JP5352274B2 - 棒状化粧料テスター - Google Patents

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Description

本発明は、店頭等に展示され、口紅,リップクリーム等の棒状化粧料を繰り出して試用するためのテスターに関するものである。
従来から、口紅等、棒状化粧料の色見本品を店頭等で展示する際には、図3に示すように、レフィルホルダ22の上側に色見本21(ダミーや色板,シール等)が取り付けられ、その下側に試供用の筒状カートリッジ(試供品用のレフィル24)が配設されたテスター20を各色ごとに用意し、これらを、上面に多数のテスター挿入穴30aが設けられた展示台30に並べて展示する方法が用いられている(特許文献1〜2等を参照)。
図4に、試供品用レフィル(あるいはリフィル:refill)24の構成の一例を示す。
この試供品用レフィル24は、外筒25と、らせん状の溝を有する螺旋筒26と、長手(軸)方向の案内溝を有する小径のガイド部27aおよび大径の回動操作部27bからなる内筒(案内筒27)と、外周に上記案内溝と係合する突起を有する繰出筒28とから構成されており、筒状体として組み立てられた状態で、上記外筒25と、この外筒25の下部からハカマ状に露出する上記案内筒27の回動操作部27bとを相対回転させることにより、上記繰出筒28に下端部を保持された棒状化粧料を、筒状体の軸方向に昇降させることができる(特許文献3,4等を参照)。
図5は、従来の棒状化粧料テスター(口紅テスター20)の概略構成図であり、図6は、この口紅テスター20における詳細な断面図である。なお、図3,図4と同様の機能を有する構成部材には同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図6(a)のように、上記試供品用レフィル24は、その筒状体の開口(棒状化粧料の繰出し口)を下に向けた状態でアダプタ23に嵌入され、このアダプタ23ごとレフィルホルダ22の下端開口から押し込まれて、上記レフィルホルダ22の内側に下向きに保持されている。なお、アダプタ23の内周(筒部の上方奥側)には、上記案内筒27の回動操作部27bのみを固定する複数のリブ23aが設けられており、このレフィル24の回動操作部27bのみが回転不能な状態で嵌合されているため、上記のようにレフィル24がレフィルホルダ22の内側に下向きに保持された際は、このレフィルホルダ22および上記アダプタ23と、上記レフィル24の回動操作部27bとが一体となって、上記外筒25に対して相対回転する。
そして、ユーザーが試用する場合は、上記テスター20を展示台30から抜き出し、試供品用のレフィル24を上に向け、その状態で、レフィル24における上記レフィルホルダ22から露出(突出)している部位(筒状カートリッジの外筒25)と、レフィルホルダ22とを相対回転させることにより、棒状化粧料を繰り出して、試し塗りを行なうことができるようになっている。
なお、上述のような口紅のテスター20の展示方法では、テスター20が長期間展示されると、試し塗りによって化粧料が使い尽くされたり、すり減って見栄えが悪くなったりする場合がある。その場合は、レフィル24を新しいものと交換する必要があるが、試供品用のレフィル24は販売促進用として限定生産されたものであるため、再入手がむずかしい。そこで、使用済みの試供品用レフィル24に代えて、図5のように、市販品(商品)に用いられている筒状カートリッジ(市販品用のレフィル29)を上記レフィルホルダ22に差し替えて展示することが行われる。
ただし、市販品用のレフィル29は、通常、その下部の回動操作部の周囲に、「ハカマ(袴)」と呼ばれる装飾用の筒状部材(以下「ハカマ部」という)29aが装着されており、上記試供品用レフィル24の回動操作部27bに相当するこのハカマ部29aの外径は、試供品用のレフィル24より大径になっている。そのため、この市販品用レフィル29をテスター20に用いる場合は、図6(b)のように、レフィルホルダ22の下端開口からそのまま押し込んで固定するか、あるいは、別途専用のアダプタを介して固定する方法が採られる場合が多い。
なお、レフィルホルダ22は、元々この市販品用レフィル29を差し替えできるように設計されており、図6(b)における符号22aは、上記市販品用レフィル29のハカマ部29aを固定するために設けられているリブである。また、このリブ22aは、レフィルホルダ22の筒状部内周面に、周方向に等間隔で複数設けられており、これらのリブ22aによって、上記市販品用レフィル29のハカマ部29aは、試供品用レフィル24(図6(a)参照)のようなアダプタ23を用いることなく、レフィルホルダ22に対して回転不能な状態で嵌合される。
特開平8−117069号公報 特開平9−322820号公報 特開2008−183211号公報 特開2006−204415号公報
ところで、従来、口紅等の棒状化粧料の商品(市販品)に用いられている筒状カートリッジ(市販品用レフィル)は、同一メーカー内における規格および使用部品の共通化・合理化の観点から、その外形形状のバリエーションが比較的少なく、上記ハカマ部29a外形および外筒25外径等が同じレフィルを使用した商品も多数流通していた。
ところが、昨今、他社商品および自社既存商品との差別化を図るべく、棒状化粧料の外装容器の高級化が進むにしたがって、商品に使用される市販品用レフィル29にも、ハカマ部29aが多角形状のものや、外筒25の途中に段部が形成されたもの等、これまでとは外周形状や外径が異なるタイプが登場してきている。
しかしながら、図6(b)のような従来からの棒状化粧料テスター20は、市販品用のレフィル29を使用する場合、そのハカマ部29aをレフィルホルダ22の筒状部内周面に設けられた各リブ22aの内周に直接嵌合して、この市販品用のレフィル29を支持する構造のため、レフィル29の外周形状の変更のたびに、上記レフィルホルダ22の設計を変更しなければならないという手間が生じる。
また、上記レフィルホルダ22は、レフィル29の外径のばらつきによっては、上記ハカマ部29aとレフィルホルダ22との嵌合が甘くなり、操作時にこのレフィル29の相対回転がぶれたり、最悪の場合、このレフィル29が下に抜け落ちてしまうおそれがあり、その改善が望まれている。なお、上記レフィル24,29のタイプ変更等によっても、棒状化粧料を収容するレフィル外筒25の形状や径は、従来とほとんど変化していない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、様々な外径サイズのレフィルを安定して支持することができるとともに、このレフィルの抜けを防止することのできる棒状化粧料テスターの提供をその目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、外筒とこの外筒の一端部の開口から突出する内筒の回動操作部との相対回転に伴って、上記外筒の他端部の繰出し口から、その内部に収容された棒状化粧料を繰り出すレフィルと、下端が開口する筒状部とこの筒状部の上端を蓋する蓋部とからなるレフィルホルダとを備え、上記レフィルホルダの下端開口から挿入されたレフィルを、その繰出し口が該レフィルホルダの下端開口面から突出した状態で保持する棒状化粧料テスターであって、上記レフィルホルダにおける蓋部寄りの筒状部内周面には、この筒状部の長手方向に沿ったリブが周方向に複数設けられ、これら各リブが、それぞれ、上記蓋部に近づくにしたがって、その筒状部内周面からの突出量が漸次増大するテーパー状、または、その筒状部内周面からの突出量が段階的に増大する階段状に形成されているとともに、これらのリブの内周に、上記レフィル内筒の回動操作部が回転不能状態で嵌入され、上記レフィルホルダの下端開口内には、その外周縁が当該レフィルホルダ筒状部の内周面に沿った形状で、かつ、その中央部に上記レフィルの外筒外周面に沿った形状の貫通穴を有するアダプタが圧入され、この貫通穴に上記レフィルの外筒が挿通されて回転自在に支持されている棒状化粧料テスターを第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記レフィルホルダの下端開口の縁部に、切り欠きが設けられ、上記アダプタの外周縁に、該切り欠きと係合する係合部が延設されている棒状化粧料テスターを第の要旨とする。
本発明は、店頭等に展示され、口紅,リップクリーム等を繰り出して試用する棒状化粧料テスターにおいて、色々な形状と太さ(外径)が存在するレフィルの回動操作部(およびハカマ部)を、レフィルホルダの蓋部側内周に周方向等配に設けたリブの点(線)接触で支持するとともに、比較的外径形状と太さが一定し、従来からあまり形状の変化しない化粧料繰出し口近傍の外筒外周を、上記回動操作部の支持点から軸方向に離間して配置されたアダプタにより支持することによって、所期の目的を達成するものである。
すなわち、本発明の棒状化粧料テスターは、上記レフィルホルダにおける蓋部寄りの筒状部内周面に、上記蓋部に近づくにしたがってその筒状部内周面からの突出量が漸次増大するテーパー状、または、その筒状部内周面からの突出量が段階的に増大する階段状のリブが形成され、このリブにより、相対回転の一方側部材であるレフィル内筒の回動操作部を支持するとともに、上記相対回転の他方側部材である上記レフィルの外筒を、レフィルホルダの下端開口内に配設された、外周縁が当該レフィルホルダ筒状部の内周面に沿った形状で、かつ、その中央部に上記レフィルの外筒外周面に沿った形状の貫通穴が形成されたアダプタで支持することにより、種々の外径サイズの回動操作部を有するレフィルを安定して支持することが可能になる。
また、上記アダプタは、比較的細い形状の一定外径の外筒を有する試供品用レフィルを嵌合した場合、この外筒の相対回転の歳差運動(振れ回り)を防止する振れ止めとして機能するとともに、上記外筒(および上記貫通穴)より太い形状のハカマ部を有する市販品用レフィルを嵌合した場合は、先に述べた振れ止め作用に加え、この太径ハカマ部の段部端面が上記貫通穴の縁部に引っ掛かることによるレフィルの脱落防止効果を奏することができる。
したがって、本発明の棒状化粧料テスターは、試供品用レフィルあるいは市販品用レフィルのどちらを用いた場合でも、上記レフィルホルダとこれらレフィルとの相対回転を安定して支持することができる。また、特に、回動操作部側に太径のハカマ部を有する市販品用レフィルを嵌合した場合は、この市販品用レフィルの抜けによる落下等のトラブルを防止することができる。
また本発明の棒状化粧料テスターは先にも述べたように、上記レフィルホルダの各リブが、上記蓋部に近づくにしたがって、その筒状部内周面からの突出量が漸次増大するテーパー状、または、その筒状部内周面からの突出量が段階的に増大する階段状に形成されているため、このレフィルホルダの設計を変更することなく、色々な外周形状の回動操作部および様々な外径の回動操作部を有するレフィルを、同一のレフィルホルダで保持することができる。
したがって、本発明の棒状化粧料テスターは、上記試供品用レフィルと市販品用レフィルの交換のように、レフィルの回動操作部のハカマの有無やこのハカマの形状に関わらず、レフィル外筒の外径が略同径でありさえすれば、種々の外周形状のレフィルを装着することができる。
また、それらのなかでも、特に、上記レフィルホルダの下端開口の縁部に、切り欠きが設けられ、上記アダプタの外周縁に、該切り欠きと係合する係合部が延設されているものは、このアダプタが上記レフィルホルダの下端開口部にしっかりと嵌合され、該アダプタのレフィルホルダに対する抜けの防止と回動防止がなされるとともに、上記レフィルの交換時には、このアダプタを簡単に取り外しすることが可能になる。
なお、上記アダプタがレフィルホルダの下端開口部に係合固定されていることは、上記レフィル外筒の相対回転をきちんと支持できるため、レフィルの振れ回り防止効果を確実に発揮させるうえでも好ましい。
(a)は、本発明の実施形態における棒状化粧料テスターに試供品用レフィルを装着した構成を示す断面図であり、(b)は、同じく本発明の実施形態における棒状化粧料テスターに市販品用レフィルを装着した構成を示す断面図である。 (a)は本実施形態における棒状化粧料テスターからレフィルを除いた状態の断面図、(b)はこの棒状化粧料テスターをレフィルホルダの下端開口側から見た図である。 口紅テスターの展示方法を説明する図である。 従来の口紅テスターに用いられる試供品用レフィルの構成例を示す組立図である。 従来の棒状化粧料テスターの構成例を示す組立図である。 (a)は、従来の棒状化粧料テスターに試供品用レフィルを装着した構成を示す断面図であり、(b)は、同じく従来の棒状化粧料テスターに市販品用レフィルを装着した構成を示す断面図である。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて詳しく説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。また、店頭等で展示台30(図3参照)に載置された状態(図示上下方向)を、そのまま上側および下側とし、棒状化粧料を収容するレフィル24,29の回転軸中心方向を内側、その反対方向を外側として説明する。なお、以下の図1,図2において、棒状化粧料を収容するレフィル24,29は、図4の従来例と同様の構成であるため、同じ符号を付記して、その説明を省略する。
本実施形態における棒状化粧料テスター10は、口紅等、棒状化粧料の色見本品を店頭等で展示する際に用いられる口紅テスターであり、図1(a)のように、試供品用のレフィル24と、四角筒状のレフィルホルダ2と、このレフィルホルダ2の下端開口部2cに配置されたアダプタ3と、上記レフィルホルダ2の上端蓋部2aに取り付けられた色見本1とから構成されている。なお、上記テスター10を構成する部材(部品)は、棒状化粧料を除き、すべて樹脂を用いて形成されている。また、試供品用レフィル24内の棒状化粧料が使い尽くされてカートリッジを交換する場合は、図1(b)のように、市販品用のレフィル29が使用される。
上記レフィルホルダ2は、外周が多角筒状(本実施形態においては四角筒状)に形成された中空の部材であり、外周面2dおよび内周面2eを有する四角筒状の筒状部(周側壁)2bと、この筒状部2bの上端を蓋する蓋部2aとからなる。また、上記筒状部2bの下端は開口部2cとして開放されているとともに、その筒状部2bの内周面2eにおける上記蓋部2a近傍(図示上側)には、図2(a)のように、この筒状部2bから内側に向かって突出する複数のリブ2f,2f,・・・が設けられている。なお、上記筒状部2bの下端開口部2cには、図2(b)のように、後述するアダプタ3の係合部3cと係合する切り欠き2g,2gが形成されている。
上記アダプタ3は、全体として底の浅い有天筒状であり、中央部に貫通穴3dをが設けられた天板3aと、この天板3aの縁部から延設された側部3bと、この側部3bの一部に設けられた係合部3c,3cとからなる。この天板3aは、図2(b)のように、その外周縁が上記レフィルホルダ筒状部2bの内周面2eに沿った形状(本実施形態においては四角形状)で、かつ、その中央部に上記レフィル24,29の外筒25外径に沿った形状の大きな貫通穴3dが形成されている。
また、上記アダプタ3の深さ(側部3bの上下方向高さ)は、図1(b)のように市販品用レフィル29を収納し、このアダプタ3をレフィルホルダ2の下端開口部2cに取り付けた際に、その貫通穴3dの縁部底面(図示上側の縁部)が、市販品用レフィル29の外筒25に設けられた段部(円周段部)29bの端面に当接する深さに設計されており、上記市販品用レフィル29の抜け止めとして機能するように構成されている。
なお、上記天板3aの外周縁は、レフィルホルダ筒状部2bの内周面2eより若干大きな四角形状に形成されており、このアダプタ3をレフィルホルダ2の下端開口部2cに取り付ける際には、上記アダプタ3を押圧しながら圧入するようになっている。また、上記側部3bに設けられた係合部3c,3cは、レフィルホルダ開口部2cの切り欠き2g,2gにすっぽりと納まる形状に形成されており、このレフィルホルダ2に取り付けられた際にも、その外方に突出して邪魔になることがないように構成されている。そして、このアダプタ3は、上記係合部3c,3cを引っ張ることにより、レフィルホルダ2から簡単に抜き取ることができる。
本実施形態における棒状化粧料テスター10の特徴は、色々な外径サイズの回動操作部を有する、複数のタイプのレフィルに対応すべく、レフィルホルダ2の筒状部内周面2eから突出する複数のリブ2f,2f,・・・が、図2(a)のように、上記蓋部2aに近づく(図示上側に行く)にしたがって、その筒状部内周面2eからの突出量が段階的に増大する階段状に形成されている点である。
また、本実施例においては、これら各リブ2fの段部によって、各リブ2fの内側縁部を繋いだ仮想開口径の大きな第1段(図中符号F1)と、仮想開口径が比較的小さな第2段(図中符号F2)とが構成されており、それぞれ、市販品用レフィル29の回動操作部(ハカマ部29a)に相当する径(図1(b)参照)と、試供品用レフィル24の回動操作部27bに相当する径(図1(a)参照)に形成されている。
上記の構成により、本実施形態における棒状化粧料テスター10は、棒状化粧料を繰出す際に相対回転させる一方側部材であるレフィル24,29の回動操作部27bまたはハカマ部29aが、上記レフィルホルダ2の各リブ2fにより形成された段部F2または段部F1で支持され、この相対回転の他方側部材である上記レフィル24,29の外筒25が、レフィルホルダ2の下端開口部2cに配設されたアダプタ3で支持されることにより、2種類のタイプのレフィル24,29を安定して収納することが可能になる。
また、この棒状化粧料テスター10は、比較的細い形状の一定外径の外筒25を有する試供品用レフィル24を収納した場合、上記アダプタ3によりその外筒25の相対回転の歳差運動(振れ回り)が防止されるとともに、比較的太い形状のハカマ部29aを有する市販品用レフィル29を収納した場合は、先に述べた外筒25の振れ止め効果に加え、このハカマ部29aの段部29b端面が、上記アダプタ3の貫通穴3d縁部に引っ掛かることによるレフィル29の抜け止め効果を奏することができる。
そして、本実施形態の棒状化粧料テスター10は、上記試供品用レフィル24と市販品用レフィル29の交換のように、レフィル24,29の回動操作部のハカマの有無やこのハカマの形状に関わらず、レフィル外筒25の外径が略同径でありさえすれば、種々の外周形状のレフィル24,29を装着することができる。
なお、上記実施例においては、試供品用レフィル24と市販品用レフィル29の2種のレフィルにのみ対応すべく、レフィルホルダ2の筒状部内周面2eから突出する各リブ2fを、蓋部2aに近づくにしたがって突出量が段階的に増大する二段の階段状としたが、さらに多くの種類のレフィルに対応できるように、これら各リブ2fを多段状としてもよい。
また、これらリブ2fの周方向の本数も限定されたものではなく、すべてのリブ2fが一度に全部レフィルに当接する必要はない。例えば、レフィルの回動操作部の外周形状が、多角形状や楕円形状等の場合、同時に接触するリブ2fの本数は、周方向に3本以上あれば足りるため、嵌合予定のレフィルの外周形状に合わせて設定すればよい。
そして、これら各リブ2fを、上記蓋部2aに近づくにしたがって、その筒状部内周面2eからの突出量が漸次増大するテーパー状(いわゆる無段階状)に形成すれば、さらに多くの径のレフィルに対応することや、円形とは異なる外周形状(多角形状や楕円形状等)を有するレフィルへの対応が容易になり、好ましい。
また、上記アダプタ3をレフィルホルダ2の下端開口部2cに固定する手段も、特に限定されるものではなく、上記ホルダ内周面への圧入の他、ホルダ外周面への係合・圧入や、その他の方法を用いてもよい。また、上記アダプタ3の形状も限定されるものではないが、このアダプタ3の取り外しが簡単になる点を考慮すると、上記アダプタ3のような凸状片(係合部3c)を形成しておく方が、レフィルの交換が容易になって好ましい。
さらに、上記の実施形態では、アダプタ3をレフィルホルダ2に係合させる手段として、アダプタ3の係合部3c,3cとレフィルホルダ2の切り欠き2g,2gを例示したが、これらは逆の構成としてもよく、本発明におけるアダプタ3とレフィルホルダ2の間の係合手段は、これらの形状に合わせて適宜に変更すればよい。
また、レフィルホルダ2やアダプタ3および色見本1を構成する材料や、これらの形状も特に限定されず、レフィル24,29の内部に充填される棒状化粧料も、口紅の他、リップクリーム等、その他のスティック状化粧品でもよい。したがって、レフィルホルダ2の形状や、アダプタ3および色見本1の形状等は、その商品に合わせて適宜変更すればよい。
本発明は、店頭等に展示されてユーザーが試用することのできる口紅テスターやリップクリームテスター等、不特定多数の人が利用する可能性のある棒状化粧料のテスターに適する。
2 レフィルホルダ
2a 蓋部
2b 筒状部
2c 開口部
2e 内周面
2f リブ
3 アダプタ
3d 貫通穴
24 試供品用レフィル
27b 回動操作部
29 市販品用レフィル
29a ハカマ部

Claims (2)

  1. 外筒とこの外筒の一端部の開口から突出する内筒の回動操作部との相対回転に伴って、上記外筒の他端部の繰出し口から、その内部に収容された棒状化粧料を繰り出すレフィルと、下端が開口する筒状部とこの筒状部の上端を蓋する蓋部とからなるレフィルホルダとを備え、上記レフィルホルダの下端開口から挿入されたレフィルを、その繰出し口が該レフィルホルダの下端開口面から突出した状態で保持する棒状化粧料テスターであって、上記レフィルホルダにおける蓋部寄りの筒状部内周面には、この筒状部の長手方向に沿ったリブが周方向に複数設けられ、これら各リブが、それぞれ、上記蓋部に近づくにしたがって、その筒状部内周面からの突出量が漸次増大するテーパー状、または、その筒状部内周面からの突出量が段階的に増大する階段状に形成されているとともに、これらのリブの内周に、上記レフィル内筒の回動操作部が回転不能状態で嵌入され、上記レフィルホルダの下端開口内には、その外周縁が当該レフィルホルダ筒状部の内周面に沿った形状で、かつ、その中央部に上記レフィルの外筒外周面に沿った形状の貫通穴を有するアダプタが圧入され、この貫通穴に上記レフィルの外筒が挿通されて回転自在に支持されていることを特徴とする棒状化粧料テスター。
  2. 上記レフィルホルダの下端開口の縁部に、切り欠きが設けられ、上記アダプタの外周縁に、該切り欠きと係合する係合部が延設されている請求項1記載の棒状化粧料テスター。
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