JP5347040B2 - 練り歯磨き供給装置 - Google Patents

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Description

本発明はチューブ式容器から練り歯磨きを所定量又は適量だけ供給する練り歯磨き供給装置に関する。
従来より、ユーザーが差し出した歯ブラシの上に、チューブ式練り歯磨きを所定量だけ搾り出して供給する装置が提案されている。例えば特許文献1では、チューブ状容器をその排出口が下方となるように支持しつつ、前記容器の胴体部(前記排出口を除く部分)から内容物である練り歯磨きを所定量だけ押し出すようにした練り歯磨きの自動搾り出し装置が提案されている。
この特許文献1の装置においては、予め前記容器の胴体部(前記排出口を除く部分)の両側に各絞りローラーをそれぞれ対向配置しておき、練り歯磨きを供給するときは、前記各絞りローラーを前記容器をその両側から内部方向及び下方向へ押し付けるように回転させながら下降させる。これにより、前記容器の排出口から練り歯磨きが、例えばユーザーが差し出した歯ブラシの上に吐出されるようになっている。また、この特許文献1の装置においては、前記一対の絞りローラーは、ユーザーが歯ブラシの先端を歯ブラシ受け部に当てて押し込んだとき、歯ブラシに押された歯ブラシ受け部がスイッチをONして、前記モーターを一定速度で作動させる。よって、この装置においては、ユーザーが歯ブラシの先端を歯ブラシ受け部に当てて押し込んでいる間だけ、前記モーターにより前記各ローラーが一定速度で回転するようになっている。
実用新案登録第3002156号公報
ところで、従来の特許文献1などが提案する装置においては、前述のように、ユーザーが歯ブラシを歯ブラシ受け部に当てて押し込んでいる間だけ、モーターを作動させ、前記一対のローラーを一定の速度で回転及び下降させて、前記容器から練り歯磨きを排出させるというだけなので、ユーザーは前記容器からの排出の様子を注意深く観察して、その一定速度で所定量ずつが連続的に排出されている練り歯磨きが適量に到達した瞬間(適量だけ歯ブラシ上に排出された瞬間)を瞬時に察知し、そのタイミングで直ちに歯ブラシを前記歯ブラシ受け部から離して前記ローラーの回転を停止するようにしなければならない。
しかしながら、特に、このような装置のユーザーが例えば障害者や高齢者である場合には、前述のような排出口から連続的に排出されている練り歯磨きが適量だけ歯ブラシ上に排出された瞬間を瞬時に察知することは極めて困難であるし、若い健常者であっても排出口から一定速度で連続的に排出されている練り歯磨きについて適量が歯ブラシ上に排出されたと瞬間的に察知することは容易ではないため、連続的に排出されている練り歯磨きが適量だけ歯ブラシ上に排出された瞬間を察知してそのタイミングで歯ブラシを前記歯ブラシ受け部から離して前記ローラーの回転を停止することは、極めて困難である。
本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、従来技術におけるように2つの絞りローラーが容器に対して回転しながら徐々に排出口の方向に移動する過程において容器から内容物(練り歯磨き)がダラダラと連続的に排出されるのではなく、2つの絞りローラーが容器に対して回転しながら徐々に排出口の方向に移動する過程において容器から内容物(練り歯磨き)が一定量ずつ間欠的に排出されるようにし、これにより、ユーザーが、前記容器から排出される練り歯磨きが適量だけ歯ブラシ上に排出されることを容易に察知・確認することができ、例えば、練り歯磨きが適量だけ歯ブラシ上に排出されたタイミングで練り歯磨きの排出を停止させるなどの操作を、より容易に行うことができるようになる練り歯磨き供給装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するための本発明による練り歯磨き供給装置は、練り歯磨きを適量だけ歯ブラシ上に供給する練り歯磨き供給装置であって、練り歯磨きを収容した柔軟なチューブ状容器をその排出口を下方に向けた状態で支持する容器支持部と、互いの間で前記容器を挟むように対向配置されており前記容器に対して互いに逆方向に回転しながら徐々に前記排出口の方向に移動する2つの絞りローラーであって、一方が自らの一定速度での回転に伴って前記容器を間欠的に押圧する1つ又は複数の突出部を備えたローラーであり、他方が回転軸と直交する断面が円形状で突出部を備えていないローラーである、2つの絞りローラーと、少なくとも前記突出部を備えたローラーを回転させるモーターと、ユーザーが歯ブラシを前記排出口に対向する位置に配置したとき前記モーターを作動させる制御又はスイッチ手段と、を備え、前記2つの絞りローラーの回転により前記容器から練り歯磨きを一定量ずつ間欠的に排出させるようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明による練り歯磨き供給装置においては、前記の自らの一定速度での回転に伴って前記容器を間欠的に押圧する1つ又は複数の突出部を備えた少なくとも一方の絞りローラーは、ギヤ形又は自らの回転軸と直交する方向の断面が略星形であってもよい。
さらに、本発明による練り歯磨き供給装置においては、前記の自らの一定速度での回転に伴って前記容器を間欠的に押圧する1つ又は複数の突出部を備えた少なくとも一方の絞りローラーは、自らの回転軸と直交する方向の断面が略四角形、略五角形、又は略六角形であってもよい。
本発明においては、前述のように、「互いの間で容器を挟むように対向配置されており前記容器に対して互いに逆方向に回転しながら徐々に容器の排出口の方向に移動する2つの絞りローラーであって、一方が自らの一定速度での回転に伴って前記容器を間欠的に押圧する1つ又は複数の突出部を備えたローラーであり、他方が回転軸と直交する断面が円形状で突出部を備えていないローラーである、2つの絞りローラー」を備えるようにしたので、これら2つの絞りローラーを回転させることにより、従来例のように2つの絞りローラーが容器に対して回転しながら徐々に排出口の方向に移動する過程において容器から内容物(練り歯磨き)がダラダラと連続的に排出されるのではなく、前記2つの絞りローラーが前記容器に対して回転しながら徐々に前記排出口の方向に移動する過程において前記容器から内容物(練り歯磨き)が一定量ずつ間欠的に排出されるようになる。よって、本発明によれば、ユーザーは、前記容器から排出される練り歯磨きが適量だけ歯ブラシ上に排出されることを容易に察知・確認することができるようになる結果、例えば、練り歯磨きが適量だけ歯ブラシ上に排出されたタイミングで練り歯磨きの排出を停止させるなどの操作を、より容易に行うことができるようになる。
本発明の実施例1による練り歯磨き供給装置の概略構成及び動作を説明するための模式図である。 本実施例1の概略構成及び動作を説明するための模式図である。 本実施例1に使用される自らの一定速度での回転に伴って前記容器を間欠的に押圧する1つ又は複数の突出部を備えた絞りローラーを示す概略斜視図である。 本実施例1の構成及び動作を説明するための図である。 本発明の実施例2の構成及び動作を説明するための図である。である。 本発明の実施例3の構成及び動作を説明するための図である。である。
本発明を実施するための最良の形態は、例えば以下の実施例1について述べるような形態である。
図1及び図2は本発明の実施例1による練り歯磨き供給装置の構成及び動作を説明するための模式図である。図1,2において、1は練り歯磨きを収容した柔軟なチューブ状容器、2は前記容器1の胴体部が自らの中に挿入され且つ前記容器1の排出口1aが下方に向けられた状態にある前記容器1を支持する略リング状の容器支持部、3,4は前記支持された容器1をその両側(図示の左右両側)から挟み込み(後述のように間欠的に押圧ながら)回動することにより内容物である練り歯磨き1bを前記排出口1aから(後述のように間欠的に)押し出すために、互いに前記容器1を介して対向配置されている2つの絞りローラー、5は前記絞りローラー3,4をそれぞれ一定方向に回転させるモーター、6は前記モーター5に電力を供給するための乾電池などにより構成される電源、7はユーザーが歯ブラシ8のブラシ部8aを前記容器1の排出口1aの下方に対向配置させたときだけ前記モーター5に前記電源6からの電力を供給するためのリミットスイッチ、10は前記容器支持部2や前記リミットスイッチ7などを収容する筐体、10aはユーザーが前記歯ブラシ8を前記容器1の排出口1aの下方に移動・配置させるために前記歯ブラシ8を前記筐体10内に挿入するための挿入口(開口部)である。なお、前記筐体10は、前記容器1からの練り歯磨き1bが前記ブラシ部8a上に排出されている状態をユーザーがリアルタイムに見れるように、少なくとも一部が透明素材により形成されている。
また、図1,2において、11は略「く」の字状の可動体である。この可動体11は、前記筐体10の内壁面に突設された上下2つの摺動板(これらは互いに平行である)の間に挟まれた状態で、前記下方の摺動板12b上を図示左右方向にスライド可能に載置されている。また、この可動体11は、前記筐体10の底面に突設された固定リブ13とこれに対向する自らの外表面(図示右側の外表面)との間に介設されたスプリング7cにより、通常は、図1の矢印A方向に付勢されている。また、この可動体11には、後述のようにユーザーが歯ブラシ8を筐体10内に挿入したとき、前記容器1の排出口1aに対向する穴11aが形成されている。また、この可動体は、通常は(ユーザーが歯ブラシ8を筐体10内に挿入していないときは)、その上面が前記容器1の排出口1aを塞ぐように配置される。
本実施例1において、前記リミットスイッチ7は、例えば、前記可動体11の前記固定リブ13に対向する側の外表面に設けられた可動接点7bと、これに対向するように前記筐体10に固定された固定接点7aと、前記可動接点7bを前記歯ブラシ8の挿入方向と反対の方向(図1の矢印A方向)に付勢するスプリング7cとから構成されている。
また、本実施例1では、前記2つの絞りローラー3,4の中、一方の絞りローラー3は、その回転軸3aと直交する方向の断面が略丸形に形成され、その直径は約5〜30mm程度(望ましくは約15〜20mm程度)に形成されている。また、他方の絞りローラー4は、その回転軸4aと直交する方向の断面が略丸形で且つその表面から4つの前記断面が略棒状又は略三角形状の突出部4bが、回転方向に沿って互いに等間隔で突設されている。すなわち、この絞りローラー4は、図3に示すように、斜めから見ると、断面が略丸形の円柱体4cの外周面に、前記円柱体4cの回転中心(回転軸4a)から見て放射状に延びる4つの略板状(羽根状)の突出部4bが接着等により固定されることにより構成されている(なお、前記円柱体4cと突出部4bは一体成形することも可能である)。なお、前記絞りローラー4の前記4つの突出部4bを含む最大寸法(前記回転軸4aと直交する方向の最大寸法)は約5〜30mm程度(望ましくは約15〜20mm程度)に形成されている。
また、図1,2において、16は前記2つの絞りローラー3,4とこれらをそれぞれ回転自在に支持する軸受(図示せず)を収容する枠体、17a,17bは前記枠体16の左右にそれぞれ回転可能に突設された歯車、18a,18bは前記筐体10の上面に突設・固定され前記各歯車17a,17bと対向する面に前記各歯車17a,17bと噛み合う溝が形成された支持柱である。前記歯車17a(場合により歯車17a,17b)には前記モーター5の回転力が公知の減速機構(図示せず)を介して伝えられる。前記モーター5の回転力により前記各歯車17a,17bが前記各支持柱18a,18bと噛み合いながら低速で回転することにより、前記モーター5が作動している間、前記枠体16(及び、その中の各絞りローラー3,4)は、前記容器1に対して一定の低速で徐々に下降する。
次に本実施例1の動作を説明する。前述のような構成において、ユーザーが前記歯ブラシ8を前記挿入方向(図1の矢印B方向)に向けて前記挿入口10aから前記筐体10内に挿入して前記ブラシ部8aが前記排出口1aに対向する位置まで移動すると、前記歯ブラシ8の先端が、前記可動体11に固定された受け部11bに当接しながら、これを図示矢印B方向に押す。すると、これにより前記可動接点7bが押されて前記スプリング7cの力に抗して図示右方向に移動し、前記可動接点7bと前記固定接点7aとが接触し、図2に示す状態となる。すると、前記リミットスイッチ7がONとなって前記モーター5が通電され、前記各ローラー3及び4がそれぞれ一定方向(図示の矢印C及びD方向)に一定の低速度で回転する。その後、ユーザーが前記歯ブラシ8を図2,3に示すような前記排出口1aの下方の位置から前記挿入方向(矢印B方向)と反対の図示左方向に移動させると、前記スプリング7cにより前記可動接点7bが前記固定接点7aから離れて、図1に示す状態に戻るので、前記モーター5の通電が停止され、前記各ローラー3,4の回転が停止する。
なお、このとき、前記特許文献1の装置におけると略同様に、前記各絞りローラー3,4はそれぞれ矢印C,D方向に回転するが、この回転に伴って、前記各絞りローラー3,4が前記容器1の胴体部をその両側から間欠的に押圧する(詳細は後述する)と共に、前記容器1との図示上下方向の位置関係としては前記容器1に対して徐々に下降する。また、図1,2において、15は前記略リング状の容器支持部2と共に前記容器1を支持するために備えられ、前記容器1の図示上端部をその両側から挟みながら回転する(動力なしで前記容器1との摩擦力により回転させてもよいし、前記モーター5などの駆動力により回転させてもよい)支持ローラーである。
本実施例1において、前記モーター5が通電されて回転するときは、前述のように前記絞りローラー4にはその外周部に4つの突出部4bが形成されているので、前記2つの絞りローラー3,4が前記モーター5により一定の低速度で回転すると、前記突出部4bが前記絞りローラー3と対向するときと対向しないときとが交互に繰り返され、これに伴って、前記2つの絞りローラー3,4の間の間隔も大きくなったり小さくなったりを交互に繰り返す。そして、この前記2つの絞りローラー3,4の間の間隔が大きくなったり小さくなったりを交互に繰り返すことに伴って、前記容器1の排出口1aから排出される練り歯磨き1bの排出量も、排出されたり排出されなかったり(又は多く排出されたり少なく排出されたり)を交互に繰り返すことになる。図2は、符号Eで示すように、前記間隔が小さくなったときの状態を示すものである。この図2に示す状態においては、前記容器1を絞りローラー3と前記絞りローラー4の突出部4bとが押圧するため、前記容器1の排出口1aから所定量の練り歯磨き1bが排出される。
図4はこのような本実施例1の動作をより詳細に示すもので、図4(a)は前記モーター5が停止されているため前記2つの絞りローラー3,4も回転していない状態、図4(b)〜(e)は前記モーター5が駆動され前記2つの絞りローラー3,4が一定速度で図示の矢印C,D方向にそれぞれ連続的に回転している状態を示す概略模式図である。なお、図4においては、前記絞りローラー4の突出部4bは計4個あることから、それぞれに4b1〜4b4の符号を付している。
前記2つの絞りローラー3,4が一定の低速度で回転している場合において、図4の(b)及び(d)に示すように、前記絞りローラー3と前記絞りローラー4の4つの突出部4b1〜4b4の中の4b1と4b4が前記絞りローラー3と対向したときは、両者の間隔が小さくなる。その結果、図4の(b)及び(d)の各ステップでは、前記絞りローラー3と前記絞りローラー4の各突出部4b1,4b4とにより前記容器1がそれぞれ押圧されるため、前記排出口1aから練り歯磨き1bが所定量だけ、それぞれ排出される(図4(b)の図示右端の1b1、及び図4(d)の図示右端の1b2を参照)。
他方、前記2つの絞りローラー3,4が一定の低速度で回転している場合でも、図4の(c)及び(e)に示すように、前記絞りローラー3と前記絞りローラー4の計4個の突出部4b1〜4b4のいずれもが前記絞りローラー3と対向していないときは、両者の間隔は大きくなる。その結果、図4の(c)及び(e)の各ステップでは、前記絞りローラー3と前記絞りローラー4の各突出部4bとにより前記容器1が押圧されることがないため、前記排出口1aから練り歯磨き1bが排出されることはない(又は、排出されるとしても排出量は極めて少ない量に止まる)。
以上より、本実施例1においては、前述のようにユーザーが歯ブラシ8を前記筐体10内に挿入して前記可動体11を歯ブラシ8の先端で押し付けている間だけモーター5の電源がONされるので前記各絞りローラー3,4が一定の低速度で連続的に回転するが、これは、図4においては(b)から(e)までに示す状態である。このような図4の(b)〜(e)に示す場合は、図4(f)のタイムチャートに示すように、前記2つの絞りローラー3,4が一定の低速度で連続的に回転している過程(図4の(a)から(e)へと流れる過程)の中で、図4の(b)及び(d)のステップにおいてだけ前記排出口1aから練り歯磨き1bが排出され、図4の(c)及び(e)のステップにおいてはほとんど練り歯磨き1bが排出されないというように、練り歯磨き1bが間欠的に排出されるようになる。
以上より、本実施例1においては、ユーザーが歯ブラシ8を筐体10内に挿入して前記可動体11を押圧してリミットスイッチ7をONにすることにより前記モーター5を駆動させている間、ユーザーは前記容器1の排出口1aから前記練り歯磨き1bが間欠的に排出されている様子を見ることができる。よって、本実施例1によれば、ユーザーが、歯ブラシ8のブラシ部8a上に練り歯磨き1bの排出量が適量となった瞬間を容易に察知して、歯ブラシ8の位置を動かして前記リミットスイッチ7をOFFにする操作を適切なタイミングで行なうことを、極めて容易にできるようになる。
なお、図4(g)は従来の練り歯磨き供給装置(特許文献1参照)におけるように容器を絞る2つの絞りローラーが共に断面丸形ローラーとしたときの動作を示すタイムチャートである。この図4(g)に示すように、従来の装置においては、2つの断面丸形ローラーが回転して容器1を押圧することにより練り歯磨きが一定量ずつダラダラと連続的に排出されるだけなので、ユーザーは、歯ブラシ8のブラシ部8a上に練り歯磨き1bの排出量が適量となった瞬間を容易に察知することができず、したがって、歯ブラシ8の位置を動かして前記リミットスイッチ7をOFFにする操作を適切なタイミングで行なうことはできない。
次に本発明の実施例2を説明する。本実施例2の基本的構成は前記実施例1と同様であるので、以下では、本実施例2について、前記実施例1と異なる部分を中心に、図5を参照して説明する。本実施例2においては、前記容器1を両側から押圧して練り歯磨き1bを排出するために使用する前記2つの絞りローラーとして、回転軸3aと直交する方向の断面が丸形の丸形ローラー3と、回転軸21aと直交する方向の断面が略星形のギヤ形ローラー21を採用している。このギヤ形ローラー21は、その中心(回転軸21a)から見てそれぞれが放射状に延びる計6個の各頂点から構成される計6個の突出部21b1〜21b6を備えている。
このように構成された本実施例2において、ユーザーが前記歯ブラシ8を前記筐体10中に挿入して前記モーター5を駆動させると、前記実施例1におけると同様に、前記2つの絞りローラー3,21が回動するが、その過程で、前記2つの絞りローラー3と21との間隔は、前記ギヤ形ローラー21の各突出部21b1〜21b6が前記丸形ローラー3と対向するかどうかにより交互に大きくなったり小さくなったりし、その結果、前記2つの絞りローラー3,21による前記容器1への押圧力も交互に弱くなったり強くなったりするので、前記容器1の排出口1aからの練り歯磨き1bの排出動作も、排出量が多い場合と少ない場合(又はゼロの場合)とが交互に繰り返され、間欠的となる(図5(f)参照)。
すなわち、本実施例2においては、前記モーター5が駆動される図5の(b)〜(e)において、前記ギヤ形ローラー21の突出部21b1と21b6が前記丸形ローラー3とそれぞれ対向する(b)及び(d)のときは、両ローラー3,21の間隔が狭まるため、前記容器1が強く押圧されて前記排出口1aから所定量の練り歯磨き1bが排出される。他方、前記モーター5が駆動される図5の(b)〜(e)において、前記ギヤ形ローラー21の突出部21b1と21b6が前記丸形ローラー3と対向しない(c)及び(e)のときは、前記両ローラー3,21の間隔は大きいままなので、前記容器1はほとんど押圧されず前記排出口1aからも練り歯磨き1bはほとんど排出されない。よって、本実施例2によるときも、前記実施例1と同様に、ユーザーが歯ブラシ8を筐体10内に挿入して前記モーター5を駆動する間、前記容器1の排出口1aからは、練り歯磨き1bが所定量ずつ間欠的に排出される(図5(f)のタイムチャート参照)ので、この実施例2によっても、前記実施例1と同様の作用効果を奏することができる。なお、図5において、(a)は前記モーター5が停止していときの状態を示す模式図である。
次に本発明の実施例3を説明する。本実施例3の基本的構成は前記実施例1,2と同様であるので、以下では、前記実施例1,2と異なる部分を中心に、実施例3について図6を参照して説明する。本実施例3においては、前記容器1を両側から押圧して練り歯磨き1bを排出するために使用する前記2つの絞りローラーとして、回転軸3aと直交する方向の断面が丸形の丸形ローラー3と、回転軸22aと直交する方向の断面が略六角形状のローラー22とを採用している。この略六角ローラー22は、その中心(回転軸22a)から見てそれぞれが放射状に延びる計6個の各頂点から構成される計6個の突出部22b1〜22b6を備えている。
このように構成された本実施例3において、ユーザーが前記歯ブラシ8を前記筐体10中に挿入して前記モーター5を駆動させると、前記実施例1,2におけると同様に、前記2つの絞りローラー3,22が回動するが、その過程で、前記2つの絞りローラー3と22との間隔は、前記略六角ローラー22の各突出部22b1〜22b6が前記丸形ローラー3と対向するかどうかにより交互に大きくなったり小さくなったりし、その結果、前記2つの絞りローラー3,22による前記容器1への押圧力も交互に弱くなったり強くなったりするので、前記容器1の排出口1aからの練り歯磨き1bの排出動作も、排出量が多い場合と少ない場合(又は略ゼロの場合)とが交互に繰り返され、間欠的となる(図6(f)参照)。
すなわち、本実施例3においては、前記モーター5が駆動される図6の(b)〜(e)において、前記略六角ローラー22の突出部22b1と22b6が前記丸形ローラー3と対向する(b)及び(d)のときは、前記両ローラー3,22間の間隔が狭まるため、前記容器1が強く押圧されて前記排出口1aから所定量の練り歯磨き1bが排出される。他方、前記モーター5が駆動される図6の(b)〜(e)において、前記略六角ローラー22の各突出部22bのいずれもが前記丸形ローラー3と対向しない(c)及び(e)のときは、前記両ローラー3,22の間隔は大きいままなので、前記容器1はほとんど押圧されず前記排出口1aからも練り歯磨き1bはほとんど排出されない。よって、本実施例3によるときも、前記実施例1,2と同様に、ユーザーが前記歯ブラシ8を前記筐体10内に挿入して前記モーター5を駆動する間、前記容器1の排出口1aからは所定量の練り歯磨き1bが間欠的に排出される(図6(f)のタイムチャート参照)ので、この実施例3によっても、前記実施例1と同様の作用効果を奏することができる。なお、図6において、(a)は前記モーター5が停止していときの状態を示す模式図である。
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明は前記の各実施例1〜3として述べたものに限定されるものではなく、様々な修正及び変更が可能である。例えば、前記各実施例1〜3においては、前記2つの絞りローラーを、「自らの一定速度での回転に伴って前記容器1を間欠的に押圧する突出部4b,21b,22bを備えたローラー4,21,22」と断面丸形のローラー3との組み合わせとしているが、本発明ではこれに限られるものではなく、前記断面丸形のローラー3に代えて断面が六角形又は八角形などの多角形のローラーを採用するようにしてもよい。また、前記各実施例1〜3においては、前記2つの絞りローラーの中、一方を回転軸と直交する方向の断面が丸形のローラー3、他方を「自らの一定速度での回転に伴って前記容器を間欠的に押圧する1つ又は複数の突出部4b,21b,22bを有するローラー4,21,22(例えば、複数の略板状の突出部を備えたローラー4、断面が略星形のギヤ形ローラー21、断面が略六角形のローラー22など)」としたが、本発明では、前記2つの絞りローラーの双方ともを「自らの一定速度での回転に伴って前記容器を間欠的に押圧する1つ又は複数の突出部を有するローラー」としてもよい。
さらに、前記各実施例においては、ユーザーが歯ブラシ8を前記容器1の排出口1aの下方に対向配置させたことを検出して前記モーター5を作動させる(そして、歯ブラシ8が前記容器1の排出口1aの下方に対向配置されなくなったら前記モーター5を停止させる)ための制御又はスイッチ手段として、リミットスイッチ7を使用した回路を採用するようにしたが、本発明ではこれに限られるものではなく、例えば、歯ブラシ8が前記容器1の排出口1aの下方に対向配置されたことを赤外線センサやイメージセンサなどで検出してモーター用の制御信号を発信する方法、チューブ状容器1の排出口1aからの排出量が適量に達したかどうかをカメラから得られる映像に基づいて判定してモーターを停止させる制御信号を発信する方法など、従来より公知の様々な構成・方法を採用することが可能である。
また、前記実施例3においては、「自らの一定速度での回転に伴って前記容器を間欠的に押圧する1つ又は複数の突出部を有するローラー」として断面が略六角形の絞りローラー22を使用しているが、本発明においては、これに代えて、断面が略四角形、略五角形、略六角形、略七角形、又は略八角形の絞りローラーを使用するようにしてもよい。また、前記各実施例では、前記2つの絞りローラーの双方をモーターで回転させるようにしたが、本発明では、少なくとも前記突出部を備えたローラーだけをモーターで回転させる(他方の断面が丸形のローラーについてはモーターの駆動力による回転はさせない)ようにしてもよく、このようにしたときでも前記各実施例とほぼ同様の効果(前記容器1から練り歯磨き1bを間欠的に排出させること)を得ることができる。また、前記実施例1では前記絞りローラー4だけでなく前記丸形ローラー3をも前記モーター5で回転駆動させているが、本発明においては、前記丸形ローラー3はモーターで駆動させることなく回動自在だが駆動力を加えないフリーの状態にしておいてもよい。
1 チューブ状容器
1a 排出口
1b 練り歯磨き
2 容器支持部
3,4 絞りローラー
3a,4a,21a,22a 回転軸
4b,4b1〜4b4,21b1〜21b6,22b1〜22b6 突出部
5 モーター
6 電源
7 リミットスイッチ
7a 固定接点
7b 可動接点
7c スプリング
8 歯ブラシ
8a ブラシ部
10 筐体
10a 挿入口(開口部)
11 可動体
11a 穴
13 固定リブ
21 ギヤ形ローラー
22 略六角ローラー

Claims (1)

  1. 練り歯磨きを適量だけ歯ブラシ上に供給する練り歯磨き供給装置であって、
    練り歯磨きを収容した柔軟なチューブ状容器をその排出口を下方に向けた状態で支持する容器支持部と、
    互いの間で前記容器を挟むように対向配置されており前記容器に対して互いに逆方向に回転しながら徐々に前記排出口の方向に移動する2つの絞りローラーであって、一方が自らの一定速度での回転に伴って前記容器を間欠的に押圧する1つ又は複数の突出部を備えたローラーであり、他方が回転軸と直交する断面が円形状で突出部を備えていないローラーである、2つの絞りローラーと、
    少なくとも前記突出部を備えたローラーを回転させるモーターと、
    ユーザーが歯ブラシを前記排出口に対向する位置に配置したとき前記モーターを作動させる制御又はスイッチ手段と、
    を備え、前記2つの絞りローラーの回転により前記容器から練り歯磨きを一定量ずつ間欠的に排出させるようにしたことを特徴とする練り歯磨き供給装置。
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