JP5360189B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
(参考実施例1)
次に、本発明に係る給湯装置の第1の実施例について、図1ないし図6に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す給湯装置の設置状態を説明する説明図、図2は全体構成の概略構成図、図3は断熱構造を施した状態の貯湯タンクの縦断面図、図4は図3のA部拡大図、図5は上部薄型高断熱材と周面部薄型高断熱材を説明する説明図、図6は薄型高断熱材の要部拡大縦断面図である。
27は前記ヒートポンプ側制御装置8とタンク側制御装置26とを配線接続する通信線、28は台所用リモートコントローラ、29は風呂用リモートコントローラであり、これら各リモートコントローラ28、29はタンク側制御装置26に配線接続されている。30は風呂を示している。
風呂30に注湯する湯張りを行う場合は、風呂用リモートコントローラ29の風呂湯張りスイッチ(図示せず)を押すと、貯湯タンク12内上部から給湯用配管23へ押し出さ
れた高温の湯が混合弁装置24へ流れ、ここで分岐給水管15から給水される水と混合されて、予め設定された温度の湯が風呂30へ注湯され、所定の湯量が注湯されると湯張りが完了する。この風呂30の湯張り時にも、湯張り運転の開始と同時に、貯湯タンク12内下部には、底部に接続された水道配管13から水道水が給水される。
前記上面部、底面部及び周面部のグラスウール面状断熱材32、33、34は、グラスウール材36が軟質樹脂シートの袋37に収容されることで、グラスウールによる作業者への弊害を抑え、取り扱いを容易としている。前記軟質樹脂シートとしては、耐熱性のポリエチレンシート等が用いられている。
る。
次に、本発明に係る給湯装置の実施例1について、図7ないし図9に基づいて説明する。図7は本発明における第2の実施例の断熱構造を施した状態の貯湯タンクを説明する説
明図、図8は薄型高断熱材の斜視図、図9は薄型高断熱材を使用することによる外装ケースとの関係を説明する説明図である。
ここで、前記した図1乃至図6に示す参考実施例と同一構成部分については、同一符号を付して説明を省略する。
実施例1における貯湯タンク12の断熱構造について説明すると、図7に示すように、貯湯タンク12は、それの外郭の上面部、底面部及び周面部が、前後に2分割成形された前部成形断熱材45と後部成形断熱材46にて被覆されている。
前部成形断熱材45と後部成形断熱材46は、耐熱性発泡スチレンを成形金型により成形加工したものであり、それぞれ前記タンクの外郭に合わせた形状の窪み部45A、46Aを有し、これら窪み部45A、46Aに貯湯タンク12の前後を嵌合させて、貯湯タンク12に取り付ける。
また、前部成形断熱材45と後部成形断熱材46には、図9に示すように、前記貯湯タンクユニット2のタンク側外装ケース2Aにおける前面部200を除いて、左右両側面部201、202及び後面部203と対峙する部分に、それら左右両側面部201、202及び後面部203に対して平行にカットした状態の平面状のカット面部45X、45X、46X、46X、46Yが、成形断熱材45、46の上下方向の全高さにわたって形成されている。
そして、前記した前部成形断熱材45と後部成形断熱材46とを貯湯タンク12に取り付けた後、前記平面状のカット面部45X、45X、46X、46X、46Yには、図7及び図9に示すように、面状の薄型高断熱材47、47、47を添着して設けている。
前記各薄型高断熱材47は、図8に示すように、縦長矩形平面状を呈しているが、第1の実施例で説明した面状の薄型高断熱材40と同一構成品である。即ち、各薄型高断熱材47は、図6に示すように、表裏両面のアルミ箔40A、40A間に、ポリエチレンフィルムにて成る樹脂製フィルム40B、40B、40Bと、ポリエチレンを主成分として多孔質に成形された樹脂製多孔質シート40C、40Cとを、交互となるように配して、全体をプラズマ溶着にて積層一体化し、面状と成されている。
また、前記各薄型高断熱材47は、表裏両面に被覆したアルミ箔40A、40Aの作用で、輻射熱を高反射率で反射させ、樹脂製フィルム40B、40B、40Bで閉鎖された樹脂製多孔質シート40C、40Cでの空気断熱作用による高い熱透過抵抗特性を持ち、従来のグラスウールや発泡ポリスチレンの成形断熱材と比較し、厚さ寸法Tを約8mmと薄型化させても、高い断熱効果を発揮する。
この実施例1における貯湯タンク12の断熱構造は、貯湯タンク12の外郭の上面部、底面部及び周面部が、前後に2分割成形された前部成形断熱材45と後部成形断熱材46とで被覆され、これら前部成形断熱材45及び後部成形断熱材46に形成された平面状のカット面部45X、45X、46X、46X、46Yに、それぞれ薄型高断熱材47を添着する構成としている。そのため、貯湯タンク12を前部成形断熱材45と後部成形断熱材46とで保温・断熱しつつ、それら前部成形断熱材45及び後部成形断熱材46のカット面部45X、45X、46X、46X、46Yの形成による保温・断熱性の低下を、それらカット面部に添着した各薄型高断熱材47で阻止することが可能になる。しかも、図9に示すように、前記貯湯タンクユニット2のタンク側外装ケース2Aにおける横幅寸法と奥行き寸法の双方を小さくでき、タンク側外装ケース2Aのコンパクト化が図れるものである。
(参考実施例2)
次に、本発明に係る給湯装置の参考実施例2について、図10に基づいて説明する。図10は本発明の参考実施例2における断熱構造を施した状態の貯湯タンクを説明する説明図である。
また、前記した図1乃至図6に示す参考実施例1と同一構成部分については、同一符号を付して説明を省略する。
参考実施例2における貯湯タンク12の断熱構造について説明すると、図10に示すように、貯湯タンク12は、それの外郭の上面部と底面部が、それぞれ円形面状の上面部薄型高断熱材50と底面部薄型高断熱材51とで被覆され、そして、外郭の周面部が、方形面状で貯湯タンク12に巻き付け装着される周面部薄型高断熱材52で被覆されている。
前記上面部と底面部と周面部の各薄型高断熱材50、51、52は、第1の実施例で説明した面状の薄型高断熱材40、41と同一構成品である。即ち、各薄型高断熱材50、51、52は、図6に示すように、表裏両面のアルミ箔40A、40A間に、ポリエチレンフィルムにて成る3枚の樹脂製フィルム40B、40B、40Bと、ポリエチレンを主成分として多孔質に成形された2枚の樹脂製多孔質シート40C、40Cとを、交互となるように配して、全体をプラズマ溶着にて積層一体化し、面状と成されている。
また、前記各薄型高断熱材50、51、52は、表裏両面に被覆したアルミ箔40A、40Aの作用で、輻射熱を高反射率で反射させ、樹脂製フィルム40B、40B、40Bで閉鎖された樹脂製多孔質シート40C、40Cでの空気断熱作用による高い熱透過抵抗特性を持ち、従来のグラスウールや発泡ポリスチレンの成形断熱材と比較し、厚さ寸法Tを約8mmと薄型化させても、高い断熱効果を発揮する。
この第3の実施例における貯湯タンク12の断熱構造は、貯湯タンク12の外郭の上面部と底面部が、円形面状の上面部薄型高断熱材50と底面部薄型高断熱材51とで被覆され、外郭の周面部が方形面状で貯湯タンク12に巻き付け装着される周面部薄型高断熱材52で被覆されている構成である。即ち、貯湯タンク12の外郭の全体が薄型高断熱材50、51、52で被覆されているため、貯湯タンク12からの放熱に対する熱反射性に優れ、断熱材の厚み寸法を抑えることが可能となり、保温・断熱効果を著しく高めることが可能な給湯装置の貯湯タンクを提供できる。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
A 給湯装置
X ヒートポンプサイクル
1 ヒートポンプユニット
2 貯湯タンクユニット
3 圧縮機
4 冷媒対水熱交換器(加熱装置)
12 貯湯タンク
13 給水配管(配管)
16 貯湯用配管(配管)
18 追い焚き用配管(配管)
23 給湯用配管(配管)
32 グラスウール面状断熱材
33 グラスウール面状断熱材
34 グラスウール面状断熱材
36 グラスウール材
40 上面部薄型高断熱材(薄型高断熱材)
40A アルミ箔
40B 樹脂製フィルム
40C 樹脂製多孔質シート
41 周面部薄型高断熱材(薄型高断熱材)
45 前部成形断熱材
46 後部成形断熱材
47 薄型高断熱材
50 上面部薄型高断熱材(薄型高断熱材)
51 底面部薄型高断熱材(薄型高断熱材)
52 周面部薄型高断熱材(薄型高断熱材)
Claims (1)
- 給湯タンクユニットに収容され、加熱装置で加熱された湯を貯留する縦長で筒状の貯湯タンクを備え、この筒状の給湯タンクの外郭の上面部、底面部及び周面部は前後に2分割された前部成形断熱材と後部成形断熱材との嵌合で被覆されており、これら2つの成形断熱材は嵌合状態では前記筒状の貯湯タンクと同様に筒状であると共に、このタンクの左右両側面部及び後面部と対峙する前記嵌合状態の成形断熱材の円弧部分に、それら左右両側面部及び後面部に対して平行にカットした状態の平面状のカット面部が、前記成形断熱材の上下方向の全高さにわたって形成されており、このカット面部には、面状の薄型高断熱材が添着されていることを特徴とする給湯装置。
Priority Applications (1)
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