JP5352420B2 - 音声受信装置、音声処理方法、プログラムおよび音声受信システム - Google Patents

音声受信装置、音声処理方法、プログラムおよび音声受信システム Download PDF

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Description

本発明は、マイクロホンからの音声信号を受信する音声受信装置に関し、特に、学校の教室、教会、会議室、ホール等の建物内で用いられる音声受信装置に関する。
近年、授業中の教室などに不審者が侵入して、生徒や教師を殺傷する事件が起きており、このような犯罪に対する様々な対策が講じられている。従来から、不審者の侵入等を保安センター等に知らせる警報を出力する警報装置が知られている。
特許文献1は、事件が発生した場所を特定して迅速かつ適切な対応を図ることのできる警報装置を開示している。この特許文献1に記載された警報装置は、各教室に警報スイッチを設け、警報スイッチが操作されると、放送室に非常信号が送信される。放送室では、非常信号に基づいて教室を特定し、特定された教室に対応する警報灯を表示する。これにより、どの教室に事件が起こっているかを迅速に把握できる。
特開2003−187363号公報
上記した特許文献1に記載された警報装置は、警報スイッチが教室の所定の場所に設けられている。警報スイッチのそばに生徒や教師がいない場合には、侵入者に気付かれないで警報スイッチを押すのは困難であった。警報スイッチが設置されている場所まで行くことや警報スイッチを押す行動を侵入者の目にさらすことは、教師や生徒の身の危険を増すおそれがあった。
また、特に、建物内で、拡声装置やその他の音響機器を使って教室内で教材を再生している場合には、それらの発する音により、教室の外から平常時の授業中との区別がつきづらく、対応の遅れにより被害が増すおそれがあった。また、侵入者にとって耳障りな拡声音が原因で、侵入者を逆上させるおそれがあった。また、被害者どうしの意思の疎通を図りにくく、混乱を招く可能性もあった。
本発明は、上記背景に鑑み、不審者の侵入等の危険な状況において、適切な音声制御を行い、危険な状況を通知することができる音声受信装置を提供することを目的とする。
本発明のプログラムは、音声受信装置に備えられたコンピュータに、一つまたは複数のマイクロホンからオーディオ信号を受信し、前記オーディオ信号に基づく音声をスピーカから拡声して出力する機能を具現化させるプログラムであって、前記オーディオ信号は、前記マイクロホンが集音した音声と、当該マイクロホンの緊急スイッチの操作に応じて緊急信号が含まれるエンコードされたトーン信号とが混合され、前記オーディオ信号に変換されて無線送信されたものであり、前記緊急信号が含まれるエンコードされたトーン信号を含む音声信号を検波させ、検波された音声信号から前記トーン信号を抽出させ、抽出された前記トーン信号から前記緊急信号を検出させ、前記緊急信号を検出したときに、前記スピーカから拡声出力する前記音声の音量を抑制させる
この構成により、マイクロホンでの拡声を抑制するので、スピーカから出力された音声
をマイクロホンが再び集音してしまうことがなく、室内の音響反射によるエコーやマイクロホンがスピーカに接近した場合のハウリングが起こりにくい。従って、遠隔の場所へ聴取性の良いオーディオ信号を出力できる。
本発明によれば、常に誰かの手元にあることの多いマイクロホンに備えられた緊急スイッチの操作に応じて送信される緊急信号を受信するので、侵入者に気付かれずに緊急モードの音声出力制御に切り替えることができるというすぐれた効果を有する。
第1の実施の形態の音声受信システムの構成を示す図 マイクロホンの構成を示す図 音声処理部の詳細な構成を示す図 通常状態での拡声装置の動作を示す図 緊急スイッチが操作されたときの拡声装置の動作を示す図 緊急スイッチが操作されたときの拡声装置の動作を示す図 第2の実施の形態の音声受信システムの構成を示す図 緊急スイッチが操作されたときの拡声装置の動作を示す図
以下、本発明の実施の形態の音声受信システムおよび音声受信装置について図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、学校の教室で用いられる音声受信装置について説明するが、音声受信装置は、学校の教室に限らず、教会や会議室、ホール等においても用いることができる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の音声受信システム1の構成を示す図である。第1の実施の形態の音声受信システム1は、複数の教室CR(Class Room)のそれぞれにお
いて用いられる拡声装置10と、複数の拡声装置10と接続された管理装置40とを有する。
拡声装置10は、複数のマイクロホン11a、11bから無線送信されたオーディオ信号を受信し、受信したオーディオ信号に基づく音声を拡声して出力する音声受信装置13とを有している。以下の説明において、複数のマイクロホン11a、11bを総称する場合は、「マイクロホン11」という。
マイクロホン11には、緊急スイッチ12が設けられている。緊急スイッチ12が操作されると、マイクロホン11はトーン信号に含めて緊急信号を無線送信する。緊急信号は、音声受信装置13に対して、緊急モードでの音声出力制御を要求する信号である。緊急モードは、集音したマイクロホン11の音声の音量を、緊急通知に支障となるオーディオ信号の音量に対し、相対的に大きくし、集音した音声の聴取性が良い音声を出力するモードである。緊急モードにおける具体的な音声出力制御は後述する。
なお、緊急スイッチ12は、専用のスイッチであってもよいし、例えば、ファンクションスイッチなどのように、マイクロホン11に予め備えられている他の機能のスイッチと共用してもよい。ファンクションスイッチを利用する場合、例えば、ファンクションスイッチが所定時間(例えば2秒)以上、長押しされた場合に、マイクロホン11は、緊急信号を送信するように構成してもよい。
マイクロホン11としては、通常の手持ちマイク11aや、首に掛けてハンズフリーで使用できるタイプのマイク11b等を用いることができる。本実施の形態では、2本のマイクロホン11を示しているが、マイクロホン11の数が2本に限定されないことは言うまでもない。
図2は、マイクロホン11の構成を示す図である。マイクロホン11は、音声を集音してオーディオ信号に変換する内蔵マイク61と、外部機器のオーディオ信号を入力する外部機器オーディオ信号入力部62と、外部マイクの音声を入力する外部マイク音声入力部63と、集音または入力されたオーディオ信号の中から出力するオーディオ信号を切り替える音声入力切替部64を有している。また、マイクロホン11は、前述した緊急スイッチ12および図示しないその他のスイッチ等からの入力に基づいてトーン信号をエンコードするトーンエンコーダ65と、トーン信号を生成するトーン信号生成部66と、トーン信号と音声入力切替部64から出力されるオーディオ信号とを混合する混合部67と、混合されたオーディオ信号をFM変調するFM変調部68と、アンプ69を有している。
緊急スイッチ12が操作されたことを示す信号は、音声入力切替部64にも入力される。音声入力切替部64は、緊急スイッチ12からの信号に従って、音声の切り替えを行う。例えば、マイクロホン11の音声がミュートされている最中に、緊急スイッチ12からの信号が入力された場合、音声入力切替部64は、ミュートを強制的に解除する。また、例えば、外部機器オーディオ信号を入力している最中に、緊急スイッチ12からの信号が入力された場合、音声入力切替部64は、外部機器オーディオ信号から、内蔵マイクまたは外部マイク音声入力に強制的に切り替える。このような切替えを行うことにより、緊急時に、マイクロホン11からの音声を集音することが可能となり、教室内の様子を音声で外部に伝えることが可能となる。
マイクロホン11から音声受信装置13へのオーディオ信号の送信には、赤外線通信を用いる。赤外線は、教室CRの壁によって遮断され、外部に漏れない。従って、赤外線通信を用いた場合、隣接する教室CRの拡声装置10と混信のおそれがなく、隣接する教室CRでも同じマイクロホン11を使用できる、また音声情報の漏洩が極めて少ない等のメ
リットがある。なお、本実施の形態では、赤外線通信を用いる例について説明しているが、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線を用いてもよい。
音声受信装置13は、複数のマイクロホン11から送信された赤外線信号を受信する複数の受光センサ14と、オーディオ信号を処理する音声処理部15と、音声を出力するスピーカ20とを有している。受光センサ14の数は、用いられるマイクロホン11の数(すなわちチャネル数)に対応する。受信センサは、マイクロホン11の赤外線の到達距離に応じて教室全体をカバーできるように、必要な個数が、例えば、天井などに設置される。音声処理部15は、DVD(DVDビデオオーディオ再生装置)31、TV(テレビ)32からのオーディオ信号を受信するDVD入力端子16、TV入力端子17を有している。また、音声処理部15は、緊急信号を出力するリレー出力端子18、オーディオ信号を出力するライン出力端子19を有している。ここでリレー端子18は、緊急モードを検出すると、オン/オフを切り替える、または所定時間オン又はオフとなった後オフ又はオンとなるものである。なお、リレー接点オン/オフの代わりに、トランジスタ等でオン/オフの信号を出力してもよい。
図3は、音声処理部15の詳細な構成を示す図である。音声処理部15は、受光センサ14にて取得した波形をFM(周波数変調)検波してオーディオ信号を取得するFM検波回路21と、取得したオーディオ信号から音声信号(20Hz〜20kHz)を抽出するバンドパスフィルタ(BPF)22と、トーン信号(32.768kHz)を抽出するバンドパスフィルタ(BPF)23とを有している。なお、トーン信号は、マイクロホン11の電源が入っていないときや受信電波が弱いときに発生するFM変調方式特有の可聴雑音や妨害電波の音声の出力を抑制する目的で用いられる信号であり、オーディオ信号に載せて送信される信号である。また、トーン信号は、エンコードされた緊急信号で変調されることによって、緊急信号が伝送される。ちなみに、トーン信号の周波数として、上記周波数以外に、60Hz〜80Hz、15kHz〜90kHzの間の周波数を用いることも可能である。この場合、音声信号としては、それぞれ、100Hz〜20kHz、20Hz〜14kHzを用いることとすれば、トーン信号が、音声信号に入りこまなくすることができる。
音声処理部15は、抽出された音声信号と、DVD31、TV32からの音声信号を加算するミキサ24を有している。ミキサ24の出力は、可変アンプ29を介してスピーカ20に接続されると共に、別の可変アンプ30を介してライン出力端子19に接続される。
また、音声処理部15は、FM復調された信号からバンドパスフィルタ23によって抽出されたトーン信号をデコードするトーンデコーダ25を有している。トーンデコーダ25にてデコードされた信号(緊急信号)は、緊急信号検出部26および表示部27に入力される。
緊急信号検出部26は、緊急信号を検出すると、リレー出力端子18より、管理装置40に緊急信号を送信すると共に、緊急信号を検出したことを示す信号をミキサ24、可変アンプ29,30に入力する。ミキサ24は、緊急信号が検出されると、DVD31、TV32の音量を抑制する。可変アンプ29は、スピーカ20から出力される音量を抑制する。また、可変アンプ30は、ライン出力される音声信号を増幅する。ここで、スピーカ20は、音声受信装置13に内蔵してもよいし、別体のスピーカとして教室内の適切な場所へ設置してもよい。
表示部27は、入力された信号に基づいてLED28を点灯させる。なお、図3では、トーンデコーダ25、緊急信号検出部26、表示部27を一つずつしか描いていないが、
実際には、緊急信号を発する少なくとも1つのマイクロホンの数(ここでは2ch)のトーンデコーダ25、緊急信号検出部26、表示部27を有している。
図1に戻って、管理装置40の構成について説明する。管理装置40は、ミキサ41と、スピーカ42と、緊急ランプ43とを有している。ミキサ41は、音声受信装置13から受信した音声信号を処理して、スピーカ42から音声を出力する機能を有する。また、ミキサ41は、音声受信装置13から緊急信号を受信したときに、緊急ランプ43を点灯させる機能を有する。なお、教室CRと同数の緊急ランプ43を教室CRの位置関係に対応付けて配置し、ミキサ41は緊急信号を受信した際に、受信元の音声受信装置13に対応する緊急ランプ43を点灯することとしてもよい。これにより、どの教室CRで緊急事態が起こっているかを、容易に把握することができる。また、管理装置40のミキサ41は、各教室CRに設けられた構内放送用スピーカ44と接続されている。
次に、本実施の形態の拡声装置10の動作について説明する。最初に、通常状態における拡声装置10の動作について説明し、その後に緊急スイッチ12が操作された場合の動作について説明する。
図4は、通常状態における拡声装置10の動作を示す図である。マイクロホン11にて音声を集音し(S10)、音声をオーディオ信号に変換する(S12)。マイクロホン11は、オーディオ信号を音声受信装置13に送信する(S14)。
音声受信装置13は、DVD31、TV32から補助のオーディオ信号の入力を受ける(S16)。マイクロホン11から送信されたオーディオ信号を受信し(S18)、受信したオーディオ信号と、補助のオーディオ信号をミキサ24にて加算する(S20)。続いて、音声受信装置13は、加算したオーディオ信号に基づく音声をスピーカ20から出力する(S22)。なお、図4では、説明の便宜上、補助のオーディオ信号の入力(S16)、オーディオ信号の受信(S18)の順に記載しているが、実際には、補助の音源であるDVD31またはTV32からは継続的にオーディオ信号が入力され、マイクロホン11からのオーディオ信号は、継続して受信している。
図5は、緊急スイッチ12が操作されたときの拡声装置10の動作を示す図である。図4に示す通常動作中にマイクロホン11にて緊急スイッチ12が操作されたことを検知すると(S30)、マイクロホン11は音声受信装置13に緊急信号を送信する(S32)。音声受信装置13は、緊急信号を受信すると(S34)、DVD31、TV32からの補助のオーディオ信号の音量を抑制する(S36)。
これにより、DVD31、TV32の音声によって、教室CR内の他の音声が遮られることがなく、侵入者の発話内容や教師の発話内容を聴取しやすくなる。なお、ステップS36において、補助のオーディオ信号の音量は、ゼロにしてもよいし、低下させるだけでもよい。侵入者が侵入した途端に補助のオーディオ信号をゼロにすると、何らかの緊急処理を行ったことを侵入者に悟られる可能性があるので、通常より小さい音量で、別の音源の音声を継続して出力してもよい。
ここで、緊急スイッチ12が一度オン状態になると、音声受信装置13へ緊急信号が継続的に送信され続けるが、マイクロホン11の電源オフ/オンにより、マイクロホン11側の緊急モードは解除されて通常モードとなり、緊急信号の送信は停止される。また、音声受信装置13は、一度緊急信号を受信すると、緊急モードを維持したままとなるが、通常モードに復帰したマイクロホン11または他の通常モードで動作中のマイクロホン11より緊急信号のない音声信号を受信すると、緊急モードの前の状態へ戻る。これによって、音声受信装置13の各音量設定は、緊急モードとなった直前の設定へ復帰する。
図6は、緊急スイッチ12が操作されたときの拡声装置10の別の動作を示す図である。マイクロホン11にて緊急スイッチ12が操作されたことを検知すると(S30)、マイクロホン11は音声受信装置13に緊急信号を送信する(S32)。音声受信装置13は、緊急信号を受信すると(S34)、マイクロホン11からのオーディオ信号の音量を抑制する(S38)と共に、緊急信号およびオーディオ信号を遠隔に位置する管理装置40に送信する(S40)。なお、複数のマイクロホン11からのオーディオ信号の音量を、緊急信号の送信元のマイクロホン11に連動して制御してもよい。
管理装置40は、緊急信号を受信すると(S42)、緊急ランプ43を点灯させ(S44)、受信したオーディオ信号をスピーカ42から出力する(S46)。また、管理装置40は、構内放送用スピーカ44にて緊急事態が発生したことを緊急放送する(S48)。この緊急放送には、受信したオーディオ信号を用いてもよい。なお、この際に、緊急信号の送信元の音声受信装置13が設けられた教室CRおよびその周辺の教室CRには、緊急放送を行わない。緊急放送は、マイクロホン11が位置する空間、音声受信装置13が備えられた空間へは聞こえない。音波としてこれら空間へ伝わったとしても、放送の内容が理解できない程度に、これら空間内の音量は、周辺の教室へ放送される緊急放送の音量よりも小さく、聴取性が低いものであればよい。これにより、侵入者をいたずらに刺激しないようにできる。
図6に示す動作によれば、スピーカ20から出力される音量が小さくなるので、スピーカ20からの音声をマイクロホン11で拾ってしまうことに起因して生じるエコーやハウリングを効果的に防止できる。従って、管理装置40に音質の良い音声を送信することができる。
なお、上記の説明では、拡声装置10の動作を図5と図6に分けて説明したが、拡声装置10は、図5に示す動作を図6に示す動作の両方を行うこととしてもよい。
(第2の実施の形態)
図7は、第2の実施の形態の音声受信システム2および拡声装置10の構成を示す図である。第2の実施の形態の音声受信システム2および拡声装置10の基本的な構成は、第1の実施の形態と同じであるが、第2の実施の形態においては、拡声装置10にカメラ33が接続されている点が異なる。第2の実施の形態では、音声受信装置13と管理装置40とを直接接続する構成に代えて、管理装置40は、カメラ33からネットワークを経由して接続されている。ここで、カメラ33の構成について説明する。
カメラ33は、教室CR内の様子を撮像するズーム機能付きの撮像部34と、音声処理部15のライン出力端子19と接続された音声入力インターフェース35と、音声処理部15のリレー出力端子18と接続された接点入力インターフェース36とを有している。また、カメラ33は、撮像部34にて撮像した画像と、音声入力インターフェース35より入力された音声信号と、接点入力インターフェース36より入力された緊急信号を重畳するマルチプレクサ(MUX)37と、マルチプレクサ37にて重畳した信号をネットワークに送信するネットワークインターフェース38とを有している。
カメラ33のネットワークインターフェース38は、ゲートウェイ51を介してインターネット52に接続されている。従って、カメラ33は、宛先に適切なアドレスを指定することにより、重畳された信号を、例えば、警備会社や市町村役場へ送信することができる。また、ネットワークインターフェース38は、ゲートウェイ51を介して、管理装置40にも接続されている。カメラ33からの信号は、ハブ53を介して、管理装置40のPC45に入力されると共に、ハブ53とネットワークインターフェース46を介してミ
キサ41に入力される。なお、PC45は、管理装置40から独立して設けられてもよい。
次に、第2の実施の形態の拡声装置10の動作について説明する。第2の実施の形態の拡声装置10の通常状態の動作は、第1の実施の形態と同じである(図4参照)。また、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、補助オーディオ信号の音量を抑制したり(図5参照)、マイクロホン11からのオーディオ信号を抑制する動作を行う(図6参照)。第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、カメラ33を介してオーディオ信号や緊急信号をネットワークに送信するので、この動作について説明する。
図8は、第2の実施の形態の拡声装置10の動作を示す図である。マイクロホン11にて緊急スイッチ12が操作されたことを検知すると(S50)、マイクロホン11は音声受信装置13に緊急信号を送信する(S52)。音声受信装置13は、緊急信号を受信すると(S54)、緊急信号とオーディオ信号をカメラ33に送信する(S56)。
カメラ33は、常時、教室CR内の様子を撮像している(S58)。カメラ33は、音声受信装置13から送信された緊急信号とオーディオ信号を受信すると(S60)、緊急信号とオーディオ信号とカメラ33で撮像した映像を重畳し(S62)、重畳した信号をネットワークに送信する(S64)。管理装置40は、重畳した信号を受信し、ミキサ41によって緊急信号とオーディオ信号が再生され、PC45よって映像が再生される。PC45は、映像に加えて、緊急信号、オーディオ信号の少なくとも1つを再生してもよい。また、重畳と送受信は、電子メール本文や添付、またはストリーミングであるがこれらに限定されるものではない。これにより、教室CR内の音声に加えて映像を送受信することにより、より詳しい情報を外部に提供することができる。ここで、映像は動画像または少なくとも1枚以上の静止画であってよい。また、ネットワーク経由で送信するので、管理装置40のみならず、適切な宛先に情報を送信することができる。ここで、カメラ33は、緊急信号を受信すると、そのときのズーム角よりもズームアウトさせることで、教室を隅々まで撮像できるようにしてもよい。
以上、本発明の音声受信システムおよび音声受信装置について、実施の形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態では、リレー出力端子18、ライン出力端子19と管理装置40が直接に接続される第1の実施の形態と、カメラ33を介してネットワークに接続される第2の実施の形態を、別の実施の形態として説明したが、上記した2つの実施の形態を組み合わせることも可能である。例えば、第2の実施の形態において、カメラ33は、緊急信号のみを音声受信装置13から受信し、緊急信号と撮像映像を重畳してネットワークへ送信してもよい。また、音声は、カメラ33に内蔵マイクまたは外付けマイクがあれは、このオーディオ信号を緊急信号と重畳してネットワークへ送信してもよい。さらに、カメラ33からは前述の如く、緊急信号と映像信号を重畳してネットワークへ送信し、オーディオ信号は、音声受信装置13の出力信号をネットワークへ送信することとしてもよい。
上記した実施の形態では、緊急モードにおいて、可変アンプ29は、スピーカ20から出力される音量を抑制する例について説明したが、音声受信装置13またはマイクロホン11は、緊急スイッチ12の操作に応じて、マイクロホン11の音量(内蔵マイクまたは外部マイク音声入力の音量)を大きくしてもよい。これにより、マイクロホン11が位置する空間の音を聞き取りやすくなる。
上記した実施の形態では、音声処理部15の構成を回路によって構成する例について説明したが、音声処理部15はソフトウェアによって構成することも可能である。上記した
図4〜図6または図8に示す動作の各ステップを、音声受信装置13に備えられたコンピュータ(制御部)に実行させるためのプログラムも本発明の範囲に含まれる。
以上説明したように、本発明によれば、常に誰かの手元にあることの多いマイクロホンに備えられた緊急スイッチの操作に応じて送信される緊急信号を受信するので、侵入者に気付かれずに緊急モードの音声出力制御に切り替えることができるというすぐれた効果を有し、学校の教室、教会、会議室、ホール等の建物内で用いられる拡声装置等として有用である。
1,2 音声受信システム
10 拡声装置
11 マイクロホン
12 緊急スイッチ
13 音声受信装置
14 受光センサ
15 音声処理部
16 DVD入力端子
17 TV入力端子
18 リレー出力端子
19 ライン出力端子
20 スピーカ
21 FM検波回路
22,23 バンドパスフィルタ
24 ミキサ
25 トーンデコーダ
26 緊急信号検出部
27 表示部
28 LED
29,30 可変アンプ
31 DVD
32 TV
33 カメラ
34 撮像部
35 音声入力インターフェース
36 接点入力インターフェース
37 マルチプレクサ
38 ネットワークインターフェース
40 管理装置
41 ミキサ
42 スピーカ
43 緊急ランプ
44 構内放送用スピーカ
45 PC
46 ネットワークインターフェース
51 ゲートウェイ
52 インターネット
53 ハブ
61 内蔵マイク
62 外部機器オーディオ信号入力部
63 外部マイク音声入力部
64 音声入力切替部
65 トーンエンコーダ
66 トーン信号生成部
67 混合部
68 FM変調部
69 アンプ

Claims (1)

  1. 音声受信装置に備えられたコンピュータに、
    一つまたは複数のマイクロホンからオーディオ信号を受信し、前記オーディオ信号に基づく音声をスピーカから拡声して出力する機能を具現化させるプログラムであって、
    前記オーディオ信号は、前記マイクロホンが集音した音声と、当該マイクロホンの緊急スイッチの操作に応じて緊急信号が含まれるエンコードされたトーン信号とが混合され、前記オーディオ信号に変換されて無線送信されたものであり、
    前記緊急信号が含まれるエンコードされたトーン信号を含む音声信号を検波させ、検波された音声信号から前記トーン信号を抽出させ、
    抽出された前記トーン信号から前記緊急信号を検出させ
    前記緊急信号を検出したときに、前記スピーカから拡声出力する前記音声の音量を抑制させるためのプログラム。
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