JP4439241B2 - 旋盤の主軸ブレーキ装置 - Google Patents

旋盤の主軸ブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4439241B2
JP4439241B2 JP2003381521A JP2003381521A JP4439241B2 JP 4439241 B2 JP4439241 B2 JP 4439241B2 JP 2003381521 A JP2003381521 A JP 2003381521A JP 2003381521 A JP2003381521 A JP 2003381521A JP 4439241 B2 JP4439241 B2 JP 4439241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
piston
main shaft
disk
lathe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003381521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005147173A (ja
Inventor
孝作 鈴木
敦史 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
Original Assignee
Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd filed Critical Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
Priority to JP2003381521A priority Critical patent/JP4439241B2/ja
Publication of JP2005147173A publication Critical patent/JP2005147173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4439241B2 publication Critical patent/JP4439241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Turning (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

この発明は、旋盤の主軸の回転を固定し、あるいは回転負荷を与えるために主軸台に設けられるブレーキ装置に関するもので、ディスクブレーキ型の上記装置に関するものである。
刃物台に装着された回転工具を用いて旋盤の主軸に把持されたワークの孔開け加工やキー溝加工を行うときは、加工中にワークが回転しないように主軸の回転を強固に固定しておく必要がある。また、エンドミルを用いてワークの外周に螺旋溝を加工する場合などは、加工中に主軸を低速回転させる必要があるが、この場合には主軸に積極的に回転負荷を与えて、加工負荷が変動しても主軸の回転速度が変化しないようにする必要がある。
この主軸の固定や回転負荷を与えるために、フルブレーキで主軸を固定し、半ブレーキで主軸に回転負荷を与えるブレーキ装置が主軸を軸支している主軸台に装着されている。このブレーキ装置としては、制動力が大きくかつ制動力を正確に制御することができるディスクブレーキが適している。
回転工具でワークの孔開け加工やフライス加工を可能にした旋盤では、刃物台に回転工具の駆動装置を搭載する必要があり、刃物台が大型になる。また、2主軸対向旋盤では、刃物台と主軸台が並置された状態となり、加工時の機械剛性を高くするために、刃物台をできるだけ主軸に接近させる必要があるため、主軸台の幅をできるだけ小さくしたいという要求が生ずる。
周知のようにディスクブレーキは、回転軸に固定したブレーキディスクの両面に油圧シリンダで付勢されるブレーキパッドを押し付けて制動力を発生させるものである。所望の制動力を発生させるためには、それに見合う径の油圧ピストンとブレーキパッドの摺接面積とが必要である。このブレーキ装置側の要求を満足させようとすると、図5に示すように、ブレーキディスク4を主軸2の外周に大きく突出させる必要があり、ブレーキディスク4の径が大きくなって、主軸台1の幅寸法が大きくなり、その分だけ刃物台21が主軸から遠ざかって、機械剛性が低下する。
特開2000−218404号公報
上記の機械剛性の低下の問題を避けるためには、図6に示すように、主軸2からのブレーキディスク4の突出量を小さくして、刃物台21を主軸2に接近させてやればよいことは明らかである。このときのブレーキパッドの摺接面積は、ブレーキパッドの幅を広くすることによって確保できるが、ブレーキを掛けたときに、ブレーキパッドがディスクから受ける反力の作用線22がブレーキ力を発生するブレーキピストン6の中心から外れてしまい、そのためにブレーキを掛けたときに、図7に誇張して示すように、ブレーキパッド5及びブレーキピストン6がハの字状に傾いて、ブレーキパッド5とディスク4との摺接面に片当りが生じて、所望の制動力を発生することができなくなると共に、シリンダ内でのピストン6の円滑な摺動が妨げられて、制動力の円滑な制御が不可能になるという問題が発生する。
この発明は、刃物台を主軸に接近させるために、ブレーキディスクを小さくしたときに生ずる上記問題を解決することを課題としており、ブレーキパッドの片当りやブレーキピストンの傾きを生じさせることなく、ブレーキディスクを小径化することが可能な技術手段を得ることを課題としている。
この発明では、ブレーキディスク4を挟んで対向する位置に配置されたブレーキパッド5を付勢するべく主軸2と平行な同一軸線上に配置された一対のピストン6A、6Bを貫通して装架されたガイド軸7で、当該一対のピストン6A、6Bの軸方向移動をガイドすることにより、上記課題を解決している。
即ち、上記課題を解決した本願請求項1の発明に係る旋盤の主軸ブレーキ装置は、旋盤の主軸に固定されたブレーキディスク4と、当該ディスクを挟んで対向配置されたブレーキピストン6と、当該ピストンの前記ディスクを向く面に固定されて前記ディスクの周縁部を挟圧するブレーキパッド5とを備えた旋盤の主軸ブレーキ装置において、前記ピストンが前記ディスクより外側に偏倚した位置に設けたシリンダ12に嵌挿して同一軸線上で対向配置され、当該ピストンの軸方向移動を案内すると共に当該ピストンの傾きを防止するガイド軸7が、前記対向配置された対となるピストン6A、6Bを貫通してその両端を前記シリンダ12のシリンダハウジング3で支持されていることを特徴とするものである。
ガイド軸7は、必ずしもピストン6の中心軸と軸心を一致させて設ける必要はない。ピストン6やパッド5を傾けようとする力は、ピストン6に作用する油圧力の作用線23と、ディスク4からパッド5に作用する反力の作用線22との距離に比例し、ガイド軸7の位置には関係しないので、ガイド軸7を外側(主軸軸線から離れる方向)に偏倚して設けた方が両作用線22、23の距離は小さくなる。ガイド軸7が貫通している部分には、ピストン6に油圧力が作用しないためである。一方、加工の便宜の上では、ガイド軸7をピストン6の軸心に設けるのがよい。
ピストン6に作用する油圧力の作用中心と、ディスク4からの反作用中心22との偏倚により生ずるモーメントは、ガイド軸7によって受けとめられてブレーキパッド5及びピストン6の傾きを防止する。ガイド軸7がない場合には、ピストン6やブレーキパッド5を傾けようとするモーメントは、ピストン6の外周を案内するシリンダ壁によって受けとめられることとなるが、径の小さいガイド軸7とピストン6との間のクリアランスは、ピストン6の外周とシリンダとの間のクリアランスよりも小さくすることが可能で、かつ一般に軸方向のガイド長さも長く取れるため、同じモーメントが作用したときのピストン6やブレーキパッド5の傾きを小さくすることができ、従って、ピストンやブレーキパッドが傾くことによって生ずるブレーキ力の低下やピストン6の動作不良を防止することが可能になる。
以下、図1ないし4を参照して、この発明の実施形態を説明する。図において、1は主軸台、2は当該主軸台に軸支された主軸、3は主軸台の上部に固定されたシリンダハウジング、4は主軸に固定されたブレーキディスク、5はブレーキパッド、6はブレーキピストン、7はガイド軸である。また、図4に想像線で示す8は主軸軸端、9は主軸を回転駆動するVベルトプーリである。
シリンダハウジング3は、主軸台1の上部に図示しないボルトで固定して設けられており、内部にブレーキピストン6に油圧を供給するための油孔10、11が設けられている。シリンダハウジング3には、主軸と平行な2個のシリンダ12が設けられており、このシリンダの軸方向中央にブレーキディスク4の上部を挿入し、かつその両側にブレーキパッド5を収容するための下方に開いた空間13が形成されている。各シリンダ12の軸心には、ガイド軸7がその両端をシリンダハウジング3に支持された状態で装架されている。
シリンダ12には、軸心をガイド軸7に挿通して軸方向に案内された状態でブレーキディスク4を挟む両側に対となるピストン6A、6Bが嵌挿されている。ガイド軸7とピストンのガイド軸挿通孔とは、高い面精度と嵌め合い精度とを備えており、ピストン6A、6Bはガイド軸7によって軸方向にガイドされるようにしてある。ピストン6の前面(ディスク4を向く面)には、図示しないボルトでブレーキパッド5が固定されている。即ち、各側のブレーキパッドは、当該側の2個のピストン6A(6B)、6A(6B)によって支持されており、主軸の軸方向に移動自在かつ回動不能である。なお、ブレーキパッド5とピストン6の固定部には、嵌合部15が設けられて、両者が正確な位置関係で確実に固定されるようになっている。
ピストン6の背面には、シリンダの底面との間に付勢側の油圧室16が形成されており、油孔11を通してこの油圧室16に油圧を供給することにより、ブレーキパッド5がブレーキディスク4の上端部に両側から押し付けられて制動力を発生する。一方、ガイド軸7の両端には段部が形成され、この段部に対応する段部を形成したピストンの軸孔との間に戻り側の油圧室17が形成されている。ガイド軸7には、この油圧室16に連通する油孔10が形成されており、シリンダハウジング3の油孔10及びガイド軸の油孔18を通して戻り側の油圧室17に油圧を供給することにより、ピストン6が両側に後退して、ブレーキパッド5をディスク4から離隔させる。なお、図中の19ないし20は、液封用のOリングである。
図には示してないが、付勢側の油圧室16に油圧を供給する回路には、圧力調整装置が設けられており、付勢側油圧室16に高圧の油圧を供給することによって主軸回転が強固に固定され、また何段階かの低圧の油圧を供給することにより、主軸2に所望の回転負荷が与えられる。
図3のA部における主軸ブレーキ装置の断面側面図 図3のB部における主軸ブレーキ装置の断面側面図 図1のC部における主軸ブレーキ装置の断面正面図 主軸ブレーキ装置を備えた主軸ユニットの斜視図 大径のブレーキディスクを設けたときのディスクとブレーキピストンとの位置関係及び主軸台と刃物台の関係を示す説明図 ブレーキディスクの径を小さくしたときの図5と同様な図 ブレーキディスクを小径としたときのブレーキパッド及びピストンの傾きを誇張して示す説明図
符号の説明
4 ブレーキディスク
5 ブレーキパッド
6 ブレーキピストン
7 ガイド軸

Claims (1)

  1. 旋盤の主軸に固定されたブレーキディスク(4)と、当該ディスクを挟んで対向配置されたブレーキピストン(6)と、当該ピストンの前記ディスクを向く面に固定されて前記ディスクの周縁部を挟圧するブレーキパッド(5)とを備えた旋盤の主軸ブレーキ装置において、
    前記ピストンが前記ディスクより外側に偏倚した位置に設けたシリンダ(12)に嵌挿して同一軸線上で対向配置され、当該ピストンの軸方向移動を案内すると共に当該ピストンの傾きを防止するガイド軸(7)が、前記対向配置された対となるピストンを貫通してその両端を前記シリンダのシリンダハウジング(3)で支持されていることを特徴とする、旋盤の主軸ブレーキ装置。
JP2003381521A 2003-11-11 2003-11-11 旋盤の主軸ブレーキ装置 Expired - Lifetime JP4439241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381521A JP4439241B2 (ja) 2003-11-11 2003-11-11 旋盤の主軸ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381521A JP4439241B2 (ja) 2003-11-11 2003-11-11 旋盤の主軸ブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005147173A JP2005147173A (ja) 2005-06-09
JP4439241B2 true JP4439241B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34690873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003381521A Expired - Lifetime JP4439241B2 (ja) 2003-11-11 2003-11-11 旋盤の主軸ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4439241B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101114901B1 (ko) 2004-12-23 2012-03-06 두산인프라코어 주식회사 터닝센터의 씨이 축 분할 디스크 브레이크 장치
KR101235495B1 (ko) 2005-12-22 2013-02-20 두산인프라코어 주식회사 Nc 선반용 c축 분할 디스크 브레이크장치
JP5005986B2 (ja) * 2006-08-17 2012-08-22 オークマ株式会社 主軸の制動装置
JP2008062316A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 旋盤の主軸制動装置及びワークの加工方法
KR101289486B1 (ko) 2011-12-22 2013-08-07 현대위아 주식회사 선반용 c축 분할 디스크 브레이크 장치
CN102744428B (zh) * 2012-07-12 2015-02-04 浙江日发精密机械股份有限公司 精密数控车床风冷电主轴装置
CN103862316A (zh) * 2014-04-02 2014-06-18 重庆雁山机械制造(集团)有限公司 车床及其刹车装置
JP5918336B1 (ja) * 2014-10-30 2016-05-18 三陽工業株式会社 ワークテーブル用ブレーキ装置
DE102018009513B4 (de) * 2018-12-06 2020-09-10 Günther Zimmer Brems- und/oder Klemmvorrichtung mit einer Betätigungs- und einer Wellenanbindungsbaugruppe IV

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005147173A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101311069B1 (ko) 인덱스 테이블의 클램프 장치의 증력장치
US6568055B1 (en) Arbor clamping apparatus for boring and milling machines
KR950001774B1 (ko) 캘리퍼 가공 장치 및 방법과 캘리퍼 가공용 지그
CN205588068U (zh) 旋转工作台装置
JP4439241B2 (ja) 旋盤の主軸ブレーキ装置
US20100258397A1 (en) Rotational resistance applying device in main shaft driving device for machine tool
JP2009090422A (ja) 工作機械における回転割出し装置
JP5078526B2 (ja) 工作機械用の回転割出し装置のためのクランプ装置
JP2009018401A (ja) 傾斜テーブル割出装置の破損防止装置
US8449232B2 (en) Indexing device for machine tool
JP5468581B2 (ja) ロータリテーブル装置のブレーキ構造
JP2006334678A (ja) クランプ治具
JP2007268675A (ja) テーブルクランプ装置
TWI638702B (zh) Rotary table device
JP2008062316A (ja) 旋盤の主軸制動装置及びワークの加工方法
US20100183394A1 (en) Indexing device
JP6746311B2 (ja) Bta深穴加工機
WO2005042205A1 (en) Apparatus for tool rotation of automatic tool changer
JP2016078172A (ja) 工作機械のテーブル装置
JP2004255565A (ja) 棒状工作物のための工作物台座
JPH0847832A (ja) 旋回治具の軸受クランプ装置
JP7415583B2 (ja) 回転テーブル装置
KR102405367B1 (ko) 공작기계
JP5350934B2 (ja) ブレーキ装置及び主軸
KR101976904B1 (ko) 선반의 공구대

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4439241

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160115

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term