JP2008104137A - 映像コンテンツ記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 映像コンテンツのシーンごとに設定された視聴制限に対応することができ、視聴制限を解除する権限をもたないユーザでも、記録された映像コンテンツの視聴制限されていないシーンを再生することができる映像コンテンツ記録再生装置を提供する。
【解決手段】 ユーザにより設定される視聴制限基準情報と受信中の映像コンテンツデータに番組又はシーン毎に予め付加された前記コンテンツ視聴制限情報とを比較して、視聴制限を設定するか否かを判断する視聴制限設定判断部と、視聴制限設定判断部において前記視聴制限を設定すると判断されたシーンを有する映像コンテンツデータの全体を再生区間として再生プロテクトを設定した実体プレイリストを生成する実体プレイリスト生成部と、視聴制限設定判断部において視聴制限を設定しないと判断されたシーンが再生区間となるように設定した仮想プレイリストを生成する仮想プレイリスト生成部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映像コンテンツ記録再生装置に関し、特に視聴制限機能のある映像コンテンツを記録および再生する映像コンテンツ記録再生装置に関する。
従来、DVD−Videoなどのパッケージメディアの映像コンテンツやデジタル放送による映像コンテンツには、暴力シーン等の子供に見せることが好ましくないシーンの視聴を制限するため、パレンタル情報と呼ばれる視聴制限情報を含むものがある。
このパレンタル情報を含む映像コンテンツを視聴する際は、パレンタル情報による再生制限を行う機能を搭載するコンテンツ再生装置で視聴することにより、視聴制限を行うことができる。
パレンタル情報による再生制限を行う機能を搭載するコンテンツ再生装置では、映像コンテンツに含まれるパレンタル情報およびコンテンツ再生装置に設定されたパレンタル制御情報を基に映像コンテンツ内の再生禁止領域を抽出し、自動的に跳ばして再生したり視聴を禁止したりする等の視聴制限を行う。
これらのパレンタル情報を含む映像コンテンツを映像コンテンツ記録再生装置に記録した場合にも視聴制限機能を実現することが可能な技術が、特許文献1および特許文献2に記載されている。
特許文献1には、映像コンテンツが記録された記録媒体固有の識別番号に関連付けられた視聴制限情報をユーザが映像コンテンツ記録再生装置に設定することにより、記録媒体に記録された映像コンテンツの視聴制限を行う技術が記載されている。
また、特許文献1には、第三者に対してコンテンツ再生装置に記録された視聴制限のある映像コンテンツのタイトルの存在を隠すため、視聴制限がかかっている映像コンテンツのタイトルはこの視聴制限を解除する暗証番号が入力されなければ再生メニュー表示の対象からはずす技術が記載されている。
特許文献2には、映像コンテンツが格納された記録媒体に暗証番号照合プログラムを記録し、記録媒体自体にこの映像コンテンツの再生を制限するための暗証番号を記録することにより視聴制限を行う技術が記載されている。
特開2001−357611号公報 特開2003−132624号公報
しかし、上記の特許文献1に記載の技術は、視聴制限を解除する暗証番号が入力されていない状態においては視聴制限されているシーンのある映像コンテンツのタイトルを再生メニュー表示からはずすため、暗証番号を知らないユーザはタイトルの存在自体が分からず、この映像コンテンツの視聴制限されていないシーンのみを再生することもできないという問題があった。
また、ユーザが視聴制限情報を設定したコンテンツ再生装置以外の装置では、この視聴制限情報が有効にならないという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術は、映像コンテンツ単位で視聴制限を行うため、シーンごとに視聴制限の要否を判断することができないという問題があった。
よって本発明の目的は、映像コンテンツのシーンごとに設定された視聴制限に対応することができ、視聴制限を解除する権限をもたないユーザでも、記録された映像コンテンツの視聴制限されていないシーンを再生することができる映像コンテンツ記録再生装置を提供することである。
また、映像コンテンツデータを記録した映像コンテンツ記録再生装置とは異なる他の映像コンテンツ記録再生装置で再生させる際にも、パレンタル制御機能を利用することができ、同様に視聴制限を解除する権限をもたないユーザが記録された映像コンテンツの視聴制限されていないシーンを再生することが可能になるように映像コンテンツデータを記録媒体に記録する映像コンテンツ記録再生装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に記載の映像コンテンツ記録再生装置(1)は、入力される、番組又はシーン毎に視聴制限をかけるための情報であるコンテンツ視聴制限情報を有する映像コンテンツデータを、記録および再生するものであり、前記映像コンテンツデータを記録媒体に記録するコンテンツデータ記録部(40)と、視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーン毎に対応付けられる情報である制限判断情報を、視聴制限をかけないことを示す情報とするために用いられるユーザ特性情報と、視聴制限をかけるか否かを判断する基準となる情報である視聴制限基準情報とからなるユーザ設定情報を記憶するユーザ設定情報記憶部(11)と、入力される前記映像コンテンツの前記番組又はシーンの変化により前記コンテンツ視聴制限情報が変更された時点を検出するコンテンツ視聴制限情報変更認識部(33)と、前記映像コンテンツデータの前記記録媒体への記録開始時に、この記録開始時の前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンが有している前記コンテンツ視聴制限情報と前記視聴制限基準情報とを基に、前記番組又はシーンに対して視聴制限をかけるか否かを判断し、その判断結果を前記制限判断情報に設定し、この制限判断情報を前記番組又はシーンに対応付ける処理を行い、その後、記録中の前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンの変化により前記コンテンツ制限情報が変更された時点を、前記コンテンツ視聴制限情報変更認識部(33)が検出したときは、この変化後の前記番組又はシーンに付加されている前記コンテンツ視聴制限情報と前記視聴制限基準情報とを基に、変化後の前記番組又はシーンに対して視聴制限をかけるか否かを判断し、その判断結果を前記制限判断情報に設定し、この制限判断情報を変化後の前記番組又はシーンに対応付ける処理を前記映像コンテンツデータの記録が終了するまで繰り返し行う視聴制限設定判断部(31)と、1回の前記記録で前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを1つの再生区間とする実体プレイリストを生成するとともに、前記再生区間のなかに、視聴制限をかけると設定された前記制限判断情報が対応付けられた前記番組又はシーンが存在する場合は、前記再生区間全体に対して視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、現段階では視聴制限をかけると設定されている再生プロテクト情報を前記実体プレイリストに対応付ける実体プレイリスト生成部(36)と、前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンのうち、前記視聴制限設定判断部(31)において前記視聴制限をかけないと設定された前記制限判断情報が対応付けられている前記番組又はシーンのみを再生区間とする仮想プレイリストを生成する仮想プレイリスト生成部(35)と、前記実体プレイリストと、前記仮想プレイリストとを記録するプレイリストデータ記録部(40)と、前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報が、視聴制限をかけると設定されている場合に、外部から入力される制限解除情報が、予め記憶してある前記ユーザ特性情報と一意に対応付くか否かを判断し、対応付くと判断した場合は、前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報に対する設定を、視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ変更する視聴制限解除手段と、前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを、前記仮想プレイリストに基づいて再生するか、前記実体プレイリストのうち、前記再生プロテクト情報が対応付けられていない実体プレイリストに基づいて再生するか、前記視聴制限解除手段によって視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ設定が変更された前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストに基づいて再生するかのうち、少なくともいずれか1つの再生を行う再生部(50)とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の映像コンテンツ記録再生装置(2)は、複数の番組又はシーンで構成される映像コンテンツデータを、記録および再生するものであり、前記映像コンテンツデータを記録媒体に記録するコンテンツデータ記録部(40)と、視聴制限を解除するために用いられるユーザ特性情報を記憶するユーザ特性情報記憶部(14)と、1回の前記記録で前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを1つの再生区間とする実体プレイリストを生成するとともに、前記再生区間のなかの番組またはシーンに視聴制限をかけることが外部から指示された場合は、前記再生区間全体に対して視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、現段階では視聴制限をかけると設定されている再生プロテクト情報を前記実体プレイリストに対応付ける実体プレイリスト生成部(36)と、前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンのうち、前記視聴制限をかけることが外部から指示された前記番組又はシーン以外を再生区間とする仮想プレイリストを生成する仮想プレイリスト生成部(35)と、前記実体プレイリストと、前記仮想プレイリストとを記録するプレイリストデータ記録部(40)と、前記再生プロテクト情報が視聴制限をかけると設定されている場合に、外部から入力される制限解除情報が、予め記憶してある前記ユーザ特性情報と一意に対応付くか否かを判断し、対応付くと判断した場合は、前記再生プロテクト情報に対する設定を、視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ変更する視聴制限解除手段と、前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを、前記仮想プレイリストに基づいて再生するか、前記実体プレイリストのうち、前記再生プロテクト情報が対応付けられていない実体プレイリストに基づいて再生するか、前記視聴制限解除手段によって視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ設定が変更された前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストに基づいて再生するかのうち、少なくともいずれか1つの再生を行う再生部(50)とを備えることを特徴とする。
また、請求項3は請求項1または2に記載の映像コンテンツ記録再生装置(1)(2)であり、前記実体プレイリストのリスト名及び前記仮想プレイリストのリスト名を表示装置(200)に一覧表示させるためのリスト名一覧情報を生成するリスト名一覧情報生成部(37)を有し、このリスト名一覧情報生成部(37)は、前記再生プロテクト情報が対応付けられている実体プレイリストのうち、視聴制限をかけると設定されている前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストのリスト名を除外して前記リスト名一覧情報を生成することを特徴とする。
また、請求項4に記載の映像コンテンツ記録再生装置(3)は、入力される、番組又はシーン毎に視聴制限をかけるための情報であるコンテンツ視聴制限情報を有する映像コンテンツデータを、記録および再生するものであり、前記映像コンテンツデータを記録媒体に記録するコンテンツデータ記録部(40)と、視聴制限をかけるか否かを判断する基準となる情報である視聴制限基準情報を記憶するとともに、視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーン毎に対応付けられる情報である制限判断情報を、視聴制限をかけないことを示す情報とするために用いられるユーザ特性情報を前記記録媒体に記録するユーザ設定情報記憶部(11)と、入力される前記映像コンテンツの前記番組又はシーンの変化により前記コンテンツ視聴制限情報が変更された時点を検出するコンテンツ視聴制限情報変更認識部(33)と、前記映像コンテンツデータの前記記録媒体への記録開始時に、この記録開始時の前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンが有している前記コンテンツ視聴制限情報と前記視聴制限基準情報とを基に、前記番組又はシーンに対して視聴制限をかけるか否かを判断し、その判断結果を前記制限判断情報に設定し、この制限判断情報を前記番組又はシーンに対応付ける処理を行い、その後、記録中の前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンの変化により前記コンテンツ制限情報が変更された時点を、前記コンテンツ視聴制限情報変更認識部(33)が検出したときは、この変化後の前記番組又はシーンに付加されている前記コンテンツ視聴制限情報と前記視聴制限基準情報とを基に、変化後の前記番組又はシーンに対して視聴制限をかけるか否かを判断し、その判断結果を前記制限判断情報に設定し、この制限判断情報を変化後の前記番組又はシーンに対応付ける処理を前記映像コンテンツデータの記録が終了するまで繰り返し行う視聴制限設定判断部(31)と、1回の前記記録で前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを1つの再生区間とする実体プレイリストを生成するとともに、前記再生区間のなかに、視聴制限をかけると設定された前記制限判断情報が対応付けられた前記番組又はシーンが存在する場合は、前記再生区間全体に対して視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、現段階では視聴制限をかけると設定されている再生プロテクト情報を前記実体プレイリストに対応付ける実体プレイリスト生成部(36)と、前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンのうち、前記視聴制限設定判断部(31)において前記視聴制限をかけないと設定された前記制限判断情報が対応付けられている前記番組又はシーンのみを再生区間とする仮想プレイリストを生成する仮想プレイリスト生成部(35)と、前記実体プレイリストと、前記仮想プレイリストとを前記記録媒体に記録するプレイリストデータ記録部(40)と、前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報が、視聴制限をかけると設定されている場合に、外部から入力される制限解除情報が、前記記録媒体から読み出した前記ユーザ特性情報と一意に対応付くか否かを判断し、対応付くと判断した場合は、前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報に対する設定を、視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ変更する視聴制限解除手段と、前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを、前記記録媒体から読み出した前記仮想プレイリストに基づいて再生するか、前記記録媒体から読み出した前記実体プレイリストのうち前記再生プロテクト情報が対応付けられていない実体プレイリストに基づいて再生するか、前記記録媒体から読み出した前記実体プレイリストのうち前記視聴制限解除手段によって視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ設定が変更された前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストに基づいて再生するかのうち、少なくともいずれか1つの再生を行う再生部(50)とを備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の映像コンテンツ記録再生装置(4)は、複数の番組又はシーンで構成される映像コンテンツデータを、記録および再生するものであり、前記映像コンテンツデータを記録媒体に記録するコンテンツデータ記録部(40)と、視聴制限を解除するために用いられるユーザ特性情報を前記記録媒体に記録するユーザ特性情報記憶部(14)と、1回の前記記録で前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを1つの再生区間とする実体プレイリストを生成するとともに、前記再生区間のなかの番組またはシーンに視聴制限をかけることが外部から指示された場合は、前記再生区間全体に対して視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、現段階では視聴制限をかけると設定されている再生プロテクト情報を前記実体プレイリストに対応付ける実体プレイリスト生成部(36)と、前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンのうち、前記視聴制限をかけることが外部から指示された前記番組又はシーン以外を再生区間とする仮想プレイリストを生成する仮想プレイリスト生成部(35)と、前記実体プレイリストと、前記仮想プレイリストとを前記記録媒体に記録するプレイリストデータ記録部(40)と、前記再生プロテクト情報が視聴制限をかけると設定されている場合に、外部から入力される制限解除情報が、前記記録媒体から読み出した前記ユーザ特性情報と一意に対応付くか否かを判断し、対応付くと判断した場合は、前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報に対する設定を、視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ変更する視聴制限解除手段と、前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを、前記記録媒体から読み出した前記仮想プレイリストに基づいて再生するか、前記記録媒体から読み出した前記実体プレイリストのうち前記再生プロテクト情報が対応付けられていない実体プレイリストに基づいて再生するか、前記記録媒体から読み出した前記実体プレイリストのうち前記視聴制限解除手段によって視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ設定が変更された前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストに基づいて再生するかのうち、少なくともいずれか1つの再生を行う再生部(50)とを備えることを特徴とする。
また、請求項6は請求項4または5に記載の映像コンテンツ記録再生装置(3)(4)であり、前記記録媒体から読み出した、前記実体プレイリストのリスト名及び前記仮想プレイリストのリスト名を表示装置(200)に一覧表示させるためのリスト名一覧情報を生成するリスト名一覧情報生成部(37)を有し、このリスト名一覧情報生成部(37)は、前記再生プロテクト情報が対応付けられている実体プレイリストのうち、視聴制限をかけると設定されている前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストのリスト名を除外して前記リスト名一覧情報を生成することを特徴とする。
本発明の映像コンテンツ記録再生装置によれば、映像コンテンツの番組又はシーンごとに設定された視聴制限に対応してプレイリストを作成することができ、視聴制限を解除する権限をもたないユーザでも、視聴制限されたシーンを含む映像コンテンツの視聴制限されていない番組又はシーンのみは再生することができる。
また、本発明の映像コンテンツ記録再生装置によれば、映像コンテンツデータを番組又はシーンごとに設定された視聴制限に対応したプレイリストとともに取外し可能な記録媒体に記録することにより、映像コンテンツデータを記録した映像コンテンツ記録再生装置とは異なる他の映像コンテンツ記録再生装置で再生させる際にもパレンタル制御機能を利用することができ、視聴制限を解除する権限をもたないユーザが記録された映像コンテンツの視聴制限されていない番組又はシーンを再生することが可能になる。
《第1実施形態》
本発明の第1実施形態においては、視聴制限を行うために予め番組又はシーン毎に設定されたコンテンツ視聴制限情報を有する映像コンテンツデータを放送局から受信し、内蔵するハードディスク(HDD)に格納するとともに外部の表示装置に表示させる映像コンテンツ記録再生装置について説明する。
〈第1実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の構成〉
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の構成を、図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置1は、記憶部10と、放送受信部20と、制御部30と、データ記録部としてのハードディスク40と、再生部としての表示制御部50と、ユーザ入力部60とを有する。
記憶部10は、ユーザ設定情報記憶部11と、仮想プレイリスト情報記憶部12と、フラグ情報記憶部13とを有する。
ユーザ設定情報記憶部11は、ユーザにより設定される視聴制限基準情報としてのユーザ視聴制限年齢と、ユーザを識別するためのユーザ特性情報としての暗証番号とからなるユーザ設定情報を記憶する。本実施形態においては、この暗証番号により、ユーザ視聴制限年齢に基づいて映像コンテンツデータに設定された視聴制限を解除する権限をもつユーザを識別する。
ユーザ設定情報の一例を図2に示す。
図2のユーザ設定情報においては、このユーザ設定情報による視聴制限機能が有効であることを示す「ON」に設定され、ユーザ視聴制限年齢が「15」歳に設定され、暗証番号が「1234」に設定されている。
仮想プレイリスト情報記憶部12は、後述する仮想プレイリスト情報設定部34から取得する仮想プレイリスト情報を記憶し、仮想プレイリスト生成部35に送出する。
フラグ情報記憶部13は、後述するフラグ設定部32から取得するフラグ情報を記憶し、仮想プレイリスト生成部35および実体プレイリスト生成部36に送出する。
放送受信部20は、視聴制限を行うためのコンテンツ視聴制限情報としてのコンテンツ視聴制限年齢が番組又はシーン毎に付加された映像コンテンツデータを放送局100から受信して入力し、制御部30に送出するとともにハードディスク40に記録するために送出する。
制御部30は、視聴制限設定判断部31と、フラグ設定部32と、コンテンツ視聴制限情報変更認識部33と、仮想プレイリスト情報設定部34と、仮想プレイリスト生成部35と、実体プレイリスト生成部36と、リスト名一覧情報生成部としてのプレイリスト名リスト生成部37とを有する。
視聴制限設定判断部31は、放送受信部20において映像コンテンツデータの受信が開始されたときにユーザ設定情報記憶部11に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータに付加されているコンテンツ視聴制限年齢とを比較して、コンテンツ視聴制限年齢がユーザ視聴制限年齢よりも高いときには視聴制限を設定すると判断し、また、受信中の映像コンテンツデータに付加されているコンテンツ視聴制限年齢が変更されことが後述するコンテンツ視聴制限情報変更認識部で認識されたときに、ユーザ設定情報記憶部に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータに付加されているコンテンツ視聴制限年齢とを比較して、視聴制限の設定を変更するか否かを再度判断し、その判断結果を制限判断情報として仮想プレイリスト情報設定部34およびフラグ設定部32に送出する。
フラグ設定部32は、視聴制限設定判断部31から取得した制限判断情報に基づいて、後述する仮想プレイリスト情報が生成されたか否かを示す仮想プレイリスト情報作成済フラグ、および、受信されハードディスク40に記録された映像コンテンツに視聴制限が設定されているシーンを含むか否かを示す視聴制限コンテンツ記録済フラグを設定してフラグ情報記憶部13に送出する。
仮想プレイリスト情報作成済フラグは、仮想プレイリスト情報が未作成であれば「0」、作成済みであれば「1」が設定され、視聴制限コンテンツ記録済フラグは、視聴制限を含む映像コンテンツが未記録であれば「0」、記録済みであれば「1」が設定される。
図3は、映像コンテンツの記録を開始する前の初期状態の各フラグ値を示す表であり、仮想プレイリスト情報作成済フラグが「0」に設定され仮想プレイリスト情報が未作成であることが示され、視聴制限コンテンツ記録済フラグも「0」に設定され、視聴制限コンテンツが未記録であることが示されている。
コンテンツ視聴制限情報変更認識部33は、放送受信部20で受信中の映像コンテンツデータに付加されているコンテンツ視聴制限年齢に関する情報を監視し、シーンが変わったことによりコンテンツ視聴制限年齢に関する情報が変更したときを認識する。
仮想プレイリスト情報設定部34は、視聴制限設定判断部31から取得した制限判断情報に基づいて設定される仮想プレイリストにおける再生部分の再生開始位置および再生終了位置である仮想プレイリスト情報を設定して仮想プレイリスト情報記憶部12に送出する。
設定された仮想プレイリスト情報の一例を図4に示す。
図4において、記録された映像コンテンツデータの視聴制限がされていない複数のデータ部分のうち、第1の部分である第1再生部分の再生開始位置が「IN1」で表される位置であり、第1再生部分の再生終了位置が「OUT1」で表される位置であり、第2の部分である第2再生部分の再生開始位置が「IN2」で表される位置であり、第2再生部分の再生終了位置が「OUT2」で表される位置であることが示されている。この再生部分は、同一の映像コンテンツデータに対し複数設定可能であるものとする。
仮想プレイリスト生成部35は、仮想プレイリスト情報記憶部12に記憶された仮想プレイリスト情報およびフラグ情報記憶部13に記憶されたフラグ情報を取得し、これらの情報に基づいて視聴制限設定判断部31において視聴制限を設定しないと判断された番組又はシーンが再生区間となるプレイリストである仮想プレイリストを生成する。
実体プレイリスト生成部36は、フラグ情報記憶部13からフラグ情報を取得し、視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」に設定されている場合は、映像コンテンツデータの全体を再生区間としてユーザ設定情報記憶部11に記憶された暗証番号で解除可能な再生プロテクトを設定したプレイリストである実体プレイリストを生成する。視聴制限コンテンツ記録済フラグが「0」に設定されている場合は、映像コンテンツデータの全体を再生区間とし、再生プロテクトを設定しないプレイリストである実体プレイリストを生成する。
プレイリスト名リスト生成部37は、ハードディスク40に記録された映像コンテンツデータのプレイリストのプレイリスト名を一覧表示させるためのプレイリスト名リストを生成する。このプレイリスト名リストには、仮想プレイリストに対応するプレイリスト名および再生プロテクトを設定しない実体プレイリストに対応するプレイリスト名は常に表示され、再生プロテクトを設定した実体プレイリストに対応するプレイリスト名はユーザ特性情報により視聴制限が解除されたときにのみ表示されるように生成する。なお視聴制限を解除するか否かは、例えば、再生プロテクトが有する変数(フラグ)に対してフラグを立てる(1にする)か、立てない(0にする)かの設定を行うことで実現する。そして、プレイリスト名リスト生成時にこのフラグを確認することで、実体プレイリストに対応するプレイリスト名の表示の可否を判断する。
ハードディスク40は、受信した映像コンテンツデータと、実体プレイリスト生成部36で生成された実体プレイリストと、仮想プレイリスト生成部35で生成された仮想プレイリストとを記録する。
表示制御部50は、ハードディスク40に記録された映像コンテンツデータを、ハードディスク40に記録された実体プレイリストまたは仮想プレイリストに基づいて外部の表示装置200に表示させるための制御を行う。
また、プレイリスト名リスト生成部37で生成されるプレイリスト名リストを、外部の表示装置200に表示するための制御を行う。
ユーザ入力部60は、ユーザにより操作されるリモコンなどである。
〈第1実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の動作〉
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置1の動作について説明する。
まず、本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置1において映像コンテンツデータを受信する際の処理について、図2、図5〜7を参照して説明する。
映像コンテンツ記録再生装置1で映像コンテンツデータを受信する際には、ユーザ設定情報記憶部11には予めユーザにより設定される視聴制限基準情報としてのユーザ視聴制限年齢と、このユーザ視聴制限年齢に基づいて映像コンテンツデータに設定された視聴制限を解除するためのユーザ特性情報としての暗証番号とからなるユーザ設定情報が記憶されているものとする。
本実施形態においては、図2に示すように、このユーザ設定情報による視聴制限機能が有効であることを示す「ON」に設定され、ユーザ視聴制限年齢が「15」歳に設定され、暗証番号が「1234」に設定されている。
また、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグおよび視聴制限コンテンツ記録済フラグはデフォルト値である「0」に設定されている。
上述した状態で、図5のフローチャートに基づいて図6(a)に示す映像コンテンツデータAを映像コンテンツ記録再生装置1で受信する際の処理について説明する。
図6(a)の映像コンテンツデータAは、データ位置61から62、およびデータ位置63から64のシーンのデータはコンテンツ視聴制限年齢が設定されてなく、データ位置62から63のシーンのデータはコンテンツ視聴制限年齢が「18」歳に設定されている。
まず、放送受信部20において放送局から図6(a)の映像コンテンツデータAの受信がデータ位置61から開始されると(S1)、受信された映像コンテンツデータAがハードディスク40に記録するために送出されるとともに制御部30の視聴制限設定判断部31に送出される。
視聴制限設定判断部31において、受信された映像コンテンツデータAが取得されると、ユーザ設定情報記憶部11に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータAに付加されているコンテンツ視聴制限年齢とが比較され、視聴制限が設定されるか否かが判断される(S2)。
データ位置61ではコンテンツ視聴制限年齢が設定されていないため、視聴制限は設定されないと判断される(S2の「NO」)。
視聴制限設定判断部31において視聴制限が設定されないと判断されると、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグが「0」であるか否かがフラグ設定部32で判断され(S3)、「0」であれば「1」に変更されフラグ情報記憶部13に記憶される。
ここでは、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグはデフォルト値である「0」に設定されているため(S3の「YES」)、フラグ設定部32により「1」に変更されフラグ情報記憶部13に記憶される(S4)。
ステップS4でフラグ設定部32により仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」に変更されたとき、またはステップS3で仮想プレイリスト情報作成済フラグが既に「1」であると判断されたとき(S3の「NO」)は、データ位置61が仮想プレイリスト情報における第1再生部分の開始位置であるIN1として仮想プレイリスト情報設定部34で設定され、仮想プレイリスト情報記憶部12に記録される(S5)。
一方、コンテンツ視聴制限情報変更認識部33において、受信中の映像コンテンツデータAのコンテンツ視聴制限情報が変更したか否かが映像コンテンツデータAの受信が終了するまで監視されており、第1再生部分の開始位置が仮想プレイリスト情報記憶部12に記録された後、コンテンツ視聴制限情報が変更したか否かが判断される(S6)。
データ位置61から62の間はコンテンツ視聴制限情報は変更されていないため(S6の「NO」)ステップS7に移り、映像コンテンツデータAの受信が終了したか否かが判断される(S7)。
ここでは、映像コンテンツデータAの受信は終了していない(S7の「NO」)ためステップS6に戻り、コンテンツ視聴制限情報が変更したか否かの監視が続けられる。
受信中の映像コンテンツデータAの位置がデータ位置62に到達しコンテンツ視聴制限情報が変更されると(S6の「YES」)ステップS2に戻り、視聴制限設定判断部31においてユーザ設定情報記憶部11に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータAに付加されている変更後のコンテンツ視聴制限年齢とが比較され、再度視聴制限が設定されるか否かが判断される(S2)。
データ位置62はコンテンツ視聴制限年齢が「18」歳に設定されており、このコンテンツ視聴制限年齢がユーザ視聴制限年齢である「15」歳よりも高いため、視聴制限が設定されると判断される(S2の「YES」)。
視聴制限設定判断部31において視聴制限が設定されると判断されると、フラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグが「0」であるか否かがフラグ設定部32で判断され(S8)、「0」であれば「1」に変更されフラグ情報記憶部13に記憶される。
ここでは、フラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグはデフォルト値である「0」に設定されているため(S8の「YES」)、フラグ設定部32により「1」に変更される(S9)。
ステップS9でフラグ設定部32により視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」に変更されたとき、またはステップS8でフラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグが既に「1」であると判断されたとき(S8の「NO」)は、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であるか否かが判断される(S10)。
ここでは、ステップS10でフラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であると判断され(S10の「YES」)、データ位置62が仮想プレイリスト情報における第1再生部分の終了位置であるOUT1として仮想プレイリスト情報設定部34で設定され、仮想プレイリスト情報記憶部12に記録される(S11)。
第1再生部分の終了位置が仮想プレイリスト情報記憶部12に記録されると、コンテンツ視聴制限情報変更認識部33において受信中の映像コンテンツデータAのコンテンツ視聴制限情報が変更したか否かが判断される(S6)。
データ位置62から63の間はコンテンツ視聴制限情報は変更されていないため(S6の「NO」)ステップS7に移りステップS7に移り、映像コンテンツデータAの受信が終了したか否かが判断される(S7)。
ここでは、映像コンテンツデータAの受信は終了していない(S7の「NO」)ためステップS6に戻り、コンテンツ視聴制限情報が変更したか否かの監視が続けられる。
受信中の映像コンテンツデータAの位置がデータ位置63に到達しコンテンツ視聴制限情報が変更されると(S6の「YES」)ステップS2に戻り、視聴制限設定判断部31においてユーザ設定情報記憶部11に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータAに付加されている変更後のコンテンツ視聴制限年齢とが比較され、再度視聴制限が設定されるか否かが判断される(S2)。
データ位置63ではコンテンツ視聴制限年齢が設定されていないため、視聴制限は設定されないと判断される(S2の「NO」)。
視聴制限設定判断部31において視聴制限が設定されないと判断されると、仮想プレイリスト情報作成済フラグが「0」であるか否かがフラグ設定部32で判断されるが(S3)、ここでは既に「1」に設定されているためステップS5に移る(S3の「NO」)。
ステップS5において、データ位置63が仮想プレイリスト情報における第2再生部分の開始位置であるIN2として仮想プレイリスト情報設定部34で設定され、仮想プレイリスト情報記憶部12に記録される(S5)。
第2再生部分の開始位置が仮想プレイリスト情報記憶部12に記録されると、コンテンツ視聴制限情報変更認識部33において受信中の映像コンテンツデータAのコンテンツ視聴制限情報が変更したか否かが判断される(S6)。
データ位置63から64の間はコンテンツ視聴制限情報は変更されていないため(S6の「NO」)ステップS7に移り、映像コンテンツデータAの受信が終了したか否かが判断される(S7)。
ここでは、映像コンテンツデータAの受信は終了していない(S7の「NO」)ためステップS6に戻り、コンテンツ視聴制限情報が変更したか否かの監視が続けられる。
受信中の映像コンテンツデータAの位置がデータ位置64に到達すると、ステップS6においてコンテンツ視聴制限情報が変更されていないと判断され(S6の「NO」)、且つ、ステップS7において映像コンテンツデータの受信が終了したと判断され(S7の「YES」)、映像コンテンツデータAの受信時の処理が終了する。
次に、映像コンテンツ記録再生装置1において受信した映像コンテンツデータAのプレイリストを生成および記録する際の処理について、図7を参照して説明する。
まず、映像コンテンツデータの記録が終了した時点で、実体プレイリスト生成部36において映像コンテンツデータAの全体を再生区間とする実体プレイリストが作成される(S21)。
次に実体プレイリスト生成部36において、フラグ情報記憶部13から視聴制限コンテンツ記録済フラグの情報が取得され、視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」であるか否かが判断される(S22)。
ここでは、図5のステップS9においてフラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」に設定されている(S22の「YES」)ため、ステップS23に移り、ステップS21で生成された実体プレイリストにユーザ設定情報記憶部11に記憶された暗証番号で解除可能な再生プロテクトが設定される(S23)。
再生プロテクトが設定された実体プレイリストは、ハードディスク40に記録される(
S24)。
次に、仮想プレイリスト生成部35において、フラグ情報記憶部13から仮想プレイリスト情報作成済フラグの情報が取得され、仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であるか否かが判断される(S25)。
ここでは、図5のステップS4においてフラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済みフラグが「1」に設定されている(S25の「YES」)ため、ステップS26に移り、仮想プレイリスト情報記憶部12に記憶されている仮想プレイリスト情報の中で再生開始位置に対応する再生終了位置が未設定の再生部分があるか否かが仮想プレイリスト生成部35で判断される(S26)。
ここでは、第2再生部分の開始位置であるIN2に対応する終了位置が設定されていないため(S26の「YES」)ステップS27に移り、受信終了位置であるデータ位置64が第2再生部分の終了位置であるOUT2として仮想プレイリスト生成部35により設定される(S27)。
ステップS27で未設定であった終了位置が設定されとき、またはステップS25で未設定の終了位置がないと判断されたとき(S26の「NO」)は、仮想プレイリスト生成部35において仮想プレイリスト情報に基づいた仮想プレイリストが生成される(S28)。
ここでは、図6(b)に示すように、第1再生部分であるデータ位置61〜62と、第2再生部分であるデータ位置63〜64とを再生部分とする仮想プレイリストが生成される。
生成された仮想プレイリストは、ハードディスク40に記録される(S29)。
またステップS22において視聴制限コンテンツ記録済フラグが「0」に設定されていると判断された場合は、ステップS21で生成された実体プレイリストに再生プロテクトは設定されずにハードディスク40に記録される(S30)。
以上で映像コンテンツデータAのプレイリストを生成および記録する際の処理が終了する。
次に、映像コンテンツ記録再生装置1において記録された映像コンテンツデータを実体プレイリストまたは仮想プレイリストに基づいて再生する際の処理について、図8〜11を参照して説明する。
まず、ユーザの操作によりユーザ入力部60からハードディスク40に記録されている映像コンテンツデータのプレイリスト名リスト表示が要求される(S31)と、ハードディスク40に記録されている映像コンテンツデータのプレイリストのうち、再生プロテクトが設定されていない実体プレイリストおよび仮想プレイリストに対応するプレイリスト名リストがプレイリスト名リスト生成部37で生成され、表示制御部50を経由し、外部の表示装置200に図9に示すように表示される(S32)。
図9は、プレイリスト名リスト生成部37で生成された仮想プレイリストのプレイリスト名リストが表示装置200に表示された状態を示す一例であり、ハードディスク40に記録されている映像コンテンツである「ニッパー物語」、「ホラーH」、「サッカー ニッパー杯」の仮想プレイリストに対応するプレイリスト名リスト201、および視聴制限されている映像コンテンツの実体プレイリストに対応するプレイリスト名リストを表示させるための視聴制限解除ボタン202が表示されている。
図9においては、この3つの映像コンテンツのうち、「ホラーH」の一部に視聴制限があるものとする。
次に、ユーザの操作によりユーザ入力部60で視聴制限解除ボタン202が押下される(S33の「YES」)と、図10に示す暗証番号入力画面203がプレイリスト名リスト生成部37で生成されて表示制御部50を経由して表示装置200に表示される(S34)。
さらにユーザ入力部60から暗証番号が入力される(S35)と、プレイリスト名リスト生成部37においてユーザ設定情報記憶部11に記憶されている暗証番号と一致するか照合される(S36)。
照合の結果、入力された暗証番号とユーザ設定情報記憶部11に記憶されている暗証番号とが一致したとき(S36の「YES」)は、実体プレイリストの視聴制限が一時的に解除され、図11に示すように仮想プレイリストと実体プレイリストとの双方に対応したプレイリスト名リスト204がプレイリスト名リスト生成部37で生成され、表示制御部50を経由して表示装置200に表示される(S37)。
なお視聴制限を解除するか否かは、例えば、再生プロテクトが有する変数(フラグ)に対してフラグを立てる(1にする)か、立てない(0にする)かの設定を行うことで実現される。そして、プレイリスト名リスト生成時にこのフラグが確認されることで実体プレイリストに対応するプレイリスト名の表示の可否が判断される。
照合の結果、入力された暗証番号とユーザ設定情報記憶部11に記憶されている暗証番号とが一致しないときは、ステップS32の仮想プレイリストに対応するプレイリスト名リスト201の表示画面に戻る(S36の「NO」)。
図11は、プレイリスト名リスト生成部37で生成された仮想プレイリストおよび実体プレイリストのプレイリスト名リスト204が表示装置200に表示された状態を示す一例であり、図9で表示された仮想プレイリストに対応するプレイリスト名リスト201に、「ホラーH」の実体プレイリストに対応する「ホラーH 完全版」が追加されたプレイリスト名リスト204が表示されている。
図9のプレイリスト名リスト201が表示された状態、または、図11のプレイリスト名リスト204が表示装置200に表示された状態で、これらのプレイリスト名リスト201または204の中からユーザにより所望のプレイリストが選択される(S38)と、選択されたプレイリスト情報および対応する映像コンテンツデータがハードディスク40から取得され、選択されたプレイリストに基づいて取得された映像コンテンツデータが表示制御部50を経由して表示装置200に表示され再生される(S39)。
以上で、映像コンテンツ記録再生装置1において記録された映像コンテンツデータを実体プレイリストまたは仮想プレイリストに基づいて再生する際の処理が終了する。
次に、図5のフローチャートに基づいて図12(a)に示す映像コンテンツデータBを映像コンテンツ記録再生装置1で受信する際の処理について説明する。
図12(a)の映像コンテンツデータBは、データ位置121から122、およびデータ位置123から124のシーンのデータはコンテンツ視聴制限年齢が「18」歳に設定されており、データ位置122から123のシーンのデータはコンテンツ視聴制限年齢が設定されていない。
まず、放送受信部20において放送局から図12(a)の映像コンテンツデータBの受信がデータ位置121から開始されると(S1)、受信された映像コンテンツデータBがハードディスク40に記録するための送出されるとともに制御部30の視聴制限設定判断部31に送出される。
視聴制限設定判断部31において、受信された映像コンテンツデータBが取得されると、ユーザ設定情報記憶部11に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータBに付加されているコンテンツ視聴制限年齢とが比較され、視聴制限が設定されるか否かが判断される(S2)。
データ位置121ではコンテンツ視聴制限年齢が「18」歳に設定されており、このコンテンツ視聴制限年齢がユーザ視聴制限年齢である「15」歳よりも高いため、視聴制限が設定されると判断される(S2の「YES」)。
視聴制限設定判断部31において視聴制限が設定されると判断されると、フラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグが「0」であるか否かがフラグ設定部32で判断され(S8)、「0」であれば「1」に変更されフラグ情報記憶部13に記憶される。
ここでは、フラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグはデフォルト値である「0」に設定されているため(S8の「YES」)、フラグ設定部32により「1」に変更される(S9)。
ステップS9でフラグ設定部32により視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」に変更された後(S8の「NO」)、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であるか否かが判断される(S10)。
ここでは、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグはデフォルト値である「0」設定されているため(S10の「NO」)ステップS6に移り、コンテンツ視聴制限情報変更認識部33において受信中の映像コンテンツデータBのコンテンツ視聴制限情報が変更したか否かが判断される(S6)。
データ位置121から122の間はコンテンツ視聴制限情報は変更されていないため(S6の「NO」)ステップS7に移り、映像コンテンツデータBの受信が終了したか否かが判断される(S7)。
ここでは、映像コンテンツデータBの受信は終了していない(S7の「NO」)ためステップS6に戻り、コンテンツ視聴制限情報が変更したか否かの監視が続けられる。
受信中の映像コンテンツデータBの位置がデータ位置122に到達しコンテンツ視聴制限情報が変更されると(S6の「YES」)ステップS2に戻り、視聴制限設定判断部31においてユーザ設定情報記憶部11に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータBに付加されている変更後のコンテンツ視聴制限年齢とが比較され、再度視聴制限が設定されるか否かが判断される(S2)。
データ位置122ではコンテンツ視聴制限年齢が設定されていないため、視聴制限は設定されないと判断される(S2の「NO」)。
視聴制限設定判断部31において視聴制限が設定されないと判断されると、仮想プレイリスト情報作成済フラグが「0」であるか否かがフラグ設定部32で判断される(S3)。
ここでは、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグはデフォルト値である「0」に設定されているため(S3の「YES」)、フラグ設定部32により「1」に変更されフラグ情報記憶部13に記憶される(S4)。
ステップS4でフラグ設定部32により仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」に変更されると、データ位置122が仮想プレイリスト情報における第3再生部分の開始位置であるIN3として仮想プレイリスト情報設定部34で設定され、仮想プレイリスト情報記憶部12に記録される(S5)。
第3再生部分の開始位置が仮想プレイリスト情報記憶部12に記録された後、コンテンツ視聴制限情報が変更したか否かが判断される(S6)。
データ位置122から123の間はコンテンツ視聴制限情報は変更されていないため(S6の「NO」)ステップS7に移り、映像コンテンツデータBの受信が終了したか否かが判断される(S7)。
ここでは、映像コンテンツデータBの受信は終了していない(S7の「NO」)ためステップS6に戻り、コンテンツ視聴制限情報が変更したか否かの監視が続けられる。
受信中の映像コンテンツデータBの位置がデータ位置123に到達しコンテンツ視聴制限情報が変更されると(S6の「YES」)ステップS2に戻り、視聴制限設定判断部31においてユーザ設定情報記憶部11に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータBに付加されている変更後のコンテンツ視聴制限年齢とが比較され、再度視聴制限が設定されるか否かが判断される(S2)。
データ位置123はコンテンツ視聴制限年齢が「18」歳に設定されており、このコンテンツ視聴制限年齢がユーザ視聴制限年齢である「15」歳よりも高いため、視聴制限が設定されると判断される(S2の「YES」)。
視聴制限設定判断部31において視聴制限が設定されると判断されると、フラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグが「0」であるか否かがフラグ設定部32で判断される(S8)。
ここでは、フラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグは既に「1」に設定されているため(S8の「NO」)ステップS10に移り、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であるか否かが判断される(S10)。
ここでは、ステップS10でフラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であると判断され(S10の「YES」)、データ位置123が仮想プレイリスト情報における第3再生部分の終了位置であるOUT3として仮想プレイリスト情報設定部34で設定され、仮想プレイリスト情報記憶部12に記録される(S11)。
第3再生部分の終了位置が仮想プレイリスト情報記憶部12に記録されると、コンテンツ視聴制限情報変更認識部33において受信中の映像コンテンツデータBのコンテンツ視聴制限情報が変更したか否かが判断される(S6)。
データ位置123から124の間はコンテンツ視聴制限情報は変更されていないため(S6の「NO」)ステップS7に移り、映像コンテンツデータBの受信が終了したか否かが判断される(S7)。
受信中の映像コンテンツデータBの位置がデータ位置124に到達すると、ステップS6においてコンテンツ視聴制限情報が変更されていないと判断され(S6の「NO」)、且つ、ステップS7において映像コンテンツデータの受信が終了したと判断され(S7の「YES」)、映像コンテンツデータBの受信時の処理が終了する。
次に、映像コンテンツ記録再生装置1において受信した映像コンテンツデータBのプレイリストを生成および記録する際の処理について、図7を参照して説明する。
まず、映像コンテンツデータの記録が終了した時点で、実体プレイリスト生成部36において映像コンテンツデータBの全体を再生区間とする実体プレイリストが作成される(S21)。
次に実体プレイリスト生成部36において、フラグ情報記憶部13から視聴制限コンテンツ記録済フラグの情報が取得され、視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」であるか否かが判断される(S22)。
ここでは、図5のステップS9においてフラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」に設定されている(S22の「YES」)ため、ステップS23に移り、ステップS21で生成された実体プレイリストにユーザ設定情報記憶部11に記憶された暗証番号で解除可能な再生プロテクトが設定される(S23)。
再生プロテクトが設定された実体プレイリストは、ハードディスク40に記録される(S24)。
次に、仮想プレイリスト生成部35において、フラグ情報記憶部13から仮想プレイリスト情報作成済フラグの情報が取得され、仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であるか否かが判断される(S25)。
ここでは、図5のステップS4においてフラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済みフラグが「1」に設定されている(S25の「YES」)ため、ステップS26に移り、仮想プレイリスト情報記憶部12に記憶されている仮想プレイリスト情報の中で再生開始位置に対応する再生終了位置が未設定の再生部分があるか否かが仮想プレイリスト生成部35で判断される(S26)。
ここでは、第3再生部分の開始位置であるIN3に対応する終了位置は設定されているため(S26の「NO」)ステップS27に移り、仮想プレイリスト生成部35において仮想プレイリスト情報に基づいた仮想プレイリストが生成される。
ここでは、図12(b)に示すように、第3再生部分であるデータ位置122〜123を再生部分とする仮想プレイリストが生成される(S28)。
生成された仮想プレイリストはハードディスク40に記録される(S29)。
またステップS22において視聴制限コンテンツ記録済フラグが「0」に設定されていると判断された場合は、ステップS21で生成された実体プレイリストに再生プロテクトは設定されずにハードディスク40に記録される(S30)。
以上で映像コンテンツデータBのプレイリストを生成および記録する際の処理が終了する。
映像コンテンツデータBの実体プレイリストまたは仮想プレイリストに基づく再生処理については、映像コンテンツデータAの場合と同様であるため詳細な説明は省略する。
次に、図5のフローチャートに基づいて、すべてのシーンのコンテンツ視聴制限年齢が設定されていない映像コンテンツデータCを受信する際の処理について説明する。
まず、放送受信部20において放送局から映像コンテンツデータCの受信が開始されると(S1)、受信された映像コンテンツデータCがハードディスク40に記録するための送出されるとともに制御部30の視聴制限設定判断部31に送出される。
視聴制限設定判断部31において、受信された映像コンテンツデータCが取得されると、ユーザ設定情報記憶部11に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータCに付加されているコンテンツ視聴制限年齢とが比較され、視聴制限が設定されるか否かが判断される(S2)。
映像コンテンツデータCはすべてコンテンツ視聴制限年齢が設定されていないため、視聴制限は設定されないと判断される(S2の「NO」)。
視聴制限設定判断部31において視聴制限が設定されないと判断されると、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグが「0」であるか否かがフラグ設定部32で判断され(S3)、「0」であれば「1」に変更されフラグ情報記憶部13に記憶される。
ここでは、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグはデフォルト値である「0」に設定されているため(S3の「YES」)、フラグ設定部32により「1」に変更されフラグ情報記憶部13に記憶される(S4)。
ステップS4でフラグ設定部32により仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」に変更されると、映像コンテンツデータCの受信開始位置が再生部分の開始位置として仮想プレイリスト情報設定部34で設定され、仮想プレイリスト情報記憶部12に記録される(S5)。
次に、コンテンツ視聴制限情報変更認識部33においてコンテンツ視聴制限情報が変更したか否かが判断される(S6)。
映像コンテンツデータCはデータの終了時までコンテンツ視聴制限情報が変わらず、終了位置に到達するとステップS6においてコンテンツ視聴制限情報が変更されていないと判断され(S6の「NO」)、且つ、ステップS7において映像コンテンツデータの受信が終了したと判断され(S7の「YES」)、映像コンテンツデータCの受信時の処理が終了する。
次に、映像コンテンツ記録再生装置1において受信した映像コンテンツデータCのプレイリストを生成および記録する際の処理について、図7を参照して説明する。
まず、映像コンテンツデータの記録が終了した時点で、実体プレイリスト生成部36において映像コンテンツデータCの全体を再生区間とする実体プレイリストが作成される(S21)。
次に実体プレイリスト生成部36において、フラグ情報記憶部13から視聴制限コンテンツ記録済フラグの情報が取得され、視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」であるか否かが判断される(S22)。
ここでは、図5のステップS9においてフラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグは「0」のままである(S22の「NO」)ため実体プレイリストに再生プロテクトが設定されず、生成された実体プレイリストがハードディスク40に記録される(S30)。
以上のように、視聴制限がない映像コンテンツデータCにおいては再生プロテクトが設定されない実体プレイリストのみが生成され記録される。
映像コンテンツデータCの仮想プレイリストに基づく再生処理については、映像コンテンツデータAの場合と同様であるため詳細な説明は省略する。
次に、図5のフローチャートに基づいて、すべてのシーンのコンテンツ視聴制限年齢が「18」歳に設定されている映像コンテンツデータDを受信する際の処理について説明する。
まず、放送受信部20において放送局から映像コンテンツデータDの受信が開始されると(S1)、受信された映像コンテンツデータDがハードディスク40に記録するための送出されるとともに制御部30の視聴制限設定判断部31に送出される。
視聴制限設定判断部31において、受信された映像コンテンツデータDが取得されると、ユーザ設定情報記憶部11に記憶されているユーザ視聴制限年齢と受信中の映像コンテンツデータDに付加されているコンテンツ視聴制限年齢とが比較され、視聴制限が設定されるか否かが判断される(S2)。
映像コンテンツデータDはすべてコンテンツ視聴制限年齢が「18」歳に設定されており、このコンテンツ視聴制限年齢がユーザ視聴制限年齢である「15」歳よりも高いため、視聴制限が設定されると判断される(S2の「YES」)。
視聴制限設定判断部31において視聴制限が設定されると判断されると、フラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグが「0」であるか否かがフラグ設定部32で判断され(S8)、「0」であれば「1」に変更されフラグ情報記憶部13に記憶される。
ここでは、フラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグはデフォルト値である「0」に設定されているため(S8の「YES」)、フラグ設定部32により「1」に変更される(S9)。
ステップS9でフラグ設定部32により視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」に変更された後(S8の「NO」)、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であるか否かが判断される(S10)。
ここでは、フラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済フラグはデフォルト値である「0」設定されているため(S10の「NO」)ステップS6に移り、コンテンツ視聴制限情報変更認識部33において受信中の映像コンテンツデータDのコンテンツ視聴制限情報が変更したか否かが判断される(S6)。
映像コンテンツデータDはデータの終了時までコンテンツ視聴制限情報が変わらず、終了位置に到達するとステップS6においてコンテンツ視聴制限情報が変更されていないと判断され(S6の「NO」)、且つ、ステップS7において映像コンテンツデータの受信が終了したと判断され(S7の「YES」)、映像コンテンツデータDの受信時の処理が終了する。
次に、映像コンテンツ記録再生装置1において受信した映像コンテンツデータDのプレイリストを生成および記録する際の処理について、図7を参照して説明する。
まず、映像コンテンツデータの記録が終了した時点で、実体プレイリスト生成部36において映像コンテンツデータDの全体を再生区間とする実体プレイリストが作成される(S21)。
次に実体プレイリスト生成部36において、フラグ情報記憶部13から視聴制限コンテンツ記録済フラグの情報が取得され、視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」であるか否かが判断される(S22)。
ここでは、図5のステップS9においてフラグ情報記憶部13に記憶されている視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」に設定されている(S22の「YES」)ため、ステップS23に移り、映像コンテンツデータDの全体を再生区間として、ユーザ設定情報記憶部11に記憶された暗証番号で解除可能な再生プロテクトを設定したプレイリストである実体プレイリストが生成される(S23)。
生成された実体プレイリストは、ハードディスク40に記録される(S24)。
次に、仮想プレイリスト生成部35において、フラグ情報記憶部13から仮想プレイリスト情報作成済フラグの情報が取得され、仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であるか否かが判断される(S25)。
ここでは、図5のステップS4においてフラグ情報記憶部13に記憶されている仮想プレイリスト情報作成済みフラグは「0」のままである(S25の「NO」)ため、仮想プレイリストは生成されず、処理は終了する。
以上のように、すべてが視聴制限された映像コンテンツデータDにおいては再生プロテクトを設定した実体プレイリストのみが生成され記録される。
映像コンテンツデータDの実体プレイリストまたは仮想プレイリストに基づく再生処理については、映像コンテンツデータAの場合と同様であるため詳細な説明は省略する。
以上の第1実施形態によれば、受信した映像コンテンツデータに対し、視聴制限のある部分を削除した仮想プレイリストと、視聴制限のある部分を含む場合は予め設定された暗証番号に基づいて映像コンテンツデータ全体に再生プロテクトが設定された実体プレイリストとが生成されるため、暗証番号を知らないユーザであっても、視聴制限を含む映像コンテンツデータの仮想プレイリストに基づく部分は視聴することが可能になる。
また、再生プロテクトを設定した実体プレイリストは暗証番号が入力されるまでプレイリスト名リストに表示されないため、暗証番号を知らないユーザによる再生を制限することができる。
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態においては、録画された映像コンテンツデータの中のユーザにより指示された番組又はシーンの視聴を制限し、内蔵するハードディスク(HDD)に格納するとともに外部の表示装置に表示させる映像コンテンツ記録再生装置について説明する。
〈第2実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の構成〉
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置2の構成を、図13を参照して説明する。
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置2は、記憶部10と、放送受信部20と、制御部30と、データ記録部としてのハードディスク40と、再生部としての表示制御部50と、ユーザ入力部60とを有する。
記憶部10は、ユーザを識別するためのユーザ特性情報としての暗証番号を記憶するユーザ特性情報記憶部14を有する。本実施形態においては、この暗証番号により、映像コンテンツデータに設定された視聴制限を解除する権限をもつユーザを識別する。
制御部30は、仮想プレイリスト35と、実体プレイリスト36と、プレイリスト名リスト37とを有する。
仮想プレイリスト35は、後述するユーザ入力部60から入力される視聴制限を設定するための視聴制限設定指示を取得したときは、この視聴制限設定指示により視聴制限が指示された番組又はシーン以外を再生区間とするプレイリストである仮想プレイリストを生成する。
実体プレイリスト生成部36は、放送受信部20で受信した映像コンテンツデータを録画するときには、この映像コンテンツデータの全体を再生区間として再生プロテクトを設定しないプレイリストである実体プレイリストを生成し、後述するユーザ入力部60から入力された視聴制限設定指示を取得したときには、該当する映像コンテンツデータの全体を再生区間としてユーザ特性情報記憶部14に記憶された暗証番号で解除可能な再生プロテクトを設定したプレイリストである実体プレイリストを生成する。
ハードディスク40、表示制御部50、およびユーザ入力部60の機能は、第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〈第2実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の動作〉
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置2の動作について説明する。
まず、本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置2において、受信した映像コンテンツデータを格納する際の処理について説明する。
放送受信部20において放送局から映像コンテンツデータの受信が開始されると、受信された映像コンテンツデータがハードディスク40に送出され、記録される。
次に、映像コンテンツデータの受信が完了すると、実体プレイリスト生成部36において受信した映像コンテンツデータの全体を再生区間とする実体プレイリストが作成される。
生成された実体プレイリストにはこの時点では視聴を制限するための再生プロテクトは設定されず、ハードディスク40に記録される。
本実施形態においては、ハードディスク40に「ニッパー物語」、「ホラーH」、「サッカー ニッパー杯」の3つの映像コンテンツデータが記録されたものとする。
次に、本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置2において、記録されている映像コンテンツデータの中に視聴制限を設定する際の処理について、図14〜図19を参照して説明する。
映像コンテンツ記録再生装置2で記録された映像コンテンツデータの中に視聴制限を設定する際には、映像コンテンツデータに設定された視聴制限を解除するためのユーザ特性情報としての暗証番号がユーザ特性情報記憶部14に記憶されているものとする。
本実施形態においては、ユーザ特性情報記憶部14には図14に示すように暗証番号が「1234」に設定されている。
ユーザ特性情報記憶部14に暗証番号が設定された状態で、まず、ユーザの操作によりユーザ入力部60でハードディスク40に記録されている映像コンテンツデータのプレイリスト名リスト表示が要求され(S41)、ハードディスク40に記録されている映像コンテンツデータのプレイリストのうち、再生プロテクトが設定されていない実体プレイリストに対応するプレイリスト名リストがプレイリスト名リスト生成部37で生成される(S42)。
生成されたプレイリスト名リストは、表示制御部50を経由して外部の表示装置200に図16に示すように表示される。
次に、ユーザの操作によりユーザ入力部60から視聴制限を設定する映像コンテンツがプレイリスト名リストの中から選択され(S43)、視聴制限を設定するための視聴制限設定指示が入力されると(S44)、図17に示すような視聴制限機能作成画面が表示制御部50で生成されて表示装置200に表示される(S45)。
本実施形態においては、ハードディスク40に記録されている映像コンテンツデータの中の「ホラーH」の一部に視聴制限をかけるための視聴制限設定指示が入力されたものとする。
「ホラーH」の映像コンテンツデータに対する視聴制限設定指示が入力され視聴制限機能作成画面が表示されると、さらにユーザの操作によりユーザ入力部60から視聴制限を設定する映像コンテンツデータ内のデータ区間である視聴制限設定区間が入力される(S46)。
本実施形態においては、図18に示すように、「ホラーH」の映像コンテンツデータの中のデータ位置182から184のシーンが視聴制限設定区間として入力されたものとする。
ユーザ入力部60からこの視聴制限設定区間が入力されると、実体プレイリスト生成部36において、ハードディスク40に記録された「ホラーH」の実体プレイリストにユーザ特性情報記憶部14に記憶された暗証番号で解除可能な再生プロテクトが設定される(S47)。
さらに、仮想プレイリスト生成部35においてこの視聴制限設定区間が設定された以外の再生部分のシーンを示す仮想プレイリスト情報が生成される(S48)。
本実施形態においては、「ホラーH」の映像コンテンツデータの番組開始位置であるデータ位置181から視聴制限設定区間の開始位置であるデータ位置182までが仮想プレイリストにおける第1再生部分であり、データ位置181が第1再生部分の開始位置であるIN1として設定され、データ位置182が第1再生部分の終了位置であるOUT1として設定される。
また、視聴制限設定区間の終了位置であるデータ位置183から「ホラーH」の映像コンテンツデータの番組終了位置であるデータ184までが仮想プレイリストにおける第2再生部分であり、データ位置183が第2再生部分の開始位置であるIN2として設定され、データ位置184が第2再生部分の終了位置であるOUT2として設定される。
これらの設定された第1再生部分および第2再生部分の開始位置および終了位置により、図19に示すような仮想プレイリスト情報が生成される。
仮想プレイリスト生成部35において仮想プレイリスト情報が生成されると、第1再生部分であるデータ位置181〜182と、第2再生部分であるデータ位置183〜184とを再生部分とする仮想プレイリストが生成され、ハードディスク40に記録される(S49)。
以上で「ホラーH」の映像コンテンツデータに視聴制限が設定されたプレイリストが生成および記録される際の処理が終了する。
映像コンテンツ記録再生装置2において記録された映像コンテンツデータを実体プレイリストまたは仮想プレイリストに基づいて再生する際の処理については第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られるとともに、受信した映像コンテンツデータに対し、視聴制限を設定するデータ区間をユーザが指定することができる。
また、本実施形態においては、ユーザが視聴制限を設定するデータ区間をシーンごとに設定したが、これには限定されず、視聴制限設定区間の開始位置および終了位置を、映像コンテンツデータの再生中にユーザが指定するようにしたり、再生開始時からの時刻でユーザが指定するようにしたりしてもよい。
《第3実施形態》
本発明の第3実施形態においては、放送局から受信した映像コンテンツデータを、光ディスクに格納するとともに外部の表示装置に表示させる映像コンテンツ記録再生装置について説明する。
〈第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の構成〉
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置3の構成を、図21を参照して説明する。
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置3は、データ記憶部として光ディスク71を用いるための光ディスクドライブ70を有する他は第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
光ディスクドライブ70は、挿入される光ディスク71に、受信した映像コンテンツデータと、実体プレイリスト生成部36で生成された実体プレイリストと、仮想プレイリスト生成部35で生成された仮想プレイリストと、光ディスク71のディレクトリ情報と、プレイリスト情報とを記録する。
光ディスク71のディレクトリ情報はディレクトリごとに生成されるものであり、このディレクトリに含まれるプレイリストの名前やプレイリスト数をプレイリスト名リストに表示させるか否かを示すフラグであるプロテクトフラグと、ユーザ設定情報記憶部11から取得した暗証番号と、このディレクトリに記録されているプレイリスト数と、各プレイリストの情報とが格納されている。
プロテクトフラグが「0」のときはこのディレクトリ内のプレイリストの情報をプレイリスト名リストに表示させ、プロテクトフラグが「1」のときはプレイリスト名リストへは表示させない。このプロテクトフラグはユーザの操作により設定可能である。
光ディスク71のディレクトリ情報の一例を図22に示す。
図22においては、プロテクトフラグは「0」に設定され、暗証番号はユーザ設定情報記憶部11から取得された番号「1234」が格納され、記録されているプレイリスト数は「3」であることが示され、この3つのプレイリストは、プレイリストテーブルAに格納されているプレイリストAと、プレイリストテーブルBに格納されているプレイリストBと、プレイリストテーブルCに格納されているプレイリストCであることが示されている。
光ディスク71に記録されるプレイリスト情報は、ディレクトリ情報に格納されているプレイリストごとに記録されるものであり、各プレイリストのプレイリスト名と、記録日時と、このプレイリストをプレイリスト名リストに表示させ再生させるか否かを示すフラグである再生プロテクトフラグとが格納されている。
再生プロテクトフラグが「0」のときはこのディレクトリ内のプレイリストの情報をプレイリスト名リストに表示させるとともに再生を許可し、再生プロテクトフラグが「1」のときはプレイリスト名リストへは表示させず再生を禁止する。
光ディスク71に記録されるプレイリスト情報の一例を図23に示す。
図23は、図22のディレクトリの中に含まれるプレイリストのうちの1つである「ホラーH 完全版」に関するプレイリスト情報であり、このプレイリストの記録日時が「2006年1月1日」であり、再生プロテクトフラグが「1」に設定されプレイリスト名リストへの表示および再生が制限されている。
光ディスク71のディレクトリ情報内の暗証番号は、このディレクトリ情報のプロテクトフラグおよびこのディレクトリに含まれるプレイリストの再生プロテクトフラグがデフォルト状態においてすべて「0」のときは未設定であり、プロテクトフラグまたはいずれかの再生プロテクトフラグが「1」に設定されたときにユーザ設定情報記憶部11から暗証番号が取得されて設定される。またはユーザが任意に設定することも可能である。
〈第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の動作〉
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置3の動作について、図5、図7、および図8を参照して説明する。
映像コンテンツ記録再生装置3で映像コンテンツデータを受信する際には、ユーザ設定情報記憶部11には予めユーザにより設定される視聴制限基準情報としてのユーザ視聴制限年齢と、このユーザ視聴制限年齢に基づいて映像コンテンツデータに設定された視聴制限を解除するためのユーザ特性情報としての暗証番号とからなるユーザ設定情報が記憶されており、且つ、光ディスクドライブ70に挿入された光ディスク71にユーザ設定情報記憶部11から取得された暗証番号が記憶されているものとする。
まず、放送受信部20において放送局から映像コンテンツデータの受信が開始されると(S1)、受信された映像コンテンツデータが光ディスク71に記録するために送出されるとともに制御部30の視聴制限設定判断部31に送出される。
図5のステップS2〜S11に示す映像コンテンツの受信処理は第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、映像コンテンツ記録再生装置3において受信した映像コンテンツデータのプレイリストを生成および記録する際の処理について、図7を参照して説明する。
まず、映像コンテンツデータの記録が終了した時点で、実体プレイリスト生成部36において映像コンテンツデータAの全体を再生区間とする実体プレイリストが作成される(S21)。
次に実体プレイリスト生成部36において、フラグ情報記憶部13から視聴制限コンテンツ記録済フラグの情報が取得され、視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」であるか否かが判断される(S22)。
視聴制限コンテンツ記録済フラグが「1」であるとき(S22の「YES」)は、ステップS23に移り、ステップS21で生成された実体プレイリストにユーザ設定情報記憶部11に記憶された暗証番号で解除可能な再生プロテクトが設定される(S23)。
このとき光ディスク71のディレクトリ情報の暗証番号が未設定であれば、ユーザ設定情報記憶部11から暗証番号が取得され、ディレクトリ情報に設定される。
再生プロテクトが設定された実体プレイリストは、光ディスクドライブ70により光ディスク71に記録される(S24)。
再生プロテクトが設定された実体プレイリストが光ディスク71に記録される際には、記録される光ディスク71のディレクトリのディレクトリ情報内に再生プロテクトフラグが「1」のプレイリスト情報が新たに追加されるとともに、ディレクトリ情報内のプレイリスト数が更新される。
また、視聴制限コンテンツ記録済フラグが「0」であるとき(S22の「NO」)は、再生プロテクトが設定されていない実体プレイリストが光ディスクドライブ70により光ディスク71に記録され(S30)、さらに光ディスク71のディレクトリのディレクトリ情報内に再生プロテクトフラグが「0」の実体プレイリスト情報が新たに追加されるとともに、ディレクトリ情報内のプレイリスト数が更新される。
次に、仮想プレイリスト生成部35において、フラグ情報記憶部13から仮想プレイリスト情報作成済フラグの情報が取得され、仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であるか否かが判断される(S25)。
仮想プレイリスト情報作成済フラグが「1」であるとき(S25の「YES」)は、ステップS26に移り、仮想プレイリスト情報記憶部12に記憶されている仮想プレイリスト情報の中で再生開始位置に対応する再生終了位置が未設定の再生部分があるか否かが仮想プレイリスト生成部35で判断され、再生終了位置が未設定の再生部分があれば受信終了位置が再生終了位置として設定されて仮想プレイリストが生成される(S26、S27、S28)。
生成された仮想プレイリストは、光ディスクドライブ70により光ディスク71に記録される(S29)。
仮想プレイリストが光ディスク71に記録される際には、記録される光ディスク71のディレクトリ情報内のプレイリスト数が更新される。
仮想プレイリスト情報作成済フラグが「0」であるとき(S24の「NO」)は、仮想プレイリストは生成されず、処理は終了する。
次に、映像コンテンツ記録再生装置3において記録された映像コンテンツデータを実体プレイリストまたは仮想プレイリストの情報に基づいて再生する際の処理について、図8を参照して説明する。
まず、ユーザの操作によりユーザ入力部60から光ディスク71に記録されている映像コンテンツデータのプレイリスト名リスト表示が要求される(S31)と、光ディスク71に記録されている映像コンテンツデータのプレイリストのうち、プロテクトフラグが「0」のディレクトリの中の再生プロテクトフラグが「0」の実体プレイリストおよび仮想プレイリストのプレイリスト名リストがプレイリスト名リスト生成部37で生成され、表示制御部50を経由し、外部の表示装置200に表示される(S32)。
次に、ユーザの操作によりユーザ入力部60で視聴制限解除ボタン202が押下される(S33の「YES」)と、暗証番号入力画面203がプレイリスト名リスト生成部37で生成されて表示制御部50を経由して表示装置200に表示される(S34)。
さらにユーザ入力部60から暗証番号が入力される(S35)と、プレイリスト名リスト生成部37において光ディスク71のディレクトリ情報に記憶されている暗証番号と一致するか照合される(S36)。
照合の結果、入力された暗証番号と光ディスク71のディレクトリ情報に記憶されている暗証番号とが一致したとき(S36の「YES」)は、プロテクトフラグおよび再生プロテクトフラグにより制限されているプレイリストの視聴制限が一時的に解除され、すべての仮想プレイリストと実体プレイリストとの双方に対応したプレイリスト名リストがプレイリスト名リスト生成部37で生成され、表示制御部50を経由して表示装置200に表示される(S37)。
照合の結果、入力された暗証番号と光ディスク71のディレクトリ情報に記憶されている暗証番号とが一致しないときは、ステップS32の仮想プレイリストに対応するプレイリスト名リスト201の表示画面に戻る(S36の「NO」)。
ステップS32またはステップS37において生成されたプレイリスト名リストが表示装置200に表示された状態で、これらのプレイリスト名リストの中からユーザにより所望のプレイリストが選択される(S38)と、選択されたプレイリスト情報および対応する映像コンテンツデータが光ディスク71から取得され、選択されたプレイリストに基づいて取得された映像コンテンツデータが表示制御部50を経由して表示装置200に表示され再生される(S39)。
以上で、映像コンテンツ記録再生装置3において記録された映像コンテンツデータを実体プレイリストまたは仮想プレイリストの情報に基づいて再生する際の処理が終了する。
以上の第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られるとともに、映像コンテンツデータが記録された光ディスクを他の映像コンテンツ記録再生装置で再生させる際にも、この映像コンテンツ記録再生装置に設定された視聴制限基準情報に従ってパレンタル制御機能を利用することが可能になる。
また、本実施形態においては、データ記録部として光ディスクを用いた場合について説明したが、これには限定されず、メモリカードなどの半導体メディアを用いてもよい。
また、本実施形態においては、光ディスクに記録する暗証番号はユーザ設定情報記憶部から取得する場合について説明したが、これには限定されず、ユーザに暗証番号の設定を促し、これに対して入力された情報を暗証番号として設定するようにしてもよい。
また、第1実施形態および第3実施形態においては、視聴制限基準情報として視聴制限年齢を用いた場合について説明したが、これには限定されず、視聴制限基準情報としてユーザにより設定された番組名、シーン名、番組情報に含まれるキーワードが、コンテンツ視聴制限情報としてのデジタル放送に含まれるEPGに含まれるか否かにより視聴制限を行うようにしてもよい。
《第4実施形態》
本発明の第4実施形態においては、録画された映像コンテンツデータの中のユーザにより指示された番組又はシーンの視聴を制限して光ディスクに格納するとともに外部の表示装置に表示させる映像コンテンツ記録再生装置について説明する。
〈第4実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の構成〉
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置4の構成を、図20を参照して説明する。
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置4は、データ記憶部として光ディスク71を用いるための光ディスクドライブ70を有する他は第2実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、光ディスクドライブ70に挿入される光ディスク71に記録される情報は、第3実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〈第4実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の動作〉
本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置4の動作について説明する。
まず、本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置4において、受信した映像コンテンツデータを格納する際の処理について説明する。
放送受信部20において放送局から映像コンテンツデータの受信が開始されると、受信された映像コンテンツデータが光ディスクドライブ70に挿入された光ディスク71に送出され、記録される。
次に、映像コンテンツデータの受信が完了すると、実体プレイリスト生成部36において受信した映像コンテンツデータの全体を再生区間とする実体プレイリストが作成される。
生成された実体プレイリストはこの時点では視聴を制限するための再生プロテクトは設定されずに、光ディスクドライブ70に挿入された光ディスク71に記録される。
本実施形態においては、光ディスク71に「ニッパー物語」、「ホラーH」、「サッカー ニッパー杯」の3つの映像コンテンツデータが記録されたものとする。
次に、本実施形態による映像コンテンツ記録再生装置4において、記録されている映像コンテンツデータの中に視聴制限を設定する際の処理について、図14〜図19を参照して説明する。
映像コンテンツ記録再生装置4で記録された映像コンテンツデータの中に視聴制限を設定する際には、映像コンテンツデータに設定された視聴制限を解除するためのユーザ特性情報としての暗証番号がユーザ特性情報記憶部14に記憶されており、且つ、光ディスクドライブ70に挿入された光ディスク71にユーザ特性情報記憶部14から取得された暗証番号が記憶されているものとする。
本実施形態においては、ユーザ特性情報記憶部14および光ディスク71には図14に示すように暗証番号が「1234」に設定されている。
ユーザ特性情報記憶部14および光ディスク71に暗証番号が設定された状態で、まず、ユーザの操作によりユーザ入力部60で光ディスク71に記録されている映像コンテンツデータのプレイリスト名リスト表示が要求され(S41)、光ディスク71に記録されている映像コンテンツデータのプレイリストのうち、プロテクトフラグが「0」のディレクトリの中の再生プロテクトフラグが「0」の実体プレイリストおよび仮想プレイリストのプレイリスト名リストがプレイリスト名リスト生成部37で生成される(S42)。
生成されたプレイリスト名リストは、表示制御部50を経由して外部の表示装置200に図16に示すように表示される。
次に、ユーザの操作によりユーザ入力部60から視聴制限を設定する映像コンテンツがプレイリスト名リストの中から選択され(S43)、視聴制限を設定するための視聴制限設定指示が入力されると(S44)、図17に示すような視聴制限機能作成画面が表示制御部50で生成されて表示装置200に表示される(S45)。
本実施形態においては、光ディスク71に記録されている映像コンテンツデータの中の「ホラーH」の一部に視聴制限をかけるための視聴制限設定指示が入力されたものとする。
「ホラーH」の映像コンテンツデータに対する視聴制限設定指示が入力され視聴制限機能作成画面が表示されると、さらにユーザの操作によりユーザ入力部60から視聴制限を設定する映像コンテンツデータ内のデータ区間である視聴制限設定区間が入力される(S46)。
本実施形態においては、図18に示すように、「ホラーH」の映像コンテンツデータの中のデータ位置182から184のシーンが視聴制限設定区間として入力されたものとする。
ユーザ入力部60からこの視聴制限設定区間が入力されると、実体プレイリスト生成部36において、光ディスク71に記録された「ホラーH」の実体プレイリストに光ディスク71に記憶された暗証番号で解除可能な再生プロテクトが設定され、この実体プレイリストの再生プロテクトフラグが「1」に設定される(S47)。
さらに、仮想プレイリスト生成部35においてこの視聴制限設定区間が設定された以外の再生部分のシーンを示す仮想プレイリスト情報が生成される(S48)。
仮想プレイリスト生成部35において仮想プレイリスト情報が生成されると、この仮想プレイリスト情報に基づいて仮想プレイリストが生成され、光ディスク71に記録される(S49)。
以上で「ホラーH」の映像コンテンツデータのプレイリストを生成および記録する際の処理が終了する。
映像コンテンツ記録再生装置4において記録された映像コンテンツデータを実体プレイリストまたは仮想プレイリストに基づいて再生する際の処理については第3実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第4実施形態によれば、第3実施形態と同様の効果が得られるとともに、受信した映像コンテンツデータに対し、視聴制限を設定するデータ区間をユーザが指定することができる。
また、本実施形態においては、ユーザが視聴制限を設定するデータ区間をシーンごとに設定したが、これには限定されず、視聴制限設定区間の開始位置および終了位置を、映像コンテンツデータの再生中にユーザが指定するようにしたり、再生開始時からの時刻でユーザが指定するようにしたりしてもよい。
また、第1実施形態〜第4実施形態においては、放送局から受信した映像コンテンツを受信した場合について説明したが、これには限定されず、インターネットで配信されている映像コンテンツを受信して用いてもよい。
また、第1実施形態〜第4実施形態においては、ユーザ特性情報として暗証番号を用いた場合について説明したが、これには限定されず、ユーザを識別できる情報であれば生体認証に用いる情報などでもよい。
また、第1実施形態〜第4実施形態の映像コンテンツ記録再生装置の機能構成をプログラム化してコンピュータに組み込むことにより、当該コンピュータを映像コンテンツ記録再生装置として機能させる映像コンテンツ記録再生プログラムを構築することも可能である。
本発明の第1実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の記憶部に記憶されるユーザ設定情報を示す表である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の記憶部に記憶されるフラグ情報を示す表である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の記憶部に記憶される仮想プレイリスト情報を示す表である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置における映像コンテンツデータの受信処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による映像コンテンツ記録再生装置において受信する映像コンテンツデータAと、生成される仮想プレイリストおよび実体プレイリストとを示す説明図である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置におけるプレイリストの生成および記録処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置における映像コンテンツデータの再生処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置において生成される仮想プレイリストのプレイリスト名リストが表示された状態を示す画面表示図である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置において生成される暗証番号入力画面が表示された状態を示す画面表示図である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置において生成される仮想プレイリストおよび実体プレイリストのプレイリスト名リストが表示された状態を示す画面表示図である。 本発明の第1実施形態による映像コンテンツ記録再生装置において受信する映像コンテンツデータBと、生成される仮想プレイリストおよび実体プレイリストとを示す説明図である。 本発明の第2実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態および第4実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の記憶部に記憶されるユーザ設定情報を示す表である。 本発明の第2実施形態および第4実施形態による映像コンテンツ記録再生装置におけるプレイリストの生成および記録処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態および第4実施形態による映像コンテンツ記録再生装置において生成される再生プロテクトが設定されていない実体プレイリストのプレイリスト名リストが表示された状態を示す画面表示図である。 本発明の第2実施形態および第4実施形態による映像コンテンツ記録再生装置において生成される視聴制限機能作成画面が表示された状態を示す画面表示図である。 本発明の第2実施形態および第4実施形態による映像コンテンツ記録再生装置において受信する映像コンテンツデータと、生成される仮想プレイリストおよび実体プレイリストとを示す説明図である。 本発明の第2実施形態および第4実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の記憶部に記憶される仮想プレイリスト情報を示す表である。 本発明の第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の記録媒体に記録されるディレクトリ情報を示す表である。 本発明の第3実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の記録媒体に記憶されるプレイリスト情報を示す表である。 本発明の第4実施形態による映像コンテンツ記録再生装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…映像コンテンツ記録再生装置
2…映像コンテンツ記録再生装置
10…記憶部
11…ユーザ設定情報記憶部
12…仮想プレイリスト情報記憶部
13…フラグ情報記憶部
14…ユーザ特性情報記憶部
20…放送受信部
30…制御部
31…視聴制限設定判断部
32…フラグ設定部
33…コンテンツ視聴制限情報変更認識部
34…仮想プレイリスト情報設定部
35…仮想プレイリスト生成部
36…実体プレイリスト生成部
37…プレイリスト名リスト生成部
40…ハードディスク
50…表示制御部
60…ユーザ入力部
70…光ディスクドライブ
71…光ディスク
100…放送局
200…表示装置
201,204…プレイリスト名リスト
202…視聴制限解除ボタン
203…暗証番号入力画面

Claims (6)

  1. 入力される、番組又はシーン毎に視聴制限をかけるための情報であるコンテンツ視聴制限情報を有する映像コンテンツデータを、記録および再生する映像コンテンツ記録再生装置において、
    前記映像コンテンツデータを記録媒体に記録するコンテンツデータ記録部と、
    視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーン毎に対応付けられる情報である制限判断情報を、視聴制限をかけないことを示す情報とするために用いられるユーザ特性情報と、視聴制限をかけるか否かを判断する基準となる情報である視聴制限基準情報とからなるユーザ設定情報を記憶するユーザ設定情報記憶部と、
    入力される前記映像コンテンツの前記番組又はシーンの変化により前記コンテンツ視聴制限情報が変更された時点を検出するコンテンツ視聴制限情報変更認識部と、
    前記映像コンテンツデータの前記記録媒体への記録開始時に、この記録開始時の前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンが有している前記コンテンツ視聴制限情報と前記視聴制限基準情報とを基に、前記番組又はシーンに対して視聴制限をかけるか否かを判断し、その判断結果を前記制限判断情報に設定し、この制限判断情報を前記番組又はシーンに対応付ける処理を行い、その後、記録中の前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンの変化により前記コンテンツ制限情報が変更された時点を、前記コンテンツ視聴制限情報変更認識部が検出したときは、この変化後の前記番組又はシーンに付加されている前記コンテンツ視聴制限情報と前記視聴制限基準情報とを基に、変化後の前記番組又はシーンに対して視聴制限をかけるか否かを判断し、その判断結果を前記制限判断情報に設定し、この制限判断情報を変化後の前記番組又はシーンに対応付ける処理を前記映像コンテンツデータの記録が終了するまで繰り返し行う視聴制限設定判断部と、
    1回の前記記録で前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを1つの再生区間とする実体プレイリストを生成するとともに、前記再生区間のなかに、視聴制限をかけると設定された前記制限判断情報が対応付けられた前記番組又はシーンが存在する場合は、前記再生区間全体に対して視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、現段階では視聴制限をかけると設定されている再生プロテクト情報を前記実体プレイリストに対応付ける実体プレイリスト生成部と、
    前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンのうち、前記視聴制限設定判断部において前記視聴制限をかけないと設定された前記制限判断情報が対応付けられている前記番組又はシーンのみを再生区間とする仮想プレイリストを生成する仮想プレイリスト生成部と、
    前記実体プレイリストと、前記仮想プレイリストとを記録するプレイリストデータ記録部と、
    前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報が、視聴制限をかけると設定されている場合に、外部から入力される制限解除情報が、予め記憶してある前記ユーザ特性情報と一意に対応付くか否かを判断し、対応付くと判断した場合は、前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報に対する設定を、視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ変更する視聴制限解除手段と、
    前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを、前記仮想プレイリストに基づいて再生するか、前記実体プレイリストのうち、前記再生プロテクト情報が対応付けられていない実体プレイリストに基づいて再生するか、前記視聴制限解除手段によって視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ設定が変更された前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストに基づいて再生するかのうち、少なくともいずれか1つの再生を行う再生部と、
    を備えることを特徴とする映像コンテンツ記録再生装置。
  2. 複数の番組又はシーンで構成される映像コンテンツデータを、記録および再生する映像コンテンツ記録再生装置において、
    前記映像コンテンツデータを記録媒体に記録するコンテンツデータ記録部と、
    視聴制限を解除するために用いられるユーザ特性情報を記憶するユーザ特性情報記憶部と、
    1回の前記記録で前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを1つの再生区間とする実体プレイリストを生成するとともに、前記再生区間のなかの番組またはシーンに視聴制限をかけることが外部から指示された場合は、前記再生区間全体に対して視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、現段階では視聴制限をかけると設定されている再生プロテクト情報を前記実体プレイリストに対応付ける実体プレイリスト生成部と、
    前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンのうち、前記視聴制限をかけることが外部から指示された前記番組又はシーン以外を再生区間とする仮想プレイリストを生成する仮想プレイリスト生成部と、
    前記実体プレイリストと、前記仮想プレイリストとを記録するプレイリストデータ記録部と、
    前記再生プロテクト情報が視聴制限をかけると設定されている場合に、外部から入力される制限解除情報が、予め記憶してある前記ユーザ特性情報と一意に対応付くか否かを判断し、対応付くと判断した場合は、前記再生プロテクト情報に対する設定を、視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ変更する視聴制限解除手段と、
    前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを、前記仮想プレイリストに基づいて再生するか、前記実体プレイリストのうち、前記再生プロテクト情報が対応付けられていない実体プレイリストに基づいて再生するか、前記視聴制限解除手段によって視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ設定が変更された前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストに基づいて再生するかのうち、少なくともいずれか1つの再生を行う再生部と、
    を備えることを特徴とする映像コンテンツ記録再生装置。
  3. 前記実体プレイリストのリスト名及び前記仮想プレイリストのリスト名を表示装置に一覧表示させるためのリスト名一覧情報を生成するリスト名一覧情報生成部を有し、
    このリスト名一覧情報生成部は、
    前記再生プロテクト情報が対応付けられている実体プレイリストのうち、視聴制限をかけると設定されている前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストのリスト名を除外して前記リスト名一覧情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の映像コンテンツ記録再生装置。
  4. 入力される、番組又はシーン毎に視聴制限をかけるための情報であるコンテンツ視聴制限情報を有する映像コンテンツデータを、記録および再生する映像コンテンツ記録再生装置において、
    前記映像コンテンツデータを記録媒体に記録するコンテンツデータ記録部と、
    視聴制限をかけるか否かを判断する基準となる情報である視聴制限基準情報を記憶するとともに、視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーン毎に対応付けられる情報である制限判断情報を、視聴制限をかけないことを示す情報とするために用いられるユーザ特性情報を前記記録媒体に記録するユーザ設定情報記憶部と、
    入力される前記映像コンテンツの前記番組又はシーンの変化により前記コンテンツ視聴制限情報が変更された時点を検出するコンテンツ視聴制限情報変更認識部と、
    前記映像コンテンツデータの前記記録媒体への記録開始時に、この記録開始時の前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンが有している前記コンテンツ視聴制限情報と前記視聴制限基準情報とを基に、前記番組又はシーンに対して視聴制限をかけるか否かを判断し、その判断結果を前記制限判断情報に設定し、この制限判断情報を前記番組又はシーンに対応付ける処理を行い、その後、記録中の前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンの変化により前記コンテンツ制限情報が変更された時点を、前記コンテンツ視聴制限情報変更認識部が検出したときは、この変化後の前記番組又はシーンに付加されている前記コンテンツ視聴制限情報と前記視聴制限基準情報とを基に、変化後の前記番組又はシーンに対して視聴制限をかけるか否かを判断し、その判断結果を前記制限判断情報に設定し、この制限判断情報を変化後の前記番組又はシーンに対応付ける処理を前記映像コンテンツデータの記録が終了するまで繰り返し行う視聴制限設定判断部と、
    1回の前記記録で前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを1つの再生区間とする実体プレイリストを生成するとともに、前記再生区間のなかに、視聴制限をかけると設定された前記制限判断情報が対応付けられた前記番組又はシーンが存在する場合は、前記再生区間全体に対して視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、現段階では視聴制限をかけると設定されている再生プロテクト情報を前記実体プレイリストに対応付ける実体プレイリスト生成部と、
    前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンのうち、前記視聴制限設定判断部において前記視聴制限をかけないと設定された前記制限判断情報が対応付けられている前記番組又はシーンのみを再生区間とする仮想プレイリストを生成する仮想プレイリスト生成部と、
    前記実体プレイリストと、前記仮想プレイリストとを前記記録媒体に記録するプレイリストデータ記録部と、
    前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報が、視聴制限をかけると設定されている場合に、外部から入力される制限解除情報が、前記記録媒体から読み出した前記ユーザ特性情報と一意に対応付くか否かを判断し、対応付くと判断した場合は、前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報に対する設定を、視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ変更する視聴制限解除手段と、
    前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを、前記記録媒体から読み出した前記仮想プレイリストに基づいて再生するか、前記記録媒体から読み出した前記実体プレイリストのうち前記再生プロテクト情報が対応付けられていない実体プレイリストに基づいて再生するか、前記記録媒体から読み出した前記実体プレイリストのうち前記視聴制限解除手段によって視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ設定が変更された前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストに基づいて再生するかのうち、少なくともいずれか1つの再生を行う再生部と、
    を備えることを特徴とする映像コンテンツ記録再生装置。
  5. 複数の番組又はシーンで構成される映像コンテンツデータを、記録および再生する映像コンテンツ記録再生装置において、
    前記映像コンテンツデータを記録媒体に記録するコンテンツデータ記録部と、
    視聴制限を解除するために用いられるユーザ特性情報を前記記録媒体に記録するユーザ特性情報記憶部と、
    1回の前記記録で前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを1つの再生区間とする実体プレイリストを生成するとともに、前記再生区間のなかの番組またはシーンに視聴制限をかけることが外部から指示された場合は、前記再生区間全体に対して視聴制限をかけるか否かを示す情報であり、現段階では視聴制限をかけると設定されている再生プロテクト情報を前記実体プレイリストに対応付ける実体プレイリスト生成部と、
    前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータの前記番組又はシーンのうち、前記視聴制限をかけることが外部から指示された前記番組又はシーン以外を再生区間とする仮想プレイリストを生成する仮想プレイリスト生成部と、
    前記実体プレイリストと、前記仮想プレイリストとを前記記録媒体に記録するプレイリストデータ記録部と、
    前記再生プロテクト情報が視聴制限をかけると設定されている場合に、外部から入力される制限解除情報が、前記記録媒体から読み出した前記ユーザ特性情報と一意に対応付くか否かを判断し、対応付くと判断した場合は、前記制限判断情報及び前記再生プロテクト情報に対する設定を、視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ変更する視聴制限解除手段と、
    前記記録媒体に記録された前記映像コンテンツデータを、前記記録媒体から読み出した前記仮想プレイリストに基づいて再生するか、前記記録媒体から読み出した前記実体プレイリストのうち前記再生プロテクト情報が対応付けられていない実体プレイリストに基づいて再生するか、前記記録媒体から読み出した前記実体プレイリストのうち前記視聴制限解除手段によって視聴制限をかけるから視聴制限をかけないへ設定が変更された前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストに基づいて再生するかのうち、少なくともいずれか1つの再生を行う再生部と、
    を備えることを特徴とする映像コンテンツ記録再生装置。
  6. 前記記録媒体から読み出した、前記実体プレイリストのリスト名及び前記仮想プレイリストのリスト名を表示装置に一覧表示させるためのリスト名一覧情報を生成するリスト名一覧情報生成部を有し、
    このリスト名一覧情報生成部は、
    前記再生プロテクト情報が対応付けられている実体プレイリストのうち、視聴制限をかけると設定されている前記再生プロテクト情報が対応付けられた前記実体プレイリストのリスト名を除外して前記リスト名一覧情報を生成することを特徴とする請求項4または5に記載の映像コンテンツ記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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