JP5349992B2 - 養生システム及び養生工法 - Google Patents
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Description
このため、本発明の課題は、トンネル施工時におけるコンクリート表面の湿潤状態を保ち、乾燥ひび割れを抑制することである。
トンネルの内壁面に沿うように変形自在な支持フレームと、
前記支持フレームを昇降させて、前記トンネルの内壁面に対して接離させる昇降装置と、
前記支持フレームにより支持された養生シートと、
前記昇降装置によって上昇され、前記トンネルの内壁面に沿うように変形した前記支持フレーム及び当該支持フレームにより前記トンネルの内壁面に密着した養生シートを固定する固定部とを備え、
前記養生シートは、前記トンネルの内壁面に密着する部分が保水性部材により形成され、前記トンネル内部を向く部分が断熱部材により形成され、
前記固定部は、
前記トンネルの地面上に設置される基台部と、
前記基台部に対して伸縮自在な伸縮部と、
前記伸縮部の上端部に設けられ、前記支持フレームの最下端部に係合する係合部と、
前記伸縮部の伸縮長さを固定する固定機構とを備えていることを特徴としている。
前記養生シートには、前記保水性部材と前記断熱部材との間に介在された不透水性部材が設けられていることを特徴としている。
前記昇降装置は、前記トンネルの長さ方向に移動自在であることを特徴としている。
前記トンネル内に複数組の前記養生シート、前記支持フレーム及び前記固定部を設置し、前記トンネルの延在方向に沿って配列された養生領域を形成する第一養生工程と、
最後方に位置する前記養生領域の養生が完了すると、当該最後方の養生領域に設置された前記支持フレームに対して前記昇降装置を設置するとともに前記固定部を取り外し、前記昇降装置により前記支持フレームを支持する支持工程と、
セントルの脱型前に、前記昇降装置を移動させて前記セントルの直後方まで前記支持フレームを移動させる第一移動工程と、
脱型後における前記セントルの移動とともに、前記昇降装置を移動させて、新たに養生可能となった領域まで前記支持フレームを移動させる第二移動工程と、
前記新たに養生可能となった領域の内壁面に前記養生シートを密着させて、前記支持フレームで支持し、養生する第二養生工程と、を備えることを特徴としている。
[支持フレーム]
図2は、トンネルT内に固定された支持フレーム2及び固定部5を示す正面図であり、図3は側面図である。
図2及び図3に示すように、支持フレーム2は、例えば塩化ビニルより形成された可撓性パイプ21が多数組み合わされた骨組み構造となっている。図3に示すように、多数の可撓性パイプ21には、トンネルTの周方向に沿う周方向用パイプ22と、トンネルTの長さ方向に沿う水平パイプ23とがある。図4は、図3における円弧S1近傍を示す拡大図であり、図5は図3における円弧S2近傍を示す拡大図である。これら図4及び図5に示すように、周方向用パイプ22と、水平パイプ23とは、チーズ(継ぎ手)24を介して連結されている。本実施形態では、周方向用パイプ22が等間隔に6列配置されていて、その各周方向パイプ22を連結するように、多数の水平パイプ23がチーズ24を介して取り付けられている。
図6は昇降装置3の概略構成を示す正面図であり、図7は側面図である。図6及び図7に示すように昇降装置3には、台車部31と、台車部31に対して昇降し、上端部で支持フレーム2を支持する昇降部32と、昇降部32を昇降させるためのレバー33とが設けられている。昇降部32の下降時においては、図6に示すように、昇降部32の上端部がトンネルTの内壁面から離間した状態となっている。この状態では、昇降装置3は台車部31によりトンネルTの長さ方向に移動自在となっている。また、レバー33が操作されて、昇降部32が上昇すると、図8に示すように、昇降部32の上端部がトンネルTの内壁面に近接することになる。これにより、支持フレーム2もトンネルTの内壁面に押しつけられて、当該内壁面に沿って変形することになる。
図9は図1における円弧S3周辺を示す拡大図である。図9に示すように、昇降部32の上昇時においては養生シート4は、支持フレーム2によりトンネルTの内壁面に密着させられることになる。図10は養生シート4の概略構成を示す断面図である。図10に示すように養生シート4は三層構造となっている。具体的には、養生シート4におけるトンネルTの内壁面に密着する層は保水性部材41により形成されている。また、養生シート4におけるトンネルT内部を向く層は断熱部材42により形成されている。そして、保水性部材41と断熱部材42との間の層は不透水性部材43により形成されている。
図11は固定部5の概略構成を示す斜視図である。図11に示すように、固定部5には、トンネルTの地面上に設置される基台部51と、基台部51に対して伸縮自在な伸縮部52と、伸縮部52の上端部に設けられたパイプ受け53と、伸縮部52の伸縮長さを固定する固定機構54とを備える。パイプ受け53には、凹部55が形成されている。この凹部55内に支持フレーム2の最下端部に位置する水平パイプ23を収容し、支持フレーム2が固定される長さに伸縮部52を伸ばして、当該伸縮部52を固定機構54により固定することで、支持フレーム2の位置決めが行われる(図12参照)。
例えば、本実施形態では、支持フレーム2がトンネルTの内壁面に密着した後に、内壁面と支持フレーム2との間に養生シート4を挿入する場合を例示して説明したが、支持フレーム2をトンネルTの内壁面に接近させる前に、予め支持フレーム2の上面に養生シート4を取り付けておき、昇降装置3の昇降に伴って養生シート4をトンネルTの内壁面に密着させることも可能である。
2 支持フレーム
3 昇降装置
4 養生シート
5 固定部
21 可撓性パイプ
41 保水性部材
42 断熱部材
43 不透水性部材
100 セントル
T トンネル
Claims (4)
- トンネルの内壁面に沿うように変形自在な支持フレームと、
前記支持フレームを昇降させて、前記トンネルの内壁面に対して接離させる昇降装置と、
前記支持フレームにより支持された養生シートと、
前記昇降装置によって上昇され、前記トンネルの内壁面に沿うように変形した前記支持フレーム及び当該支持フレームにより前記トンネルの内壁面に密着した養生シートを固定する固定部とを備え、
前記養生シートは、前記トンネルの内壁面に密着する部分が保水性部材により形成され、前記トンネル内部を向く部分が断熱部材により形成され、
前記固定部は、
前記トンネルの地面上に設置される基台部と、
前記基台部に対して伸縮自在な伸縮部と、
前記伸縮部の上端部に設けられ、前記支持フレームの最下端部に係合する係合部と、
前記伸縮部の伸縮長さを固定する固定機構とを備えていることを特徴とする養生システム。 - 請求項1記載の養生システムにおいて、
前記養生シートには、前記保水性部材と前記断熱部材との間に介在された不透水性部材が設けられていることを特徴とする養生システム。 - 請求項1又は2記載の養生システムにおいて、
前記昇降装置は、前記トンネルの長さ方向に移動自在であることを特徴とする養生システム。 - 請求項3記載の養生システムで実現される養生工法において、
前記トンネル内に複数組の前記養生シート、前記支持フレーム及び前記固定部を設置し、前記トンネルの延在方向に沿って配列された養生領域を形成する第一養生工程と、
最後方に位置する前記養生領域の養生が完了すると、当該最後方の養生領域に設置された前記支持フレームに対して前記昇降装置を設置するとともに前記固定部を取り外し、前記昇降装置により前記支持フレームを支持する支持工程と、
セントルの脱型前に、前記昇降装置を移動させて前記セントルの直後方まで前記支持フレームを移動させる第一移動工程と、
脱型後における前記セントルの移動とともに、前記昇降装置を移動させて、新たに養生可能となった領域まで前記支持フレームを移動させる第二移動工程と、
前記新たに養生可能となった領域の内壁面に前記養生シートを密着させて、前記支持フレームで支持し、養生する第二養生工程と、を備えることを特徴とする養生工法。
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