JP5358210B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、当選判定の抽選を行い、スタートスイッチの操作により回転リールなどの図柄表示手段が変動し、ストップスイッチの操作によってそれらの変動を停止させるようにした遊技機に関するものである。
この種の遊技機、例えばスロットマシンにおいては、回転リールを停止させる際、うまくタイミングを見計らってストップスイッチを押下できるか否かで、入賞による獲得メダル数に大きな差が出る。そして従来から、回転リールの回転速度を変化させていわゆる目押しの補助を行うように形成した遊技機は、種々考案されている。例えば、特許文献1には、リールを停止させるごとに回転中のリールの速度が遅くなるようにした遊技機が開示されている。また、特許文献2には、目押し対象となっている停止ボタンの操作時間をモニタリングし、このモニタリングした操作時間が長くなるほど回転速度を遅くするようにした遊技機が開示されている。
特開2001−112916号公報 特開2005−21383号公報
ここで、当選役を構成する図柄配列に目押しの必要ない図柄が含まれる場合がある。例えば、左リールについて有効ライン上のいずれかに特定の図柄を停止させることができれば、中リール、右リールにはどの図柄が停止しても入賞となるように設定された当選役がある。このような当選役の場合、目押しの必要なリール以外は速度を変更する必要がない。
そこで本願発明は、目押しの必要ない回転リールに着目し、遊技者の目押しの技量にあわせた回転リールの速度調整が可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、表面に複数の図柄が表示された複数の回転リール(40)と、前記回転リール(40)の図柄を正面側から視認可能とする図柄表示窓(13)と、前記各回転リール(40)を回転開始させるためのスタートスイッチ(30)と、前記各回転リール(40)の回転をそれぞれ停止させるための複数のストップスイッチ(50)と、所定の図柄配列から構成される当選役について当選か否かの当選判定の抽選を行うとともに、前記スタートスイッチ(30)の操作に基づいて前記回転リール(40)を回転させ、前記当選判定の抽選結果及び前記各ストップスイッチ(50)の操作に基づいて、当該ストップスイッチ(50)に対応する前記回転リール(40)の回転停止を制御する制御装置(20)とを少なくとも備え、前記当選判定の抽選の結果、所定の当選役が当選し、かつ複数の前記回転リール(40)をすべて停止させた状態で、前記図柄表示窓(13)から視認可能な前記各回転リール(40)の当選役を構成する図柄が、所定の入賞態様で停止することにより入賞となり、入賞に応じて遊技者に対して利益が付与される遊技機に係る。
本発明に係る遊技機において、遊技者に対して付与される「利益」には、遊技媒体が払い出されることのほか、得点加算や、ボーナスゲームなどの有利遊技への移行を含むものである。
さらに、本発明に係る遊技機は、前記当選役として、当選役を構成する図柄に、当選時に前記ストップスイッチ(50)を所定のタイミングで操作しなければ回転リール(40)上のその図柄を入賞可能となる位置に停止させることができない要目押し図柄と、当選時に前記ストップスイッチ(50)を所定のタイミングで操作しなくても回転リール(40)上のその図柄を入賞可能となる位置に停止させることができるように設定された目押し不要図柄とを含む目押し不要役を設けてある。また、前記制御装置(20)には、回転中の前記回転リール(40)の回転速度を変化させることができる回転速度変更手段(発信パルス変更手段103)と、前記当選判定の抽選結果に応じて、前記回転速度変更手段(113)による回転速度変更の対象となる回転リール(40)である対象リールを特定するための対象リール特定手段(101)とを設けてある。そして、前記対象リール特定手段(101)は、前記目押し不要役が当選した場合には、当該目押し不要役を構成する要目押し図柄を表示図柄中に含み、かつその要目押し図柄を所定位置に停止させることにより他の回転リール(40)の停止図柄とともに入賞の図柄態様を構成することとなる回転リール(40)を、前記対象リールとして特定し、前記回転速度変更手段(103)は、最初に操作されたストップスイッチ(50)に対応する回転リール(40)が対象リールである場合には、回転中のいずれの回転リール(40)についても回転速度を変更することなく、最初に操作されたストップスイッチ(50)に対応する回転リール(40)が対象リールでない場合には、回転中の少なくとも対象リールの回転速度を、通常の回転速度と異なる速度に変更可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、回転リール(40)の回転速度の変化は、回転リール(40)を回転させるための駆動モータにかかる電圧の高低や、パルス発生装置の発生パルスの周波数を変化させることによって実現できる。
また、本発明においては、「通常の回転速度と異なる速度」には、通常速度よりも遅い場合と速い場合の双方が含まれる。
本発明においては、目押し不要役が当選した場合には、目押しの必要な回転リール(40)が対象リールとして特定され、最初に停止操作された回転リール(40)が特定リールである場合には、回転中の回転リール(40)の回転速度は変化しない。一方、最初に停止操作された回転リール(40)が特定リールでない場合、すなわち目押しの必要ない回転リール(40)である場合には、回転中の対象リールの回転速度が変化する。この場合、回転中の対象リール以外の回転リール(40)の回転速度についても変化させてもよい。
本発明によれば、最初の停止操作で対象リールを避けることにより回転リール(40)の回転速度が変化するため、目押し不要役の当選を知ることができるとともに、目押しの必要な回転リール(40)の回転速度を遅くすることにより、目押しを容易にすることができる。
なお、前記回転速度変更手段(103)は、前記対象リール以外の回転リール(40)が複数ある場合において、最初に操作されたストップスイッチ(50)に対応する回転リール(40)が対象リールでない場合には、回転中の回転リール(40)の回転速度を遅くし、最初に操作されたストップスイッチ(50)の次に操作されたストップスイッチ(50)に対応する回転リール(40)が対象リールでない場合には、最初のストップスイッチ操作によって回転速度を遅くした対象リールについて、回転速度をさらに遅くするようにしてもよい
また、前記回転速度変更手段(103)は、前記対象リール以外の回転リール(40)が複数ある場合において、最初に操作されたストップスイッチ(50)に対応する回転リール(40)が対象リールでない場合には、回転中の回転リール(40)の回転速度を遅くし、最初に操作されたストップスイッチ(50)の次に操作されたストップスイッチ(50)に対応する回転リール(40)が対象リールでない場合には、最初のストップスイッチ操作によって回転速度を遅くした対象リールについて、回転速度を速くして通常の回転速度に戻すようにしてもよい
あるいは、前記回転速度変更手段(103)は、前記対象リール以外の回転リール(40)が複数ある場合において、最初に操作されたストップスイッチ(50)に対応する回転リール(40)が、前記複数の対象リール以外の回転リール(40)のうち予め定められた一方の回転リール(40)である場合には、回転中の対象リールの回転速度を遅くし、最初に操作されたストップスイッチ(50)に対応する回転リール(40)が、前記複数の対象リール以外の回転リール(40)のうち予め定められた一方の回転リール(40)以外の他の回転リール(40)である場合には、回転中の対象リール(40)の回転速度をさらに遅くもしくは速くするようにしてもよい
本発明は、以上のように構成されているので、当選役の種類によって目押しの必要ない回転リールがある場合に、遊技者の目押しの技量にあわせた回転リールの速度調整が可能な遊技機を提供することができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 スロットマシンの入力、出力及び制御装置を示すブロック図である。 スロットマシンの作動の概略を示す流れ図である。 回転リールの回転速度変更制御の例1を示す流れ図である。 回転リールの回転速度変更制御の例2を示す流れ図である。 回転リールの回転速度変更制御の例3を示す流れ図である。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図1に示すように、正面側が開口する方形箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口を開閉自在かつロック可能な前扉3を有している。
前記筐体11の内部において、開口上部には3個の回転リール40を有するリールユニット60が設置され、開口下部には、メダルを貯留するとともに入賞時等にメダルを払い出すためのホッパーユニット65が設けられている。また、前記リールユニット60の上方には、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20が配置されている。
前記前扉3は、筐体11にヒンジ(図示せず)を介して水平方向に回動自在に取り付けられた板状の扉である。そして、前記前扉3の上方には、図1に示すように、遊技者側に向かって臨む上パネル12が設けられており、上パネル12の中央には、3個の回転リール40の図柄を視認可能な図柄表示窓13が形成されている。そして、この図柄表示窓13の下側は、スロットマシン1を作動させるための操作スイッチ類が設けられた操作部となっており、操作部の右端にはメダル投入口14が設けられている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、各種制御を行うものである。そして、制御装置20には、図1に示すように、遊技制御装置21及び演出制御装置22が設けられている。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。また、演出制御装置22は、ランプやスピーカ等の演出表示装置66を制御するためのものである。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図2に示すように、投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50、インデックスセンサ60Aの各パーツが接続されている。なお、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50は、前記前扉3の操作部に配置されている操作スイッチである。
投入スイッチ15は、図1に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
ベットスイッチ16は、図1に示すように、図柄表示窓13の下方に位置するスイッチであって、クレジットとして貯留されているメダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。ここで、クレジットとは、一回の遊技を行うために投入可能な最大投入メダル数(3枚)を超えて、あらかじめ遊技機にメダルを貯留しておくためのものである。最大投入メダル数を超えて投入されたメダル数は、特に図示しないクレジット表示部に表示され、ベットスイッチ16を押下するたびに、クレジット表示部に表示されている数値が減算表示されるようになっている。
精算スイッチ17は、図1に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に位置するスイッチであって、クレジットとして貯留されているメダルを払い出すためのものである。
スタートスイッチ30は、図1に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、左リール41、中リール42、右リール43の3個の回転リール40に対応した3個のボタンスイッチ51,52,53から構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されている。そして、回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
インデックスセンサ60Aは、各回転リール40の回転を検知するための検知部であって、特に図示しないが、リールユニット60の支持枠に設けられた遮光センサである。具体的には、インデックスセンサ60Aは、受光部及び発光部からなる検知部を有する側面視コ字型のセンサであって、後述する各回転リール40のリールドラムに形成されたスタートインデックスを、前記受光部及び発光部が挟む位置に配置されている。そして、インデックスセンサ60Aは、3個の回転リール40にそれぞれ一個ずつ対応して設けられており、各回転リール40のスタートインデックスが検知部を通過したときのON又はOFF信号を制御装置20に送出する。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図2に示すように、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出表示装置66の各パーツが接続されている。
リールユニット60は、枠体に固定或いは支持された3個のリールモータ(図示せず)と、各リールモータのモータ軸に固定された3個の回転リール40(左リール41、中リール42、右リール43)とから構成されている。前記リールモータは、ステッピングモータであって、回転中においても回転速度を変更可能に形成されている。また、前記各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。また、回転ドラムの内周面には、特に図示しないが、前記インデックスセンサ60Aの受発光部を遮光可能な突起状のスタートインデックスが形成されている。
ホッパーユニット65は、図1に示すように、筐体11の内部に設けられた払い出し貯留装置であって、遊技の結果に基づいて遊技者にメダルを払い出し、精算スイッチ17の操作に基づいてクレジットメダルを払い戻すためのものである。
演出表示装置66は、演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、演出表示装置66は、画像表示部67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。画像表示部67は、図1に示すように、図柄表示窓13の上方に設けられた窓部であり、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出表示をするためのものである。ランプ68及びスピーカ69は、発光体の点灯又は点滅、音声の出力により入賞等を報知するためのものである。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スロットマシン10により行われる遊技を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、当選抽選手段70、リール制御手段80、入賞判定手段120の各手段として機能する。
ここで、当選抽選手段70は、当選か否かの当選判定の抽選を行うためのものであり、リール制御手段80は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。また入賞判定手段120は、全ての回転リール40の停止時に、入賞したか否か、すなわち当選図柄が所定の有効入賞ライン上に揃っているか否かを判定し、メダルの払い出し等の入賞処理を行わせるためのものである。
なお、入賞ラインとは、図柄表示窓13から視認可能となる図柄の並びを示すラインであって、図1に示すように、上段ライン、中段ライン、下段ラインの3本の横ラインと、右上がりライン、右下がりラインの2本の斜めラインの、合計5本が設けられている。また、有効入賞ラインとは、入賞ラインのうち、入賞するために有効なラインであって、遊技状態や投入メダル数に応じてどの入賞ラインが有効になるかが決定される。
そして、スロットマシン10は、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、当選抽選手段70によって当選判定の抽選が行われ、リール制御手段80によってリールユニット60が駆動され、3個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の1個を操作すると、操作したストップスイッチ50に対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を3個全て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、図柄表示窓13の所定の有効入賞ライン上に、当選に係る図柄の組み合わせが入賞の態様で停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
ここで、当選抽選手段70は、スタートスイッチ30の操作タイミングで、特に図示しないカウント抽出手段がループカウンターの数値を読み取り、この数値と、前記ループカウンターがカウントする数値を全領域として各当選項目の当選領域を規定した当選判定テーブルとを比較して、抽出カウントデータが属する当選領域に対応する当選を決定する。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴う小役当選と、入賞により特別遊技状態に移行する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。
また、当選役を構成する図柄配列は、「7−7−7」のように、同種の特定図柄の組み合わせからなるものと、「チェリー−チェリー−any」のように、特定図柄と不特定図柄の組み合わせからなるものと、「ベル−リプレイ−リプレイ」のように、異種の特定図柄の組み合わせからなるものとがある。
そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。抽選結果が小役当選である場合には小役当選フラグが成立し、小役当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた小役当選役を構成する図柄(例えば、有効入賞ライン上に「ベル」が3個揃うもの)と一致したことを条件に、入賞した役に応じて所定枚数のメダルが払い出される。
また、抽選結果が特別当選である場合には特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた特別当選役を構成する図柄(例えば、有効入賞ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に、遊技者に有利な特別遊技、例えばレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)やビッグボーナスゲーム(BBゲーム)が開始される。
通常遊技から特別遊技に移行する場合には、当選判定の抽選に用いられる当選判定テーブルが、通常遊技用の当選判定テーブルから特別遊技用の当選判定テーブルに切り替わる。特別遊技用の当選判定テーブルは、通常遊技用の当選判定テーブルとは当選領域構成が異なっており、特別遊技に移行すると特定の当選役の当選確率が高くなるなどして、入賞による払い出しが増加したりするものである。
なお、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。一方、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、あるいは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、有効入賞ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
なお、本実施の形態におけるスロットマシン10は、所定の当選役の当選時において、所定の回転リール40を回転停止させた場合に、残りの回転中の回転リール40の回転速度が変化するように形成されているが、これについては後述する。
(リール制御手段80)
ここで、リール制御手段80について詳述する。リール制御手段80は、図2に示すように、大きく分けて、回転制御手段90、速度変更制御手段100、停止制御手段110を備えている。 回転制御手段90は、スタートスイッチ30の操作信号に基づいて、リールユニット65に設けられている3個のリールモータを駆動させ、回転リール40を回転させるためのものである。具体的には、回転制御手段90は、メダルの投入又はベットスイッチ16の操作後にスタートスイッチ30からの操作信号を受信した場合には、リールモータの駆動を開始させるためのスタート信号を出力し、3個の回転リール40を一斉に回転開始させる。そして、回転リール40が予め定められた回転速度に達した場合には、定常回転信号を出力する。
停止制御手段110は、前記定常回転信号の出力後にストップスイッチ50からの操作信号を受信した場合に、その受信タイミングと当選判定の抽選結果に応じて、回転リール40の停止を制御するためのものである。
具体的には、停止制御手段110は、回転リール40を停止させる際に、当選抽選手段の抽選結果がハズレの場合には、3個の回転リール40の図柄が如何なる入賞の態様にも揃わないように蹴飛ばし制御を行い、抽選結果が所定の当選役に当選の場合には、3個の回転リール40の図柄が極力当該当選に係る入賞の態様となるように蹴飛ばし及び引き込み制御を行う。この引き込み及び蹴飛ばしの制御は、停止テーブルを用いて行われる。停止テーブルとは、所定の図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、ストップスイッチ50の操作タイミングやリールテープに表示されている図柄の配列その他の所定条件に応じ、各当選図柄ごとにテーブル上に規定したものである。
そして、停止制御手段110は、ストップスイッチ50の操作信号受信時において、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が有効入賞ライン上に揃うように予めテーブルの上に停止位置が設定されてある当選用停止テーブルを用いて停止位置を決定する。また、当選フラグが成立していないときには、いかなる当選図柄も有効入賞ライン上に揃わないように予めテーブルの上で停止位置が設定されてあるハズレ用停止テーブルを用いて停止位置を決定する。そして、決定した停止位置で回転リール40を停止させることができるタイミングで、リールモータの駆動を停止させるための停止信号を出力する。
(速度変更制御手段100)
次に、速度変更制御手段100について、さらに詳しく説明する。速度変更制御手段100は、回転中の回転リール40の回転速度を変更するためのものであり、図2に示すように、対象リール特定手段101、停止リール判定手段102、発信パルス変更手段103の手段を有している。
(対象リール特定手段101)
対象リール特定手段101は、当選抽選手段70の抽選結果に基づいて、回転速度変更の対象となる回転リール40(以下対象リールという)を特定するものである。
ここで、「目押しが必要」とは、回転リール40に表示されている特定の図柄を所定の有効入賞ライン上に停止させるために、最大4コマの滑り(引き込み)コマ数の範囲でストップスイッチ50を所定の押下タイミングで押下する必要があることである。これに対して、目押しが必要でない場合とは、当選役を構成する図柄に不特定図柄が含まれている場合や、当選時にどのタイミングで押下操作しても必ず引き込み可能となるようにリールテープ上に配置されている図柄を含んでいる場合である。
例えば、左リール41及び中リール42においてはリールテープ上においてチェリー図柄が5コマ以上離れて配置されているものとすると、「チェリー−チェリー−any」の図柄構成からなる「二連チェリー」が当選した場合には、左リール41及び中リール42については、いずれかの有効入賞ライン上にチェリー図柄を並べて停止させるためにチェリー図柄を狙ってタイミングを測る必要があるが、右リール43については、何の図柄が停止しても構わないので、特定の図柄を狙って停止タイミングを測る必要がない。あるいは、中リール42及び右リール43においてはリールテープ上においてリプレイ図柄が4コマおきに配置されており、左リール41においてはリールテープ上においてベル図柄が5コマ以上離れて配置されているものとすると、「ベル−リプレイ−リプレイ」の図柄構成からなる「ベル」が当選した場合には、左リール41については、いずれかの有効入賞ライン上にベル図柄を停止させるためにベル図柄を狙ってタイミングを測る必要があるが、リプレイ図柄を含む当選役が当選した場合にはストップスイッチ50を操作すれば必ずリプレイ図柄を有効入賞ライン上に引き込んで停止するので、中リール42及び右リール43についてはリプレイ図柄を狙ってタイミングを測る必要がない。このような、目押し不要図柄を含む当選役を、目押し不要役というものとする。
そして、対象リール特定手段101は、具体的には、上記した目押し不要役が当選した場合において、目押し不要役を構成する要目押し図柄をリールテープ上の図柄に含み、かつその要目押し図柄を有効入賞ライン上に停止させることにより他の回転リール40の停止図柄とともに入賞の図柄配列を構成することとなる回転リール40を、前記対象リールとして特定する。上記例によれば、「二連チェリー」が当選した場合には左リール41、中リール42、「ベル」が当選した場合には左リール41が対象リールとして特定される。そして、対象リール特定手段101が対象リールを特定した場合には、対象リールに対して停止操作がされたか否かに基づく回転リール40の回転速度変更演出が行われることとなる。
なお、対象リール特定手段101が対象リールを特定するか否かは、遊技状態などの所定条件に基づくものとすることができる。例えば、特定の遊技期間中において特定するようにしたり、回転速度変更演出を実行するか否かの実行抽選の抽選結果に基づいて特定するようにしてもよい。
(停止リール判定手段102)
停止リール判定手段102は、前記対象リール特定手段101が対象リールを特定した遊技において、停止操作された回転リール40が対象リールか否かを判断するためのものである。具体的には、停止リール判定手段102は、ストップスイッチ50の操作信号受信に係る回転リール40が、対象リールとして特定されているかどうかを判断し、停止操作された回転リール40が対象リールでない場合に、発信パルス変更手段103に対して、所定の判定信号を出力するものである。なお、停止操作された回転リール40が対象リールである場合には、特別な作動は行わない。
(発信パルス変更手段103)
発信パルス変更手段103は、回転速度変更手段であって、前記停止リール判定手段102から判定信号を受信した場合に、リールユニット65のリールモータのうち駆動中のリールモータについて、ステッピングモータであるリールモータを駆動させるためのパルス発生装置が出力するパルスの周波数を変更してモータの回転数を変えることにより、回転中の回転リール40の回転速度を変化させるためのものである。
具体的には、発信パルス変更手段103は、単位時間当たりに出力される発信パルス数を、回転リール40が定常回転で回転中の速度(通常速度)で回転する場合よりも少なくすることにより、回転中の回転リール40を低速回転させることができる。また、単位時間当たりに出力される発信パルス数を、回転リール40が低速回転する場合よりもさらに少なくすることにより、回転中の回転リール40を超低速回転させることができる。さらに、単位時間当たりに出力される発信パルス数を、回転リール40が通常速度で回転する場合よりも多くすることにより、回転リール40を高速回転させることができるものである。
(スロットマシン10の作動)
次に、上記構成を有するスロットマシン10の作動の概略を、図3のフローに基づき説明する。
まず、図3に示すステップ100において、スタートスイッチ30がONとなったか否かが判断される。スタートスイッチ30がONにならない場合には、ステップ100に戻る。一方、スタートスイッチ30がONとなった場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、当選抽選手段70により抽選処理が行われる。そして、次の
ステップ102に進む。
ステップ102において、抽選結果に基づいて対象リールの特定が行われる。なお、前記したように、遊技状態によっては対象リールの特定が行われない場合もあり、このときには本ステップは省略される。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール40が回転開始する。すなわち、回転リール40は定常回転となるまで加速され、その後は通常速度を保ったまま回転する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、停止操作に基づく回転リール40の回転停止処理が行われる。具体的には、いずれかのストップスイッチ50がONとなったか否かが判断され、ストップスイッチ50がONとなった場合には、当該回転リール40の回転停止処理が行われる。なお、本実施の形態では、所定条件の下で所定のストップスイッチ50が操作された場合には、回転中の回転リール40の回転速度が変化するように形成されているが、この制御については後述する。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、全ての回転リール40が回転停止したか否かが判断される。全ての回転リール40が回転停止したか否かは、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かを判断してもよいし、3個のリールモータが全て駆動停止したかを判断するようにしてもよい。全ての回転リール40が回転停止していないと判定された場合にはステップ104に戻り、全ての回転リール40が回転停止したと判定された場合には、次のステップ106に進む。
ステップ106において、入賞したか否か、すなわち、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ107に進む。
ステップ107において、メダルの払い出しその他の入賞処理が行われる。そして、遊技が終了する。
前記ステップ106において、入賞していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了する。
(回転速度変更制御)
次に、速度変更制御手段100による回転リール40の回転速度変更制御を、制御例1乃至制御例3に分けて、図4乃至図6のフローを用いて説明する。
(制御例1)
制御例1は、回転速度を段階的に変化させるように形成したものである。
まず、図4のステップ200において、第一停止(最初の停止操作)は対象リールか否か、すなわち最初に操作されたストップスイッチ50は対象リールに対応するものか否かが判断される。第一停止が対象リールでない場合には、次のステップ201に進む。
ステップ201において、回転中の2個の回転リール40の回転速度を低速に変更する。そして次のステップ202に進む。
ステップ202において、第二停止(二番目の停止操作)は対象リールか否かが判断される。第二停止が対象リールでない場合には、次のステップ203に進む。
ステップ203において、回転中の回転リール40の回転速度を超低速に変更する。そして速度変更制御を終了する。
前記ステップ200において第一停止が対象リールに係る場合、及び前記ステップ202において第二停止が対象リールに係る場合には、ステップ204に進む。
ステップ204において、回転中の回転リール40の回転速度をそのまま保持させる。すなわち、停止リール判定手段102は判定信号を出力しないので、発信パルス変更手段103は発信パルスの周波数を変更せず、回転リール40が通常速度で回転中の場合には通常速度、回転リール40が低速で回転中の場合には低速が維持される。そして、速度変更制御を終了する。
上記フローを用いた場合の、回転リール40の回転速度変化を具体時に説明する。
例えば、「チェリー−チェリー−any」の図柄構成からなる「二連チェリー」が当選した場合、第一停止操作リール(最初にストップスイッチ50が操作された回転リール40)が左リール41又は中リール42であった場合には、残りの回転中の回転リール40の回転速度は変化しない。一方、第一停止操作リールが右リール43であった場合には、左リール41及び中リール42の回転速度が低速になる。そこで、低速となった左リール41及び中リール42のチェリー図柄を有効入賞ライン上に揃えて停止させるように、チェリー図柄を狙って目押しをすればよい。なお、右リール43を停止させた後、左リール41及び中リール42のいずれについて停止操作を行っても、最終停止操作リール(最後にストップスイッチ50の操作が行われる回転リール40)の回転速度は変化しない。
また、「ベル−リプレイ−リプレイ」の図柄構成からなる当選役の入賞が、有利遊技区間(例えばRT)の終了契機となっているような場合、有利遊技をできるだけ長く継続させるためには、「ベル−リプレイ−リプレイ」の入賞を避けなければならない。ここで、中リール42及び右リール43のリプレイ図柄は目押し不要図柄であるとすると、「ベル−リプレイ−リプレイ」が当選した場合、第一停止操作リールが左リール41であった場合には、中リール42、右リール43の回転速度は変化しない。一方、第一停止操作リールが中リール42又は右リール43であった場合には、左リール41及び残りの回転リール40(右リール43又は中リール42)の回転速度が低速になる。ここで、次に左リール41について停止操作した場合には中リール42の回転速度は変化しない(低速のままである)が、左リール41以外の回転リール40(右リール43又は中リール42)について停止操作した場合には、左リール41の回転速度は超低速になる。従って、目押しの技量が多少劣る遊技者は、第二停止の際に低速回転している左リール41のベル図柄が有効入賞ライン上に停止しないようにベル図柄を外して目押しをし、目押しの技量が極めて劣る遊技者は、第二停止で左リール41を避け第三停止の際に超低速回転している左リール41のベル図柄を外して目押しをすればよい。そして、ベル図柄を有効入賞ライン上から外れた位置に停止させることができれば、有利遊技の終了を回避することができる。
このように、制御例1では、対象リールが2個の場合には、回転リール40の回転速度が超低速になる場合はないが、対象リールが1個の場合には、対象リールの回転速度を、低速とするか超低速とするか、遊技者が選択できるものとなる。
なお、上記ステップ201では、回転中の2個の回転リール40の回転速度を低速にするようにしてあったが、対象リールが1個の場合には、対象リールのみを低速にするようにしてもよい。このように形成した場合には、目押しの必要な図柄が配置されている回転リール40を見分けることができ、これによってチェリーなどの当選役の当選を報知することができるという利点がある。
(制御例2)
制御例2は、対象リールが1個か2個かによって、さらに対象リールが1個の場合には、二番目に停止操作したリールが対象リールか否かによって、回転速度が変わるようにしたものである。
まず、図5のステップ300において、第一停止は対象リールか否かが判断される。第一停止が対象リールに係る場合には、ステップ306に進み、回転速度を変更しないまま制御を終了する。第一停止が対象リールでない場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、対象リールは2個特定されているか否かが判断される。対象リールが2個でない場合、すなわち対象リールが1個の場合には、次のステップ302に進む。
ステップ302において、対象リールの回転速度を減速して回転速度を低速に変更する。そして次のステップ303に進む。
ステップ303において、第二停止は対象リールか否かが判断される。第二停止が対象リールでない場合には、次のステップ304に進む。
ステップ304において、対象リールの回転速度を加速して通常速度に戻す。そして速度変更制御を終了する。
前記ステップ301において、対象リールが2個の場合には、ステップ305に進む。
ステップ305において、2個の対象リールを減速して回転速度を低速に変更する。そして速度変更制御を終了する。
前記ステップ303において第二停止が対象リールに係る場合には、ステップ306に進む。
ステップ306において、回転中の回転リール40の回転速度を変更しない。これにより、最後に残った回転リール40の回転速度は低速を保ったままとなる。そして速度変更制御を終了する。
なお、上記ステップ305において、減速により回転速度を超低速に変更するようにしてもよい。低速にするか超低速にするかを、当選役の種類に応じて決定してもよい。
上記フローによれば、例えば「チェリー−チェリー−any」の図柄構成からなる「二連チェリー」が当選した場合、第一停止操作リールが右リール43であったときには、左リール41、中リール42の回転速度が低速になって、二連チェリーの当選を予測できると同時に、低速(あるいは超低速)で回転している左リール41、中リール42についての目押しが容易に行える。また、例えば「チェリー−any−any」の図柄構成からなる「チェリー」が当選した場合、第一停止操作リールが右リール43であったときには、左リール41の回転速度のみが低速になって、チェリーの当選を予測できる。ここで、目押しに自信がない遊技者ならば、第二停止で低速回転している左リール41のチェリー図柄を狙って停止操作を行えばよいが、通常の回転速度に慣れている上級者では、低速回転のリールはかえって停止させ難い場合もある。そのようなときには、第二停止では左リール41を避けて中リール42について停止操作し、左リール41を通常速度に戻してからチェリー図柄を狙って停止操作することができる。
このように、制御例2によれば、対象リールが1個の場合には、対象リールの回転速度を、低速とするか通常速度とするか、遊技者が選択できるものとなる。また、対象リールが1個か2個かによって速度変化する回転リール40が異なるので、何の役が当選しているかを知ることができる。
(制御例3)
制御例3は、対象リールが1個の場合に、対象リール以外のどちらの回転リール40を先に停止させるかによって、対象リールの回転速度が変わるようにしたものである。
ここで、図中「リールX」とは、対象リール以外の2個の回転リール40のうち、当選役を構成する図柄配列に応じて予め定められたいずれかの回転リール40である。例えば、当選役が「チェリー−any−any」の図柄構成からなる場合には右リール43、当選役が「any−any−ベル」の図柄構成からなる場合には左リール41、のように、リールXとして選択される回転リール40が予め設定されているものである。
まず、図6のステップ400において、第一停止は対象リールか否かが判断される。第一停止が対象リールに係る場合には、ステップ404に進み、回転速度を変更しないまま制御を終了する。第一停止が対象リールでない場合には、次のステップ401に進む。
ステップ401において、第一停止はリールXか否かが判断される。上記した例によれば、チェリーが当選している場合には右リール43について停止操作されたか、ベルが当選している場合には左リール41について停止操作されたか否かを判断する。第一停止がリールXに係る場合には、次のステップ402に進み、対象リールの回転速度を減速させて低速に変更する。そして制御を終了する。
前記ステップ401において、第一停止がリールXでない場合には、ステップ403に進み、対象リールの回転速度を加速させて高速に変更する。そして制御を終了す
上記フローによれば、例えばチェリーが当選した場合、第一停止操作リールが右リール43であった場合には左リール41が低速回転となり、第一停止操作リールが中リール42であった場合には左リール41が高速回転となる。これは、目押しをし易い回転速度は、個人により異なることを考慮したものである。
このように、制御例3によれば、対象リールが1個の場合に、対象リールの回転速度を、低速とするか高速とするか、遊技者が選択できるものとなる。
なお、制御例3の変形例として、ステップ401で第一停止がリールXに係る場合には対象リールを超低速にし、第一停止がリールXでない場合には対象リールを低速にするように形成してもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、目押しの必要でない回転リール40の停止操作を先に行うことにより、目押しの必要な回転リール40の回転速度が変化(減速加速を含む)するので、目押しの必要な回転リール40を遊技者に報知することができるとともに、回転速度を遅くする場合には目押しの必要な回転リール40の目押しを容易にすることができる。また、停止操作の順番によって、回転速度を異ならせることにより、遊技者が好みの速度を選択することができる。
なお、本発明においては、上記した制御例1乃至3及び変形例の少なくともいずれか1つを実行可能であればよく、全ての制御例を実行可能であってもよい。例えば当選役の種類や遊技状態によって使い分けるようにしてもよい。
また、本発明は、スロットマシン以外の遊技機、例えば遊技媒体としてパチンコ球を用いてスロットマシンと同様な遊技を行わせるパロット遊技機などにも応用できるものである。
10 スロットマシン 13 図柄表示窓
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
50 ストップスイッチ 66 演出表示装置
70 当選抽選手段 80 リール制御手段
90 回転制御手段 100 速度変更制御手段
101 対象リール特定手段 102 停止リール判定手段
103 発信パルス変更手段(回転速度変更手段)
110 停止制御手段 120 入賞判定手段

Claims (1)

  1. 表面に複数の図柄が表示された複数の回転リールと、
    前記回転リールの図柄を正面側から視認可能とする図柄表示窓と、
    前記各回転リールを回転開始させるためのスタートスイッチと、
    前記各回転リールの回転をそれぞれ停止させるための複数のストップスイッチと、
    所定の図柄配列から構成される当選役について当選か否かの当選判定の抽選を行うとともに、前記スタートスイッチの操作に基づいて前記回転リールを回転させ、前記当選判定の抽選結果及び前記各ストップスイッチの操作に基づいて、当該ストップスイッチに対応する前記回転リールの回転停止を制御する制御装置とを少なくとも備え、
    前記当選判定の抽選の結果、所定の当選役が当選し、かつ複数の前記回転リールをすべて停止させた状態で、前記図柄表示窓から視認可能な前記各回転リールの当選役を構成する図柄が、所定の入賞態様で停止することにより入賞となり、入賞に応じて遊技者に対して利益が付与される遊技機において、
    前記当選役として、当選役を構成する図柄に、当選時に前記ストップスイッチを所定のタイミングで操作しなければ回転リール上のその図柄を入賞可能となる位置に停止させることができない要目押し図柄と、当選時に前記ストップスイッチを所定のタイミングで操作しなくても回転リール上のその図柄を入賞可能となる位置に停止させることができるように設定された目押し不要図柄とを含む目押し不要役を設け、
    前記制御装置には、
    回転中の前記回転リールの回転速度を変化させることができる回転速度変更手段と、
    前記当選判定の抽選結果に応じて、前記回転速度変更手段による回転速度変更の対象となる回転リールである対象リールを特定するための対象リール特定手段とを設け、
    前記対象リール特定手段は、前記目押し不要役が当選した場合には、当該目押し不要役を構成する要目押し図柄を表示図柄中に含み、かつその要目押し図柄を所定位置に停止させることにより他の回転リールの停止図柄とともに入賞の図柄態様を構成することとなる回転リールを、前記対象リールとして特定し、
    前記回転速度変更手段は、最初に操作されたストップスイッチに対応する回転リールが対象リールである場合には、回転中のいずれの回転リールについても回転速度を変更することなく、最初に操作されたストップスイッチに対応する回転リールが対象リールでない場合には、回転中の少なくとも対象リールの回転速度を、通常の回転速度と異なる速度に変更可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
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