JP5348412B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関から排出される排ガスの浄化を行なう内燃機関の排気浄化装置に関する。
ディーゼルエンジン(内燃機関)を搭載したトラック(車両)には、ディーゼルエンジンから排出された排ガスの浄化を行なう排気浄化装置が搭載されている。こうした排気浄化装置には、排出された排ガス中に還元剤を添加して浄化する添加式の構造がある。
こうした還元剤添加式の排気浄化装置の多くは、エンジンの排気管につながるストレート状のマフラ容器内に、パティキュレートトマター(以下、PMという)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFという)とNOxを選択還元する選択還元型NOx触媒(SCR触媒)とを設け、SCR触媒の上流側から噴射装置(還元剤添加装置)で、排ガス中に、還元剤として尿素水溶液を噴射して、SCR触媒で排気ガス中のNOxを還元させる構造が用いられる。
通常、排気浄化装置は、トラックの車体を構成するシャシフレームの近傍、具体的にはシャシフレームの車両前後方向に延びるメインフレームの下方かつ車両のホイールベース内の空スペースに搭載することが行われる。
ところで、排気浄化装置は排ガスの浄化率の向上が求められる傾向にある。そのため、近時では、必須となるDPFやSCR触媒の他に、前段触媒、後段触媒など浄化性能を高める浄化部材もマフラ容器内に収める傾向が多くなっている。
ところで、DPF、SCR触媒、他の浄化部材は、排ガスの流通方向に順に並んで配置される。そのため、ストレート状のマフラ容器内に、こうしたDPF、SCR触媒と一緒に、他の浄化部材に収めると、かなり全長の長い排気浄化装置となり、ホイールベースの短い車両などでは、排気浄化装置の搭載に求められるスペースが確保できず、排気浄化装置が架装できなくなることがある。
そこで、排気浄化装置には、特許文献1にも開示されているように本体を、例えばDPFが収まる上流側部分とSCR触媒が収まる下流側部分とに2分割し、これらを中間パイプで連結する分割形を採用して、車両に搭載しやすくすることが行われている。この分割式の排気浄化装置だと、例えばホイールベース内の空スペースとなるシャシフレーム下方に上流側部分を搭載し、車両のリヤオーバハングの空スペースとなるシャシフレーム下方に下流側部分を搭載するなどして、車両各部に主要部を分散させる架装が行なわれる。
特開2008−127997号公報
ところが、分割式の排気浄化装置の場合、車両に搭載する場所が複数個所に渡るうえ、中間パイプの配管の仕方が、車両に応じて異なる傾向にあるので、排気浄化装置の架装は面倒になる。架装のしやすさから見ると、分散でなく、一定となる車両の特定の場所(1箇所)に排気浄化装置全体がコンパクトに搭載可能であることが望しく、排気浄化装置はこうした点の改善が求められている。
そこで、本発明の目的は、浄化機能の向上により大形化しても、容易に車両の特定場所に装置全体を搭載可能としたコンパクトな内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、車両のシャシフレームを構成する車幅方向両側に配置されたメインフレーム部材のうちの片側の車両前後方向に延びるメインフレーム部材の下部に当該メインフレーム部材に沿って配置される第1の筒形部分と第1の筒形部分の端部から連続して連なりメインフレーム部材から車幅方向外側へ張り出る第2の筒形部分とからL形に構成され、内燃機関から排出された排ガスを第2の筒形部分の端側から第1の筒形部分の端側へ流通させる筒形のマフラ容器と、上流側に配置される第2の筒形部分内に収められたパティキュレートフィルタと、下流側に配置される第1の筒形部分内に収められた選択型NOx触媒と、第1の筒形部分と第2の筒形部分とが連なる角部に設けられ、排ガス中に選択型NOx触媒の作動に要する還元剤を添加する還元剤添加装置とを具備した構成を採用した。
同構成によると、排気浄化装置の全体は、車両のシャシフレームの前後方向やシャシフレームの車幅方向外側の一部を占めるだけのコンパクトな一体的構造ですむ。しかも、同排気浄化装置は、一部が車幅方向外側に張り出ながら、メインフレーム部材の下部に架装されるから、シャシフレームの前後方向に配置される第1の筒形部分は、車幅方向外側に張り出る第2の筒形部分の分、全長が抑えられ、十分に他の触媒を十分に受け入れることが可能となる。また車幅方向に張り出た第2の筒形部分も、シャシフレームから車両の車幅方向端までの寸法内に十分に許容されるから、十分に他の触媒を受け入れることが可能となる。このため、排気浄化装置は、たとえ浄化機能の向上により大形化(全長の延び)しても、コンパクトなまま、車両の特定の場所(1箇所)に架装される。
請求項2の発明は、さらに排気浄化装置の組み立てが行いやすいよう、マフラ容器は、第1の筒形部分と第2の筒形部分とが連なる角部から分割可能な構造とした。
請求項3の発明は、さらに限られた大きさの角部で添加剤と排ガスとの混合が良好に行えるよう、第1の筒形部分と第2の筒形部分とが連なる角部は、上流側の筒形部分からの排ガスを、一旦、収束させて、下流側の筒形部材へ導く収束用の筒形部材を有し、還元剤添加装置は、排ガスが流入する筒形部材の基端から当該筒形部材内の収束した排気ガス流へ還元剤を噴霧するものとした。
請求項1の発明によれば、排気浄化装置は、車両の片側のメインフレーム部材下方の前後方向や同メインフレーム部材の車幅方向外側の一部を占めるだけのコンパクトな一体的構造ですむので、他の架装物の配置への影響を抑制することができる。
それ故、排気浄化装置は、たとえ浄化機能の向上により大形化(全長の延び)しても、コンパクトな構造のまま、車両のホイールベース内といった車両の特定の場所(1箇所)に搭載することが可能となり、架装作業の向上が図れるなど多くの効果を奏する。
しかも、どのような車両でも同様の作業で排気浄化装置の架装を行うことができる。
請求項2の発明によれば、さらに排気浄化装置は組み立てやすくなる。
請求項3の発明によれば、さらに排気浄化装置は、限られたスペースの角部で添加剤と排ガスとを良好に混合させることができ、曲がった特異な構造でも十分に添加剤を排ガスに混合させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る排気浄化装置を、同装置を搭載した車両と共に示す平面図。 同排気浄化装置の全体を示す斜視図。 図2中のA−A線に沿う平断面図。 本発明の第2の実施形態の要部となる還元剤と排ガスを混合させる構造を示す断面図。
以下、本発明を図1ないし図3に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
図1は、車両、例えばトラックの概略的な平断面を示していて、図1中1は、車体を構成する車両前後方向に沿って延びるラダー式のシャシフレームを示す。このシャシフレーム1は、車幅方向両側に一対(2本)のメインフレーム2(本願のメインフレーム部材に相当)を有する。3は、同メインフレーム2の前部側に設けた前輪、4は同じくキャビン、5は同じくディーゼルエンジン(本願の内燃機関に相当)、6は同ディーゼルエンジン5の出力部に連結されたトランスミッション、7はメインフレーム2の後部側に設けた後輪、8はメインフレーム2の上部に搭載される荷台をそれぞれ示している。そして、トランスミッション6の出力部が、プロペラシャフト9、リヤデファレンシャル10を介して後輪7につながっている。
シャシフレーム1には、各種付帯機器が設けられている。具体的には、シャシフレーム1の片側のメインフレーム2の中央には燃料タンク11が設けてある。また反対側のメインフレーム2の前部にはバッテリ12が設けてある。さらに同メインフレーム2の近傍の空いた個所となる、例えば同メインフレーム2の中央部には排気浄化装置、例えば尿素添加式の排気浄化装置15が設けられている。図2はこの排気浄化装置15の全体の外観を示し、図3は同排気浄化装置15の詳細を示している(図2中のA−A線)。
図1〜図3を参照して同排気浄化装置15を説明すると、16はマフラケーシング(本願のマフラ容器に相当)である。マフラケーシング16は、例えば両端部が端壁17で塞がれる軸心方向に沿って細長く延びた円筒形のケーシング部材で構成される。このケーシング部材は、中央部から曲がり、一方側が他方側より長くなったL形形状をなしている。このマフラケーシング16のうちの長さ寸法の長い側は、ここではシャシフレーム1の前後方向に沿って配置されるケーシング部分18(本願の第1の筒形部分に相当)にし、長さ寸法の短い側は、ここではシャシフレーム1の車幅方向外側に配置されるケーシング部分19(本願の第2の筒形部分に相当)に定めている。そして、例えばケーシング部分19が排気浄化装置15の上流側に配置される部位、ケーシング部分18が排気浄化装置15の下流側に配置される部位と定めている。
すなわち、図2および図3に示されるようにケーシング部分18,19のうち、両ケーシング部18,19が連なる角部20を除く、ストレートなケーシング部分19内には、排ガス中のパティキュレートマター(以下、PMという)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ21(以下、DPF21という)が、同DPF21を連続再生する前段酸化触媒22(前段触媒)と共に収容され、DPF21を主体とした上流側マフラ25を形成している。なお、上流側マフラ25の端部には排ガスが流入する入口部25aが形成してある。同じく角部20を除く、ストレートなケーシング部分18には、選択還元型NOx触媒であるアンモニア選択還元型NOx触媒23(以下、SCR触媒23という)が、同SCR触媒23から流出したアンモニアを抑える後段酸化触媒24(後段触媒)と共に収めて構成され、SCR触媒23を主体とした下流側マフラ26を形成している。なお、下流側マフラ26の端部には排ガスが流出する出口部26aが形成してある。つまり、本実施形態は、浄化率を高めるために、単に1個ずつDPF21とSCR触媒23とを組み合わせた構造でなく、上流側マフラ25は前段酸化触媒22を組み合わせた構造が用いられ、下流側マフラ26は2つのSCR触媒23と後段酸化触媒24を組み合わせた構造が用いてある。
図2および図3に示されるようにマフラケーシング16の角部20(SCR触媒23の上流側)には、還元剤添加装置として例えば尿素インジェクタ30が設けられている。尿素インジェクタ30は、例えば尿素タンクや尿素供給ポンプで構成される尿素供給部(図示しない)に接続されている、先端の噴霧部30aは、角部20内に臨み、噴霧部30aからSCR触媒23へ向け、尿素水溶液がコーン状の噴霧形状で噴霧され、同尿素水溶液が角部20内を流れる排ガスと混合できるようにしてある。特に尿素水溶液は、排ガスと良好に混合することが求められる。そのため、角部20内には、限られた角部20の内部で尿素水溶液を排ガスと効果的に混合させる工夫が施してある。同工夫には、DPF21から流出した排ガスを、一旦、所定に収束させ、この収束した排ガス流に沿って尿素水溶液を噴霧する構造が用いられている。
ここで、排ガスを収束する構造には、例えば図2および図3に示されるように角部20のうちSCR触媒23側の開口部と、SCR触媒23の入口端の前方に有る拡張室33との間を隔壁35で仕切り、仕切られたDPF21側の空間内に排ガスを収束させる収束パイプ36(本願の収束用の筒形部材に相当)を設ける構造が用いられる。具体的には、例えば収束パイプ36には、周壁に軸心方向に延びる多数のスリット37が形成されたパイプ部材を用いる。このパイプ部材は、下流側マフラ26(SCR触媒23)の軸心と同方向に沿って配置され、一端部が隔壁35に形成された排ガス流出口38と接続される。また他端部は、角部20の壁面、具体的には排ガス流出口38と反対側の壁部20aに取着され、同端を塞ぎ、DPF21からの排ガスが多数のスリット37からパイプ部材内へ流入される構造としている。これで、DPF21を通過した排ガスは、収束パイプ36を通過する間、すなわちスリット37から排ガス流出口38(パイプ部材端)から流出する間に、パイプ部材内の通路にならい収束される。
尿素水溶液の噴霧には、図2および図3に示されるように例えば角部20の壁部20aの外面に尿素インジェクタ30の本体部30bを設置し、先端の噴霧部30aを同壁部20aから収束パイプ36の他端部内へ臨ませる構造が用いられている。特に噴霧部30aは、収束パイプ36の内部へ尿素水溶液がコーン状の噴霧形状で噴き込まれるよう位置決めてある。つまり、収束パイプ36は、噴霧された尿素水溶液全体を取り囲むように配設される。これにより、尿素水溶液は、収束された排ガス流の断面方向からくまなく噴霧され、さらに排ガスは、噴霧された尿素水溶液の周囲を取り囲みながら流れ、収束パイプ36を通過する間の短い距離でも、尿素水溶液と排ガスとが効果的に混じり合うようにしている。
またL形の排気浄化装置15は組み立てやすいよう、マフラケーシング16は、図2および図3に示されるように角部20から分割可能な構造にしてある。具体的には、ケーシング部分19は、DPF21の入口側の部分と角部20の入口側の部分との間から分かれ、分かれた部分を、継手部材、例えばフランジ継手40で着脱可能に連結してある。またDPF21のメンテナンスが容易に行えるよう、DPF21を挟んだフランジ継手40とは反対側のDPF21の出口側のケーシング部分19も、同様にフランジ継手41を用いた着脱構造を用いて分割させてある。
この排気浄化装置15の下流側マフラ26が、シャシフレーム1の前後方向に沿って配置、具体的にはメインフレーム2の直下でフレーム沿いに配置され、上流側マフラ25が、同メインフレーム2から車幅方向外側へ張り出るように配置させてある。この排気浄化装置15は、固定具(図示しない)でメインフレーム2やシャシフレーム1の各部に固定される。さらに入口部25aは、ディーゼルエンジン5から延びる排気管5aに接続され、出口部26aは、大気開放に向かう排気管5bに接続される。これにより、L形の排気浄化装置15は、特定の場所となる、トラックのホイールベース(前輪3と後輪7との間)内の空いている場所にコンパクトに架装される。
これで、ディーゼルエンジン5から排出された排ガスの浄化が行われる。すなわち、ディーゼルエンジン1から排出された排ガス中のPMは、連続再生されながら(前段酸化触媒22による)、DPF21にて捕集される。ついで、DPF21から流出した排ガスは、角部20を通る際、スリット37から収束パイプ36内に導かれ、排ガス流出口38へ至るまでの間で収束される。
一方、尿素インジェクタ30の噴霧部30aからは、収束パイプ36内の通路へ向け、尿素水溶液が噴霧される。これにより、尿素水溶液は、収束パイプ36の通路断面の全体を占めるように噴霧され、収束された排ガス流の全体にくまなく行き渡る。しかも排ガスは、この噴霧された尿素水溶液を周囲から取り囲むように流れるから、排ガスが収束パイプ36を通過するとき、排ガスが排ガス流出口38から流出するとき、さらには排ガスが拡張室33で拡張するときの各段階で排ガスと混合が行われ、限られた角部20内でも尿素水溶液と排ガスとは十分に混合される。この混合により尿素水溶液は、排ガスの排気熱、排ガス中の水蒸気により加水分解され、アンモニアが生成される。このアンモニアが、拡張室33を経て、SCR触媒23に供給される。すると、排ガス中のNOxは、SCR触媒23におけるNOx還元作用により還元される。さらに後段酸化触媒24により、SCR触媒23から流出するアンモニアを抑えられ、浄化を終えた排ガスが出口部26aから排出される。
このような排気浄化装置15だと、排気浄化装置全体は、上記のようにシャシフレーム1の前後方向の一部、シャシフレーム1から車幅方向外側の一部を占めるだけのコンパクトな一体的構造ですむ。しかも、同排気浄化装置15は、端側がシャシフレーム1から車幅方向外側に張り出ながら、シャシフレーム1内に架装されるから、車両前後方向に配置される下流側マフラ26は、車幅方向外側に張り出るケーシング部分19分、全長が抑えられ、図2および図3に示されるように後段酸化触媒24など他の触媒を設けたり、さらにはSCR触媒23が複数個にする場合でも十分に受け入れることが可能となる。また車幅方向外側に配置される上流側マフラ25も、メインフレーム2(シャシフレーム1)から荷台8の側部端(車両の車幅方向端)までの寸法内に十分に許容されるので、図2および図3に示されるように後段酸化触媒24など他の触媒を設ける場合でも十分に受け入れることが可能となる。
したがって、排気浄化装置15は、たとえ浄化機能の向上により大形化(全長の延び)しても、コンパクト性を保ちつつ、トラックのホイールベース内の空いた場所といった車両の特定の場所(1箇所)に装置全体を架装することができる。これにより、ホイールベースが短い車両でも容易に排気浄化装置13が架装できるうえ、容易な架装作業ですむ。
特に下流側マフラ26はシャシフレーム1のメインフレーム2下に搭載すると、どのようなトラック(車両)でも同様の作業で排気浄化装置15の架装ができる。またマフラケーシング16が角部20から分割可能にしてあると、排気浄化装置15の組立作業が容易になる。しかも、DPF21が有る部分も分割可能してあると、DPF21のメンテナンスも容易に行える。
また角部20では、下流側に向かう排ガス流を収束させ、同収束した排ガス流の基端から尿素水溶液を噴霧させたので、角部20内といった限られたスペースの中でも、尿素水溶液を排気ガスに十分に混合させることができ、角部20から曲がる特異なケーシング構造でも尿素水溶液と排ガスの十分な混合が行なえる。
図4は本発明の第2の実施形態を示す。
本実施形態は、第1の実施形態のようなスリットを有するパイプ部材でなく、通常の両端が開放しただけのパイプ部材を用いて排ガスの収束を行うようにしたものである。具体的には、図4に示されるように収束パイプ36を構成するパイプ部材45は、一端部が隔壁35の排ガス流出口38に接続され、他端部が角部20の壁部20aの壁面と近接した位置に配置され、壁部20aとパイプ部材端との間の隙間から排ガスが流入するようにしたものである。むろん、同パイプ部材は、第1の実施形態と同様、尿素インジェクタ30から噴霧された尿素水溶液を取り囲むように設けられる。
このようにしてもDPFP21から流出した排ガスを収束させることができるうえ、収束した排ガスを尿素インジェクタ30から噴霧された尿素水溶液を取り巻きながら流通させることができ、第1の実施形態と同様、限られた角部20内で尿素水溶液を排ガスに十分に混合させることができる。
但し、図4において第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略した。
なお、本発明は一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々可変して実施しても構わない
1 シャシフレーム
2 メインフレーム(メインフレーム部材)
5 ディーゼルエンジン(内燃機関)
15 排気浄化装置
16 マフラケーシング(マフラ容器)
18 ケーシング部分(第1の筒形部分)
19 ケーシング部分(第2の筒形部分)
20 角部
21 ディーゼルパティキュレートフィルタ
22 前段酸化触媒
23 アンモニア選択還元型NOx還元触媒(選択還元型NOx触媒)
24 後段酸化触媒
25 上流側マフラ
26 下流側マフラ
30 尿素インジェクタ(還元剤添加装置)
35 隔壁
36 収束パイプ(筒形部材)
40,41 フランジ継手

Claims (3)

  1. 車両のシャシフレームを構成する車幅方向両側に配置されたメインフレーム部材のうちの片側の車両前後方向に延びるメインフレーム部材の下部に当該メインフレーム部材に沿って配置される第1の筒形部分と前記第1の筒形部分の端部から連続して連なり前記メインフレーム部材から車幅方向外側へ張り出る第2の筒形部分とからL形に構成され、内燃機関から排出された排ガスを前記第2の筒形部分の端側から前記第1の筒形部分の端側へ流通させる筒形のマフラ容器と、
    前記上流側に配置される第2の筒形部分内に収められたパティキュレートフィルタと、
    前記下流側に配置される第1の筒形部分内に収められた選択型NOx触媒と、
    前記第1の筒形部分と前記第2の筒形部分とが連なる角部に設けられ、排ガス中に前記選択型NOx触媒の作動に要する還元剤を添加する還元剤添加装置と
    を具備してなることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記筒形のマフラ容器は、前記第1の筒形部分と前記第2の筒形部分とが連なる角部から分割可能となっている特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記第1の筒形部分と前記第2の筒形部分とが連なる角部は、上流側の筒形部分からの排ガスを一旦、収束させて、下流側の筒形部分へ導く収束用の筒形部材を有し、
    前記還元剤添加装置は、前記排ガスが流入する前記筒形部材の基端から当該筒形部材内の収束した排ガス流へ還元剤を噴霧するものである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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