JP5350737B2 - 移動体用アシスト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体を固定体の第1位置と第2位置との間を移動操作する場合、移動体の第1位置から第2位置又は第2位置から第1位置への移動操作を助けるアシスト装置に関する。ここで、移動体は扉、トレイ、引戸、引出などである。固定体の第1位置及び第2位置は、例えば、扉や引戸の場合だと開位置及び閉位置、トレーや引出の場合だと引出ないしは使用位置及び押入ないしは格納位置である。
この種のアシスト装置は、例えば、特許文献1に開示のごとく扉の開放補助機構等として知られており、筒状ケースと、該ケース内に配置されたスプリングと、該ケースに出没自在に収納されて、かつスプリングの付勢力により突出されている弾性突出棒体とからなる。この装置は、固定体側柱枠に対して蝶番を介して回動されると共に、閉姿勢を保持するロック手段(ラッチ)を備えた回動式扉において、該扉を閉鎖した姿勢において扉のヒンジ側端面とこの端面に隣接する柱枠の側面の何れか一方に取り付けられる。或いは、スライド式扉において、該扉を閉鎖した姿勢において扉の端面とこの端面に隣接する柱枠の側面の何れか一方に取り付けられる。そして、作用的には、扉閉鎖時において突出棒体の押圧力によって扉は常時開き方向に付勢されているので、例えば、身障者にとってロック手段(ラッチ)を解錠する操作だけで容易に扉を開けることができ、また、扉にガタツキが生じることを防止できる。
特開平11−280329号公報
以上の従来構造では特に用途的に制約されたり汎用性に欠けていた。すなわち、従来構造では、扉閉鎖時において突出棒体の押圧力によって扉が常時開き方向に付勢されているため押出用付勢力の負荷に起因して扉閉姿勢を保持するロック手段(ラッチ)が必須となったり付勢力の設定値がそのロック手段との関係で制約され易く、また押出用付勢力が一定であるため扉用として作製されたものでも兼用できる範囲が狭く、荷重ないしは移動抵抗の異なる扉の場合に個別的に設計し作製しなければならなかった。
そこで、本発明の目的は、以上の課題を解決して、押出用付勢力を蓄積した状態で負荷を与えず、同時に用途や移動体の移動抵抗などに応じて付勢力(初期付勢力)を変更可能にして汎用性及び品質を向上することにある。
上記目的を達成するため本発明は、筒状本体と、前記本体に摺動可能に配置されて本体内に退避した退避状態と本体から突出する突出状態とに切り換えられる押出体と、前記押出体を前記本体の一端から突出する方向へ付勢している付勢部材と、前記付勢部材と前記押出体との間に介在されているラッチと、前記付勢部材の一端を支持している保持体とからなり、移動体を固定体の第1位置と第2位置との間を移動操作する場合、前記移動体及び前記固定体の何れか一方に設けられて前記移動体の移動を付勢力により助けるアシスト装置において、
前記移動体を第1位置又は第2位置へ移動する過程で第2位置又は第1位置方向への押出用付勢力を前記付勢部材に蓄積しかつ該蓄積された付勢力を保持し、前記移動体の更なる同方向への移動により前記付勢力の保持を解放するラッチ機構と共に、前記付勢力を変更する調整手段を備えており、
前記ラッチ機構は、前記本体及び前記ラッチに設けられて前記押出体を前記付勢部材の付勢力を利用して前記退避状態と前記突出状態とに切換可能し、
前記調整手段は、前記本体及び前記保持体の一方に設けられて前記押出体の移動方向に延びる本溝及び前記本溝の一部から異なる方向に延びる副溝と、前記本体及び前記保持体の他方に設けられて前記本溝及び副溝に嵌合する係合部とを有し、前記本溝及び副溝に対する前記係合部の嵌合箇所を前記本体と前記保持体との相対的な摺動及び回転操作を介して変更することを特徴としている。
以上の押上装置は以下のように具体化されることがより好ましい。
(1)前記調整手段は、前記付勢力を予め決められた強弱用の複数の設定部から選択的に変更する構成(請求項2)である。
(2)前記押出体は突出端側に設けられた衝撃吸収部材を有している構成(請求項3)である。
(3)前記押出体に設けられた規制部と前記本体に設けられた規制部との当接により前記押出体を抜け止めして前記突出状態に維持すると共に、前記各規制部の少なくとも一方に設けられた衝撃吸収部材を有している構成(請求項4)である。
請求項1の発明では、図3の例で説明すると、移動体を固定体の第1位置(閉位置)へ移動する過程で第2位置(開位置)方向への付勢力を蓄積し、及び該蓄積した付勢力を保持し、かつ、移動体の更なる同方向への移動により前記付勢力の保持を解放するラッチ機構と、付勢力を変更する調整手段とを備えている。このアシスト装置としては、従来構造に比べて、固定体の第1位置(閉位置)においてラッチ機構により蓄積した付勢力を保持するため、例えば、固定体を第1位置(閉位置)に保つロック装置等の係脱手段を必要とせず仮に係脱手段を装備していてもその係脱手段に負荷を与えない。同時に、調整手段により付勢力を変更できるため移動体(扉等)を動かすときの荷重が異なる場合にも兼用可能となり、また一旦取り付けた後でも常に最適な状態で使用できる。
また、この発明では、アシスト装置が本体、押出体、付勢部材、ラッチ機構、保持体からなると共に、調整手段が係合部を本体に対して押出体の移動方向に摺動及び回転操作する構成であり、少ない部材で実施できる。
請求項2の発明では、調整手段が付勢力を強弱階級(例えば、強−弱、強−中−弱など)から選択する構成のため、微調整に欠けるものの的確かつ迅速に変更できる。
請求項3の発明では、図3の例で説明すると、押出体が先端側の衝撃吸収部材を介して相手側(図3の例だと、移動体)の対向面に当接するため当接時の傷発生の虞及び衝撃音を解消できる。これに対し、請求項4の発明では、例えば、付勢部材の付勢力ないしは蓄積される付勢力を強く設定しても、押出体が蓄積された付勢力で退避状態から突出状態に切り換えらた時に生じ易い衝撃音を解消できる。
以下、本発明の形態として、図1〜図8の第1形態、図9及び図10の第2形態、図11及び図12の第3形態について説明する。この説明では、第1形態の構造、作動を明らかにした後、第2形態の変形点、第3形態の変更点について詳述する。
(第1形態)第1形態のアシスト装置1は、例えば、図3に示されるごとく扉11を収納庫等の本体10の閉位置と開位置との間を移動操作する場合、扉11及び本体10の何れか一方に設けられて扉11の移動を付勢力により助ける構造において、図5に示されるごとく筒状ハウジング2と、ハウジング2内に摺動可能に配置される押出体3と、押出体3を突出方向へ付勢する付勢部材4と、付勢部材4と押圧体3との間に介在されるラッチ5と、付勢部材4の一端を支持している保持体6とで構成されており、ラッチ5及びハウジング2に形成されてハウジング2に対し押出体3を付勢力を利用して退避状態と突出状態とに切換可能にするラッチ機構と共に、ハウジング2及び保持体6に形成されて付勢部材7の付勢力(この付勢力は付勢力の保持を解放して蓄積された付勢力を放出した状態での初期付勢力、つまり装置に設定される付勢力蓄積前の状態での付勢力のことである)を変更可能にする調整手段とを備えている。
なお、扉11及び本体10は、移動体及び固定体の一例であるが、対象の移動体及び固定体はこれに限られず、例えば、特許文献1に挙げられている回動式扉及び該扉をヒンジを介して支持する柱枠、スライド式扉等の引戸及びそれを移動可能に支持する本体枠、更にトレー及びそれを出し入れする本体などでもよい。構成部材のうち、ハウジング2、押出体3、ラッチ5、保持体6は共に樹脂成形体であるが、樹脂以外でも差し支えない。
ここで、ハウジング2は、図6に示されるごとく細長い円筒状の筒部20と、筒部20の外周に設けられている設置部21と、設置部21の両側に設けられた取付孔22a付きの取付部22とを有している。筒部20は、同図の右側が押出体3を出没する前側、左側が保持体6を取り付ける後側であり、筒内が後側から左右中間より少し前側までを径大の内径24に形成し、それよりも前側を径小の内径25に形成している。筒部20の後端側外周には、調整溝23が上下部分に対に設けられている。
各調整溝23は、筒部後端に通じている略L形の導入溝23aと、導入溝23aの先端に通じかつ筒部20の長手方向つまり押出体3の移動方向に延びている本溝23bと、本溝23bの先端から周囲方向に延びかつ再び向きを変えている副溝23cとからなる。導入溝23aは、本溝23bより浅く形成され、後述する保持体6の係合部64をここから本溝23bに一旦摺動すると、該係合部64が本溝23bから不用意に抜け出さないようになっている。副溝23cは、係合部64が本溝23bからこの溝後端に係止されると、付勢部材4の初期付勢力を最も強い態様に切換可能にする。本溝23bは、係合部64が副溝23cから移行されてこの溝後端に係止されると、付勢部材4の初期付勢力を最も弱い態様に切換可能にする。
径小の内径25には、周囲等間隔に形成されて前端の少し手前まで延びている複数(この例では4つ)のガイド溝25aと、ガイド溝25a同士の間にあって内径24との間の端面に形成された複数(この例では4つ)のカム26とが設けられている。各ガイド溝25aは、図6(c)のごとく径大の内径24の内周面と面一となっており、後述する押出体3のリブ31及びラッチ5のリブ51と嵌合し、この溝前端が押出体側リブ31と当接して押出体3の前方への摺動を係止する規制部となっている。
各カム26は、ガイド溝25a同士の間に設けられており、後述するラッチ5が付勢力に抗してガイド溝25aから内径24に摺動されたとき、ラッチ側カム52と嵌合してラッチ5を付勢力に抗して係止する係止用カム部26aと、ラッチ側カム52がカム部26aから係止解除されたときラッチ5に加わっている付勢力を利用してカム52を次のガイド溝25aの入口まで回転移動する解除用カム部26bとから構成されている。
図6(e)は以上のハウジング2の変形例として、図6(c)のC部に対応した箇所を示している。この変形例では、筒部20の内径25の前端付近において、各ガイド溝25aの溝端と重なり、かつガイド溝25aよりも深いリング状溝25bを形成し、該溝25bに衝撃吸収部材27を装着している。この衝撃吸収部材27は、例えばゴムや軟質の弾性リングであり、溝25bに装着された状態で内周が内径25と面一になっている。この構造では、押出体3がハウジング2に対しガイド溝25aとリブ31とを嵌合した状態で最前方まで摺動されたとき、リブ31が衝撃吸収部材27に当接するため付勢部材4の初期付勢力を強くしても当接時の傷発生の虞及び衝撃音を緩和したり解消可能にする。なお、このような衝撃吸収部材は、衝撃吸収部材27に代え、或いは衝撃吸収部材27と共にリブ31自体ないしはリブ31の前側部にも採用することがより好ましい。
押出体3は、図7に示されるごとく細長い有底筒部30と、有底筒部30の後側外周に設けられている複数のリブ31と、後端面に設けられている歯部33とを有している。有底筒部30は、ハウジング2の内径25より細く形成されると共に、先端33が突き当て用として丸みを持った形状となっている。各リブ31は、ハウジング2のガイド溝25aに対応した周囲等分位置に設けられている。以上の押出体3は、ハウジング2に対し各リブ31が対応するガイド溝25aに嵌合した状態で摺動自在に組み付けられる。
図7(d)は以上の押出体3の変形例として、押出体3が先端に装着された衝撃吸収部材35を有している。この押圧体3の先端側には、段差周面34a及び該段差周面の基端側の係合溝34aが周設され、また、係合用凹部が先端面中央に設けられている。これに対し、衝撃吸収部材35は、例えばゴムや軟質の弾性キャップ状をなし、開口周縁に設けられた爪部35a及び内端面に設けられた突起35bを有している。そして、衝撃吸収部材35は、押出体3の先端に対し、爪部35aが係合溝34aに係合し、突起35bが前記した係合用凹部に係合した状態に装着されて、段差周面34aの存在で押出体3の外周面と面一となっている。この構造では、押出体3が扉11等の移動体に衝撃吸収部材35を介して当接するため付勢部材4の初期付勢力を強くしても当接時の傷発生の虞及び衝撃音を緩和したり解消可能にする。
ラッチ5は、図8に示されるごとく前後に貫通した短い筒部50と、筒部50の外周に設けられている複数のリブ51と、各リブ51の前端に一体化した状態に設けられているカム52と、内径53のうち前端側内径を一回り径小に形成している係止部54とを有している。各リブ51は、ハウジング2のガイド溝25aに対応した周囲等分位置に設けられている。各カム52は、リブ51の前端と係止部54の端面とを接続し、かつ端面が幅方向にあって時計回り方向に傾斜した状態に形成されている。以上のラッチ5は、ハウジング2に対し押出体3を配置した後、各リブ51が対応するガイド溝25aに嵌合した状態で摺動自在に組み付けられる。
保持体6は、図9に示されるごとく有底筒部60と、有底筒部60の後端面62に設けられている摘部61と、筒内にあって内底面に突設されているボス部63及び先端側から少し奥に入った箇所に突設されている対の係合部64とを有している。有底筒部60はハウジング2の後側を筒内に挿入可能となっている。ボス部63は、軸心に設けられており、その中心穴63aに対しシャフト7の後端側を圧入固定した状態でシャフト7を支持する。シャフト7の軸周りには付勢部材4が配置される。ボス部63の端面には、その付勢部材4であるコイルスプリングの後端が係止される。このため、ボス部63の外周には複数のコイル係止用リブが設けられている。係合部64はハウジング側調整溝23に摺動自在に嵌合する突起である。なお、符号60aは有底筒部60の先端に設けられた切欠部、62aは後端面62に貫通形成されている型抜き用穴である。
以上の保持体6は、摺動溝23及び係合部64を介してハウジング2の後側に前後位置を変更可能に連結される。この操作では、まず、保持体6の中心穴63aにシャフト7を支持し、かつシャフト7に付勢部材4であるコイルスプリングを支持する。そして、保持体6とハウジング2とがシャフト7及び付勢部材4をハウジング2内に挿入しながら接近されると共に、各係合部64が対応する摺動溝側導入溝23aの入口に一致するよう位置出しされる。次に、保持体6をハウジング4に対し操作する例で説明すると、保持体6が付勢部材4の付勢力に抗してハウジング4側に押し操作されることで各係合部64を対応する導入溝23aに沿って前方へ摺動させる。その後、保持体6が時計回りの方向へ回転操作されることで各係合部64を導入溝23aから本溝23bに摺動させ、その状態で押し力を解放する。すると、保持体6は、ハウジング2に対し係合部64が本溝23bの溝後端に当たって係止されるまで付勢部材4の付勢力により後方に摺動され、付勢部材4の初期付勢力を最小にした状態で連結されることになる。なお、以上のシャフト7は、保持体6に支持された状態で保持体6と一体に位置移動される。このシャフト7は、付勢部材4の安定した付勢作用を維持する部材であるが、省略することも可能である。
(作動)図3は以上のアシスト装置1の押出動作を模式的に示している。図3において、アシスト装置1は、ハウジング側取付部22を介して収納庫等の本体10の対応部に取り付けられ、扉11を閉位置から開方向へ付勢力で移動する場合の使用例である。
(1)まず、図3(a)は、押圧体3が付勢部材4の付勢力により最大まで突出された状態を示している。この突出状態において、押圧体3は、リブ31がガイド溝25aの溝前端に当接して抜け止めされている。ラッチ5は、リブ51がガイド溝25aに沿って付勢部材4の付勢力により前方へ摺動されて押圧体3に当接している。ここで、付勢部材4は、保持部側ボス部30の端面とラッチ5の係止部54との間で初期付勢力を発現している。この構造では、その初期付勢力により、ハウジング2及び保持体6の間のがたつき、押圧体3及びラッチ5の間のがたつきが吸収されて、ハウジング2に対して保持体6、ラッチ5、押圧体3が一体的にユニットとして組み付けられる。
(2)また、図3(a)は、扉11が矢印方向つまり開から閉方向へ移動操作されて、アシスト装置1の押出体3の先端33に当たった直前の状態を示している。このアシスト装置1では、扉11が同(a)の状態から同(b)及び(c)の閉方向へ移動される過程で、付勢部材4が付勢力を蓄積し増大する。つまり、付勢部材4は、ラッチ5が押出体3を介してガイド溝25aから内径24側に移行されるまで縮小変位し付勢力を蓄積する。扉11は、同(c)のごとく本体10側に当たった後、押し力を解放すると、付勢部材4の付勢力により摺動されるラッチ5及び押出体3を介して、若干量(この例では同(b)のNが約1.5〜2.5mm)だけで開方向に移動され、本体10に対しそのN寸法離れた状態で同(b)の閉位置となる。
(3)換言すると、本発明のラッチ機構は、扉11が同(c)の状態から扉11に対する押し力を解放すると、ラッチ5が押圧体3を介して内径25を通り過ぎて内径24に入った後、付勢部材4の付勢力で再び内径25側つまり突出方向へ摺動する。その際、ラッチ5は、押圧体側歯部32に対するラッチ側カム52のカム作用により歯部32の歯形状に応じた微小角の回転を伴って突出方向へ摺動され、押圧体3が内径25側に移行したときに、同(b)の拡大図に示したごとくカム52がハウジング側係止用カム26aに当たり、該カム26aの一番深くなった角部に係止されることで位置規制され、それにより付勢部材4に蓄積された付勢力を保持する。
(4)扉11を図3(b)の閉位置から再び開方向へ切り換える場合は、例えば、扉11と本体10との間に設けられたロック手段があるときはそのロックを解除した後、(前記ロック手段がないときは直ちに)扉11を同(c)の矢印方向つまり更なる閉方向へ押し、該押し力を解放する。すると、上記のラッチ機構は、ラッチ5が押圧体3を介して内径24側へ押された後、付勢部材4の付勢力で再び内径25側つまり突出方向へ摺動する。その際、ラッチ5は、押圧体側歯部32に対するラッチ側カム52のカム作用により歯部32の歯形状に応じた微小角の回転を伴って突出方向へ摺動され、押圧体3が内径25側に移行したときに、ラッチ側カム52が解除用カム26bに当たり、該カム26bに沿って誘導されながらガイド溝25aに入り、該ガイド溝25aに沿って摺動して押圧体3を同(a)の突出位置に切り換える。扉11はその押圧体3により押されて開方向へ移動されることになる。
(5)図4は以上のアシスト装置1を構成している付勢部材4の初期付勢力を変更、つまり本発明の調整手段の作動を模式的に示している。この調整手段では、まず、同(b)のごとく保持体6が付勢部材4の付勢力に抗してハウジング4側に押し操作される。すると、各係合部64が対応する本溝23bの溝後端から前方へ摺動される。続いて、保持体6が時計回りの方向へ回転操作されることで各係合部64を本溝23bの溝先端から副溝23cに摺動させ、その状態で押し力を解放する。すると、保持体6は、ハウジング2に対し係合部64が副溝23cの溝後端に当たって係止されるまで付勢部材4の付勢力により後方に摺動され、付勢部材4の初期付勢力を最大に変更する。
(第2形態)図10及び図11は上記した保持体及びハウジングに設けられる調整手段を変形した構成を示している。この説明では、上記形態と同一部材及び部位に同じ符号を付し、重複した記載を極力省く。
第2形態のハウジング1Aは、後端側を少し径大に形成し、その後側径大部に上記調整溝23に代わる調整溝28を有している。調整溝28は、貫通溝であり、筒部20の長手方向に延びている直線形の本溝28aと、本溝28aの略中間と先端からそれぞれ異方向つまり異なる周囲方向に設けられている副溝28b及び副溝28cとからなる。
これに対し、保持体6Aは、図11に示されるごとくハウジング1Aの筒内に摺動自在に差し込まれる軸部65と、軸部65の後端を径大にした差込規制用フランジ部66aと、フランジ部66aの外面に突出された摘部66とを有している。軸部65は、外周に設けらた凸形係合部65aと、先端から後側に向けて設けられたばね配置用空洞部65bと、空洞部65bの更に奥側に設けられている係合穴部65cとを形成している。そして、以上の保持体6Aは、係合穴部65cが軸心に位置しており、シャフト7の後端側を圧入固定した状態でシャフト7を支持する。空洞部65bには、付勢部材4がシャフト7を介して配置される。係合穴部65cと空洞部65bとの間の段差端面には、その付勢部材4であるコイルスプリングの後端が係止される。係合部65aは、ハウジング側調整溝28に摺動自在に嵌合する突起である。なお、係合部65aは、軸部65に後付けするピンやねじによって構成してもよい。
図10は以上のアシスト装置1Aを構成している付勢部材4の初期付勢力を変更、つまり本発明の調整手段の作動を模式的に示している。なお、図11では、アシスト装置1Aが収納庫等の本体10の対応部に取り付けられた状態、例えば長期使用後に押出用付勢力を弱くしたいようなケースを想定している。但し、初期付勢力の変更は、アシスト装置1Aを製造した際、市販する際、扉や本体に取り付ける際に行うこともある。変更操作は、この例のごとく押出体3が退避状態(付勢部材4が付勢力を蓄積した状態)以外に、突出状態(蓄積した付勢部材4の付勢力を放出した状態)で行ってもよい。これらは第1形態及び第3形態でも同じである。
(5−1)この調整手段では、係合部65aを図10(a)のごとく前側の副溝28cに嵌合することで付勢部材4の初期付勢力を最大にした状態と、係合部65aを同(c)のごとく本溝28aの溝後端に嵌合することで初期付勢力を最小にした状態と、係合部65aを同(b)のごとく後側の副溝28bに嵌合することで初期付勢力を最大と最小の中間にした状態とを選択できる。変更操作は、例えば、図11(a)の状態から同(b)の最小状態に切り換える例で説明すると、まず、保持体6Aが付勢部材4の付勢力に抗して副溝28bから本溝28aの方向へ回転し、係合部65aが副溝28bから本溝28aに入った状態で押し力を解放する。すると、保持体6Aは、図10及び図11の各(b)のごとくハウジング2Aに対し係合部65aが本溝28aの溝後端に当たって係止されるまで付勢部材4の付勢力により後方に摺動される。その結果、付勢部材4はその初期付勢力を最も弱い態様に変更されることになる。
以上のように、本発明のアシスト装置は、請求項で特定される要件を除いて種々変更可能なものであり、また、用途も任意である。
(a),(b)は第1形態のアシスト装置を示すと左端面図と上面図である。 (a),(b)は上記アシスト装置をその付勢力(初期付勢力)を弱くした態様で示す左端面図と上面図である。 (a)は上記アシスト装置が移動体の矢印方向への移動に伴って付勢力を蓄積し始めた態様、(b)は上記アシスト装置が付勢力を最大まで蓄積し該蓄積した付勢力を保持した態様、(c)は上記アシスト装置が蓄積した付勢力の保持を解放した態様でそれぞれ示す半断面図である。 (a)は上記アシスト装置の概略外観図、(b)〜(d)はそのアシスト装置の付勢力(初期付勢力)を変更する場合の操作要領を示す要部模式図である。 上記アシスト装置を分解した概略分解図である。 上記アシスト装置を構成しているハウジングを示し、(a)は上面図、(b)は左端面図、(c)は(b)のB−B線拡大断面図、(d)は(a)のA−A線拡大断面図、(e)は(c)のC部を変形した変形例を示す要部拡大図である。 上記アシスト装置を構成している押出体を示し、(a)は左端面図、(b)は上面図、(c)は(b)のE−E線拡大断面図、(d)は前記押出体の変形例を(c)と同様な態様で示す図である。 上記アシスト装置を構成しているラッチを示し、(a)は左端面図、(b)は上面図、(c)は右端面図、(d)は(a)のF−F線拡大断面図である。 上記アシスト装置を構成している保持体を示し、(a)は左端面図、(b)は上面図、(c)は右端面図、(d)は(c)のD−D線拡大断面図である。 第2形態のアシスト装置を示し、(a)は付勢力を最大の強さにした態様、(b)は付勢力を中間の強さにした態様、(c)は付勢力を最小の強さにした態様でそれぞれ示す概略外観図である。 図10のアシスト装置の使用例として、(a)は図10(b)の態様で示す断面図、(b)は図10(c)の態様で示す断面図である。
1,1A,1B…アシスト装置
2,2A,2B…ハウジング(本体、20は筒部、24,25は内径)
3…押出体(30は筒部、31はリブ、32は歯部、33は先端)
4…付勢部材
5…ラッチ(ラッチ機構、50は筒部、51はリブ、52はカム)
6,6A…保持体(60は筒部、61は摘部、63はボス部)
7…シャフト
8…ナット(8aは爪)
23…調整溝(調整手段、23aは導入溝、23bは本溝、23cは副溝)
25a…ガイド溝
26…カム(ラッチ機構、26aは係止用カム部、26bは解除用カム部)
27…衝撃吸収部材
28…調整溝(調整手段、28aは本溝、28b,28cは副溝)
35…衝撃吸収部材
64,65a…係合部(調整手段)

Claims (4)

  1. 筒状本体と、前記本体に摺動可能に配置されて本体内に退避した退避状態と本体から突出する突出状態とに切り換えられる押出体と、前記押出体を前記本体の一端から突出する方向へ付勢している付勢部材と、前記付勢部材と前記押出体との間に介在されているラッチと、前記付勢部材の一端を支持している保持体とからなり、移動体を固定体の第1位置と第2位置との間を移動操作する場合、前記移動体及び前記固定体の何れか一方に設けられて前記移動体の移動を付勢力により助けるアシスト装置において、
    前記移動体を第1位置又は第2位置へ移動する過程で第2位置又は第1位置方向への押出用付勢力を前記付勢部材に蓄積しかつ該蓄積された付勢力を保持し、前記移動体の更なる同方向への移動により前記付勢力の保持を解放するラッチ機構と共に、前記付勢力を変更する調整手段を備えており、
    前記ラッチ機構は、前記本体及び前記ラッチに設けられて前記押出体を前記付勢部材の付勢力を利用して前記退避状態と前記突出状態とに切換可能し、
    前記調整手段は、前記本体及び前記保持体の一方に設けられて前記押出体の移動方向に延びる本溝及び前記本溝の一部から異なる方向に延びる副溝と、前記本体及び前記保持体の他方に設けられて前記本溝及び副溝に嵌合する係合部とを有し、前記本溝及び副溝に対する前記係合部の嵌合箇所を前記本体と前記保持体との相対的な摺動及び回転操作を介して変更することを特徴とする移動体用アシスト装置。
  2. 前記調整手段は、前記付勢力を予め決められた強弱用の複数の設定部から選択的に変更することを特徴とする請求項1に記載の移動体用アシスト装置。
  3. 前記押出体は突出端側に設けられた衝撃吸収部材を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体用アシスト装置。
  4. 前記押出体に設けられた規制部と前記本体に設けられた規制部との当接により前記押出体を抜け止めして前記突出状態に維持すると共に、前記各規制部の少なくとも一方に設けられた衝撃吸収部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の移動体用アシスト装置。
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