JP5354329B2 - 詰め替え用紙容器 - Google Patents

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本発明は、粉体や粒体などの詰め替えに用いられるもので、例えば紙を主体としたカップ状の容器や紙管の開口にシールされる、金属箔とプラスチックシートの積層シートで、開口を容易にするためのミシン目やカット線、更には破断線などの強度弱点部を設けた蓋と、更にはこの蓋の上から容器本体に被せられるオーバーキャップを備え、もって前記蓋によって容器本体を密封でき、バリア性を保ち、しかも強度弱点部を押し破ることによって容易に開封できる詰め替え用紙容器に関する。
蓋を破ることで開封する容器、更にはオーバーキャップを備えた容器は、従来より幾多の提案もあり、また、市販もされている。
ところで、このような従来の蓋は、一般的には、合成樹脂シート、紙シート、アルミ箔或いはアルミシートの幾つかを組み合わせて、これらを積層して構成され、蓋の下面から上層適宜の範囲にわたって強度弱点部の一例としてミシン目が設けられている。また、一般的には、この強度弱点部は紙カップや紙管などの容器開口の縁から縁にわたって直線的に設けられることが多い。また、紙カップ用の蓋には、ホットメルトを最内層にする場合が多い。
一方、容器本体の開口部の内側にリングを備えた従来の構造としては、主として容器の強度を高めることを意図したものが存在している。具体的には、容器本体の胴部上端を外方へ張り出して形成したフランジ又はカール部の上面に前記リングのフランジを乗せつけ、容器本体のフランジ上面とリングのフランジ下面とを接合するようにしてある。また、このリングのフランジの上面にバリア性を備えるシート状の蓋材を貼着したり、キャップを被せて容器本体の開口部を密封したりしている。
また、従来品のオーバーキャップは、その周壁下端部内面にアンダーカットと言う内方への出っ張りを設け、これを容器本体の開口部に係止する構造部分を備え、大変嵌合力が強いものであった。更には、一般にこの種紙容器は開口部の周縁にカール部と言って、胴の先端を外方へ環状に巻き込んだ環状巻き込み部を備えて、容器の強度アップや口当たりの改善を図った構造部分が存在している。。
特開平06−001375号公報 特開平08―058764号公報 実開平07−017762号公報 特開2002−264918号公報 特開昭63−024464号公報
上記従来の蓋はその強度弱点部が紙製容器や紙管などの容器開口の縁から縁にわたって直線的に設けられるケースが多く、その結果として容器を不用意に落とした時、特に開口側が床面などに追突した場合には、簡単にこの強度弱点部が破断し、内容物、例えばインスタントコーヒー、粉ミルク、コピー機のトナー、更には各種の粉体などのが容器から零れ落ちてしまうおそれがあった。また、ホットメルトを採用すると、ホットメルトの清浄性に問題が生じるおそれがあり(ホットメルトの滓が生じる)、また、高温に晒されると溶融して不用意に開封してしまい、しかもホットメルト特有の臭気が商品価値を損ねるという問題もあった。
また、オーバーキャップは前述の通り、容器の開口部に対する嵌合力が大変強力であるために、嵌め難く、逆に外し難い。したがって、このオーバーキャップを嵌めるだけで不用意に蓋がその強度弱点部から破れるおそれがあった。また、容器の開口部をしっかりと抱きかかえてしまうために、容器を落とした時には、その落下衝撃で容器が歪み、この歪がたちまちの内に蓋に伝わり、いとも容易く蓋が破れてしまう問題があった。
更に、容器本体の開口部に設けられているカール部は容器本体の胴部の外周に密着する形で設けられているために、これまた容器を落とした時にはその落下衝撃で容器が歪み、この歪がたちまちの内に蓋に伝わり、いとも容易く蓋が破れてしまう問題があった。
そこで、本発明者らは、容器が落下したときに蓋が破損されるメカニズムを考察した結果、落下の衝撃で容器やオーバーキャップが歪み、この歪みによって蓋に無用な張力が働くことが原因であることが分かった。この新知見を基にこの容器に掛かる落下時の衝撃を吸収する方途を鋭意模索した。その結果、落下の衝撃を緩和して、これが蓋に伝わり難い手段に思い至り、オーバーキッャプも含めて容器本体の開口部周囲に衝撃緩衝手段を設けて種々実験を試みた。得られた結果は満足の行くものであったので、ここに提案する。
したがって本発明は、バリア性、カップに対する安定したシール性、更には易開封性が従来品に対して格段に優れ、殊に落下時の衝撃を緩和して蓋が破れ難い詰め替え用紙容器を提供することを目的としている。
以上の技術的な課題を解決するために、本発明の請求項1記載の詰め替え用紙容器は、紙を主体としたカップ状の容器本体と、バリア性を備えると共に中心から放射状に、且つ、周方向に所定間隔で強度弱点部を備えてこの容器本体の開口部の上面に貼着されて容器本体を密封するシート状の蓋材と、アンダーカットを周縁部に備えてこの蓋材の上方に被されるオーバーキッャプを備えてなる詰め替え用紙容器であって、容器が落下した時の落下衝撃を蓋に伝え難くするための吸収緩和素子が備わっていることを特徴とする。
このように構成された詰め替え用紙容器は、オーバーキャップを取り外し、次いで図8並びに9図に示すように、容器本体を逆さにし、開口部を補充用の容器の一例であるジャーの口部に宛がう。この状態では、容器本体内のインスタントコーヒー等の粉体は未だ蓋によって保持されている。次いで、図11並びに図12に示すように、容器本体に、ジャーの口部へ向かって押し込むように押圧力を負荷する。この押圧力は、ジャーの口部、一般的には本体から円筒状に立ち上がる筒上部分が蓋を押し破るための力として働く。すなわち、このジャーの口部が蓋を押し上げて、この蓋に予め設けられた強度弱点部である放射状のミシン目やカット線に沿って複数の分割片に破断分割する。その結果、容器本体内のインスタントコーヒー等の粉体が、一挙にジャー内へ案内流下される。
以上の構成において、吸収緩和素子は、不用意に容器を落としても、その落下衝撃を容器本体の開口部へ直に蓋に伝えてしまうことを未然防止するように働き、蓋への落下衝撃を上手く吸収し、緩和する。
したがって、この発明は以下の効果を奏する。
本発明の詰め替え用紙容器は、従来のスタンディングパウチ等と全く違って、容器本体を詰め替え容器の口部に押し付けて押圧することによって蓋を押し破るようにしてあるので、簡単に容器本体と詰め替え容器とを直に連通できるから、詰め替え作業を大変簡単な操作で、容易かつ確実に行うことができ、内容物を外気に触れさせるおそれも少なく、香りや風味が損なわれるおそれも少ない。
特に本発明においては、吸収緩和素子によって不用意に容器を落としたとしても、その落下衝撃で容器本体が大きく変形するのを少なくでき、もって蓋への落下衝撃を上手く吸収し、緩和するので、落下衝撃が直に蓋に伝わってしまうおそれを未然に防止して、蓋が不用意に破れてしまうおそれを少なくできるようになった。
以上の構成において、本発明は請求項2に記載のように、吸収緩和素子をオーバーキャップの天板周縁から下方へ一体に垂下連設した周壁に、その周方向所定間隔置きに下端縁から天板辺縁に至って設けられた切欠きとするのが望ましい。
オーバーキャップの容器本体の開口部に対する嵌合力が弱くなるので、オーバーキャップを容易に嵌脱でき、また、嵌脱によって不用意に蓋を破ってしまうおそれを可及的に少なくできるからである。また、切欠きと切欠きの間で衝撃を吸収し、周りに衝撃が伝わり難く、容器の大きな変形が抑えられ、耐落下衝撃性が向上するからである。
また、本発明は請求項3に記載のように、カール部の内端縁と胴部外周面との間に設けられた所定間隔の隙間であるのが望ましい。
カール部の内端縁と胴部外周面との間に設けた隙間によって、つまりはカール部を容器から離すことによって得られた隙間がショックアブソーバーとして機能し、容器本体への衝撃を小さくし、大きな変形を抑えられ、耐落下衝撃性が向上するからである。
また、請求項4に記載のように、強度弱点部は蓋の中心から辺縁に至る全長ではなくて、その中間部迄にわたって設けるのが望ましい。
強度弱点部の始端を容器本体の開口部から蓋の中心側に偏倚させることによって、落下の衝撃が強度弱点部に直ちに影響を及ぼすのを可及的に少なくできるからである。
以下、この発明のオーバーキャップ付の詰め替え用紙容器を、インスタントコーヒーの詰め替え用容器に適用した場合の実施の形態について、図面に従って詳細に説明する。
先ず、詰め替え用容器1は、図2、3に示すように、容器本体2、ホッパ3、バリア性を有するシート状の蓋4、オーバーキャップ5からなる。
容器本体2は有底の円筒形で、基材には矩形の紙片が用いられる。この紙製の円筒は、図4に示すように、その外側から順に、インク層201、紙層202、接着剤層としてのエチレンメタクリル酸重合樹脂(EMAA)層203、アルミニウム箔層204、ポリエチレンテレフタレート層205、更に低密度ポリエチレン層205が積層されて、高いガスバリア性(酸素、水蒸気、内容物由来揮発成分)を備えた複合材が採用される。前記紙層202は坪量150〜500g/m2 の範囲から適宜にものが選択される。また、エチレンメタクリル酸重合樹脂(EMAA)層203は10〜50μmの範囲、アルミニウム箔層204は6〜20μm、ポリエチレンテレフタレート(PET)層205は5〜50μmの範囲、更に低密度ポリエチレン(LDEP)層206は30〜150μmの範囲からそれぞれ適宜に選定される。積層手段は公知の技術が採用される。例えば、ラミネートや塗着などの一般的な手法である。容器本体2を作成するには、前記のような高いガスバリア性を備えた矩形の紙片を筒状に丸め、左右両サイドを重合させ、この重合部を糊代として適宜に接合する。接合手段は、接着剤を使用したり、熱融着させたり、適宜公知の手段が採用される。そして、上端は、図2、3に示すように、外方に向かって環状に巻込んでカール部6が一体に形成されている。
この容器本体2の開口部2A内には、図2、3に示すように、パーツの一例であるホッパ3(以下単にホッパと言う)が嵌め込まれている。具体的には、このホッパ3は前記容器本体2と同一の素材或いは厚みを0.8mmに設定された高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレンなど適宜の樹脂素材で形成されている。このホッパ3は周囲にリングとしての立ち上がり壁3A(以下単にリングという)を備える。このリング3Aは、その上端に外側に張り出すフランジ3Bを一体に備えていて、その下面が容器本体2の開口部2Aの上端、つまりカール部6の上端面6A上に載置されて、適宜に接合されてこの開口部2A内に嵌め込まれている。また、このリング3Aの下端縁から一体に、上方かつ中央に向かって順次傾斜した壁からなる漏斗3Cが備わっている。そしてこの漏斗3Cのテーパ角は、少なくとも20°、更に好ましくは40〜45°に設定される。また、ホッパ3の漏斗3Cの上端、つまり開口3C1は前記フランジ3Bの上端面とほぼ同じ高さ位置、即ちほぼ同一平面上に配置されるように設計されている。尚、接合の手段は熱融着、高周波溶着、接着剤使用など、適宜最も好ましい手段が採用される。
尚、図4中6Bはカール部6に生じる段差であるが、前記シート状の蓋4の最内層に形成されているシーラント層7(後述)によって上手く封止される。
前記ホッパ3の上端にはバリア性を有する前記蓋4がシールされている。
このバリア性を有する蓋4は、図5に示すように、最内層7はポリエチレンのシーラント層、このシーラント層7の外側にポリエチレンテレフタレート層8、その外側に接着剤層9を介して金属箔層10が貼着された高いガスバリア性を備えた複合シートが採用され、更に前記最内層のシーラント層7には、図3、6に示すように、その中央から放射状に複数本の強度弱点部11が設けられていて、この強度弱点部11によって前記シーラント層7を含み金属箔層10も容易に破れて、開封し易くしてある。
最内層7のシーラント層7は低密度ポリエチレン(LDEP)で30〜200μmの範囲から適宜に選定される。また、ポリエチレンテレフタレート層8は5〜50μmの範囲、接着剤層9としての低密度ポリエチレン(LDEP)は7〜100μmの範囲、そして最上層の金属箔層10としてのアルミニウム箔は6〜50μmの範囲から夫々適宜に選定される。この複合シートの処理の手段は、ラミネート以外にも公知の技術が採用され、塗着や接着など各種の手法が採用される。
また、蓋4の全体形状は、図3、6示すように、前記容器本体2の開口部2Aとほぼ同径、具体的には約90mmφの円形を呈し、その周縁部4Aが前記パーツ3のフランジ3Bの上面に適宜に貼着される。一般的には熱融着手段が採用される。但し、この場合、前記漏斗3Cの上端縁、つまり開口3C1の上縁に対しては、単に接触するのみとしてある。この漏斗3Cの開口部3C1の開放を迅速で、且つ、容易にするためである。
更に、このバリア性を有する蓋4には、図5、6に示すように、中央から放射状に複数本の前記強度弱点部11としてのミシン目又はカット線(図例ではミシン目11A)が最内層のシーラント層7並びに前記ポリエチレンテレフタレート層8に達するようにして設けられている。この強度弱点部11であるミシン目11A又はカット線によって前記最内層のシーラント層7を含み金属箔層10も容易に破れて、開封し易くしてある。ミシン目11A又はカット線は、図3、6に示すように、中央で互いに交差する3本の直線状で、ミシン目11Aの長さは9mm、つなぎは1mmに設定されている。尚、3本という本数は、本発明の所期の目的を達成するための最低限の本数である。また、蓋4の大きさにもよるが、望ましい上限は10本である。10本以上であると逆にこの蓋4の強度を弱めるおそれが生じ、好ましくない。理想的には3〜8本(8本の例を図13示す)である。また、いずれの場合も、蓋の中心から辺縁に至る中間点まで設けられている。辺縁まで設けると、落下の衝撃が直ちに強度弱点部11に影響を及ぼすおそれがあるために、これを可及的に少なくする目的からこの構成が採用されている。勿論必要に応じて、中心から辺縁までの全長にわたって設けられる構成であっても良い。
オーバーキャップ5は、前記保容器本体2と同一の素材或いは厚みを0.8mm程度に設定された高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレンなど適宜の樹脂が採用され、図2、3に示すように、前記容器本体2の開口部2Aに外嵌合し、前記蓋4を保護し、併せて内部を衛生的に保つように働く。特に周縁の垂下壁5Aの下端部にはアンダーカット5Bを備えている。このアンダーカット5Bは容器本体2のカール部6に下面に弾性的に係合されて嵌着状態を維持する。
尚、図3中、55は天板13(後述)の中央部分を上方へ突出させて設けた凸部、56はこの凸部55の周囲を囲繞するようにして全周にわたり上方へ突出させて設けた周縁リブである。凸部55は製品をスタックするためのもので、また、周縁リブ56はスタックさせた製品のズレ防止のためのものである。他の図はこの構成を省略して表示した。これらの構成は必ずしも必要としない。係る構成の場合には図1に示した外形形状となる。
この発明による前記詰め替え用容器1の器内部に粉状のインスタントコーヒーPを収容する作業は、一般に、ホッパ3の開口3C1を介して行われる。
以上の基本的な構成を踏まえて、以下に詳述する本第1並びに第2発明では、容器が落下した時の落下衝撃を蓋4に伝え難くするための吸収緩和素子12を備えさせた構成に特徴がある。
先ず第1発明では、図1〜3に示すように、オーバーキッャプ5の天板13の周縁から一体に垂下連設した前記垂下壁5Aに切欠きの一例であるスリット14を設け、このスリット14によって容器本体2が落下した時の衝撃を吸収緩和するための吸収緩和素子12としたことである。
このスリット14の具体的な構造は、前記垂下壁5Aにその周方向所定間隔置きに下端縁から天板13の辺縁に至って設けられたものである。夫々のスリット幅は0〜5mmの範囲で適宜に選択される。スリット幅が0mmというのは、単なる切り目であることを意味する。また、スリットは全周で16箇所、等間隔にして設けられる。しかし、種々試験の結果、最低限4箇所であっても望ましい機能を発揮することが分かった。したがって4〜16箇所が望ましい。
このスリット14は、先ず第1に、オーバーキャップ5の容器本体2の開口部2Aに対する嵌合力が弱くなるので、オーバーキャップ5を容易に嵌脱でき、また、嵌脱によって不用意に蓋4を破ってしまうおそれを可及的に少なくできる。また、スリット14とスリット14の間で落下の衝撃を吸収し、周りに衝撃が伝わり難く、容器本体2の大きな変形が抑えられ、耐落下衝撃性の向上を図ることができるのである。
また、第2の発明では、カール部6の構成に特徴を持たせたことである。
即ち、図7に示すように、カール部6の内端縁15と容器本体2の胴部2Bの外周面2Cとの間に所定間隔の隙間16を設けてこれを吸収緩和素子12としたことである。
この隙間16の具体的な構造は、容器本体2を成型する際に、カール部6の内端縁15を容器本体2の胴部2Bの外周面2Cに所定間隔離間させてものである。この隙間16の寸法は0.3〜1.5mmの範囲から適宜に選択される。
この隙間16は、カール部6の内端縁15と容器本体2の胴部2Bの外周面2Cとの間に設けることによって、つまりはカール部6を容器本体2から離すことによって得られたこの隙間16がショックアブソーバーとして機能し、容器本体2への落下衝撃を小さくして容器本体2の大きな変形を上手く抑え、耐落下衝撃性の向上を図ることができるので或る。
次に、このように構成された詰め替え用容器1の使用の仕方について説明する。
先ず、オーバーキャップ5を取り外し、次いで図8並びに図9に示すように、容器本体2を逆さにし、ホッパ3の漏斗3Cを補充用の容器の一例であるジャー17の円筒状の口部17Aに内嵌合出来る位置に宛がう。容器本体2内のインスタントコーヒーPはホッパ3から漏斗3C内にも流下してきているが、蓋4によって保持されている。次いで、図10並びに図11に示すように、容器本体2に、その漏斗3Cをジャー17の口部17Aへ向かって押し込むように押圧力を負荷する。この押圧力は、ジャー17の口部17A、一般的には本体から円筒状に立ち上がる筒上部分が蓋4を押し破るための力として働く。すなわち、このジャー17の口部17Aが蓋4を押し上げて、これをホッパ3のリング3Aと漏斗3Cとの間の断面三角形状の空間S内に押し込む力として機能する。この押圧力が付加された蓋4は、強度弱点部11であるミシン目11Aが放射状に設けられているために、たちまちの内に極めて容易にこのミシン目11Aに沿って複数の分割片に破断分割される。同時にこの漏斗3Cはジャー17の口部17A内に入り込む。その結果、前記ホッパ3の漏斗3Cの開口3C1が開放され、容器本体2内のインスタントコーヒーPが、ホッパ3の漏斗3Cによって、センターへと案内されつつ、一挙にジャー17内へ案内流下される。ジャー18へ補充を終えたこの詰め替え用容器1は廃棄される。
尚、図中2Dは容器本体2の底を示す。
容器本体2内のインスタントコーヒーPは開封されるまでは、この蓋4によって完全に密閉され、大気と接触することがないので、この詰め替え用容器1内の気密を高度に保つ。また、ジャー17の口部17Aに内嵌合された漏斗3CはインスタントコーヒーPをジャー17の外部へ零れ落とすことも無く、また、外気に必要以上触れさせるおそれもなく、したがって香りや風味が損なわれるおそれも可及的に少なくできるようになった。
そして、詰め替えが行われるまでは、オーバーキャップ5が蓋4を望ましい圧力で押し付けているので、前記漏斗3の開口3C1の口縁は蓋4が密着している。その結果、この漏斗3の開口3C1と蓋4との間に無用な隙間が生じ難く、仮に生じても僅かであり、容器本体2内のインスタントコーヒーPが漏斗3の外方へ回り込むおそれを上手く防止できる。その結果、詰め替えの際に、この回り込んだインスタントコーヒーPによってジャー17の口部17Aや周辺を不用意に汚してしまうおそれも少なくなり、衛生的に用いることができる。
出来上がった蓋4の性能試験を行った結果、中央部分が上手く押し破られた。因みに押し破り強度は100N以下であった。尚、紙カップを用いた開口部2Aの段差6B(図3参照)における浸透液のチェック試験では、漏れの発生が全く見られなかった。更に、高温保存時にも蓋4が紙カップの開口部2Aから剥離する例は見られなかった。また、蓋4全体のバリア性はアルミ蓋と遜色なく好ましい結果を得た。ホットメルト蓋と比較して臭気の発生は全くなかった。
以上に説明した実施形態にあって、以下に説明するような、部分的に異なる構成にした構造も採用できる。
その一つは、図12に示すように、ホッパ3を備えないタイプの容器に適用すことができる点である。試験の結果では、上記ホッパ3を設けた容器と同等の効果が得られた。尚、図示する例は、本発明をオーバーキャップ5を適用した場合の前記実施例の場合を示したが、カール部6と容器本体2の間に前記隙間16を設けた構成に適用できることは言うまでもない。
また、図示しないが、前記ホッパー3の開口3C1の開口縁から上方に一体に筒状、望ましくは上端まで同じ径の円筒形のガイドを設けた構成を採用した。この筒状のガイドの上端と前記カール6の上端の高さレベルはほぼ同じ若しくはこのガイドの上端がやや低位であるのが望ましい構造も採用できる。必然的に、リング3Aの上端もこれに合わせて、カール6の上端よりやや低位にあるのが望ましい。
このガイドは、ジャー17の口部17Aに的確に挿入されるのに役立つ。テーパーのみを備えたホッパ3ではこのジャー17の口部17Aへの開口3C1の当り位置がややもすればずれ易く、インスタントコーヒーPをジャー17の外へ不用意に零してしまう傾向があるが、筒状のガイド3Dであれば、このガイド3Dを口部17Aからジャー17の内側にまで入り込ませることができるので、インスタントコーヒーPをジャー17の外へ不用意にこぼしてしまうおそれがなくなる。
また、別の構成として、図示しないが、リング3Aの上端にフランジ3Bを備えない形状ものを採用できる。フランジ3Bを備えるものは、たとえ僅かとは言え、このフランジ3Bが大気に晒されるので、このフランジ3Bを介して容器内雰囲気に大気に晒される。その結果、インスタントコーヒーPの品質に影響を及ぼうことが懸念されるが、フランジを備えない構成であれば、パーツ3はリング3Aや漏斗3Cを含めて全てが容器本体2内にあって蓋4で密封される。したがって、インスタントコーヒーPの品質に影響を及ぼすおそれはない。
また、以上の実施形態では内容物としてインスタンの粉コーヒーを対象としているが、その他にも食品、非食品の他の分流体に適用できる。例えば、水溶性のミルク(粉ミルク)、ココア、茶、又はこれらの組み合わせの粉など。更には乾燥マッシュポテトや他の乾燥食品、ソースまたはグレービー粉、スープ粉などの他に複写機のトナーなどである。
また、ジャー18に替わるものとして、コーヒー作成装置のコーヒー粉タンク、更には複写機のトナー補充容器などにも適用できる。
更に、前記蓋3のバリア材としてはアルミニウム箔が採用されているが、これに代えて、例えばアルミ蒸着フィルム、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVOH)、ポリビニルアルコール(PVA)などのバリア性フイルム、更にはポリ酢酸ビニル(PVAC)やポリビニルアルコールコートフィルムなどのバリア性コーティングフィルムを採用できる。
(実施例1)
まず、ラミネート加工法によって、容器本体用として、〔容器外側〕紙層(坪量350g/m2 )/エチレンメタクリル酸重合樹脂(EMAA)層(25μm)/アルミニウム箔層(7.0μm)/ポリエチレンテレフタレート層(12μm)/低密度ポリエチレン層(60μm)〔容器内側〕構成の積層材料を作製した。また、ボトム部材として、〔容器外側〕低密度ポリエチレン層(20μm)/紙層(坪量230g/m2 )/低密度ポリエチレン層(20μm)/アルミニウム箔層(7.0μm)/接着剤層/ポリエチレンテレフタレート層(12μm)/接着剤層/低密度ポリエチレン層(50μm)〔容器内側〕構成の積層材料を作製した。これらの積層材料を用い、PMC社製カップ成形機で、胴部上端の外周に、胴部2Bの外周面2Cとカール部6の内端縁16との間に1.0mmの間隔があくようにしたものと、間隔のないものの二種類のカール付きのカップ状容器本体2を作製した。次に、高密度ポリエチレン(三井化学 2100K)を用いて射出成形により、リング3A、フランジ3B、そして漏斗3Cを備えたホッパ3を作製した。リング3A、フランジ3B並びに漏斗3Cは共にほぼ0.8mm厚となるよう成形した。更に、〔上側〕金属箔層10としてのアルミニウム箔層(7μm)/低密度ポリエチレン層(15μm)9/ポリエチレンテレフタレート層(12μm)8/シーラント層7としての低密度ポリエチレン層(100μm)〔下側〕からなる積層材料を作製し、この積層材料を用いて蓋を作製した。更に低密度ポリエチレンを用い、天板13部分は1.0mm、垂下壁5A部分は1.0mmの肉厚にし、またスリット15の幅を3.0mmにしてオーバーキャップ5を作製した。
次に、上述のカップ状容器本体2をアンビルに挿着して、胴部2B上端のカール部6を下側から支えると共に胴部2Bを固定し、胴部2B上端内側の開口部2Aに、ホッパー3をリング3Aの上端がカール部6上端から上方へ突出しないようにして挿入して挿着し、溶着機を用い、開口部2Aの内面にリング3Aの外面を接合して容器を作製した。
次いで、前記パーツ3の漏斗3Cの開口3C1を介してインスタントコーヒーPを容器本体2に充填した。最後に、前記カール部6の上面に、ヒートシール法で前述の蓋4を熱融着して容器上端側を密封し、更にこの蓋4の上からオーバーキッャプ5を嵌着することで詰め替え用紙容器を作製した。
また、ホッパ3を備えないもの、ホッパ3として筒状のガイド3Dを一体に備えたもの、更にはリング3Aの上端にフランジ3Bを備えないものを上記の手法、手段でそれぞれ作製した。
得られた製品は何れも、従来のスタンディングパウチ等と全く違って、詰め替え作業を大変簡単な操作で、容易かつ確実に行うことができ、インスタントコーヒーPを外気に触れさせるおそれも少なく、香りや風味が保たれていることが判明した。
特に、漏斗3Cの開口3C1が蓋4とオーバーキャップ5でしっかりと押圧されていて、インスタントコーヒーPがこの漏斗3Cの外部へ回り込んだ形跡は見られなかった。併せて、複数個の試験体の何れも、上記と同様の所期どおりの結果を得られることが分かった。
次に、本発明の図2と図7に示した夫々の容器2と従来の容器の落下耐性の比較検討を以下の条件で行った。
先ず、内容物を220g入れ、夫々の容器の開口部2Aには本発明によるスリット14を設けたオーバーキャップ5を用いたものとスリットのない従来品、また、本発明によるカール部6に隙間16を設けたものと設けていない従来品とのそれぞれを5つ作った。これらの試験体を容器の開口部2Aが斜め45度下向きとなる姿勢で、オーバーキャップ5を用いた場合は地上30cmから、またカール部6に隙間16を設けた場合は地上60cmから夫々落下させた。
結果を表1と表2に示す。
Figure 0005354329
Figure 0005354329
試験結果から理解されるように、先ずスリットを設けていないオーバーキャップを採用した場合には、3例ともが1度の落下で強度弱点部11が破断し、全く実用に供し得なかった。これに引き換え、スリット14を設けた例では、3例が2度の落下に絶え、1例は3度の落下にも耐え、本発明によるオーバーキャップ5の落下耐性の優位性が証明される結果が得られた。
また、カール部6と胴部2Bの間に隙間16を設けない容器を採用した場合には、1例は1度の落下で、他の2例も2度目の落下で蓋4が破れてしまい実用に供し得なかった。しかし、隙間16を設けた容器の場合は、3例ともが2度の落下に絶え、1例は3度、他の1例は4度の落下に絶え、本発明による隙間16を備えた容器の落下耐性の優位性が証明される結果が得られた。
本発明の詰め替え用紙容器の一実施形態を示し、オーバーキャップの特徴点を表した外観図である。 図1に示したオーバーキャップを容器本体に被せた時の一部切欠き全体断面図である。 図1のオーバーキャップを適用した容器の一部を取り出して拡大表示した拡大図を含む全体分解斜視図である。 容器本体の構成を示す拡大部分断面図である。 蓋の構成を示す拡大部分断面図である。 蓋の底面図である。 本発明の詰め替え用紙容器の別の一実施形態を示し、カール部の特徴点を表した要部の一部切欠き断面図である。 作用の説明図で、ジャーへ内容物を補充する前の蓋と容器とジャーの関係を示す斜視図である。 図8に示される作用の説明図で、要部の断面図である。 作用の説明図で、ジャーへ内容物を補充する途中の蓋と容器とジャーの関係を示す斜視図である。 図10に示される作用の説明図で、要部の断面図である。 容器本体の別の実施形態を示す要部の一部切欠き断面図である。 強度弱点部を8本にした場合の図6に対応する蓋の底面である。
符号の説明
1…詰め替え用容器
2…容器本体
2A…開口部
3…ホッパ
3A…リング
3B…フランジ
3C…漏斗
3C1…開口
3D…ガイド
4…蓋
5…オーバーキャップ
5B…アンダーカット
6…カール部
11…強度弱点部
11A…ミシン目
12…吸収緩和素子
13…天板
14…スリット
15…カール部の内端縁
16…隙間

Claims (4)

  1. 詰め替え用紙容器であって、
    紙を主体としたカップ状の容器本体と、
    漏斗を有し、前記容器本体の開口部内に嵌め込まれるホッパと、
    バリア性を備えると共に中心から放射状に、且つ、周方向に所定間隔で強度弱点部を備えて前記容器本体の開口部の上面に貼着されて容器本体を密封するシート状の蓋材と、
    アンダーカットを周縁部に備え、前記蓋材の上方に被されるオーバーキャップとを備え、
    容器が落下したときの落下衝撃を前記蓋材に伝え難くするために、前記オーバーキャップの天板周縁から下方へ一体に垂下連設した周壁に、前記周壁の周方向所定間隔置きに、前記周壁の下端縁から天板辺縁に至って切欠きが設けられる、詰め替え用紙容器。
  2. 詰め替え用紙容器であって、
    紙を主体としたカップ状の容器本体と、
    漏斗を有し、前記容器本体の開口部内に嵌め込まれるホッパと、
    バリア性を備えると共に中心から放射状に、且つ、周方向に所定間隔で強度弱点部を備えて前記容器本体の開口部の上面に貼着されて容器本体を密封するシート状の蓋材と、
    アンダーカットを周縁部に備え、前記蓋材の上方に被されるオーバーキャップとを備え、
    前記容器本体の開口部には、開口部の周縁部を外方に向かって環状に巻き込んだカール部を設け、
    容器が落下したときの落下衝撃を前記蓋材に伝え難くするために、前記カール部の内端縁と前記容器本体の胴部外周面との間に所定間隔の隙間が設けられる、詰め替え用紙容器。
  3. 強度弱点部は蓋の中心から辺縁に至る途中まで設けられている請求項1または2に記載の詰め替え用紙容器。
  4. 前記蓋材は、前記オーバーキャップによって押圧されて、前記漏斗の開口の口縁に密着している、請求項1または2に記載の詰め替え用紙容器。
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