JP5358847B2 - 板状部材の貼り合せ方法及び貼り合せ装置 - Google Patents

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Description

液晶パネルなどの板状の光学的表示デバイスに板状の透明カバーを、又は複数の透明な板状部材を光学樹脂によって接着させる貼り合せ方法及び貼り合せ装置に関する。
携帯電話や各種表示装置に用いられている液晶モジュールにおいては、一般的に、液晶パネルの表面とその上に設けられる透明カバーとの間に0.5〜1mm程度の隙間(エアギャップ)を持たせておくことによって、外部からの衝撃により透明カバーが割れた場合でも液晶パネルに影響が出ないようなエアギャップ構造になっていた。
しかし、このようなエアギャップ構造においては、液晶パネル、エアギャップを形成している空気層、透明カバーは材質が異なるので、当然に互いに屈折率が異なり、各界面(液晶パネルと空気層との間の界面、空気層と透明カバーとの間の界面、透明カバーの表面と外部大気との間の界面)においてそれぞれ光の反射が生じ、輝度の低下や、光の散乱によるコントラスト比の悪化を招くことがある。例えば、太陽光の下では液晶パネルからの表示が見えにくいことがある。また、機械的な衝撃にも強くはないという問題もあった。
このような問題の改善策として、エアギャップに、屈折率がガラスやアクリルに近い透明な液状の光学樹脂を封入してエアギャップを実質的に皆無にし、その液状の光学樹脂を紫外線の照射などによって硬化させる技術が発表されている。このような光学樹脂で上記エアギャップを埋めて上記エアギャップを実質的に皆無にすることにより、上記液晶パネルと空気層との間の界面および空気層と上記透明カバーとの間の界面が実質的に無くなり、これら界面における反射や光の散乱が無くなって、液晶パネルからの表示の輝度やコントラスト比を大幅に改善することが可能となり、また、衝撃によって透明カバーが破損するなどの問題も少なくなった(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1に掲載されている技術を活かすために、液状の光学樹脂を前記エアギャップに充填する場合に、空気による気泡(ボイド)が光学樹脂内に生成されないように、また、光学樹脂が液晶パネルの周囲から不要にはみ出したりすることが無いようにする技術も既に開示されている(例えば、特許文献1参照)。
前掲の特許文献1に開示されている技術は、液晶パネルと透明なカバーの少なくとも一方に、液状の光学樹脂をダム状に塗布した後、液状の光学樹脂を半硬化させて一重のダムを形成し、そのダムによって液状の光学樹脂が液晶パネルと透明カバーとの間からはみ出さないようにするものである。この技術は全体的には優れているが、さらに品質の高い液晶モジュールなどの光学表示デバイスなどを提供しようとする場合には、下記のような問題がある。
(1)液状の光学樹脂をダム状に塗布した後、その形崩れを抑制するために液状の光学樹脂を半硬化させてダムを形成しているので、ほぼ所望の高さのダムを形成することはできるが、その液状の光学樹脂の表面及びその近傍に少なくとも薄皮が形成される。つまり、液状の光学樹脂を半硬化させてダムを形成しているので、少なくともその光学樹脂の表面及びその近傍が硬化して固形の被膜が形成される。この被膜は、完全に硬化したダムに比べて目立たないが、やはり光学的な境目を形成するために、光学表示デバイスの表示面を見るときに角度によっては、前記被膜に沿って光の筋が視認でき、視覚面での品質を低下させる。
(2)液晶パネルと透明カバーとの貼り合せ時には、一重のダムで液状の光学樹脂をせき止める構造であるので、光学樹脂が部分的にダムからはみ出したり、あるいはダムの頂部まで充填できなかったり、外観上で十分に優れているとはいえない。このことについて説明すると、液晶パネルと透明カバーとの間の液状の光学樹脂は、加圧力によって液晶パネルの表示面と透明カバーの貼り合せ面とを広がる(展延する)が、一般的に液晶パネルと透明カバーの濡れ性や平坦性、あるいは展延距離の違いなど種々のファクタによって均一には拡がらず、その光学樹脂の拡がった先端が波打った状態でダムにせき止められる。したがって、液状の光学樹脂の展延の過程ではダムによって、液状の光学樹脂の高さの均一化はかなり図られるものの、バラツキが生じるので、液状の光学樹脂の厚い部分がダムを越え、はみ出し箇所が発生してしまう。このことは、前述の液状の光学樹脂の量を厳密に調整しても、生産ラインにおける通常の貼り合せ速度では前述した光学樹脂が部分的にダムからはみ出す箇所が発生する原因となる。このはみ出しは、後工程での組み立て時に他の素子に悪影響を及ぼすことがあり、液晶モジュールの場合には、例えばバックライトの機能などを低下させる原因にもなっている。
日経エレクトロニクス2007.5.7号
特開2009−008851号公報
本発明が解決しようとする主な課題は、前掲の特許文献1に掲載の技術にあっては、それ以前の技術に比べて品質の高い液晶パネルとカバーとの貼り合せが可能であるが、ダムを半硬化させることによって光学樹脂とダムとの間にある程度の境目が生じ、その境目が表示面を見る方向によっては光の筋となって見えると言うところにある。また、更に前述したように、液状の光学樹脂が部分的にダムからはみ出す箇所が発生するために貼り合せた物体の外観上などの品質を十分に向上させることができないと言うところにある。
本発明は、液状の光学樹脂によって光学的表示デバイスなどの一方の板状部材と透明なカバーなどの他方の透明な板状部材とを貼り合せたときに、その貼り合せた物体をどの角度から見ても特異な光の筋が見えず、また、従来の貼り合せ速度を低下させることなく、光学樹脂が部分的にもダムからはみ出すことがない高品質の貼り合せ物体を得ることが可能な貼り合せ方法と貼り合せ装置を提供する。
第1の発明は、少なくともどちらかが透明な板状部材であって、一方の前記板状部材の貼り合せ面と他方の前記板状部材の貼り合せ面との間の間隙に液状の光学樹脂を介在させ、前記液状の光学樹脂を硬化させて前記板状部材同士を貼り合せる貼り合せ方法において、双方の前記板状部材の前記貼り合せ面の一方又は双方の周辺部の一部分に、多重のダムを形成するために前記液状の光学樹脂をダム状に複数塗布すると共に、ダム状に塗布された前記液状の光学樹脂の表面に固形状の薄皮を形成することなくダム状の前記液状の光学樹脂の粘度を増大させる増粘処理を行って、内側のダムと該内側のダムよりも外側に位置する外側のダムとを形成し、双方の前記板状部材の前記貼り合せ面の少なくとも一方の中央領域に前記液状の光学樹脂を供給し、その後に双方の前記貼り合せ面が間隙を介して対面するように、双方の前記板状部材を互いに対向させ、双方の前記貼り合せ面の間の前記間隙を縮小して、前記中央領域に供給された前記液状の光学樹脂を双方の前記貼り合せ面の間で展延して前記内側のダムを越えさせ、前記内側のダムを越えた前記液状の光学樹脂を前記最外側のダムでせき止め、前記液状の光学樹脂が前記最外側のダムの頂部近傍に達するときの前記貼り合せ面同士の間隔が予め決めた間隔になるとき、双方の前記貼り合せ面の間に介在するすべての前記液状の光学樹脂を硬化させて、双方の前記貼り合せ面を互いに貼り合せることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法を提案する。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記増粘処理は、前記液状の光学樹脂の硬化(反応)率Xが1%以上で、10%未満(1%≦X<10%)となる増粘用エネルギー線の照射量で行われることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法を提案する。
第3の発明は、前記第1の発明又は前記第2の発明において、前記内側のダムと前記外側のダムを形成する前記液状の光学樹脂はディスペンサから吐出され、前記ディスペンサから前記ダム状に吐出された前記液状の光学樹脂に順次増粘用エネルギー線を照射して、前記内側のダムと前記外側のダムを形成する前記液状の光学樹脂の前記増粘処理を行うことを特徴とする板状部材の貼り合せ方法を提案する。
第4の発明は、前記第1の発明ないし前記第3の発明のいずれかにおいて、前記板状部材の一方は光学的表示デバイスであり、前記内側のダムと前記外側のダムは、前記光学的表示デバイスに関連する他のデバイスをも囲むように形成されることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法を提案する。
第5の発明は、前記第1の発明ないし前記第3の発明のいずれかにおいて、前記板状部材はいずれも透明であり、前記複数のダムを形成する光学樹脂と展延された前記光学樹脂とを介在させて複数枚の前記板状部材を重ね合わせ、その後に一方側又は両側から紫外線を照射して前記光学樹脂をすべて硬化させることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法を提案する。
第6の発明は、前記第1の発明ないし前記第5の発明のいずれかにおいて、前記光学樹脂は、硬化後に弾性特性を有する光学弾性樹脂であることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法を提案する。
第7の発明は、前記第1の発明ないし前記第6の発明のいずれかにおいて、前記光学樹脂は、硬化した後に前記透明な板状部材と略等しい屈折率を有することを特徴とする板状部材の貼り合せ方法を提案する。
第8の発明は、少なくともどちらかが透明な板状部材であって、一方の前記板状部材の貼り合せ面と他方の前記板状部材の貼り合せ面との間の間隙に液状の光学樹脂を介在させ、前記液状の光学樹脂を硬化させて前記板状部材同士を貼り合せる貼り合せ装置において、双方の前記板状部材の前記貼り合せ面の一方又は双方の周辺部の一部分に、多重のダムを形成するために前記液状の光学樹脂をダム状に複数塗布するダム用樹脂塗布手段と、前記ダム状に塗布された前記液状の光学樹脂に、紫外線又は熱線である増粘用エネルギー線を照射して、ダム状に塗布された前記液状の光学樹脂の表面に固形状の薄皮を形成することなくダム状の前記液状の光学樹脂の粘度を増大させる増粘用エネルギー線照射手段と、双方の前記板状部材の前記貼り合せ面の少なくとも一方の中央領域に前記液状の光学樹脂を供給する樹脂供給手段と、双方の前記板状部材の前記貼り合せ面を間隙を介して対向させる表裏反転手段と、双方の前記貼り合せ面の間の前記間隙を縮小して、前記中央領域に供給された前記液状の光学樹脂を双方の前記貼り合せ面の間で展延して内側の前記ダムを越えさせ、内側の前記ダムを越えた前記液状の光学樹脂を最外側の前記ダムでせき止め、前記一方の板状部材と前記他方の板状部材とを相対的に動かして、双方の前記貼り合せ面の間隙を狭め、前記中央領域に供給された前記液状の光学樹脂を双方の前記貼り合せ面との間で展延して、内側の前記ダムを越えさせ、双方の前記貼り合せ面の間隔が内側の前記ダムを越えた前記液状の光学樹脂が最外側の前記ダムの頂部近傍に達するときの設定間隔になるときに停止する手段と、双方の前記貼り合せ面の間隔が前記設定間隔又はその近傍にある状態で、双方の前記貼り合せ面の間に介在するすべての前記液状の光学樹脂に硬化用のエネルギー線を照射する硬化手段とを備えることを特徴とする板状部材の貼り合せ装置を提案する。
第9の発明は、前記第8の発明において、前記増粘用エネルギー線照射手段は、前記液状の光学樹脂の硬化(反応)率Xが1%以上で、10%未満(1%≦X<10%)となる照射量の増粘用エネルギー線を照射することを特徴とする板状部材の貼り合せ装置を提案する。
第10の発明は、前記第8の発明又は前記第9の発明において、前記増粘用エネルギー線照射手段は、前記ディスペンサの後を移動して、前記ディスペンサの吐出口に前記増粘用エネルギー線を照射しないように、前記増粘用エネルギー線を前記ディスペンサから吐出された前記液状の光学樹脂に順次照射することを特徴とする板状部材の貼り合せ装置を提案する。
本発明によれば、機械的な衝撃に強いことは勿論のこと、視覚上及び外観上で高品質の光学的表示デバイスなどを製造可能とする板状部材の貼り合せ方法及び貼り合せ装置を提案することができる。
本発明に係る好ましい実施形態1の板状物体の貼り合せ方法及び装置を説明するための図である。 本発明に係る実施形態1の板状物体の貼り合せ方法で得られた貼り合せ物体の一例を示す図である。 本発明に係る実施形態1の板状物体の貼り合せ方法を説明するための図である。 本発明に係る実施形態1の板状物体の貼り合せ方法を説明するための図である。 本発明に係る実施形態1の別の例の板状物体の貼り合せ方法を説明するための図である。
本発明は、光学的表示デバイスDのような板状部材と保護用の透明ガラス板などのような透明板状部材Pとを、それらの間に接着性を有する液状の光学樹脂Rを介在させて、光学的表示デバイスDなどの板状部材の貼り合せ面に透明板状部材Pの貼り合せ面を接着させる貼り合せ方法及び装置を提供するものであり、下記(1)項、(2)項のような主な特徴を有する。なお、ここで用いる光学樹脂という用語は、少なくとも硬化した状態で一般的に透明であると称される樹脂を言う。
[実施形態1]
(1)第1の特徴は、一方の板状部材である光学的表示デバイスDの表示面Daと他方の板状部材である透明板状部材Pの貼り合せ面Paの一方又は双方に、液状の光学樹脂Rの展延の際における広がりの均一化を向上させる内側のダムと、その内側のダムを越えてくる液状の光学樹脂Rをせき止めると共に、その光学樹脂Rの外周の位置決めを行う外側のダムとを液状の光学樹脂Rで形成する2重以上の多重のダム構造にすることである。このような多重のダム構造にすることによって、光学樹脂Rの厚みを、例えば前記ダムの高さよりも幾分高くしても、外側のダムから液状の光学樹脂Rがはみ出すことを防ぐことが可能となる。
(2)第2の特徴は、多重のダム構造の形崩れを防ぐために、これらダムを形成する液状の光学樹脂Rを硬化させないことは勿論のこと、半硬化もさせず、液状の光学樹脂Rの粘度を高める増粘処理を行うことにある。一般的に光学樹脂に限らず、液状の樹脂を半硬化させたときには、表面が硬化して一般的に言われる皮張り、つまり表面に薄皮が形成され、その薄皮と樹脂との間にやはり界面が形成されてしまう。光学樹脂の場合、このような界面が形成されると、その境界が反射や屈折によって、表示面を見る角度によっては光の筋となって見える。この点、前記増粘処理の場合には、ダムを形成する液状の光学樹脂Rの粘度を高めるだけであるので、表面に薄皮ができず、ダムを形成する液状の光学樹脂と液状の光学樹脂との間には界面が形成されない。したがって、表示面をいずれの角度から見ても境界を示す光の筋が見えない。また、適切な増粘処理を行うことによって、前記ダムを形成する液状の光学樹脂Rは半硬化の場合と同じく、ダムとしての目的を達成する形を保持することができる。
以下に図面によって実施形態1について説明するが、本発明は、実施形態1に限定されるものではない。また、本明細書及び図面において、符号が同じ構成要素は同一の名称の部材を示すものとする。
図1〜図4によって本発明に係る望ましい実施形態1の光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとを貼り合せる方法及び装置について説明する。図1は、図2に示すように、一方の板状部材である光学的表示デバイスDと他方の板状部材である透明板状部材Pとを所定の厚みの光学樹脂層Raで貼り合せてなる貼り合せ物体Cを得るための貼り合せステージを示す。ここでは、液状の光学樹脂をRと言い、硬化後の光学樹脂層をRaと言う。
図1において、先ず図示しない搬送ライン上を搬送されてきた光学的表示デバイスDはその表示面Daを上にして第1の載置台1の上の所定位置に正確に載置される。第1の載置台1は光学的表示デバイスDの裏面を吸着して、光学的表示デバイスDを第1の載置台1の上に保持する。
光学的表示デバイスDは、この実施形態1では液晶モジュールとして説明するが、複数の発光素子が形成された半導体基板又はそれらを複数個、縦横に配列して適宜に接続した構造のものなどであってもよく、光学的表示デバイスDを液晶モジュールに限定するものではない。
なお、液晶モジュールは、液晶パネルD1の他に主な構成部品として液晶パネルを駆動するために駆動用ICなどを搭載した駆動用プリント基板、必要ならばバックライトを取り付けたものであるが、実施形態1では液晶パネルD1だけを示している。透明板状部材Pは透明なガラス又はプラスチック板、あるいは光学フィルタの機能を兼ね備えるものなどである。
第1の載置台1はアーム部材2を介して反転軸部材3に結合され、反転軸部材3は駆動ユニット4によって第1の載置台1を表裏反転させる動作を行うと共に、支柱部材5を上下方向に移動可能になっている。図1では、液晶パネルD1のほぼ中央となる点を含む中央領域に、予め決められた一定量の液状の光学樹脂Rをディスペンサから吐出する一般的な光学樹脂供給装置については図示するのを省略している。その光学樹脂供給装置の不図示のディスペンサは、図1で液晶パネルD1のほぼ中央の上方(Z軸)に位置し、必要があれば、少なくともZ軸方向に動くことができる。なお、液状の光学樹脂Rは液晶パネルD1の中央領域の一定位置に不図示のディスペンサから吐出されるので、その一定値を頂部とする山状の形になる。
後述するダムの形成工程に要する時間よりも液状の光学樹脂Rの吐出時間は短いから、液晶パネルD1の中央領域への液状の光学樹脂Rの吐出は、後述する第1の載置台1の表裏反転動作が行われる直前に行われるのが好ましい。表裏反転動作が行われる直前に液状の光学樹脂Rを一箇所に吐出すると、山状の液状の光学樹脂Rの山形がほとんど崩れずに頂部が小さな状態で、上下反転されるので、後述するように、液状の光学樹脂Rに気泡が生成される可能性を低くすることができる。ここでは、液状の光学樹脂Rは予め真空脱泡してある紫外線硬化型の透明な液状の樹脂を用いる。なお、図示しないが、第1の載置台1、駆動ユニット4及び支柱部材5などは水平なX軸方向、Y軸方向に位置制御が可能な2軸テーブルの上に設けられていてもよい。
他方、図示しない搬送ラインを搬送されてくる透明板状部材Pは、その貼り合せ面Paを上にして透明なガラスのような光透過材料からなる第2の載置台6の上の所定位置に正確に載置される。この実施形態1では、内側のダムK1とその周りを囲む外側のダムK2とを形成するためにダム状に液状の光学樹脂Rを吐出するダム用樹脂塗布装置7と、ダム用樹脂塗布装置7を水平なX軸、Y軸方向、又は必要があれば水平方向に垂直なZ軸方向にも駆動する位置制御駆動機構(ロボット)8と、前記ダム状に塗布された前記液状の光学樹脂に紫外線などを照射して、液状の光学樹脂Rの粘度を増大させる増粘用エネルギー線照射手段9、及び光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとの間で展延された液状の光学樹脂Rに紫外線のようなエネルギー線を照射して硬化させる不図示の硬化用エネルギー照射装置などを備える。ダム用樹脂塗布装置7に従って増粘用エネルギー線照射手段9を走行させる位置制御駆動機構8と同様な位置制御駆動機構については図示するのを省略している。
制御装置10は、駆動ユニット4、液晶パネルD1の中央領域に液状の光学樹脂Rを山状に供給する不図示の光学樹脂供給装置、ダム用樹脂塗布装置7、位置制御駆動機構8、増粘用エネルギー線照射手段9、及び不図示の硬化用エネルギー線照射装置など、この貼り合せ装置を構成する各機構を制御する。なお、図示しないが、第2の載置台6が水平なX軸方向、Y軸方向に位置制御が可能な2軸テーブルの上に設けられていてもよい。この場合には、位置制御駆動機構8はZ方向に位置制御できる簡単な駆動機構であっても良い。この実施形態1では、増粘用エネルギー線照射手段9及び不図示の前述した硬化用エネルギー線照射装置は所望の照度の紫外線を照射可能な紫外線照射装置である。
この実施形態1では、内側のダムK1、外側のダムK2と液晶パネルD1の中央領域に供給される光学樹脂Rとの間に界面が生じないように、内側のダムK1、外側のダムK2を形成する光学樹脂は光学樹脂Rと同一の光学樹脂を用いるものとする。また、光学樹脂Rと透明板状部材Pとの間で生じる反射や屈折を極力小さくするために、前述の光学樹脂Rは勿論のこと、内側のダムK1、外側のダムK2を形成する光学樹脂も硬化した後には透明板状部材Pの屈折率に近い屈折率を有する光学樹脂を用いることが望ましい。内側のダムK1、外側のダムK2を形成する光学樹脂の粘度は、例えば600〜10000cP(mPa・s)の範囲から選ばれる。また、図2に示す光学樹脂層Raの膜厚は、例えば50〜400μmの範囲であり、内側のダムK1、外側のダムK2の高さもほぼ同様である。
内側のダムK1、外側のダムK2のいずれを最初に形成しても構わないが、最初に内側のダムK1を形成し、続いて外側のダムK2を形成するものとして説明する。透明板状部材Pは、液晶パネルD1の表示面Daの面積にほぼ等しい大きさのものでよいが、ここでは表示面Daよりも大きな面積のものを示している。位置制御駆動機構8は、液晶パネルD1の表示面Daの最外周よりも所定の寸法だけ内側の位置に相当する透明板状部材Pの貼り合せ面Paの外周領域の所定の軌道に沿ってダム用樹脂塗布装置7のディスペンサ7Aを走行させる。このとき、ダム用樹脂塗布装置7はその調整弁7Bで内側のダムK1の幅と高さに応じた量に調整して、液状の光学樹脂をディスペンサ7Aからダム状に吐出して内側のダムK1の位置に塗布する。
増粘用エネルギー線照射手段9は、位置制御駆動機構8と同様な不図示の位置制御駆動機構(ロボット)によってダム用樹脂塗布装置7のディスペンサ7Aの直ぐ後をほぼ等しい速度で走行し、ディスペンサ7Aから吐出されたダム状の光学樹脂が形崩れを起こさない内にスポット状の紫外線Vを照射し、その光学樹脂の粘度を増大させる増粘処理を行う。ここで増粘とは、表面を硬化させて固形の薄皮を形成する半硬化とは異なり、光学樹脂の表面に薄皮を形成せずに、少なくとも表面部分の光学樹脂の粘度を増大させ、光学樹脂の流動が低下又は停止することを言う。
実際の製造ラインにおいて許容される走行速度で増粘用エネルギー線照射手段9を走行させ、ダム状に吐出された光学樹脂を半硬化させることなく適度に増粘させる紫外線量を照射する。形成する内側のダムK1の高さと幅に対応する光学樹脂の量に対して単位時間当たりの紫外線の照射量が大き過ぎると、光学樹脂の一部分が半硬化してしまい、また紫外線の照度と時間による紫外線照射量が小さ過ぎると、そのダム状の光学樹脂の形崩れを抑制できるほどに、有効に増粘できない。したがって、液状の光学樹脂を増粘させる紫外線照射量は内側のダムK1、外側のダムK2を形成する光学樹脂の幅と高さとその種類によって異なる。紫外線照射量は、光学樹脂の単位面積当たりの紫外線の照度に照射時間を乗算したものである。
したがって、実際の製造ラインにおいて許容される走行速度の範囲内で、形成する内側のダムK1の高さと幅に対応する光学樹脂の量及びその形状について、実験によって、好ましく増粘させる適切な紫外線照射量を求められる。ダム用樹脂塗布装置7のディスペンサ7Aの走行速度から、適当な照射時間と適切な紫外線照射量を得られるように、スポット状の紫外線Vの照度とその径の大きさを調節する。増粘用エネルギー線照射手段9の走行速度、つまりスポット状の紫外線Vの速度が同じで、単位面積当たりの紫外線の照度が同じであっても、スポット状の紫外線Vの直径が大きければ、照射面積が大きくなり、紫外線の照射時間を長くできるので、紫外線照射量を適切な量に増大させることが可能である。なお、ここで紫外線の照射面積とはダム状の光学樹脂に照射される紫外線の面積を意味し、個々のダムにあっては幅がほぼ一定であるので、紫外線の照射面積及び照射時間はスポット状の紫外線Vの直径、つまりダムの長さ方向の大きさに比例する。
したがって、本発明では、形成する内側のダムK1の高さと幅に対応する光学樹脂の量及び増粘用エネルギー線照射手段9の走行速度に応じて、スポット状の紫外線Vの照度と直径(照射面積)とを調整し、ダム状の光学樹脂を半硬化させることなく、有効に増粘させる。本発明では、内側のダムK1と外側のダムK2の形状の崩れが貼り合せにほとんど影響しない液状の光学樹脂の硬化(反応)率が1%以上である紫外線照射量、つまり照射エネルギー量を下限値とする。光学樹脂の硬化(反応)率が10%以上になると、内側のダムK1、外側のダムK2と液状の光学樹脂Rとの間に界面を形成する半硬化が生じるので、本発明では、内側のダムK1、外側のダムK2を形成する光学樹脂に半硬化が生じない光学樹脂の硬化(反応)率がほぼ10%未満である紫外線照射量、つまり照射エネルギー量を上限値とする。
前述したように、透明板状部材Pの貼り合せ面Paの外周領域の所定の軌道に沿ってダム用樹脂塗布装置7のディスペンサ7Aが調節された量の光学樹脂をダム状に吐出しながら1周走行し、その後を追って増粘用エネルギー線照射手段9が調節された照度と照射面積のスポット状の紫外線Vをダム状の光学樹脂に照射しながらほぼ1周走行することによって、ほとんど変形しない連続する内側のダムK1が形成される。なお、ダム用樹脂塗布装置7のディスペンサ7Aの先端部に付着する液状の光学樹脂の増粘を避けるために、増粘用エネルギー線照射手段9から照射されるスポット状の紫外線Vは、ダム用樹脂塗布装置7のディスペンサ7Aの先端部の吐出口近傍を少なくとも照射しない位置にあるのが望ましい。
実施形態1では、内側のダムK1は展延する液状の光学樹脂を一時的にせき止めてその高さの均一化を図ろうとするものであり、液状の光学樹脂が少々漏れ出ても構わないので、途中に幾つかの切れ目のある断続するダム構造であってもよい。好ましい例としては、特に内側のダムK1の4隅に空気が溜まって気泡ができ易い傾向があるので、少なくとも内側のダムK1の4隅の部分などで、ダム用樹脂塗布装置7はディスペンサ7Aから光学樹脂を吐出するのを一旦停止し、4隅の部分などに光学樹脂を塗布せずに切れ目を作ってもよい。この際、内側のダムK1の切れ目の部分では光学樹脂が少なくなり、その部分が半硬化し易くなるので、増粘用エネルギー線照射手段9はスポット状の紫外線Vを切れ目の部分で断続させるなどしてその照射量を調節してもよい。
前述したようにして内側のダムK1を形成した後に、ダム用樹脂塗布装置7及び増粘用エネルギー線照射手段9の位置を外側にずらして、外側のダムK2を形成する。液晶パネルD1の表示面Daの外周に相当する透明板状部材Pの貼り合せ面Paの外周領域の所定の軌道に沿って、前述したようにダム用樹脂塗布装置7のディスペンサ7A及び増粘用エネルギー線照射手段9を走行させて、外側のダムK2を形成する。外側のダムK2の形成方法は、増粘処理を含めて内側のダムK1の場合と同様でよいので、説明を省略する。内側のダムK1と外側のダムK2の高さや幅は必ずしも等しくなくてもよいが、内側のダムK1は後述する最終的な光学樹脂Rの厚みよりも低くなければならない。この点、外側のダムK2は空気を逃がし、液状の光学樹脂Rが外部に漏れ出さない程度の小さな切れ目があれば、最終的な光学樹脂Rの厚みと同程度、又は低くても高くても構わない。
この実施形態1では内側のダムK1と外側のダムK2との2重構造にしたが、必要があれば外側のダムK2の外側に別のダムを更に形成し、3重以上のダム構造としてもよい。この場合には、光学樹脂Rの厚みを短時間で強制的に早く薄くしても、外側のダムK2が内側のダムK1と同様に、液状の光学樹脂Rの展延時に、押し広がる液状の光学樹脂Rを一旦溜めてその高さを均一化する働きを行い、不図示の更に外側のダムが液状の光学樹脂Rをせき止める。したがって、外側のダムK2と不図示の更に外側のダムとの間の液状の光学樹脂Rの高さはより一層均一化されるので、液状の光学樹脂が貼り合せ面からはみ出すことが無く、光学樹脂Rを硬化させた後の光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとの貼り合せ面の外周端面を短時間で美麗なものに仕上げることができる。なお、不図示のダムの形成方法は内側のダムK1と外側のダムK2と同様であるので、形成方法については省略する。
光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとの貼り合せ面の光学樹脂Rの外周端面の位置は、顧客の要求によって微妙に異なることが多い。例えば、光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとの貼り合せ面の光学樹脂Rの外周端面を液晶パネルD1と透明板状部材Pとの光学樹脂Rの端面と一致させる場合、あるいはその端面より設定寸法だけ内側又は外側に位置させる場合などである。本発明では、最外側に位置するダムによって光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとの貼り合せ面の光学樹脂Rの外周端面の位置を容易に決めることができる。
この実施形態1では、全体的な貼り合せに要する所要時間や貼り合せ装置の設計などを考慮して、液晶パネルD1の表示面Daに液状の光学樹脂Rを山状に供給し、透明板状部材Pの貼り合せ面Paに内側のダムK1と外側のダムK2とを形成したが、これに限定されるものではない。例えば、逆に液晶パネルD1の表示面Daに多重にダムを形成し、透明板状部材Pの貼り合せ面Paに液状の光学樹脂Rを山状に供給してもよい。また、液晶パネルD1の表示面Da、透明板状部材Pの貼り合せ面Paのそれぞれに多重のダムのいずれかを形成すると共に、液状の光学樹脂Rを供給してもよい。更に、内側のダムK1と外側のダムK2とを液晶パネルD1の表示面Daと透明板状部材Pの貼り合せ面Paとの双方にそれぞれ形成し、いずれか一方又は双方に液状の光学樹脂Rを供給してもよい。そして、液状の光学樹脂Rが山状に供給された液晶パネルD1又は透明板状部材Pを反転するのが望ましい。
この貼り合せ方法を説明するための図3を用いて更に説明を進めると、図3(A)に示すように、透明板状部材Pの貼り合せ面Paに内側のダムK1と外側のダムK2とを形成し、これと平行して前述したように液晶パネルD1の表示面Daに液状の光学樹脂Rを山状に供給した後、図1に示した制御装置10は制御プログラムに従って駆動ユニット4に駆動信号を与え、図3(B)の矢印A1で示すように、駆動ユニット4は反転軸部材3を略180度回転させる。これに伴い、アーム部材2を介して反転軸部材3に結合されている第1の載置台1は表裏反転し、吸着保持している光学的表示デバイスDの液晶パネルD1を一緒に表裏反転させ、図4(A)に示すように、液晶パネルD1の表示面Daを下に向け、透明板状部材Pの貼り合せ面Paに対してある間隙を隔てて対向させる。その後、制御装置10からの下降開始制御信号によって、図3(C)の矢印A2で示すように、駆動ユニット4が第1の載置台1を下降させる。
液晶パネルD1が表裏反転した状態では、山状の液状の光学樹脂Rの頂部が下向きになるので、重力によって垂れ下がり、その頂部は更に小さくなる。したがって、第1の載置台1が下降して、山状の液状の光学樹脂Rの下方向に向いた頂部が透明板状部材Pの貼り合せ面Paに接触するとき、その接触面積は小さいので、液状の光学樹脂Rの下側を向いた頂部と透明板状部材Pの貼り合せ面Paとの間に巻き込まれる空気量を低減できる。このことから、前述したように、第1の載置台1の反転動作の直前に液晶パネルD1の表示面Daに山状に液状の光学樹脂Rを吐出し終えると、その頂部が小さい状態で反転されるので、山状の液状の光学樹脂Rを垂れ下がらせてその頂部を小さくする時間を特別にとらなくとも、液状の光学樹脂Rと透明板状部材Pの貼り合せ面Paとの間に空気が含まれる空気量を問題ない程度に低減できる。
液状の光学樹脂Rの頂部が透明板状部材Pの貼り合せ面Paに接触した後、続いて第1の載置台1は液晶パネルD1と一緒に予め決められた所定の速度で降下する。液晶パネルD1が所定の速度で降下する過程では、第1の載置台1と第2の載置台6とで加圧力を液状の光学樹脂Rに与え、液状の光学樹脂Rを液晶パネルD1の表示面Daと透明板状部材Pの貼り合せ面Paとの間で展延する。液状の光学樹脂Rが展延する過程を考えると、液状の光学樹脂Rは内側のダムK1まで到達してから内側のダムK1を越えるまで、内側のダムK1内の全領域に広がって溜まり、やがて内側のダムK1を越えて内側のダムK1と外側のダムK2との間の領域に流れ出る。
このように、液状の光学樹脂Rは展延する過程で内側のダムK1によって一旦はせき止められ、内側のダムK1を越えるまで溜められるので、内側のダムK1が存在しない場合に比べて、内側のダムK1の位置における液状の光学樹脂Rの厚みは明らかに均一化される。したがって、液状の光学樹脂Rが内側のダムK1を越えるときに、僅かな時間的なバラツキはあるものと考えられるが、液状の光学樹脂Rは内側のダムK1の全周の頂部をほぼ一様に越えて、外側のダムK2側へ広がる。
さらに、第1の載置台1が液晶パネルD1と一緒に予め決められた所定の速度で降下する過程で、液状の光学樹脂Rは加圧力を受けて展延し、外側のダムK2の高さ近傍、又は図4(B)に示すように、外側のダムK2を少しだけ越える箇所まで上昇する時点で、制御装置10からの停止制御信号によって、駆動ユニット4は第1の載置台1の下降を停止させる。液状の光学樹脂Rを外側のダムK2の高さよりも少しだけ越える箇所まで上昇させるときには、液状の光学樹脂Rが外側のダムK2から液ダレを生じない程度に止める。液状の光学樹脂Rが外側のダムK2の高さを越える寸法は、液状の光学樹脂Rの粘度の大きさと表面張力によって決められる。液晶パネルD1の表示面Daと透明板状部材Pの貼り合せ面Paとの間の光学樹脂Rの厚みやはみ出しは、第1の載置台1と第2の載置台6との平行度に左右されるので、第1の載置台1と第2の載置台6との平行度は厳密に保持されるのが望ましい。
第1の載置台1が降下動作を停止すると、制御装置10からの制御信号で、第1の載置台1が光学的表示デバイスDの吸着を解除した後に直ぐ、駆動ユニット4は直ぐに反転軸部材3を略180度反転させて、第1の載置台1を元の位置に戻す。その直後、図示しない紫外線照射装置が光透過材料からなる第2の載置台6の下方向から所定の照度の紫外線を照射して光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとの間の液状の光学樹脂Rと内側のダムK1と外側のダムK2の光学樹脂のすべてを硬化させる。このようにして、図2に示すような貼り合せ物体Cを得る。
実施形態1によれば、光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとの間の液状の光学樹脂Rと内側のダムK1と外側のダムK2の光学樹脂すべてを硬化させるとき、前述したように、内側のダムK1と外側のダムK2の光学樹脂が硬化は勿論のこと、半硬化もされておらず、増粘しているだけである。したがって、図2に示すような貼り合せ物体Cにあっては、光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとの間の液状の光学樹脂Rと内側のダムK1と外側のダムK2の光学樹脂との間には界面が存在せず、それらは単一の硬化した光学樹脂層Raを形成する。
第1の載置台1が停止し、第1の載置台1が液晶パネルD1を吸着保持している状態では、液晶パネルD1と透明板状部材Pとの間で展延された液状の光学樹脂Rにはそれ以上加圧力がかからず、かつ液晶パネルD1の自重も液状の光学樹脂Rにかからないので、光学樹脂Rを全面にわたって均一な所定の厚みにすることができる。そして、図3(D)の状態になったときに、図示しない紫外線照射装置が再び紫外線を照射して、前述したように光学的表示デバイスDと透明板状部材Pとの間の液状の光学樹脂Rと内側のダムK1、外側のダムK2の光学樹脂のすべてを硬化させてもよい。
液状の光学樹脂Rが所定の厚みになるように、第1の載置台1は、制御装置10からの下降開始制御信号によって一定速度で下降し、制御装置10からの停止制御信号で下降動作を停止するが、不図示のセンサによって、第1の載置台1の位置を検出して第1の載置台1を停止させてもよい。この場合、不図示のセンサは液状の光学樹脂Rが所定の厚みになる位置の近傍に設置され、下降してくる第1の載置台1又は光学的表示デバイスDの下端面が図4(B)に示す位置又は幾分上側の位置に到達したことを検知して検出信号を送出し、制御装置10はその検出信号に応じて駆動ユニット4に停止制御信号を与えて第1の載置台1の下降動作を停止させてもよい。
液状の光学樹脂R及び内側のダムK1と外側のダムK2を形成する液状の光学樹脂として、光学弾性樹脂(例えば、ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社製のSVR1000シリーズ、SVR7000シリーズなど)を用いることによって、光学弾性樹脂の弾性によって外的な衝撃力を弱めることができ、外力に対して光学的表示デバイスDをより有効に保護できる。
前述した実施形態1では、液状の光学樹脂として紫外線硬化型の光学樹脂を用いたが、熱硬化型の光学樹脂を用いてもよい。予め真空脱泡が施され、温度管理がなされた熱硬化型の光学樹脂を温度管理された雰囲気で、前述したように、二つ以上のダムを形成すると共に、山状に供給する。ダムを形成する熱硬化型の光学樹脂の増粘処理には、例えば、熱量を比較的容易に調整できる赤外線ランプを増粘用エネルギー線照射手段9として用い、所定の熱量を与えるスポット状の赤外線(熱線)のようなエネルギー線をダムを形成する熱硬化型の光学樹脂に照射して増粘させる。熱硬化型の光学樹脂の増粘を示す硬化(反応)率は用いる光学樹脂に適した値で行う。
前述した実施形態1では、ダム用樹脂塗布装置7のディスペンサ7Aを位置制御駆動機構8で走行させて、内側のダムK1と外側のダムK2を形成したが、形成する時間を短縮するために、内側のダムK1と外側のダムK2を形成する箇所にメッシュが形成されている不図示のスクリーンを用いるスクリーン印刷法によって液状の光学樹脂をダム形状に印刷してもよい。この場合には、液状の光学樹脂で内側のダムK1と外側のダムK2を一緒に形成し、不図示のスクリーンを別の位置に移動させた後に、増粘用エネルギー線照射手段9から内側のダムK1と外側のダムK2全体に紫外線又は熱線のような硬化用エネルギー線を照射して全体の増粘処理を行うことができる。
また、図示しないが、内側のダムK1と外側のダムK2の幅に適した幅のスリットと、内側のダムK1と外側のダムK2の高さにほぼ等しい厚みをもつステンシルを用い、前記スリットを通して液状の光学樹脂を印刷して内側のダムK1と外側のダムK2を形成してもよい。増粘処理は前段で述べたように行えばよい。ステンシルの場合、マスク板に設けたスリットを横切ってスリットの内外のマスク部分を結合する結合部が複数必要であるが、その結合部の幅を狭くし、その結合部の幅を利用して内側のダムK1と外側のダムK2を断続させることができるので、液状の光学樹脂の展延時に空気を外へ逃がすことができる。前述したように、特に、外側のダムK2の途切れる部分の幅は、液状の光学樹脂の粘度と表面張力との働きに逆らって外側にはみ出すことがないように狭くなければならないので、前記結合部の幅を考慮する必要がある。
前述した実施形態1では、液状の光学樹脂Rを光学的表示デバイスDに山状に供給した後に、光学的表示デバイスDを表裏反転させたが、内側のダムK1と外側のダムK2が形成された透明板状部材Pに液状の光学樹脂Rを山状に供給した後に、透明板状部材Pを表裏反転させてもよい。なお、内側のダムK1と外側のダムK2の双方が光学的表示デバイスD又は透明板状部材Pに形成、あるいは内側のダムK1と外側のダムK2のいずれかが光学的表示デバイスD又は透明板状部材Pに形成されていてもよい。
また、光学的表示デバイスDを表裏反転させる場合、光学的表示デバイスDに山状に供給された液状の光学樹脂Rの下側に向いた頂部を透明板状部材Pに接触させる際に、それらの接触部に含まれてしまう空気を更に低減するために、前記液状の光学樹脂Rの下側に向いた頂部が接触する透明板状部材Pの面域にも液状の光学樹脂Rを山状に盛り上げておくことが有効である。このようにすることによって、最初に接触するのは、前記液状の光学樹脂Rの下側に向いた頂部と透明板状部材Pの面域に供給された液状の光学樹脂Rの頂部とであり、その接触面積はより狭いものになり、かつ同一の特性をもつ樹脂同士であるので、接触時に接触部に空気が含まれる可能性はより低くなる。したがって、更に一層、品質の高い貼り合せ結果を得ることができる。
なお、光学的表示デバイスDが半導体基板に形成された光学的モジュールなどである場合、図5に示すように、表示面をもつ光学デバイスD2の他にこの光学デバイスD2の動作などを制御するICデバイスSなどを同一の基板B内に形成した構造のものもある。このようなICデバイスSなどを含む基板B全体を機械的な衝撃など外力から保護する必要がある場合には、光学デバイスD2の表示面だけではなく、保護する必要のあるICデバイスSなども囲むように前記ダムK1、K2を形成する。そして、前述したように、光学デバイスD2とICデバイスSとが形成された基板の部分を液状の光学樹脂で透明板状部材に貼り合わせてもよい。
以上の説明では、光学的表示デバイスDの表示面を貼り合せ面とし、その貼り合せ面に透明板状部材Pを貼り合せたが、更に光学的表示デバイスDの裏側、例えば光学的表示デバイスDが形成された半導体基板又は光学的表示デバイスDが貼り付けられた不図示の基板に図示しない透明な板状部材を一般的な方法で貼り合せてもよい。また、透明板状部材Pの上に図示しない透明な板状部材を貼り合せてもよい。このような場合には、貼り合せた後に、両側から紫外線を照射して光学的表示デバイスDの表示面側の光学樹脂、及び裏面側の樹脂を硬化させればよい。
[実施形態2]
透明なガラス板又は透明なプラスチック板のような透明な板状部材同士を2枚以上貼り合せて、機械的に堅牢な透明な厚板を必要とする場合があり、本発明はこの場合にも適用できる。この場合には、液状の光学樹脂として紫外線硬化型の光学樹脂を用いるのが有効であり、作業の効率化を図るために、図示しないが、貼り合せる一方の透明な板状部材の貼り合せ面に前述した方法のいずれかでダム状に光学樹脂を塗布し、かつ一方の板状部材側から又は両側から増粘用の紫外線を照射し増粘処理を行って、内側のダムと外側のダムを形成し、他方の透明な板状部材の貼り合せ面に液状の紫外線硬化型の光学樹脂を山状に盛り上がるように供給し、それら板状部材同士を前述したように貼り合せて、2枚の貼り合せ物体を得る。
更に、このように貼り合せた後の貼り合せ物体の貼り合せ面に紫外線硬化型の光学樹脂を山状に盛り上げる一方で、これよりも前に、貼りあわされる次の透明な板状部材の貼り合せ面に光学樹脂をダム状に塗布し始め、それら板状部材の一方側又は両側から増粘用の紫外線を照射し増粘処理を行って、内側のダムと外側のダムを形成し、その透明な板状部材を前記貼り合せ物体に貼り合せる。順次、このような貼り合せ作業を行って、所定枚数の透明な板状部材を貼り合せる。透明な板状部材の面積が大きい場合には、外側のダムを3重又はそれ以上の多重の構造にすれば、前記貼り合せ物の側面から液状の光学樹脂がはみ出すことが無い。
このように所定枚数の透明な板状部材を貼り合せて得られる貼り合せ物のいずれか一方又は双方の面から紫外線を照射して、各板状部材間に存在するダムを形成する増粘された光学樹脂及び接着剤の役割を果たす展延された光学樹脂のすべてを硬化させる。なお、この実施形態2においても、前述の段落(0044)に記述した方法で、どちらの板状部材側にダムを形成してもよく、またどちらに液状の光学樹脂Rを供給しても構わない。
実施形態2の貼り合せ方法によれば、例えば3枚以上の透明な板状部材を貼り合せてなる透明な貼り合せ物でも、一方側から又は両側から紫外線を照射することによって、各板状部材間に存在する光学樹脂の全体を硬化させることができる。そして、各ダムと展延される光学樹脂との間に境界が形成されず、透明な厚板の側面、つまり外周面から光学樹脂がはみ出さないので、どの角度から見ても境界による光の筋は見られず、外観が美麗な品質の高い透明な厚板を造ることが可能である。
なお、以上の実施形態1、2によれば、液晶パネルD1の表示面Daと透明板状部材Pの貼り合せ面Paとの間、又は透明な板状部材同士の液状の光学樹脂Rの展延は、第1の載置台1と第2の載置台6との加圧力だけで行ったが、貼り合せ時間を節減するために、第1の載置台1は液晶パネルD1又は透明な板状部材を早めに開放して元の位置に戻り、それ以後は液晶パネルD1又は透明な板状部材の自重を利用して液状の光学樹脂Rを展延して、硬化用エネルギーを照射する時点では液状の光学樹脂Rの厚みが設定値になるようにしてもよい。また、更に液晶パネルD1又は透明な板状部材を押し下げる加圧機構を追加してもよい。
本発明は、テレビや携帯電話などの液晶モジュールの液晶パネルと透明カバーとを光学樹脂によって貼り合せる用途、あるいは透明なガラス板やプラスチック板を必要枚数、光学樹脂によって貼り合せる用途などに適している。
1・・・第1の載置台
2・・・アーム部材
3・・・反転軸部材
4・・・駆動ユニット
5・・・支柱部材
6・・・第2の載置台
7・・・ダム用樹脂塗布装置
7A・・・ディスペンサ
7B・・・調整弁
8・・・位置制御駆動機構(ロボット)
9・・・増粘用エネルギー線照射手段
10・・制御装置
D・・・光学的表示デバイス
D1・・・液晶パネル
Da・・・表示面
P・・・透明板状部材
Pa・・・貼り合せ面
R・・・液状の光学樹脂
Ra・・・硬化後の光学樹脂層
K1・・・内側のダム
K2・・・外側のダム
A1、A2・・・矢印

Claims (10)

  1. 少なくともどちらかが透明な板状部材であって、一方の前記板状部材の貼り合せ面と他方の前記板状部材の貼り合せ面との間の間隙に液状の光学樹脂を介在させ、前記液状の光学樹脂を硬化させて前記板状部材同士を貼り合せる貼り合せ方法において、
    双方の前記板状部材の前記貼り合せ面の一方又は双方の周辺部の一部分に、多重のダムを形成するために前記液状の光学樹脂をダム状に複数塗布すると共に、ダム状に塗布された前記液状の光学樹脂の表面に固形状の薄皮を形成することなくダム状の前記液状の光学樹脂の粘度を増大させる増粘処理を行って、内側のダムと該内側のダムよりも外側に位置する外側のダムとを形成し、
    双方の前記板状部材の前記貼り合せ面の少なくとも一方の中央領域に前記液状の光学樹脂を供給し、
    その後に双方の前記貼り合せ面が間隙を介して対面するように、双方の前記板状部材を互いに対向させ、
    双方の前記貼り合せ面の間の前記間隙を縮小して、前記中央領域に供給された前記液状の光学樹脂を双方の前記貼り合せ面の間で展延して前記内側のダムを越えさせ、前記内側のダムを越えた前記液状の光学樹脂を前記最外側のダムでせき止め、
    前記液状の光学樹脂が前記最外側のダムの頂部近傍に達するときの前記貼り合せ面同士の間隔が予め決めた間隔になるとき、双方の前記貼り合せ面の間に介在するすべての前記液状の光学樹脂を硬化させて、双方の前記貼り合せ面を互いに貼り合せることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法。
  2. 請求項1において、
    前記増粘処理は、前記液状の光学樹脂の硬化(反応)率Xが1%以上で、10%未満(1%≦X<10%)となる増粘用エネルギー線の照射量で行われることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記内側のダムと前記外側のダムを形成する前記液状の光学樹脂はディスペンサから吐出され、
    前記ディスペンサから前記ダム状に吐出された前記液状の光学樹脂に順次増粘用エネルギー線を照射して、前記内側のダムと前記外側のダムを形成する前記液状の光学樹脂の前記増粘処理を行うことを特徴とする板状部材の貼り合せ方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
    前記板状部材の一方は光学的表示デバイスであり、
    前記内側のダムと前記外側のダムは、前記光学的表示デバイスに関連する他のデバイスをも囲むように形成されることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
    前記板状部材はいずれも透明であり、前記複数のダムを形成する光学樹脂と展延された前記光学樹脂とを介在させて複数枚の前記板状部材を重ね合わせ、その後に一方側又は両側から紫外線を照射して前記光学樹脂をすべて硬化させることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、
    前記光学樹脂は、硬化後に弾性特性を有する光学弾性樹脂であることを特徴とする板状部材の貼り合せ方法。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかにおいて、
    前記光学樹脂は、硬化した後に前記透明な板状部材と略等しい屈折率を有することを特徴とする板状部材の貼り合せ方法。
  8. 少なくともどちらかが透明な板状部材であって、一方の前記板状部材の貼り合せ面と他方の前記板状部材の貼り合せ面との間の間隙に液状の光学樹脂を介在させ、前記液状の光学樹脂を硬化させて前記板状部材同士を貼り合せる貼り合せ装置において、
    双方の前記板状部材の前記貼り合せ面の一方又は双方の周辺部の一部分に、多重のダムを形成するために前記液状の光学樹脂をダム状に複数塗布するダム用樹脂塗布手段と、
    前記ダム状に塗布された前記液状の光学樹脂に、紫外線又は熱線である増粘用エネルギー線を照射して、ダム状に塗布された前記液状の光学樹脂の表面に固形状の薄皮を形成することなくダム状の前記液状の光学樹脂の粘度を増大させる増粘用エネルギー線照射手段と、
    双方の前記板状部材の前記貼り合せ面の少なくとも一方の中央領域に前記液状の光学樹脂を供給する樹脂供給手段と、
    双方の前記板状部材の前記貼り合せ面を間隙を介して対向させる表裏反転手段と、
    双方の前記貼り合せ面の間の前記間隙を縮小して、前記中央領域に供給された前記液状の光学樹脂を双方の前記貼り合せ面の間で展延して内側の前記ダムを越えさせ、内側の前記ダムを越えた前記液状の光学樹脂を最外側の前記ダムでせき止め、
    前記一方の板状部材と前記他方の板状部材とを相対的に動かして、双方の前記貼り合せ面の間隙を狭め、前記中央領域に供給された前記液状の光学樹脂を双方の前記貼り合せ面との間で展延して、内側の前記ダムを越えさせ、双方の前記貼り合せ面の間隔が内側の前記ダムを越えた前記液状の光学樹脂が最外側の前記ダムの頂部近傍に達するときの設定間隔になるときに停止する手段と、
    双方の前記貼り合せ面の間隔が前記設定間隔又はその近傍にある状態で、双方の前記貼り合せ面の間に介在するすべての前記液状の光学樹脂に硬化用のエネルギー線を照射する硬化手段と、
    を備えることを特徴とする板状部材の貼り合せ装置。
  9. 請求項8において、
    前記増粘用エネルギー線照射手段は、前記液状の光学樹脂の硬化(反応)率Xが1%以上で、10%未満(1%≦X<10%)となる照射量の増粘用エネルギー線を照射することを特徴とする板状部材の貼り合せ装置。
  10. 請求項8又は請求項9において、
    前記増粘用エネルギー線照射手段は、前記ディスペンサの後を移動して、前記ディスペンサの吐出口に前記増粘用エネルギー線を照射しないように、前記増粘用エネルギー線を前記ディスペンサから吐出された前記液状の光学樹脂に順次照射することを特徴とする板状部材の貼り合せ装置。
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