JP5355818B1 - 上・下ローラーの分離取出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被処理物を処理する上ローラーと下ローラーとを、上下方向に離間させると共に取出し位置に移動させて、これらのローラーを補修、交換する作業が簡単に行えるようにする。
【解決手段】 被処理物Wを処理する上ローラー10と下ローラー20とを上下方向に離間させた状態で、被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、被処理物を処理する位置から取出し位置に導くにあたり、上ローラーを回転可能に保持する上ローラー保持部11を上レール12に移動可能に保持させ、下ローラーを回転可能に保持する下ローラー保持部21を、上ローラー保持部と伸縮可能な連結部材30により分離可能に連結させ、上レールを第1昇降装置14により上昇させた位置において、取出し位置に導かれた上ローラー保持部の一端部を上レールと分離して設けた保持部材40に保持させるようにした。
【選択図】 図10

Description

本発明は、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラーと下ローラーとを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置から取出し位置に導くようにした上・下ローラーの分離取出し装置に関するものである。特に、前記の上ローラーと下ローラーとを、上下方向に離間させた状態で被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置から取出し位置に導き、この取出し位置において、上ローラーや下ローラーを補修したり、交換したりする作業が簡単に行えるようにした点に特徴を有するものである。
従来から、金属鋼板や金属ストリップ等の被処理物を一対のローラー間に導き、この一対のローラーを通して、被処理物の表面に塗料等を塗布させるようにしたり、ブラシ付ローラーを用いて被処理物の表面を洗浄させたりすることが行われている。
ここで、前記のように被処理物を一対のローラー間に通して、被処理物の表面に塗料等を塗布したり、被処理物の表面を洗浄したりする場合、被処理物の幅方向端部と接触するローラーの部分が傷ついたり、被処理物に付着した付着物によってローラーが汚れたりし、被処理物の表面に塗料等を適切に塗布することができなくなったり、被処理物の表面を適切に洗浄することができなくなるという問題があった。また、被処理物の表面に塗布する塗料等の種類や被処理物の表面を洗浄する洗浄液の種類等を変更させる場合には、ローラーの表面に先の塗料や洗浄液等が残っていると、次に用いる塗料や洗浄液に混入して、塗装不良や洗浄不良等が発生するという問題があった。
このため、従来においては、これらのローラーを離間させると共に被処理物を処理する位置から取り出して、これらのローラーを補修したり、交換したりすることが行われている。
ここで、特許文献1に示されるものにおいては、帯状体をバックアップロールと塗装ロールとの間を通して、塗装ロールにより帯状体を塗装する塗装装置において、塗装ロールを交換させるにあたり、塗装ロール、ピックアップロール、ドクターロール等を帯状体から離間させる方向に移動させ、その後、これらのロールが設けられた塗装ユニットをコータ台車により帯状体の走行方向と交差する水平方向に移動させて、塗装ロールを交換させることが示されている。
しかし、特許文献1に示されるものは、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理するようにはなっておらず、上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラーと下ローラーとを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置から取り出して、上ローラーや下ローラーを補修したり、交換したりすることができなかった。
また、特許文献2に示されるものにおいては、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理するようにした場合において、上ローラーと下ローラーとが設けられた架台の上方にレールを設け、このレール上を走行する台車の端部に、上ローラーの端部と下ローラーの端部を把持する把持具を設け、この把持具に上ローラーの端部と下ローラーの端部を把持させた状態で、前記の台車を走行させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置から取り出し、この台車をレールから取り外した後、新しい上ローラーと下ローラーとを把持具に把持させた新しい台車を前記のレールにセットして走行させ、新しい上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置に導くようにしている。
しかし、この場合、上ローラーの端部と下ローラーの端部とがそれぞれ台車に設けられた把持具に把持された状態で一体に取り出されるため、上ローラーと下ローラーとの一方だけを補修したり、交換したりすることが困難であり、また台車の端部に設けられた把持具に上ローラーの端部と下ローラーの端部を把持させた状態で、台車を走行させるようにした場合、台車が傾いたりして、台車の走行が不安定になる等の問題があった。
また、従来においては、図1及び図2に示すように、上ローラー1の上方において被処理物Wの送り方向と交差する方向に伸びた上レール2を設け、この上レール2に沿って移動する上台車3に設けられた昇降装置4により、上ローラー1を回転可能に保持する上ローラー保持部1aを昇降可能に保持させる一方、下ローラー5を回転可能に保持する下ローラー保持部5aを、被処理物Wの送り方向と交差する方向に伸びた下レール6の上を移動する下台車7に設けられた昇降装置8により昇降可能に保持させるようにしたものが用いられている。
ここで、このような装置において、上ローラー1や下ローラー5を補修したり、交換したりするにあたっては、図3に示すように、前記の上ローラー保持部1aを前記の昇降装置4により上方に移動させると共に、前記の下ローラー保持部5aを前記の昇降装置8により下方に移動させて、被処理物Wを処理する位置における前記の上ローラー1と下ローラー5とを上下方向に離間させるようにする。
そして、この状態で、図4に示すように、前記の上台車3に保持された上ローラー保持部1aを、上レール2に沿って被処理物Wの送り方向と交差する方向に移動させると共に、また前記の下台車7に保持された下ローラー保持部5aを、前記の下レール6に沿って被処理物Wの送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラー1と下ローラー5とをそれぞれ個別に被処理物Wを処理する位置から取出し位置に導き、この取出し位置において、上ローラー1や下ローラー5を補修したり、交換したりするようにしている。
しかし、前記のように上ローラー保持部1aを上レール2に沿って移動する上台車3により被処理物Wを処理する位置から取出し位置に導くようにした場合、前記の上レール2が被処理物Wを処理する位置から取出し位置まで設けられることになり、上ローラー1や下ローラー5を取出し位置に導いて、上ローラー1や下ローラー5を補修したり、交換したりする際に、上レール2が邪魔になり、作業性が低下するという問題があった。また、前記のように上ローラー1と下ローラー5とをそれぞれ個別に被処理物Wを処理する位置から取出し位置に導くため、上ローラー保持部1aを保持して移動する上台車3を駆動させる駆動装置と、下ローラー保持部5aを保持して移動する下台車7を駆動させる駆動装置とを個別に設けることが必要になり、設備コストが高くつくという問題もあった。
特許第3043922号公報 特開2006−291351号公報
本発明は、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラーと下ローラーとを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置から取出し位置に導き、上ローラーや下ローラーを補修したり、交換したりする場合における前記のような問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、本発明においては、前記のようにして上ローラーや下ローラーを補修したり、交換したりするにあたり、上ローラーと下ローラーとを上下方向に分離させると共に、被処理物を処理する位置から取出し位置に導いて、上ローラーや下ローラーを補修したり、交換したりする作業が簡単に行えるようにすることを課題とするものである。
本発明に係る第1の上・下ローラーの分離取出し装置においては、前記のような課題を解決するため、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラーと下ローラーとを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置から取出し位置に導くようにした上・下ローラーの分離取出し装置において、前記の上ローラーを回転可能に保持する上ローラー保持部を、上ローラーの上方に設けられた上レールに被処理物の送り方向と交差する方向に移動可能に保持させ、この上レールを第1昇降装置により昇降させるようにする一方、前記の下ローラーを回転可能に保持する下ローラー保持部を、被処理物の送り方向と交差する方向に移動する台車に設けられた第2昇降装置により昇降可能に保持させ、前記の上ローラー保持部と下ローラー保持部とを伸縮可能な連結部材により分離可能に連結させ、前記の第1昇降装置により上レールを上昇させた位置において、前記の上ローラー保持部を被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて取出し位置に導いた際に、この上ローラー保持部の一端部を保持する保持部材を前記の上レールと分離させて設けた。
そして、この第1の上・下ローラーの分離取出し装置においては、前記の第1昇降装置により上レールを上昇させて、前記の上ローラー保持部を上方に移動させると共に、前記の第2昇降装置により前記の下ローラー保持部を下方に移動させて、被処理物を処理する位置における上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結する前記の連結部材を伸長させて係止させた状態で、前記の台車により上ローラー保持部と下ローラー保持部とを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラー保持部の一端部を前記の保持部材に導き、この上ローラー保持部を前記の上レールと保持部材との間で保持させることができる。
また、本発明に係る第2の上・下ローラーの分離取出し装置においては、前記のような課題を解決するため、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラーと下ローラーとを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置から取出し位置に導くようにした上・下ローラーの分離取出し装置において、前記の上ローラーを回転可能に保持する上ローラー保持部を、上ローラーの上方に設けられた上レールに被処理物の送り方向と交差する方向に移動可能に保持させると共に、この上ローラー保持部を第3昇降装置により昇降させるようにする一方、前記の下ローラーを回転可能に保持する下ローラー保持部を、被処理物の送り方向と交差する方向に移動する台車に設けられた第2昇降装置により昇降可能に保持させ、前記の上ローラー保持部と下ローラー保持部とを伸縮可能な連結部材により分離可能に連結させ、前記の上ローラー保持部を被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて取出し位置に導いた際に、この上ローラー保持部の一端部を保持する保持部材を前記の上レールと分離させて設けた。
そして、この第2の上・下ローラーの分離取出し装置においては、前記の第3昇降装置により前記の上ローラー保持部を上方に移動させると共に、前記の第2昇降装置により前記の下ローラー保持部を下方に移動させて、被処理物を処理する位置における上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結する前記の連結部材を伸長させて係止させた状態で、前記の台車により上ローラー保持部と下ローラー保持部とを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラー保持部の一端部を前記の保持部材に導き、この上ローラー保持部を前記の上レールと保持部材との間で保持させることができる。
また、前記の第1及び第2の上・下ローラーの分離取出し装置においては、前記の上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結させる連結部材を分離させて、前記の台車により下ローラーを回転可能に保持する下ローラー保持部だけを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させることができる。
ここで、前記の第1及び第2の上・下ローラーの分離取出し装置においては、前記のように上ローラー保持部を被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて取出し位置に導いた際に、この上ローラー保持部の一端部を保持する保持部材を前記の上レールと分離させて設け、取出し位置の上方における上レールをなくしたため、上ローラーや下ローラーを取出し位置に導いて、上ローラーや下ローラーを補修したり、交換したりする際に、上レールが邪魔になるということがない。
また、前記の第1及び第2の上・下ローラーの分離取出し装置においては、前記の上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結部材によって連結させた状態で、前記の台車により上ローラー保持部を被処理物の送り方向と交差する方向に移動させると、これと一緒に下ローラー保持部が被処理物の送り方向と交差する方向に移動されるようになり、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを1つの駆動装置によって被処理物の送り方向と交差する方向に移動させることができる。さらに、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結させた連結部材を分離させることにより、下ローラー保持部だけを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させることができる。
この結果、本発明における第1及び第2の上・下ローラーの分離取出し装置においては、上ローラーと下ローラーとを上下方向に分離させると共に、被処理物を処理する位置から取出し位置に導いて、上ローラーや下ローラーを補修したり、交換したりする際に、上レールが邪魔になるということがなく、上ローラーや下ローラーを補修したり、交換したりする作業が簡単に行えるようになる。
また、前記のように上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結部材によって連結させることにより、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを1つの駆動装置によって被処理物の送り方向と交差する方向に移動させることができ、設備コストも低減される。
従来例において、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する状態を示した概略正面図である。 従来例において、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する状態を示した概略側面図である。 従来例において、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置において上下方向に離間させた状態を示した概略正面図である。 従来例において、上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させた状態で取出し位置に移動させた状態を示した概略正面図である。 本発明の第1実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する状態を示した概略正面図である。 前記の第1実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する状態を示した概略側面図である。 前記の第1実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを伸縮可能な連結部材により分離可能に連結させた状態を示し、(A)は連結部材を収縮させて、被処理物を上ローラーと下ローラーとの間で処理する状態を示した部分説明図、(B)は連結部材を伸張させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物から離間させた状態を示した部分説明図である。 前記の第1実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラー保持部を上昇させると共に下ローラー保持部を下降させ、前記の連結部材を伸張させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物から離間させた状態を示した概略正面図である。 前記の第1実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラーと下ローラーとを被処理物から離間させた状態で、台車により上ローラー保持部と下ローラー保持部とを取出し位置に導いた状態を示した概略正面図である。 前記の第1実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結する連結部材を分離させて、台車により下ローラー保持部だけを処理位置に戻し、上ローラー保持部に保持された上ローラーを補修、交換する状態を示した概略正面図である。 前記の第1実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラーを補修、交換した後、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結部材により連結させて、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを台車により処理位置に戻した状態を示した概略正面図である。 前記の第1実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結する連結部材を分離させて、台車により下ローラー保持部だけを取出し位置に導いて、下ローラーを補修、交換する状態を示した概略正面図である。 前記の第1実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、下ローラーを補修、交換した後、台車により下ローラー保持部を処理位置に戻した状態を示した概略正面図である。 本発明の第2実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する状態を示した概略正面図である。 前記の第2実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する状態を示した概略側面図である。 前記の第2実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラー保持部を上昇させると共に下ローラー保持部を下降させ、前記の連結部材を伸張させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物から離間させた状態を示した概略正面図である。 前記の第2実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラーと下ローラーとを被処理物から離間させた状態で、上台車を台車と一緒に移動させて、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを取出し位置に導いた状態を示した概略正面図である。 前記の第2実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結する連結部材を分離させて、台車により下ローラー保持部だけを処理位置に戻し、上ローラー保持部に保持された上ローラーを補修、交換する状態を示した概略正面図である。 前記の第2実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラーを補修、交換した後、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結部材により連結させ、上台車を台車と一緒に移動させて、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを処理位置に戻した状態を示した概略正面図である。 前記の第2実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結する連結部材を分離させて、台車により下ローラー保持部だけを取出し位置に導いて、下ローラーを補修、交換する状態を示した概略正面図である。 前記の第2実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置において、下ローラーを補修、交換した後、台車により下ローラー保持部を処理位置に戻した状態を示した概略正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る上・下ローラーの分離取出し装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る上・下ローラーの分離取出し装置は下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
(第1実施形態)
第1実施形態における上・下ローラーの分離取出し装置においては、図5及び図6に示すように、上ローラー10を回転可能に保持する上ローラー保持部11の上部側に車輪13を設け、この車輪13を上ローラー10の上方において被処理物Wの送り方向と交差する方向に伸びた上レール12に保持させて、上ローラー保持部11を上レール12に沿って被処理物Wの送り方向と交差する方向に移動可能に設けると共に、この上レール12の上方に設けられた架台17に取り付けられた第1昇降装置14により、この上レール12を昇降させるようにしている。
一方、下ローラー20を回転可能に保持する下ローラー保持部21を、被処理物Wの送り方向と交差する方向に伸びた下レール22の上を移動する台車23に設けられた第2昇降装置24により昇降可能に保持させている。
また、前記の上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とを伸縮可能な連結部材30により分離可能に連結させるにあたり、この実施形態においては、図7(A)に示すように、前記の下ローラー保持部21に設けられたシリンダー部材31に、先端部に連結部32aが設けられたロッド32を上下方向に伸縮可能に収容させると共に、前記の上ローラー保持部11に連結用アーム33を設け、この連結用アーム33をロッド32の連結部32aに連結ピン34によって分離可能に連結させている。
そして、前記の連結用アーム33をロッド32の連結部32aに連結ピン34によって連結させた状態で、前記の第1昇降装置14により上レール12を上昇させて、上ローラー保持部11を上方に移動させると共に、前記の第2昇降装置24により下ローラー保持部21を下方に移動させて、前記の上ローラー10と下ローラー20とを被処理物Wから離間させると、図7(B)に示すように、これに伴って前記のロッド32が伸張されるようになり、このようにロッド32を伸張させた状態で、固定ピン35によりロッド32をシリンダー部材31に固定させ、この連結部材30によって、上ローラー10と下ローラー20とが離間された状態で、上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とが連結されて維持されるようにしている。
ここで、この実施形態において、前記のロッド32はシリンダー部材31に対して上下方向に自由に移動できるようになっており、特に、駆動装置(図示せず)によって強制的に駆動させるようにはなっていない。但し、前記の上ローラー保持部11と下ローラー保持部21の移動に合わせて、駆動装置により前記のロッド32をシリンダー部材31に対して上下方向に移動させるようにすることもできる。
また、この実施形態においては、前記のように第1昇降装置14により上レール12を上昇させ、この状態で上ローラー保持部11を被処理物Wの送り方向と交差する方向に移動させて取出し位置に導いた場合に、この上ローラー保持部11の一端部を保持する保持部材40を、前記のように上昇させた上レール12と同じ高さの位置で、上レール12から被処理物Wの送り方向と交差する方向に所要間隔(空間)を介した位置に設けている。なお、保持部材40を設ける方法は特に限定されず、保持部材40を天井から吊り下げたり、壁面に固定させたりして設けることができる。
そして、この実施形態において、前記の上ローラー10と下ローラー20との間において被処理物Wを処理するにあたっては、図5及び図6に示すように、被処理物Wが導かれる位置において、前記の第1昇降装置14により上レール12を下降させて、上ローラー保持部11に保持された上ローラー10を下方に移動させると共に、前記の第2昇降装置24により下ローラー保持部21に保持された下ローラー20を上方に移動させ、被処理物Wを上ローラー10と下ローラー20との間に挟むようにして、被処理物Wを処理する。
また、この実施形態において、前記の上ローラー10や下ローラー20を補修したり、交換したりするにあたっては、図8に示すように、前記の第1昇降装置14により上レール12を前記の保持部材40と同じ高さの位置まで上昇させて、前記の上ローラー保持部11に保持された上ローラー10を上方に移動させると共に、前記の第2昇降装置24により下ローラー保持部21に保持された下ローラー20を下方に移動させて、上ローラー10と下ローラー20とを被処理物Wから離間させ、前記のように伸張された状態にあるロッド32を、固定ピン35によりシリンダー部材31に固定し、この連結部材30により、上ローラー10と下ローラー20とを離間させた状態で、上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とを保持させるようにする。
そして、この状態で、図9に示すように、下ローラー保持部21を保持した前記の台車23を駆動装置(図示せず)により駆動させて、台車23を被処理物Wの送り方向と交差する方向に伸びた下レール22に沿って被処理物Wを処理する位置から取出し位置に導くようにする。このようにすると、台車23の移動に伴って、前記の連結部材30によって下ローラー保持部21と連結された上ローラー保持部11が上レール12に沿って移動すると共に、この上ローラー保持部11の一端部が、連結部材30に支持された状態で前記の保持部材40に導かれ、上ローラー保持部11が取出し位置に導かれた状態では、この上ローラー保持部11が保持部材40と上レール12との間で保持されるようになる。なお、このように上ローラー保持部11の一端部を保持部材40に導く場合、保持部材40側における上ローラー保持部11の車輪13が、上レール12から離れて保持部材40に導かれるまでの間に空間が存在するが、前記のように上ローラー保持部11の一端部が、連結部材30におけるロッド32によって支持された状態になっているため、上ローラー保持部11が落下するということはない。
次いで、前記のように取出し位置に導かれた上ローラー保持部11に保持された上ローラー10を補修したり、交換したりするにあっては、図10に示すように、前記の連結ピン34を外して、前記のロッド32と連結用アーム33との連結を解除すると共に、前記の固定ピン35を取り外してロッド32を下降させ、この状態で、保持部材40と上レール12との間で保持された上ローラー保持部11の下の位置から、前記の台車23を処理位置側に戻すようにする。このようにすると、上ローラー10の下側に補修や交換用の広いスペースS1ができ、この状態で、上ローラー保持部11に保持された上ローラー10の補修や交換を行うようにする。
なお、前記のように保持部材40と上レール12との間で保持された上ローラー保持部11の下の位置から、前記の台車23を処理位置側に戻す場合において、ロッド32を伸張させた状態で、その先端部に設けられた前記の連結部32aが、上ローラー保持部11に保持された上ローラー10と衝突しない位置にある場合には、前記のように固定ピン35を取り外してロッド32を下降させる必要はない。また、前記の連結ピン34の取り付け、取り外しは、手動式でも、自動式でもよい。
そして、前記のようにして上ローラー10の補修や交換を行った後は、処理位置側に戻した前記の台車23を取出し位置に導き、前記のロッド32を上方に伸張させ、このロッド32と連結用アーム33とを連結ピン34により連結させると共に、伸張された状態にあるロッド32を、固定ピン35によりシリンダー部材31に固定し、上ローラー10と下ローラー20とを離間させた状態で、上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とを保持させ、この状態で、図11に示すように、前記の台車23を取出し位置から処理位置に導いて、前記の上ローラー保持部11を処理位置における前記の上レール12に保持させる。なお、このように上ローラー保持部11を処理位置における上レール12に保持させる場合も、保持部材40側における上ローラー保持部11の車輪13が、保持部材40から離れて上レール12に導かれるまでの間に空間が存在するが、前記のように上ローラー保持部11の一端部が、連結部材30におけるロッド32によって支持された状態になっているため、上ローラー保持部11が落下するということはない。
その後、下ローラー保持部21に保持された下ローラー20を補修したり、交換したりするにあたっては、図12に示すように、前記の連結ピン34を外して、前記のロッド32と連結用アーム33との連結を解除して、下ローラー保持部21と上ローラー保持部11とを分離させ、上ローラー保持部11を処理位置における上レール12に保持させた状態で、前記の台車23により下ローラー保持部21を取出し位置に移動させるようにする。このようにすると、下ローラー20の上側に補修や交換用の広いスペースS2ができ、この状態で、この下ローラー保持部21に保持された下ローラー20の補修や交換を行うようにする。
このようにして下ローラー20の補修や交換を行った後は、図13に示すように、下ローラー20を保持した下ローラー保持部21を前記の台車23により処理位置を戻し、その後、前記の図5及び図6に示すように、被処理物Wが導かれる位置において、前記の第1昇降装置14により上レール12を下降させて、上ローラー保持部11に保持された上ローラー10を下方に移動させると共に、前記の第2昇降装置24により下ローラー保持部21に保持された下ローラー20を上方に移動させ、被処理物Wを上ローラー10と下ローラー20との間に挟むようにして、被処理物Wを処理させるようにする。
ここで、この実施形態においては、前記のように上ローラー10や下ローラー20の補修や交換を行う取出し位置において、上レール12が存在していないため、上ローラー10や下ローラー20の補修や交換を行う場合において、上レール12が邪魔になるということがなく、上ローラー10や下ローラー20を補修したり、交換したりする作業が簡単に行えるようになる。
また、前記の上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とを連結部材30によって連結させた状態で、前記の台車23を駆動装置により駆動させることによって、上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とを一緒に移動させることができ、上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とをそれぞれ別の駆動装置によって移動させる場合に比べて、設備コストも低減される。
(第2実施形態)
第2実施形態における上・下ローラーの分離取出し装置においては、図14及び図15に示すように、上ローラー10の上方において被処理物Wの送り方向と交差する方向に伸びた上レール12に、この上レール12に沿って移動する上台車15を設け、この上台車15に設けた第3昇降装置16によって上ローラー10を回転可能に保持する上ローラー保持部11を昇降させるようにしている。
一方、下ローラー20を回転可能に保持する下ローラー保持部21については、前記の第1実施形態と同様に、被処理物Wの送り方向と交差する方向に伸びた下レール22の上を移動する台車23に設けられた第2昇降装置24により昇降可能に保持させている。
また、前記の上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とを伸縮可能な連結部材30により分離可能に連結させるにあたっては、前記の第1実施形態と同様に、下ローラー保持部21に設けられたシリンダー部材31に、先端部に連結部32aが設けられたロッド32を上下方向に伸縮可能に収容させると共に、前記の上ローラー保持部11に連結用アーム33を設け、この連結用アーム33をロッド32の連結部32aに連結ピン34によって分離可能に連結させている。
そして、前記の連結用アーム33をロッド32の連結部32aに連結ピン34によって連結させた状態で、前記の第3昇降装置16により上ローラー保持部11を上方に移動させると共に、前記の第2昇降装置24により下ローラー保持部21を下方に移動させて、前記の上ローラー10と下ローラー20とを被処理物Wから離間させると、これに伴って前記のロッド32が伸張されるようになり、このようにロッド32を伸張させた状態で、固定ピン35によりロッド32をシリンダー部材31に固定させ、この連結部材30によって、上ローラー10と下ローラー20とが離間された状態で、上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とが連結されて維持されるようにしている。
ここで、この実施形態においても、前記の第1実施形態と同様に、前記のロッド32はシリンダー部材31に対して上下方向に自由に移動できるようになっており、特に、駆動装置(図示せず)によって強制的に駆動させるようにはなっていない。但し、前記の上ローラー保持部11と下ローラー保持部21の移動に合わせて、駆動装置により前記のロッド32をシリンダー部材31に対して上下方向に移動させるようにすることもできる。
また、この実施形態においては、前記のように第3昇降装置16によって上ローラー保持部11を昇降可能にした上台車15を、前記の上レール12に沿って被処理物Wの送り方向と交差する方向に移動させて取出し位置に導いた場合に、この上台車15の一端部を保持する保持部材40を、前記の上レール12と同じ高さの位置において、上レール12から被処理物Wの送り方向と交差する方向に所要間隔(空間)を介した位置に設けている。なお、保持部材40を設ける方法は、特に限定されず、前記の第1実施形態と同様に、保持部材40を天井から吊り下げたり、壁面に固定させたりして設けることができる。
そして、この実施形態において、前記の上ローラー10と下ローラー20との間において被処理物Wを処理するにあたっては、図14及び図15に示すように、被処理物Wが導かれる位置において、前記の第3昇降装置16により上ローラー保持部11を下降させて、この上ローラー保持部11に保持された上ローラー10を下方に移動させると共に、前記の第2昇降装置24により下ローラー保持部21に保持された下ローラー20を上方に移動させ、被処理物Wを上ローラー10と下ローラー20との間に挟むようにして、被処理物Wを処理する。
また、この実施形態において、前記の上ローラー10や下ローラー20を補修したり、交換したりするにあたっては、図16に示すように、前記の第3昇降装置16により上ローラー保持部11を上方に移動させると共に、前記の第2昇降装置24により下ローラー保持部21を下方に移動させて、上ローラー10と下ローラー20とを被処理物Wから離間させ、前記のように伸張された状態にあるロッド32を、固定ピン35によりシリンダー部材31に固定し、この連結部材30により、上ローラー10と下ローラー20とを離間させた状態で、上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とを保持させるようにする。
そして、この状態で、図17に示すように、下ローラー保持部21を保持した前記の台車23を駆動装置(図示せず)により駆動させて、台車23を被処理物Wの送り方向と交差する方向に伸びた下レール22に沿って被処理物Wを処理する位置から取出し位置に導くようにする。このようにすると、台車23の移動に伴って、前記の連結部材30によって下ローラー保持部21と連結された上ローラー保持部11を保持する上台車15が前記の上レール12に沿って移動し、この上台車15の一端部が前記の保持部材40に保持させて、取出し位置において上台車15が保持部材40と上レール12との間で保持されるようになる。なお、このように上台車15の一端部を保持部材40に導くようにした場合、保持部材40側における上台車15の端部が、上レール12から離れて保持部材40に導かれるまでの間に空間が存在するが、前記のように上台車15の一端部が、上ローラー保持部11を介して連結部材30におけるロッド32によって支持された状態になっているため、上台車15が落下するということはない。
次いで、このようにして取出し位置に導かれた上台車15に保持された上ローラー保持部11における上ローラー10を補修したり、交換したりするにあっては、図18に示すように、前記の連結ピン34を外して、前記のロッド32と連結用アーム33との連結を解除すると共に、前記の固定ピン35を取り外してロッド32を下降させ、この状態で、保持部材40と上レール12との間で保持された上ローラー保持部11の下の位置から、前記の台車23を処理位置側に戻すようにする。このようにすると、上ローラー10の下側に補修や交換用の広いスペースS1ができ、この状態で、上台車15に保持された上ローラー10の補修や交換を行うようにする。なお、この場合においても、前記のようにロッド32を伸張させた状態で、その先端部に設けられた前記の連結部32aが、上ローラー保持部11に保持された上ローラー10と衝突しない位置にある場合には、前記のように固定ピン35を取り外してロッド32を下降させる必要はない。
そして、このようにして上ローラー10の補修や交換を行った後は、処理位置側に戻した前記の台車23を取出し位置に導き、前記のロッド32を上方に伸張させ、このロッド32と連結用アーム33とを連結ピン34により連結させると共に、伸張された状態にあるロッド32を、固定ピン35によりシリンダー部材31に固定し、上ローラー10と下ローラー20とを離間させた状態で、上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とを保持させ、この状態で、図19に示すように、前記の台車23を取出し位置から処理位置に導いて、上ローラー保持部11を保持した前記の上台車15を、処理位置における前記の上レール12に保持させる。なお、このように上台車15を処理位置における上レール12に保持させる場合も、保持部材40側における上台車15の端部が、保持部材40から離れて上レール12に導かれるまでの間に空間が存在するが、前記のように上台車15の一端部が、上ローラー保持部11を介して連結部材30におけるロッド32によって支持された状態になっているため、上台車15が落下するということはない。
その後、下ローラー保持部21に保持された下ローラー20を補修したり、交換したりするにあたっては、図20に示すように、前記の連結ピン34を外して、前記のロッド32と連結用アーム33との連結を解除して、下ローラー保持部21と上ローラー保持部11とを分離させ、前記の上台車15を処理位置における上レール12に保持させた状態で、前記の台車23により下ローラー保持部21を取出し位置に移動させるようにする。このようにすると、下ローラー20の上側に補修や交換用の広いスペースS2ができ、この状態で、この下ローラー保持部21に保持された下ローラー20の補修や交換を行うようにする。
このようにして下ローラー20の補修や交換を行った後は、図21に示すように、下ローラー20を保持した下ローラー保持部21を前記の台車23により処理位置を戻し、その後、前記の図14及び図15に示すように、被処理物Wが導かれる位置において、前記の上台車15に設けられた第3昇降装置16により上ローラー保持部11に保持された上ローラー10を下方に移動させると共に、前記の第2昇降装置24により下ローラー保持部21に保持された下ローラー20を上方に移動させ、被処理物Wを上ローラー10と下ローラー20との間に挟むようにして、被処理物Wを処理させるようにする。
この結果、この実施形態においても、前記の第1実施形態の場合と同様に、上ローラー10や下ローラー20の補修や交換を行う取出し位置において、上レール12が存在していないため、上ローラー10や下ローラー20の補修や交換を行う場合において、上レール12が邪魔になるということがなく、上ローラー10や下ローラー20を補修したり、交換したりする作業が簡単に行えるようになる。
また、上ローラー保持部11と下ローラー保持部21とを連結部材30によって連結させた状態で、前記の台車23を駆動させる駆動装置により、上台車15を前記の台車23と一緒に移動させることができ、上台車15を駆動させるための別の駆動装置を設ける必要がなく、設備コストも低減される。
10 上ローラー
11 上ローラー保持部
12 上レール
13 車輪
14 第1昇降装置
15 上台車
16 第3昇降装置
17 架台
20 下ローラー
21 下ローラー保持部
22 下レール
23 台車
24 第2昇降装置
30 連結部材
31 シリンダー部材
32 ロッド、32a 連結部
33 連結用アーム
34 連結ピン
35 固定ピン
40 保持部材
W 被処理物
S1,S2 スペース

Claims (5)

  1. 上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラーと下ローラーとを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置から取出し位置に導くようにした上・下ローラーの分離取出し装置において、前記の上ローラーを回転可能に保持する上ローラー保持部を、上ローラーの上方に設けられた上レールに被処理物の送り方向と交差する方向に移動可能に保持させ、この上レールを第1昇降装置により昇降させるようにする一方、前記の下ローラーを回転可能に保持する下ローラー保持部を、被処理物の送り方向と交差する方向に移動する台車に設けられた第2昇降装置により昇降可能に保持させ、前記の上ローラー保持部と下ローラー保持部とを伸縮可能な連結部材により分離可能に連結させ、前記の第1昇降装置により上レールを上昇させた位置において、前記の上ローラー保持部を被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて取出し位置に導いた際に、この上ローラー保持部の一端部を保持する保持部材を前記の上レールと分離させて設けたことを特徴とする上・下ローラーの分離取出し装置。
  2. 請求項1に記載の上・下ローラーの分離取出し装置において、前記の第1昇降装置により上レールを上昇させて、前記の上ローラー保持部を上方に移動させると共に、前記の第2昇降装置により前記の下ローラー保持部を下方に移動させて、被処理物を処理する位置における上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結する前記の連結部材を伸長させて係止させた状態で、前記の台車により上ローラー保持部と下ローラー保持部とを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラー保持部の一端部を前記の保持部材に導き、この上ローラー保持部を前記の上レールと保持部材との間で保持させることを特徴とする上・下ローラーの分離取出し装置。
  3. 上ローラーと下ローラーとの間を通して被処理物を処理する上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラーと下ローラーとを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラーと下ローラーとを被処理物を処理する位置から取出し位置に導くようにした上・下ローラーの分離取出し装置において、前記の上ローラーを回転可能に保持する上ローラー保持部を、上ローラーの上方に設けられた上レールに被処理物の送り方向と交差する方向に移動可能に保持させると共に、この上ローラー保持部を第3昇降装置により昇降させるようにする一方、前記の下ローラーを回転可能に保持する下ローラー保持部を、被処理物の送り方向と交差する方向に移動する台車に設けられた第2昇降装置により昇降可能に保持させ、前記の上ローラー保持部と下ローラー保持部とを伸縮可能な連結部材により分離可能に連結させ、前記の上ローラー保持部を被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて取出し位置に導いた際に、この上ローラー保持部の一端部を保持する保持部材を前記の上レールと分離させて設けたことを特徴とする上・下ローラーの分離取出し装置。
  4. 請求項3に記載の上・下ローラーの分離取出し装置において、前記の第3昇降装置により前記の上ローラー保持部を上方に移動させると共に、前記の第2昇降装置により前記の下ローラー保持部を下方に移動させて、被処理物を処理する位置における上ローラーと下ローラーとを上下方向に離間させると共に、上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結する前記の連結部材を伸長させて係止させた状態で、前記の台車により上ローラー保持部と下ローラー保持部とを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させて、上ローラー保持部の一端部を前記の保持部材に導き、この上ローラー保持部を前記の上レールと保持部材との間で保持させることを特徴とする上・下ローラーの分離取出し装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の上・下ローラーの分離取出し装置において、前記の上ローラー保持部と下ローラー保持部とを連結させる連結部材を分離させて、前記の台車により下ローラーを回転可能に保持する下ローラー保持部だけを被処理物の送り方向と交差する方向に移動させることを特徴とする上・下ローラーの分離取出し装置。
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