JP5357552B2 - 電動式ブラシ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動力駆動の電動式ブラシ装置に関するものであり、特に人体の頭皮等を洗浄したりマッサージしたりするための電動式ブラシ装置に関するものである。
従来、この種の電動式ブラシ装置としては、内部に往復駆動手段が設けられた駆動部によって、ブラシ部の基板の周縁が前記駆動部に固定された状態で、前記基板を湾曲凸状態と湾曲凹状態との間で繰り返し変形させることで、前記基板に対して交差する方向に突出して設けられた複数の突起を繰り返し相互に開閉させ、この動作によって、頭皮等を洗浄したりマッサージしたりするものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。なお、前記突起は、比較的軟質な合成樹脂やエラストマー等、可撓性及び弾性を有する材質によって形成されている。
特許第3991360号公報
しかしながら、このような電動式ブラシ装置においては、洗浄効果やマッサージ効果を高めるために前記突起の数を多くすると、毛髪の生えている頭部に対して使用する場合、前記突起が撓むことで、突起同士によって毛髪が挟まれてしまう虞があった。そして、前記突起によって毛髪が挟まれると、使用者が痛みを感じたり、或いは毛髪が抜けてしまったりする虞があった。
本発明は以上の問題点を解決し、使用中に毛髪を挟みにくくすることができる電動式ブラシ装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の電動式ブラシ装置は、駆動部と、この駆動部によって動作するブラシ部とを有し、前記ブラシ部が、可撓性を有する材質から成る基部と、この基部の面に対して交差する方向に突出して設けられた複数の突起とを有して構成され、前記駆動部が、前記ブラシ部の基部の周縁を着脱自在に保持する枠体と、前記基部の面と交差する方向にこの基部を撓ませる往復駆動手段とを有して構成される電動式ブラシ装置において、前記基部の中心回りに、それぞれ複数の前記突起を有する突起列を同心状に複数設けると共に、前記基部の中心から何れかの一の突起列に属する突起を通って延びる一の輻線を前記一の突起列に属する突起毎に複数定義した場合、前記基部の中心から前記各一の輻線の間を通って延びるよう定義される他の輻線上にのみ、前記一の突起列の内側又は外側に隣接する他の突起列に属する突起を設けたものである。
また、本発明の請求項2に記載の電動式ブラシ装置は、請求項1において、前記基部の中心から前記突起を通って延びるよう定義される全ての前記輻線上に、前記突起がそれぞれ一つだけ設けられるものである。
本発明の請求項1に記載の電動式ブラシ装置は、以上のように構成することにより、ブラシ部を頭皮等に押し当てた際に、何れかの一の突起列に属する突起が撓む方向に、隣接する他の突起列に属する突起が位置しないので、何れかの一の突起列に属する突起と、隣接する他の突起列に属する突起とを当接しにくくすることができる。これによって、何れかの一の突起列に属する突起と、隣接する他の突起列に属する突起とで、毛髪等を挟みにくくすることができる。
また、前記基部の中心から前記突起を通って延びるよう定義される全ての前記輻線上に、前記突起がそれぞれ一つだけ設けられるように構成することで、全ての前記突起が、前記基部の中心から延びる輻線上に重複しないので、前記各突起列の間隔を狭くして前記突起の数を多くしたとしても、これらの突起同士で毛髪等を挟みにくくすることができる。
本発明の第一の実施形態を示す電動式ブラシ装置の側面図である。 同、無負荷状態において、ブラシ部の基板が湾曲凸状態となった場合における、一部を切り欠いた側面図である。 同、図2の状態のブラシ部を突起側から見た外観図である。 同、無負荷状態において、ブラシ部の基板が湾曲凹状態となった場合における、一部を切り欠いた側面図である。 同、図4の状態のブラシ部を突起側から見た外観図である。 同、突起を頭皮に押し当てた状態において、ブラシ部の基板が湾曲凸状態となった場合における、一部を切り欠いた側面図である。 同、突起を頭皮に押し当てた状態において、ブラシ部の基板が湾曲凹状態となった場合における、一部を切り欠いた側面図である。 本発明の第二の実施形態を示す電動式ブラシ装置のブラシ部を突起側から見た外観図である。 同、ブラシ部の断面図である。 本発明の更に他の実施形態を示す電動式ブラシ装置のブラシ部を突起側から見た外観図である。
以下、本発明の第一の実施形態について、図1乃至図7に基づいて説明する。1は本発明の電動式ブラシ装置である。この電動式ブラシ装置1は、駆動部としての本体2と、この本体2に対して着脱自在に保持されるブラシ部3とで構成されている。
前記本体2は、合成樹脂等によって構成される外殻体4に、二次電池5と、図示しない制御回路と、これらの二次電池5及び制御回路によって作動させられる電動機6と、この電動機6の駆動軸の回転速度を減速する減速機構7と、この減速機構7を介して伝えられた前記電動機6の駆動軸の回転運動を往復運動に変換する往復駆動手段8とを収容して構成されている。なお、前記往復駆動手段8は、回転運動を往復運動に変換出来るものであれば良く、例えば、クランク機構やスコッチヨーク機構等を用いることができる。また、前記本体2の防水性を保つことができるのであれば、二次電池5に代えて一次電池を用いても良い。これによって、駆動部としての前記本体2は、前記電動機6の駆動軸の回転運動が、前記減速機構7によって減速された後、前記往復駆動手段8によって往復運動に変換され、この往復駆動手段8を構成する往復部材9を、図1における左右方向に往復運動させるように構成されている。そして、前記外殻体4には開口部10が形成されており、この開口部10が合成ゴム等でダイヤフラム状に形成された防水膜11によって水密に閉塞されている。また、前記防水膜11の中央部分は、前記往復部材9とフック保持体12とで挟持された状態で、ビス等で締め付け固定することで、前記往復部材9とフック保持体12の間で水密に保持されている。更に、前記フック保持体12には、金属製の線材等を曲げて形成したフック13が取り付けられている。そして、前記電動機6を作動させることで、前記往復駆動手段8の往復部材9が往復動し、これに伴ってダイヤフラム状の防水膜11が撓むと共に、前記フック保持体12に取り付けられたフック13が往復動するように構成されている。なお、前記外殻体4には、前記開口部10を囲むように枠体14が形成されていると共に、この枠体14の全周に亘って、この枠体14の外側に突出した係止受部15が形成されている。
前記ブラシ部3は、基部16と、この基部16に設けられた複数の突起17とで構成されている。なお、本実施形態では、前記基部16と突起17とを一体に形成したが、前記基部16と突起17とを別体に形成した後、結合させても良い。前記基部16は、可撓性を有するエラストマー等によって形成されている。そして、前記基部16は、突起17側から見て略円形であると共に、自然状態において、中央が外側に滑らかに膨らんだ凸形状に形成されている。また、前記基部16は、その外周からリブ18が全周にわたって一体に形成されていると共に、このリブ18の内側に、前記係止受部15と係合する係止部19が形成されている。更に、前記基部16の裏面には、その中心部に前記フック13を受けるフック受部20が形成されている。また、前記突起17は、前記基部16の中心Xを基準として、同心円状に複数列、本実施形態では3列、設けられている。即ち、前記突起17の群は、前記基部16の最外周の仮想外側輪C1上に設けられた第一突起列21と、前記仮想外側輪C1の内側の仮想中間輪C2上に設けられた第二突起列22と、前記仮想中間輪C2の内側の仮想内側輪C3上に設けられた第三突起列23とで構成されている。また、前記ブラシ部3の自然状態において、前記各突起17は、前記基部16上に全体として先端が外側に広がった状態で設けられている。更に、前記各突起17は、先端側がやや細くなった略棒状に形成されていると共に、その先端が丸く形成されている。
そして、前記第一突起列21に属する突起17を通って前記基部16の中心Xから延びるように定義される複数の第一仮想輻線R1及び第三仮想輻線R3間を通るように、前記第一突起列21に隣接する前記第二突起列22に属する突起17を通って前記基部16の中心Xから延びる複数の第二仮想輻線R2が定義される。(逆に、前記第一仮想輻線R1及び第三仮想輻線R3が、それぞれ前記仮想輻線R2間を通るように定義されていると言うこともできる。)また、前記各第二仮想輻線R2間を通るように、前記第二突起列22に隣接する前記第三突起列23に属する突起17を通って前記基部16の中心Xから延びる複数の前記第三仮想輻線R3が定義される。(なお、前記仮想輻線R1,R2,R3は、それぞれ前記基部16の中心Xを通る直線ではなく、前記基部16の中心Xを始点とする半直線である。)そして、前記第一仮想輻線R1上には、前記第一突起列21に属する突起17のみが設けられており、前記第一突起列21に隣接する第二突起列22に属する突起17は設けられていない。また、前記第二仮想輻線R2上には、前記第二突起列22に属する突起17のみが設けられており、前記突起列22に隣接する前記第一及び第三突起列21,23に属する突起17は設けられていない。更に、前記第三仮想輻線R3上には、離間する前記第一及び第三突起列21,23に属する突起17が設けられているものの、前記第一及び第三突起列21,23に隣接する前記第二突起列22に属する突起17は設けられていない。なお、本実施形態では、説明の簡略化のために、前記ブラシ部3の基部16の形状を円形にしたが、楕円形等、他の形状にしても良い。また、本実施形態では、前記第一突起列21に属する突起17が24本、前記第二突起列22に属する突起17が24本、前記第三突起列23に属する突起17が12本設けられているので、前記第一仮想輻線R1が24本、前記第二仮想輻線R2が24本、前記第三仮想輻線R3が12本(但し、前記第三仮想輻線R3は前記第一仮想輻線R1の半数と一致する)定義されるが、図面が煩雑になることを防ぐため、図3及び図5では、説明に必要な最低限の表記にとどめた。更に、本実施形態において、図6及び図7では、動作の説明に最低限必要な突起17のみを記載し、その他の突起17は省略した。
次に、本実施形態の作用について説明する。まず使用者は、前記ブラシ部3を把持し、このブラシ部3の基部16の裏面に形成されたフック受部20を前記本体2の外殻体4の開口部10内で露出した前記フック13に掛けた後、前記係止部19を前記係止受部15に係合させることで、前記ブラシ部3を前記本体2に対して取り付ける。なお、前記フック13が最も外側に突出した状態で前記本体2に取り付けられた前記ブラシ部3は、このブラシ部3の自然状態における形状とほぼ等しい形状となっている。そして、このように前記ブラシ部3が前記本体2に取り付けられた状態で、使用者が前記本体2を把持し、図示しないスイッチを操作することで、前記電動機6が作動して、この電動機6の駆動軸が回転する。そして、この駆動軸6の回転運動が、前記減速機構7によって減速された後、前記往復駆動手段8によって往復運動に変換されることで、前記往復駆動手段8の往復部材9、ひいてはこの往復部材9に取り付けられたフック保持体12及びフック13は、図1における左右方向に往復動する。なお、前記前外殻体4の開口部10は前記防水膜11によって水密に封止されているため、前記開口部10から前記本体2内に水が侵入することが防止される。また、前記防水膜11は合成ゴム等によってダイヤフラム状に形成されているため、前記往復部材9及びフック保持体12の往復運動に従動して撓むことで、前記開口部10の封止状態を保つことができる。そして、前記フック13が往復動することで、このフック13が掛けられた前記フック受部20を有する前記ブラシ部3の基部16は、図2と図4の状態の間で、前記基部16の中央部の面方向に対して直交する方向に繰り返し撓むことになる。なお、このとき、前記基部16が撓むことで、この基部16に設けられた突起17も動くことになる。具体的には、無負荷の状態において、前記各突起17は、前記基部16が最も突出した図2の状態において、全体として先端が広がった状態(開いた状態)であると共に、前記基部16が最も凹んだ図4の状態において、少なくとも前記第二及び第三突起列22,23の突起17群の先端が狭まった状態(閉じた状態)となる。
そして、このように動作する突起17を人体の頭皮S等に押し当てて、頭皮Sの洗浄やマッサージを行うと、図6と図7に示す状態の間で動作することになる。即ち、前記基部16が最も突出した図2の状態から、前記各突起17を凸曲面状の頭皮S等に押し当てると、図6に示すように前記各突起17が撓むことになる。この際、前述したように、図2の状態で、前記各突起17が全体として先端が広がった状態(開いた状態)となっていることから、前記各突起17を頭皮S等に押し当てると、前記各突起17は、それ自身を通る前記仮想輻線R1,R2,R3に沿って、前記基板16の中心Xから離れる方向(遠心方向)に撓んで倒れることになる。そして、前記基部16が前記往復駆動手段8によって引き込まれて凹むと、図7に示す状態となる。即ち、前記各突起17は、突起列によって移動量が異なるものの、前記突起17自身を通る前記仮想輻線R1,R2,R3に沿って、前記基板16の中心Xに近付く方向(求心方向)に首振り運動する。この際、前記各突起17は、撓み量を増減させながら、首振り運動することになる。そして、前記突起17群を頭皮Sに当接させた状態で開閉させることで、頭皮Sは、揉まれるように、或いは掻かれるように刺激を受ける。なお、図示しないが、図4の状態から頭皮Sに前記各突起17を押し当てた場合、少なくとも前記第二及び第三突起列22,23の突起17は、それ自身を通る前記仮想輻線R1,R2,R3に沿って、前記基板16の中心Xに近付く方向(求心方向)に撓んで倒れることになる。
なお、頭皮Sを洗浄或いはマッサージする場合、撓んで倒れた前記突起17間に毛髪が挟まれる可能性がある。しかしながら、同じ突起列に属する前記突起17同士は、十分な間隔を置いて設けられていると共に、何れもそれら自身を通る前記仮想輻線R1,R2,R3に沿って撓んで倒れるので、前記各突起17同士が接触する可能性を低くすることができる。従って、同じ突起列に属する前記突起17間に毛髪が挟まれる可能性を低くすることができる。また、前述したように、前記第一突起列21に属する突起17とこれに隣接する第二突起列22に属する突起17、或いは前記第二突起列22に属する突起17とこれに隣接する第三突起列23に属する突起17が、共通の前記仮想輻線R1,R2,R3上に設けられていないので、前記突起17が頭皮Sに押し付けられることで撓んで倒れたとしても、前記各突起17が倒れる方向に、隣接した突起列に属する他の突起17が存在しないことで、前記各突起17同士が接触する可能性を低くすることができる。従って、互いに隣接する突起列に属する前記突起17間に毛髪が挟まれる可能性を低くすることができる。なお、本例では、前記第三突起列23に属する突起17と前記第一突起列21に属する突起17の一部とが、共通の前記第三仮想輻線R3上に位置するが、前記第一突起列21と第三突起列23とが隣接していないことで十分に離れているので、前記第三仮想輻線R3に沿って前記第三突起列23に属する突起17と前記第一突起列21に属する突起17とが倒れたとしても、これらが接触する可能性は低い。従って、前記第三突起列23に属する突起17と前記第一突起列21に属する突起17との間に毛髪が挟まれる可能性は低い。このように、前記各突起17間に毛髪が挟まる可能性を低くすることで、使用者が痛みを感じたり、或いは毛髪が抜けてしまったりする虞を減ずることができる。
以上のように本発明は、可撓性を有する材質から成る基部16及びこの基部16の面に対して交差する方向に突出して設けられた複数の突起17とを有して構成されるブラシ部3と、前記基部16の周縁を着脱自在に保持する枠体14及び前記基部16の面と交差する方向にこの基部16を撓ませる往復駆動手段8とを有して構成される本体2とで構成される電動式ブラシ装置1であって、前記複数の突起17を、前記基部16の中心X回りに複数列環状に設けると共に、互いに隣接する突起列に属する前記突起17を、前記基部16の中心Xから延びる仮想輻線R1,R2,R3上に排他的に設けることで、前記ブラシ部3を頭皮S等に押し当てて前記突起17を撓ませたとしても、互いに隣接する突起列に属する前記突起17同士が当接しにくいので、これらの突起17間に毛髪等を挟みにくくすることができるものである。
次に、本発明の第二の実施形態について、図8及び図9に基づいて説明する。なお、本実施形態と第一の実施形態は、本実施形態のブラシ部30と第一の実施形態のブラシ部3が相違し、駆動部としての本体2が共通するので、前記本体2については、その説明を省略する。
前記ブラシ部30は、基部31と、この基部31に設けられた複数の突起32とで構成されている。なお、本実施形態では、前記基部31と突起32とを一体に形成したが、前記基部31と突起32とを別体に形成した後、結合させても良い。前記基部31は、可撓性を有するエラストマー等によって形成されている。そして、前記基部31は、突起32側から見て略円形であると共に、自然状態において、中央が外側に滑らかに膨らんだ凸形状に形成されている。また、前記基部31は、その外周からリブ33が全周にわたって一体に形成されていると共に、このリブ33の内側に、前記本体2の係止受部15と係合する係止部34が形成されている。更に、前記基部31の裏面には、その中心部に前記本体2のフック13を受けるフック受部35が形成されている。また、前記突起32は、前記基部31の中心Xを基準として、同心円状に複数列、本実施形態では3列、設けられている。即ち、前記突起32の群は、前記基部31の最外周の仮想外側輪C1上に設けられた第一突起列36と、前記仮想外側輪C1の内側の仮想中間輪C2上に設けられた第二突起列37と、前記仮想中間輪C2の内側の仮想内側輪C3上に設けられた第三突起列38とで構成されている。また、前記ブラシ部30の自然状態において、前記各突起32は、前記基部31上に全体として先端が外側に広がった状態で設けられている。更に、前記各突起32は、先端側がやや細くなった略棒状に形成されていると共に、その先端が丸く形成されている。
そして、前記第一突起列36に属する突起32を通って前記基部31の中心Xから延びるよう定義される複数の第一仮想輻線R1は、前記第二突起列37に属する突起32を通って前記基部31の中心Xから延びるよう定義される複数の第二仮想輻線R2の間、或いは複数の前記第二仮想輻線R2と前記第三突起列38に属する突起32を通って前記基部31の中心Xから延びるよう定義される複数の第三仮想輻線R3との間を通る。同様に、複数の前記第二仮想輻線R2は、複数の前記第一仮想輻線R1の間或いは複数の前記第一仮想輻線R1と第三仮想輻線R3との間を通り、前記複数の第三仮想輻線R3は、複数の前記第一仮想輻線R1と第二仮想輻線R2との間を通る。(なお、前記仮想輻線R1,R2,R3は、それぞれ前記基部31の中心Xを通る直線ではなく、前記基部31の中心Xを始点とする半直線である。)そして、前記第一仮想輻線R1上には、前記第一突起列36に属する突起32が設けられているものの、他の突起列37,38に属する突起32は設けられていない。また、前記第二仮想輻線R2上には、前記第二突起列37に属する突起32のみが設けられており、他の突起列36,38に属する突起32は設けられていない。更に、前記第三仮想輻線R3上には、前記第三突起列38に属する突起32のみが設けられており、他の突起列36,37に属する突起32は設けられていない。なお、本実施形態でも、説明の簡略化のために、前記ブラシ部30の基部31の形状を円形にしたが、楕円形等、他の形状にしても良い。また、本実施形態では、前記第一突起列36に属する突起32が24本、前記第二突起列37に属する突起32が24本、前記第三突起列38に属する突起32が12本設けられているので、前記第一仮想輻線R1が24本、前記第二仮想輻線R2が24本、前記第三仮想輻線R3が12本定義されるが、図面が煩雑になることを防ぐため、図8では、説明に必要な最低限の表記にとどめた。
次に、本実施形態の作用について説明する。まず使用者は、前記ブラシ部30を把持し、このブラシ部30の基部21の裏面に形成されたフック受部35を前記本体2の外殻体4の開口部10内で露出した前記フック13に掛けた後、前記係止部34を前記係止受部15に係合させることで、前記ブラシ部30を前記本体2に対して取り付ける。なお、前記フック13が最も外側に突出した状態で前記本体2に取り付けられた前記ブラシ部30は、このブラシ部30の自然状態における形状とほぼ等しい形状となっている。そして、このように前記ブラシ部30が前記本体2に取り付けられた状態で、使用者が前記本体2を把持し、図示しないスイッチを操作することで、前記電動機6が作動して、この電動機6の駆動軸が回転する。そして、この駆動軸6の回転運動が、前記減速機構7によって減速された後、前記往復駆動手段8によって往復運動に変換されることで、前記往復駆動手段8の往復部材9、ひいてはこの往復部材9に取り付けられたフック保持体12及びフック13は、往復動する。そして、前記フック13が往復動することで、このフック13が掛けられた前記フック受部35を有する前記ブラシ部30の基部31は、この基部31の中央部の面方向に対して直交する方向に繰り返し撓むことになる。なお、このとき、前記基部31が撓むことで、この基部31に設けられた突起32も動くことになる。具体的には、無負荷の状態において、前記各突起32は、前記基部31が最も突出した状態において、全体として先端が広がった状態(開いた状態)であると共に、前記基部31が最も凹んだ状態において、少なくとも前記第二及び第三突起列37,38の突起32群の先端が狭まった状態(閉じた状態)となる。
そして、このように動作する突起32を人体の頭皮S等に押し当てると、前記突起32群によって頭皮S等が洗浄或いはマッサージされることになる。即ち、前記基部31が最も突出した状態から、前記各突起32を凸曲面状の頭皮S等に押し当てると、前記各突起32が撓むことになる。この際、前述したように、前記基部31が最も突出した状態において、前記各突起32が全体として先端が広がった状態(開いた状態)となっていることから、前記各突起32を頭皮S等に押し当てると、前記各突起32は、それら自身を通る仮想輻線R1,R2,R3に沿って、前記基板31の中心Xから離れる方向(遠心方向)に撓んで倒れることになる。そして、前記基部31が前記往復駆動手段8によって引き込まれて凹むと、前記各突起32は、突起列によって移動量が異なるものの、前記突起32自身を通る仮想輻線R1,R2,R3に沿って、前記基板31の中心Xに近付く方向(求心方向)に首振り運動する。この際、前記各突起32は、撓み量を増減させながら、首振り運動することになる。そして、前記突起32群を頭皮Sに当接させた状態で開閉させることで、頭皮Sは、揉まれるように、或いは掻かれるように刺激を受ける。なお、図示しないが、前記突起32群の先端が狭まった状態(閉じた状態)から頭皮Sに前記各突起32を押し当てた場合、内側の幾つかの突起列に属する前記突起32は、それら自身を通る仮想輻線R1,R2,R3に沿って、前記基板31の中心Xに近付く方向(求心方向)に撓んで倒れることになる。
なお、頭皮Sを洗浄或いはマッサージする場合、撓んで倒れた前記突起32間に毛髪が挟まれる可能性がある。しかしながら、同じ突起列に属する前記突起32同士は、十分な間隔を置いて設けられていると共に、何れも前記突起32自身を通る仮想輻線R1,R2,R3に沿って撓んで倒れるので、前記各突起32同士が接触する可能性を低くすることができる。従って、同じ突起列に属する前記各突起32間に毛髪が挟まれる可能性を低くすることができる。また、前述したように、前記第一突起列36に属する突起32と前記第二突起列37に属する突起32と前記第三突起列38に属する突起32とが、共通の仮想輻線R1,R2,R3上に設けられていない、即ち、一つの仮想輻線R1,R2,R3上には、前記突起32が一つだけしか設けられないので、前記突起32が頭皮Sに押し付けられることで撓んで倒れたとしても、前記各突起32が倒れる方向に他の突起32が存在しないことで、前記各突起32同士が接触する可能性を低くすることができる。従って、異なる突起列に属する前記突起32間に毛髪が挟まれる可能性を低くすることができる。このように、前記各突起32間に毛髪が挟まる可能性を低くすることで、使用者が痛みを感じたり、或いは毛髪が抜けてしまったりする虞を減ずることができる。
以上のように本発明は、可撓性を有する材質から成る基部31及びこの基部31の面に対して交差する方向に突出して設けられた複数の突起32とを有して構成されるブラシ部30と、前記基部31の周縁を着脱自在に保持する枠体14及び前記基部31の面と交差する方向にこの基部31を撓ませる往復駆動手段8とを有して構成される本体2とで構成される電動式ブラシ装置であって、前記複数の突起32を、前記基部31の中心X回りに複数列環状に設けると共に、互いに隣接する突起列に属する前記突起32を、前記基部31の中心Xから延びる仮想輻線R1,R2,R3上に排他的に設けることで、ブラシ部30を頭皮S等に押し当てて前記突起32を撓ませたとしても、各突起32同士が当接しにくいので、前記各突起32間に毛髪等を挟みにくくすることができるものである。
また、本発明は、全ての前記各突起32を、前記基部31の中心Xから延びる前記仮想輻線R1,R2,R3上に排他的に設けることにより、各突起列36,37,38の間隔を狭くして前記突起32の数を多くしたとしても、前記各突起32間に毛髪等を挟みにくくすることができるものである。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施形態では、基部上に三列の突起列を設けたが、突起列の数は任意である。また、各突起列に設けられる突起の数も任意である。ここで、図10に示すように、ブラシ部40の各突起列46,47,48に属する突起42の数をそれぞれ奇数とした場合、仮想輻線R1とR2、或いは仮想輻線R3とR2とが直線状に並ぶ場合があり得る。この場合、基部41の中心Xを通る直線上に、互いに隣接する第一突起列46と第二突起列47の突起42、或いは互いに隣接する第二突起列47と第三突起列48の突起42が位置することになる。しかしながら、前述したように、前記仮想輻線R1,R2,R3は、何れも基部41の中心Xを始点とする半直線と定義されるので、前記第一突起列46の突起42を通る前記第一仮想輻線R1上には、前記第一突起列46に隣接する前記第二突起列47の突起42が設けられることはなく、また、前記第二突起列47の突起42を通る前記第二仮想輻線R2上には、前記第二突起列47に隣接する前記第一突起列46及び第三突起列48の突起42が設けられることはなく、前記第三突起列48の突起42を通る前記仮想輻線R3上には、前記第三突起列48に隣接する前記第二突起列47の突起42が設けられることはない。即ち、直線状に並ぶ二つの仮想輻線上に、互いに隣接する突起列の突起がそれぞれ設けられることがあったとしても、一つの仮想輻線上には、互いに隣接する突起列の突起が設けられることはない。更に、突起列によって、突起の太さ、長さ、或いは材質を違えても良い。
1 電動式ブラシ装置
2 本体(駆動部)
3,30,40 ブラシ部
4 外殻体
8 往復駆動手段
9 往復部材(往復駆動手段)
14 枠体
15 係止受部
16,31,41 基部
17,32,42 突起
21,36,46 第一突起列
22,37,47 第二突起列
23,38,48 第三突起列
X 中心
C1 仮想外側輪
C2 仮想中間輪
C3 仮想内側輪
R1 第一仮想輻線(輻線)
R2 第二仮想輻線(輻線)
R3 第三仮想輻線(輻線)

Claims (2)

  1. 駆動部と、この駆動部によって動作するブラシ部とを有し、前記ブラシ部が、可撓性を有する材質から成る基部と、この基部の面に対して交差する方向に突出して設けられた複数の突起とを有して構成され、前記駆動部が、前記ブラシ部の基部の周縁を着脱自在に保持する枠体と、前記基部の面と交差する方向にこの基部を撓ませる往復駆動手段とを有して構成される電動式ブラシ装置において、
    前記基部の中心回りに、それぞれ複数の前記突起を有する突起列を同心状に複数設けると共に、前記基部の中心から何れかの一の突起列に属する突起を通って延びる一の輻線を前記一の突起列に属する突起毎に複数定義した場合、前記基部の中心から前記各一の輻線の間を通って延びるよう定義される他の輻線上にのみ、前記一の突起列の内側又は外側に隣接する他の突起列に属する突起を設けたことを特徴とする電動式ブラシ装置。
  2. 前記基部の中心から前記突起を通って延びるよう定義される全ての前記輻線上に、前記突起がそれぞれ一つだけ設けられることを特徴とする請求項1記載の電動式ブラシ装置。
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