JP5349945B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信可能な半導体装置に関する。
なお本細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置を指すものである。
無線通信を行う電子機器の中で、特に携帯型トランシーバ、携帯電話機、RFID(Radio Frequency IDentification system)タグなど、有線による電源供給を受けないで動作する電子機器は、できるだけ機器の消費電力を抑えることが求められている。
有線による電源供給を受けないで動作する電子機器の中で内蔵する電池を電源とする携帯型トランシーバや携帯電話機は、一回の充電で使用できる時間をできるだけ長くするために、消費電力を抑えることが求められている。
また、有線による電源供給を受けないで動作する電子機器の中でアクティブ型のRFIDタグやパッシブ型のRFIDタグがある。特に、電池を内蔵しないパッシブ型のRFIDタグは、問い合わせ機からの電磁波を電源として動作しているため、問い合わせ機からの距離が離れ微弱な電磁波しか受信できない場合に、生成する電力が僅かになったとしても動作する必要があり、特に消費電力を抑えることが求められる。
ここで、一例として、パッシブ型RFIDタグが無線通信を行う場合について、簡単に説明する。
パッシブ型RFIDタグが無線通信の受信を行う場合、パッシブ型RFIDタグは、問い合わせ機が送信する電磁波である搬送波をアンテナにより受信し交流信号に変換し、交流信号を整流回路により整流し電源となる直流電圧を生成する。
一方、パッシブ型RFIDタグの受信する情報は、問い合わせ機で信号に符号化され、符号化された信号で搬送波が変調され、変調された搬送波により送信されてくるため、パッシブ型RFIDタグは、アンテナにより搬送波を受信し、受信した搬送波を復調回路により復調することで符号化信号として情報を得る。また、受信した情報に従い処理を進めるために、パッシブ型RFIDタグがクロック同期型の論理回路を実装している場合、パッシブ型RFIDタグは、アンテナで変換された交流信号を所望の周波数に分周してクロックを生成している。
そして、パッシブ型RFIDタグは、生成した電圧で各内部回路を動作させ、生成したクロックに同期して受信した情報に従い処理を進め、必要ならば問い合わせ機に応答を返す。
ところで、パッシブ型RFIDタグが受信した情報に従い処理を進める際、パッシブ型RFIDタグは、復調した符号化されている信号の復号化を行う。
符号化には様々な方法があるが、ここではPIE(Pulse Interval Encoding)を取り上げる。PIEは、論理値0と1の情報を異なる時間間隔でパスルを発生させた信号に符号化する。PIEの例を図2と図3を用いて説明する。
図2では、短い時間間隔でパルスを発生させた信号200を論理値0の情報として表し、長い時間間隔でパルスを発生させた信号201を論理値1の情報として表すことを示している。図3では、例えば、01011と連続的な情報を符号化した場合の信号500の様子を示している。
パッシブ型RFIDタグは、PIEにより符号化された信号から情報を取り出すために、パルスの立ち上がりから次の立ち上がりまでの間隔の時間を生成したクロックの発振数を勘定することにより求め、求めた発振数の大小により論理値0と1の情報に復号し、復号した情報をレジスタなどの記憶素子に記憶し、情報に従い処理を進める。
以上のような無線通信を行うパッシブ型RFIDタグとして、例えば次の非特許文献1が上げられる。
Design and Implementation of a Low−power Baseband−system for RFID Tag(2007 IEEE International Symposium on Circuits and Systems(ページ:1585−1588))
非特許文献1内のパッシブ型RFIDタグでは、周波数の異なる複数のクロックを生成し用途に応じて使い分けている。複数のクロックの1つである、搬送波から分周した周波数の最も速いクロックを用いて、本クロックの発振数を勘定することによりパルス間隔の時間を求め、PIEにより符号化された信号から情報を復号している。そして、複数のクロックの別の1つである、周波数の最も遅いクロックを用いて、復号した情報をレジスタに記憶し、情報に従い処理を行っている。
このように、非特許文献1のパッシブ型RFIDタグでは、符号化された信号を復号し情報を得る過程において、速い処理時間を求められる機能には搬送波から分周した周波数の最も速いクロックを供給し、処理に時間のかかっても影響の少ない機能には周波数の最も速いクロックを更に分周した比較的遅い周波数のクロックを供給して、生成した周波数の異なる複数のクロックを使い分けることで消費電力の低減を図っている。
しかしながら、非特許文献1のパッシブ型RFIDタグでは、周波数の最も速いクロックを搬送波から分周して生成しているため、所望の周波数のクロックを得るための過程で搬送波と同じ周波数で動作する回路が存在することになり、消費電力の低減に限りがある問題があった。また、搬送波の周波数が速くなるにつれて消費電力の増加を伴う問題があった。
更に、最も速い周波数のクロックから更に分周した比較的遅い周波数のクロックを用いて、復号した情報をレジスタに記憶しているため、復号した情報を記憶する必要のない時でもクロックが動作し不要な電力が消費される問題があった。
本発明の一態様の目的は、上記課題を鑑み、符号化された信号を復号し情報を得る過程において、電力の消費を低減する無線通信可能な半導体装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様の無線通信可能な半導体装置は、受信した搬送波を交流信号に変換するアンテナと、交流信号を直流電圧に整流する整流回路と、交流信号を符号化信号に復調する復調回路と、符号化信号を復号信号に復号する復号回路とを有し、直流電圧の供給により一定の周波数のクロック信号を生成する手段と、交流信号から復調した符号化信号を前記クロック信号と同期させ同期済み符号化信号を生成する手段とを有し、同期済み符号化信号をクロックとして、同期済み符号化信号から復号回路で復号した情報を記憶することを含む。
前記構成に加え、本発明の一態様の無線通信可能な半導体装置は、直流電圧の変動に対し一定の直流電圧を出力する定電圧回路を含んでもよい。
本発明の一態様の無線通信可能な半導体装置では、直流電圧の供給により一定の周波数のクロックを生成する手段において、符号化信号を復号できる程度の搬送波の周波数よりも遅い周波数のクロックの生成をすることで、搬送波の周波数で動作する回路、及び所望のクロックを生成する分周回路を不要とすることができる。
また、交流信号から復調した符号化信号をクロックと同期させ同期済み符号化信号を生成する手段において、復調した符号化信号を半導体装置内部で生成したクロックと同期させることで、同期済み符号化信号を同期済み符号化信号から復号した情報を記憶するためのクロックとして利用できることになり、復号した情報を記憶するための常時動作するクロックを不要とすることができる。これにより、電力消費の削減を実現することが可能となり、問い合わせ機と無線通信する距離の向上に大きく寄与する。
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。
(実施の形態1)
以下に、本発明の一実施形態を示す。ここでは、本発明の一態様の無線通信可能な半導体装置の代表的な例としてパッシブ型RFIDタグを挙げる。
図1には、本発明の一実施形態のパッシブ型RFIDタグが搬送波を受信してから情報を記憶するまでに必要な構成を記載している。本発明の一実施形態のパッシブ型RFIDタグでは、アンテナ300、整流回路301、復調回路302、発振回路303、同期回路304、復号回路305、レジスタ306からなる。なお、図1に記載された入出力信号の符号は図4のタイムチャートの符号に対応する。
アンテナ300は受信した搬送波を交流信号に変換する。整流回路301は交流信号をRFIDタグの電源電圧となる直流電圧に整流する。復調回路302は交流信号を符号化信号に復調する。発振回路303は電源電圧の供給により一定の周波数のクロック信号を生成する。同期回路304は符号化信号をクロック信号と同期させた同期済み符号化信号を生成する。復号回路305は同期済み符号化信号を受信情報に復号する。レジスタ306は受信情報を記憶する。
図4には、本発明の一実施形態のパッシブ型RFIDタグが搬送波を受信してから情報を記憶するまでの動作をタイムチャートを用いて記載している。以下に本発明の一実施形態のパッシブ型RFIDタグの動作について図4を用いて説明する。なお、図4のタイムチャートは搬送波を受信し始めてから電源電圧が立ち上がり安定するまで十分に時間が経過した場合を示している。
パッシブ型RFIDタグが搬送波を受信すると、アンテナ300は、受信した搬送波を交流信号400に変換し出力する。
整流回路301は、交流信号400を直流電圧に整流し、電源電圧としてパッシブ型RFIDタグ内の回路に電源を供給する。なお、図1では、図を簡潔にするため、整流回路301の出力信号である直流電圧つまり電源電圧を発振回路303のみに接続しているが、実際にはパッシブ型RFIDタグ内の各回路に接続している。
復調回路302は、交流信号400からPIEにより符号化された符号化信号402を復調し出力する。
発振回路303は、電源電圧の供給により、搬送波の周波数よりも遅く、また、符号化信号を復号できる程度に速い一定の発振周波数のクロック信号403を生成し出力する。
同期回路304は、復調した符号化信号402をクロック信号403と同期させ、同期済み符号化信号404を出力する。
ここで、図5に同期回路304の回路構成例を記載し、動作を説明する。本回路構成ではフリップフロップ3040と3041からなり、フリップフロップ3040の出力信号はフリップフロップ3041の入力に接続し、両フリップフロップには入力信号を取り込む契機として同じクロック信号403を入力している。フリップフロップ3040は、クロック信号403に同期して入力信号である符号化信号402を取り込むが、符号化信号402がクロック信号403と非同期であるため、電圧の定まらない状態の信号を出力する可能性があり、フリップフロップ3040の出力する可能性のある信号の電圧の定まらない状態が解消される時間よりもクロック信号403の周期を長くしておき、フリップフロップ3041が、フリップフロップ3040の出力する電圧の定まった信号のみを取り込むことのできる構成となっている。同期回路304は、このような回路構成にすることにより、クロック信号403に同期して電圧の定まった同期化済み符号化信号404を出力している。
復号回路305は、同期済み符号化信号404のパルスの立ち上がりから次の立ち上がりまでの間隔の時間をクロック信号403の発振数を勘定することにより求め、求めた時間の大小比較を行うことにより論理値0と1を切り分けて受信情報として復号し、受信情報信号405を出力する。本タイムチャートでは、同期済み符号化信号404のパルスが立ち上がった直後のクロック信号403の立ち上がりのタイミングで受信情報を確定し受信情報信号405を出力している。レジスタ306は、復号した受信情報を同期済み符号化信号404の立ち上がりエッジを契機に格納する。本タイムチャートでは、同期化済み符号化信号404をクロック信号403の2周期分遅延させた信号のパルスの立ち上がりエッジを契機に復号した受信情報をレジスタ306に格納している。同期化済み符号化信号404をクロック信号403の2周期分遅延させることで復号された受信情報信号405の出力電圧が安定する時間を設け、電圧の確定した情報をレジスタ306に格納している。
図6には、図1の整流回路301と発振回路303の間に定電圧回路307を追加した本発明の一実施形態のパッシブ型RFIDタグの構成を記載している。なお、図1に記載された入出力信号の符号は図4のタイムチャートの符号に対応する。
定電圧回路307は、問い合わせ機とパッシブ型RFIDタグの通信距離の変化やパッシブ型RFIDタグの存在する環境の温度の変化などにより、定電圧回路307の入力である整流回路301からの出力の直流電圧が変動した場合でも、一定の直流電圧すなわちパッシブ型RFIDタグの電源電圧を出力する。本定電圧回路307を追加することにより、発振回路303に安定した電源電圧を供給し、発振回路303は、より安定した発振周波数のクロック信号403を生成し出力することができるようになる。なお、本定電圧回路307を追加した場合、整流回路301の出力信号は定電圧回路307のみに接続し、定電圧回路307の出力信号である直流電圧つまり電源電圧をパッシブ型RFIDタグ内の各回路に接続する。
以上の実施の形態によれば、受信情報の格納を行うレジスタの動作タイミングを同期済み符号化信号を用いて決定しているため、搬送波の周波数で動作する回路、及び所望のクロックを生成する分周回路を不要とすることができ、また、復号信号を記憶するための常時動作するクロックを不要とすることができるため、電力消費の削減を実現することが可能となり、延いては問い合わせ機と無線通信する距離の向上に大きく寄与することとなる。
ここではパッシブ型のRFIDタグについて例を挙げたが、同様な方法でデータ通信を行う電子機器であれば本実施の形態を応用できることは容易に推察できる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、上記実施の形態で示した半導体装置を得るための一作製方法を説明する。
まず、基板701の一表面に剥離層702を形成し、続けて下地となる絶縁膜703および半導体膜704(例えば非晶質珪素を含む膜)を形成する(図7(A)参照)。剥離層702、絶縁膜703および半導体膜704は、連続して形成することができる。連続して形成することにより、大気に曝されないため不純物の混入を防ぐことができる。
基板701は、ガラス基板、石英基板、金属基板、ステンレス基板、本工程の処理温度に耐えうる耐熱性があるプラスチック基板等を用いるとよい。このような基板であれば、その面積や形状に大きな制限はないため、例えば、1辺が1メートル以上であって、矩形状のものを用いれば、生産性を格段に向上させることができる。このような利点は、円形のシリコン基板を用いる場合と比較すると、大きな優位点である。従って、回路部を大きく形成した場合であっても、シリコン基板を用いる場合と比較して低コスト化を実現することができる。
なお、本工程では、剥離層702を基板701の全面に設けているが、必要に応じて、基板701の全面に剥離層を設けた後に、フォトリソグラフィ法により剥離層702を選択的に設けてもよい。また、基板701に接するように剥離層702を形成しているが、必要に応じて、基板701に接するように酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜、窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜等の絶縁膜を形成し、当該絶縁膜に接するように剥離層702を形成してもよい。
ここで、酸化窒化物とは、その組成として、窒素よりも酸素の含有量が多い物質であり、また、窒化酸化物とは、その組成として、酸素よりも窒素の含有量が多い物質をいう。例えば、酸化窒化珪素とは、酸素が50原子%以上70原子%以下、窒素が0.5原子%以上15原子%以下、珪素が25原子%以上35原子%以下、水素が0.1原子%以上10原子%以下の範囲で含まれる物質とすることができる。また、窒化酸化珪素とは、酸素が5原子%以上30原子%以下、窒素が20原子%以上55原子%以下、珪素が25原子%以上35原子%以下、水素が10原子%以上30原子%以下の範囲で含まれる物質とすることができる。但し、上記組成の範囲は、ラザフォード後方散乱法(RBS:Rutherford Backscattering Spectrometry)や、水素前方散乱法(HFS:Hydrogen Forward Scattering)を用いて測定した場合のものである。また、構成元素の含有比率は、その合計が100原子%を超えない値をとる。
剥離層702は、金属膜や金属膜と金属酸化膜の積層構造等を用いることができる。金属膜としては、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)から選択された元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料からなる膜を単層構造又は積層構造で形成する。また、これらの材料は、スパッタ法やプラズマCVD法等の各種CVD法等を用いて形成することができる。金属膜と金属酸化膜の積層構造としては、上述した金属膜を形成した後に、酸素雰囲気化またはNO雰囲気下におけるプラズマ処理、酸素雰囲気化またはNO雰囲気下における加熱処理を行うことによって、金属膜表面に当該金属膜の酸化物または酸化窒化物を設けることができる。また、金属膜を形成した後に、オゾン水等の酸化力の強い溶液で表面を処理することにより、金属膜表面に当該金属膜の酸化物又は酸化窒化物を設けることができる。
絶縁膜703は、スパッタ法やプラズマCVD法等により、珪素の酸化物または珪素の窒化物を含む膜を、単層構造又は積層構造で形成する。下地となる絶縁膜が2層構造の場合、例えば、1層目として窒化酸化珪素膜を形成し、2層目として酸化窒化珪素膜を形成するとよい。下地となる絶縁膜が3層構造の場合、1層目の絶縁膜として酸化珪素膜を形成し、2層目の絶縁膜として窒化酸化珪素膜を形成し、3層目の絶縁膜として酸化窒化珪素膜を形成するとよい。または、1層目の絶縁膜として酸化窒化珪素膜を形成し、2層目の絶縁膜として窒化酸化珪素膜を形成し、3層目の絶縁膜として酸化窒化珪素膜を形成するとよい。下地となる絶縁膜703は、基板701からの不純物の侵入を防止するブロッキング膜として機能する。
半導体膜704は、スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等により、25nm以上200nm以下程度、好ましくは50nm以上70nm以下程度、具体的には66nmの厚さで形成する。半導体膜704としては、例えば、非晶質珪素膜を形成すればよい。
次に、半導体膜704にレーザー光を照射して結晶化を行う。なお、レーザー光の照射と、RTA又はファーネスアニール炉を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化法とを組み合わせた方法等により半導体膜704の結晶化を行ってもよい。その後、得られた結晶質半導体膜を所望の形状にエッチングして、半導体膜704a、半導体膜704bを形成し、これらを覆うようにゲート絶縁膜705を形成する(図7(B)参照)。
半導体膜704a、半導体膜704bの作製工程の一例を以下に簡単に説明する。まず、プラズマCVD法を用いて、非晶質半導体膜(例えば、非晶質珪素膜)を形成する。次に、結晶化を助長する金属元素であるニッケルを含む溶液を非晶質半導体膜上に保持させた後、非晶質半導体膜に脱水素化の処理(500℃、1時間)と、熱結晶化の処理(550℃、4時間)を行って結晶質半導体膜を形成する。その後、結晶化の程度に基づき、必要に応じて、レーザー発振器からレーザー光を照射し、フォトリソグラフィ法を用いることよって半導体膜704a、半導体膜704bを形成する。なお、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化を行わずに、レーザー光の照射だけで非晶質半導体膜の結晶化を行ってもよい。
また、半導体膜に対し、連続発振レーザー光又は10MHz以上の周波数で発振するレーザー光を照射しながら一方向に走査して結晶化させて得られた半導体膜704a、半導体膜704bを形成することができる。このような結晶化の場合、そのレーザー光の走査方向に結晶が成長する特性がある。その走査方向をチャネル長方向(チャネル形成領域が形成されたときにキャリアが流れる方向)に合わせてトランジスタを配置するとよい。
次に、半導体膜704a、半導体膜704bを覆うゲート絶縁膜705を形成する。ゲート絶縁膜705は、CVD法やスパッタ法等により、珪素の酸化物又は珪素の窒化物を含む膜を、単層構造又は積層構造で形成する。具体的には、酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜を、単層構造又は積層構造で形成する。
また、ゲート絶縁膜705は、半導体膜704a、半導体膜704bに対しプラズマ処理を行い、表面を酸化又は窒化することで形成しても良い。例えば、He、Ar、Kr、Xeなどの希ガスと、酸素、酸化窒素(NO)、アンモニア、窒素、水素などの混合ガスを導入したプラズマ処理で形成する。この場合のプラズマの励起は、マイクロ波を用いて行うと、低電子温度で高密度のプラズマを生成することができる。この高密度プラズマで生成された酸素ラジカル(OHラジカルを含む場合もある)や窒素ラジカル(NHラジカルを含む場合もある)によって、半導体膜の表面を酸化又は窒化することができる。
このような高密度プラズマを用いた処理により、1nm以上20nm以下程度、代表的には5nm以上10nm以下程度の絶縁膜が半導体膜に形成される。この場合の反応は、固相反応であるため、当該絶縁膜と半導体膜との界面準位密度をきわめて低くすることができる。このような、プラズマ処理は、半導体膜(結晶性シリコン、或いは多結晶シリコン)を直接酸化(又は窒化)するため、形成される絶縁膜の膜厚のばらつきをきわめて小さくすることができる。加えて、結晶性シリコンの結晶粒界でも酸化が進行するということがないため、非常に好ましい状態となる。すなわち、ここで示す高密度プラズマ処理で半導体膜の表面を固相酸化することにより、結晶粒界において異常に酸化反応をさせることなく、均一性が良く、界面準位密度が低い絶縁膜を形成することができる。
ゲート絶縁膜705は、プラズマ処理によって形成される絶縁膜のみを用いても良いし、それに加えてプラズマや熱反応を利用したCVD法で酸化シリコン、酸窒化シリコン、窒化シリコンなどの絶縁膜を堆積し、積層させても良い。いずれにしても、プラズマ処理により形成した絶縁膜をゲート絶縁膜の一部又は全部に含んで形成されるトランジスタは、特性のばらつきを小さくすることができ、好ましい。
また、半導体膜に対し、連続発振レーザー光又は10MHz以上の周波数で発振するレーザー光を照射しながら一方向に走査して結晶化させて得られた半導体膜704a、半導体膜704bを形成する場合は、上記プラズマ処理を行ったゲート絶縁膜を組み合わせることで、特性ばらつきが小さく、しかも電界効果移動度が高い薄膜トランジスタ(TFT)を得ることができる。
次に、ゲート絶縁膜705上に、導電膜を形成する。ここでは、100nm以上500nm以下程度の厚さの導電膜を単層で形成する。用いる材料としては、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニオブ(Nb)等から選択された元素を含む材料、これらの元素を主成分とする合金材料、又はこれらの元素を主成分とする化合物材料を用いることができる。リン等の不純物元素を添加した多結晶珪素に代表される半導体材料を用いても良い。導電膜を積層構造で形成する場合には、例えば、窒化タンタル膜とタングステン膜の積層構造、窒化タングステン膜とタングステン膜の積層構造、窒化モリブデン膜とモリブデン膜の積層構造を用いることができる。例えば、窒化タンタル30nmと、タングステン150nmとの積層構造を用いることができる。タングステンや窒化タンタルは、耐熱性が高いため、導電膜を形成した後に、熱活性化を目的とした加熱処理を行うことができる。また、導電膜を3層以上の積層構造としても良く、例えば、モリブデン膜とアルミニウム膜とモリブデン膜の積層構造を採用することができる。
次に、上記の導電膜上に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスクを形成し、ゲート電極とゲート配線を形成するためのエッチング処理を行って、半導体膜704a、半導体膜704bの上方にゲート電極707を形成する。
次に、フォトリソグラフィ法により、レジストからなるマスクを形成して、半導体膜704a、半導体膜704bに、イオンドープ法またはイオン注入法により、n型又はp型を付与する不純物元素を低濃度に添加する。本実施の形態においては、半導体膜704a、半導体膜704bに、n型を付与する不純物元素を低濃度に添加する。n型を付与する不純物元素は、15族に属する元素を用いれば良く、リン(P)、砒素(As)などを用いることができる。また、p型を付与する不純物元素としては、13族に属する元素を用いれば良く、硼素(B)などを用いることができる。
なお、本実施の形態においては簡単のため、n型TFTについてのみ示しているが、本発明はこれに限定して解釈されない。p型TFTのみを用いる構成としても良い。また、n型TFTとp型TFTを併せて形成しても良い。n型TFTとp型TFTを併せて形成する場合、後にp型TFTとなる半導体層を覆うマスクを形成してn型を付与する不純物元素を添加し、後にn型TFTとなる半導体層を覆うマスクを形成してp型を付与する不純物元素を添加することで、n型を付与する不純物元素とp型を付与する不純物元素を選択的に添加することができる。
次に、ゲート絶縁膜705とゲート電極707を覆うように、絶縁膜を形成する。これら絶縁膜は、プラズマCVD法やスパッタ法等により、珪素、珪素の酸化物又は珪素の窒化物の無機材料を含む膜や、有機樹脂などの有機材料を含む膜を、単層又は積層して形成する。絶縁膜を、垂直方向を主体とした異方性エッチングにより選択的にエッチングして、ゲート電極707の側面に接する絶縁膜708(サイドウォールともよばれる)を形成する。絶縁膜708は、後にLDD(Lightly Doped drain)領域を形成する際の不純物元素を添加するためのマスクとして用いる。
次に、フォトリソグラフィ法により形成したレジストからなるマスクと、ゲート電極707および絶縁膜708をマスクとして用いて、半導体膜704a、半導体膜704bにn型を付与する不純物元素を添加する。これにより、チャネル形成領域706a、第1の不純物領域706b、第2の不純物領域706cが形成される(図7(C)参照)。第1の不純物領域706bは薄膜トランジスタのソース領域又はドレイン領域として機能し、第2の不純物領域706cはLDD領域として機能する。第2の不純物領域706cが含む不純物元素の濃度は、第1の不純物領域706bが含む不純物元素の濃度よりも低い。
続いて、ゲート電極707、絶縁膜708等を覆うように、絶縁膜を単層構造又は積層構造で形成する。本実施の形態では、絶縁膜709、710、711を3層構造とする場合を例示する。これら絶縁膜はCVD法により形成することができ、絶縁膜709は酸化窒化珪素膜50nm、絶縁膜710は窒化酸化珪素膜200nm、絶縁膜711は酸化窒化珪素膜400nmとして形成することができる。これら絶縁膜の表面は、その膜厚にもよるが、下層に設けられた層の表面形状に沿って形成される。すなわち、絶縁膜709は膜厚が薄いため、その表面はゲート電極707の表面形状に大きく沿っている。膜厚が厚くなるにつれ表面形状は平坦に近づくため、3層構造のうち膜厚が最も厚い絶縁膜711の表面形状は平坦に近い。しかしながら、有機材料とは異なるため、平坦な表面形状とは異なっている。すなわち、表面形状を平坦にしたいのであれば、ポリイミド、ポリアミド、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ等の有機材料やシロキサン材料等を用いればよい。またこれら絶縁膜の作製方法は、CVD法以外に、スパッタ法、SOG法、液滴吐出法、スクリーン印刷法等を採用することができる。
そして、フォトリソグラフィ法を用いて絶縁膜709、710、711等をエッチングして、第1の不純物領域706bに達するコンタクトホールを形成した後、薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極として機能する導電膜731a、及び接続配線として機能する導電膜731bを形成する。導電膜731a、731bは、コンタクトホールを充填するように導電膜を形成し、当該導電膜を選択的にエッチングすることで形成することができる。なお、導電膜を形成する前に、コンタクトホールにおいて露出した半導体膜704a、半導体膜704bの表面にシリサイドを形成して、抵抗を低くしてもよい。導電膜731a、731bは、低抵抗材料を用いて形成すると信号遅延を生じることがなく、好ましい。低抵抗材料は耐熱性が低い場合も多くあるため、低抵抗材料の上下には耐熱性の高い材料を設けるとよい。例えば、低抵抗材料としてアルミニウムを300nm形成し、アルミニウムの上下にチタンを100nmずつ設ける構成がよい。また導電膜731bは、接続配線として機能しているが、導電膜731aと同じ積層構造で形成することで、接続配線の低抵抗化と耐熱性の向上を図ることができる。導電膜731a、731bは、その他の導電性材料、例えば、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、マンガン(Mn)、ネオジム(Nd)、炭素(C)、シリコン(Si)から選択された元素を含む材料、これらの元素を主成分とする合金材料、これらの元素を主成分とする化合物材料を用いて、単層構造又は積層構造で形成することができる。アルミニウムを主成分とする合金材料とは、例えば、アルミニウムを主成分としてニッケルを含む材料、又は、アルミニウムを主成分として、ニッケルと、炭素又は珪素の一方あるいは両方を含む合金材料に相当する。また導電膜731a、731bは、CVD法やスパッタリング法等により形成することができる。
以上により、薄膜トランジスタ730a、薄膜トランジスタ730bを含む素子層749が得られる(図8(A)参照)。
なお、絶縁膜709、710、711を形成する前、または絶縁膜709を形成した後、又は絶縁膜709、710を形成した後に、半導体膜704の結晶性の回復や半導体膜704に添加された不純物元素の活性化、半導体膜704の水素化を目的とした加熱処理を行うとよい。加熱処理には、熱アニール法、レーザーアニール法、RTA法などを適用するとよい。
次に、導電膜731a、731bを覆うように、絶縁膜712、713を形成する(図8(B)参照)。絶縁膜712には100nmの膜厚を有する窒化珪素膜を用い、絶縁膜713には1500nmの膜厚を有するポリイミドを用いる場合を例示する。絶縁膜713の表面形状は平坦性が高いと好ましい。そのため、ポリイミドである有機材料の特徴に加えて、厚膜化する構成、例えば750nm以上3000nm以下の膜厚(具体的には1500nm)によっても、絶縁膜713の平面形状の平坦性を高めている。当該絶縁膜712、713に対しては、開口部を形成する。本実施の形態では、導電膜731bが露出する開口部714を形成する場合を例示する。このような開口部714において(詳しくは点線で囲まれた領域715において)、絶縁膜712の端部は、絶縁膜713で覆われている。上層の絶縁膜713で下層の絶縁膜712の端部を覆うことで、その後開口部714に形成される配線の段切れを防止することができる。本実施の形態では、絶縁膜713が有機材料であるポリイミドを用いているため、開口部714において、絶縁膜713はなだらかなテーパを有することができ、効率的に段切れを防止することができる。このような段切れ防止効果を得ることのできる絶縁膜713の材料は、ポリイミド以外に、ポリアミド、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ等の有機材料やシロキサン材料等が挙げられる。また絶縁膜712には、窒化珪素膜の代わりに、酸化窒化珪素膜や窒化酸化珪素膜を用いてもよい。また絶縁膜712、713の作製方法は、CVD法、スパッタ法、SOG法、液滴吐出法またはスクリーン印刷法等を用いることができる。
次に、絶縁膜713上に導電膜717を形成し、当該導電膜717上に絶縁膜718を形成する(図8(C)参照)。導電膜717は、導電膜731a、731bと同じ材料で形成することができ、例えばチタン100nm、アルミニウム200nm、チタン100nmの積層構造を採用することができる。導電膜717は、開口部714で導電膜731bと接続するため、チタン同士が接触することでコンタクト抵抗を抑えることができる。また導電膜717は、薄膜トランジスタと、アンテナ(おって形成される)との間の信号に基づく電流が流れるため、配線抵抗が低い方が好ましい。そのため、アルミニウム等の低抵抗材料を用いるとよい。また導電膜717は、その他の導電性材料、例えば、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、マンガン(Mn)、ネオジム(Nd)、炭素(C)、シリコン(Si)から選択された元素を含む材料、これらの元素を主成分とする合金材料、これらの元素を主成分とする化合物材料を用いて、単層構造又は積層構造で形成することができる。アルミニウムを主成分とする合金材料とは、例えば、アルミニウムを主成分としてニッケルを含む材料、又は、アルミニウムを主成分として、ニッケルと、炭素又は珪素の一方あるいは両方を含む合金材料に相当する。また導電膜717は、CVD法やスパッタリング法等により形成することができる。絶縁膜718は、その表面形状に平坦性を要求されるため、有機材料で形成するとよく、2000nmのポリイミドを用いる場合を例示する。絶縁膜718は、1500nmの膜厚で形成された絶縁膜713の開口部714、及び開口部714に形成された導電膜717の表面の凹凸を平坦にする必要があり、絶縁膜713の膜厚よりも厚い2000nmの膜厚で形成されている。そのため、絶縁膜718は絶縁膜713の1.1倍〜2倍以上、好ましくは1.2〜1.5倍の膜厚を有するとよく、絶縁膜713が750nm以上3000nm以下の膜厚を有するのであれば、900nm以上4500nm以下の膜厚とすると好ましい。絶縁膜718には、膜厚を考慮しつつ、さらに平坦性の高い材料を用いるとよい。平坦性の高い材料として絶縁膜718に用いられる材料は、ポリイミド以外に、ポリアミド、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ等の有機材料やシロキサン材料等が挙げられる。絶縁膜718上にアンテナを形成する場合、このように絶縁膜718の表面形状の平坦性を考慮する必要がある。
また図12に半導体装置の周辺部を示すが、絶縁膜718は、回路部におけるアンテナの外側(具体的には領域740)で、絶縁膜713の端部を覆うと好ましい。絶縁膜713の覆う際、絶縁膜718は、絶縁膜713の膜厚と、絶縁膜718の膜厚との合計より、2倍以上の外側(距離d)から覆うとよい。本実施の形態では、絶縁膜713は1500nm、絶縁膜718は2000nmで形成したため、絶縁膜713の端から距離d=7000nmの外側から、絶縁膜718は絶縁膜713の端部を覆う。このような構成によって、プロセスのマージンを確保することができ、また水分や酸素の侵入を防止することもできる。
次に、絶縁膜718上にアンテナ720を形成する(図9(A)参照)。そして、アンテナ720と導電膜717とを開口部を介して接続させる。開口部はアンテナ720の下方に設け、集積化を図る。なおアンテナ720は、導電膜731aに直接接続させてもよいが、本実施の形態のように導電膜717を設けることにより、アンテナ720との接続のための開口部の形成にマージンを持たせることができ、高集積化を図ることができ好ましい。そのため、導電膜717の上にさらなる導電膜を設けて、アンテナ720を接続してもよい。すなわちアンテナ720は、薄膜トランジスタを構成する導電膜731aと電気的に接続されればよく、複数の導電膜を介した接続構造によって高集積化を図ることができる。このような導電膜717をはじめとする複数の導電膜は、膜厚が厚くなると半導体装置にも厚みが出てしまうため、薄い方が好ましい。そのため、導電膜731aと比較すると、導電膜717等はその膜厚を薄くすることが好ましい。
アンテナ720は、第1の導電膜721、第2の導電膜722の積層構造を採用することができ、本実施の形態ではチタン100nm、アルミニウム5000nmの積層構造の場合を例示する。チタンは、アンテナの耐湿性を高めることができ、絶縁膜718とアンテナ720との密着性を高めることもできる。さらにチタンは、導電膜717との接触抵抗を低くすることができる。これは導電膜717の最上層には、チタンが形成されているため、アンテナのチタンと同一材料同士が接触していることによる。このようなチタンはドライエッチングを用いて形成されるため、端部が切り立った状態となることが多い。アルミニウムは低抵抗材料であるため、アンテナに好適である。アルミニウムを厚膜化していることにより、抵抗をより低くすることができる。アンテナの抵抗が低くなることで、通信距離を伸ばすことができ、好ましい。このようなアルミニウムはウェットエッチングを用いて形成されるため、端部における側面にテーパが付くことが多い。本実施の形態におけるテーパは、アルミニウム側に凸部が形成された、つまり内側に凹んだ形で形成されている。また、アルミニウムをウェットエッチングする際、チタンの端部より、アルミニウムの端部が内側となる(領域742)。例えば、アルミニウムの端部は、アルミニウムの膜厚の1/6〜1/2程度の範囲で内側(距離L分内側)に設けるとよく、本実施の形態ではチタン端部から距離L=0.8μm以上2μm以下の範囲で内側となるようにするとよい。チタン端部がアルミニウム端部より突出していることで、その後に形成される絶縁膜の段切れを防止することができ、アンテナの耐性を高めることができる。
アンテナはチタンやアルミニウム以外に、銀、銅、金、白金、ニッケル、パラジウム、タンタル、モリブデン等の金属元素を含む材料、当該金属元素を含む合金材料、当該金属元素を含む化合物材料を導電性材料として用いることができ、CVD法、スパッタ法、スクリーン印刷やグラビア印刷等の印刷法、液滴吐出法、ディスペンサ法、メッキ法等を用いて形成することができる。また本実施の形態では、積層構造を例示したが、上述したいずれの材料の単層構造で形成してもよい。
アンテナ720を覆って、絶縁膜723を形成する。本実施の形態では、絶縁膜723を200nmの窒化珪素膜で形成する。絶縁膜723により、アンテナの耐湿性をより高めることができ、好ましい。絶縁膜723はチタン端部がアルミニウム端部より突出しているため、段切れすることなく形成できる。このような絶縁膜723は窒化珪素膜以外に、酸化窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜、その他の無機材料から形成することができる。
また図12に示すが、絶縁膜723と、絶縁膜712とは、絶縁膜718の外側、つまり回路部におけるアンテナの外側(具体的には領域741)で接していると好ましい。本実施の形態では、絶縁膜712、723はともに窒化珪素膜で形成するため、同一材料同士が密着する構成となり、密着性が高く、水分や酸素の侵入を防止することができる。また窒化珪素膜は、酸化珪素膜と比較して緻密性が高いため、水分や酸素の侵入防止を効果的に防止することができる。絶縁膜712、723が密着している領域は周辺領域であり、アンテナや薄膜トランジスタが設けられていないため、膜厚は3μm以上4μm以下と、非常に薄くなる。周辺領域は、回路部を囲むように形成されている。このような周辺領域の構成を採用していない半導体装置と比較して、半導体装置の端部からの剥離といった、経時的な形状や特性の変化に伴う欠陥を少なくすることができる。
次に、絶縁膜723を覆うように第1の絶縁体751を形成する(図9(B)参照)。本実施の形態では、第1の絶縁体751として、繊維体727に有機樹脂728が含浸された構造体726を用い、更に好ましい形態として構造体726の表面に第1の衝撃緩和層750を設ける場合を例示する。本実施の形態では、第1の衝撃緩和層750にはアラミド樹脂を用いる。
繊維体727に有機樹脂728が含浸された構造体726は、プリプレグとも呼ばれる。プリプレグは、具体的には繊維体にマトリックス樹脂を有機溶剤で希釈したワニスを含浸させた後、有機溶剤を揮発させてマトリックス樹脂を半硬化させたものである。プリプレグは弾性率13GPa以上15GPa以下、破断係数140MPaである。これを薄膜化して用いることで、薄型で湾曲することが可能な半導体装置を作製することができる。プリプレグの繊維体の代表例としては、ポリビニルアルコール系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリエチレン系繊維、アラミド系繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維、ガラス繊維、または炭素繊維等がある。マトリックス樹脂を構成する代表例としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂又はフッ素樹脂等がある。プリプレグの詳細については、後の実施の形態において詳述する。
このような構造体726以外に、第1の絶縁体751として、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂又はシアネート樹脂などの熱硬化性樹脂を有する層を用いることができる。また、第1の絶縁体751として、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂又はフッ素樹脂などの熱可塑性樹脂を用いてもよい。また衝撃緩和層750は高強度材料で形成されていればよく、アラミド樹脂以外に、ポリビニルアルコール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール樹脂、ガラス樹脂等がある。
第1の絶縁体751の厚さは、5μm以上100μm以下、さらには10μm以上50μmが好ましく、本実施の形態では32μmとする。本実施の形態では、第1の絶縁体751のうち、構造体726の膜厚を20μmとし、第1の衝撃緩和層750の膜厚を12μmとする。このような構成によっても、薄型で湾曲することが可能な半導体装置を作製することができる。
第1の衝撃緩和層750を形成後、第1の衝撃緩和層750の表面に第1の導電層729を形成する。第1の導電層729は、酸化珪素とインジウム錫酸化物の化合物100nmを用いる場合を例示する。このような第1の導電層729は、構造体726や第1の衝撃緩和層750より抵抗が低い構造であればよい。そのため、第1の導電層729の状態は、膜状に設けられたり、小さな間隔をあけた島状の固まりで設けられたりしてもよい。また抵抗が低い構造であればよいため、用いる材料の比抵抗等を考慮して、膜厚は50nm以上200nm以下とすることができる。厚膜化することで、抵抗を低くでき好ましい。第1の導電層729は酸化珪素とインジウム錫酸化物の化合物以外に、チタン、モリブデン、タングステン、アルミニウム、銅、銀、金、ニッケル、錫、白金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、タンタル、カドミウム、亜鉛、鉄、シリコン、ゲルマニウム、ジルコニウム、バリウムなどから選ばれた元素を含む材料、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料などを用いて形成することができる。第1の導電層729の作製方法は、スパッタリング法やプラズマCVD法、塗布法、印刷法などを用いることができ、電解メッキ法や無電解メッキ法などのメッキ法を用いても良い。なお、第1の導電層729の表面には絶縁膜を設けても良い。これにより、第1の導電層729を保護することが可能である。
次に、薄膜トランジスタ730a、薄膜トランジスタ730bを含む素子層、及びアンテナ720として機能する導電膜などが一体となった層として、基板701から剥離する(図10参照)。このとき、剥離層702と基板701との界面、剥離層702と絶縁膜703との界面、又は剥離層702の内部のいずれかから分離し、剥離される。剥離層702が上記一体となった層側に残存してしまった場合、不要であれば、エッチング等で除去してもよい。その結果、おって形成される層との密着性を高めることができる。
なお、剥離する際に、水やオゾン水等の水溶液を用いて剥離する面を濡らしながら行うことによって、薄膜トランジスタ730a、薄膜トランジスタ730bなどの素子が静電気等によって破壊されることを防止できる。水溶液中のイオンにより、剥離層702の不対電子が終端されることによって、電荷が中和されることによる。
また、剥離後の基板701を再利用することによって、低コスト化を実現することができる。
次に、剥離により露出した面を覆うように、第2の絶縁体753を形成する(図11参照)。第2の絶縁体753は、第1の絶縁体751と同様にして形成することができる。本実施の形態では、第2の絶縁体753として、繊維体733に有機樹脂734が含浸された、いわゆるプリプレグを用いた構造体732を設け、更に構造体732の表面に第2の衝撃緩和層752を設ける場合を示す。第2の衝撃緩和層752にはアラミド樹脂を用いる。もちろん、第1及び第2の構造体のみで貼り合わせることもでき、そのときの半導体装置の膜厚は40μm〜70μm、好ましくは40μm〜50μmとなる。第1及び第2の衝撃緩和層を設けた際の半導体装置の膜厚は70μm〜90μm、好ましくは70μm〜80μmとなる。
次に、第2の絶縁体753の表面に第2の導電層735を形成する。第2の導電層735は、第1の導電層729と同様にして形成することができる。また、第2の導電層735の表面には絶縁膜を設けても良い。これにより、第2の導電層735を保護することが可能である。以上の工程で、素子層やアンテナが第1の絶縁体751と第2の絶縁体753で封止され、第1の絶縁体751の表面に第1の導電層729を有し、第2の絶縁体753の表面に第2の導電層735を有する積層体が得られる。
その後、分断手段を用いて、上記の積層体を個々の半導体装置に分断する。分断手段としては、分断の際に第1の絶縁体751及び第2の絶縁体753が溶融される手段を用いることが好ましい(第1の導電層729及び第2の導電層735が溶融される手段であるとより好ましい)。本実施の形態では、レーザー光の照射による分断を適用する。
上記分断に用いるレーザー光の波長や強度、ピームサイズなどの条件については特に限定されない。少なくとも、半導体装置を分断できる条件であればよい。レーザー光の発振器としては、例えば、Arレーザー、Krレーザー、COレーザー、YAGレーザー、YVOレーザー、YLFレーザー、YAlOレーザー、GdVOレーザー、Yレーザー、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、Ti:サファイアレーザー、ヘリウムカドミウムレーザー等の連続発振レーザー、Arレーザー、Krレーザー、エキシマ(ArF、KrF、XeCl)レーザー、COレーザー、YAGレーザー、YVOレーザー、YLFレーザー、YAlOレーザー、GdVOレーザー、Yレーザー、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、Ti:サファイアレーザー、銅蒸気レーザー、金蒸気レーザー等のパルス発振レーザーを用いることができる。
本実施の形態に示すように、レーザー光の照射を用いて個々の半導体装置に分断することで、第1の導電層729と第2の導電層735との間の抵抗値が低下し、第1の導電層729と第2の導電層735とが導通することになる。このため、半導体装置の分断の工程と、第1の導電層729と第2の導電層735とを導通させる工程を、一度に行うことができる。
第1の導電層729と第2の導電層735との間の抵抗値は、第1の絶縁体751、第2の絶縁体753よりも抵抗が低くあればよく、例えば、1GΩ以下であれば良く、好ましくは5MΩ以上500MΩ以下程度、より好ましくは、10MΩ以上200MΩ以下程度である。よって、このような条件になるように、レーザー光の照射処理などによる分断を行えばよい。
このようにして絶縁基板を用いて形成された半導体装置を完成することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、半導体装置の分断工程の一形態を説明する。なお分断工程は半導体装置間、つまり周辺部が示された図13、図14を用いて説明する。
まず、上記実施の形態で示したように、第1の絶縁体751、第1の導電層729まで形成する。その後、図13に示すように、除去手段を用いて、周辺領域101内に対して選択的に、つまり周辺領域101の一部に貼り合わせ領域102a、102bを形成する。周辺領域101を選択的に除去する際、深さ方向においては、構造体726が露出するように剥離層や絶縁膜等を除去する。そして、半導体装置を上方からみたとき、貼り合わせ領域102a、102bはともに回路部100を囲うようにする。
このような除去手段としては、レーザー光を用いることができる。すなわち、レーザーアブレーションの原理を使用できる。除去手段に用いるレーザー光の波長や強度、ピームサイズなどの条件については特に限定されない。少なくとも、剥離層、絶縁膜等を除去できる条件であればよい。レーザー光の発振器としては、例えば、Arレーザー、Krレーザー、COレーザー、YAGレーザー、YVOレーザー、YLFレーザー、YAlOレーザー、GdVOレーザー、Yレーザー、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、Ti:サファイアレーザー、ヘリウムカドミウムレーザー等の連続発振レーザー、Arレーザー、Krレーザー、エキシマ(ArF、KrF、XeCl)レーザー、COレーザー、YAGレーザー、YVOレーザー、YLFレーザー、YAlOレーザー、GdVOレーザー、Yレーザー、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、Ti:サファイアレーザー、銅蒸気レーザー、金蒸気レーザー等のパルス発振レーザーを用いることができる。
半導体装置を個々に分断後は、貼り合わせ領域102a、102bは、隣接する半導体装置がそれぞれ有する領域となる。同様に周辺領域101も、半導体装置を個々に分断後は隣接する半導体装置がそれぞれ有する周辺領域101a、101bとなる(図14参照)。
その後、図14に示すように、第2の絶縁体753、第2の導電層735を形成する。貼り合わせ領域102a、102bでは、構造体726、730が直接合わされている。具体的には構造体726、730のうち、互いの有機樹脂728、732が接触して密着している。このような同一材料が密着することで、貼り合わせ強度を高めることができて、好ましい。
貼り合わせが完了した状態で、個々の半導体装置に分断する。分断手段としては、上記実施の形態を参照することができる。
このようにして絶縁基板を用いて形成され、貼り合わせ強度がより高く、信頼性も向上された半導体装置を完成することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、上記実施の形態1および2で説明した本発明の半導体装置の使用形態の一例について説明する。
図15に示すように、半導体装置の用途は広範囲にわたるが、例えば、紙幣、硬貨、有価証券類、無記名債券類、証書類(運転免許証や住民票等、図15(A)参照)、包装用容器類(包装紙やボトル等、図15(C)参照)、記録媒体(DVDソフトやビデオテープ等、図15(B)参照)、乗り物類(自転車等、図15(D)参照)、身の回り品(鞄や眼鏡等)、食品類、植物類、動物類、人体、衣類、生活用品類、または電子機器(液晶表示装置、EL表示装置、テレビジョン装置、または携帯電話)等の物品、若しくは各物品に取り付ける荷札(図15(E)、図15(F)参照)等に設けて使用することができる。
半導体装置1700は、プリント基板に実装、表面に貼る、または埋め込むことにより、物品に固定される。例えば、本であれば紙に埋め込む、または有機樹脂からなるパッケージであれば当該有機樹脂に埋め込み、各物品に固定される。半導体装置1700は、小型、薄型、軽量を実現するため、物品に固定した後もその物品自体のデザイン性を損なうことがない。また、紙幣、硬貨、有価証券類、無記名債券類、または証書類等に半導体装置1700を設けることにより、認証機能を設けることができ、この認証機能を活用すれば、偽造を防止することができる。また、包装用容器類、記録媒体、身の回り品、食品類、衣類、生活用品類、または電子機器等に半導体装置1700を取り付けることにより、検品システム等のシステムの効率化を図ることができる。また、乗り物類であっても、半導体装置1700を取り付けることにより、盗難などに対するセキュリティ性を高めることができる。
以上のように、本発明の一実施形態の半導体装置を本実施の形態に挙げた各用途に用いることにより、情報のやりとりに用いられるデータを正確の値のまま維持することができるため、物品の認証性、またはセキュリティ性の信頼性を高めることができる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
本発明は以上の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以上に示す記載内容に限定して解釈されるものではないとする。
実施の形態1の一態様について説明する図。 PIEについて説明する図。 PIEについて説明する図。 実施の形態1の一態様について説明する図。 実施の形態1の一態様について説明する図。 実施の形態1の一態様について説明する図。 実施の形態2の一態様について説明する図。 実施の形態2の一態様について説明する図。 実施の形態2の一態様について説明する図。 実施の形態2の一態様について説明する図。 実施の形態2の一態様について説明する図。 実施の形態2の一態様について説明する図。 実施の形態3の一態様について説明する図。 実施の形態3の一態様について説明する図。 実施の形態4の一態様について説明する図。
符号の説明
100 回路部
101 周辺領域
101a 周辺領域
102a 領域
200 信号
201 信号
300 アンテナ
301 整流回路
302 復調回路
303 発振回路
304 同期回路
305 復号回路
306 レジスタ
307 定電圧回路
400 交流信号
402 符号化信号
403 クロック信号
404 符号化信号
405 受信情報信号
500 信号
701 基板
702 剥離層
703 絶縁膜
704 半導体膜
704a 半導体膜
704b 半導体膜
705 ゲート絶縁膜
706a チャネル形成領域
706b 不純物領域
706c 不純物領域
707 ゲート電極
708 絶縁膜
709 絶縁膜
710 絶縁膜
711 絶縁膜
712 絶縁膜
713 絶縁膜
714 開口部
715 領域
717 導電膜
718 絶縁膜
720 アンテナ
721 導電膜
722 導電膜
723 絶縁膜
726 構造体
727 繊維体
728 有機樹脂
729 導電層
730a 薄膜トランジスタ
730b 薄膜トランジスタ
731a 導電膜
731b 導電膜
732 構造体
733 繊維体
734 有機樹脂
735 導電層
740 領域
741 領域
742 領域
749 素子層
750 衝撃緩和層
751 絶縁体
752 衝撃緩和層
753 絶縁体

Claims (4)

  1. 第1乃至第6の回路を有し、
    前記第1の回路は、第1の信号に応じて電圧を生成する機能を有し、
    前記第2の回路は、前記第1の信号を復調して第2の信号を出力する機能を有し、
    前記第3の回路は、前記電圧に応じて第3の信号を生成する機能を有し、
    前記第4の回路は、前記第2の信号を前記第3の信号に同期させて第4の信号を出力する機能を有し、
    前記第5の回路は、前記第4の信号を復号して第5の信号を出力する機能を有し、
    前記第6の回路は、前記第4の信号をクロックとして前記第5の信号を記憶する機能を有し、
    前記第1の信号は、交流信号であり、
    前記電圧は、直流電圧であり、
    前記2の信号は、符号化信号であり、
    前記第3の信号は、前記第1の信号の周波数よりも遅く、且つ前記第2の信号を復号することができる周波数を有する一定のクロック信号であることを特徴とする半導体装置。
  2. 第1乃至第6の回路を有し、
    前記第1の回路は、第1の信号に応じて電圧を生成する機能を有し、
    前記第2の回路は、前記第1の信号を復調して第2の信号を出力する機能を有し、
    前記第3の回路は、前記電圧に応じて第3の信号を生成する機能を有し、
    前記第4の回路は、前記第2の信号を前記第3の信号に同期させて第4の信号を出力する機能を有し、
    前記第5の回路は、前記第4の信号を復号して第5の信号を出力する機能を有し、
    前記第6の回路は、前記第4の信号を遅延させた信号をクロックとして前記第5の信号を記憶する機能を有し、
    前記第1の信号は、交流信号であり、
    前記電圧は、直流電圧であり、
    前記2の信号は、符号化信号であり、
    前記第3の信号は、前記第1の信号の周波数よりも遅く、且つ前記第2の信号を復号することができる周波数を有する一定のクロック信号であることを特徴とする半導体装置。
  3. 受信した搬送波を交流信号に変換するアンテナと、
    前記交流信号を直流電圧に整流する整流回路と、
    前記交流信号を符号化信号に復調する復調回路と、
    前記直流電圧の供給により前記第1の信号の周波数よりも遅く且つ前記第2の信号を復号することができる一定の周波数のクロック信号を生成する発振回路と、
    前記符号化信号を前記クロック信号と同期させ同期済み符号化信号を生成する同期回路と、
    前記同期済み符号化信号を復号信号に復号する復号回路と、
    前記同期済み符号化信号をクロックとして、前記復号信号を記憶するレジスタと、を有することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3において、
    前記レジスタは、前記同期済み符号化信号を遅延させた信号をクロックとして、前記復号信号を記憶することを特徴とする半導体装置。
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