JP5351069B2 - インプリント方法及びインプリント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インプリント方法及びインプリント装置に関する。
半導体装置、MEMS(Micro Electro Mechanical System:微小電気機械システム)装置や磁気記録装置などの微細構造を有する電子デバイスまたは磁気記録媒体の製造において、微細パターンを高生産性で形成する技術として、基板に原版の型を転写するインプリント法が注目されている。
インプリント法においては、転写すべきパターンを有するテンプレートと、基板上の転写材と、を接触させて、テンプレートの凹部に転写材を充填し、転写材を硬化させることにより、基板上の転写材にテンプレートのパターンが転写される。
従来のインプリント法において、テンプレートの凹部へ転写材を欠陥なく充填するには長い時間を要しており、生産性を向上の妨げになっていた。
なお、特許文献1には、インプリント法において観察装置を用いてアライメントマークを観察する方法が開示されているが、転写材の充填時間を短縮することはできない。
特表2006−516065号公報
本発明は、テンプレートの凹部への転写材の充填時間を短縮し、生産性を向上したインプリント方法及びインプリント装置を提供する。
本発明の一態様によれば、被処理基板の主面の上に転写材を滴下して、予め定められた基準体積よりも大きい体積を有する前記転写材の液滴を形成する工程と、前記液滴を揮発させて、前記液滴の体積を前記基準体積よりも減少させる工程と、前記基準体積よりも体積が減少させられた前記液滴を、転写面に凹部が設けられたテンプレートの前記転写面に接触させて、前記凹部に前記転写材を充填する工程と、を備えたことを特徴とするインプリント方法が提供される。
本発明の別の一態様によれば、被処理基板が載置される基板ステージと、転写面に凹部が設けられたテンプレートを保持するテンプレート保持部と、前記基板ステージに載置された前記被処理基板の主面の上に転写材を滴下して、予め定められた基準体積よりも大きい体積を有する前記転写材の液滴を形成する滴下部と、前記被処理基板の前記主面と、前記テンプレート保持部に保持された前記テンプレートの前記転写面と、の距離を変化させ、前記液滴と前記転写面とを接触させて、前記転写材を前記テンプレートの前記凹部に充填させる距離制御部と、前記距離制御部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記滴下部が前記液滴を形成した後に、前記液滴が揮発して前記液滴の体積が前記基準体積よりも減少した後に、前記基準体積よりも体積が減少した前記液滴を前記転写面に接触させることを前記距離制御部に実施させることを特徴とするインプリント装置が提供される。
本発明によれば、テンプレートの凹部への転写材の充填時間を短縮し、生産性を向上したインプリント方法及びインプリント装置が提供される。
第1の実施形態に係るインプリント方法を例示するフローチャート図である。 第1の実施形態に係るインプリント方法に用いられるインプリント装置の構成を例示する模式的側面図である。 第1の実施形態に係るインプリント方法を例示する工程順模式的断面図である。 第1の実施形態に係るインプリント方法における特性を例示する模式図である。 第1の実施形態に係るインプリント方法における特性を例示するグラフ図である。 第1の実施形態に係る別のインプリント方法を例示するフローチャート図である。 第1実施例のインプリント方法を例示するフローチャート図である。 第1の実施形態に係る別のインプリント方法を例示するフローチャート図である。 第1の実施形態に係る別のインプリント方法における液滴を例示する写真図である。 第2実施例のインプリント方法を例示するフローチャート図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインプリント方法を例示するフローチャート図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るインプリント方法に用いられるインプリント装置の構成を例示する模式的側面図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るインプリント方法を例示する工程順模式的断面図である。
まず、図2を用いて、本実施形態に係るインプリント方法に用いられるインプリント装置の例を説明する。
図2に表したように、インプリント装置210は、被処理基板20が載置される基板ステージ120と、テンプレート10を保持するテンプレート保持部110と、基板ステージ120に載置された被処理基板20の主面20aの上に転写材を滴下して、転写材の液滴を形成する滴下部130と、被処理基板20の主面20aと、テンプレート10の転写面10aと、の距離を変化させ、液滴と転写面10aとを接触させて、転写材をテンプレート10の凹部12bに充填させる距離制御部140と、距離制御部140を制御する制御部150と、を備える。
本具体例では、インプリント装置210は、被処理基板20の主面20aの上に形成された液滴の径を測定する測定部170をさらに備えている。また、本具体例では、インプリント装置210は、テンプレート10の凹部12bに充填された転写材を硬化させる光照射部160をさらに備えている。測定部170及び光照射部160は必要に応じて設けられれば良く、省略しても良い。例えば、測定部170及び光照射部160は、インプリント装置210とは別体として設けても良い。
被処理基板20には、例えば半導体基板(ウェーハ)や、半導体層や導電層が設けられた絶縁基板や、ハードマスク層が設けられた基板など任意の基板を用いることができる。テンプレート10には、例えば石英などが用いられる。転写材には、例えば光硬化性樹脂などが用いられる。
ここで、基板ステージ120の被処理基板20が載置される面から、テンプレート保持部110に保持されたテンプレート10に向かう方向をZ軸方向とする。Z軸の正の方向が上方向であり、負の方向が下方向である。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向とX軸方向とに対して垂直な方向をY軸方向とする。
基板ステージ120は、ステージ定盤123の上に設けられ、例えば、X軸方向に沿って移動できる。基板ステージ120には基板吸着部121が設けられ、基板吸着部121の上に被処理基板20が載置され、基板吸着部121により被処理基板20が基板ステージ120の上に固定される。なお、基板ステージ120には、基板ステージ120の位置を制御するための基準マーク台122が設けられている。
例えば、基板ステージ120がX軸方向に沿って移動し、被処理基板20が滴下部130の下方に配置され、被処理基板20の主面20aに転写材が滴下される。滴下部130には、例えば、ピエゾ素子などを用いたインクジェット方式などの液滴滴下装置を用いることができる。
基板ステージ120がX軸方向に沿って元の位置に戻り、被処理基板20の主面20aは、テンプレート保持部110に保持されたテンプレート10の転写面10aと対向する状態になる。
テンプレート保持部110は、ベース111に連結され、ベース111は距離制御部140に連結されている。距離制御部140は、例えば、テンプレート保持部110をZ軸方向に移動させ、被処理基板20の主面20aと、テンプレート10の転写面10aと、の距離を変化させ、液滴と転写面10aとを接触させる。なお、被処理基板20の主面20aと、テンプレート10の転写面10aと、の相対的な位置が変更できれば良く、距離制御部140は、テンプレート保持部110及び基板ステージ120の少なくともいずれかをZ軸方向に沿って移動させる。
なお、ベース111にはアライメントセンサ112が付設されており、被処基板ステージ120とテンプレート保持部110とのX−Y平面内における位置が適切に制御され、その結果、被処理基板20とテンプレート10とのX−Y平面内における位置が適切に制御される。
被処理基板20の上の転写材をテンプレート10の凹部12bに充填させ、テンプレート10の凹凸パターンに沿って転写材を変形させた状態で、光照射部160から光を出射させて、テンプレート10を介して転写材に光を照射し、転写材を硬化させる。その後、テンプレート10から転写材を離型する。これにより、テンプレート10の凹凸の形状が転写材に転写される。
なお、測定部170は、被処理基板20上に設けられた液滴を撮像する撮像部171と、撮像部171で撮像された画像を処理する画像処理部172と、を有することができる。測定部170は、被処理基板20の主面20aの上に形成された液滴の径を測定する機能を有するが、被処理基板20とテンプレート10との位置合わせ(アライメント)のための位置合わせマークの認識にも使用できる。撮像部171には例えばCCDカメラなどを用いることができる。
このような装置を用いて実施されるインプリント方法の具体例について説明する。
図3(a)に表したように、テンプレート10の転写面10aには、凹凸12が設けられている。凹凸12は、凹部12bと凸部12aとを含む。例えば、転写面10aに凹部12bが設けられるときは、凹部12b以外の部分が凸部12aと見なされ、転写面10aに凸部12aが設けられるときは、凸部12a以外の部分が凹部12bと見なされる。すなわち、凹部12bと凸部12aとは、互いに相対的なものである。このように、テンプレート10の転写面10aには凹部12bが設けられる。
例えば、テンプレート10の転写面10aに対して垂直な方向がZ軸方向に対応する。テンプレート保持部110により、テンプレート10の転写面10aが、X−Y平面に平行に配置される。
テンプレート10において、凹部12bは、転写面10aからZ軸方向に沿って後退した部分である。
なお、テンプレート10の凹凸12は、転写材30に転写されるべき形状を有している。凹凸12の形状(深さなども含む)は任意である。凹凸12の凹部12b(及び凸部12a)の平面形状(Z軸方向から見たときのパターン形状)は、例えば一方向に延在する溝(トレンチ)状でも良く、長方形や正方形でも良く、扁平円状や円状でも良く、任意の多角形状でも良く、任意である。
図3(b)に表したように、被処理基板20の主面20aの上に設けられた転写材30に対して、テンプレート10の転写面10a(凹部12bが設けられている面)が対向するように、テンプレート10が配置される。なお、この状態においては、転写材30は液体である。
そして、図3(c)に表したように、被処理基板20とテンプレート10との距離を縮め、テンプレート10の転写面10aと、転写材30と、を互いに接触させる。転写材30は液体であるため、例えば毛細管現象により、転写材30は凹部12bの中に進入し、凹部12bが転写材30によって充填される。これにより、転写材30の形状は、凹部12b(及び凸部12a)の形状に沿った形状に変化し、その状態で、転写材30を硬化させることで、転写材30に凹部12bのパターン(テンプレート10の凹凸12のパターン形状)が転写される。例えば、転写材30が光硬化性樹脂の場合は、硬化が進行する光36を照射する。この光36としては、例えば、300nm〜400nm程度の波長の紫外光を用いることができる。
これにより、液体である転写材30が硬化した転写硬化層31が形成され、転写硬化層31の表面には、テンプレート10の凹部12bの形状が転写される。
そして、図3(d)に表したように、被処理基板20とテンプレート10との間の距離を拡大し、転写硬化層31とテンプレート10とを互いに離間させる。これにより、テンプレート10の凹凸12の形状が転写材30(転写硬化層31)に転写される。
なお、図3(c)に例示した工程において、テンプレート10の凸部12aと、被処理基板20と、は完全には接触せず、テンプレート10と被処理基板20との間に転写材30が存在し、テンプレート10と被処理基板20との間の部分にも転写硬化層31が形成され、残膜が形成されることがある。
この場合には、図3(e)に表したように、転写硬化層31の全体を、例えば異方性のRIE(Reactive Ion Etching)などよってエッチバックし、上記の残膜を除去することができる。
このようにして、凹部12bのパターンを転写材30に転写するインプリント工程が完了する。
発明者は、上記のようなインプリント方法において、被処理基板20の主面20aの上に形成する転写材30の液滴の大きさ(液滴の体積)と、転写材30がテンプレート10の凹部12bに充填され終わるまでの時間との関係について実験を行った。以下、この実験について説明する。
この実験においては、滴下部130(例えばインクジェット装置)のノズルを制御することで、滴下される転写材30の液滴の体積を変化させ、転写材30がテンプレート10の凹部12bに充填され終わるまでの時間を測定した。転写材30がテンプレート10の転写面10aに接触したときには、凹部12bには気泡があり、凹部12bに転写材30が完全には充填されていないが、時間が経過すると気泡が消滅し、凹部12bが転写材30によって完全に充填される。転写材30とテンプレート10の転写面10aとを接触させてから、気泡が消滅し凹部12bが転写材30によって完全に充填され終わるまでの時間を充填時間Tsとする。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るインプリント方法における特性を例示する模式図である。
すなわち、図4(a)は、本実験の結果を例示するグラフ図であり、横軸は、転写材30の1つの液滴の体積(液滴体積Vd)であり、縦軸は充填時間Tsである。なお、充填時間Tsは、液滴体積Vdが6pl(ピコリットル)のときの充填時間に対する比率で表されている。本実験においては、転写材30の液滴体積Vdとして、1pl、3pl及び6plの3種類が用いられた。
図4(b)、図4(c)及び図4(d)は、それぞれ液滴体積Vdが1pl、3pl及び6plであるときの、液滴の配置状態を例示する模式的平面図である。すなわち、これらの図は、Z軸方向から被処理基板20及び液滴30dを見たときの模式図である。
図4(b)、図4(c)及び図4(d)に表したように、被処理基板20の主面20aの単位面積あたりの転写材30の量(体積)が一定になるように、液滴体積Vdの変化に合わせて、液滴の配置密度が変更された。すなわち、液滴体積Vdが小さい場合は、液滴の配置密度は高く、液滴体積Vdが大きいときは液滴の配置密度は低く設定されている。
図4(a)に表したように、液滴体積Vdが小さくなると充填時間Tsが短くなることが明らかになった。すなわち、被処理基板20の主面20aに設けられる転写材30の転単位積当たりの体積が同じでも、1つの液滴30dの体積を小さくし、液滴30dの配置密度を高くする方が、1つの液滴30dの体積が大きく、液滴30dの配置密度が低いときよりも充填時間Tsが短くできる。
本発明は、実験において新たに見出された現象に基づいてなされたものである。
1つの液滴30dの体積(大きさ)を小さくすると、液滴30dの体積(大きさ)のばらつきが大きくなる。すなわち、滴下部130として用いられる例えばインクジェット装置などにおいて、液滴30dを小さくすると、転写材30が吐出されるインクジェットヘッドの開口が目詰まりし易くなるなどの問題が生じる。このため、滴下部130から滴下させる液滴30dの大きさが大きい方が、液滴30dの体積(大きさ)の制御性が向上し、望ましい。
一方、被処理基板20の主面20aに滴下された液滴30dは、揮発させることで液滴30dの体積を減少させることができる。本実施形態のインプリント方法は、この現象を応用する。すなわち、滴下部130から滴下させる液滴30dの体積は大きく設定しておき、その後、被処理基板20の主面20aに滴下された液滴30dを揮発させて、液滴30dの体積を減少させ、体積が減少した液滴30dをテンプレート10の転写面10aに接触させる。これにより、充填時間Tsを短縮させることができる。
すなわち、図1に表したように、本実施形態に係るインプリント方法は、被処理基板20の主面20aの上に転写材30を滴下して、予め定められた基準体積よりも大きい体積を有する転写材30の液滴30dを形成する工程(ステップS110)と、液滴30dを揮発させて、液滴30dの体積を基準体積よりも減少させる工程(ステップS120)と、基準体積よりも体積が減少させられた液滴30dを、転写面10aに凹部12bが設けられたテンプレート10の転写面10aに接触させて、凹部12bに転写材30を充填する工程(ステップS130)と、を備える。
例えば、図4に例示した特性においては、上記の基準体積は4plとされる。そして、ステップS110においては、転写材30の液滴30dの体積(液滴体積Vd)は、例えば6plとされる。転写材30の液滴30dの体積(液滴体積Vd)が、6plと大きい場合は、安定した滴下が可能であり、液滴30dの液滴体積Vdの均一性は高い。
そして、ステップS120において、液滴30dを揮発させて、液滴30dの体積を基準体積よりも減少させ、例えば、液滴30dの液滴体積Vdを1plにさせる。
そして、ステップS130において、液滴体積Vdが減少させられ、1plとなった液滴30dをテンプレート10の転写面10aに接触させて、凹部12bに転写材30を充填する。
これにより、図4に例示したように、液滴体積Vdが6plのときに比べて約2分の1の充填時間Tsで充填を完了させることができる。このように、本実施形態に係るインプリント方法によれば、テンプレート10の凹部12bへの転写材30の充填時間Tsを短縮し、生産性を向上したインプリント方法が提供できる。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るインプリント方法における特性を例示するグラフ図である。
すなわち、同図の横軸は、転写材30を被処理基板20の主面20aに滴下してからの経過時間Tpであり、縦軸は液滴30dの液滴体積Vdである。なお、液滴体積Vdは、転写材30をテンプレート10の転写面10aに接触させたときの値に対する比率で表示されている。なお、液滴体積Vdは、液滴30dの径を測定し、液滴30dの形状から求めたものである。
図5に表したように、被処理基板20の主面20aに滴下された液滴30dの液滴体積Vdは、時間が経過するに従って減少する。これは、時間の経過と共に、液滴30dの転写材30が揮発することによる。
このように、本発明の実施形態は、図4に関して説明した、液滴体積Vdが小さいときに充填時間Tsが短縮されるという今回初めて見出された現象と、図5に例示した、転写材30が揮発して転写材30の液滴30dの体積が減少する現象と、を元にしている。
転写材30を滴下するときには、予め定められた基準体積(例えば第1基準体積)よりも大きく、安定して滴下できる体積(第1体積)で転写材30を滴下し、その後、液滴30dの体積を減少させて、予め定められた基準体積(例えば第2基準体積)よりも小さい体積(第2体積)の状態で、転写材30の液滴30dをテンプレート10の転写面10aに接触させることで、充填時間Tsを短縮する。
なお、転写材30を滴下するときに用いられる基準体積(例えば第1基準体積)と、転写材30の液滴30dをテンプレート10の転写面10aに接触させるときの基準体積(例えば第2基準体積)と、は異なっても良い。ただし、第2基準体積は、第1基準体積以下である。本具体例では、第1基準体積は例えば5plとすることができ、第2基準体積は例えば例えば3plとすることができる。
従って、ステップS110においては、被処理基板20の主面20aの上に転写材30を滴下して、予め定められた第1基準体積よりも大きい体積を有する転写材30の液滴30dを形成することができる。そして、ステップS120では、液滴30dを揮発させて、液滴30dの体積を第1基準体積以下の第2基準体積よりも減少させることができる。そして、ステップS130においては、第2基準体積よりも体積が減少させられた液滴30dを、転写面10aに凹部12bが設けられたテンプレート10の転写面10aに接触させて、凹部12bに転写材30を充填することができる。
なお、一般のインプリント方法において、転写材30が被処理基板20の主面20aの上に滴下された後に、揮発して、液滴30dの体積が減少し、その状態で転写が行われることがある。その場合には、一定の量の転写材30と滴下させるために、転写材30を滴下するとき(ステップS110)の基準体積(例えば第1基準体積)が設けられることがあっても、転写するとき(ステップS130)の基準体積(例えば第2基準体積)は設けられない。すなわち、転写材30が滴下された後は、転写材30の体積の変化に関する基準値は設けられない。
これに対し、本実施形態においては、ステップS130において基準値として基準体積(例えば第2基準体積)が定められ、これにより、基準体積よりも小さい状態の液滴30dを用いてステップS130が実施される。これにより、充填時間Tsを短縮できる。すなわち、ステップS110において基準体積を設けることで、安定した滴下を実現すると共に、ステップS130においても基準体積を設けることで、充填時間Tsを短縮している。
本実施形態において、被処理基板20の主面20aに設けられた液滴30dの体積(または体積に対応する値)を測定して、その測定結果に基づいてステップS130を実施することができる。また、被処理基板20の主面20aに転写材30が滴下された後の液滴30dの体積の変化に関するデータに基づいて、待機時間を制御して、ステップS130を実施することもできる。以下では、まず後者の手法に関して説明する。
図5に関して説明したように、被処理基板20の主面20aに滴下された液滴30dの液滴体積Vdは、時間が経過するに従って減少する。このデータに基づいて、被処理基板20の主面20aに滴下された後に一定の待機時間を設け、その後、ステップS130を実施することができる。
すなわち、充填する工程(ステップS130)は、液滴30dを形成する工程(ステップS110)が実施されてから、揮発による液滴30dの体積の減少の時間依存性に関するデータに基づいて予め設定された設定待機時間が経過した後に実施されることができる。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る別のインプリント方法を例示するフローチャート図である。
本具体例では、被処理基板20の主面20aが複数の領域を有しており、その複数の領域のそれぞれにインプリント処理が実施される。
図6に表したように、i番目(iは1以上の整数)の領域において、液滴30dが形成される(ステップS110i)。そして、i番目の領域において、液滴30dの体積が減少させられる(ステップS120i)。そして、i番目の領域において、ステップS110iが実施されてからの経過時間が予め設定された設定待機時間と比較される(ステップS125i)。そして、経過時間が設定待機時間以下の場合は、別の処理を行う(ステップS140i)。この別の処理では、例えば、(i+j)番目の液滴30dの形成を行っても良い(jは1以上の整数)。また、この別の処理では、任意の処理を行うことができる。
そして、経過時間が予め設定された設定待機時間を超えたときに、i番目の充填を行う(ステップS130i)。
これを繰り返すことにより、被処理基板20の主面20aの複数の領域に、効率的に短時間でインプリント処理を実施することができる。
(第1実施例)
以下、第1の実施形態の第1実施例のインプリント方法について説明する。第1実施例のインプリント方法においては、図6に例示した方法が行われる。
図7は、本発明の第1実施例のインプリント方法を例示するフローチャート図である。 図7に表したように、まず、テンプレート10をロードし、テンプレート保持部110にセットする(ステップS101)。
そして、被処理基板20(例えばウェーハ)をロードし、基板ステージ120にセットする(ステップS102)。
そして、被処理基板20をアライメントする(ステップS103)。
そして、基板ステージ120を移動して(ステップS104)、被処理基板20を滴下部130の下方に配置させる。
そして、転写材30を滴下して被処理基板20の主面20aの上に液滴30dを形成する(ステップS110)。このとき、既に説明したように、液滴30dの体積は、予め定められた基準体積(例えば第1基準体積)よりも大きく設定される。
そして、基板ステージ120を移動し(ステップS121)、テンプレート10のアライメントを実施し(ステップS122)、基板ステージ120を移動させる(ステップS123)。このときに、液滴30dを揮発させて、液滴30dの体積を基準体積よりも減少させる(ステップS120)。そして、必要に応じて待機する(ステップS125)。なお、この待機時間の間に、図6に関して説明した他の処理(ステップS140i)として、別の領域の液滴の形成を実施しても良い。上記の待機(ステップS125)は、図6に関して説明したステップS125(ステップS110iが実施されてからの経過時間と、予め設定された設定待機時間と、の比較)を含む。
そして、体積が減少させられた液滴30dを、テンプレート10の転写面10aに接触させて、テンプレート10の凹部12bに転写材30を充填する(ステップS130)。 そして、その状態で、転写材30を硬化させる(ステップS150)。
そして、テンプレート10を離型する(ステップS160)。
そして、被処理基板20の全領域に上記の処理が実施されたか(全ショットが完了したか)が判定され(ステップS171)、未完了の場合は、ステップS104に戻り上記の工程を繰り返す。そして、完了したときは、被処理基板20をアンロードし(ステップS172)、終了する。
本具体例のインプリント方法によれば、ステップS110において基準体積よりも大きい体積の液滴30dを形成するので、安定した体積の液滴30dが形成できると共に、ステップS130においても基準体積よりも小さい液滴30dで転写が実施されるので、充填時間Tsが短縮できる。
以下では、被処理基板20の主面20aに設けられた液滴30dの体積(または体積に対応する値)を測定して、その測定結果に基づいて、ステップS130を実施する方法について説明する。本具体例では、液滴30dの体積に対応する値として液滴30dの径が測定される。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る別のインプリント方法を例示するフローチャート図である。
図8に表したように、本具体例のインプリント方法は、図1に関して説明した方法に加えて、液滴30dの径を測定する工程(ステップS180)をさらに備えている。液滴30dの測定は、例えば、図2に関して説明した測定部170により行われる。
そして、充填する工程(ステップS130)は、測定する工程(ステップS180)において測定された液滴30dの径が基準体積に基づいて定められた基準径よりも小さいときに実施される。
例えば、測定された液滴30dの径が、基準径と比較され(ステップS181)、測定された液滴30dの径が、基準径よりも小さくなったときに、ステップS130が実施される。
そして、測定された液滴30dの径が、基準径以上のときは、例えば一定の時間が経過して、液滴30dの体積を減少させ、液滴30dの径を減少させて、ステップS180に戻り、液滴30dの径を再度測定する。以上の工程を繰り返すことができる。
これにより、ステップS130が実施されるときの液滴30dの径は、基準径よりも確実に小さくできる。すなわち、液滴30dの体積が基準体積よりも確実に小さい状態で、ステップS130が実施できる。これにより、充填時間Tsの短縮が確実に実施できる。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る別のインプリント方法における液滴を例示する写真図である。
すなわち、同図は、測定部170の撮像部171により、液滴30dを液滴30dの上方から(Z軸方向に沿う方向から)撮影した写真図である。
図9に例示したように、被処理基板20の上に略円形の形状の液滴30dが形成される。なお、同図では、液滴30dの厚さに基づく干渉縞が観察されている。液滴30dの径Ddは、液滴30dの液滴体積Vdと相関がある。なお、転写材30の表面エネルギーと、被処理基板20の主面20aの表面エネルギーと、の関係により、被処理基板20の主面20aの上における転写材30の接触角が変化する。このため、例えば、転写材30と被処理基板20との組み合わせにおいて、転写材30の液滴30dの液滴体積Vdと、液滴30dの径Ddと、の関係を予め求めておく。この関係は、実験により導出しても良く、また、理論計算により導出しても良い。このようにして求めた液滴体積Vdと液滴30dの径Ddとの関係を用いて、基準体積に相当する基準径を設定することができる。
この基準径を用いて、上記のステップS181を実施し、ステップS130を実施することができる。
(第2実施例)
以下、第1の実施形態の第2実施例のインプリント方法について説明する。第2実施例のインプリント方法においては、図8に例示した方法が行われる。
図10は、本発明の第2実施例のインプリント方法を例示するフローチャート図である。
以下では、第2実施例について、第1実施例と異なる部分について説明する。
図10に表したように、ステップS120を実施した後に、液滴30dの径Ddを測定する(ステップS180)。
測定された液滴30dの径Ddが、基準径と比較され(ステップS181)、測定された液滴30dの径Ddが、基準径よりも小さくなったときに、ステップS130が実施される。
そして、測定された液滴30dの径Ddが、基準径以上のときは、ステップS125に戻る。そして、例えば一定の時間が経過して、液滴30dの体積を減少させ、液滴30dの径Ddを減少させて、ステップS180に戻り、液滴30dの径Ddを再度測定する。以上の工程を繰り返すことができる。
これにより、ステップS130が実施されるときの液滴30dの径Ddは、基準径よりも確実に小さく、すなわち、液滴30dの体積が基準体積よりも確実に小さい状態で、ステップS130が実施できる。これにより、充填時間Tsの短縮が確実に実施できる。
なお、上記のステップS125は、必要に応じて設ければ良く、省略しても良い。例えば、被処理基板20の主面20aの液滴30dを撮像部171により常時撮像し、液滴30dの径Ddを常時測定し、その測定結果を用いてステップS180を実施しても良い。
なお、この場合にも、ステップS120とステップS130との間に、図6に関して説明した他の処理(ステップS140i)を実施しても良い。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態は、インプリント装置210である。インプリント装置210の構成の例に関しては、既に図2に関して説明した通りである。
すなわち、本実施形態に係るインプリント装置210は、被処理基板20が載置される基板ステージ120と、転写面10aに凹部12bが設けられたテンプレート10を保持するテンプレート保持部110と、基板ステージ120に載置された被処理基板20の主面20aの上に転写材30を滴下して、予め定められた基準体積よりも大きい体積を有する転写材30の液滴30dを形成する滴下部130と、被処理基板20の主面20aと、テンプレート保持部110に保持されたテンプレート10の転写面10aと、の距離を変化させ、液滴30dと転写面10aとを接触させて、転写材30をテンプレート10の凹部12bに充填させる距離制御部140と、距離制御部140を制御する制御部150と、を備える。
制御部150は、滴下部130が液滴30dを形成した後に、液滴30dが揮発して液滴30dの体積が基準体積よりも減少した後に、基準体積よりも体積が減少した液滴30dを転写面10aに接触させることを距離制御部140に実施させる。
このインプリント装置210によれば、基準体積(例えば第1基準体積)よりも大きい体積の液滴30dを形成するので、安定した体積の液滴30dが形成できると共に、基準体積(例えば第1基準体積以下の第2基準体積としても良い)よりも小さい液滴30dで転写が実施されるので、充填時間Tsが短縮できる。すなわち、テンプレート10の凹部12bへの転写材30の充填時間Tsを短縮し、生産性を向上したインプリント装置が提供できる。
そして、既に説明したように、制御部150は、滴下部130が液滴30dを形成した後に、揮発による液滴30dの体積の減少の時間依存性に関するデータに基づいて予め設定された設定待機時間が経過した後に、体積が減少した液滴30dを転写面10aに接触させることを距離制御部140に実施させることができる。
また、インプリント装置210は、被処理基板20の主面20aの上の液滴30dの径Ddを測定する測定部170をさらに備えることができる。そして、制御部150は、測定部170によって測定された液滴30dの径Ddが、基準体積に基づいて定められた基準径よりも小さいときに、径Ddが減少した液滴30dを転写面10aに接触させることを距離制御部140に実施させることができる。
これにより、液滴30dを転写面10aに接触させるステップS130が実施されるときの液滴30dの径Ddは、基準径よりも確実に小さくできる。すなわち、液滴30dの体積が基準体積よりも確実に小さい状態で、ステップS130が実施できる。これにより、充填時間Tsの短縮が確実に実施できる。
また、実施形態に係るインプリント方法及びインプリント装置を用いることで、充填時間Tsの短縮の他に、残膜の厚さを高精度に制御できる効果もあり、転写材30(転写硬化層31)のパターン精度を向上できる効果もある。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれは良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、インプリント方法に用いられるテンプレート、被処理基板及び転写材等、並びに、インプリント装置に含まれる基板ステージ、テンプレート保持部、滴下部、距離制御部、制御部、測定部及び光照射部等、各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述したインプリント方法及びインプリント装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのインプリント方法及びインプリント装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
10…テンプレート、 10a…転写面、 12…凹凸、 12a…凸部、 12b…凹部、 20…被処理基板、 20a…主面、 30…転写材、 30d…液滴、 31…転写硬化層、 36…光、 110…テンプレート保持部、 111…ベース、 112…アライメントセンサ、 120…基板ステージ、 121…基板吸着部、 122…基準マーク台、 123…ステージ定盤、 130…滴下部、 140…距離制御部、 150…制御部、 160…光照射部、 170…測定部、 171…撮像部、 172…画像処理部、 210…インプリント装置、 Dd…径、 Tp…経過時間、 Ts…充填時間、 Vd…液滴体積

Claims (7)

  1. 被処理基板の主面の上に転写材を滴下して、予め定められた基準体積よりも大きい体積を有する前記転写材の液滴を形成する工程と、
    前記液滴を揮発させて、前記液滴の体積を前記基準体積よりも減少させる工程と、
    前記基準体積よりも体積が減少させられた前記液滴を、転写面に凹部が設けられたテンプレートの前記転写面に接触させて、前記凹部に前記転写材を充填する工程と、
    前記液滴の径を測定する工程と、
    を備え、
    前記充填する工程は、
    前記測定する工程において測定された前記液滴の径が前記基準体積に基づいて定められた基準径よりも小さいとき、及び、
    前記液滴を形成する工程が実施されてから、前記揮発による前記液滴の体積の減少の時間依存性に関するデータに基づいて予め設定された設定待機時間が経過した後、
    の少なくともいずれかのときに実施されることを特徴とするインプリント方法。
  2. 被処理基板の主面の上に転写材を滴下して、予め定められた基準体積よりも大きい体積を有する前記転写材の液滴を形成する工程と、
    前記液滴を揮発させて、前記液滴の体積を前記基準体積よりも減少させる工程と、
    前記基準体積よりも体積が減少させられた前記液滴を、転写面に凹部が設けられたテンプレートの前記転写面に接触させて、前記凹部に前記転写材を充填する工程と、
    を備えたことを特徴とするインプリント方法。
  3. 前記液滴の径を測定する工程をさらに備え、
    前記充填する工程は、前記測定する工程において測定された前記液滴の径が前記基準体積に基づいて定められた基準径よりも小さいときに、実施されることを特徴とする請求項2記載のインプリント方法。
  4. 前記充填する工程は、前記液滴を形成する工程が実施されてから、前記揮発による前記液滴の体積の減少の時間依存性に関するデータに基づいて予め設定された設定待機時間が経過した後に実施されることを特徴とする請求項2記載のインプリント方法。
  5. 被処理基板が載置される基板ステージと、
    転写面に凹部が設けられたテンプレートを保持するテンプレート保持部と、
    前記基板ステージに載置された前記被処理基板の主面の上に転写材を滴下して、予め定められた基準体積よりも大きい体積を有する前記転写材の液滴を形成する滴下部と、
    前記被処理基板の前記主面と、前記テンプレート保持部に保持された前記テンプレートの前記転写面と、の距離を変化させ、前記液滴と前記転写面とを接触させて、前記転写材を前記テンプレートの前記凹部に充填させる距離制御部と、
    前記距離制御部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記滴下部が前記液滴を形成した後に、前記液滴が揮発して前記液滴の体積が前記基準体積よりも減少した後に、前記基準体積よりも体積が減少した前記液滴を前記転写面に接触させることを前記距離制御部に実施させることを特徴とするインプリント装置。
  6. 前記主面の上の前記液滴の径を測定する測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記測定部によって測定された前記液滴の径が、前記基準体積に基づいて定められた基準径よりも小さいときに、前記径が減少した前記液滴を前記転写面に接触させることを前記距離制御部に実施させることを特徴とする請求項5記載のインプリント装置。
  7. 前記制御部は、前記滴下部が前記液滴を形成した後に、前記揮発による前記液滴の体積の減少の時間依存性に関するデータに基づいて予め設定された設定待機時間が経過した後に、前記体積が減少した前記液滴を前記転写面に接触させることを前記距離制御部に実施させることを特徴とする請求項5記載のインプリント装置。
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