JP5346224B2 - 油性毛髪処理剤およびその使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、酸化染毛剤もしくはヘアマニキュアによる染毛処理前またはパーマネントウェーブ処理前に用いる油性毛髪処理剤およびその使用方法に関する。
現在、毛髪を染毛処理またはパーマネントウェーブ処理(パーマともいう)することにより、様々なヘアスタイルが作られている。しかしながら、これらの処理をすると、染毛剤、染毛料またはパーマネントウェーブ剤により、毛髪が損傷し、処理後の毛髪の手触りやまとまりが損なわれたり、十分なウェーブが形成されないことがある。
また、あらかじめ損傷している毛髪にこれらの処理を行うと、発色やパーマのかかり具合が健康な毛髪に対し十分でない場合がある。さらに、白髪の混ざった毛髪の染色においては、酸化染毛剤を用いると、白髪部分が染まりにくく、ヘアマニキュアを用いても、十分な染色が得られないという問題があった。
これらの問題を解決するために、例えば酸化染毛剤を用いた染毛処理前に、毛髪を加水分解タンパク処理をして濃染させる技術(たとえば、特許文献1)や、アルキルグルコシドを用いて染色性を向上させた技術(たとえば、特許文献2)が提案されている。しかしながら、十分に白髪を染色すること、染まりにくい毛髪を染色することなどが十分でなかった。
ヘアマニキュア(酸性染毛料ともいう)については、ヘアマニキュア単体の染色性を向上するため、染毛前にポリエチレンイミンなどを使う技術が提案されている(たとえば、特許文献3)。しかしながら、なお、十分な染色力を得ることができず、また仕上がりがごわついてしまうという問題点がある。
パーマネントウェーブ処理においても、加水分解ケラチンを含有する処理剤で前処理を行うことで、毛髪の損傷を防止し、弾力のあるウェーブを出す提案がなされている(たとえば、特許文献4)。しかしながら、ウェーブに弾力は出るものの、パーマ後の毛髪の滑らかさ、毛先のまとまり感などが十分でなかった。
毛髪にまとまりを与える成分としては、シリコーン油、エステル油、植物油などの油性成分がヘアスタイリング剤等に使用されている。しかし、そのような油性成分は、毛髪表面を覆うため、その後に使用する酸化染毛剤、ヘアマニキュアまたはパーマネントウェーブ剤の毛髪への浸透の妨げになり、各処理の前に用いる処理剤に油性成分を用いることは行われてこなかった。
特許3801435号公報 特開平8−081342号公報 特許3762967号公報 特開2002−029942号公報
本発明は、酸化染毛剤もしくはヘアマニキュアによる染毛処理またはパーマネントウェ
ーブ処理による毛髪の損傷を防止し、処理後の毛髪の手触りおよび毛先のまとまりを良好なものとするとともに、酸化染毛剤およびヘアマニキュアの毛髪への浸透性を向上させ、またパーマ処理前の毛髪の状態を整えて、ウエーブ形成効果を高めることを目的とする。
本発明者らは、特定のトリグリセライド(A)と、特定のエステル油(B)とを特定の比で特定の量を含有する油性毛髪処理剤が、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、たとえば以下の[1]〜[9]に関する。
[1]トリグリセライド(A)と、25℃での粘度が30mPa・s以下のエステル油(B)とを含有する油性毛髪処理剤であって、
前記(A)成分が、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸とグリセリンとのトリエステルであり、
前記(A)成分および(B)成分の合計の含有量が80重量%以上(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)であり、
前記(A)成分と(B)成分の重量の比が、10:90〜90:10であることを特徴とする油性毛髪処理剤。
[2]さらに25℃での粘度が100mPa・s〜10000mPa・sの油剤(C)0.5〜10重量%(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)を含有することを特徴とする[1]に記載の油性毛髪処理剤。
[3]前記トリグリセライド(A)が、トリカプリン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリルおよびトリ(カプリル・カプリン)酸グリセリルの中から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする[1]または[2]に記載の油性毛髪処理剤。
[4]酸化染毛剤による染毛処理の前処理剤であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の油性毛髪処理剤。
[5]ヘアマニキュアによる染毛処理の前処理剤であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の油性毛髪処理剤。
[6]パーマネントウェーブ処理の前処理剤であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の油性毛髪処理剤。
[7][1]〜[3]のいずれかに記載された油性毛髪処理剤を毛髪に塗布した後、そのまま酸化染毛剤による染毛処理を行うことを特徴とする毛髪処理方法。
[8][1]〜[3]のいずれかに記載された油性毛髪処理剤を毛髪に塗布し、次いで毛髪をシャンプーで洗った後、ヘアマニキュアによる染毛処理を行うことを特徴とする毛髪処理方法。
[9][1]〜[3]のいずれかに記載された油性毛髪処理剤を毛髪に塗布し、次いで毛髪をシャンプーで洗った後、パーマネントウェーブ処理を行うことを特徴とする毛髪処理方法。
本発明の油性毛髪処理剤は、酸化染毛剤もしくはヘアマニキュアによる染毛処理前またはパーマネントウェーブ処理前に毛髪に塗布することにより、毛髪表面を覆うことなく、毛髪の内部に油性成分を浸透させることができる。よって各処理の処理剤の毛髪への浸透を妨げることなく、毛髪の状態を整え、各処理の効果を高めるとともに各処理による毛髪の損傷を防止し、また仕上がりの毛髪を手触りよく、毛先のまとまりのあるものとすることができる。
さらには、酸化染毛剤による染毛処理前に本発明の油性毛髪処理剤を用いると、白髪や硬毛など染まりにくい毛髪を濃く染めることができるとともに、頭皮への染まりを抑えることができる。酸性染毛料、いわゆるヘアマニキュアによる染毛処理前に使用すると、染
色力が上がり白髪を効果的に染めることができるとともに、毛髪にハリコシ感を与える。また、パーマネントウェーブ処理の前に使用すると毛髪に弾力を与え、ウエーブを形成するのに好ましい状態とすることができる。
また、本発明の毛髪処理剤は、毛髪へ塗布する際の伸びが良好である。
以下、本発明について具体的に説明する。
<油性毛髪処理剤>
本発明の油性毛髪処理剤(以下、単に「処理剤」ともいう。)は、トリグリセライド(A)と、25℃での粘度が30mPa・s以下のエステル油(B)とを含有する油性毛髪処理剤であって、前記(A)成分が、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸とグリセリンとのトリエステルであり、前記(A)成分および(B)成分の合計の含有量が80重量%以上(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)であり、前記(A)成分と(B)成分の重量の比が、10:90〜90:10であることを特徴とする。
(A)トリグリセライド
本発明の処理剤に用いられる(A)成分は、トリグリセライドである。
上記(A)成分のトリグリセライドとしては、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸とグリセリンとのトリエステルであれば特に限定されなく、天然の動植物由来のものでも、化学合成のものでもよいが、例えば、トリカプリン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、天然のヤシ油が挙げられ、トリカプリン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリルが酸化染毛剤処理やヘアマニキュアによる染毛処理では染色性を向上させる点、さらにヘアマニキュアによる染毛処理ではハリコシ感を与える点、パーマネントウェーブ処理では弾力を与える点でより好ましい。
上記トリグリセライドは、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸のトリグリセライドであるため、毛髪に浸透しやすく、毛髪表面に膜を張らないため、染料等の毛髪への浸透を妨げることなく、毛髪を保護することが可能である。
(B)エステル油
本発明の処理剤に用いられる(B)成分は、エステル油であり、25℃での粘度が30mPa・s以下である。
(B)成分としては、特に限定されないが、たとえばアジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、エチルヘキサン酸ヘキシルデシル、ジエチルヘキサン酸ネオペンチレングリコール、ジカプリル酸ネオペンチルグリコール、イソノナン酸エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ジイソノナン酸ネオペンチレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、ピバリン酸イソステアリル、ピバリン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、カプリル酸プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコールが挙げられる。中でも、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピルが染色性を向上させる点から好
ましい。パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチルがさらに頭皮への染まりを向上させる点または弾力を与える点、髪への伸ばしやすさの点でより好ましい。
(B)成分は、本発明の処理剤の毛髪への馴染み、広がりを良好にし、毛髪に滑らかさを与えるとともに、酸化染毛剤やヘアマニキュアによる染毛処理において良好な染色効果を与える。
(B)成分の25℃での粘度は、好ましくは1mPa・s〜30mPa・s、より好ましくは5mPa・s〜15mPa・sである。25℃での粘度が上記範囲にあると、毛髪への浸透が良好であり、また(A)成分の毛髪への浸透の妨げとならない。ここで、粘度は、25℃にてBM型粘度計(ローターNO.1、回転数60rpm、測定時間30sec)で計測した値である。
また、(B)成分は、log Pの値が6以上、好ましくは6〜15である。ここで、log Pとは、Chemical Reviews vol.71(6), 525 (1971)などで定義されている水相とオクタノール相の間での物質の分配を表す尺度である。具体的にはlog P=log([物質]オクタノール/[物質]水)である(ここで、式中、[物質]オクタノールは1-オクタノール相中の物質のモル濃度を、[物質]水は水相中の物質のモル濃度を示す。)log Pの値が上記範囲にあると、酸化染毛剤の頭皮への染まりを抑制し、髪への伸ばしやすさが良好であるため好ましい。
前記(A)成分および(B)成分の合計の含有量は80重量%以上であり、好ましくは、80〜100重量%、より好ましくは90重量%以上、特に好ましくは90〜99.5重量%である(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)。前記油性毛髪処理剤中の(A)成分と(B)成分の合計の含有量が上記範囲にあると、毛髪に十分な(A)成分と(B)成分を浸透させることができ、本処理剤の効果が十分発揮できる。
また、(A)成分と(B)成分の重量の比は、10:90〜90:10であり、好ましくは20:80〜40:60である。(A)成分と(B)成分の重量の比が上記範囲内にあると、両成分が、互いに毛髪への浸透を阻害することなく、毛髪中に浸透し、毛髪内に吸着されると考えられる。
(C)油剤
本発明の処理剤は、(A)成分および(B)成分の他に、好ましくは25℃での粘度が100mPa・s〜10000mPa・sの油剤(C)を含有してもよい。上記(C)成分を含有することにより、毛髪に滑らかさや毛先のまとまりを与える。
上記(C)成分としては、特に限定されないが、油性を示す原料であり、たとえばエステル油、(A)成分以外のトリグリセライド、アルコール類、炭化水素類、シリコーン油が挙げられ、界面活性剤も含まれる。具体的には、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、トリイソステアリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、ジリノール酸ジイソプロピル、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシ
ル)、ダイマージリノール酸(イソステアリル/フィトステリル)などが挙げられる。中で
もテトライソステアリン酸ペンタエリスリチルが、毛先のまとまり感の点から好ましい。
(C)成分の25℃での粘度は、好ましくは100mPa・s〜10000mPa・s、より好ましくは100mPa・s〜5000mPa・s、最も好ましくは100mPa・s〜500mPa・sである。ここで、粘度は、25℃にてBM型粘度計(東京計器社製、測定時間30sec)で計測した値である。なお、BM型粘度計のロータおよび回転数は、粘度
に応じて適切に選択されるが、通常100mPa・s〜1000mPa・sには、ロータNo.2、回転数30rpm、1000mPa・s〜10000mPa・sには、ロータNo.3、回転数12rpmが用いられる。
(C)成分は、0.5〜10重量%含まれることが好ましく、1〜8重量%含まれることがより好ましく、4〜6重量%含まれることが特に好ましい(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)。(C)成分の25℃での粘度と量が上記範囲内にあると、毛髪の滑らかさ、毛先のまとまり感を向上させることができ、(A)成分および(B)成分の毛髪への浸透を阻害しないため、酸化染毛剤やヘアマニキュアによる染毛処理において染色効果の妨げとならない。
(D)任意成分
本発明の油性毛髪処理剤には、必要に応じて、一般的な毛髪処理剤に用いられている各種成分を、任意成分(D)として配合することができる。たとえば、このような任意成分(D)としては、軽質流動イソパラフィンのような粘度1mPa・s以上100mPa・s未満の(A)成分および(B)成分以外の油剤、高級アルコール、グリセリン、香料、窒素や炭酸ガス等スプレー剤用ガス等が挙げられる。これらは、本発明の目的を損なわない範囲内の量で、本発明の処理剤に適宜、配合できる。
(E)油性毛髪処理剤
本発明の処理剤は、上述した各成分を、公知の方法で適宜、撹拌、混合、加熱、冷却、溶解することによって製造できる。
本発明の処理剤の剤型には、特に限定がなく、例えば、オイル、エアゾールスプレーなど実質的に水を含まない剤型が挙げられる。
(F)用途と使用方法
本発明の処理剤は、毛髪を処理するために用いられるが、好ましくは、(i)酸化染毛剤による染毛処理、(ii)ヘアマニキュアによる染毛処理、(iii)パーマネントウェーブ処理における前処理剤として用いられる。
いずれの場合においても、本発明の処理剤は、毛髪細胞膜複合体を通り、毛髪内へ浸透すると推測している。毛髪へ一度浸透すると、1回のシャンプーなどでは取り除かれず、
毛髪に吸着されていると考えられている。
本発明の処理剤が、(i)酸化染毛剤による染毛処理、(ii)ヘアマニキュアによる染毛処理の前に用いられると、酸化染毛剤中の中間体やカップラー、重合した酸化染料と馴染みがよく、毛髪内部に染料などを浸透しやすくしていると考えている。さらに、本発明の処理剤は、毛髪内部に油分を与えるため、(ii)ヘアマニキュアによる染毛処理において、ハリコシ感を与えると考えられる。
本発明の処理剤を、(i)酸化染毛剤による染毛処理の前に用いる方法は、特に限定されないが、好ましくは、酸化染毛剤塗布前の乾いている状態の毛髪に、本発明の処理剤を塗布することが好ましい。なぜなら、本発明の処理剤は染料の毛髪への浸透を妨げないと考えられるからである。染毛は、通常乾いた毛髪に行われるため、本発明の処理剤を塗布後、毛髪を洗浄することなく、酸化染毛剤を毛髪に塗布することが好ましく、そのように用いても本処理剤は酸化染毛剤の毛髪への浸透を妨げない。
本発明の処理剤を、(ii)ヘアマニキュアによる染毛処理の前に用いる方法は、特に限定されないが、ヘアマニキュア処理を行う前の乾いた毛髪に、本発明の処理剤を塗布し
、次いで1度通常のシャンプーをしてからヘアマニキュアによる染毛処理を行うことが好ましい。なぜなら、ヘアマニキュア処理においては、毛髪の表面に本発明の処理剤が残留していない方が好ましいからである。その一方で、本発明の処理剤は一度毛髪に塗布すると毛髪内に浸透し吸着されるため、浸透した本発明の処理剤はシャンプーによっても除かれることはなく、効果を発揮するからである。
本発明の処理剤が、(iii)パーマネントウェーブ処理の前に用いられると、毛髪に浸透した本発明の処理剤が、毛髪に弾力を与えると考えられる。
本発明の処理剤を、(iii)パーマネントウェーブ処理の前に用いる場合は、パーマネントウェーブ処理を行う前の乾いた毛髪に、本発明の処理剤を塗布し、次いで1度通常のシャンプーをしてからパーマネントウェーブ処理を行うことが好ましい。なぜなら、パーマネントウェーブ処理においては、毛髪の表面に本発明の処理剤が残留していない方が好ましいからである。その一方で、本発明の処理剤は一度毛髪に塗布すると毛髪内に浸透し吸着されるため、浸透した本発明の処理剤はシャンプーによっても除かれることはなく、効果を発揮するからである。
塗布方法としては、(i)〜(iii)のいずれの前に用いる方法においても、特に限定されないが、手、スプレー、刷毛、コーム、ブラシなどを用いることができる。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、表1、4、6における各成分の量は重量%であり、
下記評価はいずれもモデル10人に対して、専門のテスターが評価した。また、(B)成分、(C)成分の粘度は各成分の説明の項で記載した方法により測定した値である。
<酸化染毛剤による染毛処理の前処理剤としての使用>
[実施例1〜17、比較例1〜6]
実施例1〜17、比較例1〜6および参考例1において用いた酸化染毛剤(A)の組成は、下記の通りである。
酸化染毛剤(A)の組成
(第1剤) 重量%
パラフェニレンジアミン・・・・・・・・・・・0.2
レゾルシン・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0
パラアミノフェノール・・・・・・・・・・・・0.5
2,6−ジアミノピリジン・・・・・・・・・・0.2
セチルアルコール・・・・・・・・・・・・・・5.0
ポリエチレングリコール・・・・・・・・・・・5.0
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル・・8.0
ラウリル硫酸ナトリウム・・・・・・・・・・・1.2
強アンモニア水(28%)・・・・・・・・・・5.0
アスコルビン酸・・・・・・・・・・・・・・・0.5
精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残 量
(第2剤)
過酸化水素(35%)・・・・・・・・・・・17.0
精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残 量
第1剤および第2剤それぞれの全体を100重量%とする。
[評価1:染色性]
白髪30%混じりの中国人毛髪1g、10cm(ビューラックス製 BM-MIX-A)に表1
に記載の組成の油性毛髪処理剤を0.3g塗布した後、第1剤と第2剤を1:1で混合し
た酸化染毛剤(A)を3g塗布し、染色した。30分放置後、水洗し、シャンプーを行い、ドライヤーで乾かし、専門テスター(美容師)による官能評価を行い、目視による黒髪と白髪の染毛の程度について、下記基準
◎:白髪が十分に染まり、黒髪と白髪が均一に見える
○:白髪が染まり、黒髪と白髪がほぼ均一に見える
△:白髪への染まりが薄く、黒髪と白髪の均一性がない
×:白髪への染まりが悪く、白髪が目立っている
で判断し、評価した。結果を表1に示す。
[評価2:頭皮への染まり]
白髪混じりのミディアムヘアのモニター(人)の毛髪に、表1に記載の組成の油性毛髪処理剤を5g塗布した後、第1剤と第2剤を1:1で混合した酸化染毛剤(A)を80g
根元からしっかり塗布し、放置し、人肌程度の温度のお湯で流し、シャンプーを行い、乾燥させた。その仕上がりの毛髪について専門テスター(美容師)による官能評価を行い、頭皮の染まりを、下記基準:
◎:お湯で流し時にほとんど、頭皮の染まりが落ち、頭皮の染まりが全くない
○:お湯で流し後、シャンプー時に、頭皮の染まりが落ち、頭皮の染まりがない
△:お湯で流し後、シャンプーしても、頭皮の染まりがややある
×:お湯で流し後、シャンプーしても、頭皮の染まりが除去できない
で判断し、評価した。結果を表1に示す。
[評価3:毛髪の滑らかさ]
中国人毛髪10g、30cm(ビューラックス製BS-B3A)に表1に記載の組成の油性毛
髪処理剤を1.5g塗布した後、第1剤と第2剤を1:1で混合した酸化染毛剤(A)を
20g塗布し、放置し、人肌程度の温度のお湯で流し、シャンプーを行い、乾燥させた。その仕上がりの毛髪について専門テスター(美容師)による官能評価を行い、毛髪の滑らかさを、下記基準:
◎:毛髪が非常に滑らかでつるっとしている
○:毛髪が滑らかでつるっとしている
△:毛髪が滑らかさがあまり感じない
×:毛髪が滑らかでなく、ざらつきがある
で判断し、評価した。結果を表1に示す。
[評価4:毛先のまとまり]
評価3に用いた毛髪と同様の条件で処理した毛髪について、専門テスター(美容師)による官能評価を行い、毛先のまとまりを、下記基準:
◎:毛先が非常にまとまり、おさまり感がある
○:毛先がまとまっている
△:毛先がやや広がっている
×:毛先が広がり、まとまりがない
で判断し、評価した。結果を表1に示す。
[評価5:油性毛髪処理剤塗布時の毛髪への伸び]
中国人毛髪10g、30cm(ビューラックス製BS-B3A)に表1に記載の組成の油性毛
髪処理剤を1.5gを毛髪に塗布し、指やコームで毛先まで伸ばしたときの伸びやすさを、専門テスター(美容師)による官能評価を行い、下記基準:
◎:処理剤が毛先まで非常に伸びやすく、滑らかである
○:処理剤が毛先まで伸びる
△:処理剤がのびが悪い
×:処理剤がのびが非常に悪く、きしみ感がある
で判断し、評価した。結果を表1に示す。
Figure 0005346224
<パーマネントウェーブ処理の前処理剤としての使用>
[実施例18〜34、比較例7〜12]
実施例18〜34、比較例7〜12および参考例2において用いたパーマネントウェーブ剤(B)の組成は、下記の通りである。
パーマネントウェーブ剤(B)の組成
Figure 0005346224
Figure 0005346224
[評価6:弾力感、評価7:毛髪の滑らかさ、評価8:毛先のまとまり]
一般のミディアムヘアのモニターの毛髪に、表4に記載の組成の油性毛髪処理剤を10g塗布した後、シャンプーをし、その後上記パーマネントウェーブ剤(B)を用いて、通常のパーマネントウェーブ処理をした。具体的には、毛髪をワインディングし、パーマネントウェーブ剤(B)の第1剤を60g塗布し、15分放置し、中間水洗をし、第2剤を
30g塗布し7分放置し、さらに第2剤を30g塗布し、7分放置し、水洗し、乾燥させ
た。その後の、毛髪を握ったときの弾力感について専門テスター(美容師)による官能評価を行い、下記基準で判断し、評価した。結果を表4に示す。
◎:非常に弾力があり、ボリュームが出ている
○:弾力がある
△:弾力がない
×:弾力が全くなく、ウェーブが出ていない
また、評価7の毛髪の滑らかさについては評価3と同様の基準で、評価8の毛先のまとまりについては評価4と同様の基準で、評価し判断した。結果を表4に示す。
[評価9:油性毛髪処理剤塗布時の毛髪への伸び]
一般のミディアムヘアのモニターの毛髪に、表4に記載の組成の油性毛髪処理剤を10g塗布した際の、指やコームで毛先まで伸ばしたときの伸びやすさを専門テスター(美容師)による官能評価を行い、評価5と同様の基準で、評価し判断した。結果を表4に示す。
Figure 0005346224
<ヘアマニキュアによる染毛処理の前処理剤としての使用>
[実施例35〜51、比較例13〜18]
実施例35〜51、比較例13〜18および参考例3において用いたヘアマニキュア(C)の組成は、下記の通りである。
Figure 0005346224
[評価10:染色性、評価11:ハリコシ感、評価12:毛髪の滑らかさ、評価13:
毛先のまとまり]
ミディアムヘアの白髪混じりのモニターの毛髪に、表6に記載の組成の油性毛髪処理剤を10g塗布した後、シャンプーを行った。その後上記ヘアマニキュア組成物(C)を用いて、通常行われるヘアマニキュア処理をした。具体的には、毛髪にヘアマニキュア組成物(C)を塗布し、ローラーボールで加温しながら15分放置し、その後常温で5分放置した。その後、水洗し、シャンプーを行い、ドライヤーで乾かした。仕上がった毛髪の染色性、ハリコシ感について専門テスター(美容師)による官能評価を行い、下記基準で判断し、評価した。結果を表6に示す。
[評価10:染色性]
◎:白髪がしっかり染まっている
○;白髪が染まっている
△:白髪があまり染まっていない
×:白髪が全く染まっていない
[評価11:ハリコシ感]
◎:毛髪にハリコシがあり、ボリューム感がある
○:毛髪にハリコシがややある
△:毛髪にハリコシがない
×:毛髪にハリコシがなく、ボリュームがない
ここで、ハリコシとは、ヘアスタイルを形成し、適度なボリュームが出るのに足りる毛髪の硬さである。
また、評価12の毛髪の滑らかさについては評価3と同様の基準で、評価13の毛先のまとまりについては評価4と同様の基準で、評価し判断した。結果を表6に示す。
[評価14:油性毛髪処理剤塗布時の毛髪への伸び]
ミディアムヘアの白髪混じりのモニターの毛髪に、表6に記載の組成の油性毛髪処理剤を10g塗布した際の、指やコームで毛先まで伸ばしたときの伸びやすさを専門テスター(美容師)による官能評価を行い、評価5と同様の基準で、評価し判断した。結果を表6に示す。
Figure 0005346224
[参考例1]
油性毛髪処理剤として実施例13と同じものを用い、該油性毛髪処理剤の各毛髪への塗布後、次いでシャンプーをした後に酸化染毛剤の毛髪への塗布を行ったこと以外は同様にして、評価1〜5を行った。結果を表1に示す。
[参考例2]
油性毛髪処理剤として実施例30と同じものを用い、該油性毛髪処理剤を各毛髪に塗布した後、パーマネントウェーブ処理前にシャンプーを行わなかったこと以外は同様にして
、評価6〜9を行った。結果を表4に示す。なお、評価6〜8いずれに用いた毛髪もパーマネントウェーブ処理に期待する毛髪へのウェーブのかかりが悪かった。
[参考例3]
油性毛髪処理剤として実施例47と同じものを用い、該油性毛髪処理剤を各毛髪に塗布した後、ヘアマニキュアによる染毛処理前にシャンプーを行わなかったこと以外は同様にして、評価10〜14を行った。結果を表6に示す。
実施例1〜17および比較例1〜6より、本発明の油性毛髪処理剤を酸化染毛剤による染毛処理前に使用すると、染色性や仕上がりの毛髪の感触、毛先のまとまりがよく、さらに酸化染毛剤による頭皮の染まりも防止することができることがわかる。特に、上記(A)成分と(B)成分の重量比が、35:60付近であると最も優れた効果が得られることがわかる。
実施例18〜34および比較例7〜12より、本発明の油性毛髪処理剤をパーマネントウェーブ処理前に使用すると、毛髪に弾力を与えるとともに、仕上がりの毛髪の感触、毛先のまとまりがよいことがわかる。特に、上記(A)成分と(B)成分の重量比が、35:60付近であると、優れた効果が得られることがわかる。
実施例35〜51および比較例13〜18より、本発明の油性毛髪処理剤をヘアマニキュアによる染毛処理前に使用すると、染色性やハリコシ感を向上させるとともに、仕上がりの毛髪の感触、毛先のまとまりがよいことがわかる。特に、上記(A)成分と(B)成分の重量比が、35:60付近であると、優れた効果が得られることがわかる。

Claims (6)

  1. トリグリセライド(A)と、25℃での粘度が30mPa・s以下のエステル油(B)とを含有する油性毛髪処理剤であって、
    前記(A)成分が、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸とグリセリンとのトリエステルであり、
    前記(A)成分および(B)成分の合計の含有量が80重量%以上(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)であり、
    前記(A)成分と(B)成分の重量の比が、10:90〜90:10であり、
    酸化染毛剤による染毛処理の前処理剤、ヘアマニキュアによる染毛処理の前処理剤、およびパーマネントウェーブ処理の前処理剤のいずれかとして用いられることを特徴とする油性毛髪処理剤。
  2. さらに25℃での粘度が100mPa・s〜10000mPa・sの油剤(C)0.5〜10重量%(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)を含有することを特徴とする請求項1に記載の油性毛髪処理剤。
  3. 前記トリグリセライド(A)が、トリカプリン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリルおよびトリ(カプリル・カプリン)酸グリセリルの中から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2に記載の油性毛髪処理剤。
  4. トリグリセライド(A)と、25℃での粘度が30mPa・s以下のエステル油(B)とを含有する油性毛髪処理剤であって、
    前記(A)成分が、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸とグリセリンとのトリエステルであり、
    前記(A)成分および(B)成分の合計の含有量が80重量%以上(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)であり、
    前記(A)成分と(B)成分の重量の比が、10:90〜90:10である油性毛髪処理剤を毛髪に塗布した後、そのまま酸化染毛剤による染毛処理を行うことを特徴とする毛髪処理方法。
  5. トリグリセライド(A)と、25℃での粘度が30mPa・s以下のエステル油(B)とを含有する油性毛髪処理剤であって、
    前記(A)成分が、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸とグリセリンとのトリエステルであり、
    前記(A)成分および(B)成分の合計の含有量が80重量%以上(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)であり、
    前記(A)成分と(B)成分の重量の比が、10:90〜90:10である油性毛髪処理剤を毛髪に塗布し、次いで毛髪をシャンプーで洗った後、ヘアマニキュアによる染毛処理を行うことを特徴とする毛髪処理方法。
  6. トリグリセライド(A)と、25℃での粘度が30mPa・s以下のエステル油(B)とを含有する油性毛髪処理剤であって、
    前記(A)成分が、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸とグリセリンとのトリエステルであり、
    前記(A)成分および(B)成分の合計の含有量が80重量%以上(油性毛髪処理剤全体を100重量%とする。)であり、
    前記(A)成分と(B)成分の重量の比が、10:90〜90:10である油性毛髪処理剤を毛髪に塗布し、次いで毛髪をシャンプーで洗った後、パーマネントウェーブ処理を行うことを特徴とする毛髪処理方法。
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