JP2004327261A - スイッチ装置 - Google Patents

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Shigeru Asahina
茂 朝比奈
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Abstract

【課題】小型化を図る上で有利なスイッチ装置を提供すること。
【解決手段】スイッチ装置30は、第1の操作部材24と、開閉片32と、第1のばね手段38を備えている。第1のばね手段38は、第1の操作部材24を開閉接片32から離す方向に付勢するもので、第1の操作部材24の裏面に位置する本体部3802と、ケース12の裏面に取着される取り付け部3804とを備えている。本体部3802は、厚さが薄く幅が小さい弾性を有する第1の帯状の板体38Aが第1の操作部材24の裏面に接触しつつ該裏面24のほぼ全周にわたって繋がりつつ延在することで構成されている。取り付け部3804は、第1の帯状の板体38Aが本体部3802から突出し第1の操作部材24の裏面の外側に延在することで構成されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型の電子機器などに用いられて好適なスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
表面をケースの外方に向けてその裏面をケースに向けて配設され、その外周部が環状を呈し該外周部の周方向に間隔をおいた少なくとも3箇所以上の箇所が押圧箇所とされる第1の操作部材を備え、この第1の操作部材の各押圧箇所を押圧することで、第1の操作部材を、該第1の操作部材の中心を支点として揺動させ、これら押圧箇所に対応した開閉接片を開閉させるスイッチ装置が提供されている。
この種のスイッチ装置では、操作部材の操作感を高めるため、前記押圧箇所毎に第1の操作部材を前記開閉接片から離す方向に付勢するばね手段が設けられている。
そして、このばね手段として従来ではコイルスプリングを用いており、その軸心を押圧方向に向けて配設するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第2532303号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構造では、コイルスプリングを押圧箇所毎に設けるため、コイルスプリングの直径と長さに対応したスペースを各押圧箇所毎に確保しなければならず、小型化を図る上で不利があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、小型化を図る上で有利なスイッチ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、表面をケースの外方に向けてその裏面をケースの内方に向けて配設され、その外周部が環状を呈し該外周部の周方向に間隔をおいた少なくとも3箇所以上の箇所が押圧箇所とされる第1の操作部材と、前記第1の操作部材の裏面に臨む箇所で、前記押圧箇所に対応した前記ケース内の箇所にそれぞれ設けられた開閉接片と、前記第1の操作部材を前記開閉接片から離す方向に付勢する第1のばね手段とを備え、前記第1の操作部材の各押圧箇所を押圧することで、押圧された箇所が前記ケースの内方に沈み込むように第1の操作部材を揺動させこれら押圧箇所に対応した前記開閉接片を開閉させるスイッチ装置であって、前記第1のばね手段は、前記第1の操作部材の裏面に位置する本体部と、前記ケースの裏面に取着される取り付け部とを備え、前記本体部は、厚さが薄く幅が小さい弾性を有する第1の帯状の板体が前記第1の操作部材の裏面に接触しつつ該裏面のほぼ全周にわたって繋がりつつ延在することで構成され、前記取り付け部は、前記第1の帯状の板体が前記本体部から突出し前記第1の操作部材の裏面の外側に延在することで構成されていることを特徴とする。
このような本発明によれば、第1のばね手段が、厚さが薄く幅が小さい第1の帯状の板体が第1の操作部材の裏面に配設されて構成されているので、第1の操作部材の裏面に第1の帯状の板体の厚さ分の薄い平面的スペースを確保することで第1のばね手段を配設でき、スイッチ装置の小型化を図る上で有利となる。
【0006】
また、本発明は、表面をケースの外方に向けてその裏面をケースの内方に向けて配設され、その外周部が環状を呈し該外周部の周方向に間隔をおいた少なくとも3箇所以上の箇所が押圧箇所とされる第1の操作部材と、前記第1の操作部材の裏面に臨む箇所で、前記押圧箇所に対応した前記ケース内の箇所にそれぞれ設けられた開閉接片と、前記第1の操作部材を前記開閉接片から離す方向に付勢する第1のばね手段とを備え、前記第1の操作部材の各押圧箇所を押圧することで、押圧された箇所が前記ケースの内方に沈み込むように第1の操作部材を揺動させこれら押圧箇所に対応した前記開閉接片を開閉させるスイッチ装置であって、前記第1のばね手段は、前記第1の操作部材の裏面に位置する厚さの薄い板状の本体部と、前記第1の操作部材の外側で前記ケースの裏面に取着される厚さの薄い板状の取り付け部と、前記本体部と取り付け部とを接続し前記付勢する力を発揮する複数の厚さの薄い帯板状の接続片とを備え、前記第1の操作部材と前記第1のばね手段は合成樹脂材料により一体に形成されていることを特徴とする。
このような本発明によれば、第1のばね手段が、厚さの薄い合成樹脂製の板材から構成されているので、第1の操作部材の裏面にこの板材の厚さ分の薄い平面的スペースを確保することで第1のばね手段を配設でき、スイッチ装置の小型化を図る上で有利となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をカメラのスイッチ装置に適用した第1の実施の形態について説明する。
図1はカメラの斜視図、図2はスイッチ装置の断面図、図3は第1のばね部材および第2のばね部材の斜視図、図4は押圧用突起および突起の説明図、図5は開閉接片の説明図を示す。
デジタルスチルカメラ10はケース12を備え、ケース12の前面に撮影光学系が組み込まれた鏡筒14が設けられ、撮影光学系の後方でケース12の内部に撮像素子や撮像素子から出力された信号を処理する処理回路などが設けられ、ケース12の上面にシャッターボタン16、ズームレバー18が設けられ、ケース12の後面に、ファインダー窓20、被写体像を表示する液晶画面22、第1の操作部材24、第2の操作部材26が設けられている。
第1の操作部材24は、液晶画面22に表示された各種撮影情報(例えば、撮影モード、露出、ホワイトバランス、撮影日時など)にまつわるメニューを選択するためのカーソルを上下左右に移動させるものであり、第2の操作部材26は、前記メニューを選択決定するものである。
【0008】
第1の操作部材24の外周部の周方向に90度間隔をおいた4箇所に、図1に示すように、三角形状の突起が設けられ、この突起が設けられた箇所が押圧箇所とされている。
そして、三角形状の突起の向きに応じた押圧箇所を押すと、その向きに対応してカーソルが上下左右に移動し、カーソルが所望のメニューに位置した状態で第2の操作部材26を押すとメニューが決定されるスイッチ装置30が構成されている。
スイッチ装置30は、第1の操作部材24と、第2の操作部材26と、開閉接片32、34と、第1のばね手段38と、第2のばね手段40とを備えている。
【0009】
第1の操作部材24は、図2に示すように、表面をケース12の外方に向けその裏面をケース12の内方に向けて配設され、その外周部が環状を呈し、本実施の形態では中心孔2402が貫通された環板状に形成され、中心孔2402の周囲の表面箇所は第2の操作部材26を押圧操作し易いように窪んでいる。
第1の操作部材24はケース12の裏面からケース12の孔1202に挿入され、第1の操作部材24の裏面のフランジ2404が孔1202の外周縁に係止し、ケース12の外側に外れないように配設されている。
第1の操作部材24には、ケース12の内方に開放状の凹部2406が周方向に間隔をおいて4つ設けられている。
【0010】
第1の操作部材24の裏面で中心孔2402寄りの周囲に、図3に示すように、第1の操作部材24の中心を中心とした同一円周上に周方向に90度の間隔をおいて4つの係合用突起2408が設けられている。
また、第1の操作部材24の裏面で外周寄りの周囲に、図3、図4に示すように、第1の操作部材24の中心を中心とした同一円周C1上に周方向に90度の間隔をおいて4つの押圧用突起32Aが設けられ、これら押圧用突起32Aは前記押圧箇所に対応した箇所に設けられている。
さらに、第1の操作部材24の裏面で円周C1よりも径が小さい同一円周C2上に、周方向に90度の間隔をおいて4つの支点用突起33が設けられ、これら支点用突起33は押圧用突起32Aに対して位相が45度ずらされている。
【0011】
開閉接片32は、図2、図5に示すように、ケース12内で第1の操作部材24の裏面に臨む箇所で、前記押圧箇所に対応した箇所にそれぞれ設けられている。本実施の形態では、開閉接片32は、ケース12の内部に配設されたプリント基板42上に設けられ、押圧用突起32Aは開閉接片32上に臨んでおり、図5において符号4202はプリント基板42の取付け孔を示している。
【0012】
第1のばね手段38は、第1の操作部材24を開閉接片32から離す方向に付勢するもので、図3に示すように、第1の操作部材24の裏面に位置する本体部3802と、ケース12の裏面に取着される取り付け部3804とを備え、第1の操作部材24は、第1のばね手段38により、フランジ2404がケース12の裏面に当接しケース12の表面から突出した突出位置に位置するように付勢されている。
本体部3802は、厚さが薄く幅が小さい弾性を有する第1の帯状の板体38Aが第1の操作部材24の裏面に接触しつつ該裏面24のほぼ全周にわたって繋がりつつ延在することで構成されている。
取り付け部3804は、第1の帯状の板体38Aが本体部3802から突出し第1の操作部材24の裏面の外側に延在することで構成されている。
【0013】
本実施の形態では、第1の帯状の板体38Aは単一体であり、薄い金属片が型により打ち抜かれて形成され、弾性や剛性、スペース的な観点から第1の帯状の板体38Aは、厚さが0.10乃至0.20mm程度、幅が0.8乃至2.0mm程度に形成され、本実施の形態では、厚さが0.15mmのSUP301−CSPを用いて幅が1.2mmに形成されている。
また、本実施の形態では、取り付け部3804は2つ設けられ、2つの取り付け部3804は、第1の操作部材24を挟んだ箇所に位置し、ケース12の裏面に取り付けられた合成樹脂製の取り付け片44上に取着されている。この取着は、取り付け片44の凸部が取り付け部3804の孔に嵌合固定されることでなされている。
また、本実施の形態では、本体部3802は、各取り付け部3804にそれぞれ接続されフランジ2404の外周縁に沿いフランジ2404を径方向に跨ぎつつフランジ2404の外周縁に沿って1/3周程度延在する2つの外周部3802Aと、係合用突起2408とほぼ同一円周上を全周にわたり延在する内周部3802Bと、外周部3802Aの両端と内周部3802Bとを接続する接続部3802Cとで構成され、内周部3802Bの孔に係合用突起2408が係合され、これにより本体部3802が第1の操作部材24の裏面に接触し位置決めされた状態で取着されている。
【0014】
第2の操作部材26は、図2に示すように、軸状に形成され、第1の操作部材24の中心孔2402に、ケース12の表面と裏面とを通る方向に移動可能に配設され、第2の操作部材26の端部には押圧用突起34Aが突設されている。
開閉接片34は、ケース12内で第2の操作部材26の押圧用突起34Aに臨む箇所に設けられ、本実施の形態では、プリント基板42に設けられている。
第2のばね手段40は、第2の操作部材26を開閉接片34から離す方向に付勢するものであり、本実施の形態では、第2の操作部材26と第2のばね手段40と取り付け片44は合成樹脂製で型により一体に形成されている。
【0015】
第2のばね手段40は、第1のばね手段38から、ケース12の表面から裏面へ向う方向に離れた箇所を延在する厚さが薄く幅が小さい第2の帯状の板体40Aで構成され、第2の帯状の板体40Aの一端は第2の操作部材26の端部に接続され他端は取り付け片44に接続されている。
本実施の形態では、第2の操作部材26の先端に中心孔2402よりも大きい直径のフランジ2602が形成され、第2の帯状の板体40Aの一端はこのフランジ2602に連結され、第2の操作部材26は、第2のばね手段40により、フランジ2602が第1の操作部材24の裏面に係止し先端が第1の操作部材24の表面から突出する突出位置に位置するように付勢されている。第2の帯状の板体40Aは、弾性や剛性、スペース的な観点から、厚さが0.3乃至1.2mm程度、幅が1.0乃至2.5mm程度に形成され、本実施の形態では、ABC樹脂を用いて厚さが0.6mm、幅が1.6mmに形成されている。
【0016】
次に、スイッチ装置30の動きについて説明する。
第1の操作部材24の三角形状の突起が設けられた押圧箇所を押すと、押圧された箇所が第1のばね手段38の弾性力に抗してケース12の内方に沈み込むように第1の操作部材24が揺動する。
そして、図4に示すように、この押圧箇所に対応する押圧用突起32Aの両側に位置する支点用突起33がまずプリント基板42に当接し、続いてこれらプリント基板42に当接した両側の支点用突起33を結ぶ想像線Lを支点として第1の操作部材24が揺動し、押圧用突起32Aが開閉接片32を押し込み、開閉接片32を開閉させる。押圧箇所から指を離せば、第1のばね手段38により第1の操作部材24は当初の突出位置に復帰する。
隣り合う押圧箇所の中間の箇所を押圧しても、支点用突起33がプリン基板42に当接するのみで、何れの開閉接片32の開閉がなされず、所望の押圧箇所を押したときに対応する開閉接片32のみが開閉される。
なお、所望の押圧箇所を押したときに対応する開閉接片32のみを開閉させる構成は、このような構成に限定されず、従来公知の様々な構成を用いてもよい。
また、第2の操作部材26を第2のばね手段40の弾性力に抗して押すと、第2の操作部材26はケース12の内方に移動し、押圧用突起34Aが開閉接片34を開閉させ、指を離せば、第2のばね手段40により第2の操作部材26は当初の突出位置に復帰する。
【0017】
したがって、本実施の形態のスイッチ装置30によれば、第1の操作部材24を突出位置に付勢する第1のばね手段38は、第1の操作部材24の裏面に接触する本体部3802と、ケース12の裏面に取着される取り付け部3804とからなり、本体部3802と取り付け部3804とは共に第1の帯状の板体38Aから構成されているので、第1の操作部材24の裏面に第1の帯状の板体38Aの厚さ分の極めて薄い平面的スペースを確保することで第1のばね手段38を配設でき、従来のようにばね手段として軸心を押圧方向に向けたコイルスプリングを押圧箇所毎に配設する場合に比べてスイッチ装置30の小型化を図る上で有利となり、カメラ10の小型化を図る上で極めて有利となる。
また、本実施の形態では、第1のばね手段38は単一の第1の帯状の板体38Aから構成されているので、部品点数を削減しスイッチ装置30のコストダウンを図る上で有利となり、カメラ10のコストダウンを図る上で極めて有利となる。
また、第1の帯状の板体38Aは、薄い金属材を型により打ち抜くことで形成でき、安価に製造できるので、スイッチ装置30およびカメラ10のコストダウンを図る上でより一層有利となる。
また、第1の操作部材24の半径方向外側のケース12に取り付けられた第1の帯状の板体38Aが、第1の操作部材24の裏面に接触しつつ該裏面のほぼ全周にわたって繋がりつつ延在しているので、各押圧箇所を押した際の操作感もコイルスプリングを用いた場合と異なって軟らかなタッチとなり、操作性の点でも有利となる。
【0018】
また、第2の操作部材26を突出位置に付勢する第2のばね手段40は、第1のばね手段38から、ケース12の表面から裏面へ向う方向に離れた箇所を延在する厚さが薄く幅が小さい第2の帯状の板体40Aで構成されているので、第2の操作部材26の裏面に第2の帯状の板体40Aを配設するに足る極めて薄い平面的スペースを確保することで第2のばね手段40を配設でき、従来のようにばね手段として軸心を押圧方向に向けたコイルスプリングを配設する場合に比べてスイッチ装置30の小型化を図る上で有利となり、カメラ10の小型化を図る上で極めて有利となる。
また、第2の帯状の板体40Aは、合成樹脂材料を用いて型成形で形成できるので、スイッチ装置30およびカメラ10のコストダウンを図る上でより一層有利となる。
また、本実施の形態では、第2の操作部材26と第2の帯状の板体40Aとを一体に成形しているので、スイッチ装置30およびカメラ10のコストダウンを図る上でより一層有利となる。
【0019】
なお、本実施の形態では、第1のばね手段38を金属材料を用いて構成した場合について説明したが、合成樹脂材料を用いて型により一体成形するようにしてもよい。
【0020】
次に、第2の実施の形態について説明する。
図6はスイッチ装置の断面図、図7は第1のばね部材および第2のばね部材の斜視図を示す。
第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付して説明すると、図1に示すように、スイッチ装置50は、第1の操作部材54と第2の操作部材56を含んで構成され、第1の操作部材54は、液晶画面22に表示された各種撮影情報(例えば、撮影モード、露出、ホワイトバランス、撮影日時など)にまつわるメニューを選択するためのカーソルを上下左右に移動させるものであり、第2の操作部材56は、前記メニューを選択決定するものである。
そして、三角形状の突起の向きに応じた第1の操作部材54の押圧箇所を押すと、その向きに対応してカーソルが上下左右に移動し、カーソルが所望のメニューに位置した状態で第2の操作部材56を押すとメニューが決定されるようにスイッチ装置50が構成されている。
スイッチ装置50は、第1の操作部材54と、第2の操作部材56と、開閉片32、34と、第1のばね手段58と、第2のばね手段60とを備えている。
【0021】
第1の操作部材54は、図2に示すように、表面をケース12の外方に向けその裏面をケース12の内方に向けて配設され、その外周部が環状を呈し、本実施の形態では中心孔5402が貫通された環板状に形成され、中心孔5402の周囲の表面箇所は第2の操作部材56を押圧操作し易いように窪んでいる。
第1の操作部材54はケース12の裏面からケース12の孔1202に挿入され、第1の操作部材54の裏面のフランジ5404が孔1202の外周縁に係止し、ケース12の外側に外れないように配設されている。
第1の操作部材54には、ケース12の内方に開放状の凹部5406が周方向に連続するように設けられている。
【0022】
第1の操作部材54の裏面でフランジ5404上に、図4、図7に示すように、第1の操作部材54の中心を中心とした同一円周C1上に周方向に90度の間隔をおいて4つの押圧用突起32Aが設けられ、これら押圧用突起32Aは前記押圧箇所に対応した箇所に設けられている。
さらに、第1の操作部材54の裏面で円周C1よりも径が小さい同一円周C2上に、周方向に90度の間隔をおいて4つの支点用突起33が設けられ、これら支点用突起33は押圧用突起32Aに対して位相が45度ずらされている。
なお、これら押圧用突起32Aや支点用突起33は、フランジ5404の内周から半径方向内方に突出し凹部5406の底面から立ち上がる突条を介して設けられている。
開閉接片32は、図5に示すように、ケース12の内部に配設されたプリント基板42上に設けられ、押圧用突起32Aは開閉接片32上に臨んでいる。
【0023】
第1のばね手段58は、第1の操作部材54を開閉接片32から離す方向に付勢するもので、図7に示すように、第1の操作部材54の裏面のフランジ5404上に位置する厚さの薄い板状の本体部5802と、第1の操作部材54の半径方向の外側でケース12の裏面に取着される厚さの薄い板状の取り付け部5804と、本体部5802と取り付け部5804とを接続し前記付勢する力を発揮する4つの厚さの薄い帯板状の接続片5806とを備えている。
第1の操作部材54と第1のばね手段58は合成樹脂材料により型成形により一体に形成されている。
【0024】
したがって、本実施の形態では、第1の操作部材54のフランジ5404が第1のばね手段58の本体部5802を兼ねている。
取り付け部5804は、第1の操作部材54の直径よりも大きい輪郭の矩形枠状を呈している。取り付け部5804は、ケース12の裏面に接着材を介して取着され、あるいは、取り付け部5804に設けられた取付け孔にケース12の凸部を嵌合固定するなどすることで取着されている。
接続片5806は、矩形枠状の取り付け部5804の4つの角部からフランジ5404に向けて延在しその先端がフランジ5404の裏面に連結されており、その延在方向の中間部に湾曲部が形成され、弾性力が発揮されるように構成されている。第1の操作部材54は、第1のばね手段58により、フランジ5404がケース12の裏面に当接しケース12の表面から突出した突出位置に位置するように付勢されている。
【0025】
第2の操作部材56は、図6に示すように、軸状に形成され、第1の操作部材54の中心孔5402に、ケース12の表面と裏面とを通る方向に移動可能に配設され、第2の操作部材56の端部には押圧用突起34Aが突設されている。
開閉接片34は、プリント基板42上で押圧用突起34Aに臨む箇所に設けられている。
第2のばね手段60は、第2の操作部材56を開閉接片34から離す方向に付勢するものであり、本実施の形態では、第2の操作部材56と第2のばね手段60は合成樹脂製で型成形により一体に形成されている。
【0026】
第2のばね手段60は、第1のばね手段58から、ケース12の表面から裏面へ向う方向に離れた箇所を延在する厚さが薄く幅が小さい帯状の板体60Aで構成され、第2の帯状板体60Aの一端は第2の操作部材56の端部に接続され他端はケース12の裏面に取着されている。
本実施の形態では、第2の操作部材56の端部に中心孔5402よりも大きい直径のフランジ5602が形成され、第2の帯状の板体60Aの一端はこのフランジ5602に連結され、第2の操作部材56は、第2のばね手段60により、フランジ5602が第1の操作部材54の中心孔5402周囲の裏面に係止し先端が第1の操作部材54の表面から突出する突出位置に位置するように付勢されている。
【0027】
なお、このような構成からなるスイッチ装置50の動きは第1の実施の形態と同様であり、第1の操作部材54の三角形状の突起が設けられた押圧箇所を押すと、押圧された箇所が第1のばね手段58の弾性力に抗してケース12の内方に沈み込むように第1の操作部材54が揺動し、支点用突起33がまずプリント基板42に当接し、続いてこれらプリント基板42に当接した両側の支点用突起33を結ぶ想像線Lを支点として第1の操作部材54が揺動し、押圧用突起32Aが開閉接片32を押し込み、開閉接片32を開閉させる。押圧箇所から指を離せば、第1のばね手段58により第1の操作部材54は当初の突出位置に復帰する。
また、第2の操作部材56を第2のばね手段60の弾性力に抗して押すと、第2の操作部材56はケース12の内方に移動し、押圧用突起34Aが開閉接片34を開閉させ、指を離せば、第2のばね手段60により第2の操作部材56は当初の突出位置に復帰する。
【0028】
第2の実施の形態のスイッチ装置50によれば、第1の操作部材54を突出位置に付勢する第1のばね手段58は、厚さの薄い合成樹脂製の板材から構成されているので、第1の操作部材54の裏面にこの板材の厚さ分の極めて薄い平面的スペースを確保することで第1のばね手段58を配設でき、従来のようにばね手段として軸心を押圧方向に向けたコイルスプリングを押圧箇所毎に配設する場合に比べてスイッチ装置50の小型化を図る上で有利となり、カメラ10の小型化を図る上で極めて有利となる。
また、合成樹脂材料を用いて第1の操作部材54と第1のばね手段58とが型により一体成形されているので、部品点数を削減しスイッチ装置50のコストダウンを図る上で有利となり、カメラ10のコストダウンを図る上で極めて有利となる。
また、第1のばね手段58は、フランジ5404および本体部5802を介して第1の操作部材54の接触しつつ該裏面のほぼ全周にわたって繋がりつつ延在しているので、各押圧箇所を押した際の操作感もコイルスプリングを用いた場合と異なって軟らかなタッチとなり、操作性の点でも有利となる。
【0029】
また、第2の操作部材56を突出位置に付勢する第2のばね手段60は、第1のばね手段58から、ケース12の表面から裏面へ向う方向に離れた箇所を延在する厚さが薄く幅が小さい帯状の板体60Aで構成されているので、第2の操作部材56の裏面に帯状の板体60Aを配設するに足る極めて薄い平面的スペースを確保することで第2のばね手段60を配設でき、従来のようにばね手段として軸心を押圧方向に向けたコイルスプリングを配設する場合に比べてスイッチ装置50の小型化を図る上で有利となり、カメラ10の小型化を図る上で極めて有利となる。
また、合成樹脂材料を用いて第2の操作部材56と第2のばね手段60とが型により一体成形されているので、部品点数を削減しスイッチ装置50のコストダウンを図る上で有利となり、カメラ10のコストダウンを図る上で極めて有利となる。
【0030】
なお、本実施の形態では、本発明をデジタルスチルカメラの各種撮影情報にまつわるメニューを選択するスイッチに適用した場合について説明したが、本発明はデジタルスチルカメラ以外の様々な機器、装置、特に小型機器、小型装置の各種用途のスイッチとして広く適用される。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、小型化を図る上で有利なスイッチ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るスイッチ装置の断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る第1のばね部材および第2のばね部材の斜視図である。
【図4】押圧用突起および突起の説明図である。
【図5】開閉接片の説明図である。
【図6】第2の実施の形態に係るスイッチ装置の断面図である。
【図7】第2の実施の形態に係る第1のばね部材および第2のばね部材の斜視図である。
【符号の説明】
10……デジタルスチルカメラ、12……ケース、24,54……第1の操作部材、26,56……第2の操作部材、30,50……スイッチ装置、38,58……第1のばね手段、40,60……第2のばね手段。

Claims (10)

  1. 表面をケースの外方に向けてその裏面をケースの内方に向けて配設され、その外周部が環状を呈し該外周部の周方向に間隔をおいた少なくとも3箇所以上の箇所が押圧箇所とされる第1の操作部材と、
    前記第1の操作部材の裏面に臨む箇所で、前記押圧箇所に対応した前記ケース内の箇所にそれぞれ設けられた開閉接片と、
    前記第1の操作部材を前記開閉接片から離す方向に付勢する第1のばね手段とを備え、
    前記第1の操作部材の各押圧箇所を押圧することで、押圧された箇所が前記ケースの内方に沈み込むように第1の操作部材を揺動させこれら押圧箇所に対応した前記開閉接片を開閉させるスイッチ装置であって、
    前記第1のばね手段は、前記第1の操作部材の裏面に位置する本体部と、前記ケースの裏面に取着される取り付け部とを備え、
    前記本体部は、厚さが薄く幅が小さい弾性を有する第1の帯状の板体が前記第1の操作部材の裏面に接触しつつ該裏面のほぼ全周にわたって繋がりつつ延在することで構成され、
    前記取り付け部は、前記第1の帯状の板体が前記本体部から突出し前記第1の操作部材の裏面の外側に延在することで構成されている、
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記第1のばね手段は単一の第1の帯状の板体で構成されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記第1のばね手段は単一の第1の帯状の板体で構成され、前記取り付け部は2つ設けられ、前記2つの取り付け部は、前記第1の操作部材を挟んだ箇所に位置していることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  4. 前記操作部材の裏面に複数の係合用突起が設けられ、前記本体部を構成する第1の帯状の板体の部分には前記係合用突起が係合される孔が形成され、前記孔に係合用突起が係合することで前記本体部が前記操作部材の裏面に位置決めされていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  5. 前記第1の操作部材の中心に該第1の操作部材を貫通する中心孔が設けられ、前記中心孔に第2の操作部材が前記表面と裏面とを通る方向に移動可能に配設され、前記ケース内で第2の操作部材の端部に臨む箇所に開閉接片が設けられ、前記第2の操作部材を前記開閉接片から離す方向に付勢する第2のばね手段が設けられ、前記第2のばね手段は、前記第1のばね手段から、前記表面から裏面へ向う方向に離れた箇所を延在する厚さが薄く幅が小さい第2の帯状の板体で構成され、前記第2の帯状の板体の一端は前記第2の操作部材の端部に接触し前記第2の帯状の板体の他端はケースの裏面に取着されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  6. 前記第2の操作部材と前記第2の帯状の板体は共に合成樹脂材料から一体に形成されていることを特徴とする請求項5記載のスイッチ装置。
  7. 前記第1の帯状の板体は、薄い金属片が型により打ち抜かれて形成されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  8. 前記第1のばね部材は、合成樹脂材料が型成形により形成されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  9. 表面をケースの外方に向けてその裏面をケースの内方に向けて配設され、その外周部が環状を呈し該外周部の周方向に間隔をおいた少なくとも3箇所以上の箇所が押圧箇所とされる第1の操作部材と、
    前記第1の操作部材の裏面に臨む箇所で、前記押圧箇所に対応した前記ケース内の箇所にそれぞれ設けられた開閉接片と、
    前記第1の操作部材を前記開閉接片から離す方向に付勢する第1のばね手段とを備え、
    前記第1の操作部材の各押圧箇所を押圧することで、押圧された箇所が前記ケースの内方に沈み込むように第1の操作部材を揺動させこれら押圧箇所に対応した前記開閉接片を開閉させるスイッチ装置であって、
    前記第1のばね手段は、前記第1の操作部材の裏面に位置する厚さの薄い板状の本体部と、前記第1の操作部材の外側で前記ケースの裏面に取着される厚さの薄い板状の取り付け部と、前記本体部と取り付け部とを接続し前記付勢する力を発揮する複数の厚さの薄い帯板状の接続片とを備え、
    前記第1の操作部材と前記第1のばね手段は合成樹脂材料により一体に形成されている、
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  10. 前記第1の操作部材の中心に該第1の操作部材を貫通する中心孔が設けられ、前記中心孔に合成樹脂製の第2の操作部材が前記表面と裏面とを通る方向に移動可能に配設され、前記ケース内で第2の操作部材の端部に臨む箇所に開閉接片が設けられ、前記第2の操作部材を前記開閉接片から離す方向に付勢する合成樹脂製の第2のばね手段が前記第2の操作部材と一体に設けられ、前記第2のばね手段は、前記第1のばね手段から、前記表面から裏面へ向う方向に離れた箇所を延在する厚さが薄く幅が小さい帯状の板体で構成され、前記帯状の板体の一端は前記第2の操作部材の端部に接続され他端はケースの裏面に取着されていることを特徴とする請求項9記載のスイッチ装置。
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