JP5352529B2 - 内線電話システムおよび無線基地局 - Google Patents
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Description
本発明は、内線電話システムおよび無線基地局に係り、携帯電話および固定電話間における代理応答機能を有する内線電話システムおよび無線基地局に関する。
特許文献1は、構内電話交換機に着信先管理データを登録しておくことにより、着信先の内線端末が応答しない場合、着信先管理データに予め登録されている内容で着信先を順次増やしていく着信制御方法を開示する。
また、特許文献2は、着信先の内線端末が応答しない場合、電話基地局に予め登録されている他の内線端末に一斉同報着信させる着信制御方法を開示する。
現在の、内線電話システムでは、収容する電話として、携帯電話および固定電話が混在する。この内線電話システムでは、内外線の区別なしに使用可能な携帯電話が利用される。内外線の区別なしに使用可能な携帯電話は、携帯電話を所持する従業員が自宅に携帯電話を持ち帰っている時に、発信者が携帯電話に対して、内線電話番号で発呼した際、呼び出しが可能となっているような携帯電話である。
上述の内線電話システムでは、ある固定電話に電話呼び出しがあった場合、内外線の区別なしに使用可能な携帯電話を内線用電話として所持する従業員が、呼び出されている固定電話の代理応答をしようと思っても、自身が所有する携帯電話では代理応答ができない。このため、従業員は、固定電話設置場所まで移動しなければならない。
代理応答の一般的な手法としては、代理応答可能な代理応答グループを内線電話システムに予め登録する制御方法が用いられている。特許文献1および特許文献2に記載されている着信制御方法は、この手法の一つと言える。しかし、上記の手法では事前のグループ登録が必須である。また、グループ登録されてなければ、代理応答は、できない。さらに、代理応答グループ変更の度に再登録が必要であり、登録作業が発生する。
本発明は、以上の課題点に鑑み、携帯電話および固定電話が混在する内線電話システムにおいて、固定電話への電話呼び出し時に端末間のグループ登録をすることなく、携帯電話からでも代理応答を可能とすること目的とする。
上述した課題は、ネットワークに接続された呼制御サーバと無線基地局と有線電話端末と、無線基地局に収容された無線電話端末とからなる内線電話システムにおいて、無線基地局は、そのカバーエリア内の第1の電話端末が呼制御サーバにより呼び出し中のとき、かつ、カバーエリア内の第2の電話端末から代理応答可能信号を受信したとき、第1の電話端末の第1の特定情報と第2の電話端末の第2の特定情報とを添付した代理応答要求を呼制御サーバに送信する内線電話システムにより、達成できる。
また、呼制御サーバと有線電話端末と接続され、無線電話端末を収容する無線基地局において、カバーエリア内の第1の電話端末が呼制御サーバにより呼び出し中のとき、かつ、カバーエリア内の第2の電話端末から代理応答可能信号を受信したとき、第1の電話端末の第1の特定情報と第2の電話端末の第2の特定情報とを添付した代理応答要求を呼制御サーバに送信する無線基地局により、達成できる。
本発明によれば、携帯電話および固定電話が混在する内線電話システムにおいて、事前のグループ登録をすることなく、電話着信時における携帯電話または固定電話からの代理応答が可能な内線電話システムおよび無線基地局を提供できる。
以下、本発明の実施形態について、実施例を用いて、図面を参照しながら説明する。なお、同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
図1を参照して、実施例1の内線電話システムの接続構成を説明する。図1において、内線電話システム100は、SIPサーバ10、IPネットワーク20、複数の無線基地局30、複数の固定電話60、複数の携帯電話50で構成されている。
SIPサーバ10は、IPネットワーク20と接続され、図示しない呼制御処理部と代理応答処理部とを持つ。IPネットワーク20は、内線電話システム100のSIPサーバ10、IPネットワーク20、複数の無線基地局30、複数の固定電話60を有線接続する。無線基地局30は、IPネットワーク20と接続され、無線通信により携帯電話50と双方向通信する。無線基地局30は、また、固定電話60との信号送受信を行なう。無線基地局30は、SIPサーバ10と携帯電話50と間の中継処理を行なう。カバーエリア40は、無線基地局30のカバーエリアである。
携帯電話50は、無線基地局30と無線通信し、所定の操作(具体的にはボタン入力『#11』など)により代理応答可能信号を送信する。固定電話60は、無線通信を使用し、所定の操作により代理応答可能信号を送信する。固定電話60は、また、電話呼び出し時に呼び出し通知信号を送信する。
図2を参照して、固定電話60の構成を説明する。図2において、固定電話60は、端末アンテナ601、無線部602、スピーカ603、表示部604、入力部605、制御部606、回線制御部607、送話部608、受話部609から構成される。
制御部606は、呼出部6061と、代理部6062とを含んで構成される。
制御部606は、呼出部6061と、代理部6062とを含んで構成される。
端末アンテナ601は、無線通信により無線基地局30との間の情報送受信を行なう。無線部602は、呼出部6061により制御される固定電話60の呼び出し通知信号を送信する。無線部602は、代理部6062により制御される代理応答可能信号を送信する。無線部602は、無線基地局30から送信される代理応答不可信号を受信する。スピーカ603は、電話呼び出し時の呼び出し音を出力する。表示部604は、接続先電話番号などを表示する。入力部605は、ダイヤル用ボタンなどである。制御部606は、固定電話60全体を管理・制御する。回線制御部607は、通信網からの電話接続要求および固定電話60からの電話接続要求を通信網と相互にやり取りする。なお、本実施例では、通信網は、SIPサーバ10とIPネットワーク20により構成する。送話部608および受話部609は、通話を送受信する。
呼出部6061は、既存の固定電話で実現されている呼出制御を実施する。呼出部6061は、また、固定電話60の電話呼び出し状況を監視する。呼出部6061は、電話呼び出し中の間、無線部602に対して、呼び出し通知信号の送信を指示する。代理部6062は、入力部605による所定の操作により、代理応答可能が通知されると無線部602に対して、代理応答可能信号の送信を指示する。
図3を参照して、携帯電話50の構成を説明する。図3において、携帯電話50は、端末アンテナ501、無線部502、入力部503、制御部504、メモリ505、鳴動部506、振動部507、LED508、表示部509、送話部510、受話部511から構成される。制御部504は、代理部5041を含む。
端末アンテナ501は、無線通信により無線基地局30との情報送受信を行なう。無線部502は、携帯電話50への接続要求を電気信号に変換する。無線部502は、携帯電話50からの接続要求および代理応答可能信号を無線信号に変換する。入力部503は、ダイヤル用ボタンなどである。制御部504は、携帯電話50全体を管理・制御する。メモリ505は、プログラムなどを格納する。鳴動部506、振動部507、LED508は、接続要求などの着信時に指示された着信モードで着信通知する。表示部509は、着信先電話番号などを表示する。送話部510、受話部511は、通話を送受する。
代理部5041は、入力部503から所定の操作により代理応答可能が通知されると代理応答可能信号の送信を指示する。
代理部5041は、入力部503から所定の操作により代理応答可能が通知されると代理応答可能信号の送信を指示する。
図4を参照して、無線基地局30の構成を説明する。図4において、無線基地局30は、基地局アンテナ301、無線アナログ部302、ディジタル信号処理部303、回線I/F(インタフェース)部304、基地局制御部305、呼処理部310から構成される。呼処理部310は、CPU311、代理応答処理部312、メモリ313、I/O(入出力インタフェース)314から構成される。
基地局アンテナ301は、無線通信による携帯電話50との情報を送受信する。基地局アンテナ301は、また、固定電話60からの呼び出し通知信号や代理応答可能信号の受信を行なう。
無線アナログ部302は、基地局アンテナ301に接続する。無線アナログ部302は、携帯電話50および固定電話60から受信したアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線アナログ部302は、変換したディジタル信号をディジタル信号処理部303に送信する。無線アナログ部302は、他方、ディジタル信号処理部303から受信したディジタル信号をアナログ信号(電波)に変換する。無線アナログ部302は、アナログ信号について基地局アンテナ301を介して携帯電話50に送信する。
無線アナログ部302は、基地局アンテナ301に接続する。無線アナログ部302は、携帯電話50および固定電話60から受信したアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線アナログ部302は、変換したディジタル信号をディジタル信号処理部303に送信する。無線アナログ部302は、他方、ディジタル信号処理部303から受信したディジタル信号をアナログ信号(電波)に変換する。無線アナログ部302は、アナログ信号について基地局アンテナ301を介して携帯電話50に送信する。
ディジタル信号処理部303は、無線アナログ部302と接続する。ディジタル信号処理部303は、無線アナログ部302から受信したディジタル信号(上り信号)を復調する。ディジタル信号処理部303は、また、携帯電話50に送信する下り信号の変調を行なう。
回線I/F部304は、通信網に接続される。回線I/F部304は、代理応答処理部312からの代理応答要求信号を通信網へ送信する。また、回線I/F部304は、通信網との情報送受信を行なう。基地局制御部305は、呼処理部310と接続され、自無線基地局30全体を管理・制御する。
回線I/F部304は、通信網に接続される。回線I/F部304は、代理応答処理部312からの代理応答要求信号を通信網へ送信する。また、回線I/F部304は、通信網との情報送受信を行なう。基地局制御部305は、呼処理部310と接続され、自無線基地局30全体を管理・制御する。
呼処理部310は、ディジタル信号処理部303および回線I/F部304に接続されている。CPU311は、呼処理部310内の動作を制御・実行するための円債遺書知装置である。代理応答処理部312は、自無線基局30のカバーエリア40内から送信された代理応答に関する信号を処理・制御する。メモリ313は、プログラムなどを格納する。I/O314は、回線I/F部304および基地局制御部305と信号の送受信を行なう。
呼処理部310は、既存の無線基地局で実現されている呼処理を実施する。呼処理部310は、固定電話60からの呼び出し通知信号と、携帯電話50および固定電話60からの代理応答可能信号を監視する。呼処理部310は、無線基地局30のカバーエリア40内に所在する電話端末からの呼び出し通知信号受信中に、代理応答可能信号を受信すると、SIPサーバ10に対して、呼び出し先電話端末番号と代理応答可能電話端末番号とを送信情報とする代理応答要求信号を送信する。
図5を参照して、呼び出し通知信号410を説明する。図5において、呼び出し通知信号410は、呼び出し通知フラグ411、電話番号412で構成されている。呼び出し通知フラグ411は、呼び出し通知信号410であることを特定するフラグである。電話番号412は、呼び出し通知信号410を送信した端末の電話番号である。
図6を参照して、代理応答可能通知信号420を説明する。図6において、代理応答可能通知信号420は、代理応答可能フラグ421、電話番号422で構成されている。代理応答可能フラグ421は、代理応答可能通知信号420であることを特定するフラグである。電話番号422は、代理応答可能通知信号420を送信した端末の電話番号である。
図7を参照して、代理応答要求信号430を説明する。図7において、代理応答要求信号430は、代理応答要求フラグ431、呼び出し電話番号432、代理電話番号433で構成されている。代理応答要求フラグ431は、代理応答要求信号430であることを特定するフラグである。呼び出し電話番号432は、SIPサーバ10が呼び出し中の電話番号である。代理電話番号433は、代理応答可能通知信号420を送信した端末50/60の電話番号である。
図8を参照して、無線基地局30の代理応答判定動作を説明する。図8において、無線基地局30は、携帯電話50または固定電話60から、代理応答可能信号を受信する(S701)。無線基地局30は、呼び出し通知信号を受信中か判定する(S702)。YESのとき、無線基地局30は、SIPサーバ10に代理応答要求を送信して(S703)、終了する。ステップ702でNOのとき、無線基地局30は、代理応答可能信号を送信した携帯電話50または固定電話60に代理応答不可信号を送信して(S704)、終了する。ステップ702でNOの場合とは、微妙な時間差等により、代理応答可能信号を送信したタイミングで呼び出し通知信号が停止した場合などを想定している。
なお、呼び出し先が携帯電話のとき、基地局30が呼び出しているので、ステップ702の判定は、呼び出しているかの判定となる。
なお、呼び出し先が携帯電話のとき、基地局30が呼び出しているので、ステップ702の判定は、呼び出しているかの判定となる。
図9を参照して、内線電話システム100の代理応答シーケンスを説明する。ここでは、固定電話使用者の不在時に、その固定電話に対する電話呼び出しがあったとき、携帯電話での代理応答動作を説明する。
図9において、発信固定電話60−Aは、呼び出し先固定電話60−Cへの電話接続要求信号を、SIPサーバ10に送信する(S101)。電話接続要求信号を受信したSIPサーバ10は、呼び出し先固定電話60−Cに対して、呼び出し信号を送信する(S102)。これにより呼び出し先固定電話60−Cの呼び出し音が鳴動する。呼び出し信号を受信した呼び出し先固定電話60−Cは、携帯電話の位置登録機能に相当する無線信号(呼び出し通知信号と呼ぶ)を発信する(S103)。呼び出し通知信号には、呼び出し先電話番号である4000番が添付されている。ここでは、呼び出し先固定電話60−Cは、無線基地局30−Bのカバーエリア40−Bに所在する。このため、呼び出し先固定電話60−Cの呼び出し通知信号は無線基地局30−Bが受信する。
この呼び出し通知信号は、呼び出し先固定電話60−Cが呼び出されている間、呼び出し先固定電話60−Cから発信される。無線基地局30−Bは、この呼び出し通知信号の受信により、カバーエリア40−B内に呼び出し先固定電話60−Cが所在し、さらに固定電話60−Cが呼び出し中であることを認識できる。呼び出し先固定電話60−Cを割り当てられた従業員の離席などにより呼び出し音の鳴動が続くと、近傍に位置する携帯電話50−Cを所持する従業員が、呼び出し先固定電話60−Cを割り当てられた従業員が離席していることに気づく。
この従業員は、自身が所持する携帯電話50−Cから代理応答可能を意味する所定の入力操作を行なう。携帯電話50−Cは、代理応答可能信号を無線基地局30−Bに送信する(S104)。代理応答可能信号には、代理応答先の電話番号である5000番が添付されている。携帯電話50−Cが所在する場所をカバーエリア40−Bとしている無線基地局30−Bは、携帯電話50−Cからの代理応答可能信号を受信すると、呼び出し先固定電話60−Cと携帯電話50−Cを関連付けた代理応答要求信号をSIPサーバ10に送信する(S106)。代理応答要求信号には、呼び出し電話番号(4000番)と代理応答電話番号(5000番)が添付されている。代理応答要求信号を受信したSIPサーバ10は、発信固定電話60−Aと無線基地局30−Bを経由した携帯電話50−C間で回線を接続する(S107)。これにより、SIPサーバ10からの固定電話60−Cへの呼び出し信号が停止し、固定電話60−Cからの呼び出し通知信号も停止する。
なお、図9の説明では、発信電話端末を固定電話60、代理応答電話端末を携帯電話50として説明したが、それぞれ端末が固定電話であろうと携帯電話であろうと同様の動作が可能である。
また、呼び出し先電話端末を固定電話として説明したが、携帯電話所持者が携帯電話を自席などに放置した状態で離席中に着信があった場合、携帯電話の着信音や振動音が鳴動する設定になっていれば、呼び出し先電話が携帯電話であっても、携帯電話端末の周辺在席者により、代理応答が可能である。
なお、呼び出し先電話が携帯電話50のとき、携帯電話50は、呼び出し通知信号410を無線基地局30に送信する必要はない。
なお、呼び出し先電話が携帯電話50のとき、携帯電話50は、呼び出し通知信号410を無線基地局30に送信する必要はない。
次に、図10を参照して、呼び出し通知信号が複数発生したときの動作を説明する。図10において、無線基地局30−Bのカバーエリア40−Bには、携帯電話50−C、携帯電話50−D、固定電話60−C、固定電話60−Dが存在する。この状態で、固定電話60−Cが10:20から、固定電話60−Dが10:21から呼出を開始したとする。
図10に示す端末位置において、携帯電話50−Cが代理応答可能信号を送信したとする。固定電話60−C、60−Dからの呼び出し通知信号と携帯電話50−Cからの代理応答可能信号を受信した無線基地局30−Bは、呼び出し通知信号の先着順序を優先する先着順制御方法、固定電話60−C、60−Dと携帯電話50−C、それぞれの所在位置を把握し、呼び出し中端末と代理応答可能端末の端末間の距離がより近い方を優先する近傍制御方法による動作が考えられる。
図10において、先着順制御方法では呼び出し開始時刻が早い固定電話60−Cと携帯電話50−C間で代理応答が成立する。一方、近傍制御方法では相互の物理的距離が近い固定電話60−Dと携帯電話50−C間で代理応答が成立する。
図10により、呼び出し通知信号が複数発生したときの動作を説明した。しかし、ある電話端末の呼び出しのとき、2つ以上の別の電話端末から代理応答可能信号が複数発生したとき、上記と同様に先着順制御方法および近傍制御方法により、制御可能である。
実施例2は、実施例1で示したシステム構成を改良して、既存電話端末を流用可能にした実施例である。
図11を参照して、実施例2の内線電話システム100Aを説明する。図11において、内線電話システム100Aは、SIPサーバ10、IPネットワーク20、無線基地局70、カバーエリア40、携帯電話50、固定電話80、LAN90から構成される。
図11を参照して、実施例2の内線電話システム100Aを説明する。図11において、内線電話システム100Aは、SIPサーバ10、IPネットワーク20、無線基地局70、カバーエリア40、携帯電話50、固定電話80、LAN90から構成される。
無線基地局70は、IPネットワーク20と接続されている。無線基地局70は、無線通信により携帯電話50との双方向通信を行なう。無線基地局70は、SIPサーバ10と携帯電話50間の中継処理を行なう。無線基地局70は、中継機能を持つ。固定電話80は、所定の操作により代理応答可能信号を送信する。有線LAN90は、基地局70の中継機能部に接続される。有線LAN90は、固定電話80と無線基地局70とを接続する。無線基地局70は、携帯電話50を無線収容し、固定電話80を有線収容する。
図12を参照して、固定電話80の構成を説明する。図12において、固定電話80は、スピーカ603と、表示部604と、入力部605と、制御部806と、回線制御部607と、送話部608、受話部609とから構成される。なお、制御部806は、図2で説明した制御部606から呼出部6061の機能を削除した機能で構成される。なお、図12で説明した固定電話は、一般に流通されている。ここでは、実施例1で説明した図2の固定電話との構成の差分を分かりやすくするため、説明したものである。
図13を参照して、無線基地局70の構成を説明する。図13において、無線基地局70は、基地局アンテナ301、無線アナログ部302、ディジタル信号処理部303、回線I/F部304、中継部704、呼処理部710、基地局制御部305から構成される。呼処理部710は、CPU311、代理応答処理部712、メモリ313、I/O314から構成される。
中継部704は、通信網および自無線基地局配下LANと接続され、通信網とLANを中継する。
呼処理部710は、既存の無線基地局で実現されている呼処理を実施する。呼処理部710は、携帯電話50および無線基地局70配下のLANに接続される固定電話80からの代理応答可能信号を監視する。呼処理部710は、無線基地局70のカバーエリア40およびLAN内に所在する電話端末からの呼び出し通知信号受信中に、代理応答可能信号を受信すると、SIPサーバ10に対して、呼び出し先電話端末番号と代理応答可能電話端末番号を送信情報とする代理応答要求信号を送信する。
呼処理部710は、既存の無線基地局で実現されている呼処理を実施する。呼処理部710は、携帯電話50および無線基地局70配下のLANに接続される固定電話80からの代理応答可能信号を監視する。呼処理部710は、無線基地局70のカバーエリア40およびLAN内に所在する電話端末からの呼び出し通知信号受信中に、代理応答可能信号を受信すると、SIPサーバ10に対して、呼び出し先電話端末番号と代理応答可能電話端末番号を送信情報とする代理応答要求信号を送信する。
また、中継部704は、一般的に流通されているHUBと同様の機能を持つ。なお、一般的にHUB(ハブ)とは、LANでスター接続(端末を放射状に配線する)する際に、その中心に配置される集線装置である。HUBは、RJ−45の差し込みジャックを複数持つ機器で、通信機器のLANポートと10BASE−Tや100BASE−TXで使用するケーブルなどを用いて接続される。また、HUBは、リピータHUBとスイッチングHUBの2種類がある。リピータHUBは、送信されてきた信号を全ての接続端末に対してリピート転送するものである。他方、スイッチングHUBは、送信されてきた信号の内容解析を行ない、信号の宛先にあたる接続機器のみに信号を転送する複数ポートのブリッジとして機能するものである。
中継部704は、通常の電話接続の際に発生する呼び出し先電話端末からの呼び出し応答(Ringing)信号を回線I/F部304を介して、代理応答処理部712に送信する。その結果、無線基地局70は、配下のLANに接続されている固定電話が呼び出し中であるかどうかの判断が可能である。
すなわち、図8は、無線基地局30のフローであるが、ステップ702の呼び出し通知信号を受信中かの判定を、配下のLANに接続されている固定電話が呼び出し中かの判定に置き換えれば、無線基地局70のフローと看做すことができる。
図14を参照して、内線電話システム100Aの代理応答のシーケンスを説明する。ここでは、固定電話使用者の不在時に、その固定電話に対する電話呼び出しがあったとき、携帯電話での代理応答動作を説明する。
図14において、発信固定電話80−Aは、呼び出し先固定電話80−Cへの電話接続要求信号を、SIPサーバ10に送信する(S111)。電話接続要求信号を受信したSIPサーバ10は、呼び出し先固定電話80−Cに対して、呼び出し信号を送信する(S112)。これにより、呼び出し先固定電話80−Cの呼び出し音が鳴動する。この時、呼び出し先固定電話80−Cが無線基地局70−B配下のLAN90−Bに接続されているため、呼び出し先固定電話80−Cは無線基地局70−Bの中継部704を経由して、SIPサーバ10と接続されることになる。無線基地局70−Bは、この中継を行なうことにより、呼び出し先固定電話80−Cが呼び出し中であることを認識する。
呼び出し先固定電話80−Cを割り当てられた従業員の離席などにより呼び出し音の鳴動が続くと、近傍に位置する携帯電話50−Cを所持する従業員が、呼び出し先固定電話80−Cを割り当てられた従業員が離席していることに気づく。この従業員は、自身が所持する携帯電話から代理応答可能を意味する所定の入力操作を行なう。携帯電話50−Cは、代理応答可能信号を無線基地局70−Bに送信する(S114)。携帯電話50−Cが所在する場所をカバーエリア40−Bとしている無線基地局70−Bは、呼び出し先固定電話80−Cと携帯電話50−Cを関連付けた代理応答要求信号をSIPサーバ10に送信する(S116)。代理応答要求信号を受信したSIPサーバ10は、発信固定電話80−Aと無線基地局70−Bを経由した携帯電話50−C間で回線を接続する(S117)。これにより、SIPサーバ10からの固定電話80−Cへの呼び出し信号が停止し、固定電話80−Cからの呼び出し通知信号も停止する。
なお、図14では、発信電話端末を固定電話、代理応答電話端末を携帯電話として説明したが、それぞれ端末が固定電話であろうと携帯電話であろうと同様の動作が可能である。また、呼び出し先電話端末を固定電話として説明したが、携帯電話所持者が携帯電話を自席などに放置した状態で離席中に着信があった場合、携帯電話の着信音や振動音が鳴動する設定になっていれば、呼び出し先電話が携帯電話であっても、該携帯電話端末の周辺在席者により、代理応答が可能である。
実施例2の構成では、中継機能を内蔵した無線基地局を新設すれば、固定電話や携帯電話は、一般的に使用されている機種を流用できる。このため、システムの導入がしやすいメリットがある。
実施例2の構成では、中継機能を内蔵した無線基地局を新設すれば、固定電話や携帯電話は、一般的に使用されている機種を流用できる。このため、システムの導入がしやすいメリットがある。
10…SIPサーバ、20…IPネットワーク、30…無線基地局、40…カバーエリア、50…携帯電話、60…固定電話、70…無線基地局、80…固定電話、90…有線LAN、301…基地局アンテナ、302…無線アナログ部、303…ディジタル信号処理部、304…回線I/F部、305…基地局制御部、310…呼処理部、311…CPU、312…代理応答処理部、313…メモリ、314…I/O、501…端末アンテナ、502…無線部、503…入力部、504…制御部、505…メモリ、506…鳴動部、507…振動部、508…LED、509…表示部、510…送話部、511…受話部、601…端末アンテナ、602…無線部、603…スピーカ、604…表示部、605…入力部、606…制御部、607…回線制御部、608…送話部、609…受話部、704…中継部、710…呼処理部、712…代理応答処理部、806…制御部、5041…代理部、6062…代理部、6061…呼出部。
Claims (5)
- ネットワークに接続された呼制御サーバと無線基地局と有線電話端末と、前記無線基地局に収容された無線電話端末とからなる内線電話システムにおいて、
前記無線基地局は、そのカバーエリア内の第1の電話端末が前記呼制御サーバにより呼び出し中のとき、かつ、前記カバーエリア内の第2の電話端末から代理応答可能信号を受信したとき、前記第1の電話端末の第1の特定情報と前記第2の電話端末の第2の特定情報とを添付した代理応答要求を前記呼制御サーバに送信することを特徴とする内線電話システム。 - 請求項1に記載の内線電話システムであって、
前記代理応答要求を受信した前記呼制御サーバは、前記第2の電話端末に呼を接続することを特徴とする内線電話システム。 - 請求項1に記載の内線電話システムであって、
前記有線電話端末は、前記無線基地局を経由して前記ネットワークに接続されていることを特徴とする内線電話システム。 - 呼制御サーバと有線電話端末と接続され、無線電話端末を収容する無線基地局において、
カバーエリア内の第1の電話端末が前記呼制御サーバにより呼び出し中のとき、かつ、前記カバーエリア内の第2の電話端末から代理応答可能信号を受信したとき、前記第1の電話端末の第1の特定情報と前記第2の電話端末の第2の特定情報とを添付した代理応答要求を前記呼制御サーバに送信することを特徴とする無線基地局。 - 請求項4に記載の無線基地局であって、
さらに、前記有線電話端末を収容することを特徴とする無線基地局。
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