JP5359763B2 - 電子機器の操作ボタン取付構造 - Google Patents
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Description
特許文献1のフロントパネル(外装ケース)には複数のボタン孔(ボタン孔)が形成してあり、かつフロントパネルの内面には略環状をなすリブ(位置決め突起)が突設してある。フロントパネルの内部空間には、表面にプリント配線を形成した回路基板が設けてあり、回路基板の表面にはゴムシートが固定してある。ゴムシートには、フロントパネルのリブの外周部に嵌合する全体として環状をなす枠部(嵌合突部)と、枠部の内周側に位置しゴムシートの板厚方向に移動可能(弾性変形可能)な接点部(スイッチ部)とが一体的に突設してあり、接点部における回路基板(プリント配線の接点)との対向面には導電薄膜(可動接点)が設けてある。さらに、フロントパネルの各ボタン孔には操作ボタンが相対移動可能(フロントパネルに対して出没可能)に嵌合してある。操作ボタンの外周部には、フロントパネル内においてボタン孔の外周側に位置する環状フランジが突設してある。
また、ゴムシートの枠部がフロントパネルのリブの外周部に嵌合しているので、ゴムシートとフロントパネルは位置決めされている。
さらに、仮に操作ボタンにフロントパネルの外側に引き出す方向の力が掛かった場合は、操作ボタンに突設した環状フランジがフロントパネルの内面(ボタン孔の周縁部)に当接するため、操作ボタンがボタン孔から抜け出すことはない。
しかし、枠部を環状フランジと対向させてしまうと、操作ボタンの可動領域が小さくなり、接点部に設けた導電薄膜と回路基板のプリント配線の接点が接触し難くなってしまう。
その一方で、操作ボタンとゴムシートを(ゴムシートの板厚方向に)大きく離して配置すれば操作ボタンの可動領域は大きくなるが、フロントパネルの表面からゴムシートまでの距離が長くなるため、当該電子機器がゴムシートの板厚方向に大型化してしまう。
このように構成すれば、操作ボタンを押し込んだ状態から非操作状態に復帰させたときに抜止片とケース内面との間で衝突音が発生しないので、電子機器に高級感を与えることが可能になる。
複数の操作ボタンを並べて設ける場合に、ケースとボタン支持部材にそれぞれ単一の位置決め突起と単一の嵌合突部を設けると、ボタン支持部材における嵌合突部から離れた部分に弾性変形が生じるおそれがある。そのため、当該部分にスイッチ部を設けた場合は、当該スイッチ部に支持した操作ボタンとボタン孔とが互いに強く接触し、操作ボタンの操作性が悪化するおそれがある。しかし、このような構成を採用すれば、各嵌合突部と各スイッチ部の距離が短くなるので、各操作ボタンと各ボタン孔とが強く接触するのを防止できる。
しかも操作ボタンをケース内に押し込むとスイッチ部の可動接点が回路基板の固定接点に接触するが、このとき操作ボタンの抜止片が嵌合突部の凹部内に位置するので、ケースの表面からボタン支持部までの距離を短くした場合であっても、操作ボタンの可動領域を大きくして可動接点を固定接点に確実に接触させることが可能である。
図1に示すようにデジタルカメラAの外装ケースの背面部には液晶ディスプレイA1の外側上方位置に操作部10が設けてある。操作部10の外装部材である操作パネル11は硬質の合成樹脂材によって成形した長方形状の板状部材である。操作パネル11は、外装ケースに形成した長方形孔に嵌合固定してあり、外装ケースの一部を構成している。操作パネル11には4つの円形をなすボタン孔12が貫通孔として並べて穿設してある。さらに操作パネル11の内面には各ボタン孔12の外周側に同心状態で位置する円環状の位置決め突起13が突設してある。図5〜図7に示すように各位置決め突起13の端部は断面略三角形をなすエッジ部14となっている。
デジタルカメラAの内部空間には、当該内部空間内に固定した固定部材(図示略)によって不動状態に支持された回路基板16が配設してある。回路基板16は操作パネル11よりやや小寸の板状部材であり、操作パネル11と略平行である。回路基板16の表面(操作パネル11と対向する面)には複数のプリント配線が形成してある。各プリント配線はデジタルカメラAに内蔵した制御手段(CPU)の入力ポート(不図示)と電気的に接続している。さらに、プリント配線の先端部はスイッチ入力用の一対の接点(ランド)17となっており(接点17は4つのスイッチ入力分の合計8個形成されている)、一対の接点17は各ボタン孔12とそれぞれ対向している。また、一対の接点17の片方は接地されている。
さらにボタン支持部材20の表面には各弾性変形部22の外周側に位置する4つの嵌合突部25が一体的に突設してある。図2及び図3から明らかなように、各嵌合突部25はスイッチ部23の中心点を中心とする同じ中心角の4つの円弧状突部26を周方向に略90°間隔で並べたものであり、隣り合う円弧状突部26の間には空隙(凹部)27が形成してある。
各嵌合突部25が対応する位置決め突起13の内周部に嵌合している(各嵌合突部25の外周面が位置決め突起13の内周面に接触している)ので、操作パネル11とボタン支持部材20がボタン支持部材20の位置する平面方向に相対移動することはなく、両者は強固に位置決めされている。
また、操作パネル11の4つの位置決め突起13のエッジ部14がボタン支持部材20の表面に食い込んでいる(弾性変形させている)ので(図5〜図7参照)、各位置決め突起13(エッジ部14)とボタン支持部材20の接触部は水密状態となっている。
各操作ボタン30の固定孔33は回り止めのために四角柱状に形成したスイッチ部23のボタン孔12側の端部に嵌合した上で固定(接着)され、相対回転と相対スライドは不能な状態となっており、各操作ボタン30は対応するボタン孔12内に位置している。各操作ボタン30の本体部31の外径は対応するボタン孔12の内径より僅かに小さいため、各操作ボタン30は対応するボタン孔12の軸線方向にスライド可能である。各操作ボタン30の抜止片32は、操作パネル11の内面(裏面)からボタン支持部材20側に離間しており、かつ対応するボタン孔12の外周側へ放射状に突出している。さらに図2、図5〜図7に示すように、操作ボタン30の各抜止片32は2つの円弧状突部26間の空隙27とボタン支持部材20の厚み方向に対向し、操作ボタン30が押圧操作された際には、抜止片32は円弧状突部26に干渉することなく対応する空隙27内に移動する。
操作ボタン30を回路基板16側に押し込まないとき(操作ボタン30に外力を及ぼさないとき)、ボタン支持部材20の弾性変形部22が図3、図5、及び図6に示す自由状態にあるため操作ボタン30は図5及び図6に示す非操作位置に位置する。なお、この状態下では、抜止片32は操作パネル11内面(裏面)に当接せずに、操作パネル11裏面から僅かな所定のクリアランスC(図6参照)を保った位置にある。
一方、デジタルカメラAの撮影者が手の指等で操作ボタン30を回路基板16側に押し込むと、弾性変形部22が弾性変形し、本体部31はボタン孔12に対する嵌合状態を維持しながら図7に示す操作位置まで回路基板16側に向かって直線的に移動する一方、各抜止片32が対向する空隙27内に遊嵌する。すると可動接点24が対向する一対の接点17に接触するので、2つの接点17同士が互いに電気的に導通し、プルアップされている上記制御手段(CPU)の入力ポートの電位レベル(HIGH)が接地レベル(LOW)に下がる。制御手段(CPU)はこの入力ポートの電位レベル変化を検出して、どの操作ボタン30が操作されたのかを把握して各種動作を行う。
この後に撮影者が操作ボタン30から手を離すと、弾性変形部22が自身の弾性力によって自由状態に復帰するので、操作ボタン30は非操作位置に移動復帰する。すると、可動接点24が対向する一対の接点17から離間するので、制御手段(CPU)の入力ポートの電位レベルが上がり(電位レベルがLOWからHIGHに変化)、制御手段(CPU)は、操作ボタン30の押圧が解除されたことを認識する。
しかも操作ボタン30を押し込んだときに、操作ボタン30の各抜止片32は、嵌合突部25(円弧状突部26)に干渉することなく空隙27に遊嵌するので、操作パネル11の表面からボタン支持部材20までの距離を短く設定した場合であっても、操作ボタン30の可動領域を大きくして、可動接点24と接点17を確実に接触させることが可能である。また、操作ボタン30の可動領域が大きくなっても、操作ボタン30を操作位置側に押し込むと抜止片32は嵌合突部25(円弧状突部26)の空隙27に遊嵌するので、操作ボタン30は安定してその押し込み方向に移動すると共に回転も防止される。
また、操作ボタン30が非操作位置にあるときに各抜止片32が操作パネル11の内面(裏面)から回路基板16側に離間しているので、操作位置に移動させた操作ボタン30を非操作位置に復帰させたときに、抜止片32と操作パネル11の内面との間で衝突音が発生することがない。そのため、デジタルカメラAのボタン操作に関して高級感を付与できる。
例えば、図8(弾性変形部22、スイッチ部23の図示は省略してある)に示す形状の嵌合突部35をボタン支持部材20に一体的に形成してもよい。この嵌合突部35は全体として円形(環状)をなし、その表面(操作ボタン30側の面)には周方向に90°間隔で4つの凹部36が凹設してあり、隣り合う凹部36の間が円弧状突部37となっている。このような構造の嵌合突部35を位置決め突起13の内周部に嵌合し、操作ボタン30が操作位置に移動したときに各抜止片32を対応する凹部36に遊嵌させれば、上記実施形態と同様の作用効果を発揮できる。しかも環状の一体物である嵌合突部35の強度は上記実施形態の嵌合突部25に比べて強いので、より確実な位置決めを実現できる。
また、位置決め突起13を図1〜図7の実施形態の嵌合突部25のような非連続タイプ(中間部が途切れている形状)としてもよい。但しこの場合は、ボタン支持部材20側に図8のような連続タイプの嵌合突部35を形成するのが好ましい。ボタン支持部材20側に非連続タイプの嵌合突部25を形成する場合は、非連続タイプの位置決め突起13(円弧形状の突起)と円弧状突部26の周方向位置を合わせる必要がある。
さらに、円弧状突部26,37(空隙27,36)、抜止片32或いは非連続タイプの位置決め突起13の数、周方向間隔、形状は上記のものには限定されない。
また、本発明をデジタルカメラ以外の電子機器に適用してもよい。
A1 液晶ディスプレイ
10 操作部
11 操作パネル(ケース)
12 ボタン孔
13 位置決め突起
14 エッジ部
16 回路基板
17 プリント配線の接点(固定接点)
20 ボタン支持部材
21 貫通孔
22 弾性変形部
23 スイッチ部
24 可動接点
25 嵌合突部
26 円弧状突部
27 空隙(凹部)
30 操作ボタン
31 本体部
32 抜止片
33 固定孔
35 嵌合突部
36 凹部
37 円弧状突部
Claims (3)
- 貫通孔であるボタン孔、及び、内面に該ボタン孔の外周側に位置させて突設した位置決め突起を有するケースと、
上記ケース内に配設した、固定接点を有する回路基板と、
該回路基板に対して相対移動可能で上記固定接点に接離する可動接点を有するスイッチ部、及び、上記位置決め突起の内周部に嵌合しかつ上記ボタン孔側に開口する凹部を具備する環状の嵌合突部を有する、上記回路基板上に配設した弾性部材からなるボタン支持部材と、
上記スイッチ部に相対回転不能に支持された状態で上記ボタン孔内に相対移動可能に位置し、かつ、上記ケース内において該ボタン孔の外周側に位置し、上記可動接点が上記固定接点に接触したときに上記凹部内に位置する抜止片を有する操作ボタンと、
備えることを特徴とする電子機器の操作ボタン取付構造。 - 請求項1記載の電子機器の操作ボタン取付構造において、
前記操作ボタンに外力を加えていない非操作状態において、上記抜止片が上記ケースの内面から上記回路基板側へ離間した位置にある電子機器の操作ボタン取付構造。 - 請求項1または2記載の電子機器の操作ボタン取付構造において、
上記ボタン孔と上記位置決め突起からなるユニットを、上記ケースに複数並べて形成し、
上記スイッチ部と上記嵌合突部からなるユニットを、上記ボタン支持部材に複数並べて形成し、
上記各ボタン孔に上記操作ボタンをそれぞれ嵌合し、各操作ボタンを対応する上記スイッチ部で支持した電子機器の操作ボタン取付構造。
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