JP5352785B2 - 鋳鉄用鋳造方法、押湯部、鋳型及び鋳型の造型方法 - Google Patents

鋳鉄用鋳造方法、押湯部、鋳型及び鋳型の造型方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋳鉄鋳造において発生する「型張り」、「収縮巣」(引け巣ともいう)、及び「焼付き」等を防止する鋳造方法、その実施に用いる押湯部、その押湯部をもつ鋳型、及びその鋳型の造型方法に関するもので、押湯の内で埋込み型押湯(盲押湯ともいう)に属する技術に特徴を有するものである。
鋳造において、金属は一般に凝固時に収縮を伴うため、良好な湯口方案で完全に鋳型内を溶湯で満たしても、凝固後の鋳物には「収縮巣」が生じることになる。その防止のために、液体収縮と凝固収縮とで不足する溶湯を補う押湯が必要となるので、そのための手段(以下押湯部という)の設置が不可欠となっている。押湯を用いない方法も提案されているが(例えば特開平10−85924号公報参照)、造型作業や鋳造後の砂との分離に手間がかかる。
そこで、押湯を用いる方法が一般的に行われているが、特に鋳鉄は凝固時に黒鉛が晶出することで、他の金属や合金に比べて凝固収縮率は小さいけれども、黒鉛の晶出による溶湯の体積膨張が大きい。そのため、鋳鉄を用いる鋳造では押湯部の設置方法や大きさ等が他金属や合金の鋳物鋳造と異なることになる。
押湯部の設置方法を大別すると、開放型押湯と非開放型即ち埋込み型押湯がある。前者は、図11で示したような構造で密閉状態でないため、溶湯の体積膨張や鋳物砂の体積膨張(キャビティ容積の減少)により、溶湯圧力が増加しようとしても溶湯の圧力増加分は開放型押湯部の開放部分へ逃げる。そのため、鋳型内の溶湯圧力を増加させることがなくて、鋳型の軟弱な部分を変形させるようなことは少ないが、上部からの放熱があるので、押湯量を多くするか、又はフリカケ保温剤にて押湯表面を保温する必要がある等の問題点がある。
他方、後者の埋込み型押湯は、図12で示したような構造で密閉状態であるが故に、溶湯の体積膨張と鋳物砂の体積膨張が鋳型内の溶湯圧力を増加させて、鋳型の軟弱な部分を変形させることが多い。密閉された鋳型内での溶湯圧力の増加が想像以上に強大であることは、鋳造現場でよく知られていることである。溶湯の増加圧力によるこの現象を、上記の「型張り」と称し、鋳物製品の寸法不良をもたらすだけでなく、鋳物製品に「収縮巣」を発生させて、製品不良の要因となっている。
また、「型張り」が生じない強固な鋳型とした場合には、溶湯の体積膨張と鋳物砂の体積膨張により鋳型内の溶湯圧力が強まって、鋳型の形状によっては鋳型の砂粒間に溶湯がしみ込み、上記「焼付き」現象が生じることになる。
それでは、圧力を逃がして不良品の発生を防止するために、開放型押湯にすればよいとも考えられる。しかし上記問題点の外に、鋳型の造形は手込めによる場合は勿論のこと、生型自動造型機によっても鋳型の強度を強めるのに上型側から油圧等で圧力を加える必要があるため、開放型押湯部の設置には手数がかかる。
これらの事柄に関しては、後記非特許文献1や、非特許文献2等が、鋳造工学や鋳鉄鋳物に関して詳しく記載された文献で、開放型押湯や埋込み型押湯の長所・欠点等についても詳しい記載がある。
中江秀雄著「鋳造工学」(産業図書株式会社発行,2008年4月新版,なお特にP.104,109等に詳しい)。 加山延太郎著「鋳造鋳物教本」(1968年初版3刷,なお特にP.217等に詳しい)。
必ずしも鋳鉄鋳物に関するものではないが、鋳造における問題点の解決のために特許出願されたものとして、以下のようなものがある。
特開平8−90204号公報 その明細書の従来の技術の項で、ウイリアムズコアを用いる方法やロストワックス鋳造方法その他を挙げると共に、それらの問題点を解決する手段として、溶融金属の最終充満部近傍の鋳型表面に吸引口を設け、この吸引口から減圧・加圧することで、「収縮巣」、その他の鋳造欠陥の無い製品を得られる鋳造方法及び鋳造設備の提案がなされている。
特許第4150764号公報 通気型鋳型のキャビティの体積よりも小さい所望のキャビティ部分とほぼ等しい体積の溶湯を注湯開始後、注湯された溶湯が所望のキャビティに充満される前に、湯口部から圧縮ガスを送気して所望のキャビティ部分に溶湯を充満して凝固させるようにする技術が提案されている。
特公平6−96186号公報 低圧鋳造金型の溶湯供給路からキャビティに溶湯を充満した後、キャビティに隣接する溶湯供給路箇所を急冷して該箇所の溶湯を凝固させ、次いで押湯部に設けた圧力手段によって型開き前までキャビティ内の溶湯に圧力をかけつつキャビティ壁面に接する溶湯の表層を急冷し、該溶湯の表層が殻状の凝固層に変える機能をもつようにする技術が提案されている。
その他、鋳鉄の鋳造技術で押湯部を有するものに関する特許文献には、クルマのホイール、クローラ車両のトラックシューあるいはディーゼル車両のシリンダピストンの鋳造のように、特殊な製品に限定される技術に関して、例えば次のようなものもある。
特開平5−69108号公報 特開平7−132864号公報 特開平10−85924号公報
ところが、上記従来から行われている方法や先行技術文献に記載の方法は、開放型押湯と非開放型即ち埋込み型押湯とは、それぞれ上記の問題点を有している。また上記各特許文献に記載のものは、用途が限定されると共に、押湯部に冷却回路や加熱回路、圧縮ガスの送気手段等の特別な付属装置を設ける必要があり、構造が大型化したり複雑化したりする。
本発明は、上記問題点の解消を課題として鋭意検討を重ねた結果、完成を得たものである。その目的とするところは、開放型押湯と埋込み型押湯がもつ双方の長所を生かし、互いの欠点を克服し、シンプルな構成で装置が大型化したり複雑化することなく、鋳型の造型が安易であると共に、型張り・収縮巣・焼付き等の発生を低減でき、かつ押湯の保温性も向上させることができる鋳鉄用鋳造方法、それに使用する押湯部、その押湯部をもつ鋳型、及びその鋳型の造型方法を提供することにある。
A.本発明に係る鋳鉄鋳造方法は、
埋込み型押湯部2をもつ鋳型1を用いるものであり、
上型1a内で製品キャビティ部6と連通する押湯部2を、
本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その外部にあって、鋳鉄溶湯の凝固時に発生する増加圧力吸収用の圧力吸収部4とで構成すると共に、
溶湯充満部3と圧力吸収部4との間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ膨出可能又は割れて開口可能な隔壁5を設けておき、
溶湯充満部3内へ鋳鉄溶湯を注湯して、その凝固時に溶湯充満部3内に発生した溶湯の増加圧力を圧力吸収部4へ逃がすことにより、製品キャビティ部6に過度の圧力が加わらぬようにして鋳造するものである。
B.本発明に係る鋳鉄鋳造方法の実施に用いる押湯部の第1は、
埋込み型の押湯部2であって、
鋳鉄溶湯を充満させる製品キャビティ部6に連通する如く設ける該押湯部2として、
本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その外部に、鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力吸収用の圧力吸収部4を設けると共に、
溶湯充満部3と圧力吸収部4との間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ膨出可能又は割れて開口可能な隔壁5を設けたものである。
C.本発明に係る鋳鉄鋳造方法の実施に用いる押湯部の第2は、
埋込み型の押湯部2であって、
鋳鉄溶湯を充満する製品キャビティ部6に連通する如く設ける該押湯部2を、
本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その外部に、鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力吸収用の圧力吸収部4を設けると共に、
溶湯充満部3と圧力吸収部4との間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ膨出可能又は割れて開口可能な隔壁5を設け、
かつ該隔壁5の上部に、熱で消失可能な材質製の部材17を設置して、その消失で形成される空所が上記圧力吸収部4となるようにしたものである。
D.本発明に係る鋳鉄鋳造方法の実施に用いる押湯部の第3は、
埋込み型の押湯部2であって、
鋳鉄溶湯を充満する製品キャビティ部6に連通する如く設ける該押湯部2を、
本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、該溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で後記凹部19側へ膨出可能又は開口可能な隔壁5とを設けたものにすると共に、
鋳型1内で上記隔壁5の外方に当たる箇所に圧力吸収部用の凹部19を予め形成したものとし、
鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力を、隔壁5を経て上記凹部19による圧力吸収部4へ逃がし得るようにしたものである。
E.本発明に係る鋳鉄鋳造方法の実施に用いる鋳型は、
埋込み型の押湯部2をもつ鋳型1であって、
鋳鉄溶湯を充満させる製品キャビティ部6に連通する如く押湯部2を設け、
その押湯部として、上記第1の押湯部2、第2の押湯部2、又は第3の押湯部を用いるようにしたものである。
F.本発明に係る鋳鉄鋳造方法の実施に用いる鋳型の造型方法の第1は、
予め形成しておいた上記第1の押湯部2又は第2の押湯部2を、鋳型1内に載置して鋳物砂を手込めで充填することにより、上型1aを形成するようにしたものである。
G.本発明に係る鋳鉄鋳造方法の実施に用いる鋳型の造型方法の第2は、
生型自動造型機による造型にて予め鋳型1内に、スリーブ挿入用の空所であるスリーブ用巾木18を形成しておき、
そのスリーブ用巾木18内に、予め溶湯充満部3と圧力吸収部4と、両者3,4間に溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ膨出又は開口可能な隔壁5とを設けたスリーブ2aを挿入することにより、
圧力吸収部4付きの押湯部2をもつ上型1aを造型するようにしたものである。
H.本発明に係る鋳鉄鋳造方法の実施に用いる鋳型の造型方法の第3は、
生型自動造型機による造型にて予め鋳型1内に、上部に圧力吸収部用の凹部19を、下部にスリーブ2aを挿入可能な凹部20を有するスリーブ用巾木18を形成しておき、
溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で上記凹部19側へ膨出可能又は開口可能な隔壁5を予め上部に形成したスリーブ2aを、上記スリーブ用巾木18内に挿入して、隔壁5上方の凹部19が圧力吸収部4となるようにすることにより、
圧力吸収部4付きの押湯部2をもつ上型1aを造型するようにしたものである。
上記の構成において、押湯部2とは単に円筒状のスリーブ2aを指すのではなく、溶湯充満部3と隣接して設けた圧力吸収部4とその間の隔壁5を含むものを指すものとする。圧力吸収部4の容積は、溶湯が膨張して増加した体積よりも大きめに形成しておくことは勿論である。隔壁5は鋳型1の強度よりも弱く形成して、鋳型1の損壊より先に隔壁5が膨出し、又は割れて開口7が形成されるようにしてある。該隔壁5は1枚でもよいし、2枚以上であってもよい。
また該隔壁5が膨出する方向や開口7が形成される方向は、上方であればよいが(例えば図1ないし図8参照)、それに限らず側方でもよい。上記圧力吸収部4は、押湯部2内で溶湯充満部3に隣接して設けておく。熱で消失可能な材質製の部材17とは、例えば発砲スチロールのように熱で溶解し消失する材質で厚めの板状としたものが望ましい。なお隔壁5は、割れて開口可能にしてもよいし、圧力吸収部4又はそれ用の凹部19側へ膨出可能にしてもよい。
上記構成の本発明によれば、シンプルな構成ながら、鋳鉄鋳造において従来大きな問題である「型張り」、「収縮巣」及び「焼付き」等の発生を大幅に減少させて、良好な品質の鋳物製品16を製造することができるし、押湯の保温性も向上できる。
これを従来のものと対比しながら説明する。
埋込み型押湯は密閉状態であるが故に、溶湯の体積膨張と鋳物砂の体積膨張が鋳型内の溶湯圧力を増加させる。そのため、従来の埋込み型押湯をもつものでは、鋳型の軟弱な部分を変形させて「型張り」現象を生じ、鋳物製品の寸法不良をもたらしたり、鋳物製品に「収縮巣」を発生させて、製品不良の要因となっていた。
また「型張り」が生じない強固な鋳型でも、同じく溶湯の体積膨張と鋳物砂の体積膨張により鋳型内の溶湯圧力が強まり、鋳型の形状によっては鋳型の砂粒間に溶湯がしみ込んで、「焼付き」現象が発生していた。さらに、「収縮巣不良」(引け巣不良)が発生した場合には、押湯部を大きくするなどしてそれらの不良対策とすることが多く、それがさらに歩留率の悪化を招いていた。
これに対して本発明は、上記の如く、鋳型1内で製品キャビティ部6に連通する如く設けた埋込み型の押湯部2を、本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その内部の増加圧力吸収用の圧力吸収部4とで構成して、それらを隣接して設けると共に、溶湯充満部3と圧力吸収部4間に、溶湯充満部3内の増加圧力で圧力吸収部4側へ開口し、または膨出する隔壁5を設けたものである。
したがって、本発明によれば、
イ)埋込み型押湯式の長所をもつ鋳型1を、シンプルな構成により、従来法とほぼ同等のコストで容易・迅速に造型することができる。
ロ)鋳鉄溶湯を製品キャビティ部6と共に押湯部2の溶湯充満部3へ充満させた際、溶湯の凝固による体積膨張と鋳物砂の体積膨張で鋳型1内の溶湯圧力が増加しても、隔壁5が圧力吸収部4側へ開口し、または圧力吸収部4側へ膨出し、または熱で溶解可能な材質の部材17が消失して圧力吸収部4を形成する(例えば図2,図3,図4参照)。そのため、溶湯充満部3の容積が増大することになり、溶湯による溶湯充満部3内の圧力を下げる。
ハ)それゆえ、密閉型の埋込み型押湯式でありながら、押湯部2や製品キャビティ部6に過度の圧力が加わらないから、鋳型1の軟弱な部分の変形・損壊を防止でき、鋳物製品16の寸法不良を無くし、また収縮巣の発生も押さえられて、良好な鋳物製品16を製造することができる。
ニ)また溶湯充満部3内の圧力が過大にならないので、鋳型1の砂粒間に溶湯がしみ込むことを防止でき、「焼付き」現象も無くすことができる。
ホ)さらに、上方からの放熱を避けられるから、押湯の保温性を向上できて、押湯量を少なくして溶湯量が削減できる。それによって、製品の歩留り率を向上させることもできて、省エネ効果を発揮すると共に、ひいては環境問題にも寄与することができる。
本発明に係る鋳鉄用鋳造方法の実施に用いる埋込み型押湯部をもつ鋳型の実施例を示す縦断正面図である。 押湯部の実施例で、隔壁が開口した状態を示す縦断正面図である。 押湯部の他の実施例の押湯部で、隔壁が膨出した状態を示す縦断正面図である。 押湯部の別の実施例の押湯部で、熱により消失可能な材質製の部材を設けたものを示す縦断正面図である。 予めスリーブ用巾木を造型した状態の鋳型を示す縦断正面図である。 図5で示した鋳型の巾木内に、圧力吸収部を有するスリーブを挿入した状態を示す縦断正面図である。 上部に圧力吸収部に対応する凹部を、下部にスリーブを挿入可能な凹部を有するスリーブ用巾木を予め形成した状態の鋳型を示す縦断正面図である。 図7で示した鋳型の巾木内の下部に、上部に隔壁をもつスリーブを挿入した状態を示す縦断正面図である。 鋳物製品の評価試験時における縦断正面図である。 図5で示したものの平面図である。 開放型押湯部をもつ鋳型を示す概略縦断面図である。 埋込み押湯部をもつ鋳型を示す概略縦断面図である。
本発明は、製品キャビティ部6に連通する如く設けた押湯部2として、本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力吸収用の圧力吸収部4を隣接して設けると共に、その間に設けた隔壁5を、溶湯充満部3内で一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ開口7を形成し、又は圧力吸収部4側へ膨出し、あるいは熱で溶解可能な材質製の部材が熱で消失して圧力吸収部4が形成されるようにし、溶湯充満部3内の増加圧力を逃がすことにより、製品キャビティ部6に過度の圧力が加わらぬようにして鋳造する。
A.図1は、本発明の押湯部2の実施例を備えた鋳型1を示すものである。
この鋳型1は、公知のものと同様に上型1aと下型1bとからなるが、ここでの下型1bは手込め造型による生型とし、製品キャビティ部6としての凹所が形成されている。下型1bを生型としたのは、「型張り」が発生し易くするためである。
上型1aは、ここでは手込め造型によるフラン型としてあるが、これは下型1bよりも強度を高くするためである。この上型1aは公知のものと同様に上部で開口する湯口12を有し、そこから下方を伸びており、下型1bとの境界部を経て上記製品キャビティ部6へ連通する湯道11が形成されている。
イ)第1の実施例
図1及び図2に示したものがそれで、2が押湯部を示す。該押湯部2は、下型1bの製品キャビティ部6の上方で上型1a内に、押湯部用に断熱性材によるスリーブ2aを設置してある。該スリーブ2aは、ここでは硅砂や古紙等に樹脂剤をバインダーとして成形している。該スリーブ2aのサイズは、外径×内径×高さが125mm×90mm×145mmにしてある。8はスリーブ2aの下端部に設けたドーナツ状のネックダウンコアーを示し、ここでは外径125mmで厚さ11mmのシェル板製である。
上記スリーブ2aには隔壁5を有する。上記図2からも明らかなように、ここでは上記スリーブ2a内の上部寄り位置に設けてある。これで、スリーブ2a内の下部寄りが本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3となり、該隔壁5とスリーブ2a上部に設置した上蓋10との間の空間が増加圧力を吸収する圧力吸収部4となるようにしてある。
該隔壁5は、ここでは外径120mmで厚さ7mmのシェル板製として、通常時は図2の点線で示す状態にあるが、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際に同図の実線で示すように上側へ割れて開口7が形成される。隔壁5の上面中央部には深さ2mmのノッチ(切欠き溝)9を形成してあるが、このノッチ9は不可欠ではなく、隔壁5の強度によっては必ずしも設ける必要はない。また上蓋10は、ここでは外径125mmで厚さ15mmのシェル板製であるが、スリーブ2aと同材質でもよいし、フラン樹脂等によって造型された硅砂等の材質であっても構わない。
13はガス抜き孔を示し、上型1a内で押湯部2の圧力吸収部4から上方へ開口されるように形成してある。14は揚り部を示す。
ロ)第2の実施例
図3は、他の実施例の押湯部2を示し、上記実施例と同様に、下型1bの製品キャビティ部6の上方で上型1a内に、断熱性材によるスリーブ2aを設けてある。8は押湯部2の下端部に設けたドーナツ状のネックダウンコアーを示し、ここでもシェル板製としてある。
5は隔壁を示し、ここでも上記スリーブ2a内の下部が本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3となり、上部が圧力増加を吸収する圧力吸収部4に形成されるように、スリーブ2a内の上部寄りに設置してある。該隔壁5はシェル板製としてあり、通常時は図3で点線で示す状態であるが、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際に、同図で実線で示したように上方の圧力吸収部4側へ膨出して、溶湯充満部3内の容積が増加するように形成したものである。
ハ)第3の実施例
図4は、さらに別の実施例の押湯部2を示し、下型1bの製品キャビティ部6の上方で上型1a内に、断熱性材によるスリーブ2aを設けてある。8は押湯部2の下端部に設けたドーナツ状のネックダウンコアーを示し、ここでもシェル板製としてある。
5は隔壁を示し、上記スリーブ2a内が本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3になるように、その上部に該隔壁5を設置してある。該隔壁5も溶湯充満部3内が一定圧を越えた際に、ここでは上方の圧力吸収部4側へ膨出可能又は開口可能なものとした。そして該隔壁5の上部に、熱で溶解し消失可能な材質として、ここでは発砲スチロール製で板状の部材17を設置してある。
これは、該発砲スチロール製部材17の体積分が圧力吸収部4となるようにしたものであって、溶湯充満部3内に注湯された溶湯の熱により、該部材17が消失して空所が形成されるから、そこが圧力吸収部4となる。この圧力吸収部4が増加圧力を受け入れることで、溶湯充満部3内が過大な圧力にならぬようにしたものである。
B.図5から図8は、本発明を特に生型自動造型機による造型に適するようにしたものを示す。
イ)第4の実施例
図5及び図6で示すもので、圧力吸収部4をスリーブ2a内に形成する点では上記第1及び第2の実施例と共通し、その変形例とも言えるものである。
上記第1及び第2の実施例で、予め形成しておいたスリーブ2aを、上型1a内に載置して鋳物砂を手込めで充填することにより、鋳型1の上型1aを形成するものであった。これに対してこの実施例では、上型1a内に生型自動造型機による造型にて、スリーブ挿入用の空所であるスリーブ用巾木18を予め形成しておく(図5参照)。その巾木18内に、内部に溶湯充満部3と圧力吸収部4と、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際に上方の圧力吸収部4側へ膨出可能又は開口可能な隔壁5とを形成したスリーブ2aを挿入し、併せてネックダウンコアー8も挿入する(図6参照)。これにより、圧力吸収部4付きの押湯部2をもつ鋳型1(上型1a)が形成される。その他の点は、上記第1又は第2の実施例とほぼ同様である。
この実施例で、上型1aに予めスリーブ挿入用巾木18を造型しておき、抜型後にスリーブ2aを挿入することまでは、従来から行われている手法と同じであるが、本発明ではそのスリーブ2aに予め圧力吸収部4や隔壁5をも形成してあるものを用いており、そのスリーブ2aを巾木18内に挿入することで、内部に圧力吸収部4をもつ押湯部2付きの鋳型1を造型している点で、従来法とは異なるものである。
ロ)第5の実施例
図7及び図8で示すもので、圧力吸収部4をスリーブ2a外に形成する点では上記第3の実施例と共通し、その変形例とも言えるものである。
上記第3の実施例では、スリーブ2aの上部の隔壁5上に、熱で溶解し消失可能な発砲スチロール製の部材17を設置したものを用意しておき、それを上型1a内に載置して鋳物砂を手込めにより充填することで、鋳型1を造型するものであった。
これに対してこの実施例では、上型1a内に予め生型自動造型機による造型にて、上部が圧力吸収部4に対応する凹部即ち圧力吸収部用の凹部19となり、また下部がスリーブ2aを挿入可能な凹部20となるスリーブ用巾木18を形成しておく(図7参照)。その巾木18内に隔壁5を上部にもつスリーブ2aを挿入すると共に、ネックダウンコアー8を挿入する(図8参照)が、該隔壁5も溶湯充満部3内が一定圧を越えた際に上方の圧力吸収部4側へ膨出可能又は開口可能なものである。これにより、隔壁5上部でスリーブ2a外に圧力吸収部4が形成された押湯部2付きの鋳型1が造型される。その他の点は上記第4の実施例とほぼ同様である。
この実施例でも、鋳型1に予めスリーブ挿入用巾木18を造型しておき、抜型後にスリーブ2aを挿入することは、従来から行われている手法と同じである。しかし本発明のスリーブ用巾木18は、上部が圧力吸収部用の凹部19となり、下部がスリーブ2aを挿入可能な凹部20となるスリーブ用巾木18を形成してある。その巾木18内に、上部に隔壁5をもつスリーブ2aを挿入して、隔壁5上方の凹部19が圧力吸収部4となるようにしている点で、従来法とは異なる。
なお、上記各実施例中で示した各部の材質・寸法等は例示であり、これに限定するものではない。上記実施例の内、スリーブ2aをスリーブ挿入用巾木18へ挿入する場合は、トップ押湯方式でもサイド押湯方式でも構わない。なお、サイド押湯方式の場合は、ネックダウンコアーを使用しないことが多い。
C.本発明の効果を確認する比較試験
本発明として上記実施例の第1で示したものを用い、それを圧力吸収部をもたない従来のもの(以下の表2,3で比較例として記載したもの)と比較した。ここで用いた鋳鉄溶湯は、下記表1に示す2種類のものを、1370±20℃にて各々5機の鋳型に鋳込み、その後十分に冷却した後に各鋳物製品16の上型面と下型面に均等にショットブラスト処理を行った。これら鋳物製品16を定盤15に載置して検品を行ったところ、鋳物製品16の下型面中央付近で厚いなだらかな凸状の変形があることを確認した(図5参照)。
そこで、図9及び図10で示す如く各鋳物製品16について、Ta ,Tb ,Tc ,Td
で示す4か所でシックネスゲージにて測定し、その合計値(Ta 〜 d )を求めた。その価結果を下記表2及び表3で示すが、前者は溶湯の材質がFC−200の場合の結果で、後者はFCD−450の場合の結果である。
Figure 0005352785
上記の結果、本発明の実施例の鋳型を用いて鋳造した製品には、各表の上段で示す如く殆ど変形が認められなかったが、本発明を用いない鋳型によるもの(比較例)では、各表の下段で示すように、鋳物製品16の下型面に変形が認められた。この変形は「型張り」によりもたらされた寸法不良である。
また上記本発明の押湯部2をもつ実施例の鋳型1で、鋳造後の押湯部2内で隔壁5が上方に膨らんで破れ、開口7が形成されていることが確認できた。これは、溶湯による圧力増加分を圧力吸収部4へ逃がし、吸収したことを意味しており、これにより良好な鋳物製品16が鋳造されることが実証された。
本発明は、密閉型の埋込み型押湯式を用いる鋳鉄鋳造において、発生する鋳型の軟弱な部分の変形防止、鋳物製品16の寸法不良の発生防止、「収縮巣」の発生も押さえて、良好な鋳物製品16を製造しようとする場合に、きわめて有効に利用することができる。
1−鋳型
1a−上型
1b−下型
2−押湯部
2a−スリーブ
3−溶湯充満部
4−圧力吸収部
5−隔壁
6−製品キャビティ部
7−開口
8−ネックダウンコアー
9−ノッチ
10−上蓋
11−湯道
12−湯口
13−ガス抜き孔
14−揚り部
15−定盤
16−鋳物製品
17−発砲スチロール
18−スリーブ用巾木
19−凹部
20−凹部

Claims (14)

  1. 埋込み型押湯部2をもつ鋳型1を用いる鋳鉄鋳造方法において、
    製品キャビティ部6と連通する押湯部2を、本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その外部にあって、溶湯凝固時に発生する増加圧力吸収用の圧力吸収部4とで構成すると共に、
    溶湯充満部3と圧力吸収部4間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ膨出可能な隔壁5を設けておき、
    溶湯充満部3内へ鋳鉄溶湯を注湯して、その凝固時に溶湯充満部3内に発生する溶湯の増加圧力を圧力吸収部4へ逃がし、
    これにより、製品キャビティ部6に過度の圧力が加わらぬようにして鋳造することを特徴とする、鋳鉄鋳造方法。
  2. 埋込み型押湯部2をもつ鋳型1を用いる鋳鉄鋳造方法において、
    製品キャビティ部6と連通する押湯部2を、本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その外部にあって、溶湯凝固時に発生する増加圧力吸収用の圧力吸収部4とで構成すると共に、
    溶湯充満部3と圧力吸収部4間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ割れて開口可能な隔壁5を設けておき、
    溶湯充満部3内へ鋳鉄溶湯を注湯して、その凝固時に溶湯充満部3内に発生する溶湯の増加圧力を圧力吸収部4へ逃がし、
    これにより、製品キャビティ部6に過度の圧力が加わらぬようにして鋳造することを特徴とする、鋳鉄鋳造方法。
  3. 埋込み型の押湯部2において、
    鋳鉄溶湯を充満させる製品キャビティ部6に連通する如く設ける該押湯部2として、
    本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その外部に、鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力吸収用の圧力吸収部4を設けると共に、
    溶湯充満部3と圧力吸収部4との間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ割れて開口可能な隔壁5を設けたことを特徴とする、鋳鉄鋳造用の押湯部。
  4. 埋込み型の押湯部2であって、
    鋳鉄溶湯を充満させる製品キャビティ部6に連通する如く設ける該押湯部2として、
    本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その外部に、鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力吸収用の圧力吸収部4を設けると共に、
    溶湯充満部3と圧力吸収部4との間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ膨出可能な隔壁5を設けたことを特徴とする、鋳鉄鋳造用の押湯部。
  5. 埋込み型の押湯部2であって、
    鋳鉄溶湯を充満する製品キャビティ部6に連通する如く設ける該押湯部2を、
    本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その外部に、鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力吸収用の圧力吸収部4を設けるものとすると共に、
    溶湯充満部3と圧力吸収部4との間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ割れて開口可能な隔壁5を設け、
    かつ、該隔壁5の上部に、熱で消失可能な材質製の部材17を設置して、その消失で形成される空所が上記圧力吸収部4となるようにしたことを特徴とする、鋳鉄鋳造用の押湯部。
  6. 埋込み型の押湯部2であって、
    鋳鉄溶湯を充満する製品キャビティ部6に連通する如く設ける該押湯部2を、
    本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、その外部に、鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力吸収用の圧力吸収部4を設けるものとすると共に、
    溶湯充満部3と圧力吸収部4との間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ膨出可能な隔壁5を設け、
    かつ、該隔壁5の上部に、熱で消失可能な材質製の部材17を設置して、その消失で形成される空所が上記圧力吸収部4となるようにしたことを特徴とする、鋳鉄鋳造用の押湯部。
  7. 埋込み型の押湯部2であって、
    鋳鉄溶湯を充満する製品キャビティ部6に連通する如く設ける該押湯部2を、
    本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、該溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で割れて開口可能な隔壁5とを設けると共に、
    鋳型1内で上記隔壁5の外方に当たる箇所に圧力吸収部用の凹部19を予め形成したものとし、
    鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力を、隔壁5を経て上記凹部19による圧力吸収部4へ逃がし得るようにしたことを特徴とする、鋳鉄鋳造用の押湯部。
  8. 埋込み型の押湯部2であって、
    鋳鉄溶湯を充満する製品キャビティ部6に連通する如く設ける該押湯部2を、
    本来の押湯効果を発揮するための溶湯充満部3と、該溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で後記凹部19側へ膨出可能な隔壁5とを設けると共に、
    鋳型1内で上記隔壁5の外方に当たる箇所に圧力吸収部用の凹部19を予め形成したものとし、
    鋳鉄溶湯の凝固時の溶湯の増加圧力を、隔壁5を経て上記凹部19による圧力吸収部4へ逃がし得るようにしたことを特徴とする、鋳鉄鋳造用の押湯部。
  9. 埋込み型の押湯部2を用いる鋳型であって、
    鋳鉄溶湯を充満させる製品キャビティ部6に連通する如く押湯部2を設け、
    該押湯部2を、上記請求項3,4,5,6,7又は8に記載のものにしたことを特徴とする、鋳鉄鋳造用の鋳型。
  10. 鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法であって、
    予め形成しておいた上記請求項3,4,5又は6に記載した押湯部2を、鋳型内に載置して鋳物砂を手込めで充填することにより、上型1aを造型するようにしたことを特徴とする、鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法。
  11. 鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法であって、
    生型自動造型機による造型にて予め鋳型1内に、スリーブ挿入用の空所であるスリーブ用巾木18を形成しておき、
    そのスリーブ用巾木18内に、予め溶湯充満部3と、圧力吸収部4と、その間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で圧力吸収部4側へ膨出可能な隔壁5とを設けたスリーブ2aを挿入することにより、
    圧力吸収部4付き押湯部2をもつ上型1aを造型することを特徴とする、鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法。
  12. 鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法であって、
    生型自動造型機による造型にて予め鋳型1内に、スリーブ挿入用の空所であるスリーブ用巾木18を形成しておき、
    そのスリーブ用巾木18内に、予め溶湯充満部3と、圧力吸収部4と、その間に、溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で割れて開口可能な隔壁5とを設けたスリーブ2aを挿入することにより、
    圧力吸収部4付き押湯部2をもつ上型1aを造型することを特徴とする、鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法。
  13. 鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法であって、
    生型自動造型機による造型にて予め鋳型1内に、上部に圧力吸収部用の凹部19と、下部にスリーブ2aを挿入可能な凹部20を有するスリーブ用巾木18を形成しておき、
    溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で割れて開口可能な隔壁5を上部に形成したスリーブ2aを、そのスリーブ用巾木18内に挿入して、隔壁5上方の凹部19が圧力吸収部4になるようにすることにより、
    圧力吸収部4付き押湯部2をもつ上型1aを造型することを特徴とする、鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法。
  14. 鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法であって、
    生型自動造型機による造型にて予め鋳型1内に、上部に圧力吸収部用の凹部19と、下部にスリーブ2aを挿入可能な凹部20を有するスリーブ用巾木18を形成しておき、
    溶湯充満部3内が一定圧を越えた際にその増加圧力で上記凹部19側へ膨出可能な隔壁5を上部に形成したスリーブ2aを、そのスリーブ用巾木18内に挿入して、隔壁5上方の凹部19が圧力吸収部4になるようにすることにより、
    圧力吸収部4付き押湯部2をもつ上型1aを造型することを特徴とする、鋳鉄鋳造用の鋳型の造型方法。
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