JP2004288459A - スライド入力キーパッド及びスライド入力スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】深く押込むように力を加える押圧操作を行わなくても、多方向入力を楽に行うことができる多方向入力スイッチの提供。
【解決手段】入力操作孔1bから突出する中央キートップ7と、中央キートップ7の外側に隙間を介して配置したスライド樹脂部5とを備えており、中央キートップ7とスライド樹脂部5との間には樹脂フィルム8が架け渡されている。中央キートップ7を入力操作孔1bの孔内方向へスライドさせると、スライド樹脂部5は、樹脂フィルム8の可撓部8aによって当該方向へ付勢される。これによって、ホール素子6f,6gは、接近してくるスライド樹脂部5の磁石5dの磁力を検知して入力信号を生成し、入力操作が行われる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話機やPDAといった携帯情報端末機器やAV機器などの機器に備える押釦スイッチに関し、特に入力に方向性を持たせた多方向入力スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
前述のような機器に備える入力操作装置としては、構造の簡易性や省スペース化に特に秀でる押釦スイッチが利用されており、その中でも上・下・左・右の4方向入力や、右上・右下・左上・左下といった斜めを加えた8方向入力を行える多方向入力スイッチが多様な入力操作を実現できるため広く利用されている。このような多方向入力スイッチに用いるキーパッドとしては、シリコーンゴムなどのゴム状弾性体でなるキーシートに、ポリカーボネート樹脂やABS樹脂などの硬質樹脂でなるキートップを接着剤などで貼着したものが使用されている。一方、このようなキーシートの下方に備わるプリント基板には、上・下・左・右の4方向位置、あるいはこれに斜めを加えた8方向位置にスイッチが配置されている。そして、入力操作を行うには、各方向位置でキートップを深く押込むように押圧すれば良く、これによって金属皿ばねが座屈して基板接点を導通させて入力信号が生成される(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−195956号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、こうした押圧入力型の多方向入力スイッチでは、各方向位置へ操作する指を移動させなければならず、しかも各方向位置ではキートップを深く押込むように力を加える押圧操作をしなければならないため、操作者に疲労感を感じさせ易く、継続的に入力操作を行うには使い勝手が今ひとつである、という問題がある。したがって、特に多方向入力スイッチの使用頻度が高いことが想定される機器、例えば電子メールやゲームアプリケーションを利用できる携帯電話機やPDAなどの携帯情報端末機器では、より楽に多方向入力ができるように、押圧入力型の多方向入力スイッチの改善が要望されている。
【0005】
上記のような従来技術を背景になされたのが本発明である。その目的は、深く押込むように力を加える押圧操作を行わなくても、多方向入力を楽に行うことができる多方向入力スイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成する多方向入力スイッチを得るべく、本発明では、次のようなキーパッドを提供する。即ち、本発明は、機器に設けた入力操作孔から突出する中央キートップと、中央キートップの外側に隙間を介して配置したスライド樹脂部と、該隙間に架け渡されつつ中央キートップとスライド樹脂部に固着され、中央キートップによる入力操作孔の孔内方向へのスライドを受けてスライド樹脂部を当該方向へ付勢する樹脂フィルムと、を備えるスライド入力キーパッドを提供する。
【0007】
このスライド入力キーパッドによれば、樹脂フィルムにより浮動支持される中央キートップを入力操作孔の孔内方向へスライドさせると、スライド樹脂部が隙間に架け渡された樹脂フィルムを介して付勢を受けてスライドする。このような動作により、本発明のスライド入力キーパッドでは、操作者は中央キートップのスライド操作によって楽に多方向入力を行うことができる。
【0008】
上記スライド樹脂部は、中央キートップを挿通可能な内孔を有する環形状として構成できる。より具体的には、例えば円環状、多角環状などのように構成でき、また必ずしも素材の切断を伴わなければ分離不能な一連一体のものでなくてもよい。即ち、その周方向で複数に区分した分割片として構成することもでき、この場合には各方向ごとに対応する分割片として構成してもよい。
【0009】
前記スライド入力キーパッドについては、隙間に架け渡された樹脂フィルムの非固着部分を、該隙間の架け渡し幅よりも長く遊びのある可撓部として構成できる。より具体的には、可撓部は断面略U字形状として構成できる。これによれば、中央キートップのスライドにより可撓部が弾発的にスライド樹脂部を付勢するので、スライド樹脂部を確実にスライドさせることができる。また、中央キートップを、例えば携帯電話機における確定キーのように、押込んで押圧操作するために使用することもできる。つまり、樹脂フィルムの非固着部分である可撓部については、固着による拘束が無いため、浮動支持された中央キートップを押込めば変形し、容易に変位させることができる。このようにして本発明のスライド入力キーパッドの中央キートップは、スライド操作と押圧操作の2形態の入力操作を行うことができるので、機器の多機能化に伴って要請される入力操作の多様性に応えることができる。
【0010】
前記スライド入力キーパッドについては、スライド樹脂部に入力操作孔から突出する操作部を形成したものとして構成できる。これによれば、スライド樹脂部を該操作部に直接操作力を加えることでスライドさせることもできるから、更にスライド操作の操作性を向上できる。そして、この場合には、操作部を、その上端位置が中央キートップの上端位置よりも高く形成したものとして構成することで、操作する指を引っ掛けやすくなるため、更に操作性を向上できる。
【0011】
前記スライド入力キーパッドについては、中央キートップと、スライド樹脂部の外面側を樹脂フィルムで被覆したものとして構成できる。樹脂フィルムが中央キートップとスライド樹脂部の外面を被覆するので、固着面積を大きく取ることができ、樹脂フィルムに対する中央キートップとスライド樹脂部の固着性を向上できる。また、樹脂フィルムに加飾層を設けることが容易となるので、意匠性も向上することができる。
【0012】
前記スライド入力キーパッドについては、スライド樹脂部の外縁側に、ゴム状弾性体でなるキーシートを固着し、該キーシートに、前記入力操作孔を有する外側キートップを固着したものとして構成できる。これによれば、中央キートップやスライド樹脂部とは別に、外側キートップを使った更なる多入力スイッチを実現できる。そして、この場合には、前記固着を液密に固着したものとして構成すれば、防塵性や防水性も得ることができる。
【0013】
また、前記目的を達成する多方向入力スイッチを得るべく、本発明では、次のようなスライド入力スイッチを提供する。すなわち本発明のスライド入力スイッチとは、機器に設けた入力操作孔から突出する中央キートップと、中央キートップの外側に隙間を介して配置したスライド樹脂部と、該隙間に架け渡されつつ中央キートップとスライド樹脂部に固着され、中央キートップによる入力操作孔の孔内方向へのスライドを受けてスライド樹脂部を当該方向へ付勢する樹脂フィルムと、樹脂フィルムの付勢を受けたスライド樹脂部のスライドを検出して入力信号を生成するスライドスイッチ部と、を備えるものである。
【0014】
このスライド入力スイッチによれば、スライドスイッチ部がスライド樹脂部のスライドを検出して入力信号を生成するので、スライド操作による入力が実現される。なお、上記中央キートップと、上記スライド樹脂部と、上記樹脂フィルムとを、前述した本発明のスライド入力キーパッドとして構成すれば、前述した本発明のスライド入力キーパッドによる作用や効果も有するスライド入力スイッチが実現される。
【0015】
上記スライド入力スイッチについては、隙間に架け渡された樹脂フィルムの非固着部分を、該隙間の架け渡し幅よりも長く遊びのある可撓部として形成し、中央キートップの下方に、中央キートップの押圧を受けて入力信号を生成する中央スイッチ部を備えるものとして構成できる。より具体的には、該可撓部は断面略U字形状として構成できる。これによれば、中央キートップのスライドにより可撓部が弾発的にスライド樹脂部を付勢するので、スライド樹脂部を確実にスライドさせることができる。また、中央キートップを、押込んで押圧操作するために使用することもできる。つまり、樹脂フィルムの非固着部分である可撓部については、固着による拘束が無いため、浮動支持された中央キートップを押込めば変形し、容易に変位させることができる。そして、この変位によって中央スイッチ部により入力信号の生成がなされる。よって、中央キートップによりスライド操作と押圧操作による2形態の入力操作を行える。
【0016】
上記スライド入力スイッチについては、スライド樹脂部の外縁側に、ゴム状弾性体でなるキーシートを液密に固着し、前記入力操作孔を有する機器の筐体裏面に、該キーシートを液密に固着したものとして構成できる。これによれば、防塵性、防水性を得ることができる。
【0017】
上記スライド入力スイッチについては、スライド樹脂部の外縁側に、ゴム状弾性体でなるキーシートを取付け、該キーシートに、前記入力操作孔を有する外側キートップを取付け、該外側キートップの下方に、外側キートップの押圧を受けて入力信号を生成する外側スイッチ部を設けたものとして構成できる。これによれば、中央キートップやスライド樹脂部とは別に、外側キートップを利用した更なる多入力を実現できる。そして、この場合には、前記固着を液密に固着したものとして構成すれば、防塵性や防水性も得ることができる。
【0018】
上記本発明のスライド入力スイッチを構成し、また上記本発明のスライド入力キーパッドに適用可能なスライドスイッチ部、中央スイッチ部、外側スイッチ部としては、例えば以下のようなものを適用できる。
【0019】
スライドスイッチ部としては、スライド樹脂部のスライドを検出して入力信号を生成するものであればよく、例えば基板に形成した回路接点と、スライド樹脂部のスライドを受けて座屈する金属皿ばねと、を備える“皿ばねスイッチ”を適用できる。また、下部樹脂フィルムに形成した回路接点と、接触により回路接点を閉じる導電接点が形成されており、スライド樹脂部のスライドを受けて撓む上部樹脂フィルムと、下部樹脂フィルムと上部樹脂フィルムとの間に間隙を形成するスペーサフィルムと、を備える“メンブレンスイッチ”を適用できる。更に、スライド樹脂部に磁石を設けるとともにプリント基板にホール素子などの磁気センサを設けて、スライド樹脂部とともにスライドする磁石の磁力変化を磁気センサで検出して入力信号を生成する“磁力検出スイッチ”を適用できる。そして、スライド樹脂部に上部電極を設けるとともにプリント基板に下部電極を設け、スライド樹脂部とともにスライドする電極間距離の遠近よる容量変化を検出して入力信号を生成する“静電容量検出スイッチ”を適用できる。
【0020】
中央スイッチ部としては、中央キートップの押圧操作によって入力信号を生成するものであればよい。したがって、前記“皿ばねスイッチ”や“メンブレンスイッチ”、また中央キートップに上部電極を設けるとともにプリント基板に下部電極を設け、中央キートップとともに変位する電極間距離の遠近による容量変化を検出して入力信号を生成する“静電容量検出スイッチ”を適用できる。
【0021】
外側スイッチ部としては、外側スイッチの押圧操作によって入力信号を生成するものであればよく、前記“皿ばねスイッチ”や“メンブレンスイッチ”、また外側キートップに上部電極を設けるとともにプリント基板に下部電極を設け、外側キートップとともに変位する電極間距離の遠近による容量変化を検出して入力信号を生成する“静電容量検出スイッチ”を適用できる。
【0022】
そして、スライドスイッチ部や外側スイッチ部の数は、例えば上・下・左・右に対応する4つだけでなく、それ未満でもそれ以上であってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の一例について図面を参照しつつ説明する。
【0024】
図1は、折畳み式の携帯電話機1の外観図で、携帯電話機1には第1の実施形態によるスライド入力キーパッド2が備わっている。スライド入力キーパッド2には、シリコーンゴムや熱可塑性エラストマーのようなゴム状弾性体でなるキーシート3を備えている。キーシート3には、文字、記号、数字などを入力する計17個の樹脂キートップ4が貼着されている。
【0025】
キーシート3の上部中央位置に貫通形成された孔部3aの外側には、図2〜図4で示す環状山部3bが形成されており、キーシート3の面方向への変形に対して弾発力を発生するようになっている。また、環状山部3bの外側部分は、図2で示すように携帯電話機1の筐体1aの裏面に対して液密に固着されている。キーシート3の孔部3aの孔縁上面には、円環形状のスライド樹脂部5の薄肉部5aが接着剤により液密に固着されている。したがって、それらの固着部分からは、塵埃や液体が内部に入り込まないようになっている。
【0026】
スライド樹脂部5には、薄肉部5aの内側に、厚肉の基部5bと、上向きの傾斜部5cが形成されている。基部5bの底面における上・下・左・右の各方向入力に対応する位置には、凹部が形成されており、その内部には磁石5dがそれぞれ固着されている。傾斜部5cは、プリント基板6に取付けた円環形状のスライドガイド6aと、携帯電話機1の筐体1aに貫通形成した入力操作孔1bの孔縁裏面の傾斜面1cと、による摺動的なガイドを受ける部分である。したがって、スライド樹脂部5としては、例えばPC、ABS、PMMAなどの樹脂や、摺動性の高い樹脂(摩擦抵抗の低い樹脂)であればそれらの摺動性グレードあるいはPP、POMなどの樹脂を素材とすることができる。また、透明性が必要である場合には、PC、PMMA、透明ABS、スチレンなどの硬質樹脂を素材として使用できる。一方スライドガイド6aもスライド樹脂部5と同様の硬質樹脂を素材としていて、円滑にスライド樹脂部5のスライドがなせるようにしている。
【0027】
7は略円柱形状の中央キートップであり、樹脂フィルム8によって浮動状態で支持されている。中央キートップ7の外周面下端側には、切欠状に肉抜きした欠如部7aが形成されており、この部分は外周面上端側よりも小径となっている。また、中央キートップ7の底面には下向き凸形状の押し子部7bが形成されている。
【0028】
樹脂フィルム8は平面視で円形とされており(図2参照)、中央キートップ7とスライド樹脂部5の上面を完全に被覆する状態でそれらに固着されている。中央キートップ7とスライド樹脂部5との間隙に架け渡された樹脂フィルム8の非固着部分、つまり中央キートップ7の欠如部7aの上端位置とスライド樹脂部5との接触位置との間の部分は、該隙間の架け渡し幅よりも長く遊びのある可撓部8aとされている。可撓部8aは、断面略U字状であり、中央キートップ7とスライド樹脂部5との間の隙間の全周にかけて形成されている。
【0029】
このような樹脂フィルム8の素材としては、PET、PEN、PCなどのポリエステル系フィルム、ナイロン(商標)などのポリアミド系フィルム、PP、PEなどのポリオレフィン系フィルムなどを使用することができる。その厚みは、中央キートップ7に上下動を容易になさせる可撓性を付与すべく、実用的には25μm〜150μmのものが好適に使用される。そして、この樹脂フィルム8には、印刷、塗層、蒸着、熱転写などにより加飾層を形成して意匠性を向上することができ、特にその裏面側に加飾層を形成することで、加飾層の摩耗を無くすことができる。また、樹脂フィルム8の可撓部8aと、中央キートップ7の外面形状に対応する凹部8bと、スライド樹脂部5の傾斜部5cの上面形状に対応する傾斜部8cとは、本形態ではエンボス成形にて形成されている。そして、本形態では、樹脂フィルム8の裏面における可撓部8aを境とする内外に射出成形をすることで、凹部8bに中央キートップ7が形成され、傾斜部8cとその外側部分にスライド樹脂部5が形成される。つまりフィルム一体型として構成されている。
【0030】
以上のような、中央キートップ7、樹脂フィルム8、スライド樹脂部5は、キーパッド3の底面から下向きに突出する環状支持部3cを介してプリント基板6の上に浮動支持される。プリント基板6には、図示せぬ基板回路が形成されており、基板回路には、中央キートップ7の下方に配置した基板接点6bと、ドーム形状の金属皿ばね6cとによる皿ばね接点が接続されている。この皿ばね接点は、中央キートップ7の押し子部7bによる押圧を受けて金属皿ばね6cが座屈し、基板接点6bと導通して入力信号を生成する“中央スイッチ部”を構成している。そして、“中央スイッチ部”と前述したスライド入力キーパッド2によって、本発明による“スライド入力スイッチ”が構成される。
【0031】
また、プリント基板6の基板回路には、図2で示すように、上方向入力に対応するホール素子6d、下方向入力に対応するホール素子6e、右方向入力に対応するホール素子6f、左方向入力に対応するホール素子6gが接続されている。これらのホール素子6d〜6gは、スライド樹脂部5のスライド、つまり上・下・左・右の各方向入力に対応して設けた磁石5dのスライドを検出して入力信号を生成する“スライドスイッチ部”を構成している。そして、この“スライドスイッチ部”と、前述の“中央スイッチ部”及びスライド入力キーパッド2によって、他の本発明による“スライド入力スイッチ”が構成される。
【0032】
次に、スライド操作と押圧操作による入力動作について説明する。なお、スライド操作では左方向入力を行う例について説明するが、他の方向入力についても動作は同様である。
【0033】
中央キートップ7をスライドさせない図3の静止状態から、中央キートップ7を図中左方向(孔内方向左向き)へスライドさせる。すると、樹脂フィルム8の可撓部8aは、スライド樹脂部5をその方向へ確実に付勢する。すなわち、可撓部8aは全周にわたって断面U字状に形成されているので、可撓部8aにおけるスライド方向側(左方向側)の部分は圧縮を受けるが、上方向側の部分や下方向側の部分では剪断を受けるため、可撓部8a全体(全周)としては変形しにくい。このためスライド方向側の部分は、中央キートップ7をスライドさせても完全に腰折れするようなことが無く、弾発的にスライド樹脂部5を確実に付勢させる。また、スライド樹脂部5は、スライド樹脂部5の傾斜部5cがスライドガイド6aのガイドを受け、また樹脂フィルム8の傾斜部8cが筐体1aの傾斜面1cのガイドを受けることで、磁石5dがホール素子6gと接近する方向へ導かれながらスライドしていく。こうしてスライドした結果、図4で示すように、ホール素子6gは、接近した磁石5dによる磁力の変化を検知して入力信号を生成し出力する。そして、スライド操作を止めて操作力を解放すると、スライドにより変形されているキーシート3の環状山部3aや可撓部8aが復元するので、図3の静止状態に戻ることになる。このようにスライド入力キーパッド2では、中央キートップ7を操作原点として多方向にスライドさせるスライド操作によって、多方向入力を楽に行うことができる。
【0034】
一方、押圧操作を行う場合には、図3の静止状態から中央キートップ7を下方に押圧する。すると、樹脂フィルム8の可撓部8aがずれるように変形するとともに、中央キートップ7の欠如部7aへ変形する樹脂フィルム8を逃がすことができる。よって、可撓部8aが容易に変形して、中央キートップ7は容易に下方に変位する。この変位によって押し子部7bが金属皿ばね6cを押圧して座屈させると、金属皿ばね6cが基板接点6bと接触し入力信号が生成される。このようにして中央キートップ7の押圧操作による入力がなされる。そして、押圧操作を止めて操作力を解放すると、押圧により変形されている可撓部8aが復元し、図3で示す静止状態に戻ることになる。このようにスライド入力キーパッド2によれば、スライド操作による多方向入力だけでなく押圧操作による入力も行うことができるので、多様な入力操作が実現される。
【0035】
図6は、第2の実施形態によるスライド入力キーパッド10である。このスライド入力キーパッド10は、第1の実施形態のキーシート3を備えており、プリント基板6のスライドガイド6a、基板接点6b、金属皿ばね6cの構成も同じである。なお、第1実施形態と重複する説明は省略し、主として相違点について説明する。
【0036】
本形態のスライド樹脂部11は、第1実施形態と同様に環形状であり、キーシート3を固着する薄肉部11a、厚肉の基部11b、上向きの傾斜部11cが形成されているほか、更に傾斜部11cの内側に上向きに突き出る操作部11dが形成されている。基部11bの底面における上・下・左・右の各方向入力に対応する位置には、凹部が形成されており、その内部には上部電極11eがそれぞれ固着されている。傾斜部11cは、スライドガイド6aと、キーシート3に液密に固着した外側キートップ12の入力操作孔12aの孔縁裏面である傾斜面12bと、による摺動的なガイドを受ける部分である。操作部11dは、外側キートップ12の入力操作孔12aを突き抜けて上方へ突出するように形成されており、直接操作力を加えることができるようにされている。そして、薄肉部11aの外側端部には、上方に立ち上がる係止突起11fが形成されている。この係止突起11fは、外側キートップ12の裏面に形成した係止段部12cとスライド方向で係止するようにされている。
【0037】
13は略円柱形状の中央キートップであり、樹脂フィルム14によって浮動状態で支持されている。中央キートップ13には、切欠状に肉抜きした欠如部13aと、下向き凸形状の押し子部13bが形成されている。
【0038】
樹脂フィルム14は、中央キートップ13とスライド樹脂部11の上面を完全に被覆するように固着している。中央キートップ13とスライド樹脂部11との間隙に架け渡された樹脂フィルム14の非固着部分は、該隙間の架け渡し幅よりも長く遊びのある可撓部14aとされており、該隙間の全周にわたって形成されている。
【0039】
樹脂フィルム14の可撓部14aと、中央キートップ13の外面形状に対応する中央凹部14bと、スライド樹脂部11の傾斜部11c、操作部11dの外面形状に対応する外側凹部14cは、本形態ではエンボス成形にて形成されている。そして、本形態では、樹脂フィルム14の裏面における可撓部14aを境とする内外に射出成形を行うことで、中央凹部14bに中央キートップ13を一体に形成し、外側凹部14cとその外側部分にスライド樹脂部11を一体に形成している。
【0040】
プリント基板6には、中央キートップ13の下方に、基板接点6bと金属皿ばね6cによる“中央スイッチ部”が設けられている。そして、“中央スイッチ部”とスライド入力キーパッド10によって、本発明の“スライド入力スイッチ”が構成される。
【0041】
また、プリント基板6の基板回路には、第1実施形態のホール素子6d〜6gと同じ位置に(図2参照)、上方向入力に対応する下部電極(図示略)、下方向入力に対応する下部電極(図示略)、右方向入力に対応する下部電極6h、左方向入力に対応する下部電極6iが接続されている。下部電極6h,6iは、スライド樹脂部11のスライド、つまり上・下・左・右の各方向入力に対応して設けた上部電極11eのスライドを検出して入力信号を生成し、上部電極11eと下部電極6h,6iが“スライドスイッチ部”を構成している。そして、“スライドスイッチ部”と、前述の“中央スイッチ部”及びスライド入力キーパッド10によって、他の本発明による“スライド入力スイッチ”が構成される。
【0042】
更に本形態のプリント基板6には、外側キートップ12の押圧を受けて入力信号を生成する基板接点6jと金属皿ばね6kによる“外側スイッチ部”が設けられている。そして、この“外側スイッチ部”と、前述の“中央スイッチ部”、“スライドスイッチ部”及びスライド入力キーパッド10によって、更に別の本発明による“スライド入力スイッチ”が構成される。
【0043】
次に、スライド操作と押圧操作による本形態の入力動作について説明する。まず、スライド操作は、第1実施形態と同様に、中央キートップ13を、図6の静止状態から上・下・左・右の各方向へスライドさせればよい。このとき本形態では、スライド樹脂部11の操作部11dが外側キートップ12の入力操作孔12aから大きく突出しているので、中央キートップ13だけでなく操作部11dにも操作力を加えることで、更に容易に且つ確実にスライド樹脂部11をスライドできる。また、第1実施形態と同様に、可撓部14a全体は変形しにくいため、これによってもスライド樹脂部11が樹脂フィルム14の付勢を受けて確実なスライドが可能となっている。このようにスライドさせると、スライド樹脂部11の上部電極11eがプリント基板6の下部電極6iに接近し、両電極間に蓄えられる静電容量が変化する。この静電容量の変化を検出して入力信号が生成される。
【0044】
一方、押圧操作は、図6の静止状態から中央キートップ13を下方に押圧すればよい。これによって、樹脂フィルム14可撓部14aがずれるように容易に変形し、中央キートップ13は確実に下方に変位するので、金属皿ばね6cと基板接点6bとの接触により入力信号が生成される。
【0045】
また、外側キートップ12について上・下・左・右の各方向で押圧すれば、金属皿ばね6kと基板接点6jとの接触により入力信号が生成される。したがって、本形態では、更に多くの入力信号を生成することができるようになっている。
【0046】
以上の説明した第1実施形態と第2実施形態における“スライドスイッチ部”としては、スライド樹脂部5,11のスライドにより座屈する金属皿ばねと基板接点により構成してもよい。また、下部樹脂フィルムに形成した回路接点と、接触により回路接点を閉じる導電接点が形成されており、スライド樹脂部5,11のスライドを受けて撓む上部樹脂フィルムと、下部樹脂フィルムと上部樹脂フィルムとの間に間隙を形成するスペーサフィルムと、を備えるメンブレンスイッチを利用することもできる。そして、“スライドスイッチ部”の数も、上・下・左・右の4方向だけでなく、任意の数だけ設けることができる。この点は、第2実施形態の“外側スイッチ部”についても同じである。
【0047】
スライド樹脂部5,11、外側キートップ12、スライドガイド6aは、無端円環形状のものを例示したが、周方向で複数に分割されていてもよいし、無端円環形状ではなく無端多角環形状のものでもよい。この点、樹脂フィルム8,14も平面視で円形で一枚構成のものを例示したが、同様に、複数に分割されていてもよいし、平面視で多角形であってもよい。また、樹脂フィルム8,14は、スライド樹脂部5,11を部分的に被覆するものであってもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明のスライド入力キーパッド及びスライド入力スイッチによれば、深く押込むように力を加える押圧操作を行わなくてもスライド操作により多方向入力ができるので、操作者は楽に多方向入力ができる。したがって、多方向入力スイッチを備える機器、特にその使用頻度が高い携帯電話機やPDAなどの多方向入力スイッチとして快適な優れた操作性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のスライド入力キーパッドを備える携帯電話機の外観図。
【図2】図1のキーパッドとプリント基板との分解斜視図。
【図3】図1と図2のSA−SA線に沿う拡大断面図。
【図4】図3に続くスライド入力キーパッドのスライド操作の動作説明図。
【図5】図3に続くスライド入力キーパッドの押圧操作の動作説明図。
【図6】第2実施形態のスライド入力キーパッドの図3相当の拡大断面図。
【符号の説明】
1 携帯電話機(機器)
1b 入力操作孔
2 スライド入力キーパッド(第1実施形態)
3 キーシート
5 スライド樹脂部
5d 磁石(スライドスイッチ部)
6 プリント基板
6a スライドガイド
6b 基板接点(中央スイッチ部)
6c 金属皿ばね(中央スイッチ部)
6d〜6g ホール素子(スライドスイッチ部)
6h 下部電極(スライドスイッチ部)
6i 下部電極(スライドスイッチ部)
6j 基板接点(外側スイッチ部)
6k 金属皿ばね(外側スイッチ部)
7 中央キートップ
8 樹脂フィルム
8a 可撓部
10 スライド入力キーパッド(第2実施形態)
11 スライド樹脂部
11d 操作部
11e 上部電極(スライドスイッチ部)
12 外側キートップ
12a 入力操作孔
13 中央キートップ
14 樹脂フィルム
14a 可撓部

Claims (9)

  1. 機器に設けた入力操作孔から突出する中央キートップと、中央キートップの外側に隙間を介して配置したスライド樹脂部と、該隙間に架け渡されつつ中央キートップとスライド樹脂部に固着され、中央キートップによる入力操作孔の孔内方向へのスライドを受けてスライド樹脂部を当該方向へ付勢する樹脂フィルムと、を備えるスライド入力キーパッド。
  2. 隙間に架け渡された樹脂フィルムの非固着部分を、該隙間の架け渡し幅よりも長く遊びのある可撓部とした請求項1記載のスライド入力キーパッド。
  3. スライド樹脂部に、入力操作孔から突出する操作部を形成した請求項1又は請求項2記載のスライド入力キーパッド。
  4. 中央キートップとスライド樹脂部の外面側を樹脂フィルムで被覆した請求項1〜請求項3何れか1項記載のスライド入力キーパッド。
  5. スライド樹脂部の外縁側に、ゴム状弾性体でなるキーシートを固着し、該キーシートに、前記入力操作孔を有する外側キートップを固着した請求項1〜請求項4何れか1項記載のスライド入力キーパッド。
  6. 機器に設けた入力操作孔から突出する中央キートップと、中央キートップの外側に隙間を介して配置したスライド樹脂部と、該隙間に架け渡されつつ中央キートップとスライド樹脂部に固着され、中央キートップによる入力操作孔の孔内方向へのスライドを受けてスライド樹脂部を当該方向へ付勢する樹脂フィルムと、樹脂フィルムの付勢を受けたスライド樹脂部のスライドを検出して入力信号を生成するスライドスイッチ部と、を備えるスライド入力スイッチ。
  7. 隙間に架け渡された樹脂フィルムの非固着部分を、該隙間の架け渡し幅よりも長く遊びのある可撓部として形成し、中央キートップの下方に、中央キートップの押圧を受けて入力信号を生成する中央スイッチ部を備える請求項6記載のスライド入力スイッチ。
  8. スライド樹脂部の外縁側に、ゴム状弾性体でなるキーシートを液密に固着し、前記入力操作孔を有する機器の筐体裏面に、該キーシートを液密に固着した請求項6又は請求項7記載のスライド入力スイッチ。
  9. スライド樹脂部の外縁側に、ゴム状弾性体でなるキーシートを固着し、該キーシートに、前記入力操作孔を有する外側キートップを固着し、該外側キートップの下方に、外側キートップの押圧を受けて入力信号を生成する外側スイッチ部を設けた請求項6又は請求項7記載のスライド入力スイッチ。
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