JP5355573B2 - 半導体集積回路装置及び設備機器制御装置 - Google Patents

半導体集積回路装置及び設備機器制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、グラフィカルユーザーインターフェースのグラフィックオブジェクトを描画する半導体集積回路装置及びそれを利用した設備機器制御装置に関するものである。
また、本発明は、各種機器の状態表示装置における操作装置および操作方式に関する。
近年、液晶パネルの普及により、グラフィカルインターフェース(GUI)が普及してきている。これまで、処理能力の高いパソコンなどでのみ使われていたGUIは、徐々に組み込み機器へと浸透しつつある。これは、GUIを用いることにより、組込機器の高機能化に伴うスイッチなどの増加を抑制することができる、ユーザーが操作しやすいなどの利点があるためである。今後も、この傾向は続くと想定される。
しかし、組込機器に用いられるマイコンなどの演算装置は、コスト面、発熱面、消費電力の観点などから、今でも処理能力の低いものが用いられる。GUIに関する処理は、命令数が多く、このためCPUリソースの大部分を消費してしまい、本来のアプリケーションプログラムに遅延などの影響を与えてしまうといった問題がある。組込機器は要求が厳しく、この傾向は今後も続くと想定される。
このような問題に対して、ソフトウェアの処理の一部をFPGAを用いてロジック回路にすることにより、CPUリソースの消費を低減するといった解決策が提案されている(例えば、特許文献1)。ロジック回路による処理は、ソフトウェアによる処理に比べて、命令のデコードが不要なため、処理が高速で有効な方法である。
また、描画処理の一部を「線の描画」「色の計算」などの描画命令単位で専用ハードウェア化する方法が提案されている。これらはグラフィックアクセラレータといった名称で商品化されている(例えば、特許文献2)。
また、空気調和機や家電機器等の電子機器の多機能化により数個のボタン操作では機器を操作しきれなくなっている昨今、グラフィカルユーザーインタフェースにより多機能性と使いやすさとを両立した機器が製造されるようになっている。利用者にとっても、基本機能をすぐ使えて、応用機能も使えるような操作性は利便性の向上につながっている。しかしこれら機器の表示装置においては製造コストの観点から液晶への表示内容や操作装置には大きな制約がある。近年の工夫としては、入力ボタンを「運転/停止」「温度上げる」などに固定せず、画面上の表示により機能を動的に割り当てる、いわゆる「ソフトキー」という手法が有効になっている。このばあい、画面上の表示と「ソフトキー」ボタンとが近ければ近いほど直感的な操作が可能になるが、現実には液晶表示部の形状の制約から、これらの距離は離れていることが多い。
そして、直感的な操作を実現するため、たとえば特許文献3のような磁気を用いた方式が提案されている。
特開平4―314133号公報 特開平6―348854号公報 特開2001−229794号公報
近年では、GUIにおける、ボタンやテキストボックスなどのグラフィックオブジェクトは、複数の描画命令の集合によって描画するほど複雑になっている。このような描画内容は、複雑な条件から決まることが多く、描画命令を発行するのにも、CPUリソースを消費する。ここで、「描画命令を発行する」とは、例えば、「左上の座標位置がX=0,Y=0,横幅10、縦幅10の中空の四角」を描きたい場合に、「直線をX=0,Y=0からX=10,Y=0に引く」、「直線をX=10,Y=0からX=10,Y=10に引く」、「直線をX=10,Y=10からX=0,Y=10に引く」、「直線をX=0,Y=10からX=0,Y=0に引く」という4つの命令を作り出し、次の処理回路に転送することを指す。
特許文献1の技術では、このような命令を発行する処理の部分について、コンパイルオプションなど使用して開発者自身がFPGAおよびCPUへの処理の割り当てを行う必要があるため、開発者にとって割り当て設計のための負担が増加する。また、特許文献2の技術では、前述した描画命令の発行処理をアプリケーションプログラムで行う必要があるため、開発者の手間がかかる。
上述のように、GUIに関するオブジェクトの描画は、処理量が多く、低機能のCPUには大きな負担となる。このため、処理の高速化が必要であるが、従来の方法では、開発時の手間の増加が大きく、開発者への負担が大きかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、GUIオブジェクトの位置などの属性値を固定化し、描画のために必要な処理をアプリケーションから分離することによって、開発時の手間の増加をおさえ、組込機器において、GUIを快適に使用できる環境を提供することを目的とする。
また、先行技術によりスイッチの工夫が提案されているが、前述の「ソフトキー」への対応は十分でない。したがって本発明の更なる目的は、液晶表示部と操作装置とを近接させ、「ソフトキー」の機能を実現し、さらに操作装置として回転操作装置を導入することにより温度設定やメニュー選択を簡易にする提案である。
本発明は、グラフィックユーザーインターフェースを構築するための半導体集積回路装置であって、文字、図形、画像などの情報から構成されるボタンなどの表示要素をグラフィックオブジェクトと呼び、前記グラフィックオブジェクトの画面上における位置などの属性情報であるオブジェクトプロパティと、前記オブジェクトプロパティを複数記憶する機能であるオブジェクトデータベースと、前記オブジェクトプロパティを参照し、画面上に前記グラフィックオブジェクトを描画するための描画命令を発行する機能であるオブジェクトマネージャと、前記描画命令を処理して画面上に前記グラフィックオブジェクトを描画する機能であるグラフィックエンジンと、前記オブジェクトマネージャに定期的に処理の実行を指示するCLKと、アプリケーションプログラムが動作するアプリケーションCPUを有するアプリケーションブロックと、を備え、前記オブジェクトデータベース、前記グラフィックエンジン、前記オブジェクトマネージャ及びCLKから構成されるグラフィックブロックと、前記アプリケーションブロックとはそれぞれ独立に動作し、前記オブジェクトマネージャは、前記CLKからの処理開始トリガを受けると処理を開始し、前記オブジェクトデータベースから前記オブジェクトプロパティを参照し、描画命令を発行し、定期的に画面を更新し、前記グラフィックブロックと前記アプリケーションブロックは、単一又は複数の半導体チップに備えることを特徴とする半導体集積回路装置である。
本発明は、GUIオブジェクトのグラフィックに関する部分の処理とアプリケーションに関する処理を分離した半導体集積回路装置に係るものである。グラフィックオブジェクトのプロパティは予め構造を固定化し、アプリケーションとグラフィックに関する処理の間で情報を共有する。このように構成することで、アプリケーションプログラムとグラフィックに関する処理の間で、オブジェクトのプロパティをやりとりすることができ、アプリケーションごとのGUIの差異を柔軟に吸収しつつ、GUIオブジェクトの描画命令の発行や管理をハードウェア化することもできる。アプリケーションの開発者は、ボタンなどのグラフィックオブジェクトを描画する際に、「線を引く」といった描画命令を発行する必要はなく、オブジェクトのプロパティ値を変更するだけでよい。このため、開発の手間を少なくすることができる。また、グラフィックに関する処理の部分をハードウェア化することにより高速化できる。
また、本発明の機器状態表示装置は、液晶表示部と該液晶表示部を支持する筐体と、該液晶表示部上面に回転操作器と、該筐体の上面に磁気検知装置と、回転操作器に配置した磁性体とからなる。
本発明の半導体集積回路装置によれば、GUIに関する処理をアプリケーションから分離し、開発者がGUIの開発にかかる手間を少なくし、CPUの負担を低減することができる。またグラフィックに関する処理の部分をハードウェア化することにより、処理を高速化することができる。
また、本発明の機器状態表示装置では、以下のような効果を奏する。
液晶表示部の上面に配置した回転操作体に特別の配線がなくとも回転を検知することができ、該液晶表示部に表示された内容と該回転操作体とが近接することから、操作者は回転操作をなすことにより、該表示された内容への操作とその応答表示とを直感的に理解できるという効果を奏する。
液晶表示部上面に特別の配線がなくとも、操作者は第二の磁性体を押下ボタンとして操作することにより、該液晶表示部に表示された内容への操作とその応答表示とを直感的に理解できるという効果を奏する。
第二の磁性体の磁気が小さくとも可動部の動作を検知、推定できるという効果を奏する。
さらに、回転操作体を回転させるにつれクリック感を得るという効果を奏する。
実施の形態1に係る半導体集積回路装置102の構成を示す図である。 実施の形態1に係る半導体集積回路装置102の動作を示す図である。 グラフィックオブジェクト301の説明図である。 実施の形態2に係るオブジェクトプロパティ15の例を示す図である。 実施の形態3に係るオブジェクトデータベース9の構造を示す図である。 実施の形態3に係るオブジェクトロケーション501の構造を示す図である。 実施の形態4に係るオブジェクトマネージャ6の例を示す図である。 実施の形態4に係るオブジェクトマネージャ6の動作を示す図である。 実施の形態4に係るオブジェクトマネージャ6の動作を示す図である。 実施の形態5に係るグラフィックエンジン7の構造を示す図である。 実施の形態5に係るグラフィックエンジン7の動作例を示す図である。 実施の形態5に係るグラフィックエンジン7の構造例を示す図である。 実施の形態5に係るメモリイメージ1103の例を示す図である。 実施の形態6に係る操作画面1401の例を示す図である。 本発明の実施の形態7を示す構成図である。 本発明の実施の形態を示す図である。 本発明の実施の形態を示す図である。 本発明の実施の形態を示す図である。 本発明の実施の形態を示す図である。 磁気検知装置に加わる磁界を示す図である。 磁気検知装置に加わる磁界を示す図である。 本発明の実施の形態を示す図である。 本発明の実施の形態を示す図である。 本発明の実施の形態を示す図である。 本発明の実施形態8〜10を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1の概略構成図を示すものである。本実施の形態における半導体集積回路装置102は、アプリケーションブロック1及びグラフィックブロック2から構成する。
アプリケーションブロック1及びグラフィックブロック2はそれぞれ別のクロックタイミングに従って動作する。すなわち、これらはそれぞれ独立に動作することができる。
アプリケーションブロック1とグラフィックブロック2を並列に動作するように構築することにより、グラフィックオブジェクト100の描画などのGUI処理をグラフィックブロック2で処理し、アプリケーションプログラム101の処理をアプリケーションブロック1で処理することができる。これによりアプリケーションブロック1のCPUリソースはアプリケーションプログラム101が独占することができる。
アプリケーションブロック1及びグラフィックブロック2は、例えば、単一の半導体チップ上に異なるコアを配置することにより実装する。但し、単一の半導体チップに限定されることなく、互いに結線した複数の半導体チップ上に配置してもよい。なお、単一の半導体チップに配置した場合には、複数の半導体チップ上に配置した場合に比べて、結線を介した情報交換による伝送遅延や、タイミングロス等が生じ難い点で有利である。
これらは、同様にロジック回路を構成することができるCPLDやFPGA上に実装しても良いし、ASICなどのICとしても良い。
また、デュアルコアを持つマイクロプロセッサを用いて構築しても同様の効果を得ることができる。この場合、アプリケーションブロック1とグラフィックブロック2では別のコアを割り当てる。
アプリケーションブロック1では、アプリケーション開発者が開発したアプリケーションプログラム101が動作する。アプリケーションブロック1は、アプリケーションCPU3、ROM4、及びRAM5から構成される。アプリケーションプログラム101はGUIを利用するプログラムである。例えば、設備機器の制御プログラム、通信プログラムなどはアプリケーションプログラム101に備える。アプリケーションプログラム101はROM4に格納され、アプリケーションCPU3が稼動した際にRAM5に読み出されて実行される。
グラフィックブロック2では、GUI画面の描画を行う。グラフィックブロック2は、オブジェクトマネージャ6、グラフィックエンジン7、VRAM8、オブジェクトデータベース9、CLK10から構成される。オブジェクトマネージャ6とオブジェクトデータベース9、オブジェクトマネージャ6とグラフィックエンジン7、グラフィックエンジン7とVRAM8、CLK10とオブジェクトマネージャ6は、電気信号によってデータをやりとりするための単数ないしは複数の配線で接続する。
ボタンやテキストボックスなどの機能を有するグラフィックオブジェクト100の位置や背景色などの属性情報はオブジェクトプロパティ15としてオブジェクトデータベース9に記憶する。オブジェクトデータベース9はアプリケーションブロック1からもグラフィックブロック2からもアクセス可能な共有メモリなどに配置する。
オブジェクトマネージャ6は、オブジェクトデータベース9のオブジェクトプロパティ15を読み出し、グラフィックエンジン7で描画するための描画命令の束であるドローコマンドリスト16を発行し、グラフィックエンジン7に渡す。オブジェクトマネージャ6は、CLK10によって定期的に処理の実行が指示されるように構成する。オブジェクトマネージャ6の実行はCLK10によるトリガタイミングによって調整する。
ここで、ドローコマンドリスト16を発行するとは、ドローコマンドリスト16に含まれる描画命令を正しい順番で適切な引数を含めて生成することを指す。描画命令は、データバスなどを経由してロジック信号としてグラフィックエンジン7へ出力する。
このように、オブジェクトマネージャ6の実行サイクルをCLK10によって制御することにより、画面の更新タイミングを一定にすることができる。画面の更新タイミングがまちまちになってしまうと、チラつきなどの原因となり、ユーザーに不快な思いをさせてしまう。
グラフィックエンジン7は、ドローコマンドリスト16に従って描画処理を実行し、VRAM8上にメモリイメージ1103を構築する。グラフィックエンジン7は、線や点などの描画処理命令を受け付け、VRAM8へのメモリ書き込み命令を実行することによりメモリイメージの描画を行う。
VRAM8上のメモリイメージは、外部に接続されたLCDC11を経由して液晶ディスプレイ12に転送する。VRAM8のアドレス空間のサイズはLCDの画面サイズに依存する。例えば、LCDのサイズが横640、縦480の場合、VRAM8は640×480=307200個の要素を持つ。1つの要素が必要とするバイト数は、LCDで表示することができる色数によって決まる。LCDが24ビットフルカラーの表示に対応している場合、1つの要素に必要なサイズは3バイトとなり、この場合、VRAM8としては最低900キロバイトとする。このように、VRAM8のサイズは、LCDの性能によって適宜設定する。
液晶ディスプレイの特性や駆動方式の差異は、LCDC11によって吸収する。したがって、半導体集積装置102は、液晶ディスプレイ12の差異については影響を受けない。
なお、アプリケーションブロック1のRAM5は、グラフィックブロック2のオブジェクトデータベース9が配置されるRAMと共用であっても良い。この場合、お互いの領域が重ならないように、アドレス空間ですみわけを行うなどする。
なお、VRAM8はオブジェクトデータベース9が配置される図示しないRAMと共有しても良い。この場合、VRAM8のアドレス空間とオブジェクトデータベース9が配置されるアドレス空間を分けて使用する。
図2は、半導体集積回路装置102がグラフィックオブジェクト100を液晶ディスプレイ12に描画するまでの動作を示す。
まず、アプリケーションCPU3上で動作するアプリケーションプログラム101は、グラフィックオブジェクト100の位置、色、強調表示の有無、表示の有無などの挙動を変更したい場合に、オブジェクトプロパティ15の属性値を変更する。
オブジェクトマネージャ6は、CLK10から処理の開始トリガ14が送られると、オブジェクトデータベース9からオブジェクトプロパティ15を読み出し、グラフィックオブジェクト100を描画するためのドローコマンドリスト16を発行する。
発行されたドローコマンドリスト16は、グラフィックエンジン7にバスなどを通じて転送される。グラフィックエンジン7では、ドローコマンドリスト16を順に実行して、VRAM8上にグラフィックオブジェクト100のメモリイメージを構築する。メモリイメージとは、メモリ上に構築された画像イメージのことである。
VRAM8上に構築されたメモリイメージは、定期的にLCDC11(液晶ディスプレイコントローラ)に送られる。LCDC11では、メモリイメージ1103から液晶ディスプレイ12で表示するための信号列に変換し、液晶ディスプレイ12に送信する。信号列は、例えば、NTSCやPALなど、すでに標準化されているものであっても良いし、独自規格のものであっても良い。これらは、液晶ディスプレイ12の規格に準ずるものとし、それに対応するLCDC11を選択して実装する。
以上の動作により、液晶ディスプレイ12上には、アプリケーションプログラム101が変更したグラフィックオブジェクト100の挙動が反映された新しい画面が描画される。例えば、アプリケーションプログラムがグラフィックオブジェクトであるテキストボックスの中に表示する文字列の属性を変更した場合、以上の処理によって、画面上に表示されているテキストボックスの中身の値が更新される。
この処理は、オブジェクトデータベース9上に記憶されたすべてのオブジェクトプロパティに対して順に実行する。すなわち、すべてのオブジェクトプロパティに対して、それぞれドローコマンドリストが順に発行される。
以上より、開発者は、オブジェクトデータベース9にあるオブジェクトプロパティ15を変更するプログラムを作成するだけで、画面上のグラフィックオブジェクト100の挙動を変更することができる。このため、開発者はグラフィックの処理に関する細かい規則や仕様について気にする必要がなくなり、プログラムを容易に構築することができる。これにより、GUIの開発にかかる手間を削減することができる。また、グラフィックに関する処理は独立したことにより高速化される。
また、以上のように、アプリケーションブロック1とグラフィックブロック2の処理を独立にすることにより、相互の処理が相互に影響を与えない構造となる。このため、アプリケーションプログラム101の処理は、GUI関連の処理が無い場合と同等の速度まで高速化することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2におけるオブジェクトプロパティ15の詳細について図1〜図4を用いて説明する。なお、それ以外の部分については実施の形態1と同じであるので説明は省略する。
図3は、グラフィックオブジェクト100の例として、ボタンオブジェクトを示したものである。パソコンや組込機器におけるグラフィックオブジェクトとして、図3に示すようなボタン部品などが一般的に用いられている。ボタン部品は、様々な属性情報を持っている。例えば、ボタンの中に記入された文字、高さ、横幅、背景色、文字色、アニメーションの有無、クリック時の再生音、強調表示の有無、ID、名前などである。これらの属性情報302が定まれば、グラフィックオブジェクト100であるボタンオブジェクトは、液晶ディスプレイ12上に一意に再現することができる。例えば、図3に示すグラフィックオブジェクト100の属性情報302は、文字が「切」である、高さは10ピクセルである、横幅が10ピクセルである、背景色が灰色である、文字色が白であるなどである。
図4は、グラフィックオブジェクト301のオブジェクトプロパティ15の例を示す図である。図3に示した属性情報302は、図4に示したオブジェクトプロパティ15の属性値401として、数値や文字列などの形態でオブジェクトデータベース9に記憶される。1つのオブジェクトプロパティ15は複数の属性値401を持ち、例えば、名前、ID、X座標上の位置、Y座標上の位置、横幅、縦幅、クリック時の音再生の有無、再生音、アニメーションの有無、アニメーションの種類などである。
メモリ上における同種のグラフィックオブジェクトのオブジェクトプロパティの構造は、種類ごとに一意に定める。同種のグラフィックオブジェクトは同一の構造を持つ。オブジェクトプロパティ15の構造とは、オブジェクトプロパティ15の配置されたメモリ空間における先頭アドレスから各属性値までのオフセットなどで定義される。
以上のように、グラフィックオブジェクト301のオブジェクトプロパティ15が、属性情報302を持つことにより、グラフィックオブジェクト100の本質的な性質を変更することなく、グラフィックオブジェクト100の外観などの付随的に作用するものを変更することができ、同一のロジック回路によって外観の異なるグラフィックオブジェクト100を描画することができる。
このように、オブジェクトの属性情報302を属性値401のように文字や数値の形で持つことにより、これらをロジック回路上から参照することができる。
実施の形態3.
本実施の形態3におけるオブジェクトデータベース9の詳細について図1〜図6を用いて説明する。なお、図1〜図4における動作については実施の形態1〜実施の形態2で説明したものと同じであるので説明は省略する。
図5は、オブジェクトデータベース9の構造を示すものである。オブジェクトデータベース9は、複数のオブジェクトプロパティ15と複数のオブジェクトロケーション501を持つ。オブジェクトロケーション501はオブジェクトプロパティ15のメモリ上の位置情報を持つ。
オブジェクトデータベース9は図示しない書換え可能なメモリ上に配置する。アプリケーションブロック1及びグラフィックブロック2の両方からアクセスできるように構成する。例えば、DPRAMなどの異なるコアからアクセス可能なメモリなどを用いて実装する。
なお、共有メモリについては、共有バスを用いて同一のシングルポートRAM(SRAM,DRAMなど)にアクセスする方法であっても良い。
オブジェクトマネージャ6は、オブジェクトデータベース9からグラフィックオブジェクト100のオブジェクトプロパティ15を読み出す。オブジェクトマネージャ6はCLK10からの処理開始トリガ14を受けると、まず、オブジェクトロケーション501を読み、オブジェクトプロパティ15のメモリ上のアドレスなどの位置情報を取得する。次に、取得したメモリ上のアドレスにアクセスし、オブジェクトプロパティ15を読み出す。オブジェクトプロパティ15を読み出すとは、オブジェクトプロパティのすべての属性値を、オブジェクトデータベース9からオブジェクマネージャ6に転送することである。
オブジェクトマネージャ6は、オブジェクトプロパティ15のメモリ上における構造に関する情報を持っている。オブジェクトプロパティ15の構造はオブジェクトマネージャ6の回路が確定する前に予め設計者が設計する。オブジェクトプロパティ15の構造はグラフィックオブジェクトの種類ごとに一意とする。同種のグラフィックオブジェクトが異なるメモリ構造を持つことはないようにする。
オブジェクトプロパティ15のメモリ上における構造を、アプリケーションブロック1およびグラフィックブロック2で共有することにより、2つのブロック間でのデータのやり取りをグラフィックデータベース9を介して、独立に行うことができる。
このように、書換え可能なRAM上にオブジェクトデータベース9を配置することにより、グラフィックオブジェクト100の挙動を動的に変更することができる。例えば、プログラム実行中に、グラフィックオブジェクト100の位置や強調表示の有無といった画面上での挙動を変更することができる。
また、このようにオブジェクトデータベース9をアプリケーションブロック1及びグラフィックブロック2の両方からアクセスできる共有メモリ上に配置することにより、お互いの処理に影響を与えることなくグラフィックオブジェクトの属性を変更することができる。
オブジェクトプロパティはグラフィックオブジェクトの種類によって異なる構造を持つ。例えば、ボタンとテキストボックスでは、異なる構造のオブジェクトプロパティとなる。したがって、オブジェクトプロパティは、グラフィックオブジェクトの種類と同じ数の種類が存在する。ただし、同一の種類のグラフィックオブジェクトのオブジェクトプロパティは同じ構造を持つ。例えば、ボタン1とボタン2がともに同じグラフィックオブジェクトである「ボタン」であるならば、ボタン1とボタン2のオブジェクトプロパティの構造は同じとなる。
オブジェクトロケーション501は、グラフィックオブジェクトの種類ごとに異なるが、同一の種類のグラフィックオブジェクトの場合には1つのオブジェクトロケーションによって管理する。
図6は、オブジェクトロケーションの実装例を示す。一つのオブジェクトロケーション501は、複数のオブジェクトプロパティアドレス601を持つ。オブジェクトプロパティアドレス601には、同じ種類のオブジェクトプロパティが配置されているメモリ上のアドレスを記憶する。
このように、オブジェクトプロパティ15のアドレスをオブジェクトロケーション501で一括して管理することにより、オブジェクトマネージャ6はオブジェクトロケーション501の位置だけを知っていれば、オブジェクトプロパティ15にアクセスすることができる。
実施の形態4.
本実施の形態4におけるオブジェクトマネージャ6の詳細について図1〜図9を用いて説明する。なお、図1〜図6における動作については実施の形態1〜実施の形態3で説明したものと同じであるので説明は省略する。
図7は、オブジェクトマネージャ6の構成を示す図である。オブジェクトマネージャ6は、描画命令を発行するオブジェクトドロージェネレータ701と発行する描画命令の型情報を持つオブジェクトドローテンプレート702の組を複数備える。
オブジェクトドロージェネレータ701はロジック回路などで構成する。オブジェクトドロージェネレータは、グラフィックオブジェクトの種類ごとに別の回路として実装する。オブジェクトドロージェネレータ701は、オブジェクトドローテンプレート702の所定の部分を変更することにより、グラフィックオブジェクト100を描画するための描画命令の束であるドローコマンドリスト16を発行する。オブジェクトドロージェネレータ701は、オブジェクトデータベース9およびグラフィックエンジン7と接続する。
オブジェクトマネージャ6は、参照型オブジェクトドロージェネレータ703を持つ。参照型ドロージェネレータ703は、オブジェクトデータベース9とオブジェクトドロージェネレータ701と接続する。参照型オブジェクトジェネレータ703は、複数のボタンから構成される複合的なグラフィックオブジェクトを描画する。参照型オブジェクトドロージェネレータ703が組として持つドローコマンドテンプレート704には、例えば、「ボタンオブジェクトを描画する」といった他のグラフィックオブジェクトを描画する旨の命令が記載されている。参照型オブジェクトドロージェネレータ703では、命令を読み込んだ場合にオブジェクトドロージェネレータ701に対して、オブジェクトプロパティの一部を転送し、グラフィックオブジェクトを描画させる。
ドローコマンドテンプレート702には、該当するグラフィックオブジェクト100を描画するためのほとんどの描画コマンドがリストとして用意されている。このうち、例えば、線の描画の開始位置や指定色といった情報が欠けており、これを補完してドローコマンドリスト16を完成させる。
オブジェクトマネージャ6は、オブジェクトプロパティ15のメモリ上における構造に関する情報を予め持つ。オブジェクトプロパティ15の構造はオブジェクトマネージャ6の回路が確定する前に予め設計者が設計する。オブジェクトプロパティ15の構造はグラフィックオブジェクトの種類ごとに一意とする。同種のグラフィックオブジェクトが異なるメモリ構造を持つことはないようにする。
図8は、オブジェクトマネージャ6がオブジェクトデータベース9からグラフィックオブジェクト100のオブジェクトプロパティ15を読み出す動作を示す。オブジェクトマネージャ6はCLK10からの処理開始トリガを受けると、オブジェクトデータベースに対して、アドレス、読み出しを意味するコマンドを送信する。オブジェクトマネージャ6は、オブジェクトロケーション501が配置されたアドレスを読み出し、オブジェクトプロパティ15のメモリ上の配置場所を取得する。オブジェクトロケーション501の位置は予め設計者によって決められており、オブジェクトマネージャ6はその位置を知っている。次に、取得したオブジェクトプロパティ15のメモリ上の配置場所の先頭アドレスを指定して、オブジェクトプロパティ15の先頭のデータを読み出す。次に、アドレスを順に1つずつ増加させながら同様にデータを読み出す。オブジェクトマネージャ6は、オブジェクトプロパティ15の最後のデータまで読込が終了すると、読み込み処理を停止して、次の描画命令の発行処理に移る。
オブジェクトプロパティ15のメモリ上における構造情報をオブジェクトマネージャ6が持つことにより、オブジェクトマネージャ6は、オブジェクトプロパティ15の先頭アドレスをオブジェクトロケーション501から取得して、オブジェクトプロパティ15の所定の属性値を読み出すことができる。
図9は、オブジェクトマネージャ6がオブジェクトプロパティ15を読み出した後の描画命令の発行の動作を示す。オブジェクトマネージャ6は、読み出したオブジェクトプロパティ15の種類から適切なオブジェクトドロージェネレータ701にオブジェクトプロパティ15を渡す。これは、オブジェクトデータベース9とつながるデータバス上にオブジェクトドロージェネレータ701のチップ選択端子を配置することによって実現する。 オブジェクトドロージェネレータ701では、オブジェクトプロパティ15を、図示しないフリップフロップ回路などの一時記憶回路に格納する。オブジェクトプロパティ15の受信が完了すると、オブジェクトドロージェネレータ701は、ドローコマンドテンプレート702を1行目から順に読み込む。ドローコマンドテンプレート702はバイナリデータで記憶されているが、図9では説明のため、バイナリデータの意味を日本語で示している。ドローコマンドテンプレート702には、描画命令が複数格納されている。描画命令は、1つの描画要素と複数の描画引数を持つ。例えば図示した描画命令901は描画要素902、描画引数903、描画引数904から構成される。描画命令901は、「線描画, 開始位置(x,y), 終了位置(x+dx,y)」といった内容がバイナリデータで記述されている。描画要素902の「線描画」は線を描くことを意味する。描画引数903の開始位置内の変数Xおよび変数Yは、オブジェクトプロパティ15における先頭アドレスからのオフセットを指し示す値を持つ。ここでは、変数Xはオブジェクトプロパティ15における3番目の要素を、変数Yはオブジェクトプロパティ15における4番目の要素を参照するという意味のバイナリデータがドローコマンドテンプレート702に格納されている。オブジェクトドロージェネレータ701は、このような参照を意味するバイナリデータを読み込んだ場合に、オブジェクトプロパティ501からその参照先の値を読み出し、参照を意味するバイナリデータと置き換える。このようにして、参照を意味するバイナリデータが置き換えられ、完成した描画命令はドローコマンドリスト16として次の回路に出力する。
ドローコマンドリスト16は、複数のデータを持つ。ドローコマンドリストはバイナリデータである。図9では説明のため、日本語で示す。データ911は、描画回路選択912、レジスタ値913、レジスタ値914を持つ。これらのデータは、1行ずつ、グラフィックエンジン7にバスなどを介して転送される。
ドローコマンドリスト16およびドローコマンドテンプレート702、オブジェクトプロパティ15は一時的に図示しないメモリ上に記憶する。
このように、ドローコマンドテンプレート702を用いることにより、グラフィックオブジェクト100のオブジェクトプロパティ15の所定の値を用いてドローコマンドテンプレート702の一部を置換することによって、ドローコマンドリスト16を完成させることができるため、少ない命令数でグラフィックオブジェクト100の描画命令を組み立てることができる。命令数を少なくすることにより、必要とする回路規模を小さくすることができる。
また、複数のグラフィックオブジェクトから構成されるグラフィックオブジェクトの描画のために、参照型ドロージェネレータ703を用いることで、全体として必要とするドロージェネレータ701の数を減らすことができる。これにより、必要とするロジック回路の規模を小さくすることができる。
実施の形態5.
本実施の形態5におけるグラフィックエンジン7の詳細について図1〜図13を用いて説明する。なお、図1〜図9における動作については実施の形態1〜実施の形態4で説明したものと同じであるので説明は省略する。
図10は、グラフィックエンジン7の構成を示す。グラフィックエンジン7は、線描画回路1001、点描画回路1002、円描画回路1003、文字描画回路1004などを備える。線、点、円、四角、文字などの描画する要素ごとに異なる描画回路を備える。描画回路については、ブレゼンハムやミッチェナーのアルゴリズムなどを元に構築する。描画回路は、ロジック回路で構成する。それぞれの描画回路は入力を受け、線、点、円、四角、文字などの基本的な描画要素であるグラフィックプリミティブをVRAM8上に描画する。
グラフィックエンジン7は、オブジェクトマネージャ6が発行したドローコマンドリスト16を読み込んで、各描画回路に命令を振り分ける。例えば、線描画に関する命令は線描画回路1001に、円描画コマンドは円描画回路1003にそれぞれ描画命令を振り分ける。命令の振り分けは、各描画回路に回路選択ビットを設けることで実現する。
このように、複数の描画回路に命令を振り分けることにより、同じような描画処理については同一のロジック回路を再利用することができる。例えば、ボタンとテキストボックスでは、その形は異なるが、どちらも点描画や線描画命令を順に複数回実行することによって描画することができる。それぞれのグラフィックオブジェクトごとに専用の描画回路を生成すると、回路規模が大きくなってしまうが、このような回路の再利用をすることにより、必要とする描画回路の規模を小さくすることができる。
図11は、グラフィックエンジン7の線描画回路1001の動作を示す。なお、線描画回路以外の描画回路であっても、基本的な動作や構成は同じである。
線描画回路1001は開始位置1101及び終了位置1102の二つの座標データをオブジェクトマネージャ6からの入力値とする。これらは所定のレジスタに格納し、入力された開始位置1101から終了位置1102まで順に座標位置をずらしながら、VRAM8上に線を構成する。VRAM8上では、液晶ディスプレイ12におけるX座標、Y座標に対応するアドレス番地が予め決められている。線描画回路1001では、該当するアドレスに対して、指定の色データを書き込むことによってVRAM8上にメモリイメージ1103を構築し、グラフィックプリミティブ1104を描画する。
図12は、線描画回路1001とVRAM8との間でのデータのやりとりの詳細を示す。線描画回路1001などの描画回路は、入力を受ける専用のレジスタとして、レジスタ1201とレジスタ1202を持ち、これらのレジスタに値をセットした後、スタートフラグ1203を立てることによって、描画処理を開始させる。線描画回路1001では、所定のVRAM8上のアドレスにデータをセットする。このため、VRAM8は、アドレス位置をセットするアドレスレジスタ1204とその位置にセットするデータを受け付けるデータレジスタ1205を持っている。VRAM8はメモリに対する書き込み指定を受けると、それが完了するまでの間、ビジーフラグ1206を立てる。ビジーフラグ1206が立っている間は線描画回路1001は処理を待ち、ビジーフラグ1206が下がったら、次の処理を行う。
図13はVRAM8上に形成されたボタングラフィックオブジェクト100のメモリイメージ1103を示す例である。VRAM8上には、描画される点の色情報が記録されている。VRAM8では、このようメモリイメージ1103を画面全体に対して保持し、一定のタイミングでLCDC11に転送する。
実施の形態6.
本実施の形態6における設備機器制御装置の詳細について図1〜図14を用いて説明する。なお、図1〜図12における半導体集積回路装置の動作については、実施の形態1〜実施の形態5で説明したものと同じであるので省略する。
図14は、本実施の形態の半導体集積回路装置102を組み込んだ設備機器制御装置のGUI画面の例である。ここでは、設備機器制御装置として空調用リモコンを例として示す。空調用リモコンの操作画面1401は、複数のグラフィックオブジェクト100から構成され、これらのグラフィックオブジェクト100が一枚の画面上に共存することによって成り立っている。各グラフィックオブジェクト100のオブジェクトプロパティ15は、前述したように各グラフィックオブジェクト100ごとにオブジェクトデータベース9に記憶されている。空調機との通信をやりとりするアプリケーションプログラム101は、ROM4に記憶され、アプリケーションCPU3において実行される。例えば、画面上における空調機の電源を「入」としたい場合には、画面上の「入」ボタンに該当するオブジェクトプロパティの強調表示プロパティをONに、画面上の「切」ボタンに該当するオブジェクトプロパティの強調表示プロパティをOFFにすればよい。
アプリケーションプログラム101は、空調室内機や室外機との通信や制御命令を組み立てるためのプログラムである。例えば、室内機から室温情報が送られてきた場合、オブジェクトプロパティ15の値を更新するなどを行う。
画面を通して入力されるユーザーの入力情報は、アプリケーションプログラム101が処理し、グラフィックプロパティ15を更新することによって画面に反映される。
なお、ユーザーが画面を通して入力する入力情報については、グラフィックブロック2上にこれを専用に処理する手段を設けても良い。この場合、最終的にオブジェクトデータベース9上のオブジェクトプロパティ15の値が更新されるという点では違いはない。
このように、グラフィックオブジェクト100の描画に関わる処理をグラフィックブロック2が担当することにより、アプリケーションブロック1に実装された制御プログラムは、両者の共有メモリ上に配置されたオブジェクトデータベース9のオブジェクトプロパティ15の値を変えるだけで、容易に表示画面を変更することができる。このように、半導体集積回路装置102を搭載することにより、空調用リモコンなどの設備機器制御装置の開発者は、設備機器の状態をユーザーに画面を通して提示するプログラムを容易に作成することができる。
実施の形態7.
図15 は、本発明の第一の実施の形態を示す。本構成は、液晶表示部2101 と該液晶表示部2101を支持する筐体2102a,2102b,2102cと、該液晶2101の上面に配置する円盤上の回転操作体2103と、該筐体上面に配置する磁気感知装置2104a,2104bとから成る。
図16は、回転操作体2103の側面図であり、回転中央下部に回転支持台2103bを配置し、また下面円周にそって磁性体2201〜2204を配置する。またこの図では見えないが磁性体2205〜2208を配置する。
図17は、回転操作体2103の裏面図であり、下面円周にそって、磁性体2201乃至2208を配置し、各磁性体は交互にN極,S極を下面に配置するものとする。
ここで、磁性体2201乃至2208は希土類ネオジム系物質や希土類サマリウム・コバルト系物質等、磁束密度1000[mT]程度のものを想定する。またこれに準じるものであればテープ状の磁性膜も適用可能である。
図18は、回転操作体2103の上面図であり、回転操作体2103と磁気感知装置2104a,2104bの位置関係を示す。本配置のように、回転操作体2103の周縁と磁気感知装置2104a,2104bの軸とが重なりあう配置のとき、回転操作体2103の裏面に配置した磁性体2301乃至2308は該磁気感知装置2104a,2104bとの相互作用が近くなり、磁気感知装置2014a,2104bの感度が最大となる。
図19は、回転操作体2103と液晶表示部2101と、液晶表示部2101の背面に隠れる磁気感知装置2104a,2104bの上面図である。本図のように回転操作体2103は磁気検知装置2104a,2104bと接せず、液晶表示部2101を経由する。
図20は、回転操作体2103の回転と磁気検知装置2104a,2104bの検知状態の関係を示すグラフである。縦軸は磁界で正方向がS極の程度、負方向がN極の程度を示す。横軸は回転操作体2103の時計回りの回転を示す。ここで、曲線2501は磁気検知装置2104aに加わる磁界の強さを示し、曲線2502は磁気検知装置2104bに加わる磁界の強さを示す。この磁界は、回転操作体2103の回転に伴い、回転操作体2103の下面に配置する磁性体のたとえば2201が磁気検知装置2104bと垂直に位置するときを基準として、2202を経て2203のように切り替わると1周期となる。
図21は、磁気検知装置2104a,2104bの検知閾値2601,2602を追記したもので、閾値2601,2602を越えたとき磁気検知装置2104a,2104bは値が変化する。具体的には、磁気検知装置2104aについて、回転操作体2103が位置2605を基準として、位置2606まで回転したとき、磁気検知装置2104aの値が1→0 に変化する。さらに、該回転操作体が位置2607まで回転したとき磁気検知装置2104aの値が0→1 に変化し、さらに位置2608で磁気検知装置2104aの値が1→0 に変化する。
磁気検知装置2104aの値の変化と磁気検知装置2104bの値の変化とは、図21のグラフ横方向の位相(時期)がずれるため、該回転操作体の回転方向を推定可能で、また変化の速さから該回転操作体の回転速度を推定可能である。
本実施の形態によれば、液晶表示部2101の上面に小さな回転操作体2103を取り付け、液晶表示部2101の上面への配線なく回転操作体2103の回転方向および回転速度を検出できる。これにより、液晶表示部の表示内容のすぐそばで回転操作をなすことにより、操作者は表示内容への作用とその応答表示とを直感的に理解することができる。
本実施の形態において、該磁気検知装置2104a,2104bは該筐体2102aに配置したが、その方法は、ネジ止めでも接着液でも良い。また、磁気検知装置2104a,2104bを該液晶表示部2101の下面に配置してもよく、その方法は、ネジ止めでも接着液でも良い。
実施の形態8.
図25は、本発明の実施の形態8を示す。本構成は、液晶表示部2101と該液晶表示部2101を支持する筐体2102a,2102b,2102cと、液晶2101の上面に配置する円盤上の回転操作体2103と、該筐体上面に配置する磁気感知装置2104a,2104b,2104cとから成る。ここで磁気感知装置2104cの液晶表示部2101面方向の位置は回転操作体2103の回転中心と重なる位置とする。
図17乃至19は本実施の形態をも示しており、液晶表示部2101と該液晶表示部2101を支持する筐体2102a,2102b,2102cと、液晶2101上面に配置する円盤上の回転操作体2103と、該筐体上面に配置する磁気感知装置2104a,2104bと、回転操作体2103の下面に配置された磁性体2201乃至2208は本発明の第一の形態と共通である。
図22は本発明の実施の形態8固有の特徴を示す。回転操作体2103の回転中央部には所定の直径10mm乃至30mm程度の空洞を設け、該空洞に第二の磁性体2701を配置する。また、該回転操作体の回転中央下部の該回転支持台2103bは該直径程度の空洞のある円周状であるため、側面図上は2103c部を表示した。
本実施の形態では、第二の磁性体2701が可動部になっており、図の上方向からの押下により下に移動する。この移動により、図15の該磁気検知装置2104cには磁界変化が加わる。磁気検知装置2104cは所定の閾値以上の変異を検知することにより第二の磁性体2701の移動を推定できる。
本実施の形態では、説明の簡単のため第二の磁性体2701を検出する目的で磁気検知装置2104cとの位置を回転操作体2103の中心付近とし、磁性体2201乃至2208の影響を小さくするようにしている。ただし、磁気検知装置2104a,2104bの検知結果から回転操作体2103の回転状態を推定できることから、磁性体2201乃至2208の影響があっても相殺可能であり、磁気検知装置2104cは必ずしも該回転操作体2103の中心付近でなくとも良い。
同様に該磁気検知装置2104a,2104bが所定の閾値による2値でなく変化量を検出することにより、磁界の変化量が回転操作体2103の回転により磁性体2201乃至2208との位置関係が変化する位相成分であるのか、第二の磁性体2701の位置変化によるパワー成分であるのかを推定することができる。この方法によれば、磁気検知装置2104cは必須ではない。
また、第二の磁性体2701の支持部にばねを設け、第二の磁性体2701が図22の上方向に戻りやすくし、または飛び出さないようにしても良い。
これにより、液晶2101上面に特別の配線がなくとも第二の磁性体2701の押下を液晶下面の該磁気検知装置2104cで検知することができ、液晶表示部2101に表示された内容と回転操作体2103とが近接することから、操作者は第二の磁性体2701を押下ボタンとして操作することにより、該表示された内容への操作とその応答表示とを直感的に理解できる。
実施の形態9.
図25は、本発明の実施の形態9を示す。本構成は、液晶表示部2101と液晶表示部2101を支持する筐体2102a,2102b,2102cと、液晶2101の上面に配置する円盤上の回転操作体2103と、該筐体上面に配置する磁気感知装置2104a,2104b,2104cとから成る。ここで磁気感知装置2104cの液晶表示部2101面方向の位置は回転操作体2103の回転中心と重なる位置とする。
図17乃至19は本実施の形態を示しており、液晶表示部2101と液晶表示部2101を支持する筐体2102a,2102b,2102cと、液晶2101の上面に配置する円盤上の回転操作体2103と、該筐体上面に配置する磁気感知装置2104a,2104bと、回転操作体2103の下面に配置された磁性体2201乃至2208は本発明の第一の形態と共通である。
図23は本発明の実施の形態9固有の特徴を示す。回転操作体2103の回転中央部には所定の直径10mm乃至30mm程度の空洞を設け、該空洞には可動部2801を配置し、可動部2801と接合した第二の磁性体2802a、2082bを配置する。第二の磁性体2802aは可動部2801の外周と接するように接合し、第二の磁性体2802bは可動部2801の外周と接しかつ第二の磁性体2802aの接合部と対称の位置付近に接合させる。また第二の磁性体2802a,2802bは上方向にS極、下方向にN極の向きに揃える。ただしS極、N極の上下を入れ替えても良い。
図24は本実施の形態における動作状態を示す。可動部2801は図面上方向からの押下により下方向に移動し、このため第二の磁性体2802a,2802bは該回転操作体中央付近の空洞より下に位置し、そのN極同士が反発して図面下部で開くように配置する。
図23の状態では第二の磁性体2802a,2802bのN極が図面下方向に揃っていたが、図24の状態では図面下方向にはN極がほとんど影響しない。ここで、図25の磁気検知装置2104cは磁界の大きな変化を検知し、可動部2801の移動を推定できる。
なお図23において、磁性体2802a,2802bの図面直下に円錐上の突起を設け磁性体2802a,2802bが可動部2801の押下により開きやすくしても良い。
本実施の形態では、説明の簡単のため第二の磁性体2802a,2802bの変化を検出する目的で磁気検知装置2104cとの位置を回転操作体2103の中心付近とし、磁性体2201乃至2208の影響を小さくするようにしている。ただし、磁気検知装置2104a,2104bの検知結果から回転操作体2103の回転状態を推定できることから、磁性体2201乃至2208の影響があっても相殺可能であり、磁気検知装置2104cは必ずしも回転操作体2103の中心付近でなくとも良い。
同様に磁気検知装置2104a,2104bが所定の閾値による2値でなく、変化量を検出することにより、磁界の変化量が回転操作体2103の回転により磁性体2201乃至2208との位置関係が変化する位相成分であるのか、第二の磁性体2802a,2802bの方向変化によるパワー成分であるのかを推定することができる。この方法によれば、磁気検知装置2104cは必須ではない。
また、可動部2801の支持部にばねを設け、第二の磁性体2701が図22の上方向に戻りやすくし、または飛び出さないようにしても良い。
本実施の形態により、第二の磁性体2802a,2802bの磁気が小さくとも磁気検知装置2104a,2104bが可動部2801の動作を検知、推定でき、また可動部2801の移動量が少なくとも磁気検知装置2104a,2104bが可動部2801の動作を検知、推定できる。
実施の形態10.
図25は、本発明の実施の形態10を示す。本構成は、液晶表示部2101 と液晶表示部2101を支持する筐体2102a,2102b,2102cと、液晶2101の上面に配置する円盤上の回転操作体2103と、該筐体上面に配置する磁気感知装置2104a,2104bと、該筐体上面に配置する磁性体2104cから成る。ここで磁性体2104cの液晶表示部2101面方向の位置は回転操作体2103の円周と重なる位置とし、S極を上方向に配置する。ただし配置は下方向であっても良い。
図16乃至19は本実施の形態をも示しており、液晶表示部2101と液晶表示部2101を支持する筐体2102a,2102b,2102cと、液晶2101の上面に配置する円盤上の回転操作体2103と、該筐体上面に配置する磁気感知装置2104a,2104bと、回転操作体2103の下面に配置された磁性体2201乃至2208は本発明の第一の形態と共通である。
ここで、回転操作体2103を回転させると、磁性体2201乃至2208は該回転操作体の下面方向に交互にN極、S極の磁界を加える。一方、磁性体2104cは常に上方向にS極の磁界を加えている。回転操作体2103はその回転角度により、磁性体2201乃至2208のいずれかを磁性体2104cの付近に近づけることになるため、磁界の反発あるいは牽引の度合いが変化する。たとえば、磁性体2201は下面がS極であるため磁性体2104cとは反発し、磁性体2202は下面がN極であるため磁性体2104cとは牽引しあう。磁性体2203は下面がS極であるため磁性体2104cとは反発し、磁性体2204は下面がN極であるため磁性体2104cとは牽引しあう。このように回転操作体2103を回転させるにつれ反発と牽引とを受けるため、回転操作体2103の操作者は断続的な抵抗すなわちクリック感を得る。
本発明の実施形態によれば、液晶表示部2101の上面に配置した回転操作体2103に特別の配線がなくとも液晶下面の磁気検知装置2104a,2104bで回転操作体2103の回転を検知することができ、液晶表示部2101に表示された内容と回転操作体2103とが近接することから、操作者は回転操作をなすことにより、該表示された内容への操作とその応答表示とを直感的に理解できる。
本発明の実施形態によれば、本発明によれば、液晶表示部2101上面に特別の配線がなくとも第二の磁性体2701の押下を液晶下面の磁気検知装置2104cで検知することができ、液晶表示部2101に表示された内容と回転操作体2103とが近接することから操作者は第二の磁性体2701を押下ボタンとして操作することにより、該表示された内容への操作とその応答表示とを直感的に理解できる。
本発明の実施形態によれば、第二の磁性体2802a,2802bの磁気が小さくとも磁気検知装置2104a,2104bが可動部2801の動作を検知、推定でき、また可動部2801の移動量が少なくとも磁気検知装置2104a,2104bが可動部2801の動作を検知、推定できる。
本発明の実施形態によれば、回転操作体2103を回転させるにつれ反発と牽引とを受けるため、回転操作体2103の操作者は断続的な抵抗すなわちクリック感を得る。
1 アプリケーションブロック、2 グラフィックブロック、3 アプリケーションCPU、4 ROM、5 RAM、6 オブジェクトマネージャ、7 グラフィックエンジン、8 VRAM、9 オブジェクトデータベース、10 CLK、11 LCDC、12 液晶ディスプレイ、13 属性値、14 トリガ、15 オブジェクトプロパティ、16 ドローコマンドリスト、17 アドレスとデータ、301 グラフィックオブジェクト100、302 属性、401 属性値、501 オブジェクトロケーション、601 オブジェクトプロパティアドレス、701 オブジェクトドロージェネレータ、702 ドローコマンドテンプレート、703 参照型オブジェクトドロージェネレータ、704 ドローコマンドテンプレート、901 描画命令、902 描画要素、903 描画引数、904 描画引数、911 データ、912 描画回路選択、913 レジスタ値、914 レジスタ値、1001 線描画回路、1002 点描画回路、1003 円描画回路、1004 文字描画回路、1101 開始位置、1102 終了位置、1103 メモリイメージ、1104 グラフィックプリミティブ、1201 レジスタA、1202 レジスタB、1203 スタートフラグ、1204 アドレスレジスタ、1205 データレジスタ、1206 ビジーフラグ、1401 操作画面、2101 液晶表示部、2102a〜2102c 筐体、2103 回転操作体、2103b 回転操作体を支持する回転軸、2104a 磁気検知装置、2104b 磁気検知装置、2104c 磁気検知装置または第三の磁性体、2201〜2208 磁性体、2501 磁界の大きさ、2502 磁界の大きさ、2601 磁界の閾値、2602 磁界の閾値、2701 第二の磁性体、2801 可動部、2802a 第二の磁性体、2802b 第二の磁性体。

Claims (9)

  1. グラフィックユーザーインターフェースを構築するための半導体集積回路装置であって、
    文字、図形、画像などの情報から構成されるボタンなどの表示要素をグラフィックオブジェクトと呼び、
    前記グラフィックオブジェクトの画面上における位置などの属性情報であるオブジェクトプロパティと、
    前記オブジェクトプロパティを複数記憶する機能であるオブジェクトデータベースと、
    前記オブジェクトプロパティを参照し、画面上に前記グラフィックオブジェクトを描画するための描画命令を発行する機能であるオブジェクトマネージャと、
    前記描画命令を処理して画面上に前記グラフィックオブジェクトを描画する機能であるグラフィックエンジンと、
    前記オブジェクトマネージャに定期的に処理の実行を指示するCLKと、
    アプリケーションプログラムが動作するアプリケーションCPUを有するアプリケーションブロックと、を備え、
    前記オブジェクトデータベース、前記グラフィックエンジン、前記オブジェクトマネージャ及びCLKから構成されるグラフィックブロックと、前記アプリケーションブロックとはそれぞれ独立に動作し、
    前記オブジェクトマネージャは、
    前記CLKからの処理開始トリガを受けると処理を開始し、前記オブジェクトデータベースから前記オブジェクトプロパティを参照し、描画命令を発行し、定期的に画面を更新し、
    前記グラフィックブロックと前記アプリケーションブロックは、単一又は複数の半導体チップに備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記オブジェクトデータベースは、
    前記グラフィックマネージャと前記アプリケーションCPUとの両方からアクセス可能であることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記オブジェクトデータベースは、
    オブジェクトプロパティのメモリ上の位置を記憶するオブジェクトロケーションを備え、
    前記オブジェクトマネージャは、
    前記オブジェクトロケーションを参照してオブジェクトプロパティの位置を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記オブジェクトマネージャは、
    グラフィックオブジェクトを描画するためのオブジェクトドロージェネレータと、
    前記グラフィックオブジェクトを描画するための複数の描画命令を備えたドローコマンドテンプレートと、を備え、
    前記オブジェクトドロージェネレータは、
    前記オブジェクトプロパティの属性値を読み出して、前記ドローコマンドテンプレートに前記属性値を挿入または置換し、描画命令を組み立てて発行することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記オブジェクトプロパティは、
    前記グラフィックオブジェクトの位置、横幅、縦幅、背景色、強調表示の有無、イメージ画像データ、ID、名前などの属性情報を少なくとも1つ以上備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記オブジェクトマネージャは、
    前記オブジェクトドロージェネレータを呼び出す参照型オブジェクトドロージェネレータを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記オブジェクトマネージャは、
    前記オブジェクトプロパティのメモリ上における構造情報を持ち、前記オブジェクトプロパティの属性値を読み出す際に、前記構造情報を用いて前記属性値が記憶されたメモリアドレスにアクセスすることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記グラフィックエンジンは、
    点、線、円、多角形、文字などの原始的な描画要素を描画する論理回路である描画ロジックを備え、
    前記グラフィックエンジンは、
    前記オブジェクトマネージャが発行した描画命令を前記描画ロジックに振り分けることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置と、
    空調、照明などの設備機器制御プログラムと、を備え、
    前記設備機器制御プログラムは、
    前記半導体集積回路装置を用いてユーザーに対して機器の情報を提示することを特徴とする設備機器制御装置。
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