JP5347468B2 - 通信機器 - Google Patents
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Description
この場合、夏休みが終わり業務を再開するために機器の電源を再びオンにした時点で、割り当てられていた一定時間がすでに経過してしまい、アソシエーション情報が削除されてしまう。
このアソシエーション情報が、普段の業務でしばしば使われるような優先度の高いものであるなら、それが削除されたために再びアソシエーション情報を作らなければならず、手間がかかってしまっていた。
このため、長期間機器電源がオフにされた後であっても、無線通信を簡単に開始することができる。
(1)通信元(すなわち自装置)のID
(2)通信先(すなわち通信相手装置)のID
(3)暗号鍵
の3つから構成される。本明細書では、無線通信の開始前に行う所定の手続に係る情報をアソシエーション情報としている。
したがって、図1のように、ノートPC、デジタルMFP/LP、デジタルカメラ等に、ワイヤレスUSB通信機能が備わっていれば、本実施形態を適用できる。無論、これら以外にも、ゲーム機、各種家電等、アソシエーション情報を用いて無線通信を行う各種の通信機器にも、本実施形態は同様に適用可能である。
ネットワーク、IEEE 1394、USBホスト、メモリーカードI/F(インタフェース)などを具備しており、PCI−BUSでの接続となっている。
なお、本図2はあくまでハードウェア構成の一例であり、PCI−BUSでの接続でなく、PCI−expressでの接続であってもかまわないし、I/FについてもBluetooth(登録商標)、ワイヤレスUSB、無線LAN等など多種、多様なI/Fでも対応可能である。
不揮発性メモリには、アソシエーション情報が複数個保持されている。
アソシエーション情報管理部は、アソシエーション情報の追加・削除・退避を責務とする。機器が保持できるアソシエーション情報には限りがあるため、ここでは、n個の保持が最大保持数であるものとする。
図4に、アソシエーション情報の優先度を付与する処理例を示す。アソシエーション情報管理部がこのフローを実行する。
優先度を決定するパラメータには、たとえば、「アソシエーションを行った回数」がある。つまり、当該アソシエーション情報を用いてアソシエーションを行った回数は何回かを、優先度決定のパラメータとする。
アソシエーションを行った回数を3つにグループ分けし、優先度が高い順に、「高」、「中」、「低」と定義する。このグループ分けはあくまで一例であり、グループ分けの個数はいくつであってもかまわない。
図5は、ユーザがテンキーを入力することにより、保存期間を設定する例である。
図6は、ユーザが複数の選択肢から1つを選択することにより、保存期間を設定する例である。
この図7の例では、通信機器内部にA1、A2、A3のアソシエーション情報がある。アソシエーション情報の上限は3としている。
また、それぞれの変数の意味は、以下のとおりである。
tlife:アソシエーション情報の保存期間。
tA1:電源オンの間に経過したA1の保存経過時間。
tA2:電源オンの間に経過したA2の保存経過時間。
tA3:電源オンの間に経過したA3の保存経過時間。
ta:機器の電源をオフにした時刻。
tb:機器の電源をオンにした時刻。
toff:電源をオフにしている時間帯。
toffは、tb−taにより求められる。
優先度が高いアソシエーション情報に対しては、電源オンの時点からの残りの保存期間をtlife−tAxに設定する。つまり、図7の例で言うと、tbの時点では、優先度が高いA2の保存期間はtlife−tA2となっている。従来であれば、tbの時点で、A2の保存期間は切れており、A2は削除されていたが、本実施形態により、保存経過時間の計測がtoffだけ除外されている。
アソシエーション情報管理部がこのフローを実行する。
S901:請求項2(アソシエーション情報管理部がこのフローを実行する。)
S902:請求項3(オペレーションパネルがこのフローを実行する。図10参照。)
S903:請求項4(プリンタアプリがこのフローを実行する。図11参照)
S904:請求項5(ログ出力アプリがこのフローを実行する。)
S905:請求項6(アソシエーション情報管理部がこのフローを実行する。)
S906:請求項8(アソシエーション情報管理部がこのフローを実行する。)
S907:請求項6(アソシエーション情報管理部がこのフローを実行する。)
優先度が高くないA1とA3という2つのアソシエーション情報の保存経過時間が、設定された保存期間を過ぎたため(図7参照)、2つとも自動的に削除した旨を表示している。
ログ情報の中身は、少なくとも、自動的に削除した時刻、削除したアソシエーション情報を含むものである。
図12の例では、ユーザは、優先度が高くなく設定された保存期間を保存経過時間が過ぎたアソシエーション情報であるA1とA3のうちどれを削除するのかを、オペレーションパネルより選択する。「A1」、「A3」と記載されたボタンを押下することにより、削除するアソシエーション情報を選択できる。再度押下すると、選択を解除できる。もちろん、A1、A3の両方とも選択することもできるし、両方とも選択しないこともできる。
1301と1305は排他となるべきであるが、1302、1303、1304はこれらの中から複数選択されてもかまわない。
1302、1303、1304は、1301が選択された場合にのみ選択可能である。
1302が選択された場合、図9のS902が実行される。
1303が選択された場合、図9のS903が実行される。
1304が選択された場合、図9のS904が実行される。
1305が選択された場合、図9のS905、S906、S907が実行される。
上述したS903にて、アソシエーション情報を自動削除した旨を印刷する処理を行うが、この処理に失敗した場合、図14に記載の処理が実施される。
上述したS903の処理が失敗する場合とは、たとえば、本実施形態に係るプリンタの紙がなかった場合や、印刷を実行中にジャムが発生した場合などが考えられる。
印刷に失敗した場合には、かわりにS902の処理を行うというのが図14の趣旨である。
上記機器の電源がオフからオンになった時点において、上記優先度情報が低く且つ上記保存期間が経過した全ての上記所定の手続に係る情報について削除することが好ましい。
また、印刷機能を有し、上記所定の手続に係る情報を削除した旨を印刷する処理を含むことであってもよい。
また、ログ出力機能を有し、上記所定の手続に係る情報を削除した旨をログとして内部に記録する処理を含むことであってもよい。
例えば長期間オフィスを空けた場合など、ユーザは、機器にどのアソシエーション情報が残っているかを忘れている場合がある。上述した構成により、電源オフの時点で、機器にはもともとアソシエーション情報が残っており、しかも保存期間が過ぎたために機器が明示的に削除した旨をユーザが知ることができる。
例えば、本発明は、アソシエーション情報を用いて無線通信接続を行う通信機器であれば、例えばMFP(Multi Function Printer)やLP(Laser Printer)など、各種の通信機器全般に同様に適用することができる。
この場合、上記の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
すなわち、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体および該記録媒体から読み出された信号は本発明を構成することになる。
この記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD-ROM、DVD-RAM、DVD-RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROM等を用いてよい。
Claims (8)
- 無線通信の開始前に行う所定の手続に係る情報を保持して無線通信を行う機能を有する通信機器であって、
前記所定の手続に係る情報に優先度情報を付与する優先度付与手段と、
前記所定の手続に係る情報の保存経過時間を計測する保存経過時間計測手段と、
前記保存経過時間計測手段により計測された保存経過時間が保存期間まで経過した前記所定の手続に係る情報を削除する削除手段と、を備え、
前記保存経過時間計測手段は、前記優先度情報が所定レベル以上高く付与された前記所定の手続に係る情報に対して、前記通信機器の電源がオフ状態の期間を前記保存経過時間の計測から除外することを特徴とする通信機器。 - 前記削除手段は、前記所定の手続に係る情報の削除モードが自動的な削除として設定されている場合、前記優先度情報が前記所定レベル以上高く付与されておらず、かつ、前記保存経過時間が前記保存期間を経過した全ての前記所定の手続に係る情報を削除することを特徴とする請求項1記載の通信機器。
- 前記削除手段により前記所定の手続に係る情報が削除された時、当該削除の旨を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の通信機器。
- 前記削除手段により前記所定の手続に係る情報が削除された時、当該削除の旨を印刷する印刷手段を備えたことを特徴とする請求項2または3記載の通信機器。
- 前記削除手段により前記所定の手続に係る情報が削除された時、当該削除の旨をログ情報として格納手段に格納するログ記録手段を備えたことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の通信機器。
- 前記削除手段は、前記所定の手続に係る情報の削除モードが手動削除として設定されている場合、前記優先度情報が前記所定レベル以上高く付与されておらず、前記保存経過時間が前記保存期間を経過し、かつ、削除すると選択入力された全ての前記所定の手続に係る情報を削除することを特徴とする請求項1記載の通信機器。
- 削除モードおよび削除が行われた際の動作の選択入力を受ける選択手段を備えたことを特徴とする請求項2から6の何れか1項に記載の通信機器。
- 前記優先度情報が前記所定レベル以上高く付与されておらず、前記保存経過時間が前記保存期間を経過し、かつ、前記選択入力により削除しないとされた前記所定の手続に係る情報の前記保存期間を延長する延長手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の通信機器。
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