JP5352168B2 - 医療用針と医療用チューブの接続構造 - Google Patents

医療用針と医療用チューブの接続構造 Download PDF

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Description

本発明は、手術後の創傷部に留置される医療用チューブと医療用針とを接続するための医療用針と医療用チューブの接続構造に関する。
従来から、外科手術の後に、創傷部に医療用チューブを挿入して創傷部に生じる血液や滲出液を排出することが行われている。このような場合、医療用チューブの先端部に医療用針を取り付けて、医療用針を創傷部から患者の体外に向けて通すことにより、医療用チューブの後端側部分を創傷部に留置させている。そして、医療用チューブの先端部から医療用針を取り外したのちに、その先端部に、貯留容器からポンプを介して延びるチューブの端部を接続してポンプを作動させることにより創傷部の血液や滲出液を貯留容器内に吸引している(例えば、特許文献1参照)。
この傷部ドレンカテーテル(医療用チューブ)は、先端部を構成する流出管を介して套管針(医療用針)に接続されており、套管針の後端には、流出管が接続される接続部分が形成されている。この接続部分は、複数の環状の隆起部を備えており、この隆起部が流出管の内部壁に把持的に係合することにより、傷部ドレンカテーテルと套管針とが接続される。
特公平2−17185号公報
しかしながら、前述した従来の傷部ドレンカテーテルは、複数の環状の隆起部が形成された接続部分に接続されるため、隆起部の段差の形状が傷部ドレンカテーテルの外周面に浮き出て、傷部ドレンカテーテルの表面が凹凸になる。このため、傷部ドレンカテーテルを、患者の体内に刺し込む際の抵抗が大きくなり、スムーズな処理ができ難くなる。また、段差のある隆起部を用いずに、円柱状の接続部分に、医療用チューブを接着剤等を用いて接着する方法も考えられるが、これによると、接着力を確保することが難しく、この接着力の確保にコストがかかってしまうという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものでその目的は、医療用針と医療用チューブとの接続部分に凹凸が生じなく、さらに、安価につく医療用針と医療用チューブの接続構造を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る医療用針と医療用チューブの接続構造の構成上の特徴は、溝または鍔部からなる係合部を備えた柱状の接続部が後端部に形成された医療用針と、接続部の少なくとも一部を被覆した状態で係合部に係合し、接続部の少なくとも一部を被覆したときに、接続部とで円柱状に形成される接合部材と、一端側の内周面が接合部材の外周面に溶着または接着によって固定された状態で接続部と接合部材とからなる円柱状体を被覆することによって医療用針に接続される医療用チューブとを備えたことにある。
本発明に係る医療用針と医療用チューブの接続構造は、医療用針の接続部に凹凸を設けて、この凹凸のある接続部に医療用チューブを係合させるのではなく、接続部に係合可能な接合部材で接続部の少なくとも一部を被覆して接続部と接合部材との組付体を円柱状に形成している。そして、その円柱状に形成された接続部と接合部材との外周面に医療用チューブの一端側を固定するようにしている。この場合、接合部材と医療用チューブとは、溶着または接着によって固定される。すなわち、接合部材を構成する材料としては、医療用チューブに対して、溶着または接着によって固定できるものを選択する。これによると、医療用チューブの内部に位置する接続部と接合部材との組付体の外周面に凹凸がないため、医療用チューブの表面にも凹凸は生じない。この結果、医療用チューブを、患者の体内に刺し込む際の抵抗が小さくなり、スムーズな処理が可能になる。
また、本発明に係る医療用針と医療用チューブの接続構造の他の構成上の特徴は、接続部を円柱状に形成して、係合部を接続部の外周面に円周に沿って形成した溝で構成し、接合部材を溝に係合する伸縮性を備えた円筒体で構成するとともに、接合部材の厚みを溝の深さと略同一にしたことにある。
これによると、単純な構成で、接続部分に凹凸が生じない医療用針と医療用チューブの接続構造を得ることができる。また、接合部材を伸縮性を備えた材料で構成したため、接合部材を一体からなる円筒体で構成しても、接合部材を撓ませたり伸ばしたりしながら溝に係合させることができる。そして、接合部材が溝に係合したのちには元の形状に復元する。このとき、接合部材の厚みと溝の深さとが略同一の長さであるため、接続部の外周面と接合部材の外周面とが略同一面上に位置するように繋がり、接続部と接合部材への医療用チューブの取り付けが容易になる。
なお、この場合の「接合部材の厚みを溝の深さと略同一にした」は、同一である場合に限らずそれに近いものも含むためで、接続部の外周面と、接合部材の外周面との境界部に目立った段差が生じなければよい。また、接続部材に軸方向に延びるスリットを設けて、このスリットを開閉できるようにすることもできる。これによると、スリットを開いた状態で、接合部材を接続部に取り付け、接続部に取り付けたのちに、接合部材を元の円柱状に復元させることができる。
また、本発明に係る医療用針と医療用チューブの接続構造のさらに他の構成上の特徴は、接続部を柱状に形成して、係合部を接続部の外周面から外周側に突出する鍔部で構成し、接合部材を、内周面における係合部に対応する部分に、係合部が係合できる溝が設けられた円筒体で構成したことにある。これによると、医療用針に対する接合部材および医療用チューブの軸方向の移動を効果的に防止できるため、医療用針から接合部材および医療用チューブが外れることを防止できる。なお、この場合の接続部は、円柱状、三角柱状、四角柱状やその他の多角柱状等の柱状に形成することができる。
また、本発明に係る医療用針と医療用チューブの接続構造のさらに他の構成上の特徴は、円筒体を軸回り方向に分割した複数個の部材で接合部材を構成したことにある。これによると、接合部材を構成する各部材を、接続部の周囲に順次配置していくことができるため、接合部材の接続部への取り付けが容易になる。
また、本発明に係る医療用針と医療用チューブの接続構造のさらに他の構成上の特徴は、接続部の基端部に接合部材で被覆されない部分を設け、接続部の基端部と医療用チューブとの間に隙間を設けたことにある。これによると、医療用チューブの開口部の外周縁部が外周側に浮き上がってしまうことを防止できる。この場合の隙間は、医療用チューブの端部が接続部によって外周側に押し広げられることを防止できる程度の深さがあればよい。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る医療用針と医療用チューブの接続構造を図面を用いて詳しく説明する。図1は、同実施形態に係る接続構造Aを示しており、この接続構造Aは、医療用針10と、医療用チューブ15と、本発明に係る接合部材としてのインナーチューブ16とで構成されている。医療用針10は、直径が小さな円柱状の針本体11と、針本体11の先端側に形成された穿刺部12と、針本体11の後端に形成された接続部13とで構成されている。また、針本体11と穿刺部12との境界部分は、針本体11から穿刺部12に向うにしたがって徐々に細くなった後に同径になって延びる細径部が形成され、その前端に係合用段部11aが形成されている。
接続部13は、図2に示したように、医療用針10に医療用チューブ15を接続させるために設けられたものであり、針本体11よりも直径の小さな略円柱状に形成されている。この接続部13の外周面における軸方向の両側部分を除いた部分に、本発明に係る係合部を構成する幅広の係合溝13aが円周に沿って形成されており、接続部13の後端面13bは滑らかな凸曲面状に形成されている。また、針本体11と接続部13との間には、医療用針10の軸方向に直交する面からなる段部13cが形成されており、接続部13の外周面における係合溝13aと段部13cとの間の部分の直径は、接続部13の後端部分(図2の右側部分)の直径よりもやや小さくなっている。
インナーチューブ16は、可撓性および伸縮性を備えた円筒体で構成されており、開口部を接続部13の後端面13bに位置させた状態で、前方に向って押し込むことにより接続部13の係合溝13a内に取り付けることができる。この場合、後端面13bが滑らかな凸曲面状に形成されているため、インナーチューブ16の係合溝13a内への取り付けをスムーズに行える。そして、インナーチューブ16を係合溝13a内に取り付けたときに、インナーチューブ16の外周面と接続部13の後端部分の外周面とは、段差のない連続した曲面を形成する。この場合、目立った段差でなければ多少の段差が生じてもよい。また、インナーチューブ16の外周面と接続部13の基端部分の外周面との間には、僅かな段差が形成される。このインナーチューブ16は、ポリ塩化ビニルやポリウレタンで構成することができる。
医療用チューブ15は、ポリ塩化ビニルやポリウレタンで構成することができ、係合溝13a内にインナーチューブ16が取り付けられて円柱状になった接続部13とインナーチューブ16との外周を覆うことのできる内径を有している。この医療用チューブ15は、開口部を接続部13の後端面13bに位置させた状態で、前方に向って押し込むことにより、インナーチューブ16が取り付けられた接続部13の外周に取り付けられ、インナーチューブ16に接着または溶着によって固定されている。
この場合も、後端面13bが滑らかな凸曲面状に形成されているため、医療用チューブ15の接続部13への取り付けをスムーズに行える。医療用チューブ15が接続部13に取り付けられたとき、医療用チューブ15と接続部13の基端部分の外周面との間には隙間13dが形成され、医療用チューブ15と接続部13の後端部分の外周面とは密着している。また、医療用チューブ15の端面は、外周縁部が針本体11の外周面よりも外部側に突出することを防止された状態で、医療用針10の段部13cに当接する。
医療用チューブ15を、接着によって、インナーチューブ16に固定する場合には、接着剤として、紫外線硬化型接着剤、可視光硬化型接着剤、瞬間接着剤等を用いることができる。また、医療用チューブ15を、溶着によって、インナーチューブ16に固定する場合には、溶剤を用いる方法と、加熱による方法とがある。溶剤を用いる場合には、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン等を用いることができる。接着剤および溶剤を用いる場合には、インナーチューブ16の外周面または医療用チューブ15の内周面に接着剤または溶剤を塗布した状態で、インナーチューブ16と医療用チューブ15とを組み付ける。
加熱による方法を用いる場合には、インナーチューブ16および医療用チューブ15が組み付けられた状態の医療用針10を、所定の加熱装置と熱収縮チューブとを用いて、例えば、200℃の温度で加熱する。この場合、まず、医療用チューブ15とインナーチューブ16との接続部分を熱収縮チューブで被覆する。ついで、医療用チューブ15とインナーチューブ16との熱収縮チューブで被覆された部分を加熱する。つぎに、加熱により、医療用チューブ15とインナーチューブ16との接続部分が溶解されて一体化するとその部分を冷却する。これによって、医療用チューブ15とインナーチューブ16との溶着が完了する。そして、溶着された医療用チューブ15とインナーチューブ16から熱収縮チューブを取り除く。これらの方法によって、図1に示した接続構造Aが得られる。
この構成において、医療用チューブ15を患者の創傷部(図示せず)に取り付ける場合には、まず、接続構造Aの医療用針10を、患者の体における切開部から創傷部に向けて刺し込んだのちに、先端の穿刺部12を体の所定部分から体外に出す。この穿刺の際、必要に応じて、針本体11の適当な部分を曲げることにより医療用針10を創傷部の適正位置に穿刺できるようにする。この場合、医療用針10と医療用チューブ15との接続部の表面が凹凸のない滑らかな曲面で構成されるため、穿刺する際の抵抗が小さくなり、スムーズな操作が可能になる。また、医療用チューブ15と、接続部13の基端部分の外周面との間に隙間13dを形成したことにより、医療用チューブ15の端部が外周側に突出することがなくなる。
これによって、医療用チューブ15の端部が外周側に突出して穿刺の邪魔になることが防止される。そして、医療用針10の穿刺部12が体外に出たところで、所定の引抜具(図示せず)を穿刺部12の後部に位置する係合用段部11aに取り付け、引抜具を手で持って引っ張ることにより、医療用針10を体外に引き出す。医療用チューブ15の先端側部分が体外に出て、医療用チューブ15の後端部が創傷部に位置したところで引っ張る操作を止め、医療用チューブ15における医療用針10との接続部側部分を鋏で切断する。ついで、医療用チューブ15の切断した部分を所定の吸引装置(図示せず)に接続する。そして、吸引装置を作動させることにより、創傷部に溜まる血液や滲出液を医療用チューブ15を介して吸引装置で吸引する。
このように、本実施形態に係る接続構造Aでは、接続部13の係合溝13aに円筒状のインナーチューブ16を取り付けて、接続部13とインナーチューブ16とを円柱状に形成している。そして、円柱状に形成された接続部13とインナーチューブ16との外周面を医療用チューブ15の一端側部分で被覆して、インナーチューブ16と医療用チューブ15とを、溶着または接着によって固定している。これによると、医療用チューブ15の内部に位置する接続部13とインナーチューブ16の外周面に凹凸がないため、医療用チューブ15の表面にも凹凸が生じない。この結果、医療用針10を、患者の体内に刺し込む際の抵抗が小さくなり、スムーズな処理が可能になる。
また、医療用チューブ15と、接続部13の基端部分の外周面との間に隙間13dを形成したため、医療用チューブ15の端部が接続部13から外周側に浮き上がってしまうことを防止できる。これによって、医療用針10による穿刺を、さらに、スムーズにすることができる。また、本実施形態に係る接続構造Aは、接続部13の係合部を係合溝13aで構成し、接合部材を、係合溝13aに係合する円筒状のインナーチューブ16で構成したため、単純な構成で、接続部分に凹凸が生じない接続構造Aを得ることができる。さらに、インナーチューブ16を構成する材料として、医療用チューブ15に対して容易に接着や溶着できるものを選択することができるため、特殊な材料を用いる必要がなくなり、安価につく。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る接続構造Bの要部を示している。この接続構造Bでは、医療用針20の接続部23は、針本体21よりも直径の小さな断面形状が円形になった段違いの棒状に形成されている。すなわち、この接続部23は、基端側に位置し軸方向の長さが短い円柱状の大径部23aと、大径部23aと中心軸を同じにして大径部23aの後端側に位置する軸方向の長さが長く直径が大径部23aよりも小さくなった円柱状の小径部23bとで構成されている。そして、小径部23bにおける後端側部分(図3の右側部分)に外周側に向って突出する鍔状の係合部23cが円周に沿って形成されている。この係合部23cにおける小径部23bの外周面からの突出長さは、大径部23aの外周面後端と小径部23bの外周面前端との間の長さの1/2よりもやや大きくなっている。また、小径部23bの後端面は、平面状に形成されている。
そして、小径部23bの外周面から後端面にかけて、本発明に係る接合部材としての接合用成形体26が取り付けられている。この接合用成形体26は、硬質の材料からなる同形の二個の分割部材26aで構成されており、二個の分割部材26aを組み付けることにより、後端部が閉塞された円筒状に形成される。分割部材26aは、図4に示したように、一端が半円板状の壁部26bによって閉塞された樋状に形成されており、内周面における軸方向の中央よりも壁部26b側部分に、係合部23cの円周に沿った半分の部分を係合させることのできる係合溝26cが周方向に形成されている。そして、壁部26bの合せ面(図4では上面)における一方に係合爪26dが形成され、壁部26bの合せ面における他方に、他の分割部材26aの係合爪26dが係合できる係合穴26eが形成されている。
このため、二個の係合溝26cを、それぞれ係合部23cに係合させるとともに、対向する係合爪26dと係合穴26eどうしをそれぞれ係合させるようにして、二個の分割部材26aを接続部23の小径部23bの外周に取り付けると、小径部23bと係合部23cとは、二個の分割部材26aによって被覆される。この結果、医療用針20の後端部には、二個の分割部材26aからなる接合用成形体26の外周面および端面だけが表れる。また、接合用成形体26の円筒部分の厚みは、係合部23cにおける小径部23bの外周面からの突出長さの略2倍に設定されており、このため、接合用成形体26の外周面と接続部23の大径部23aの外周面との間には、僅かな段差が形成される。この接合用成形体26を構成する材料としては、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合合成樹脂等を用いることができる。
医療用チューブ25は、接合用成形体26に接着または溶着によって固定されており、接続部13の大径部23aの外周面との間には、隙間23dが形成されている。また、医療用チューブ25の端面は、外周縁部が針本体21の外周面よりも外部側に突出することを防止された状態で、針本体21と大径部23aとの間の段部に当接する。この接続構造Bのそれ以外の部分の構成については、前述した接続構造Aと同一である。また、この接続構造Bが備える医療用針20や医療用チューブ25の使用方法も前述した第1実施形態の使用方法と同様である。
このように構成したため、医療用針20に対する接合用成形体26および医療用チューブ25の軸方向の移動を効果的に防止できるようになり、医療用針20から接合用成形体26および医療用チューブ25が外れることを効果的に防止できる。また、接合用成形体26を、二個の分割部材26aで構成したため、接合用成形体26の小径部23bへの取り付けが容易になる。さらに、接続構造Bによると、接続部23の係合部23cが、接合用成形体26の係合溝26c内に、接合用成形体26の肉厚の略1/2分入り込むようになるため、接合用成形体26の強度を確保しながら接合用成形体26を接続部23に取り付けることができる。この接続構造Bのそれ以外の作用効果については、前述した接続構造Aの作用効果と同様である。
また、本発明は、前述した各実施形態に限定するものでなく適宜変更して実施することが可能である。例えば、前述した第2実施形態では、接続部23の断面形状を円形にしているが、この接続部23の断面形状は、円形に限らず、三角形、四角形やその他の多角形にすることができる。また、前述した第2実施形態では、接合用成形体26を、後端が閉塞された円筒体にしているが、この接合用成形体26は、両端が開口した円筒体で構成してもよい。さらに、接合用成形体26を、二個以上の分割部材で構成してもよい。
また、インナーチューブ16を加熱したのちに冷却することにより収縮する熱収縮チューブで構成し、接続部13,23に取り付けたのちに、加熱、冷却することにより接続部13,23に固定するようにしてもよい。この場合には、インナーチューブ16および医療用チューブ15をポリ塩化ビニルで構成することが好ましい。さらに、インナーチューブ16に軸方向に延びるスリットを設けて、このスリットを開閉できるようにすることもできる。この場合、スリットを開いた状態で、接合部材を接続部に取り付け、接続部に取り付けたのちに、接合部材を元の円柱状に復元させる。
本発明の第1実施形態に係る接続構造を示した一部切欠き断面図である。 接続構造の要部を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接続構造の要部を示した断面図である。 分割部材を示した斜視図である。
符号の説明
10,20…医療用針、13,23…接続部、13a…係合溝、13d,23d…隙間、15,25…医療用チューブ、16…インナーチューブ、23c…係合部、26…接合用成形体、26c…係合溝、26a…分割部材、A,B…接続構造。

Claims (5)

  1. 溝または鍔部からなる係合部を備えた柱状の接続部が後端部に形成された医療用針と、
    前記接続部の少なくとも一部を被覆した状態で前記係合部に係合し、前記接続部の少なくとも一部を被覆したときに、前記接続部とで円柱状に形成される接合部材と、
    一端側の内周面が前記接合部材の外周面に溶着または接着によって固定された状態で前記接続部と前記接合部材とからなる円柱状体を被覆することによって前記医療用針に接続される医療用チューブと
    を備えたことを特徴とする医療用針と医療用チューブの接続構造。
  2. 前記接続部を円柱状に形成して、前記係合部を前記接続部の外周面に円周に沿って形成した溝で構成し、前記接合部材を前記溝に係合する伸縮性を備えた円筒体で構成するとともに、前記接合部材の厚みを前記溝の深さと略同一にした請求項1に記載の医療用針と医療用チューブの接続構造。
  3. 前記接続部を柱状に形成して、前記係合部を前記接続部の外周面から外周側に突出する鍔部で構成し、前記接合部材を、内周面における前記係合部に対応する部分に、前記係合部が係合できる溝が設けられた円筒体で構成した請求項1に記載の医療用針と医療用チューブの接続構造。
  4. 前記円筒体を軸回り方向に分割した複数個の部材で前記接合部材を構成した請求項2または3に記載の医療用針と医療用チューブの接続構造。
  5. 前記接続部の基端部に前記接合部材で被覆されない部分を設け、前記接続部の基端部と前記医療用チューブとの間に隙間を設けた請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の医療用針と医療用チューブの接続構造。
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