JP5347502B2 - ガラス板の曲げ成形方法及びガラス板の曲げ成形装置 - Google Patents
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Description
また、移載工程において移載位置補正工程を実施することにより、所望の曲げ形状に成形されたガラス板を搬送用支持フレームに移載する際の成形用モールドと搬送用支持フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれが補正されるため、ガラス板の形状が複雑な場合であっても、確実に搬送用支持フレームに移載することが可能となる。
また、成形工程及び移載工程のいずれの工程においても、成形用モールドの姿勢を動かすことで位置補正をしているため、位置決ピンとソケットとを用いた位置決め方法を使用したとしても、位置決めピンとソケットが強く接触することがなくなり位置決めピンとソケットが摩耗することを抑制することができる。なお、成形モールドの姿勢とは、水平成分である搬送方向、搬送方向に直交する方向、及び回転方向に関しての成形用モールドの位置関係で表す姿勢のことである。
これによれば、成形位置補正工程及び移載位置補正工程においては、互いに直交する2方向にスライドするように滑り機構を介して成形用モールドの四方にそれぞれ接続されたアクチュエータを制御することにより、成形用モールドを水平方向に移動及び/又は回転させて位置補正するため、重量が重い成形用モールドであっても水平方向の移動及び/又は回転を精度よく行わせることができる。
これによれば、第1アクチュエータと第2アクチュエータとを制御することにより、成形用モールドをガラス板の搬送方向と直交する方向に水平方向に移動及び/又は回転させて位置補正するため、重量が重い成形用モールドであっても水平方向の移動及び/又は回転を精度よく行わせることができ、成形用支持フレーム又は前記搬送用支持フレームの停止位置を調整することによりガラス板の搬送方向成分の位置補正を行うことで成形用モールド側の位置補正を簡略化できる。
これによれば、成形工程と移載工程を順次複数回繰り返すことによって、ガラス板の曲げ形状が複雑であっても、精度の高い曲げ加工を実施することが可能となる。なお、初期の成形工程では、最終形状と一致しない所定の形状までガラス板を成形し、最後の成形工程で所望の形状にガラス板を成形する。
また、本成形工程において第1の移載位置補正工程を実施することにより、予備曲げ形状に成形されたガラス板を本成形用支持フレームに移載する際の予備成形用モールドと本成形用フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれが補正されるため、当該ガラス板を本成形用支持フレームに高精度に移載することが可能となる。
また、本成形工程において本成形位置補正工程を実施することにより、予備曲げ形状に成形されたガラス板を本成形用モールドに押し付ける際の本成形用支持フレームと本成形用モールドとのプレス位置の位置ずれが補正されるため、ガラス板に対して精度の高い本成形加工を実施することが可能となる。
これによれば、搬送工程において第2の移載位置補正工程を実施することにより、最終の曲げ形状に成形されたガラス板を搬送用支持フレームに移載する際の本成形用モールドと搬送用フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれが補正されるため、最終の曲げ形状とされたガラス板を搬送用支持フレームに高精度に移載することができる。
また、制御手段は、移載位置検出手段により検出された位置ずれ量に応じて可動手段を制御し、成形用モールドを位置ずれを除去する方向に移動及び/又は回転制御するため、成形用モールドと搬送用支持フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれは補正され、ガラス板を確実に搬送用支持フレームに移載することが可能となる。
これによれば、ピンとソケットとを嵌合させることによって、機械的な誤差などで補正処理が所望の移動距離に達しない場合でも、成形用モールドの姿勢を所望の姿勢に強制的に位置決めすることが可能となる。また、ピンが成形用モールドに設けられていれば、成形用支持フレーム及び搬送用支持フレームにはソケットが設けられる。逆にソケットが成形用モールドに設けられていれば、成形用支持フレーム及び搬送用支持フレームにはピンが設けられる。
これによれば、可動手段は互いに直行する2方向にスライドするように滑り機構を介して成形用モールドの四方にそれぞれ接続されたアクチュエータからなるため、簡単な構成でありながら、重量物である成形用モールドを水平方向及び回転方向に容易かつ精度よく移動させることができる。
もしくは本発明において、前記可動手段は、互いに直行する2方向にスライドする滑り機構を介して前記成形用モールドのガラス板の搬送方向側の一方に接続された第1アクチュエータと、ガラス板の搬送方向と直交する方向にスライドする滑り機構を介して前記成形用モールドの第1アクチュエータと対向する側に接続された第2アクチュエータとからなることが好ましい。
これによれば、第1アクチュエータと、第2アクチュエータと2つのアクチュエータからなり、重量物である成形用モールドを水平方向及び回転方向に容易かつ精度よく移動させることができ、ガラス板の搬送方向の位置補正は支持フレーム側の停止位置としたため、成形用モールド側の設備を簡略化できる。
また本発明において、前記成形手段が複数段備えられ、前記搬送手段における前記搬送用支持フレームが成形用支持フレームとなって、前記成形手段と前記搬送手段の一連の手段が複数段階設置されたことを特徴とするものである。
これによれば、成形手段を複数段階備えることによって、ガラス板の曲げ形状が複雑であっても、精度の高い曲げ加工を実施することが可能となる。
これによれば、第2の移載位置検出手段により検出された位置ずれ量に応じて本成形用制御手段は本成形用可動手段を制御し、本成形用モールドを位置ずれを除去する方向に移動及び/又は回転制御することにより、最終の曲げ形状に成形されたガラス板を搬送用支持フレームに移載する際の本成形用モールドと搬送用フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれが補正され、よって最終の曲げ形状とされたガラス板を搬送用支持フレームに高精度に移載することができる。
11 コントローラ
12 加熱炉
14 位置決めゾーン
16 成形炉
20 搬出用ローラコンベア
35 フラットモールド
60 予備成形装置
62 本成形装置
63,83 昇降アーム
64 予備成形用支持フレーム
66,86 シャトル
66c,86cステージ66c
72 予備成形用モールド
73,89 成形面
84 本成形用支持フレーム
88 本成形用モールド
110,111,150 検出手段
112,113 可動手段
115〜117 センサー
118〜120 センシングプレート
121〜124 アクチュエータ(サーボモータ)
127A,127B 連結部材
125,126 固定フランジ
130,140 可動板
131,141 チェーン
132,142 位置決めピン
135,145,155 位置決めソケット
151〜154 スライド回転機構
このステージ66cの上面には、予備成形用支持フレーム64及び位置決めソケット135が設けられている。この予備成形用支持フレーム64の配設位置と位置決めソケット135の配設位置は、高精度に位置決めされた構成とされている。
また、図5においてはハースベッド30を用いなかった場合の実施例である。ローラコンベア28直後にフラットモールド35が配され、ローラコンベア28から搬送されてきたガラス板Gを直接フラットモールド35が受け取る。そして、フラットモールド35の下面のエアー噴射・吸引孔からの噴射エアと吸引エアとによってガラス板Gはフラットモールド35に接触せずに保持されながら下流側に移動する。この場合、フラットモールド35に図3、4に示すようなポジショナーが設置されており、ガラス板Gは下流側に移動しながら、所定の位置に位置決めされる。その位置においてフラットモールド35の吸引エアを解除し、ガラス板は予備成形用支持フレーム64に載置され、同様にガラス板Gを図中矢印Y1方向(予備成形装置60)に移動する。
このような予備成形装置60の予備成形用モールド72の直下にガラス板Gを載置した予備成形用支持フレーム64が移動すると、予備成形用モールド72は可動手段112により位置補正(詳細は後述する)をした後に下降して予備成形用支持フレーム64上のガラス板Gをプレスして所定の形状に成形する。このとき、予備成形用モールド72の各エアー孔からエアーを吸引することにより、ガラス板Gが予備成形用モールド72の成形面73に吸着保持される。
その後、シャトル86に設けられた自走用車輪108は、コントローラ11の指示により駆動される。これにより、ガラス板Gを載置した本成形用支持フレーム84は、シャトル86の移動に伴い図中矢印Y1方向(本成形装置62)に移動する。
その後、クエンチシャトル94により、ガラス板Gを載置したクエンチリング97は、図中矢印Y1方向(風冷強化装置96)に移動する。
メタルブロック208の上端部には、円柱状の軸部209が形成され、軸部209は、メタル軸受210を介して連結部材127Bの先端部211と、軸部209を軸にして連結部材127Bが回転可能になるように接続されている。軸部209には駆動機構はなく、連結部材127Bは成り行きで回転する。
続いて、不図示の昇降機構により、昇降アーム63を下方(Z2方向)に向け下降させる。この際、固定機構はロックが解除された状態であり、よって可動板130及びこれに配設された位置決めピン132は固定フランジ67に対して移動可能な状態となっている。
また上記したように、昇降アーム63の下降動作を開始する前に、前回の位置ずれ量R72−84を解消する位置まで昇降アーム63を移動しているため、昇降アーム63の下降動作に伴い位置決めピン132と位置決めソケット135とが嵌合する際、位置決めピン132が位置決めソケット145に強く当接したり、また摩耗することを防止することができる。
この位置ずれが生じていた場合には、位置決めピン132が位置決めソケット135に嵌入する際、可動板130は固定フランジ67に対して移動する。この固定フランジ67に対する可動板130の移動は、検出手段110により検出することができる。検出手段110は、予備成形用モールド72と予備成形用支持フレーム64の位置ずれ量に対応した検出信号をコントローラ11に送信する。そして、コントローラ11では、この検出信号に基づき、予備成形用モールド72と本成形用支持フレーム64の間の位置ずれ量R64−72(X方向移動量XM64−72,Y方向移動量YM64−72,及び回転角θ64−72)を演算する。
なお、この学習処理は必ずしも更新処理に限定されるものではなく、前回と今回の平均を求めてこれを格納する構成としても、またN回の位置ずれ量R64−72及び移動量S64−72を蓄積しておき、これらの平均を取って格納しておく構成としてもよい。
このように予備成形装置60によるガラス板Gに対する予備成形処理が終了した後、図5に示すようにシャトル86が予備成形用モールド72の直下位置に移動する。この状態において、ガラス板Gは予備成形用モールド72に吸着された状態を維持している。
また、位置決めピン142と位置決めソケット145が嵌合する際、固定フランジ87に対して可動板140が移動した場合には、上記した予備成形時と同様に可動板140の移動を検出手段111により検出でき、よって本成形用モールド88と本成形用支持フレーム84との間の位置ずれ量R84−88を求めることができる。また、検出手段111により、昇降アーム83を位置ずれを除去する位置に移動する際の移動量S84−88も求めることができる。
また、位置決めピン142と位置決めソケット155が嵌合する際、固定フランジ87に対して可動板140が移動した場合には、上記した本成形処理および予備成形時と同様に可動板140の移動を検出手段111により検出でき、よって本成形用モールド88とクエンチリング97との間の位置ずれ量R88−97を求めることができる。また、検出手段111により、昇降アーム83を位置ずれを除去する位置に移動する際の移動量S88−97も求めることができる。
昇降アーム63,83をY1、Y2方向に位置補正する場合は、昇降アーム63,83自体は動かさず、ガラス板を載置している成形用支持フレーム64、84を搭載したシャトル66、86の移動距離を調整することで位置補正をする。
なお、2006年4月25日に出願された日本特許出願2006−121039の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
Claims (16)
- 加熱軟化したガラス板を成形用支持フレームと成形用モールドの成形面との間に介在させて成形用支持フレームと成形用モールドの成形面とで押圧することにより所望の曲げ形状に成形する成形工程と、
この所望の曲げ形状に成形されたガラス板を成形用モールドに保持し、このガラス板の縁部を支持して次工程に搬送する搬送用支持フレームに前記成形用モールドから前記ガラス板を移載する移載工程とを備えたガラス板の曲げ成形方法において、
前記成形工程は、加熱炉内の高温下で行われ、
前記ガラス板を前記成形用支持フレームと前記成形用モールドとで押圧する際に、前記成形用支持フレームと前記成形用モールドとのプレス位置の位置ずれを前記成形用モールドの姿勢を動かして補正する成形位置補正工程を含み、
前記移載工程は、前記所望の曲げ形状に成形されたガラス板を前記搬送用支持フレームに移載する際の前記成形用モールドと前記搬送用支持フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれを前記成形用モールドの姿勢を動かして補正する移載位置補正工程を含み、
前記成形位置補正工程は、第1の記憶手段に記憶された前記成形用支持フレームと前記成形用モールドとのプレス位置を呼び出して前記成形用モールドの姿勢を補正した後、新たにプレス位置の位置ずれ量を検出して前記第1の記憶手段の前記プレス位置を更新する工程を含み、
前記移載位置補正工程は、第2の記憶手段に記憶された前記成形用モールドと前記搬送用支持フレームとのガラス板の移載位置を呼び出して前記成形用モールドの姿勢を補正した後、新たに移載位置の位置ずれ量を検出して前記第2の記憶手段の前記移載位置を更新することを特徴とするガラス板の曲げ成形方法。 - 前記成形位置補正工程におけるプレス位置を更新する工程は、前記ガラス板を前記成形用支持フレームと前記成形用モールドの成形面とで押圧する際に、前記成形用モールドと前記成形用支持フレームとにそれぞれ設けられたピンとソケットとが嵌合することにより前記プレス位置の位置ずれ量を検出し前記成形用モールドの姿勢を補正しながら前記ガラス板を前記成形用モールドの成形面に押し付け、最終的なプレス位置を前記第1の記憶手段に更新する工程であり、
前記移載位置補正工程における移載位置を更新する工程は、前記成形用モールドの成形面に保持された所定の形状に曲げ成形されたガラス板を前記搬送用支持フレームに移載する際に、前記成形用モールドと前記搬送用支持フレームとにそれぞれ設けられたピンとソケットとが嵌合することにより前記移載位置の位置ずれ量を検出し前記成形用モールドの姿勢を補正しながら所定の形状に曲げ成形されたガラス板を前記搬送用支持フレームに移載し、最終的な移載位置を前記第2の記憶手段に更新する工程である請求項1に記載のガラス板の曲げ成形方法。 - 前記成形位置補正工程及び前記移載位置補正工程は、
互いに直交する2方向にスライドする滑り機構を介して前記成形用モールドの四方にそれぞれ接続されたアクチュエータを制御することにより、前記成形用モールドを水平方向に移動及び/又は回転させて位置補正する請求項1又は2に記載のガラス板の曲げ成形方法。 - 前記成形位置補正工程及び前記移載位置補正工程は、
互いに直交する2方向にスライドする滑り機構を介して前記成形用モールドのガラス板の搬送方向側の一方に接続された第1アクチュエータと、ガラス板の搬送方向と直交する方向にスライドする滑り機構を介して前記成形用モールドの第1アクチュエータと対向する側に接続された第2アクチュエータとを制御することにより、前記成形用モールドをガラス板の搬送方向と直交する方向に移動及び/又は回転させて位置補正し、前記成形用支持フレーム又は前記搬送用支持フレームの停止位置を調整することでガラス板の搬送方向成分の位置補正をする請求項1又は2に記載のガラス板の曲げ成形方法。 - 前記成形工程が複数回あり、
前記移載工程における前記搬送用支持フレームは、次の成形工程の成形用支持フレームとなって前記成形工程と前記移載工程の一連の工程を複数回繰り返す、請求項1から4のいずれかに記載のガラス板の曲げ成形方法。 - ガラス板を加熱軟化する加熱工程と、
前記加熱軟化したガラス板をその縁部を支持する予備成形用支持フレームに載置するとともに、この予備成形用支持フレームに載置された状態で前記ガラス板を予備成形用モールドの成形面に押し付けることにより所定の予備曲げ形状に成形する予備成形工程と、
この予備曲げ形状に成形されたガラス板を予備成形用モールドに保持し、このガラス板の縁部を支持する本成形用支持フレームに移載し、この本成形用支持フレームに載置された状態で前記ガラス板を本成形用モールドの成形面に押し付けることにより最終の曲げ形状に成形する本成形工程と、
この最終の曲げ形状に成形されたガラス板を本成形用モールドに保持し、このガラス板の縁部を支持する搬送用支持フレームに移載し、この搬送用支持フレームに載置された状態で最終の曲げ形状に成形されたガラス板を搬送する搬送工程と
を備えたガラス板の曲げ成形方法において、
前記予備成形工程と前記本成形工程は加熱炉内の高温下で行われ、
前記予備成形工程は、
前記ガラス板を前記予備成形用モールドに押し付ける際の前記予備成形用支持フレームと前記予備成形用モールドとのプレス位置の位置ずれを前記予備成形用モールドの姿勢を動かして補正する予備成形位置補正工程を含み、
前記本成形工程は、
前記予備曲げ形状に成形されたガラス板を前記本成形用支持フレームに移載する際の前記予備成形用モールドと前記本成形用支持フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれを前記予備成形用モールドの姿勢を動かして補正する第1の移載位置補正工程と、
前記予備曲げ形状に成形されたガラス板を前記本成形用モールドに押し付ける際の前記本成形用支持フレームと前記本成形用モールドとのプレス位置の位置ずれを前記本成形用モールドの姿勢を動かして補正する本成形位置補正工程とを含む
ことを特徴とするガラス板の曲げ成形方法。 - 前記搬送工程は、前記最終の曲げ形状に成形されたガラス板を前記搬送用支持フレームに移載する際の前記本成形用モールドと前記搬送用支持フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれを前記本成形用モールドの姿勢を動かして補正する第2の移載位置補正工程を含む請求項6に記載のガラス板の曲げ成形方法。
- 加熱軟化したガラス板を互いの間に介在させて押圧する成形用支持フレームと成形用モールドとを備えたガラス板を所望の曲げ形状に成形する成形手段と、
この所望の曲げ形状に成形されたガラス板が載置されかつその縁部を支持する搬送用支持フレームを備えた所望の曲げ形状に成形されたガラス板を搬送する搬送手段とを含むガラス板の曲げ成形装置において、
前記成形手段は、加熱炉内の高温下に配置され、
前記ガラス板を前記成形用モールドに押し付ける際の前記成形用支持フレームと前記成形用モールドとのプレス位置の位置ずれを検出する成形位置検出手段と、
前記所望の曲げ形状に成形されたガラス板を前記搬送用支持フレームに移載する際の前記成形用モールドと前記搬送用支持フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれを検出する移載位置検出手段と、
前記成形用モールドを移動及び/又は回転させる可動手段とを含み、
前記成形位置検出手段により検出された位置ずれ量に応じて前記可動手段を制御し、前記成形用モールドを位置ずれを除去する方向に移動及び/又は回転制御し、かつ前記移載位置検出手段により検出された位置ずれ量に応じて前記可動手段を制御し、前記成形用モールドを位置ずれを除去する方向に移動及び/又は回転制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記成形位置検出手段で検出したプレス位置の位置ずれ量と、前記移載位置検出手段で検出した移載位置の位置ずれ量とを記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段から呼び出した位置ずれ量によって前記成形用モールドを移動及び/又は回転制御することを特徴とするガラス板の曲げ成形装置。 - 前記成形用モールドにはピンが備えられ、前記成形用支持フレームと前記搬送用支持フレームとはそれぞれに前記ピンと嵌合するソケットが備えられている請求項8に記載のガラス板の曲げ成形装置。
- 前記可動手段は、
互いに直行する2方向にスライドする滑り機構を介して前記成形用モールドの四方にそれぞれ接続されたアクチュエータからなる請求項8又は9に記載のガラス板の曲げ成形装置。 - 前記可動手段は、
互いに直行する2方向にスライドする滑り機構を介して前記成形用モールドのガラス板の搬送方向側の一方に接続された第1アクチュエータと、ガラス板の搬送方向と直交する方向にスライドする滑り機構を介して前記成形用モールドの第1アクチュエータと対向する側に接続された第2アクチュエータとからなる請求項8から10のいずれかに記載のガラス板の曲げ成形装置。 - 前記成形手段が複数段備えられ、
前記搬送手段における前記搬送用支持フレームが成形用支持フレームとなって、前記成形手段と前記搬送手段の一連の手段が複数段階設置された、請求項8から11のいずれかに記載のガラス板の曲げ成形装置。 - 前記可動手段に取り付けられた固定フランジと、
該固定フランジに対して前記成形用モールドを移動可能に支持する支持手段と、
前記制御手段により前記成形用モールドを固定する固定手段とを有する、請求項8から12のいずれかに記載のガラス板の曲げ成形装置。 - ガラス板を加熱軟化する加熱手段と、
前記加熱軟化したガラス板が載置されかつその縁部を支持する予備成形用支持フレーム、及びこの予備成形用支持フレームに載置されたガラス板をブレスするための予備成形用モールドを備えた所定の予備曲げ形状に成形する予備成形手段と、
この予備曲げ形状に成形されたガラス板が載置されかつその縁部を支持する本成形用支持フレーム、及び前記ガラス板をプレスするための本成形用モールドを備えた最終の曲げ形状に成形する本成形手段と、
この最終の曲げ形状に成形されたガラス板が載置されかつその縁部を支持する搬送用支持フレームを備えた最終の曲げ形状に成形されたガラス板を搬送する搬送手段とを含むガラス板の曲げ成形装置において、
前記予備成形手段と前記本成形手段は加熱炉内の高温下に配置され、
前記予備成形手段は、
前記ガラス板を前記予備成形用モールドに押し付ける際の前記予備成形用支持フレームと前記予備成形用モールドとのプレス位置の位置ずれを検出する予備成形位置検出手段と、
前記予備曲げ形状に成形されたガラス板を前記本成形用支持フレームに移載する際の前記予備成形用モールドと前記本成形用支持フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれを検出する第1の移載位置検出手段と、
前記予備成形用モールドを移動及び/又は回転させる予備成形用可動手段とを含み、
前記本成形手段は、
前記予備曲げ形状に成形されたガラス板を前記本成形用モールドに押し付ける際の前記本成形用支持フレームと前記本成形用モールドとのプレス位置の位置ずれを検出する本成形位置検出手段と、
前記本成形用モールドを移動及び/又は回転させる本成形用可動手段とを含み、
前記予備成形位置検出手段により検出された位置ずれ量に応じて前記予備成形用可動手段を制御し、前記予備成形用モールドを位置ずれを除去する方向に移動及び/又は回転制御し、かつ前記第1の移載位置検出手段により検出された位置ずれ量に応じて前記予備成形用可動手段を制御し、前記予備成形用モールドを位置ずれを除去する方向に移動及び/又は回転制御する予備成形用制御手段と、
前記本成形位置検出手段により検出された位置ずれ量に応じて前記本成形用可動手段を制御し、前記本成形用モールドを位置ずれを除去する方向に移動及び/又は回転制御する本成形用制御手段と、
を備えたことを特徴とするガラス板の曲げ成形装置。 - 前記本成形手段は、
前記最終の曲げ形状に成形されたガラス板を前記搬送用支持フレームに移載する際の前記本成形用モールドと前記搬送用支持フレームとのガラス板の移載位置の位置ずれを検出する第2の移載位置検出手段を含み、
前記本成形用制御手段は、前記第2の移載位置検出手段により検出された位置ずれ量に応じて前記本成形用可動手段を制御し、前記本成形用モールドを位置ずれを除去する方向に移動及び/又は回転制御する請求項14に記載のガラス板の曲げ成形装置。 - 前記予備成形手段は、
前記予備成形用可動手段に取り付けられた予備成形用固定フランジと、
該予備成形用固定フランジに対して前記予備成形用モールドを移動可能に支持する予備成形用支持手段と、
前記予備成形用制御手段により前記予備成形用モールドを固定する予備成形用固定手段とを有し、
前記本成形手段は、
前記本成形用可動手段に取り付けられた本成形用固定フランジと、
該本成形用固定フランジに対して前記本成形用モールドを移動可能に支持する本成形用支持手段と、
前記本成形用制御手段により前記本成形用モールドを固定する本成形用固定手段とを有すること特徴とする請求項14又は15に記載のガラス板の曲げ成形装置。
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