JP5350934B2 - ブレーキ装置及び主軸 - Google Patents
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そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、摺動抵抗にばらつきが発生しないようディスクに効果的に潤滑油を供給できるブレーキ装置及びこのブレーキ装置を搭載した主軸を提供することを目的としている。
この構成によれば、潤滑油の吐出孔をピストンの加圧面に設けることで、ピストンに挟持されるディスクの摺動面に直接潤滑油を塗布でき、効果的に潤滑油を供給することができる。よって、潤滑油が行き渡らずに摺動抵抗がばらつくような事態を防ぐことができ、低速でも回転軸の回転を安定させることができる。
この構成によれば、ピストンがディスクに圧着しても、溝を伝って潤滑油が吐出されるので圧着時でも潤滑油が供給され、ディスク摺動部へ十分な潤滑油の供給が可能となる。
この構成によれば、安定した摩擦力を得ることができるし、低摺動材をディスク面に配置することで低摺動材の加工を容易に行うことができる。
この構成によれば、ピストンがディスクを圧着しても、溝を伝って潤滑油が吐出されるので圧着時でも潤滑油が供給され、ディスク摺動部へ十分な潤滑油の供給が可能となる。
この構成によれば、ピストンとディスクの間にピストンを覆う板バネを配置しても、ディスクに効果的に潤滑油を供給できる。そして、板バネを介在させることで、ピストンの押圧力をディスクの両面に均等に加えることができ、ディスク及び回転軸に対するストレスを軽減でき、回転軸の安定した回転を維持できる。
この構成によれば、板バネがディスクに密着しても、溝を伝って潤滑油が吐出されるので圧着時でも潤滑油が供給され、ディスク摺動部へ十分な潤滑油の供給が可能となる。
この構成によれば、安定した摩擦力を得ることができるし、低摺動材をディスク面に配置することで低摺動材の加工を容易に行うことができる。
この構成によれば、板バネがディスクに密着しても、溝を伝って潤滑油が吐出されるので圧着時でも潤滑油が供給され、ディスク摺動部へ十分な潤滑油の供給が可能となる。
この構成によれば、ディスクの摺動面に直接潤滑油を塗布でき、効果的に潤滑油を供給することができ、潤滑油が行き渡らずに摺動抵抗がばらつくような事態を防ぐことができる。よって、低速回転でも主軸の回転が安定し、創成加工等を高精度で行うことが可能となる。
板バネ6は外周部が主軸台2に固定され、ピストン7は板バネ6の自由端側である内周側を油圧操作により押圧するよう配置されている。
また、ピストン7には、等間隔で全6箇所に背部から加圧面7aに向けて潤滑油供給路10が形成され、板バネ6に当接する加圧面7aに、潤滑油を吐出する吐出孔10aが形成されている。そして、板バネ6のピストン7の吐出孔10aに合致する6箇所にも穴6aが穿設されている。
そして、板バネ6を介在させることで、ピストン7の押圧力をディスク5の両面に均等に加えることができ、ディスク5及び主軸1に対するストレスを軽減できる。
更に、低摺動材8を設けることで安定した摩擦力を得ることができるし、低摺動材8をディスク面に配置することで低摺動材8の加工を容易に行うことができる。
Claims (9)
- 回転軸に取り付けたディスクを一対のピストンが挟持するよう加圧し、発生する摩擦力により前記回転軸の回転に制動或いは抵抗を加えるブレーキ装置であって、
前記ディスクの摺動部に潤滑油を供給するための潤滑油供給路を前記ピストン内に形成し、前記ディスクに当接するピストンの加圧面に前記潤滑油供給路に連通する潤滑油吐出孔を設けたことを特徴とするブレーキ装置。 - 前記ピストンの加圧面及び前記ディスクの摺動部のうち少なくとも一方に、ディスク全周に亘り延設された溝を備え、
前記溝は、前記潤滑油吐出孔形成部位を含むよう、或いはディスク回転時に前記潤滑油吐出孔と交差するよう形成されたことを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。 - 前記ディスクの摺動部に低摺動材が貼着されたことを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。
- 前記低摺動材の表面及び低摺動材が当接する前記ピストン加圧面のうち少なくとも一方に、ディスク全周に亘り延設された溝を有し、
前記溝は、前記潤滑油吐出孔形成部位を含むよう、或いはディスク回転時に前記潤滑油吐出孔と交差するよう形成されたことを特徴とする請求項3記載のブレーキ装置。 - 前記ピストンと前記ディスクの間に前記ピストンの加圧面を覆う板バネを配置し、前記ピストンの加圧動作により前記板バネが弾性変形して前記ディスクを挟持動作し、前記板バネと前記ディスクとの間の摩擦力により前記回転軸の回転に制動或いは抵抗を加えると共に、前記板バネの前記潤滑油吐出孔に合致する部位に穴を設け、前記穴を介して前記ディスクに潤滑油が供給されることを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。
- 前記板バネのディスク当接面及び前記ディスクの摺動部のうち少なくとも一方に、ディスク全周に亘り延設された溝を有し、
前記溝は、前記穴形成部位を含むよう、或いはディスク回転時に前記穴と交差するよう形成されたことを特徴とする請求項5記載のブレーキ装置。 - 前記ディスクの摺動部に低摺動材が貼着されたことを特徴とする請求項5記載のブレーキ装置。
- 前記低摺動材の表面及び低摺動材が当接する前記板バネのうち少なくとも一方に、ディスク全周に亘り延設した溝を有し、
前記溝は、前記穴形成部位を含むよう、或いはディスク回転時に前記穴と交差するよう形成されたことを特徴とする請求項7記載のブレーキ装置。 - 請求項1乃至8の何れかに記載のブレーキ装置を搭載し、主軸の回転に制動或いは抵抗を加えることが可能なことを特徴とする主軸。
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JP2009181844A JP5350934B2 (ja) | 2009-08-04 | 2009-08-04 | ブレーキ装置及び主軸 |
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