JP5358977B2 - 視聴制限装置 - Google Patents

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Description

本発明は視聴制限装置、視聴制限方法及び視聴制限プログラムに関し、特に設定された視聴制限に基づいて利用者による放送番組の視聴を制限する視聴制限装置、視聴制限方法及び視聴制限プログラムに関する。
従来、テレビジョン装置(以下、単にテレビとする)は、放送番組を自由に視聴することが可能であった。このため、子供であっても、暴力的な内容など未成年が視聴することが好ましくない有害番組を自由に視聴することが可能であり、問題となっていた。
この問題を解決するため、予め個人の指紋データと、その個人が視聴可能なチャンネルや時間帯、番組などを登録しておき、利用者がテレビを視聴する場合には、利用者の指紋を読み取り、登録指紋データと一致したときに登録された番組の視聴が可能となるテレビ装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような視聴制限を行うためには、視聴制限を行う対象の番組を視聴制限装置に予め登録しておく必要がある。このための登録方法には、番組を直接指定する方法と、キーワードなどを登録する方法とがあった。対象の番組を直接指定する方法では、たとえば、視聴制限装置がEPG(Electronic Program Guide)の番組表を取得して表示し、管理者に見せたくない番組を指定させ、対象番組の登録を行っていた。また、キーワードを指定して視聴制限を行う方法では、予め、所定のキーワード、たとえば、特定の出演者の名前などを視聴制限装置に登録しておく。視聴制限装置は、EPG番組表の情報を解析して、EPG番組表にキーワードが含まれるか否かを調べ、キーワードが検出された場合にはその番組に視聴制限をかける(たとえば、特許文献2参照)。
特開2002−218352号公報 特開2002−232559号公報
しかし、従来の視聴制限方法では、視聴制限の対象番組の登録操作が煩雑で、かつ、登録漏れを防ぐことができないという問題点があった。
番組を直接指定する方法では、EPG番組表から視聴を制限する対象番組を探し出して一つずつ登録を行わなければならない。しかし、表示された多くの番組の中から対象番組を探し出すことは容易ではなく、煩雑な操作が必要になる。また、番組名や簡単な番組案内から対象番組であるかどうかを判断することも難しく、どうしても登録漏れが生じてしまう。特に、多チャンネル化が進む近年では、番組表に基づいて利用者が対象番組を漏れなく抜き出すことはほぼ不可能である。
また、キーワードを指定して視聴制限を行う方法では、キーワードが一致する対象番組は自動的に抽出されるので、番組を指定する場合に比べ、操作は容易である。しかし、有害番組を特定するためには、さまざまなキーワードを想定して登録しなければならず、漏れなく登録することは容易ではない。また、キーワードが一致しなければ、有害番組であったとしても対象番組から漏れてしまうという問題がある。
以上のように、番組を直接登録する方法、あるいはキーワードを登録する方法を用いても、漏れなく有害番組を登録することは容易ではなく、対象番組から漏れた有害番組の視聴が可能となってしまっていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、視聴制限の対象番組を確実にかつ容易に登録して視聴制限を行うことが可能な視聴制限装置及び視聴制限方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、設定された視聴制限に基づいて利用者による放送番組の視聴を制限する視聴制限装置であって、視聴制限番組情報取得手段、視聴制限登録手段、視聴制限要否判定手段、及び視聴制限手段を有する視聴制限装置が提供される。視聴制限番組情報取得手段は、所定の利用者に対する視聴制限を設定する権限を有する管理者から設定要求の入力に応じて、視聴制限が推奨される番組及び対象者に関する視聴制限番組情報を提供する視聴制限番組情報提供元からネットワークを介して視聴制限番組情報を取得する。取得した視聴制限番組情報は記憶手段に格納する。視聴制限登録手段は、取得された視聴制限番組情報を管理者に提示し、提示された視聴制限番組情報に基づく管理者による視聴制限の要否の判断に応じて、視聴制限要と判断された場合には、管理者が視聴制限の対象に指定した利用者に関する対象利用者情報を含む視聴制限情報を生成し、記憶手段に格納する。視聴制限要否判定手段は、利用者の識別情報と対象利用者情報とを照合して、利用者に視聴制限が必要であるか否かを判定する。視聴制限手段は、視聴制限要否判定手段により利用者に視聴制限が必要であると判定されたときは、利用者に対応する視聴制限情報及び視聴制限番組情報に基づいて利用者の視聴を制限する。
また、上記課題を解決するために、予め設定された視聴制限に基づいて利用者による放送番組の視聴を制限する視聴制限方法において、視聴制限番組情報取得手段が、所定の利用者に対する視聴制限を設定する権限を有する管理者からの設定要求の入力に応じて、視聴制限が推奨される番組及び対象者に関する視聴制限番組情報を提供する視聴制限番組情報提供元からネットワークを介して視聴制限番組情報を取得して記憶手段に格納する手順と、視聴制限登録手段が、取得された視聴制限番組情報を管理者に提示し、提示された視聴制限番組情報に基づく管理者による視聴制限の要否の判断に応じて、視聴制限要と判断された場合には、管理者が視聴制限の対象に指定した利用者に関する対象利用者情報を含む視聴制限情報を生成し、記憶手段に格納する手順と、視聴制限要否判定手段が、利用者の識別情報と対象利用者情報とを照合して、利用者に視聴制限が必要であるか否かを判定する手順と、視聴制限手段が、視聴制限要否判定手段により利用者に視聴制限が必要であると判定されたときは、利用者に対応する視聴制限情報及び視聴制限番組情報に基づいて利用者の視聴を制限する手順と、を有することを特徴とする視聴制限方法、が提供される。
また、上記課題を解決するために、コンピュータを上記視聴制限装置と同様に機能させる視聴制限プログラム、が提供される。
開示の視聴制限装置及び視聴制限方法によれば、予め視聴制限番組情報提供元に保有される視聴制限番組情報を取得し、管理者に提示するので、管理者はこれを参照して視聴制限情報を容易に設定することができる。これにより、視聴制限の対象となる番組を漏れなく確実に、かつ容易に番組登録することが可能となる。この結果、対象の利用者が視聴制限の対象に含まれる有害番組を視聴することを、確実に防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態に適用される視聴制限装置の概念図である。
視聴制限装置1は、記憶手段1aと、管理者認証手段1b、視聴制限番組情報取得手段1c、視聴制限登録手段1d、視聴制限要否判定手段1e、及び視聴制限手段1fの各処理手段と、を有する。
記憶手段1aには、視聴制限登録手段1dが生成した視聴制限情報が格納されるとともに、必要に応じて、視聴制限を行う放送番組に関する視聴制限番組情報、及び放送番組に関する番組表情報が格納される。各情報の詳細は後述する。
管理者認証手段1bは、図示しない入力装置、またはネットワークを経由して視聴制限を設定しようとする管理者から管理者ID(IDentification)を取得し、管理者を認証する。ここでは、対象利用者に対して放送番組の視聴を制限するか否かを設定する権限を有する者を管理者とする。対象利用者は、放送番組を視聴する利用者であって、管理者が視聴を制限する対象に指定した利用者を言う。管理者が認証されれば、以降の視聴制限の登録処理を開始させる。
視聴制限番組情報取得手段1cは、図示しないネットワークを介して接続する視聴制限番組情報提供元から視聴制限番組情報2aを取得する。視聴制限番組情報提供元は、たとえば、未成年にとって有害な番組など、視聴を制限する必要がある番組に関する視聴制限番組情報を保有し、要求に応じてこれを提供する外部機関の情報サーバである。視聴制限番組情報には、視聴制限が推奨される放送番組を特定する情報と、その対象者に関する情報が登録されている。対象者に関する情報は、対象者を特定する情報であり、視聴制限を年齢に応じて行う場合であれば、視聴を許可する年齢などが登録されている。
視聴制限登録手段1dは、視聴制限番組情報取得手段1cが取得した視聴制限番組情報2aを管理者に提示して、管理者に対し視聴制限の要否の判断を促す。提示された視聴制限番組情報を参照して、視聴制限が必要であると管理者が判断した場合には、管理者は対象の利用者に関する対象利用者情報2bを設定する。視聴制限登録手段1dは、設定された対象利用者情報を含む視聴制限情報を生成し、記憶手段1aに格納する。視聴制限情報には、他に視聴制限番組情報として何を用いるかについても指定される。外部機関より取得した視聴制限番組情報2aをそのまま自動的に用いる場合を自動設定モードとする。また、視聴制限番組情報を参照した管理者が、視聴制限番組情報の内容を変更したいと望むときは、管理者の指示に従って視聴制限番組情報の内容を手動で変更し、記憶手段1aに格納する。これを手動設定モードとする。この場合には、管理者が設定した視聴制限番組情報に従って視聴制限が行われる。視聴制限が必要でないと判断されたときは、視聴制限情報は生成されない。
視聴制限要否判定手段1eは、番組の視聴を行おうとする利用者から利用者IDを取得する。取得した利用者IDは、視聴制限情報に設定される対象利用者情報と照合する。照合の結果、この利用者IDが対象利用者情報に登録されていたときは、この利用者が視聴制限の必要な対象利用者であると判断し、視聴制限手段1fによる視聴制限処理を有効にする。登録されていなかったときは、この利用者には視聴制限が必要ないと判断し、視聴制限手段1fによる視聴制限処理を行わない。
視聴制限手段1fは、視聴制限要否判定手段1eによって視聴制限が必要であると判定された利用者に対応する視聴制限情報を記憶手段1aから読み出し、視聴を制限する処理を行う。自動設定モードであれば、視聴制限番組情報取得手段1cが取得した視聴制限番組情報2aに基づいて番組表情報を加工し、番組表が表示されたときに視聴が制限された番組が表示されないようにする。一旦自動設定モードが設定されれば、更新された視聴制限番組情報2aを取得し、継続して自動的に視聴制限を行うことができる。手動設定モードであれば、記憶手段1aに格納される管理者が登録した視聴制限番組情報に基づいて番組表情報を加工し、番組表が表示されたときに視聴が制限された番組が表示されないようにする。利用者は、番組表から番組を選択することによって視聴を開始することができるため、視聴が制限されたことによって番組表に表示されない番組を利用者が選択することはできなくなる。
このような視聴制限装置1による視聴制限方法について説明する。
管理者は、視聴制限の設定を行いたいときは、管理者IDを用いて視聴制限装置1にログインする。管理者認証手段1bは、管理者IDを用いて管理者を認証し、管理者が認証された時は、視聴制限の設定処理を開始する。
視聴制限の設定処理が開始されると、視聴制限番組情報取得手段1cは、外部機関が提供する視聴制限番組情報2aを取得する。視聴制限番組には、視聴を制限する必要がある番組の情報と、視聴を制限する必要がある対象利用者の情報とを含む。たとえば、未成年者などに有害な番組情報を提供する機関であれば、視聴を制限する番組の情報と、視聴制限の対象年齢などの情報と、が設定された視聴制限番組情報を提供する。視聴制限登録手段1dは、取得した視聴制限番組情報を表示手段に表示するなどして管理者に提示し、視聴制限の要否の判断を促す。管理者は、提示された視聴制限番組情報を参照し、視聴制限の要否、対象利用者、及び動作モードなどを設定する。対象利用者は、視聴制限番組情報の提示前に設定されていてもよい。視聴制限登録手段1dは、管理者の設定に基づいて視聴制限情報を生成し、記憶手段1aに格納する。手動設定モードが選択され、視聴制限番組情報が管理者によって手動で設定された場合は、設定された視聴制限番組情報も記憶手段1aに格納する。管理者は、このような視聴制限情報を複数の対象利用者について、それぞれ設定することができる。各対象利用者に異なる視聴制限番組情報を適用する場合には、対象利用者情報に対応付けて参照する視聴制限番組情報を登録しておく必要がある。
以上の処理手順が実行されることにより、管理者による視聴制限の設定処理が行われ、記憶手段1aには、視聴制限に関する視聴制限情報が格納される。
利用者が視聴を開始するときには、利用者IDを用いて視聴制限装置1にログインする。視聴制限要否判定手段1eは、利用者IDと、記憶手段1aに格納される視聴制限情報の対象利用者情報とを照合し、ログインした利用者が対象利用者であるかどうか、すなわち、視聴制限が必要であるか否かを判定する。対象利用者でなければ、視聴制限は行わない。この場合、番組表情報をそのまま利用者に提供し、任意の番組を選択できるようにする。対象利用者であれば、視聴制限手段1fは、利用者の視聴制限情報を記憶手段1aから読み出し、読み出した視聴制限情報に基づく視聴制限処理を行う。自動設定モードであれば、視聴制限番組情報取得手段1cが取得した視聴制限番組情報2aに基づいて番組表情報を加工し、番組表が表示されるときに視聴が制限された番組が表示されないようにする。手動設定モードであれば、記憶手段1aに格納される管理者が登録した対象利用者に対応する視聴制限番組情報に基づいて番組表情報を加工する。そして、番組表が表示されたときに視聴が制限された番組が表示されないようするか、もしくは許可された番組のみが表示されるようにする。
以上の処理手順が実行されることにより、利用者は、視聴制限された番組を視聴することができなくなる。
このような視聴制限装置1によれば、視聴制限番組情報提供元が提供する視聴制限番組情報2aに基づいて視聴制限の設定が可能であるため、管理者は、確実にかつ容易に視聴制限の設定を行うことができる。また、一旦自動設定モードを登録しておけば、視聴制限番組情報提供元によって適宜更新される視聴制限番組情報2aに基づいて、視聴制限が継続して自動的に行われるため、管理者の負担を大幅に削減することができる。また、視聴制限の設定忘れなどを防止することができる。さらに、必要であれば、視聴制限番組情報を手動で設定でき、管理者の要求に柔軟に対応することができる。
以下、実施の形態を、視聴制限装置をテレビに組み込んだ場合を例に図面を参照して詳細に説明する。また、視聴制限番組情報提供元より提供される視聴制限番組情報は、未成年者に対して視聴を制限する番組に関する情報とする。
ここで、実施の形態の構成、及び視聴制限装置が組み込まれたテレビのハードウェア構成について説明する。図2は、本実施の形態のテレビ(視聴制限装置)のハードウェア構成例を示すブロック図である。
テレビ(視聴制限装置)10は、CPU(Central Processing Unit)11によって装置全体が制御されている。CPU11には、バス19を介してRAM(Random Access Memory)12、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)13、通信インタフェース14、放送信号受信処理部15、表示制御部16、入力インタフェース17、及びディスプレイ18が接続されている。
RAM12には、CPU11に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM12には、CPU11による処理に必要な各種データが格納される。HDD13には、OSやアプリケーションのプログラムが格納される。
通信インタフェース14は、ネットワーク30に接続されており、ネットワーク30を介して情報サーバ31との間でデータの送受信を行う。情報サーバ31は、視聴制限番組情報提供元であり、視聴制限番組情報が記録されるデータベース(図では、DB)32に接続する。そして、テレビ10からの要求に応じて、データベース32に記録される視聴制限番組情報を、ネットワーク30を介してテレビ10に送信する。なお、テレビ10は、EPG情報をネットワーク30経由で取得する場合には、同様にして、EPG情報を保持するサーバから取得する。
放送信号受信処理部15は、放送局から送られてくる放送信号を受信する。デジタル放送信号を受信した場合には、デコード処理などを施し、表示用の映像信号を抽出する。表示制御部16には、ディスプレイ18が接続されており、CPU11からの命令にしたがって、番組表情報や放送信号受信処理部15が取得した映像信号に基づく画像をディスプレイ18の画面に表示させる。入力インタフェース17は、赤外線通信などによりリモコン20から送られてくる信号を、バス19を介してCPU11に送信する。
このようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図2には、視聴制限装置がテレビに組み込まれた場合の構成について説明したが、視聴制限装置単体の場合のハードウェア構成も、テレビ固有の構成部を除き同様である。
次に、ソフトウェア構成について説明する。図3は、本実施の形態のテレビのソフトウェア構成(視聴制限処理部)の一例を示した図である。
テレビ10は、記憶部110と、リモコン入力処理部120、視聴制限情報登録部130、視聴制限番組情報取得部140、視聴制限要否判定部150、視聴制限部160、通常処理部170、EPG情報取得部180、及び番組表表示部190の各処理部と、を有する。各処理部は、コンピュータが視聴制限方法を実現する処理プログラムを実行することによりその処理機能を実現する。
記憶部110には、EPG情報111、視聴制限番組情報112、及び視聴制限情報113が格納される。EPG情報111には、番組ごとに、放送年月日、開始時刻、終了時刻、放送局、番組カテゴリ、放送形式、番組名、サブタイトル、出演者名、番組詳細情報などの情報項目が登録されている。視聴制限番組情報112には、視聴を制限、または視聴を許可する番組と、視聴の制限または許可する対象年齢とが登録されている。視聴制限情報113には、対象利用者に関する情報と、視聴制限に関する情報とが登録されている。各情報の詳細については後述する。
リモコン入力処理部120は、リモコン20から送られてくる信号をデータに変換し、各処理部へ引き渡す。
視聴制限情報登録部130は、自動設定モードが選択されたときの視聴制限情報113を登録する自動設定モード登録処理部131と、手動設定モードが選択されたときの視聴制限情報113を登録する手動設定モード登録処理部132と、を有する。それぞれ、リモコン入力処理部120を介して入力される管理者の指示に従って、視聴制限情報113を生成し、記憶部110に格納する。手動設定モード登録処理部132は、さらに、必要に応じて管理者の指示に従って視聴制限番組情報112を変更する。
視聴制限番組情報取得部140は、ネットワーク30を介して接続する情報サーバ31が保有する視聴制限番組情報112を取得し、記憶部110に格納する。EPG情報などに視聴制限番組が含まれるようになるなどして複数の視聴制限情報提供元が存在する場合、任意の提供元から情報を取得することができる。特に指定されない場合、ネットワーク30を介して接続する情報サーバ31から取得する。視聴制限情報登録部130から要求があったときには要求時、自動設定モードが選択されているときは所定の周期で、視聴制限番組情報112を取得し、記憶部110に格納する。
視聴制限要否判定部150は、リモコン入力処理部120を介して取得した利用者IDと視聴制限情報113とを照合し、利用者に対し視聴制限を行うかどうかを判定する。視聴制限を行うときは、視聴制限部160を起動し、視聴制限を行わないときは通常処理部170を起動する。
視聴制限部160は、自動設定モード処理部161と、手動設定モード処理部162とを有し、利用者の視聴を制限する。自動設定モード処理部161は、自動設定モードのとき、視聴制限番組情報取得部140が所定の周期で収集する視聴制限番組情報112及び視聴制限情報113を用いて、EPG情報取得部180が取得したEPG情報111を処理する。EPG情報111に基づく番組表に記載されている番組のうち、利用者に対し視聴を制限する番組が番組表に表示されないようにするため、EPG情報111に視聴を制限する番組が含まれていたときは、この番組をEPG情報111から削除し、番組表表示部190へ送る。手動設定モード処理部162は、手動モードのとき、管理者が設定した視聴制限番組情報112及び視聴制限情報113を用いてEPG情報111を処理し、視聴制限される番組を番組表に表示されないように、もしくは、視聴が許可された番組のみが表示されるようにEPG情報111を処理し、番組表表示部190へ送る。
通常処理部170は、EPG情報111をそのまま番組表表示部190へ送る。
EPG情報取得部180は、ネットワーク30を経由してEPG情報を保有する情報サーバからEPG情報111を取得し、記憶部110に格納する。EPG情報111は、放送信号に含まれる情報を抽出してもよい。
番組表表示部190は、視聴制限部160によって視聴が制限される番組が削除されたEPG情報111、あるいは、通常処理部170から取得したそのままのEPG情報111に基づき、番組選択用の番組表を表示装置に表示する。表示装置に表示された番組表では、EPG情報111から削除された番組の番組名が表示されず、削除されなかった番組の番組名のみが表示される。
ここで、記憶部110に格納される各情報について説明する。
EPG情報111は、ネットワーク、あるいは放送信号を介して提供される放送予定の番組に関する情報である。EPG情報111には、番組ごとに、放送年月日、開始時刻、終了時刻、放送局、番組カテゴリ、放送形式、番組名、サブタイトル、出演者名、番組詳細情報などの情報項目が登録されている。
視聴制限番組情報112は、情報サーバ31が提供する情報で、視聴を制限する番組を特定する情報と、対象者とが設定される。図4は、視聴制限番組情報の一例を示した図である。図は、未成年者に対して視聴制限を行う場合の視聴制限番組情報の例を示している。
視聴制限番組情報1120には、識別番号(No)1121に対応付けて、日付1122、開始時間1123、終了時間1124、チャンネル1125、番組名1126、視聴制限1127及び許可年齢1128の各情報項目がある。
日付1122、開始時間1123、終了時間1124、チャンネル1125、及び番組名1126は、視聴制限の対象番組を特定するための情報で、それぞれ番組の放送日、番組放送開始の時刻、終了の時刻、チャンネル、番組の名称を表す。視聴制限1127は、視聴制限を行う必要があるかどうかの設定情報で、必要であれば「有」、必要なければ「無」が登録される。許可年齢1128は、視聴制限1127が「有」のとき、視聴を許可する年齢が設定される。利用者が許可年齢に達していないときは、視聴が制限される。
たとえば、識別番号1121が「2」の行(以下、No.2とする。他の番号についても同様である。)には、「20007年3月13日」の「1:56」から「2:56」までチャンネル「01」で放送される番組「番組B」は、視聴制限は「有」で、「18歳」以上は許可されるが、18歳未満は視聴が制限されることが設定されている。
なお、手動設定モードであれば、管理者は、視聴制限1127あるいは許可年齢1128の値を任意に設定することができる。また、利用者ごとに視聴制限番組情報1120を設定することができる。
視聴制限情報113は、視聴制限情報登録部130が管理者の指示に応じて生成する。図5は、視聴制限情報の一例を示した図である。図4と同様に、未成年者に対して視聴制限を行う場合の視聴制限情報の例を示している。
視聴制限情報1130には、動作モード1131、対象利用者1132、利用者年齢1133、及び制限番組情報1134の各情報項目がある。
動作モード1131は、視聴制限を行うときの動作モードで、自動設定モードのときは「自動」が設定される。手動モードのときは、さらに、視聴許可設定で登録を行ったか、視聴制限設定で登録を行ったかに応じて、「手動(許可設定)」と、「手動(制限設定)」のいずれかが設定される。なお、動作モードは、対象利用者ごとに設定することもできる。対象利用者1132と利用者年齢1133は、視聴を制限する利用者を特定する情報である。対象利用者1132は、視聴制限の対象の利用者を識別するための情報で、視聴制限要否判定部150が利用者IDとの照合に用いる情報が設定される。利用者年齢1133は、利用者の特徴を表す情報で、ここでは利用者の年齢が設定される。なお、図では年齢が設定されているが、年齢を特定できれば、生年月日などでもよい。制限番組情報1134は、参照する視聴制限番組情報を特定する情報である。自動設定モードであれば、情報サーバ31が提供する視聴制限番組情報を参照するので指定する必要はない。手動設定モードであれば、対象利用者ごとに視聴制限番組情報を設定することができるので、どの視聴制限番組情報を参照するのかを指定する必要がある。
次に、このようなテレビ10における視聴制限方法について説明する。まず、自動設定モードの場合について説明し、続いて、手動設定モードの場合について説明する。
(1)自動設定モード
視聴制限の登録を行う管理者は、リモコン20を操作してログインする。管理者が管理者IDを用いてログインし、認証されると、視聴制限情報登録部130による視聴制限設定処理が開始される。視聴制限情報登録部130では、視聴制限番組情報取得部140を起動して、情報サーバ31から視聴制限番組情報を取得させる。取得した視聴制限番組情報は、ディスプレイ18に表示し、管理者に情報を提供する。管理者が、動作モードを「自動」とし、対象利用者を登録すれば、視聴制限情報登録部130は、自動設定モード登録処理部131を起動する。自動設定モード登録処理部131では、視聴制限情報113の動作モードに「自動」を設定するとともに、リモコン入力処理部120を介して入力された対象利用者の利用者IDと、利用者の利用者年齢とを視聴制限情報113に登録する。参照する視聴制限番組情報は、指定しない。生成した視聴制限情報113は、記憶部110に格納する。これにより、図5に示した視聴制限情報1130が生成され、記憶部110に格納されるとする。
以上の処理手順が行われ、記憶部110には、対象利用者、ゲスト1(8歳)、ゲスト2(17歳)、及びゲスト3(18歳)が登録される視聴制限情報1130が格納される。EPG情報取得部180は、所定の周期でEPG情報111を取得し、記憶部110に格納する。また、自動設定モードであるので、視聴制限番組情報取得部140も、所定の周期で視聴制限番組情報112を情報サーバ31より取得し、記憶部110に格納する。
この状態で、テレビ10を視聴したい利用者が、自身の利用者IDを用いてログインする。視聴制限要否判定部150は、リモコン入力処理部120から入力される利用者IDと、視聴制限情報1130に設定される対象利用者1132の登録値とを照合し、利用者が対象利用者であるかどうかを判定する。
利用者が対象利用者でなければ、通常処理部170が起動される。この場合、利用者IDが、ゲスト1(8歳)、ゲスト2(17歳)、及びゲスト3(18歳)のものでなければ、通常処理が行われる。通常処理部170では、記憶部110からEPG情報111を読み出し、そのまま番組表表示部190へ出力する。これにより、EPG情報111として取得した番組表がそのままディスプレイ18に表示される。利用者は、番組表の番組の中から希望の番組を選択し、視聴する。
図6は、利用者が対象利用者でなかった場合の番組表の表示例である。
番組表2000には、チャンネル(図では、CH)ごとに、放送予定の番組名がすべて表示される。表示されている番組は、すべて選択することができるので、利用者は、何の制限もなしに番組を視聴することができる。
利用者が対象利用者に該当すれば、視聴制限部160が起動され、動作モードが判定される。ここでは、自動設定モードであるので、自動設定モード処理部161が起動される。自動設定モード処理部161では、記憶部110に格納される視聴制限番組情報112、視聴制限情報113、及びEPG情報111に基づいて、この利用者が視聴を許可される番組のみを示した番組表情報を生成し、番組表表示部190へ送る。これにより、EPG情報111として取得した番組表から、視聴制限番組情報112に基づいて視聴制限された番組が除かれた番組表がディスプレイ18に表示される。利用者は、視聴制限を受けた番組が表示されないので、この番組を選択して視聴することができない。
自動設定モード処理部161における処理を、図5に示した視聴制限情報1130に登録されたゲスト1(8歳)、ゲスト2(17歳)、ゲスト3(18歳)について行った場合で説明する。また、このとき使用する視聴制限番組情報は、図4に示した視聴制限番組情報1120とする。自動設定モード処理部161では、視聴制限番組情報1120の各Noに対応する番組について、視聴制限の要否を順次判定する。視聴制限1127を読み出し、「無」であれば、視聴制限の必要はないと判定する。視聴制限1127が「有」のときは、さらに、許可年齢1128を読み出し、利用者年齢と照合し、利用者年齢が許可年齢を超えていれば視聴制限の必要なし、利用者年齢が許可年齢よりも低いときは視聴制限が必要と判定する。
まず、ログインした利用者が、ゲスト1の場合について説明する。ゲスト1の年齢は、視聴制限情報1130に登録されているように、8歳である。視聴制限番組情報1120のNo.1については、視聴制限「無」であるので、視聴を許可する。No.2については、視聴制限「有」であるので許可年齢「18歳」と利用者年齢「8歳」とを比較する。利用者年齢が許可年齢に達していないので、視聴を不許可とする。No.3については、視聴制限「有」であるので許可年齢「15歳」と利用者年齢「8歳」とを比較する。利用者年齢が許可年齢に達していないので、視聴を不許可とする。同様に、No.4は視聴制限「無」であるので視聴許可、No.5は視聴制限「有」で利用者が許可年齢「12歳」に達していないので不許可、No.6は視聴制限「有」で利用者が許可年齢「18」に達していないので不許可、No.7は視聴制限「無」であるので視聴許可、とする。こうして、ゲスト1(8歳)については、No.1,4,7の番組の視聴が許可される。
ログインした利用者がゲスト2(17歳)の場合、No.1,2,4,6,7についてはゲスト1と同様である。No.3については、視聴制限「有」であるので許可年齢「15歳」と利用者年齢「17歳」とを比較する。ゲスト2は、利用者年齢が許可年齢に達しているので、視聴を許可とする。No.5については、視聴制限「有」であるが、ゲスト2(17歳)は許可年齢「15歳」に達しているので、視聴許可となる。このようにして、ゲスト2(17歳)については、No.1,3,4,5,7の番組の視聴が許可される。
ログインした利用者がゲスト3(18歳)の場合、No.1,3,4,5,7についてはゲスト2と同様である。No.2については、視聴制限「有」であるので許可年齢「18歳」と利用者年齢「18歳」とを比較する。ゲスト3は、利用者年齢が許可年齢に達しているので、視聴を許可とする。No.6についても、ゲスト3(18歳)は許可年齢「18歳」に達しているので視聴が許可される。このようにして、ゲスト3(18歳)については、No.1,2,3,4,5,6,7の番組が許可される。
図7は、利用者が対象利用者(自動設定モード)の場合の番組表の表示例である。(A)はゲスト1、(B)はゲスト2、(C)はゲスト3の場合の例である。
ゲスト1(8歳)の場合の番組表2011は、視聴が制限された番組名の表示が削除されており、視聴が許可された番組名(No.1の番組A、No.4の番組D、No.7の番組F)のみが表示される。ゲスト1は、表示されている番組のみ選択可能であり、それ以外の番組を視聴することができない。
ゲスト2(15歳)の場合の番組表2012も同様に、ゲスト2に許可された番組名のみが番組表に表示されている。図の例では、ゲスト1(8歳)の番組表2011に表示されている番組名に加え、No.2の番組B、No.5の番組Eも表示されている。ゲスト2が、表示されている番組以外の番組を視聴することができないことは同様である。
ゲスト3(18歳)の場合の番組表2013も同様に、ゲスト2に許可された番組名のみが番組表に表示されている。図の例では、すべての番組名が表示されている。ゲスト3は、表示された番組をすべて視聴することができる。
このように、自動設定モードが選択されているときは、視聴制限番組情報に基づいて、利用者の年齢に応じて視聴制限が施された番組表が自動的に表示されるようになる。このとき、視聴が制限されるかどうかの判定は、対象利用者の年齢と、視聴制限番組情報に登録される許可年齢とを比較して行われるので、同じ視聴制限番組情報1120を使用しても、ゲスト1(8歳)、ゲスト2(17歳)、及びゲスト3(18歳)とでは、表示される番組表が異なる。また、自動設定モードであるので、一旦視聴制限情報113を設定しておけば、視聴制限番組情報取得部140が所定の周期で更新する視聴制限番組情報に基づいて視聴の制限を継続的に行うことができる。
(2)手動設定モード
管理者がログインして視聴制限情報登録部130が起動されるところまでは、自動設定モードの場合と同様である。管理者が、動作モードとして「手動」を設定すると、手動設定モード登録処理部132が、起動される。手動設定モード登録処理部132では、さらに、「視聴許可設定」と「視聴制限設定」のどちらで登録を行うかを問い合わせる。「視聴許可設定」が選択されたときは、視聴制限情報113の動作モードに「手動(許可設定)」を設定する。また、「視聴制限設定」が選択されたときは、視聴制限情報113の動作モードに「手動(制限設定)」を設定する。続いて、リモコン入力処理部120を介して入力された対象利用者の利用者IDと、利用者の利用者年齢とを視聴制限情報113に登録する。さらに、対象利用者ごとに参照する視聴を制限する番組を変えるときは、それぞれの対象利用者ごとに視聴制限番組情報を生成し、制限番組情報1134に参照する視聴制限番組情報を指示するインデックス情報を登録する。生成された視聴制限番組情報は、記憶部110に格納する。
視聴制限番組情報の手動設定について説明する。手動設定では、情報サーバ31から取得した視聴制限番組情報を管理者に参考情報として提示し、これを編集するという作業を行う。手動設定モード登録処理部132における処理を、具体例として図4に示した視聴制限番組情報1120に基づいて、図5に示した視聴制限情報1130に示す対象利用者の視聴制限番組情報を手動で設定する場合で説明する。
管理者は、ディスプレイ18に表示される視聴制限番組情報1120を編集し、所望の視聴制限番組情報を生成する。このとき、「視聴許可設定」が選択されていれば、選択された番組のみが視聴許可となり、選択されなかった番組はすべて視聴が制限される。視聴許可設定は、利用者にあまりテレビを見せたくないが、ある番組だけは見せたいというような場合に用いることができる。一方、「視聴制限設定」であれば、選択された番組の視聴のみが制限され、選択されなかった番組はすべて視聴が許可される。視聴制限設定は、利用者がテレビを見てもよいが、ある番組だけは見せたくないというような場合に用いることができる。
こうして、対象利用者に応じた視聴制限番組情報が手動設定される。なお、設定された視聴制限番組情報は、複数の対象利用者に用いることができる。
次に、手動設定モード処理部162の動作について説明する。利用者がログインし、視聴制限部160が動作モードの設定に基づいて手動設定モード処理部162を起動する。
手動設定モード処理部162では、視聴制限情報1130の制限番組情報1134に基づき、ログインした利用者に設定される視聴制限番組情報を読み出す。このとき視聴制限番組情報が、視聴許可設定であれば、EPG情報111の番組表のうち、視聴制限番組情報に登録されている許可番組のみが表示されるように処理を行い、番組表表示部190へ出力する。これにより、許可設定がされた番組のみが番組表に表示される。一方、視聴制限設定であれば、EPG情報111の番組表のうち、視聴制限番組情報に登録されている視聴制限番組のみが表示されないように処理を行い、番組表表示部190へ出力する。これにより、視聴が制限されなかった番組が番組表に表示される。なお、手動設定された視聴制限番組情報を用いて番組表を表示する場合には、視聴制限番組情報に登録される「視聴制限」と、「許可年齢」は参照しない。
図8は、手動設定モード(視聴許可設定)の場合の視聴制限番組情報と、番組表の一例を示した図である。(A)は視聴制限番組情報、(B)は番組表を示している。
視聴制限番組情報1110aは、視聴制限番組情報1110のNo.5のみが視聴許可設定により許可された場合に設定される。たとえば、ゲスト1(8歳)は、情報サーバ31から取得した視聴制限番組情報1120ではNo.5の番組Eを視聴することができない。しかしながら、この番組をゲスト1(8歳)に視聴させたいときは、No.5を許可番組として選択設定する。これにより、ゲスト1は、番組Eを視聴することができるようになる。他の番組が許可番組として選択設定されなければ、No.5のみで構成される視聴制限番組情報1110aが生成され、記憶部110に格納される。
このような視聴制限番組情報1110aに基づいて、番組表2021が表示される。番組表2021は、視聴制限番組情報1110aによって視聴が許可された番組Eの番組名のみが表示され、他の番組の番組名は表示されない。これにより、利用者は、番組Eの視聴はできるが、他の番組の視聴はできない。
たとえば、情報サーバ31が設定する視聴制限番組情報では、視聴が許可されないゲスト1にこの番組を見せたい場合、手動設定すれば、視聴ができるようになる。
同様に、ゲスト2(15歳)は、No.6の番組Fを視聴することができない。この番組をゲスト2(15歳)に視聴させたいときは、No.6を許可番組として選択設定する。これにより、ゲスト2は、番組Fを視聴することができるようになる。
図9は、手動設定モード(視聴制限設定)の場合の視聴制限番組情報と、番組表の一例を示した図である。(A)は視聴制限番組情報、(B)は番組表を示している。
視聴制限番組情報1110bは、視聴制限番組情報1110のNo.1,6が視聴制限設定により禁止とされた場合に設定される。たとえば、視聴制限番組情報1110では、No.1の番組は視聴制限が「無」であるが、これを対象利用者に見せたくない場合、管理者は、視聴制限設定において、No.1を選択する。同様にして、No.6も選択する。これにより、選択されたNo.1,6が視聴制限番組情報1110bに設定される。
このような視聴制限番組情報1110bに基づいて、番組表2022が表示される。番組表2022は、視聴制限番組情報1110bによって視聴が制限されたNo.1の番組Aと、No.6の番組Fの番組名が表示されず、他の番組の番組名はすべて表示されている。これにより、利用者は、管理者が視聴を制限した番組Aと番組Fの視聴はできないが、他の番組の視聴はできる。
以上の手動設定モードによれば、管理者は対象利用者に対する視聴制限番組情報を自由に設定し、対象利用者の視聴を制限することができる。
なお、上記の実施の形態の説明では、視聴制限装置をテレビに組み込む場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、放送番組の録画を行う録画装置に組み込み、録画予約を行うときの番組表表示に適用し、視聴させたくない番組の録画を制限することができる。また、録画された番組の再生の制限にも適用することができる。
上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、視聴制限装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
実施の形態に適用される視聴制限装置の概念図である。 本実施の形態のテレビ(視聴制限装置)のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施の形態のテレビのソフトウェア構成(視聴制限処理部)の一例を示した図である。 視聴制限番組情報の一例を示した図である。 視聴制限情報の一例を示した図である。 利用者が対象利用者でなかった場合の番組表の表示例である。 利用者が対象利用者(自動設定モード)の場合の番組表の表示例である。 手動設定モード(視聴許可設定)の場合の視聴制限番組情報と、番組表の一例を示した図である。 手動設定モード(視聴制限設定)の場合の視聴制限番組情報と、番組表の一例を示した図である。
符号の説明
1 視聴制限装置
1a 記憶手段
1b 管理者認証手段
1c 視聴制限番組情報取得手段
1d 視聴制限登録手段
1e 視聴制限要否判定手段
1f 視聴制限手段
2a 視聴制限番組情報
2b 対象利用者情報

Claims (4)

  1. 設定された視聴制限に基づいて利用者による放送番組の視聴を制限する視聴制限装置において、
    放送予定の各番組が視聴制限の対象か否かを示す情報を含む第1の視聴制限番組情報を、視聴制限番組情報提供元から取得して記憶手段に格納する視聴制限番組情報取得手段と、
    利用者に対する視聴制限を設定する権限を有する管理者により、視聴制限の対象とする利用者が指定された場合には、指定された該利用者の識別情報を含む視聴制限情報を生成し、前記記憶手段に格納すると共に、自動設定モードと手動設定モードとのいずれかを前記管理者に選択させ、前記手動設定モードが選択されたときは、さらに、前記管理者に視聴を許可する番組を登録する視聴許可設定を行うか否かを選択させ、前記視聴許可設定が選択されたときは、視聴を許可するものとして前記管理者が手動で設定した番組を第2の視聴制限番組情報に登録して前記記憶手段に格納する視聴制限登録手段と、
    利用者が入力した識別情報と前記視聴制限情報とを照合して、該利用者に視聴制限が必要であるか否かを判定する視聴制限要否判定手段と、
    前記視聴制限要否判定手段により該利用者に視聴制限が必要であると判定されたときは、前記自動設定モードが選択されていれば、放送予定の番組が登録される番組表情報を取得して番組表を表示するときに、前記第1の視聴制限番組情報を自動的に用い、前記第1の視聴制限番組情報で視聴制限の対象となっている番組の番組名を非表示にすることで、利用者の視聴を制限し、前記手動設定モードが選択されていれば、前記視聴許可設定が選択されていたときは、放送予定の番組が登録される番組表情報を取得して番組表を表示するときに、前記第2の視聴制限番組情報に登録されている番組を前記番組表情報から検出し、検出された該番組が前記第1の視聴制限番組情報で制限対象となっているかどうかに拘わらず該番組の番組名を表示し、検出された該番組を除く番組の番組名を非表示にすることで、利用者の視聴を制限する視聴制限手段と、
    を有することを特徴とする視聴制限装置。
  2. 前記第1の視聴制限番組情報には、番組ごとに該番組の視聴を制限する対象年齢、あるいは視聴を許可する許可年齢が設定され、前記視聴制限情報には、利用者の識別情報に対応付けて該利用者の年齢を特定可能にする年齢情報が設定されており、
    前記視聴制限手段は、前記視聴制限情報に基づいて、識別情報を入力した利用者の年齢を判別し、該年齢と、前記第1の視聴制限番組情報に設定されている番組ごとの前記対象年齢あるいは前記許可年齢とを照合して、該利用者の視聴制限要否を番組ごとに判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の視聴制限装置。
  3. 前記視聴制限番組情報取得手段は、前記自動設定モードが選択されているときは、所定の周期で前記第1の視聴制限番組情報を取得し、
    前記視聴制限手段は、前記自動設定モードが選択されているときは、前記視聴制限番組情報取得手段が取得した最新の前記第1の視聴制限番組情報を用いて利用者の視聴を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の視聴制限装置。
  4. 前記視聴制限登録手段は、前記手動設定モードのときは、さらに、前記管理者に視聴を制限する番組を登録する視聴制限設定を行うか否かを選択させ、前記視聴制限設定が選択されたときは、視聴の制限が選択された番組を第3の視聴制限番組情報に登録して前記記憶手段に格納し、
    前記視聴制限手段は、前記視聴制限設定が選択されていたときは、放送予定の番組が登録される番組表情報を取得して番組表を表示するときに、前記第3の視聴制限番組情報に登録される番組を前記番組表情報から検出し、検出された該番組の番組名を非表示にする、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の視聴制限装置。
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