JP2010167048A - 電動式ブラシ装置 - Google Patents

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博栄 坂井
Masakazu Takeda
真和 武田
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Abstract

【課題】突起を必要以上に増やすことなく洗浄或いはマッサージ効果を高めることができるようにする。
【解決手段】可撓性を有する基板4及びこの表面4Sと交差する複数の突起5から成るブラシ部3を、駆動部としての電動式ブラシ装置本体2の枠体8及び往復駆動手段12に保持させ、前記基板4の中央に接続した前記往復駆動手段12によって、前記基板4をその表面4Sと交差する方向に繰り返し撓ませることで、前記各突起5を相互に繰り返し開閉させ、これらの突起5によって頭皮S等を洗浄又はマッサージする電動式ブラシ装置1であって、最も首振り角度が大きくなる突起群である第二突起列22に属する前記突起5の密度を、他の同心状に設けられた突起群である突起列21,23,24に属する前記突起5の密度よりも大きくしたことで、必要以上に前記突起5を増やすことなく、頭皮Sの洗浄或いはマッサージ効果を高めることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、電動式ブラシ装置に関するものであり、特に、頭皮の洗浄やマッサージ等に使用することができる電動式ブラシ装置に関するものである。
従来、この種の電動式ブラシ装置として、駆動部と、この駆動部によって動作する施療部(本願発明のブラシ部に相当する)とを有し、前記駆動部に、前記施療部の基板の周縁を前記駆動部に対する位置関係が固定された状態で着脱自在に保持する枠体を設けると共に、前記基板の中心に接続して該基板の面と交差する方向にこの基板を撓ませる往復駆動手段を設け、前記施療部が、可撓性を有する材質から成る前記基板と、この基板に突出して設けられた複数の突起とで構成されるマッサージ装置が知られている。そして、このマッサージ装置は、マッサージの際に、前記往復駆動手段によって前記施療部の基板を撓ませることで、この基板の撓みに伴って、この基板に設けられた複数の前記突起を繰り返し倒したり起こしたりさせることで相互に開閉させ、この相互に開閉する突起によって、揉んだり擦ったり叩いたりするように、頭皮を複雑にマッサージすることができるものである。これは、図8及び図9に示すように、駆動部101により駆動される施療部102における基板103が下に撓んだ湾曲凸状態と上に撓んだ湾曲凹状態との間で変形を繰り返す際、中心側から周辺側に配置された複数種類の突起104,105,106,107が、前記基板103の撓みに伴って動くことで、頭皮Sに押し当てた前記突起104,105,106,107によって頭皮Sを指先で行うようにマッサージすることができるというものである。
特開2007−229159号公報 特開2008−206902号公報
従来技術においては、前記基板103の撓みに伴って、前記各突起104〜107が起倒を繰り返すことで頭皮Sをマッサージできればよいものであるが、特許文献2のような、前記基板103が自然状態において外側に凸となる形状の施療部102を用いた構造では、実際には、前記基板103の中心側の突起104と、前記基板103の周辺側の突起107と、これら中心側と周辺側の中間に設けられた突起105,106とでは、前記基板103が下に撓んだ湾曲凸状態と上に撓んだ湾曲凹状態との間で変形を繰り返す際の首振り角度がそれぞれ異なる。これには様々な要因が考えられる。考えられる第一の要因は、前記基板103が湾曲凸状態から湾曲凹状態に変形する際に、前記基板103が一様に撓むのではなく、前記基板103の中央から変形が始まり、徐々に周辺部に撓みが広がってゆくので、前記往復駆動手段の振幅によっては、前記基板103の撓みが突起107付近に達する前に上死点に到達してしまったり、前記突起107付近の前記基板103が小さく撓んだ段階で上死点に到達してしまったりすることで、周辺側の突起107の首振り角度が小さくなる傾向があることである。考えられる第二の要因は、前記基板103の外周に、リブ状の縁が形成されていることで、前記基板103の周辺側が撓みにくくなっているので、周辺側の突起107の首振り角度が小さくなる傾向があることである。考えられる第三の要因は、前記基板103の中心に近いほど、前記基板103の変形量が小さいので、前記基板103の中心側の突起104の首振り角度が小さくなる傾向があることである。この結果、前記基板103の中心側の突起104と周辺側の突起107の首振り角度は比較的小さく、中間部の突起105,106の首振り角度は比較的大きくなる傾向がある。このように、前記基板103の部位によって、前記各突起103〜107の首振り角度が異なることで、洗浄やマッサージ効果の向上を狙って突起数を増やしたとしても、部位によっては突起が殆ど動かず、期待した程の効果の向上がないという問題が起こり得た。
本発明が解決しようとする課題は、基板を繰り返し撓ませることで突起が繰り返し相互に開閉するブラシ部を有する電動式ブラシ装置において、突起を徒に増やすことなく洗浄或いはマッサージ効果を高めることができるようにすることである。
請求項1の発明は、駆動部と、この駆動部によって動作するブラシ部とを有し、このブラシ部が、可撓性を有する材質から成る基板と、この基板の表面に突出して設けられた複数の突起とで構成され、前記駆動部に、前記基板の周縁を保持する枠体と、前記基板の中央部に接続してこの基板の面と交差する方向にこの基板を撓ませる往復駆動手段を設けた電動式ブラシ装置において、前記ブラシ部に複数の突起群を同心状に設けると共に、首振り角度が比較的大きい突起群の密度が大きくなるように、首振り角度が比較的小さい突起群の密度が小さくなるように構成したことを特徴とする電動式ブラシ装置である。
請求項2の発明は、前記各突起群が、それぞれ前記基部の中心回りに定義された仮想輪線に沿って設けられた突起列であり、首振り角度が比較的大きい突起列が、前記仮想輪線に沿ってその外側及び内側に前記突起を交互に設けることで構成されることを特徴とする請求項1記載の電動式ブラシ装置である。
請求項3の発明は、前記突起を棒状に形成すると共に、前記基部と前記各突起とを別体に構成し、これらの突起を前記基部に嵌合させたことを特徴とする請求項1又は2記載の電動式ブラシ装置である。
請求項1の発明によれば、首振り角度が比較的大きい、即ち洗浄やマッサージの効果の大きい突起群の密度を大きくすることで、頭皮等を効果的に洗浄或いはマッサージすることができると共に、首振り角度が比較的小さい、即ち洗浄やマッサージ効果の小さい突起群の密度を小さくすることで、突起の数を抑制することができる。
また、前記各突起群を、それぞれ前記基部の中心回りに定義された仮想輪線に沿って設けられた突起列とし、首振り角度が比較的大きい突起列を、前記仮想輪線に沿ってその外側及び内側に前記突起を交互に設けることで、単純に仮想輪線に沿って各突起を並べる場合に比べて、首振り角度が比較的大きい突起列の突起数を多くしつつ、各突起間距離を比較的大きくすることができるので、前記ブラシ体を頭皮に沿って動かした際に、各突起間における毛髪等の通りが妨げられることを防止することができる。
更に、前記基板に対し、棒状の前記突起が嵌合していることで、前記各突起が前記基板の撓みに与える影響を最小限にすることができるので、密に設けられた前記突起群の突起を、大きな角度で確実に首振り運動させ、洗浄やマッサージ効果を向上させることができる。
本発明の実施例1を示す電動式ブラシ装置の斜視図である。 同、断面図である。 同、ブラシ部の斜視図である。 同、ブラシ部の断面図である。 同、ブラシ部の底面図である。 同、湾曲凸状態におけるブラシ部の説明図である。 同、湾曲凹状態におけるブラシ部の説明図である。 従来例を示す湾曲凸状態のブラシ部周りの断面図である。 従来例を示す湾曲凹状態のブラシ部周りの断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図7は実施例1を示している。なお、本例においては、図2の姿勢を基準として上下を規定する。1は本発明の電動式ブラシ装置である。この電動式ブラシ装置1は、駆動部としての電動式ブラシ装置本体2と、この電動式ブラシ装置本体2の下部側に着脱自在に保持されるブラシ部3とを有して構成されている。
そして、前記ブラシ部3は、基板4と、この基板4の表面4Sと交差する方向である下方側に突出して設けられた複数の突起5と、これらの突起5の内側に円環状に並んで設けられた複数の小突起6と、これらの小突起6同士を接続するように設けられた環状壁7とを有して構成されている。なお、前記小突起6の前記表面4Sからの突出寸法は、前記突起5の前記表面4Sからの突出寸法よりも小さく、また、前記環状壁7の前記表面4Sからの突出寸法は、前記小突起6の前記表面4Sからの突出寸法よりも小さい。更に、前記小突起6と環状壁7によって、前記基板4が内外に区画される。また、前記基板4は、平面視で楕円状であって、可撓性及び弾性を有するエラストマーによって形成されている。また、前記基板4は、自然状態において、外側に凸(即ち、湾曲凸状態)となっている。そして、前記基板4の縁4Aは、前記電動式ブラシ装置本体2の底面部2B側に設けられた固定用の枠体8に固定されている。なお、ここで言う「固定」とは、多少の動きを許容して接続される状態を含むものであり、本実施例では、前記基板4の縁4Aを前記枠体8に嵌合させることで、両者を全周に亘って着脱自在に接続している。なお、図中4Hは、前記基板4の長径方向の一端に、一体に設けられた摘みである。
前記電動式ブラシ装置本体2は、底面側が開口すると共に片手で把握可能な大きさを有するケース本体2Aと、このケース本体2Aの開口した底面側を閉塞する前記底面部2Bとを有して構成されている。この底面部2Bは、底板9と覆い体11とを有する。そして、前記底板9は、平面視で楕円状に形成されており、前記ケース本体2Aの底縁にその外周が固定されていると共に、前記底板9の中央部には上下方向に貫通する円形の窓孔10が形成されており、この窓孔10を覆って伸縮可能な前記覆い体11が設けられている。この覆い体11は、例えばゴム或いは合成ゴムやエラストマー等の可撓性を有する材質から成る蛇腹状の膜によって、前記窓孔10を水密に封ずるように設けられている。そして、前記電動式ブラシ装置本体2の内部には、前記基板4の中央部を上下方向に往復動させる往復駆動手段12が設けられている。この往復駆動手段12は、駆動源としてのモータ13と、このモータ13のモータ軸13Aに減速歯車機構14を介して接続されるクランク15と、このクランク15の偏心軸15Aと結合したヨーク16と、このヨーク16と一体に形成されたロッド16Aを備えている。このように、本実施例では、所謂スコッチ・ヨーク機構を採用したが、クランク機構を採用しても良い。なお、前記覆い体11のほぼ中央には、接続中継部材17が一体的に取り付けられている。この接続中継部材17は、その上面側と前記ロッド16Aの下端とで前記覆い体11を挟持して固定すると共に、その下面側にフック17Aが設けられており、このフック17Aに、前記基板4中央の上面に設けられたフック受け部4Bが着脱自在に接続されている。従って、前記接続中継部材17は、前記モータ13の回転運動が前記クランク15とヨーク16とで往復運動に変換されることで、上下方向に往復運動するようになっている。これにより、前記フック受け部4Bが設けられた位置が、前記基板4における最大振幅部となり、その振幅は、前記クランク15の中心軸から前記偏心軸15Aまでの偏心距離Fの2倍(2F)となる。また、前記フック受け部4B及び接続中継部材17を通って上下方向に仮想的な中心軸線Xが形成される。また、前記電動式ブラシ装置本体2の内部には、前記モータ13に電力を供給するための電池18が設けられていると共に、前記電動式ブラシ装置本体2の上面側表面には、前記モータ13を操作するためのスイッチ19が設けられている。
前記ブラシ部3について詳述する。前記各突起5は、それぞれやや先細で且つ先端が丸められた細長く真っ直ぐな棒状に形成されている。また、前記各突起5は、前記基部4よりも硬い材質によって、前記基部4とは別体に形成されている。そして、前記各突起5は、それぞれ前記基板4に複数形成された貫通孔20に嵌合している。これらの貫通孔20は、前記基板4のほぼ中央を上下に通る仮想的な前記中心軸線Xを中心として、前記基板4の縁4Aに沿って配置される楕円状の仮想外側輪線Oと、その内側に配置される楕円状の仮想中間輪線M1と、その内側に配置される楕円状の仮想中間輪線M2と、その内側に配置される楕円状の仮想内側輪線Iに沿って形成されている。なお、前記仮想外側輪線Oに沿って取り付けられた前記突起5の群が第一突起列21、前記仮想中間輪線M1に沿って取り付けられた前記突起5の群が第二突起列22、前記仮想中間輪線M2に沿って取り付けられた前記突起5の群が第三突起列23、前記仮想内側輪線Iに沿って取り付けられた前記突起5の群が第四突起列24となり、これらの突起列21〜24は、前記中心軸線Xを中心として同心状に並設される。そして、本例では、前記第一突起列21に属する前記突起5は46本、前記第二突起列22に属する前記突起5は46本、前記第三突起列23に属する前記突起5は22本、前記第四突起列24に属する前記突起5は16本設けられている。また、前記各突起列21〜24に属する突起5同士は、全て同一形状である。
前記第一突起列21に属する突起5の中心軸線Y1は、前記仮想外側輪線Oを通っており、これら第一突起列21に属する複数の突起5はそれぞれ第一間隔L1を有して配置されている。同様に、前記第三突起列23に属する突起5の中心軸線Y3は、前記仮想中間輪線M2を通っており、これら第三突起列23に属する複数の突起5はそれぞれ第三間隔L3を有して配置されている。また、前記第四突起列24に属する突起5の中心軸線Y4は、前記仮想内側輪線Iを通っており、これら第四突起列24に属する複数の突起5はそれぞれ第四間隔L4を有して配置されている。一方、前記第二突起列22に属する突起5は、前記仮想中間輪線M1に沿って第二間隔L2を有して配置されているものの、これらの突起5は、前記仮想中間輪線M1の長径両端近傍を除いて、前記仮想中間輪線M1の内側と外側に交互に配置されている。即ち、前記第二突起列22に属する突起5は、前記仮想中間輪線M1を跨いでジグザグに配置されている。従って、前記第二突起列22に属する突起5は、中心軸線Y2が前記仮想中間輪線M1の外側を通る突起5Aと、中心軸線Y´2が前記仮想中間輪線M1の内側を通る突起5Bとを有しており、これらの突起5A,5Bが交互に設けられている。
更に、前記基板4には、前記電動式ブラシ装置本体2とブラシ部3とで囲まれる領域の内外を連通する小貫通孔状の第一連通部25及び第二連通部26が設けられる。なお、前記第二連通部26は、前記小突起6と環状壁7とで囲まれた区域に形成されている。一方、前記第一連通部25は、前記小突起6と環状壁7の外側の区域に形成されている。
そして、前記電動式ブラシ装置本体2とブラシ部3とで囲まれる領域には、前記連通部25,26に連通すると共に前記基板4の撓みに応動するシャンプーの収容体27が設けられる。この収容体27は、前記基板4の撓みに応動して圧縮及び復元を繰り返すことで、前記シャンプーを前記各連通部25,26から吸引したり吐出したりさせるようになっている。なお、前記収容体27は、実施例では弾性体である連続気泡型の発泡ポリウレタンや発泡ゴム等から成る合成スポンジ或いは海綿(天然スポンジ)等によって形成されており、図2に示すように、前記基板4が下に撓んだ湾曲凸状態のときに、前記収容体27はほぼ非圧縮状態或いはやや圧縮状態となって、前記底面部2Bと基板4の上面との間に介在している。即ち、前記基板4が下に撓んだ湾曲凸状態のときに、前記収容体27の上面27Aは前記底面部2Bに接するか或いは近接し、前記収容体27の下面27Bは前記基板4の上面に接するか或いは近接し、更に前記収容体27の外周27Cは前記枠体8に接するか或いは近接している。一方、前記収容体27の中心部には、前記中心軸線Xに沿って貫通孔27Dが形成されている。そして、この貫通孔27Dを通して、前記フック受け部4Bと前記フック17Aが接続できるように構成されている。
次に、前記構成について、その作用を説明する。頭皮Sを洗浄したりマッサージしたりする場合、まず使用者は、予め前記収容体27に適量の水を含ませておく。なお、水は前記電動式ブラシ装置1を水に浸けることで、前記各連通部25,26を介して前記収容体27に吸収される。そして、前記基板4の表面4Sを上向きとし、前記小突起6と環状壁7で囲まれた区域に適量のシャンプーを乗せる。この際、前記小突起6と環状壁7で囲まれた区域に乗せられた前記シャンプーは、過剰に乗せない限り、前記小突起6と環状壁7の外側の区域に流れ出すことはない。そして、少量のシャンプーは、前記第二連通部26から前記収容体27側に染み込む。
次に、前記スイッチ19を操作すると、前記電池18から電力が給電されることで、前記モータ13が作動して前記モータ軸13Aが回転する。この回転に伴い、前記モータ軸13Aに前記減速歯車機構14を介して接続された前記クランク15が回転し、このクランク15及びこのクランク15の偏心軸15Aと結合した前記ヨーク16によって、前記モータ軸13Aの回転運動が往復運動に変換され、前記ヨーク16と一体に形成されたロッド16Aの下端に取り付けられた前記接続中継部材17が上下に往復動する。そして、前記基板4は、前記接続中継部材17に設けられた前記フック17Aに接続された前記フック受け部4B、即ち、前記基板4の中央が最大振幅箇所となるように、従来技術と同様に下に撓んだ湾曲凸状態と上に撓んだ湾曲凹状態との間で変形を繰り返し、その前記最大振幅個所における振幅は、前記クランク15の中心軸から偏心軸15Aまでの偏心距離Fの2倍(2F)となる。
このように、前記基板4が下に撓んだ湾曲凸状態と上に撓んだ湾曲凹状態との間で変形を繰り返すことで、前記基板4と底面部2Bの間の空間が圧縮、復元を繰り返すことになり、この結果、前記収容体27は前記基板4の撓みに応動して圧縮、復元を繰り返す。そして、前記収容体27が圧縮状態から復元する際に、前記基板4と底面部2Bの間の空間が減圧状態となることで、前記環状小突起6と環状壁7の内側区域に乗せられた前記シャンプーが前記第二連通部26から吸引されて前記空間内に流入し、前記収容体27に収容される。逆に、前記収容体27が圧縮される際に、この収容体27に収容された前記シャンプーは、前記第二連通部26より噴出されることとなる。なお、前記シャンプーは、前記第二連通部26を通して押し出される際に空気と混じり合うことで泡立つ。そして、このように前記収容体27の変形が繰り返されることで、前記シャンプーが徐々に前記収容体27の中央から外周側に広がってゆき、これによって、前記第一連通部25からも、泡立てられた前記シャンプーが押し出されることになる。このように、湾曲凸状態と湾曲凹状態との間で繰り返される前記基板4の変形に応動して前記収容体27が圧縮、復元を繰り返すことで、前記小突起6及び環状壁7の内側区域に乗せられた前記シャンプーは、泡立てられて、前記ブラシ部3全体から外部に供給される。なお、前記シャンプーは、前記連通部25,26を通過する際に細かく泡立てられることになる。そして、前記シャンプーは、前記連通部25,26の孔の径が小さい程、細かく泡立てられることになる。
このように、前記シャンプーが泡立てられた状態で、使用者は、前記電動式ブラシ装置本体2を把持し、前記突起5の先端部を前記頭皮Sに押し当てて手で保持する。これにより、主として前記突起5は、前記中心軸線Xを中心としてその内側方向に傾斜したり、或いはその後起立したりすることを繰り返すことで、前記頭皮Sを擦って洗浄したり、刺激を与えてマッサージしたりすることができる。この際、前述したように、前記突起5が前記基板4とは別体に形成されており、前記突起5を前記基板4に形成された貫通孔20に嵌め込んで取り付けていることで、前記突起5が細長い棒状であることとも相まって、前記突起5が前記基板4の撓みに及ぼす影響を最小限に抑えることができる。この点について詳述する。従来のように、基板103に突起104〜107が一体に設けられている場合、基板103が内側から外側に向かって、或いは外側から内側に向かって撓んでゆき、撓みが何れかの突起104〜107に達すると、突起104〜107が設けられている部位は、突起104〜107が変形防止リブのような作用をすることで剛性が高くなっているので、基板103の撓みが阻害される。この問題は、特許文献1のような太い突起を有する場合に顕著である。このような突起104〜107を有する基板103を撓ませると、突起104〜107が形成された変形しにくい部位を変形させるために余計なエネルギーを消費し、効率が悪くなる虞がある。また、基板103の撓みが阻害されることで、突起104〜107の首振り角度が小さくなる虞もある。しかしながら、前述したように、本例では、細長い棒状に形成された前記突起5を、前記基板4の貫通孔20に嵌め込んでいるので、前記突起5が変形防止リブのような作用をせず、前記突起5が設けられた部位の剛性が特別高くなっているわけではない。従って、前記突起5が前記基板4の撓みに及ぼす悪影響を最小限に抑えることができるので、前記突起5の首振り角度が小さくなることもない。また、前記突起5が前記基板4の貫通孔20に嵌合していることで、前記突起5が頭皮Sに当接した有負荷状態では、前記突起5の動きは、前記基板4の撓みに対してやや遅れて動くので、比較的硬い突起5でありながら、頭皮Sに対してソフトに刺激を与えることができる。
そして、図6(湾曲凸状態)における前記第一突起列21に属する前記突起5の中心軸線Y1と、図7(湾曲凹状態)における中心軸線Y1の角度差(即ち首振り角度)は、比較的小さい。また、図6(湾曲凸状態)における前記第三突起列23に属する前記突起5の中心軸線Y3と、図7(湾曲凹状態)における中心軸線Y3の角度差(即ち首振り角度)は、Y1のそれよりも大きいものの、比較的小さい。これに対し、図6(湾曲凸状態)における前記第二突起列22に属する前記突起5Aの中心軸線Y2及び突起5Bの中心軸線Y´2と、図7(湾曲凹状態)における中心軸線Y2及びY´2の角度差(即ち首振り角度)は、何れもY1及びY3のそれよりも大きい。なお、図6及び図7では、前記第四突起列24に属する突起5、前記小突起6、及び前記環状壁7は省略したが、念のため、前記第四突起列24に属する前記突起5の首振り角度は、前記第三突起列23に属する前記突起5の首振り角度よりも小さく、また、前記小突起6及び環状壁7は殆ど首振り運動しない。従って、本例では、最も大きく首振り運動するのは、前記第二突起列22に属する前記突起5であり、その他の突起列21,23,24に属する前記突起5は、比較的小さく首振り運動する。このため、最も洗浄或いはマッサージの効果が大きいのは、前記第二突起列22に属する前記突起5であり、その他の突起列21,23,24に属する前記突起5による洗浄或いはマッサージの効果は、比較的小さい。そして、前述したように、前記第一突起列21に属する前記突起5と、前記第二突起列22に属する前記突起5は同数設けられている。ここで、前記仮想外側輪線Oと仮想中間輪線M1は、前記中心軸線Xを中心として同心状であると共に、前記仮想外側輪線Oが仮想中間輪線M1の外側にあるので、前記仮想外側輪線Oは仮想中間輪線M1よりも長い。従って、前記第二突起列22に属する前記突起5の密度は、前記第一突起列21に属する前記突起5の密度よりも大きい。一方、前記仮想中間輪線M2と仮想内側輪線Iは、それぞれ前記仮想中間輪線M1よりも短いものの、第三突起列23及び第四突起列24に属する前記突起5の数が前記第三突起列22に属する前記突起5の数よりも少なく、この結果、前記第三突起列23及び第四突起列24に属する前記突起5の密度は、前記第二突起列22に属する前記突起5の密度よりも小さい。即ち、比較的洗浄或いはマッサージ効果の高い前記第二突起列22に属する前記突起5の密度が、比較的洗浄或いはマッサージ効果の低い他の突起列21,23,24に属する前記突起5の密度よりも大きくされていることで、前記突起5の数を必要以上に増やすことなく、頭皮Sの洗浄或いはマッサージ効果を高めることができる。
なお、前述したように、前記仮想外側輪線Oが仮想中間輪線M1よりも長いので、前記仮想外側輪線O上に設けられた前記突起5と同数、或いはそれ以上の数の突起(仮想的に突起29で表す)を前記仮想中間輪線M1上に設けた場合、これらの突起29間の距離が狭くなるので、前記ブラシ部3を頭皮Sに押し当てたまま頭皮Sに沿って動かす際に、前記突起29間において図示しない毛髪等の通りが悪くなる虞がある。しかしながら、本例では、前述したように、前記第二突起列22に属する前記突起5を、交互に、前記仮想中間輪線M1の外側(前記突起5A)と内側(前記突起5B)に設けたことで、前記突起5Aと突起5Bとの距離(前記第二間隔L2)を大きくすることができるので、前記第二突起列22において毛髪等の通りが悪くなることを防止することができる。
上述のように、前記突起5を用いて前記頭皮Sのマッサージが行われると同時に、細かく泡立てられた前記シャンプーを用いて、前記頭皮Sや毛髪が洗浄される。この際、使用者が掌を用いて泡立てた場合よりも細かく泡立てられた前記シャンプーを用いて洗髪やマッサージを行うことができるので、毛髪や頭皮Sを効果的に洗浄することができるばかりでなく、前記ブラシ部3の突起5等との摩擦から毛髪等を確実に保護することができる。
以上のように、前記実施例は、可撓性を有する基板4とこの基板4の表面4Sと交差するように基板4に設けられた複数の突起5から成るブラシ部3を、駆動部としての電動式ブラシ装置本体2の枠体8及び前記電動式ブラシ装置本体2内の往復駆動手段12に、前記電動式ブラシ装置本体2に対する位置関係が固定された状態で着脱自在に保持させ、前記基板4の中央に接続した前記往復駆動手段12によって、前記基板4をその表面4Sと交差する方向に繰り返し撓ませることで、前記各突起5を相互に繰り返し開閉させて、これらの突起5によって頭皮S等を洗浄又はマッサージする電動式ブラシ装置1であって、最も首振り角度が大きくなる突起群である第二突起列22に属する前記突起5の密度を、他の同心状に設けられた突起群である突起列21,23,24に属する前記突起5の密度よりも大きくしたことで、必要以上に前記突起5を増やすことなく、頭皮Sの洗浄或いはマッサージ効果を高めることができるものである。
また、前記基部4の中心軸線X回りに定義された仮想中間輪線M1に沿って設けられた、首振り角度が比較的大きい第二突起列22に属する前記突起5を、前記仮想中間輪線M1に沿ってその外側と内側に突起5Aと突起5Bを交互に設けることで、単純に仮想中間輪線M1上に突起29を並べる場合に比べて、前記突起5(5A,5B)の数を多くしつつ、前記突起5Aと突起5Bとの距離(前記第二間隔L2)を比較的大きくすることができるので、前記ブラシ体3を頭皮Sに沿って動かした際に、前記第二突起列22において毛髪等の通りが妨げられることを防止することができるものである。
更に、前記基板4の貫通孔20に対し、棒状の前記突起5が嵌合していることで、前記各突起5が前記基板4の撓みに与える影響を最小限にすることができるので、密に設けられた前記第二突起列22の前記突起5(5A,5B)を、大きな角度で確実に首振り運動させ、洗浄やマッサージ効果を向上させることができるものである。
以上のように本発明に係る電動式ブラシ装置は、以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施例では、頭皮等の洗浄及びマッサージに使用可能な電動式ブラシ装置について述べたが、人体のあらゆる箇所に対して使用可能なマッサージ装置に適用しても良い。
1 電動式ブラシ装置
2 電動式ブラシ装置本体(駆動部)
3 ブラシ部
4 基板
4S 表面
5 突起
8 枠体
12 往復駆動手段
21 第一突起列(突起群)
22 第二突起列(突起群)
23 第三突起列(突起群)
24 第四突起列(突起群)
I 仮想内側輪線
M1,M2 仮想中間輪線
O 仮想外側輪線

Claims (3)

  1. 駆動部と、この駆動部によって動作するブラシ部とを有し、このブラシ部が、可撓性を有する材質から成る基板と、この基板の表面に突出して設けられた複数の突起とで構成され、前記駆動部に、前記基板の周縁を保持する枠体と、前記基板の中央部に接続してこの基板の面と交差する方向にこの基板を撓ませる往復駆動手段を設けた電動式ブラシ装置において、
    前記ブラシ部に複数の突起群を同心状に設けると共に、首振り角度が比較的大きい突起群の密度が大きくなるように、首振り角度が比較的小さい突起群の密度が小さくなるように構成したことを特徴とする電動式ブラシ装置。
  2. 前記各突起群が、それぞれ前記基部の中心回りに定義された仮想輪線に沿って設けられた突起列であり、首振り角度が比較的大きい突起列が、前記仮想輪線に沿ってその外側及び内側に前記突起を交互に設けることで構成されることを特徴とする請求項1記載の電動式ブラシ装置。
  3. 前記突起を棒状に形成すると共に、前記基部と前記各突起とを別体に構成し、これらの突起を前記基部に嵌合させたことを特徴とする請求項1又は2記載の電動式ブラシ装置。
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