JP5346322B2 - 音場収音再生装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Description
第一実施形態の音場収音再生装置及び方法は、図2に示す第一の部屋のz=z1の位置に配置されたNx×Ny個の無指向性のマイクで構成される二次元マイクアレーM1−1,M2−1,…,MNx−Nyで収音した音信号を用いて、以下に説明する方法でz=z1の位置の音圧勾配を計算する。そして、計算された音圧勾配を用いて、第二の部屋に配置されたNx×Ny個のモノポール特性のスピーカで構成される二次元スピーカアレーS1−1,S2−1,…,SNx−Nyで音場を再現する。
角度スペクトル表現G(n,m,ω)に対応する係数は、次式のように定義される。kは波数であり、cを音速として、k=ω/cである。係数D(n,m,ω)が、z軸方向の微分に対応する理由については後述する。
以下、z1=0とする。z=z1における平面状の定常状態音圧分布F(x,y,ω)=P(x,y,0,ω)の角度スペクトル表現G(kx,ky,ω)は、以下のような音圧分布の二次元逆フーリエ変換として与えられる。
第一実施形態の音場収音再生装置及び方法は二次元マイクアレー及び二次元スピーカアレーを用いるのに対して、第二実施形態の音場収音再生装置及び方法は一次元マイクアレー及び一次元スピーカアレーを用いる。これにより、マイク数、スピーカ数及びチャネル数を少なくすることができるため、実装が比較的容易となる。
角度スペクトル表現G(n,ω)に対応する係数は、次式のように定義される。kは波数であり、cを音速として、k=ω/cである。係数D(n,ω)が、z軸方向の微分に対応する理由については後述する。
以下、係数D(n,ω)が、z軸方向の微分に対応する理由について説明する。なお、z1=0とする。z=z1における平面状の定常状態音圧分布F(x,ω)=P(x,0,ω)の角度スペクトル表現G(kx,ω)は、以下のような音圧分布の空間の逆フーリエ変換として与えられる。
図6のように、z=0の位置に直線状に2cm間隔で配置された96個のマイクからなる一次元マイクアレーでz<0の領域の音場の音信号を収音して、z=0の位置に直線状に4cm間隔で配置された96個のマイクからなる一次元スピーカアレーでz>0の領域において収音された音信号を用いてその音場を再現するシミュレーションを行った。一次元マイクアレー及び一次元スピーカアレーの全体の長さは3.84mであり、チャネル数は96である。音源は、(x,z)=(0.4m,−1.0m)の位置にある点音源である。音源信号は、3000Hzの正弦波である。
音場収音再生装置を構成する各部は、第一の部屋に配置された収音装置と第二の部屋に配置された再生装置の何れに備えられていてもよい。換言すれば、周波数領域変換部1、窓関数部2、空間逆フーリエ変換部3、空間微分部4、空間フーリエ変換部5、時間領域変換部6、補正フィルタ部7のそれぞれの処理は、第一の部屋に配置された収音装置で実行されてもよいし、第二の部屋に配置された再生装置で実行されてもよい。収音装置で生成された信号は、再生装置に送信される。
2 窓関数部
3 空間逆フーリエ変換部
4 空間微分部
5 空間フーリエ変換部
6 時間領域変換部
7 補正フィルタ部
Claims (10)
- 空間の逆フーリエ変換によりマイクアレーで収音された音信号の振幅分布の角度スペクトル表現を計算する空間逆フーリエ変換部と、
上記角度スペクトル表現と、上記マイクアレー面の垂直方向における微分に対応する係数との積である空間微分後角度スペクトル表現を計算する空間微分部と、
上記空間微分後角度スペクトル表現を空間のフーリエ変換により音信号の振幅分布に変換する空間フーリエ変換部と、
を含む音場収音再生装置。 - 空間の逆フーリエ変換によりマイクアレーで収音された音信号の振幅分布の角度スペクトル表現を計算する空間逆フーリエ変換部と、
上記角度スペクトル表現と、上記マイクアレー面の垂直方向における微分に対応する係数との積である空間微分後角度スペクトル表現を計算する空間微分部と、
を含む音場収音再生装置。 - 空間の逆フーリエ変換により計算されたマイクアレーで収音された音信号の振幅分布の角度スペクトル表現と、上記マイクアレー面の垂直方向における微分に対応する係数との積である空間微分後角度スペクトル表現を計算する空間微分部と、
上記空間微分後角度スペクトル表現を空間のフーリエ変換により音信号の振幅分布に変換する空間フーリエ変換部と、
を含む音場収音再生装置。 - 請求項6に記載の音場収音再生装置において
上記音場収音再生装置は、収音装置及びと再生装置を備え、
上記収音装置は、上記周波数領域変換部と上記空間逆フーリエ変換部と上記空間微分部と上記空間フーリエ変換部と上記補正フィルタ部とを含み、
上記再生装置は、上記時間領域変換部を含む、
ことを特徴とする音場収音再生装置。 - 請求項6に記載の音場収音再生装置において
上記音場収音再生装置は、収音装置及びと再生装置を備え、
上記収音装置は、上記周波数領域変換部と上記空間逆フーリエ変換部と上記空間微分部と上記空間フーリエ変換部とを含み、
上記再生装置は、上記補正フィルタ部と上記時間領域変換部とを含む、
ことを特徴とする音場収音再生装置。 - 空間の逆フーリエ変換によりマイクアレーで収音された音信号の振幅分布の角度スペクトル表現を計算する空間逆フーリエ変換ステップと、
上記角度スペクトル表現と、上記マイクアレー面の垂直方向における微分に対応する係数との積である空間微分後角度スペクトル表現を計算する空間微分ステップと、
上記空間微分後角度スペクトル表現を空間のフーリエ変換により音信号の振幅分布に変換する空間フーリエ変換ステップと、
を含む音場収音再生方法。 - 請求項1から6に記載された音場収音再生装置の各部としてコンピュータを機能させるための音場収音再生プログラム。
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