JP2024049599A - レフィル容器、及び付け替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、付け替えが容易で、且つ、外容器に良好に保持させることのできるレフィル容器及び付け替え容器を提供する。【解決手段】内容物を収容する収容空間Sを区画する底面部11a及び側面部11bを有するレフィル容器本体11と、側面部11bから外側に突出するフランジ部12と、フランジ部12の外縁から垂設される垂周壁部13と、垂周壁部13の内面から突出するレフィル側嵌合部14と、垂周壁部13に設けられる複数の切欠部15と、を備え、レフィル側嵌合部14と、外容器側嵌合部23bとが嵌合することで、レフィル容器10が外容器20に取り付けられ、側面部11bと外容器20の内面との間に、天面側から底面部11aに向かうにつれて大きくなる隙間Gが形成されるように側面部11bが構成される、レフィル容器10とする。また、このレフィル容器10と外容器20とを備える取り替え容器100とする。【選択図】図1

Description

本発明は、外容器に付け替えて使用されるレフィル容器と、レフィル容器及び外容器を備える付け替え容器に関する。
クリーム状やゲル状の内容物(化粧料など)を収容する容器として、内容物を収容するレフィル容器を内容器とし、このレフィル容器を着脱可能に保持する外容器とを備える付け替え容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような付け替え容器では、内容物を使い終わるとレフィル容器を付け替えることで、外容器を繰り返し使用することができる。使用後に廃棄するのはレフィル容器のみとなるため、容器全体を廃棄する場合と比較すると、プラスチック使用量を削減することができ、省資源化等の点で優れている。
特開2016-210433号公報
このよう付け替え容器において、付け替え時はレフィル容器を外容器に対して簡単に外すことができ、且つ、取り付けも容易であることが求められる一方、使用時はレフィル容器が外容器から簡単に外れることがないように外容器に保持させることが求められる。さらに、省資源化等の観点から、内容器は極力簡易な構成であることが求められる。
そこで、本発明の課題は、簡易な構成により、付け替えが容易で、且つ、外容器に良好に保持させることのできるレフィル容器及び付け替え容器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るレフィル容器は、内容物を収容する収容空間を有し、外容器に付け替えて使用されるレフィル容器であって、前記収容空間を区画する底面部及び側面部を有し、天面が開口するレフィル容器本体と、前記側面部から外側に突出するフランジ部と、前記フランジ部の外縁から垂設され、前記レフィル容器本体の側面部を取り囲むように設けられる垂周壁部と、前記垂周壁部の内面から前記レフィル容器本体側に突出するレフィル側嵌合部と、前記垂周壁部において前記レフィル側嵌合部が設けられた部分を所定の切欠幅で切り欠く複数の切欠部と、を備え、前記レフィル容器本体を前記外容器に挿入したときに、前記レフィル側嵌合部と、前記外容器に設けられた外容器側嵌合部とが嵌合することで、当該レフィル容器が前記外容器に取り付けられ、当該レフィル容器が前記外容器に取り付けられたとき、前記側面部と前記外容器の内面との間に、前記天面側から前記底面部に向かうにつれて大きくなる隙間が形成されるように前記側面部が構成される、ことを特徴とする。
本発明に係るレフィル容器において、前記切欠部が前記垂周壁部に2個以上12個以下設けられる、ことが好ましい。
本発明に係るレフィル容器において、前記側面部は、前記底面部側が前記天面側よりも、前記レフィル容器本体の中心軸に近接するように傾斜する傾斜壁である、ことが好ましい。
上記課題を解決するため、本発明に係る付け替え容器は、上記レフィル容器と、当該レフィル容器が付け替え可能に取り付けられる前記外容器とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、レフィル側嵌合部を外容器の外面に設けられた外容器側嵌合部に嵌合させることで、当該レフィル容器を外容器に取り付けることができる。レフィル側嵌合部はレフィル容器本体の側面部から外側に突出するフランジ部から垂設された垂周壁部の内面に設けられている。この垂周壁部には複数の切欠部が設けられ、切欠部によりレフィル側嵌合部も切り欠かれている。また、当該レフィル容器が外容器に取り付けられたとき、レフィル容器本体の外側面とレフィル収容部の内側面との間には、天端からレフィル収容部の底面部に向かうにつれて大きくなる隙間が形成されるようにしている。そのため、使用後にレフィル容器本体の収容空間に指等を挿入し、例えば、底部側において、レフィル容器本体の内側面を外容器側に押圧すると、レフィル容器本体の中心軸を挟んで押圧部位とは逆側のフランジ部を支点、押圧部位側のフランジ部を作用点として、フランジ部を持ち上げる方向に力を作用させることができる。作用点側に作用する力は切欠部により支点側に伝わるのを防ぎつつ、切欠幅が広がることで作用点側のフランジ部の上方への移動が許容される。そのため、作用点側のフランジ部を効率良く持ち上げて、レフィル側嵌合部と外容器側嵌合部との嵌合を解除することができる。このように、本発明によれば、簡易な構成により、付け替えが容易で、且つ、外容器に良好に保持させることのできるレフィル容器及び付け替え容器を得ることができる。
本発明の実施の形態の付け替え容器の側断面図である。但し、断面は図2(b)のA-A断面を表す。 図1に示す付け替え容器に取り付けられるレフィル容器を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は下面図である。 図1に示す付け替え容器において蓋体を取り外した状態を示す側断面図であり、レフィル容器を取り外す手順を説明するための図であり、一部を拡大して示している。 図1に示す付け替え容器において蓋体を取り外した状態を示す側断面図であり、図3と共にレフィル容器を取り外す手順を説明するための図であり、一部を拡大して示している。
以下、図面を参照しながら本発明に係るレフィル容器、及び付け替え容器の一実施形態について説明する。図1は、本実施の形態の付け替え容器の側断面図である。図1に示すように、付け替え容器100は、レフィル容器10と、外装容器20(外容器)と、蓋体30とを備え、レフィル容器10を外装容器20に対して付け替え可能に収容したものである。以下、レフィル容器10の中心軸線Oに沿う方向を軸方向と称し、当該軸方向においてレフィル容器10の天面側を上方とし、底面部11a側を下方と称する。また、径方向とは、中心軸線Oに対して垂直な面内で中心軸線Oと直交する方向であり、周方向とは、この面内で中心軸線Oを中心として周回する方向をいうものとする。
まず、図1及び図2を参照しながらレフィル容器10について説明する。なお、図2はレフィル容器10を示す側面図(a)及び下面図(b)である。レフィル容器10は、略円筒形状を呈し、底面部11aと、側面部11bとを有し、これらにより内容物を収容するための収容空間Sが区画される。また、レフィル容器本体11の天面、すなわち収容空間Sの天面は開口している。
レフィル容器10は、例えば、合成樹脂により所定形状に成形することにより得ることができる。レフィル容器10を構成する樹脂として、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリエチレン樹脂(PE(LDPE、HDPE、LLDPE))、ポリプロピレン樹脂(PP(ホモポリマー、ランダム共重合体、ブロック共重合体))、ポリアミド樹脂(PA)、エチレンビニルアルコール樹脂(EVOH)などを用いることが好ましい。レフィル容器10は、これらの樹脂からなる単層構造であってもよいし、これらの樹脂を適宜積層した積層構造であってもよい。また、生分解性樹脂や上記各樹脂成分を含むリサイクル樹脂等を用いることも環境負荷低減の観点からも好ましい。
本発明において、レフィル容器本体11の収容空間Sに収容される内容物は特に限定されるものではないが、例えば、クリーム状、ゲル状の化粧料等を好適に収容することができる。内容物は、クリーム状、ゲル状の他、流動性を有さない固形のものであってもよい。また、内容物は、化粧料の他に、塗り薬等の薬剤、糊等の接着剤、ペンキ等の塗料等、調味料等の食品等、種々の内容物を収容させることができる。
底面部11aは、図2(b)に示す下面視において、略円形を呈する。また、図1及び図2(a)に示すように、底面部11aは中心軸方向において下方に凸の球面状又は皿状に形成されている。側面部11bは底面部11aに連設されている。本実施の形態では、側面部11bは底面部11aを取り囲む周壁であって、底面部11a側が天面側よりも、中心軸線Oに近接するように緩やかに傾斜する傾斜壁(傾斜面)として構成されている。すなわち、レフィル容器本体11は底面部11aが天面に対して小径であり、底面部11aから天面に向けて緩やかに拡径されている。
また、レフィル容器10は、図1及び図2に示すように、レフィル容器本体11の天端に設けられるフランジ部12と、フランジ部12から垂設される垂周壁部13と、垂周壁部13の内面下端側に設けられるレフィル側嵌合部14とを、垂周壁部13を所定の切欠幅で切り欠く切欠部15とを備えている。このように当該レフィル容器本体11の天面側の断面形状を、側面部11bと、フランジ部12及び垂周壁部13とにより、下方が開口するコ字状にすることで、側面部11bの肉厚を薄く構成し、樹脂量を削減した場合も、天面側の強度を維持することが容易になる。また、側面部11bと、フランジ部12及び垂周壁部13とにより構成されるこの断面コ字状部分は、外装容器20の口部23の先端部分が挿入される挿入部16として機能する。以下、各部の構成をより詳細に説明する。
フランジ部12は、本実施の形態では、レフィル容器本体11の天端から径方向外側に突出し、レフィル容器本体11の開口面の外縁に沿って、当該開口面を取り囲むように設けられている。フランジ部12は径方向に所定の幅を有し、軸方向の厚みの薄い環状板状を呈する。フランジ部12の上面には、上方に突出する環状凸リブ12aが設けられている(図2~図4参照)。環状凸リブ12aはフランジ部12の幅方向略中央に設けられている。環状凸リブ12aはパッキンシール用のコンタクトリングとして用いられる。
垂周壁部13は、フランジ部12の外縁から垂設され、レフィル容器本体11の側面部11bの外面を取り囲むように設けられる。レフィル側嵌合部14は、垂周壁部13の内面からレフィル容器本体11側に突出し、周方向に延在する環状凸リブ(アンダーカット)として構成されている(図3及び図4の一部拡大図参照)。
図2に示すように、切欠部15は、垂周壁部13の一部を所定の切欠幅W(図2(b)参照)で、垂周壁部13の下端から天端に向けて軸方向に所定の切欠長L1(図2(a)参照)だけ切り欠いた部分をいう。すなわち、図2(a)に示すように、切欠部15は、垂周壁部13に設けられた軸方向に長尺な略矩形のスリットとして構成される。但し、切欠幅Wは、切欠部15の周方向における幅をいうものとする。また、切欠長L1は切欠部15の軸方向における長さをいうものとする。切欠長L1は、垂周壁部13の軸方向の長さ(垂周壁部13の下端から天端までの長さ)をL2としたとき、L1<L2であることが好ましく、L1≦L2×(29/30)であることが好ましく、L1≦L2×(19/20)であることがより好ましい。すなわち、切欠部15は軸方向において、垂周壁部13の天端に達しない長さ(切欠長)であり、フランジ部12の外縁と、切欠部15との間には、切り欠かれた垂周壁部13の残部17が存在することが好ましい。
但し、切欠部15は、垂周壁部13の内面下端側に設けられたレフィル側嵌合部14も切り欠くものとする。本実施の形態において、垂周壁部13には複数の切欠部15が設けられる。そのため、レフィル側嵌合部14は周方向略全周にわたって断続的に設けられる。
図2(b)には、垂周壁部13において等間隔(120°)に3つの切欠部15が設けられた例を示している。但し、本発明において切欠部15の数は図示例に限定されるものではない。例えば、垂周壁部13に設けられる切欠部15の数は2個以上12個以下とすることができる。特に、3個以上10個以下であることが好ましく、4個以上8個以下とすることも好ましい。
次に、図1を参照して外装容器20について説明する。外装容器20は、外装容器側側面部21及び外装容器側底面部22を有し、これらによって区画される天面側が開口する空間の内側にレフィル容器本体11が収容される。また、外装容器側側面部21の天面側には口部23が設けられ、口部23の外周面には蓋体30を脱着可能に装着するためのネジ部23aと、レフィル容器10を付け替え可能に取り付けるための外装容器側嵌合部23bが設けられている。
図1に示すように、外装容器側側面部21及び外装容器側底面部22はそれぞれレフィル容器本体11側の側面部11b及び底面部11aと比較すると厚肉に構成されている。外装容器20は、例えば、樹脂製、硝子製、金属製等とすることができる。樹脂製の場合、上記列挙した各樹脂の他、アクリル樹脂製などであってもよい。外装容器20は、レフィル容器10が付け替えられることで繰り返し使用される容器である。レフィル容器本体11と比較して厚肉に構成することで、レフィル容器本体11を単体で用いるには耐久性が不足する場合でも外装容器20に取り付けることで十分な強度を実現することができる。そのため、レフィル容器本体11を薄肉に構成して、プラスチック使用量の削減を図ることができる。
外装容器側側面部21の外面は外装容器側底面部22から口部23の下端に向かって緩やかに拡径されている。外装容器側側面部21の内面は、底面側から天面側に向かって僅かに拡径されている。外装容器側側面部21の勾配は極めて小さく、レフィル容器本体11の側面部11bの勾配より小さく設定されている。そのため、レフィル容器本体11を外装容器20に収容したときレフィル容器本体11の側面部11bと外装容器20の内面との間に、天面側から底面部11aに向かうにつれて大きくなる隙間Gが形成される。なお、ここでいう外装容器側側面部21の勾配は、中心軸線Oと外装容器側側面部21とが成す角度をいうものとする。
口部23の外周面には上記ネジ部23aと、外装容器側嵌合部23bとが設けられている。図1に示すように、口部23の外周面において、ネジ部23aの上方において、径方向内側に凹む段部23cが設けられている。外装容器側嵌合部23bは、口部23の外周面であって、この段部23cの上方に設けられている。以下、口部23の段部23cよりも上方の部分を先端部23dと称する。口部23の先端部23dは、段部23cの下方よりも肉薄に形成されている。外装容器側嵌合部23bは先端部23dの外面から径方向外側に突出する環状凸リブ(アンダーカット)として構成されている。
蓋体30は、内蓋部31と外装蓋部32とを備えている。
内蓋部31は、有天筒状を呈し、内蓋天壁部31aと、内蓋周壁部31bを備えている。内蓋天壁部31aは、本実施の形態では略円板状を呈する。内蓋天壁部31aは、レフィル容器10が外装容器20に取り付けられた状態で、レフィル容器本体11の天面を覆う。内蓋周壁部31bは内蓋天壁部31aの外縁から垂設されており、内蓋天壁部31aの外縁を取り囲むように設けられる。内蓋周壁部31bの内面にはネジ部31cが設けられている。当該ネジ部31cが、外装容器20の口部23側のネジ部23aに螺合することで、蓋体30が外装容器20の口部23に脱着可能に装着される。内蓋周壁部31bの外面には、その下端部において径方向外側に突出し、外装蓋部32を内蓋部31に係合するための内蓋側係合部31dが設けられている。なお、内蓋天壁部31aの内面側には、内蓋天壁部31aの内面形状と略同形の平面形状を有するパッキン33が設けられている。当該パッキン33は、レフィル容器本体11のフランジ部12に設けられた環状凸リブ12aの上面に当接する。
外装蓋部32は、内蓋部31よりも一回り大きい有天筒状を呈し、外装蓋天壁部32aと、外装蓋周壁部32bを備えている。外装蓋天壁部32aは、本実施の形態では、内蓋天壁部31aと同様に、略円板状を呈する。また、内蓋周壁部31bと同様に、外装蓋周壁部32bは外装蓋天壁部32aの外縁から垂設されており、外装蓋天壁部32aの外縁を取り囲むように設けられる。外装蓋周壁部32bの内面には、径方向に凹む凹部として構成される外装蓋側係合部32cが設けられている。この外装蓋側係合部32cが内蓋側係合部31dに係合することで、内蓋部31と外装蓋部32とが一体化されて、蓋体30を構成する。
内蓋部31及び外装蓋部32は、外装容器20と同様の材料により構成することができる。また、内蓋部31と外装蓋部32とは同じ材料により構成されていてもよいし、内蓋部31と外装蓋部32とを異なる材料により構成してもよい。例えば、外装蓋部32は、商品の種類に応じて、或いは所定の商品がリニューアルされる毎に各種の意匠を施し、内蓋部31は、商品によらず共通部材とすることなども好ましい。
以上のように構成された付け替え容器100において、外装容器20からレフィル容器10を取り外すための手順を説明する。なお、レフィル容器10を外装容器20から取り外すのは、内容物を使い終わり、レフィル容器本体11の収容空間S内には内容物が実質的に存在せず、レフィル容器10が空の状態であるものとする。
まず、図1に示す状態から蓋体30を逆ネジの方向に回し、蓋体30を取り外して、図3に示す状態とする。このとき、図3の一部拡大図に示すように、レフィル容器本体11の側面部11bと、フランジ部12及び垂周壁部13とにより構成される上記断面コ字状の挿入部16に対して、口部23の先端部23dが挿入されており、フランジ部12の下面は、口部23の先端部23dの天面に当接し、レフィル側嵌合部14の凸部分が外装容器側嵌合部23bの凸部分の下方に配置され、両者は嵌合状態にある。
そして、空のレフィル容器本体11の内側に指等を挿入し、例えば、図3において白抜矢印で示す位置などにおいて、側面部11bを外装容器側側面部21に押しつけるようにして押圧する。側面部11bを押圧する位置は任意であるが、底面部11aに近い位置で押圧した方が、より小さな力で、レフィル容器10を外装容器20から簡易に取り外すことができる。そのため、レフィル容器本体11の内側には、例えば、押圧部位などを示すための目印となる表示を設けてもよい。押圧部位を示すための目印となる表示として、丸印、星印、矢印等の各種記号や、「ここを押す」等の文字、これら記号と文字の組み合わせであってもよい。
上記押圧位置において側面部11bを外装容器側側面部21側に押圧すると、押圧位置における隙間Gの間隔(Gw)に応じた移動量で側面部11bが外装容器側側面部21側に移動しようとする。このとき当該押圧位置が力点となり、レフィル容器本体11は中心軸線Oを挟んで押圧部位の反対側、レフィル容器本体11のフランジ部12と、外装容器20の口部23の先端部23dとの当接部位(図4白抜矢印参照)が支点となり、レフィル容器本体11が外装容器20内において、上記移動量(Gw)に応じた所定の角度で傾斜(回動)しようとする。その際に、中心軸線Oを挟んで支点の反対側におけるフランジ部12と、外装容器20の口部23の先端部23dとの当接部位が作用点となり、当該作用点ではフランジ部12を上に持ち上げようとする力が作用する。ここで、垂周壁部13には上記切欠部15が複数設けられており、作用点に作用する力は切欠部15により分断されて、支点側には伝わらない。そのため、上記押圧位置で側面部11bを押圧すると、まず、切欠部15の切欠幅が広がりつつ、フランジ部12が上方へ移動する。フランジ部12が上方に持ち上げられると、これに伴い、垂周壁部13も上方に移動し、レフィル側嵌合部14の凸部分が外装容器側嵌合部23bの凸部分を乗り越えて、両者の嵌合状態が解除する。
図2(b)に示した様に、本実施の形態のレフィル容器10では切欠部15が3個設けられ、垂周壁部13(及びレフィル側嵌合部14)は切欠部15により3つに分断される。この分断される領域を便宜的に第一垂周壁部13a、第二垂周壁部13b、第三垂周壁部13cと称する。この3つの領域のうち、上記作用点が存在する側の領域が第一垂周壁部13aであるとする。第一垂周壁部13aにおいてレフィル側嵌合部14と外装容器側嵌合部23bとの嵌合状態が解除されると、残りの二つの領域においてもレフィル側嵌合部14と外装容器側嵌合部23bの嵌合状態に緩みが生じ、両者の嵌合状態を容易に解除することができる。或いは、第一垂周壁部13aにおいてレフィル側嵌合部14と外装容器側嵌合部23bとの嵌合状態が解除されても、他の領域において嵌合状態が維持されているときは、作用点となる部位を適宜選択し、上記と同様の手順を繰り返すことで、作用点側におけるレフィル側嵌合部14と外装容器側嵌合部23bとの嵌合状態を解除することができる。
以上説明したように、本実施の形態のレフィル容器10は、垂周壁部13に切欠部15を設け、レフィル側嵌合部14を断続的に外装容器側嵌合部23bに嵌合させ、レフィル容器本体11を外装容器20に収容したときレフィル容器本体11の側面部11bと外装容器20の内面との間に、天面側から底面部11aに向かうにつれて大きくなる隙間Gを設けるという簡易な構成により、てこの原理を利用して、レフィル容器10を外装容器20から小さな力で容易に取り外すことができる。また、本実施の形態のレフィル容器10では、フランジ部12をレフィル容器本体11の天端の外縁に沿って開口面を囲むように設けられており、垂周壁部13及びレフィル側嵌合部14も切欠部15により断続されているものの、略全周にわたってレフィル容器本体11の側面部11bを取り囲むように設けられている。これらによって構成される挿入部16に外装容器20の口部23の先端部23dを挿入することで、レフィル容器本体11を外装容器20に良好に保持させることができる。
また、上記実施の形態では、レフィル容器10側において上記切欠部15を設け、側面部11bを、底面部11aを取り囲む周壁であって、底面部11a側が天面側よりも、中心軸線Oに近接するように緩やかに傾斜する傾斜壁とすることで、外装容器20については既に市場に流通している構成を変えることなく、外装容器側側面部21との間に、天面側から底面部11aに向かうにつれて大きくなる隙間Gを設け、上記作用を得ることができる。
上記説明した本実施の形態の付け替え容器100及びレフィル容器10は、本発明の一態様であり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜変更することができる。例えば、上記実施の形態では、上述のとおり、レフィル容器10の側面部11bを上記傾斜面としたが、当該側面部11bを傾斜面とせずに、外装容器側側面部21を外装容器側底面部22側が口部23側よりも、中心軸線Oに近接するように傾斜する傾斜壁としてもよい。この場合も、レフィル容器10の側面部11bと外装容器側側面部21との間に、天面側から底面部11aに向かうにつれて大きくなる隙間Gが形成され、上記作用を得ることができる。なお、外装容器側側面部21も僅かであるが傾斜を有するものとしたが、上記隙間Gが形成される限り、外装容器側側面部21を傾斜面とするか否か、傾斜の向きなどは特に限定されるものではない。
また、上記隙間Gは、上述のように側面部11bを押圧したときに、レフィル側嵌合部の凸部分が外装容器側嵌合部23bの凸部分を乗り越えることができるような大きさが確保されていればよい。
また、上記実施の形態では、フランジ部12がレフィル容器本体11の側面部11bの天端に設けられるものとしたが、フランジ部12は側面部11bの天端に限らず、側面部11bの天端の下方において外面から径方向外側に突出するように設けられていてもよい。上記実施の形態では、外装容器20の口部23に対してネジ部23aを設け、蓋体30を外装容器20に対して脱着可能に装着するものとしたが、例えば、側面部11bの天端よりも下方にフランジ部12を設けることにより、側面部11bの外周面にネジ部を設け、蓋体30をレフィル容器10に脱着可能に装着するようにしてもよい。但し、フランジ部12をレフィル容器本体11の側面部11bの天端に設けることで、プラスチックの使用量を削減することがより容易になる。
さらに、上記実施の形態では、レフィル容器本体11の底面部11aを軸方向下方に凸の皿状又は球面状とするものとした。底面部11aをこのような形状とすることで、レフィル容器10を直接机などの載置面上に開口面が軸方向上方を向くように安定した状態で載置することができなくなる。そのため、レフィル容器10を外装容器20に取り付けて使用うることを促すことができる。しかしながら、レフィル容器本体11の底面部11aを平面としてもよく、底面部11aの形状は特に限定されるものではない。また、レフィル容器10は主としてプラスチック製であることを想定しているが、耐水コート、或いは耐油コートが施された紙材などであってもよい。
10 :レフィル容器
11 :レフィル容器本体
11a :底面部
11b :側面部
12 :フランジ部
12a :環状凸リブ
13 :垂周壁部
13a :第一垂周壁部
13b :第二垂周壁部
13c :第三垂周壁部
14 :レフィル側嵌合部
15 :切欠部
16 :挿入部
17 :残部
20 :外装容器(外容器)
21 :外装容器側側面部
22 :外装容器側底面部
23 :口部
23a :ネジ部
23b :外装容器側嵌合部
23c :段部
23d :先端部
30 :蓋体
31 :内蓋部
31a :内蓋天壁部
31b :内蓋周壁部
31c :ネジ部
31d :内蓋側係合部
32 :外装蓋部
32a :外装蓋天壁部
32b :外装蓋周壁部
32c :外装蓋側係合部
33 :パッキン
100 :付け替え容器
G :隙間
O :中心軸線
S :収容空間

Claims (4)

  1. 内容物を収容する収容空間を有し、外容器に付け替えて使用されるレフィル容器であって、
    前記収容空間を区画する底面部及び側面部を有し、天面が開口するレフィル容器本体と、
    前記側面部から外側に突出するフランジ部と、
    前記フランジ部の外縁から垂設され、前記レフィル容器本体の側面部を取り囲むように設けられる垂周壁部と、
    前記垂周壁部の内面から前記レフィル容器本体側に突出するレフィル側嵌合部と、
    前記垂周壁部において前記レフィル側嵌合部が設けられた部分を所定の切欠幅で切り欠く複数の切欠部と、
    を備え、
    前記レフィル容器本体を前記外容器に挿入したときに、前記レフィル側嵌合部と、前記外容器に設けられた外容器側嵌合部とが嵌合することで、当該レフィル容器が前記外容器に取り付けられ、
    当該レフィル容器が前記外容器に取り付けられたとき、前記側面部と前記外容器の内面との間に、前記天面側から前記底面部に向かうにつれて大きくなる隙間が形成されるように前記側面部が構成される、レフィル容器。
  2. 前記切欠部が前記垂周壁部に2個以上12個以下設けられる、請求項1に記載のレフィル容器。
  3. 前記側面部は、前記底面部側が前記天面側よりも、前記レフィル容器本体の中心軸に近接するように傾斜する傾斜壁である、請求項1に記載のレフィル容器。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のレフィル容器と、当該レフィル容器が付け替え可能に取り付けられる前記外容器とを備える付け替え容器。
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