JP5353121B2 - テラヘルツ波発生装置およびテラヘルツ波発生方法 - Google Patents

テラヘルツ波発生装置およびテラヘルツ波発生方法 Download PDF

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Description

本発明は、非線形光学結晶内に超短パルスレーザ光を照射することでテラヘルツ波をノンコリニア位相整合条件を満たす方向に発生させるテラヘルツ波発生装置およびテラヘルツ波発生方法に関する。
非特許文献1には、従来のテラヘルツ波の発生方法として、アンテナ素子方式、非線形効果方式、及び磁場印加方式の3つの方法が記載されている。アンテナ素子方式は、半導体基板に形成された微小構造の光伝導アンテナに電圧バイアスが印加された状態で超短パルスレーザ光を照射することでテラヘルツ波を発生させる方法である。非線形効果方式は、非線型感受率であるχ(2)を有する物質に超短パルスレーザ光を照射することで生じる光整流効果によってテラヘルツ波を発生させる方法である。磁場印加方式は、半導体表面に平行に磁場を印加した状態で超短パルスレーザ光を照射することでテラヘルツ波を発生させる方法である。
また非特許文献2には、非線形光学結晶にチェレンコフ型の放射を生じさせて高強度のテラヘルツ波を得る方法として、非線形光学結晶に照射させるレーザ光のウェブフロントを非線形光学結晶の面に対して傾斜(チルト)させる方法が記載されている。この方法においては、回折格子とレンズとから構成される回折像の転送系を用いることで、レーザ光のウェブフロントをチルトさせている。
また従来のテラヘルツ波の発生方法として、パラメトリック発振可能な非線形光学結晶内にポンプ波を入射させることでテラヘルツ波を発生させる方法がある。図10は、このテラヘルツ波の発生原理を示している。この方法によれば、非線形光学結晶100に対して該非線形光学結晶100の光学軸Zと垂直な方向からパルスレーザ光Lが入射した場合、非線形光学結晶100内でパラメトリック相互作用が生じて、テラヘルツ波Tがノンコリニア位相整合条件を満たす方向Aに発生する。このようなテラヘルツ波の発生方法として、特許文献1には、2台のレーザ発生器を用いる方法が記載されている。2台のレーザ発生器のうち一方は、パルスレーザ光を出力するYAGレーザであり、パルスレーザ光は、パルス幅が15ns、波長が1064nmに設定される。他方のレーザ発生器は、連続レーザ光を出力するYbファイバレーザであり、連続レーザ光は、テラヘルツ波のインジェクションシーダとして用いられ、テラヘルツ波の強度向上のために波長が1070.2nmに固定される。
分光研究 第50巻 第6号 2001年 Applied Physics Letters vol.90,17121(2001) 特開2002−72269号公報
ところで、非特許文献1に記載された3つのテラヘルツ波の発生方法では、発生するテラヘルツ波の強度は小さく、最大の強度が得られる磁場印加方式でも、8J/Pulse程度である。このため、所定の分光計測以外の分野に適用することが困難である。
また非特許文献2に記載された方法では、複雑な構造の回折格子をテラヘルツ波発生装置に設ける必要があるとともに、回折像はレンズの集光点近傍に形成されなくてはならないため、転送系の調整が難しいという問題が生じる。
また特許文献1に記載された方法では、上述のように2台のレーザ発生器が必要であるとともに、連続レーザ光の波長を安定させるために、Ybファイバレーザはモードホップフリーレーザでなければならない。このため、装置の製造コストが高価になる。また特許文献1に記載された方法では、ナノ秒程度の時間幅を有するテラヘルツ波しか生成できない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、テラヘルツ波発生装置の製造コストを安価に抑えて、高強度のテラヘルツ波を発生させることの出来るテラヘルツ波発生装置およびテラヘルツ波発生方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るテラヘルツ波発生装置は、非線形光学結晶に対して超短パルスレーザ光を入射させることで、ノンコリニア位相整合条件を満たす方向にテラヘルツ波を発生させるテラヘルツ波発生装置であって、前記超短パルスレーザ光を発生するパルス光源を有し、該パルス光源から発生した超短パルスレーザ光は、光ファイバの伝送路を通過することで時間遅延が与えられるとともに、前記非線形光学結晶におけるテラヘルツ波の伝播線上に、テラヘルツ波の伝播と同期して、離散的に照射されることを特徴とする。
好ましくは、前出のパルス光源が発生した超短パルスレーザ光を前記非線形光学結晶におけるテラヘルツ波の伝播線上に、テラヘルツ波の伝播と同期した離散的な照射は、光ファイバによって構成されていることを特徴とする。
好ましくは、前記パルス光源から発生する短パルスレーザ光を複数のパルスレーザ光に分割する光分割手段をさらに有し、前記光ファイバの伝送路は、該光分割手段が分割した超短パルスレーザ光を各々伝送して前記非線形光学結晶に向けて出射することを特徴とする。
好ましくは、前記光ファイバの伝送路の光路長を調整する長さ調整機構をさらに有し、前記長さ調整機構は、前記光ファイバが巻き回されるドラムと、該ドラムの直径を変更可能に設けられたピエゾ電気ユニットとを備え、該ピエゾ電気ユニットが前記ドラムの直径を変更することで前記光ファイバに加える長手方向の張力を変更することを特徴とする。
好ましくは、各前記光ファイバの伝送路によって伝送される超短パルスレーザ光の強度を増幅するアンプをさらに有することを特徴とする。
好ましくは、前記光ファイバは、複数の伝送路を有するマルチコアファイバによって構成されていることを特徴とする。
好ましくは、各前記伝送路の光路長は、前記マルチコアファイバの出射側端面が所定角度で研磨されることで、前記出射部の並列方向の一方側になるにつれて長くなっていることを特徴とする。
好ましくは、前記パルス光源は、各前記伝送路毎に設けられ、各前記伝送路は、対応するパルス光源から発生した超短パルスレーザ光を伝送して前記非線形光学結晶に向けて出射することを特徴とする。
好ましくは、前記パルス光源の各々には、超短パルスレーザ光の発生タイミングを調節するタイミング調節機構が設けられていることを特徴とする。
好ましくは、各前記伝送路の出射部には、該出射部の各々から出射された超短パルスレーザ光が前記テラヘルツ波の伝播線上で所定の間隔をあけて照射されるように前記超短パルスレーザ光を集光するレンズが設けられていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るテラヘルツ波発生方法は、非線形光学結晶に対して超短パルスレーザ光を入射させることで、ノンコリニア位相整合条件を満たす方向にテラヘルツ波を発生させるテラヘルツ波発生方法であって、同一繰り返し周波数の複数の超短パルスレーザ光から構成されて離散的な波面を有するパルスレーザ光群を、非線形結晶に向けて照射し、光ファイバの伝送路を通過させることで該パルスレーザ光群を構成する各超短パルスレーザ光に時間遅延を与え、前記パルスレーザ光群の各超短パルスレーザ光を、前記テラヘルツ波の伝播線上の順次ずれた位置に時間差を持って伝播線上に到達させることを特徴とする。
好ましくは、前記パルスレーザ光群は、複数の伝送路が前記超短パルスレーザ光を各々伝送して前記非線形光学結晶に向けて出射することで構成され、前記伝播線上における各前記超短パルスレーザ光の到達位置のずれは、各前記伝送路の出射部が一方向に並列されることで生じ、前記伝播線上への各前記超短パルスレーザ光の到達時間の差は、各伝送路の光路長が、前記出射部の並列方向の一方側になるにつれて長くなっていることで生じることを特徴とする。
本発明の高強度テラヘルツ波発生装置によれば、各伝送路は、超短パルスレーザ光を各々伝送して非線形光学結晶に向けて出射するようになっていることから、複数の超短パルスレーザ光からなるパルスレーザ光群が非線形結晶に向けて進行する。そして、各伝送路の出射部は、該出射部の各々から出射された超短パルスレーザ光が非線形光学結晶におけるテラヘルツ波の伝播線上に順次ずれて照射されるように並列されていることから、前記パルスレーザ光群の各超短パルスレーザ光はテラヘルツ波の伝播線上の順次ずれた位置に照射される。さらに、各前記伝送路の光路長は、前記出射部の並列方向の一方側になるにつれて長くなっていることから、前記パルスレーザ光群の各超短パルスレーザ光は時間差を持って伝播線上に到達するようになるため、各超短パルスレーザ光を非線形結晶内に生じたテラヘルツ波に順次照射することが出来る。これにより、高強度のテラヘルツ波を発生させることが出来る。そして上述した高強度のテラヘルツ波の発生を、テラヘルツ波発生装置に複数の伝送路を設けるとともに、各伝送路の出射部の位置や伝送路の光路長を調節することで実現していることから、テラヘルツ波発生装置は簡易な構造となる。これにより、テラヘルツ波発生装置の製造コストは安価に抑えられる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るテラヘルツ波発生装置の構成を示している。
実施の形態1に係るテラヘルツ波発生装置1は、超短パルスレーザ光源3と、分配器5と、ファイババンドル7とを備えている。
超短パルスレーザ光源3は、単一繰り返し周波数の超短パルスレーザ光を発生させる。分配器5は、超短パルスレーザ光源3と1本の光ファイバ9を介して接続されており、超短パルスレーザ光源3から出射された超短パルスレーザ光を複数の超短パルスレーザ光に分割するとともに、後述の光ファイバF1〜F5の伝送路の径以下にコリメートする。ファイババンドル7は、分配器5に各々接続された光ファイバF1〜F5が結束されたものであって、光ファイバF1〜F5には、分配器5によって分割及びコリメートされた超短パルスレーザ光が同時に入射する。そして、各光ファイバF1〜F5は、超短パルスレーザ光を伝送した後、出射部13から非線形結晶としてのLN結晶(以下、LN結晶)15に向けて出射する。ここで本実施形態におけるテラヘルツ波発生装置1は、図10に示した原理を利用してテラヘルツ波を発生させるものであって、各光ファイバF1〜F5の出射部13の向きは、超短パルスレーザ光LがLN結晶15の光学軸に垂直な向きからLN結晶15に入射するように調整されている。なお、以下では、光ファイバF1〜F5を総称して、光ファイバFと適宜示す。また、実施形態の説明においてはファイバの数をF1〜F5の5本で記載しているが、本数はこれ以上でも良い。
図1に示す直線Aは、超短パルスレーザ光Lの入射によって、LN結晶15に生じたテラヘルツ波がノンコリニア位相整合条件を満たす方向に進む伝播線を示している。各光ファイバFの出射部13は、該出射部13から出射された超短パルスレーザ光Lがテラヘルツ波の伝播線A上に順次ずれて照射されるように並列されている。各光ファイバFの光路長は、出射部13の並列方向(テラヘルツ波の伝播線Aの方向)の一方側になるにつれて長くなっている(F1、F2、F3、F4、F5の順に長くなっている)。また、光ファイバFの出射部13には集光用のレンズ17が設けられており、各レンズ17の曲面及び位置が調節されることで、各出射部13から出射された超短パルスレーザ光Lは各々LN結晶の表面に対して垂直に入射するように集光され、且つ各超短パルスレーザ光Lの集光点は、テラヘルツ波の伝播線A上で所定の間隔をあけて位置するようになっている。
以上の構成を有するテラヘルツ波発生装置1によれば、超短パルスレーザ光源3が超短パルスレーザ光を出射するたびに、該超短パルスレーザ光は分配器5によって分割及びコリメートされて光ファイバF1〜F5に同時に入射する。そして該分割及びコリメートされた超短パルスレーザ光は、光ファイバF1〜F5の伝送路を伝送された後、出射部13からLN結晶15に向けて出射される。この結果、複数の超短パルスレーザ光Lから構成されて離散的な波面を有するパルスレーザ群Cが、LN結晶15に向けて進行する。
ここでパルスレーザ群Cを構成する各超短パルスレーザ光Lには、光ファイバFの伝送路を通過したことで時間遅延が与えられている。この時間遅延は、光ファイバFの材料の屈折率が高いことから生じたものであって、その大きさは光ファイバFの伝送路の光路長に応じて定まる。本実施の形態では、光ファイバF1〜F5の伝送路の光路長が出射部13の並列方向(テラヘルツ波の伝播線Aの方向)の一方側になるにつれて長くなっていることから、時間遅延は、出射部13の並列方向(テラヘルツ波の伝播線Aの方向)の一方側寄りの光ファイバFから出射される超短パルスレーザ光Lほど大きくなっている。このため、分配器5から光ファイバF1〜F5へ同時に超短パルスレーザ光を入射させると、パルスレーザ光群Cのウェブフロントは、出射部13の並列方向(テラヘルツ波の伝播線Aの方向)の一方側が遅れるように傾斜した状態になる。
図2は、超短パルスレーザ光LがLN結晶15に入射する状態を拡大して示している。
図2に示すL1〜L3は、一つのパルスレーザ光群Cに含まれる超短パルスレーザ光Lであって、L1は、伝送路が最も短い光ファイバF1を通過したことで、時間遅延が最も短い超短パルスレーザ光Lを示している。L2は、伝送路が2番目に短い光ファイバF2を通過したことで、時間遅延が2番目に短い超短パルスレーザ光Lを示している。L3は、伝送路が3番目に短い光ファイバF3を通過したことで、時間遅延が3番目に短い超短パルスレーザ光Lを示している。
パルスレーザ光群Cを構成する複数の超短パルスレーザ光Lのうち、LN結晶15には、時間遅延が最も短い超短パルスレーザ光L1がはじめに到達する。この結果、LN結晶15にパラメトリック蛍光により発生したテラヘルツ波Tの一部が線Aの方向に伝播する。そして、テラヘルツ波Tが伝播線Aの方向に所定距離d1分進行すると、この進行した位置に時間遅延が2番目に短い超短パルスレーザ光L2が照射されて、パラメトリック相互作用によるパラメトリック増幅が生じる。この結果、テラヘルツ波Tの強度は増幅される。さらにテラヘルツ波Tが、伝播線Aの方向に所定距離d2分進行すると、この進行した位置に時間遅延が3番目に短い超短パルスレーザ光L3が到達して、再びテラヘルツ波Tの強度は増幅される。この強度の増進は、最も長い時間遅延が与えられた超短パルスレーザ光LがLN結晶15に到達するまで繰り返される。この結果、テラヘルツ波Tは高強度になる。
なおテラヘルツ波がLN結晶15内を伝播していく過程では、テラヘルツ波がLN結晶15に吸収される現象が生じる。このため、本実施の形態では、前記吸収量よりもテラヘルツ波の強度増進の度合い(ゲイン)が大きくなるように、超短パルスレーザ光源3が発生するレーザ光のパルス幅や、パルスレーザ光群Cにおける超短パルスレーザ光Lの間隔が調節されている。
本実施の形態によれば、複数の超短パルスレーザ光Lからなるパルスレーザ光群CがLN結晶15に向けて進行するとともに、該パルスレーザ光群Cの各超短パルスレーザ光Lがテラヘルツ波の伝播線A上の順次ずれた位置に時間差を持って到達するようになるため、各超短パルスレーザ光LをLN結晶15内に生じたテラヘルツ波に順次照射することが出来る。これにより、高強度のテラヘルツ波を発生させることが出来る。そして、このことを、テラヘルツ波発生装置1に複数の光ファイバFを設けるとともに、各光ファイバFの出射部13の位置や伝送路の光路長を調節することで実現していることから、テラヘルツ波発生装置1の製造コストは安価に抑えられる。
また、各光ファイバFの伝送路の光路長や出射部13の位置を調節することで、パルスレーザ光群Cの各超短パルスレーザ光Lが、テラヘルツ波の伝播線A上に到達する時間や位置を調節出来る。これにより、LN結晶15の形状や、LN結晶15とテラヘルツ波発生装置1との相対位置を任意に設定することが出来る。
また、レンズ17の曲面及び位置を調節することで、各光ファイバFから出射された超短パルスレーザ光Lを所望の位置に集光させることが可能になる。これにより、テラヘルツ波を各光ファイバFから出射された超短パルスレーザ光Lによって確実に増幅させることが出来る。これにより、確実に高強度のテラヘルツ波を発生させることが出来る。
なお本実施の形態では、レンズ17は省略されてもよい。この場合においても、ビーム状の超短パルスレーザ光Lがテラヘルツ波に順次照射されるように、パルスレーザ光群Cのウェブフロントを傾斜させる(パルスレーザ光群Cの各超短パルスレーザ光Lに時間遅延を与える)ことで、テラヘルツ波の強度は増幅され得る。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係るテラヘルツ波発生装置20の構成を示すブロック図である。実施の形態2は、実施の形態1における超短パルスレーザ光源3及び分配器5の代わりに、超短パルスファイバレーザ光源21及び分配器23が設けられている。以下、実施の形態1との相違点について説明する。
超短パルスファイバレーザパルス光源21は、単一繰り返し周波数の超短パルスレーザ光を発生するとともに、発生した超短パルスレーザ光が光ファイバFの伝送路の径以下になるようにコリメートする。分配器23は、超短パルスファイバレーザ光源21と1本の光ファイバ10を介して接続されており、超短パルスファイバレーザ光源21から出射された超短パルスレーザ光を複数の超短パルスレーザ光に分割するとともに、分割した超短パルスレーザ光を各光ファイバFへ同時に出射する。本実施の形態においても、実施の形態1のように、各光ファイバFの伝送路の光路長や出射部13の位置、さらにはレンズ17の曲面及び位置が調整されることで、実施の形態1と同様の効果が発揮される。
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3に係るテラヘルツ波発生装置30の構成を示すブロック図である。実施の形態3は、実施の形態1に、光ファイバFの伝送路の光路長を調整する長さ調整機構31を追加したものである。以下、実施の形態1との相違点について説明する。
長さ調整機構31は、光ファイバF1〜F5の各々が巻き回されるドラム(図示せず)と、各ドラムの直径を変更可能に設けられたピエゾ電気ユニット(図示せず)とを備え、前記ドラムの直径の変更により光ファイバF1〜F5に加える長手方向の張力を変更するようになっている。
本実施の形態によれば、長さ調整機構31を作動させて光ファイバF1〜F5に加える長手方向の張力を変更することで、光ファイバF1〜F5の長さが変わってくることから、光ファイバF1〜F5の伝送路の光路長を所望の長さに調整することが出来る。これにより、光ファイバF1〜F5から出射される出射される超短パルスレーザ光Lに与える時間遅延をより大きな範囲で設定することが出来る。これにより、光ファイバF1〜F5から出射される各超短パルスレーザ光Lは確実にテラヘルツ波に照射されるようになる。
なお、より好ましくは、ピエゾ電気ユニットは、コンピュータ(図示せず)に接続され、該コンピュータからの信号に基づきドラムの直径を変更するように設けられる。この場合、コンピュータは、テラヘルツ波の強度を測定するセンサ(図示せず)と電気的に接続され、該センサの計測値に基づきドラムの直径の変更量を算出する。そしてコンピュータは、かかる量の変更をドラムに生じさせるための信号をピエゾ素子に送信する。このようにすることで、現実のテラヘルツ波の発生強度に基づき光ファイバF1〜F5の伝送路の光路長が調整されるので、テラヘルツ波の発生強度を所望の値に調整することが出来る。
(実施の形態4)
図5は、実施の形態4に係るテラヘルツ波発生装置40の構成を示すブロック図である。実施の形態4は、パルスレーザ光群Cを構成する各超短パルスレーザ光Lを異なるレーザ光源によって発生させたものである。以下、実施の形態1との相違点について説明する。
実施の形態4では、図1に示した分配器5は省略され、超短パルスレーザ光源3は、ファイババンドル7の各光ファイバF毎に設けられている。各光ファイバFは、対応する超短パルスレーザ光源3が発生した超短パルスレーザ光を伝送した後、LN結晶15に向けて出射するようになっている。
また超短パルスレーザ光源3の各々にはレーザ光の発生タイミングを調節するタイミング調節機構41が接続されている。該タイミング調整機構41の作動により、各超短パルスレーザ光源3は、各々対応する光ファイバFへ同時に超短パルスレーザ光を入射する。
本実施の形態によれば、分配器5を設けることなく、各光ファイバF内に同時に超短パルスレーザ光を入射させることが出来る。
なお本実施の形態のように、超短パルスレーザ光源3を複数設ける場合には、光ファイバFの伝送路の光路長は一律に設定されてもよい。この場合、各超短パルスレーザ光源3のレーザ光の発生タイミングを順次適宜な間隔でずらしていくことで、パルスレーザ光群Cのウェブフロントに所望の傾斜を付けることが可能になる。タイミング調整機構41はそれぞれの装置がパソコンにより制御され、それぞれの超短パルス光源3の光パルス出射タイミングを所望の時間に調整できる。
(実施の形態5)
図6は、実施の形態5に係るテラヘルツ波発生装置50の構成を示すブロック図である。実施の形態5におけるテラヘルツ波発生装置50は、実施の形態1に後述の高出力アンプ51を追加したものである。以下、実施の形態1と相違する点について説明する。
実施の形態5では、各光ファイバFの伝送路を通過する超短パルスレーザ光の出力を高める高出力アンプ51が設けられている。
本実施の形態によれば、高出力アンプ51によって強度が高められた超短パルスレーザ光Lが各光ファイバFからLN結晶15に向けて出射される。このため、各光ファイバFから出射された超短パルスレーザ光Lがテラヘルツ波に照射された際に、テラヘルツ波に生じる強度増進の度合いを大きくすることが出来るため、より強度の高いテラヘルツ波を発生させることが可能になる。
図7は本実施の形態における変形例を示している。本変形例におけるテラヘルツ波発生装置53では、実施の形態3で述べた長さ調節機構31が、高出力アンプ51の前段に位置するように光ファイバF1〜F5に対して設けられている。この変形例によれば、長さ調整機構31に光ファイバF1〜F5の光路長を調整させることで、高出力アンプ51によって強度が高められた超短パルスレーザ光Lに所望の時間遅延を与えることが出来る。これにより、高強度の超短パルスレーザ光Lが確実にテラヘルツ波に照射されるようになるので、より強度の高いテラヘルツ波を発生させることが可能になる。
(実施の形態6)
図8は、実施の形態6に係るテラヘルツ波発生装置60の構成を示すブロック図である。実施の形態6におけるテラヘルツ波発生装置60は、図1に示した分配器5及びファイババンドル7に代えて、結合器61及びマルチコアファイバ63を設けたものである。以下、実施の形態1と相違する点について説明する。
結合器61は、光ファイバ65を介して超短パルスレーザ光源3と接続されており、超短パルスレーザ光源3から出射された超短パルスレーザ光の強度を均一にする。
マルチコアファイバ63は、複数の伝送路67と、該複数の伝送路67を被覆するクラッド部(符号付さず)とから構成されている。各伝送路67は、結合器61の出射部と直接接続されており、各伝送路67には、結合器61によって強度が均一にされた超短パルスレーザ光が同時に入射するようになっている。
また各伝送路67の出射部69の向きは、該出射部69から出射された超短パルスレーザ光LがLN結晶15の光学軸に垂直な向きからLN結晶15に入射するように調整されている。また各伝送路67の出射部69は、該出射部69から出射された超短パルスレーザ光Lがテラヘルツ波の伝播線A上に順次ずれて照射されるように並列されている。また、各伝送路67の光路長は、マルチコアファイバ63の出射側端面が所定の斜度に研磨されていることで出射部69の並列方向(テラヘルツ波の伝播線Aの方向)の一方側になるにつれて長くなっている。また各出射部69には、集光用のレンズ71が設けられており、各レンズ71の曲面及び位置が調節されることで、各出射部69から出射された超短パルスレーザ光Lは、LN結晶15の表面に対して垂直に入射するように集光され、且つ各超短パルスレーザ光Lの集光点は、テラヘルツ波の伝播線A上で所定の間隔をあけて位置するようになっている。
本実施の形態によれば、超短パルスレーザ光源3が超短パルスレーザ光Lを出射するたびに、該超短パルスレーザ光Lは結合器61によって強度が均一にされてマルチコアファイバ63の各伝送路67に同時に入射する。そして各伝送路67に入射した超短パルスレーザ光Lは、出射部69からLN結晶15に向けて出射される。この結果、実施の形態1と同様、複数の超短パルスレーザ光Lから構成されて離散的な波面を有するパルスレーザ群Cが、LN結晶15に向けて進行する。そして、マルチコアファイバ63の各伝送路67の光路長が出射部69の並列方向(テラヘルツ波の伝播線Aの方向)の一方側になるにつれて長くなっていることから、パルスレーザ光群Cのウェブフロントは、出射部69の並列方向(テラヘルツ波の伝播線Aの方向)の一方側が遅れるように傾斜した状態になる。この結果、パルスレーザ光群Cの各超短パルスレーザ光Lがテラヘルツ波の伝播線A上の順次ずれた位置に時間差を持って到達するようになるため、実施の形態1と同様、各超短パルスレーザ光Lをテラヘルツ波に繰り返し照射することが出来る。これにより、LN結晶15内に高強度のテラヘルツ波を発生させることが出来る。そして、このことを、マルチコアファイバ63を設けるとともに、マルチコアファイバ63における各伝送路67の光路長や各伝送路67の出射部69の位置を調節することで実現していることから、テラヘルツ波発生装置60の製造コストは安価に抑えられる。
また、各伝送路67の出射部69の位置を調節したり、各伝送路67の光路長を調節すべくマルチコアファイバ63の出射側端面の研磨斜度を調節することで、パルスレーザ光群Cの各超短パルスレーザ光Lがテラヘルツ波の伝播線A上に照射される位置や到達する時間を調節出来る。これにより、LN結晶15の形状や、LN結晶15とテラヘルツ波発生装置60との相対位置を任意に設定することが出来る。
また、レンズ71の曲面及び位置を調節することで、各伝送路67から出射されたパルスレーザ光Lを所望の位置に集光させることが可能になるため、確実に高強度のテラヘルツ波を発生させることが出来る。
図9は本実施の形態における変形例を示している。本変形例のテラヘルツ波発生装置73では、マルチコアファイバ63の各伝送路67は、結合器61の出射部とそれぞれ光ファイバ75を介して接続されており、この光ファイバ75を介して結合器61から超短パルスレーザ光が入射するようになっている。そしてテラヘルツ波発生装置73では、各光ファイバ75に対して結合器61の後段の位置に実施の形態3で示した長さ調整機構31が設けられている。
本変形例によれば、長さ調整機構31に各光ファイバ75の光路長を調整させることで、各伝送路67から出射される超短パルスレーザ光Lに与える時間遅延をより大きな範囲で設定することが出来る。これにより、各伝送路67から出射される各超短パルスレーザ光Lは確実にテラヘルツ波に照射されるようになる。
なお本実施の形態では、超短パルスレーザ光源3は、マルチコアファイバ63の各伝送路67毎に設けられてもよい。この場合、各伝送路67は、光ファイバを介して超短パルスレーザ光源3と接続されて、超短パルスレーザ光源3からの超短パルスレーザ光が入射される。またこの場合には、各超短パルスレーザ光源に図5に示したタイミング調整機構41が接続されることが好ましい。これにより、マルチコアファイバ63の各伝送路67内に各超短パルスレーザ光源が発生した超短パルスレーザ光を同時に入射させることが出来る。
この発明は、高強度のテラヘルツ波を発生させる装置であり、多層からなる自動車の膜厚の測定等に利用でき、産業上の利用可能性 が極めて高いものである。
本発明の実施の形態1に係るテラヘルツ波発生装置の構成を示すブロック図である。 超短パルスレーザ光群がLN結晶に入射する状態を拡大して示す図である。 本発明の実施の形態2に係るテラヘルツ波発生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るテラヘルツ波発生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係るテラヘルツ波発生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係るテラヘルツ波発生装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態5における変形例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係るテラヘルツ波発生装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態6における変形例を示すブロック図である。 テラヘルツ波発生方法の発生原理を示す図である。
符号の説明
1、20、30、40、50、53、60、73 テラヘルツ波発生装置
3 超短パルスレーザ光源
5、23 分配器
13、69 出射部
15 LN結晶
17、71 レンズ
21 超短パルスファイバレーザ光源
31 長さ調整機構
41 タイミング調節機構
51 高出力アンプ
63 マルチコアファイバ
A テラヘルツ波の伝播線
C パルスレーザ光群
F1〜F5 光ファイバ
L 超短パルスレーザ光

Claims (11)

  1. 非線形光学結晶に対して超短パルスレーザ光を入射させることで、ノンコリニア位相整合条件を満たす方向にテラヘルツ波を発生させるテラヘルツ波発生装置であって、
    前記超短パルスレーザ光を発生するパルス光源を有し
    該パルス光源から発生した超短パルスレーザ光は、光ファイバの伝送路を通過することで時間遅延が与えられるとともに、前記非線形光学結晶におけるテラヘルツ波の伝播線上に、テラヘルツ波の伝播と同期して、離散的に照射されることを特徴とするテラへルツ波発生装置。
  2. 前出のパルス光源が発生した超短パルスレーザ光を前記非線形光学結晶におけるテラヘルツ波の伝播線上に、テラヘルツ波の伝播と同期した離散的な照射は、光ファイバによって構成され
    前記パルス光源から発生する超短パルスレーザ光を複数の超短パルスレーザ光に分割する光分割手段をさらに有し、
    前記光ファイバの伝送路は、該光分割手段が分割した超短パルスレーザ光を各々伝送して前記非線形光学結晶に向けて出射することを特徴とする請求項1に記載のテラヘルツ波発生装置。
  3. 前記光ファイバの伝送路の光路長を調整する長さ調整機構をさらに有し、
    前記長さ調整機構は、各前記光ファイバが巻き回されるドラムと、該ドラムの直径を変更可能に設けられたピエゾ電気ユニットとを備え、該ピエゾ電気ユニットが前記ドラムの直径を変更することで前記光ファイバに加える長手方向の張力を変更することを特徴とする請求項に記載のテラヘルツ波発生装置。
  4. 各前記光ファイバの伝送路によって伝送される超短パルスレーザ光の強度を増幅するアンプをさらに有することを特徴とする請求項2又は3に記載のテラヘルツ波発生装置。
  5. 前記光ファイバは、複数の伝送路を有するマルチコアファイバによって構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のテラへルツ波発生装置。
  6. 各前記伝送路の光路長は、前記マルチコアファイバの出射側端面が所定角度で研磨されることで、前記出射部の並列方向の一方側になるにつれて長くなっていることを特徴とする請求項に記載のテラへルツ波発生装置。
  7. 前記パルス光源は、各前記伝送路毎に設けられ、
    各前記伝送路は、対応する超短パルス光源から発生した超短パルスレーザ光を伝送して前記非線形光学結晶に向けて出射することを特徴とする請求項5又は6に記載のテラヘルツ波発生装置。
  8. 前記パルス光源の各々には、超短パルスレーザ光の発生タイミングを調節するタイミング調節機構が設けられていることを特徴とする請求項に記載のテラヘルツ波発生装置。
  9. 各前記伝送路の出射部には、該出射部の各々から出射された超短パルスレーザ光が前記テラヘルツ波の伝播線上で所定の間隔をあけて照射されるように前記超短パルスレーザ光を集光するレンズが設けられていることを特徴とする請求項に記載のテラヘルツ波発生装置。
  10. 非線形光学結晶に対して超短パルスレーザ光を入射させることで、ノンコリニア位相整合条件を満たす方向にテラヘルツ波を発生させるテラヘルツ波発生方法であって、
    同一繰り返し周波数の複数の超短パルスレーザ光から構成されて離散的な波面を有するパルスレーザ光群を、非線形結晶に向けて照射し、光ファイバの伝送路を通過させることで該パルスレーザ光群を構成する各超短パルスレーザ光に時間遅延を与え、
    前記パルスレーザ光群の各超短パルスレーザ光を、前記テラヘルツ波の伝播線上の順次ずれた位置に時間差を持って伝播線上に到達させる
    ことを特徴とするテラヘルツ波発生方法。
  11. 前記パルスレーザ光群は、複数の伝送路が前記超短パルスレーザ光を各々伝送して前記非線形光学結晶に向けて出射することで構成され、
    前記伝播線上における各前記超短パルスレーザ光の到達位置のずれは、各前記伝送路の出射部が一方向に並列されることで生じ、
    前記伝播線上への各前記超短パルスレーザ光の到達時間の差は、各伝送路の光路長が、前記出射部の並列方向の一方側になるにつれて長くなっていることで生じる
    ことを特徴とする請求項10に記載のテラヘルツ波発生方法。
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