写する転写手段と、
    記録材を収納する収納手段と、
    前記収納手段から前記転写手段に向けて記録材を供給する供給手段と、を有し、
    前記供給手段によって前記収納手段に収納されている記録材を供給する動作を実行しても記録材が供給されない場合、前記中間転写体上に画像が担持された状態で、記録材供給する動作を再度実行する画像形成装置において、
    前記現像手段は、前記像担持体と接触して前記潜像を現像する現像位置と、前記像担持体と接触しない待避位置に移動可能であって、
    前記供給手段によって記録材を供給する動作を再度実行する場合、前記現像手段は前記待避位置に移動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材に画像を形成する画像形成動作の実行中は、前記像担持体と前記中間転写体が回転し、前記供給手段によって前記収納手段に収納されている記録材を供給する動作を実行しても記録材が供給されない場合、前記中間転写体上に画像が担持された状態で、前記中間転写体と前記像担持体は回転を継続することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写手段は前記中間転写体に対して当接及び離間可能であり、前記供給手段によって前記収納手段に収納されている記録材を供給する動作を実行しても記録材が供給されない場合、前記転写手段前記中間転写体から離間することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写体に当接及び離間可能であり、前記中間転写体をクリーニングするクリーニング手段を備え、
    前記供給手段によって前記収納手段に収納されている記録材を供給する動作を実行しても記録材が供給されない場合、前記クリーニング手段は前記中間転写体から離間することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像手段は、複数の現像部材を含み、
    記複数の現像部材の1つが前記現像位置にあり、前記供給手段によって記録材を供給する動作を再度実行する場合、前記現像位置にある1つの現像部材が前記待避位置に移動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数の現像部材には、第一の色の現像剤を用いて前記潜像を現像する第一の現像部材と第二の色の現像剤を用いて前記潜像を現像する第二の現像部材が含まれており、
    前記第一の現像部材による前記第一の色の現像動作が終了するまでに、前記供給手段によって前記収納手段に収納されている記録材を供給する動作を実行しても記録材が供給されない場合、前記第二の現像部材による前記第二の色の現像動作を中断して、前記中間転写体上に前記第一の色の画像が担持された状態で、記録材を供給する動作を再度実行し、前記現像手段は前記待避位置に移動することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像手段は、前記複数の現像部材を回転可能に保持し、記像担持体に形成された潜像を現像する際に、前記複数の現像部材の1つ前記像担持体と対向して接触する位置に移動するように回転ることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記供給手段によって記録材を供給する動作を再度実行する場合、前記現像手段は、前記複数の現像部材の全てが前記像担持体と対向せず接触しない位置に移動するように回転ることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 記録材に画像が転写される転写位置よりも搬送方向上流側の所定位置に記録材が到達したことを検知するセンサを有し、
    記供給手段によって前記収納手段に収納されている記録材を供給する動作を実行しても記録材が供給されない状態とは、前記動作を実行してから所定時間経過しても前記センサが記録材を検知しない状態であるとを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記中間転写体上に担持された画像は前記供給手段によって供給されなかった記録材に対応する画像であり、前記供給手段によって記録材を供給する動作を再度実行して、前記転写手段は前記画像を供給された記録材に転写することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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