JP5354658B2 - ロール紙送り出し装置、ロール紙送り出し方法、及びそのプログラム - Google Patents
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Description
この場合、ロール紙は、その先端部がロール本体の装備箇所から各機器の画像形成出力部に向けて送り出されるが、静電気やロール紙の巻き癖等の影響で、或いは機器接地位置の環境変化等によって、時には当該ロール紙の先端部がロール本体に張りついて離れにくいという現象が生じる。
かかる事態が発生すると、ロール紙を良好に送り出すことができず、これがため、適切な画像をロール紙に形成できないだけでなく、ロール紙自体が損傷し、更に最悪の場合には、画像形成装置内でロール紙の紙詰まりが発生する。
この内、特許文献1では、図8に示すように、ロール紙本体101に近接してセパレータ102が配設され、このセパレータ102の先端部102aがロール紙本体101の外周部に当接して配置され、駆動ローラ111を介してロール紙本体101をロール紙送出方向Eに回転駆動させることにより、ロール紙101Aの先端部分をロール本体101側から剥離するように構成されている。符号112は従動ローラを示す。この従動ローラ112と前述した駆動ローラ111とによりロール紙本体101を回転駆動可能に構成されている。
そして、ロール紙本体101が回転することで、当該ロール紙本体101のロール紙101Aと先端部分101aとの間にセパレータ102の先端部102aが楔状に差し込まれ、これにより、ロール紙101Aの先端部分101aがロール紙本体101から剥離されるようになっている。
そして、ロール紙本体からロール紙の先端部分が剥離された後、停止させた状態から搬送ベルトを駆動してロール紙をセパレータに供給し、これにより、ロール紙をその先端部から分離して送り出すという手法が採られている。
ロール紙101Aが破損したり、蛇腹状に折れ曲がってしまうと、ロール紙本体101を巻き締めた後、再度、剥離動作を繰り返したとしても、ロール紙101Aを画像形成出力部に供給することができない。この場合、ロール紙の破損した部分を除去した後、再度、剥離動作を行わなければならないため、操作者が余分な作業を強いられるだけでなく、ロール紙101Aもかなりの量が無駄になるという不都合がある。
前記ロール紙送り出し時に作動し、前記回転駆動手段および駆動ローラを介して前記ロール紙本体を回転制御して当該ロール紙本体を用紙巻き取り方向へ一定量回転させる一次始動制御と、この一次始動制御の実行後に実行する停止制御と、この停止制御後に実行し当該ロール紙本体を用紙送り出し方向へ一定量回転制御し前記セパレータによるロール紙先端部の剥離可能な状態に設定する二次始動制御とを、順次実行する始動時回転制御機能を有すると共に、
この始動時回転制御機能による一連の前記各制御内容を繰り返し実行する繰り返し実行機能を有し、
前記始動時回転制御機能の実行に際して稼働し、前記二次始動制御による用紙送り出し方向への回転量を、前記一次始動制御による用紙巻き取り方向への回転量よりも大きく設定する始動時回転量設定機能を備えていることを特徴とする。
まず、前記ロール紙送り出し時に作動し、前記回転駆動手段および駆動ローラを介して前記ロール紙本体を用紙巻き取り方向へ一定量回転制御する一次始動制御を実行し(一次始動制御工程)、
次に、この一次始動制御の実行後に前記ロール紙本体の回転動作の停止制御を実行し(停止制御工程)、
続いて、この停止制御後に実行し当該ロール紙本体を用紙送り出し方向へ一定量回転制御して前記セパレータに対する前記ロール紙の先端部の位置をロール紙本体から剥離可能な位置状態に設定する二次始動制御を実行し(二次始動制御工程)、
更に、上記一次始動制御から二次始動制御に至る一連の前記各制御動作を繰り返し実行するように前記回転駆動手段および駆動ローラを介して前記ロール紙本体を駆動制御し(繰り返し実行制御工程)、
前記各制御動作の実行に際しては、前記二次始動制御による用紙送り出し方向への回転量を前記一次始動制御による用紙巻き取り方向への回転量よりも大きく設定制御する構成とし、
これらの各工程の制御動作を、前記駆動制御部が順次実行するようにしたことを特徴とする。
この一次始動制御を実行した後に前記ロール紙本体の回転動作を停止制御する停止制御機能、
前記ロール紙本体の回転動作の停止制御後に当該ロール紙本体を用紙送り出し方向へ一定量回転制御し、前記セパレータに対して前記ロール紙の先端部の位置をロール紙本体から剥離可能な位置状態に設定する二次始動制御を実行する二次始動制御機能、
上記一連の各制御処理動作を繰り返し実行するように前記回転駆動手段および駆動ローラを介して前記ロール紙本体を駆動制御する繰り返し実行制御機能、
および前記各制御動作の実行に際しては、前記二次始動制御による用紙送り出し方向への回転量を、前記一次始動制御による用紙巻き取り方向への回転量よりも大きく設定制御する回転量設定制御機能、
を設け、これらの各制御機能を前記駆動制御部が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする。
ここで、前述した図8に示す関連技術と同一の構成部材については同一の符号を用いるものとする。
最初に、本実施形態におけるロール紙送り出し装置の基本的な構成について説明し、その後に具体的な内容について詳述する。
本実施形態におけるロール紙送り出し装置10は、図1乃至図7に示すように、記録紙101Aがロール状に巻回されたロール紙本体101をその外周部で回転駆動して当該記録紙101Aを外部に送り出す駆動ローラ11と、ロール紙本体101のロール紙先端部101aを当該ロール紙本体101から分離して送り出すセパレータ102と、このセパレータ102によってロール紙本体101からそのロール紙101Aの先端部101aが分離されたロール紙101Aを外部に向けて送り出す一対のフィードローラ13と、前述した駆動ローラ11を回転駆動する回転駆動手段としての駆動モータ14とを備えている。ここで、上記セパレータ102は、その先端部102aが図示しないバネに付勢されてロール紙本体101に常に当接した状態に設定されている。
この駆動制御部20は、ロール紙本体101からのロール紙送り出し時に作動し駆動モータ(回転駆動手段)14および駆動ローラ11を介してロール紙本体101を回転制御し当該ロール紙本体101を用紙巻き取り方向へ一定量回転させる一次始動制御の実行後に停止制御を実行し、その後に当該ロール紙本体101を用紙送り出し方向へ一定量回転制御する二次始動制御を実行する始動時回転制御機能(第1の回転制御機能)を備えている。
このため、用紙送り出し方向へのロール紙本体101の回転は、始動時は早く、又停止時はゆっくりと停止することから、全体的には穏やかな停止制御が実現され、これにより、送り出されるロール紙の弛みが有効に抑制される。
これにより、初期始動時に、停止中に弛んだロール紙本体101のロール紙101A(特にロール紙先端部101a)の弛みを確実に除去することができる。
〔具体的構成〕
本実施形態におけるロール紙用の用紙送り出し装置10は、例えば、ATM(Automatic Teller's Machine)や、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に組み込まれ、文字や画像を形成するためのロール紙を画像形成出力部に送り出す装置である。
この内、ロール紙用固定カバー31は、その下端部側で装置本体(ケーシング)2に連結され保持されている。又、装置本体2には、前述した駆動モータ14およびその駆動制御部20が装備されている。
ロール紙用固定カバー31の図1における左端部には、当該左端部中央部を回動支点33aとして起伏回動するロール紙抑え機構33が装備されている。
このロール紙抑え機構33は、図1,図2に示すように細長い短冊状で且つ前述したロール紙用固定カバー31の外端部に沿って半円弧状に形成された2本のロール紙抑えアーム33B,33Cと、この各ロール紙抑えアーム33B,33Cを起伏回動自在に保持すると共に前述した回動支点33aを構成する支軸33Aとを備えている。
これにより、この支軸31J部分を回転中心としてロール紙用開閉カバー32の全体が、ロール紙本体101および前述したロール紙用固定カバー31の外側周囲を、ロール紙本体101の搬入のタイミングに合わせて図3の矢印A,Bに示す方向に往復回動し、これによって、ロール紙本体101の搬入動作を許容し且つその搬入後の全体被覆を実行し得るようになっている。
図2において、符号36はロール紙用開閉カバー32の全体の開閉動作を付勢する開閉カバー駆動機構を示す。この開閉カバー駆動機構36は、図2に示すように、開閉カバー駆動モータ36Aと、この開閉カバー駆動モータ36Aに付勢されて作動し前述したロール紙用開閉カバー32を前述した支軸31Jを中心軸として回転駆動する駆動側ギヤー機構36Bとを備えている。
ロール紙101Aの先端部101aをロール紙本体101から剥離するセパレータ102は、図2に示すように前述した二つの従動ローラ12,12の両側に配置された三個の部分セパレータ102A,102B,102Cによって構成されている。
更に、前述したロール紙用開閉カバー32の図1における右下部分(ホッパ部4側)は、ロール紙本体101の搬入を円滑に且つ迅速に実行するため、開放された状態(ロール紙用開閉カバー32が切除された状態)となっている。そして、この開放領域には、ロール紙本体101の搬入を円滑に実行するための二本のガイドアーム37A,37Bが所定間隔を隔てて配設されている。
又、図1において、符号38はガイドアーム駆動機構を示す。このガイドアーム駆動機構38は、開閉カバー駆動機構36に付勢されて作動する原動プーリ39Aを備えたベルト機構39と、このベルト機構39の従動プーリ39Bと同軸上に装備されたアーム側従動ギヤ機構40とにより構成されている。
そして、このベルト機構39の従動プーリ39Bの支軸39Bb上に2個の伝達ギヤー40A(40B)が前記ガイドアーム37A,37Bに対応して装備され、この伝達ギヤー40A(40B)の回転力がアイドルギヤー40C(40D)を介して駆動支軸11Aに回転自在に装備されたアーム側従動ギヤー40E,40F(図2参照)に伝達されるように構成されている。
更に、このアーム側従動ギヤー40E,40Fは、それぞれ前述した駆動支軸11Aに回転自在に装備されたガイドアーム37A,37Bに一体的に固着装備されている。
ロール紙本体101から剥離されたロール紙101Aの送り出し方向であるセパレータ102A〜102Cの下流側には、ロール紙本体101から剥離されたロール紙101Aを従動ローラ12,12と共働して図1の左方向に存在する(画像形成出力部に)搬送するフィードローラ13(13A,13B)が配設されている。このフィードローラ13は、フィードローラ用モータ13Mにより駆動される(図4)。
図4に、用紙送り出し装置10の制御ブロック図を示す。
この図4において、用紙送り出し装置10は、各動作機構が駆動制御部20によって制御される。この駆動制御部20は、ホッパ装置4の送りレバー機構4Bを駆動する送りレバー用モータ5、開閉カバー駆動機構36の開閉カバー駆動モータ36A、駆動ローラ11用の駆動モータ(駆動手段)14、およびフィードローラ用モータ13Mを駆動制御する。
そして、これらの各光センサ21,22の各投光部21A,22Aから出力される光ビームとしては、本実施形態ではロール紙を感光することのない波長の光、例えば赤外光が使用されている。
次に、図4,図5に基づいて、上記ホッパ装置4および用紙送り出し装置10の全体の動作について説明する。
同時に、ガイドアーム駆動機構38が作動してガイドアーム37A,37Bを図1のC方向(ロール紙本体101の搬入路を開く方向)に回動させ、これによってホッパ装置14側に開口通路部が設定される(ステップS103)。
この場合、開閉カバー駆動モータ36Aによるロール紙用開閉カバー32のB方向への回動は、前述したA方向の回動とは逆方向となり、従って、前回の場合とは逆にガイドアーム駆動機構38を介してガイドアーム37A,37Bが逆のD方向に回動し、これにより、ホッパ装置4側の開口部が閉塞される(ステップS107)。
ここで、ロール紙本体101に対する駆動制御部20による前述した初期始動の制御内容は、駆動ローラ11上にロール紙本体101がセットされた場合に稼働して当該ロール紙本体101を用紙巻き取り方向に一定量回転させることを、その構成内容とした。
駆動制御部20は、駆動ローラ11用の駆動モータ14を制御し、駆動ローラ11,11の回転を、図6の時計方向へ小さい加速度で開始させる(ステップS108)。駆動ローラ11,11が時計方向に回転すると、駆動ローラ11,11に外周部が当接するロール紙本体101がロール紙101Aの巻き取り方向である図6のA方向に回転する。
次いで、駆動制御部20は、ロール紙本体101が巻き取り方向に一定量回転した後、駆動ローラ11,11の回転を回転開始のときの加速度よりも絶対値が大きい減速度で急速に減速させて停止させる(ステップS109)。
4B 送りレバー機構
10 用紙送り出し装置
11 駆動ローラ
12 従動ローラ
13 フィードローラ
13M フィードローラ用モータ
14 駆動モータ(回転駆動手段)
20 駆動制御部(始動時回転制御機能、繰り返し実行機能、始動時回転量設定機能、初期始動回転制御機能)
21 ロール紙本体検出センサ(ロール紙検出センサ)
22 フィードセンサ
101 ロール紙本体
101A ロール紙(記録紙)
101a ロール紙先端部
102(102A,102B,102C) セパレータ
102a,102b,102c セパレータの先端部
Claims (13)
- 記録紙がロール状に巻回されたロール紙本体をその下端部外周で回転自在に保持する駆動ローラおよび従動ローラと、この各ローラ相互間に配置され且つ前記ロール紙本体の正転時に当該ロール紙の先端部をロール紙本体から剥離し外部に向けて送り出すセパレータと、前記駆動ローラを用紙送り出し方向又は用紙巻き取り方向に回転駆動する回転駆動手段と、この回転駆動手段の回転動作を可変制御する駆動制御部とを備えて成るロール紙送り出し装置において、
前記駆動制御部が、
前記ロール紙送り出し時に作動し、前記回転駆動手段および駆動ローラを介して前記ロール紙本体を回転制御して当該ロール紙本体を用紙巻き取り方向へ一定量回転させる一次始動制御と、この一次始動制御の実行後に実行する停止制御と、この停止制御後に実行し当該ロール紙本体を用紙送り出し方向へ一定量回転制御し前記セパレータによるロール紙先端部の剥離可能な状態に設定する二次始動制御とを、順次実行する始動時回転制御機能を有すると共に、
この始動時回転制御機能による一連の前記各制御内容を繰り返し実行する繰り返し実行機能を有し、
前記始動時回転制御機能の実行に際して稼働し、前記二次始動制御による用紙送り出し方向への回転量を、前記一次始動制御による用紙巻き取り方向への回転量よりも大きく設定する始動時回転量設定機能を備えていることを特徴としたロール紙送り出し装置。 - 請求項1に記載のロール紙送り出し装置において、
前記駆動制御部の前記始動時回転制御機能は、
前記ロール紙本体の回転方向が用紙送り出し方向である前記二次始動制御の場合に、当該二次始動制御後に前記回転駆動手段に対して成される停止制御時の減速度の絶対値を、前記二次始動制御時の加速度の絶対値よりも予め小さく設定する回転制御機能であることを特徴とするロール紙送り出し装置。 - 請求項2に記載のロール紙送り出し装置において、
前記駆動制御部の前記始動時回転制御機能は、
前記ロール紙本体の回転方向が用紙巻き取り方向である前記一次始動制御の場合には、当該一次始動制御時に前記回転駆動手段に対して成される加速度の絶対値を、当該始動後に成される停止制御時の減速度の絶対値よりも予め小さく設定する回転制御機能であることを特徴とするロール紙送り出し装置。 - 請求項3に記載のロール紙送り出し装置において、
前記駆動制御部は、前記駆動ローラ上にロール紙本体が搬入された場合に前記始動時回転制御機能に優先して作動し当該ロール紙本体を用紙巻き取り方向に一定量回転させる初期始動回転制御機能を備えていることを特徴としたロール紙送り出し装置。 - 請求項4に記載のロール紙送り出し装置において、
前記装置本体に、前記ロール紙本体の存在を常時捕捉するロール紙検出センサを装備すると共に、このロール紙検出センサによって前記ロール紙本体の搬入が検知された場合に、前記駆動制御部が前記初期始動回転制御機能を稼働させる構成としたことを特徴とするロール紙送り出し装置。 - 請求項1に記載のロール紙送り出し装置において、
前記駆動ローラを、前記ロール紙本体から送り出されるロール紙の上流側に配置すると共に、当該駆動ローラの下流側に前記従動ローラを配置し、
この駆動ローラと従動ローラとの間に、前記セパレータを、その用紙分離用先端部を前記ロール紙本体に常時当接した状態に設定したことを特徴とするロール紙送り出し装置。 - 請求項5に記載のロール紙送り出し装置において、
前記装置本体に前記ロール紙本体からロール紙が送り出された場合にこれを検知するフィードセンサを前記従動ローラの下流側に装備し、
前記駆動制御部は、前記フィードセンサからの信号に基づいて作動し前記始動時回転制御機能の稼働を停止すると共に前記駆動手段を介して前記駆動ローラの回転制御を通常のロール紙送り出し動作に切り替える制御動作切り替え機能を備えていることを特徴としたロール紙送り出し装置。 - 記録紙がロール状に巻回されたロール紙本体をその下端部外周で回転自在に保持する駆動ローラおよび従動ローラと、この各ローラ相互間に配置され且つ前記ロール紙本体の正転時に当該ロール紙の先端部をロール紙本体から剥離し外部に向けて送り出すセパレータと、前記駆動ローラを用紙送り出し方向又は用紙巻き取り方向に回転駆動する回転駆動手段と、この回転駆動手段の回転動作を可変制御する駆動制御部とを備えて成るロール紙送り出し装置にあって、
まず、前記ロール紙送り出し時に作動し、前記回転駆動手段および駆動ローラを介して前記ロール紙本体を用紙巻き取り方向へ一定量回転制御する一次始動制御を実行し、
次に、この一次始動制御の実行後に前記ロール紙本体の回転動作の停止制御を実行し、
続いて、この停止制御後に実行し当該ロール紙本体を用紙送り出し方向へ一定量回転制御して前記セパレータに対する前記ロール紙の先端部の位置をロール紙本体から剥離可能な位置状態に設定する二次始動制御を実行し、
更に、上記一次始動制御から二次始動制御に至る一連の前記各制御動作を繰り返し実行するように前記回転駆動手段および駆動ローラを介して前記ロール紙本体を駆動制御し、
前記各制御動作の実行に際しては、前記二次始動制御による用紙送り出し方向への回転量を前記一次始動制御による用紙巻き取り方向への回転量よりも大きく設定制御する構成とし、
これらの各工程の制御動作を、前記駆動制御部が実行するようにしたことを特徴とするロール紙送り出し方法。 - 請求項8に記載のロール紙送り出し方法において、
前記ロール紙本体の回転方向が用紙送り出し方向である前記二次始動制御の工程では、当該二次始動制御後に前記回転駆動手段に対して成される停止制御時の減速度の絶対値を、前記二次始動制御時の加速度の絶対値よりも予め小さく設定するようにし、
これを前記駆動制御部が実行するようにしたことを特徴とするロール紙送り出し方法。 - 請求項8に記載のロール紙送り出し方法において、
前記ロール紙本体の回転方向が用紙巻き取り方向である前記一次始動制御の場合には、当該一次始動制御時に前記回転駆動手段に対して成される加速度の絶対値を、当該一次始動制御後に成される停止制御時の減速度の絶対値よりも予め小さく設定し、
これを前記駆動制御部が実行するようにしたことを特徴とするロール紙送り出し方法。 - 記録紙がロール状に巻回されたロール紙本体をその下端部外周で回転自在に保持する駆動ローラおよび従動ローラと、この各ローラ相互間に配置され且つ前記ロール紙本体の正転時に当該ロール紙の先端部をロール紙本体から剥離し外部に向けて送り出すセパレータと、前記駆動ローラを用紙送り出し方向又は用紙巻き取り方向に回転駆動する回転駆動手段と、この回転駆動手段の回転動作を可変制御する駆動制御部とを備えて成るロール紙送り出し装置にあって、
前記ロール紙送り出し時に作動し、前記回転駆動手段および駆動ローラを介して前記ロール紙本体を用紙巻き取り方向へ一定量回転制御する一次始動制御理機能、
この一次始動制御を実行した後に前記ロール紙本体の回転動作を停止制御する停止制御機能、
前記ロール紙本体の回転動作の停止制御後に当該ロール紙本体を用紙送り出し方向へ一定量回転制御し、前記セパレータに対して前記ロール紙の先端部の位置をロール紙本体から剥離可能な位置状態に設定する二次始動制御を実行する二次始動制御機能、
上記一連の各制御処理動作を繰り返し実行するように前記回転駆動手段および駆動ローラを介して前記ロール紙本体を駆動制御する繰り返し実行制御機能、
および前記各制御動作の実行に際しては、前記二次始動制御による用紙送り出し方向への回転量を、前記一次始動制御による用紙巻き取り方向への回転量よりも大きく設定制御する回転量設定制御機能、
を設け、これらの各制御機能を前記駆動制御部が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするロール紙用送出動作制御プログラム。 - 請求項11に記載のロール紙用送出動作制御プログラムにおいて、
前記ロール紙本体の回転方向が用紙送り出し方向である前記二次始動制御機能あっては、当該始動後に成される停止制御時の減速度の絶対値を、前記二次始動制御時の加速度の絶対値よりも予め小さく設定する減速度設定制御機能を有し、
これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするロール紙用送出動作制御プログラム。 - 請求項12に記載のロール紙用送出動作制御プログラムにおいて、
前記ロール紙本体の回転方向が用紙巻き取り方向である前記一次始動制御機能あっては、当該一次始動制御時の加速度の絶対値を、当該始動後に成される停止制御時の減速度の絶対値よりも予め小さく設定する加速度設定制御機能を有し、
これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするロール紙用送出動作制御プログラム。
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