JP5344967B2 - 印刷用塗工紙 - Google Patents
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Description
分とする塗工層は、パルプを主原料とする塗工原紙に比較して比重が重く、塗工紙の軽量化のためには塗工量を出来るだけ少なくする必要がある。また、嵩高化のためには、塗工原紙を嵩高化することが考えられる。しかし、原紙を嵩高化すると低密度となり空隙が多くなるので、塗工時に、塗料の原紙内部への浸透性が上がり、低塗工量で均一に原紙表面を被覆することが難しくなる。そこで、原紙の空隙量を減らすために塗工前に原紙をカレンダー処理すれば、紙厚が低下するため嵩高低密度紙は得られない。このように、塗工紙の軽量嵩高化のために、軽量嵩高な原紙を用いても、比重の高い無機顔料を主成分とする
塗料を単に塗布しただけでは塗料の浸透のため塗布量が多くなって軽量嵩高化を実現することは困難である。
性アルミニウム化合物及び水溶性高分子化合物からなる水性液を支持体上に設けた後、顔料と接着剤を含有する塗工層を設ける顔料塗被紙が記載されている(特許文献2参照)。
しかしながら、この方法では両化合物の混合液を原紙に塗布するため、塗料中の水性高分子化合物はアルミニウム化合物により微小なゲル状物質となっており、このようなゲル化した高分子化合物は薄膜形成能に乏しいため、嵩高原紙表面に多数存在する空隙を埋め尽くすのが難しく、浸透抑制効果は不十分である。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の印刷用塗工紙は、原紙に顔料と接着剤を含有する塗工層を有する印刷用塗工紙において、原紙上に、主成分としてカチオン性合成ポリマーおよび澱粉を、乾燥重量比でカチオン性ポリマー:澱粉=1:99〜70:30含有する表面処理層を設け、その上に塗工した顔料および接着剤を主体とし、ポリアクリル酸系分散剤を含有するアニオン性塗工層を設けることを特徴とする。
同様に、請求項2に係る発明の印刷用塗工紙は、上記カチオン性合成ポリマーのカチオン化度が5meq/g以上であることを特徴とする。
(1)低密度な印刷塗工紙でありながら、インキ着肉性、印刷物面感などの印刷品質や表面強度などの印刷適性に優れた印刷用塗工紙が得られる。
(2)カチオン性合成ポリマーと澱粉を混合した塗工液を原紙にサイズプレス処理して表面処理層を設け、その上に顔料および水性接着剤を主体とするアニオン性塗工液を塗工することにより、原紙内部への塗料の浸透を抑制することができ、塗工作業性に優れる。
混合比率が1:99よりも低いとカチオン性が発現しなくなり好ましくない。また、70:30よりも高いと、その上に顔料塗工を行う際にストリークやロール汚れ、刃先汚れなどが発生し、生産が困難である。このため、カチオン性合成ポリマーと澱粉のより好ましい混合比率は1:99〜40:60である。
カチオン性合成ポリマーのカチオン化度は高い方が効果が高く、好ましくは5meq/g以上である。カチオン性合成ポリマーの塗工量は、乾燥重量で片面0.01〜2g/m2が好ましい。カチオン性合成ポリマーの塗工量が乾燥重量で0.01g/m2未満であると、カチオン性が発現にくくなり十分な効果が期待できず好ましくない。また、カチオン性合成ポリマーの塗工量が乾燥重量で2g/m2より多くなると、その上に顔料塗工を行う際にストリークやロール汚れ、刃先汚れなどが発生しやすくなる。このため、カチオン性合成ポリマーのより好ましい塗工量は0.01〜2g/m2乾燥重量である。
ニングの観点から、カチオン性合成ポリマーと澱粉を混合した塗工液の塗工量は、好ましくは片面0.01g/m2以上であり、より好ましくは0.05〜3g/m2で更に好ましくは0.10〜1.5g/m2である。
、軽質炭酸カルシウム−シリカ複合物を含有した嵩高な原紙でより効果を発揮することができる。紙中填料率は1〜40固形分重量%程度であり、10〜40固形分重量%が好ましく、12〜35固形分重量%が更に好ましい。
本発明の塗工液には、助剤として分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、染料、
蛍光染料等の通常使用される各種助剤を使用することができる。特に分散剤については、
カチオン性の効果を強く発現させるために、アニオン性であるポリアクリル酸系のものを使用することが好ましい。
以上の様に塗工乾燥された塗工紙は、カレンダー処理を施さないまま、もしくはスーパーカレンダー、高温ソフトニップカレンダー等で平滑化処理を行うことができる。本発明おいて、カレンダー処理する場合は、印刷品質、作業性に優れ、表面強度が良好でかつ低密度であるより良好な印刷用塗工紙を得るためには、高温ソフトニップカレンダー処理をすることが好ましい。ソフトカレンダー処理条件としては、2ニップ以上が好ましく、2〜8ニップがより好ましい。温度条件としては、金属ロール表面温度が100〜250℃が好ましく、カレンダーの線圧としては、170〜350N/mが好ましい。
本発明の印刷用塗工紙は、白紙光沢度が40%以上、塗工紙の密度0.70〜1.15g/cm3でより効果を発揮するものである。
(評価方法)
(1)密度:JIS P 8118に基づいて測定した。
(2)白紙光沢度:JIS P 8142に基づいて測定した。
(3)不透明度:JIS P 8138に基づいて測定した。
(4)インキ着肉性:東芝機械(株)のオフセット輪転機(4色)を用いてオフセット印刷インキ(東洋インキ製造(株)製 レオエックスM)を用いて印刷速度600rpmで印刷し、得られた印刷物(墨藍紅3色ベタ印刷部)の表面をJISP 8142に基づいて測定した。
(5)印刷物面感:ローランド平判印刷機(4色)にて、平判印刷用インキ(東洋インキ製 ハイユニティM)を用いて印刷速度8000枚/分で印刷し、得られた印刷物の面感を目視にて評価した。
◎:極めて良好、○:良好、△:若干劣る、×:劣る
(6)ローランド製オフセット枚葉印刷機(2色)にてオフセット枚葉用インキ(東洋インキ製 ハイユニティーM)を用いて印刷した後に、藍単色ベタ部の表面剥け状態を目視で評価した。
◎:極めて良好、○:良好、△:若干劣る、×:劣る
〈カチオン性合成ポリマー配合表面処理(サイズプレス)液の調整〉
酸化澱粉(日本コーンスターチ社製、SK−20)をクッキング後、カチオン性合成ポリマーとして印刷適性向上剤(星光PMC社製、PA6860(ポリアミン系樹脂) カチオン化度:7meq/g)を乾燥重量比でカチオン性合成ポリマー:澱粉比が30:70となるように混合し、固形分濃度5%のカチオン性合成ポリマー混合サイズプレス液を得た。
塗工原紙は化学パルプ100%、填料として軽質炭酸カルシウムを11%含有した密度0.74g/cm3で坪量69g/m2の上質塗工原紙を用いた。
上記塗工原紙に調製したサイズプレス液をロッドメタリングサイズプレスを用いて、両面に2.0g/m2塗工、乾燥し、73g/m2の塗工原紙を得た。
微粒クレー(J.M.Huber社製japangloss)に分散剤としてポリアクリル酸ソーダを添加し(対無機顔料0.2部)、セリエミキサーで分散して固形分濃度73%の微粒クレースラリーを調製した。得られた微粒クレースラリー70部(固形分)に微粒重質炭酸カルシウムスラリー(ファイマテック社製 FMT-90)30部(固形分)を添加して、顔料スラリーを調製した。この様にして得られた顔料スラリーに、スチレンブタジエン共重合体ラテックス(ガラス転移点温度20℃、ゲル含量85%)10部、ヒドロキシエーテル化澱粉(ペンフォード社製 PG295)6部を加えた後、さらに水を加えて固形分濃度65%とし、塗工液を調製した。
上記塗工液を上記サイズプレス処理した原紙に、片面あたりの塗工量が10g/m2となるように塗工速度1200m/minでブレードコーターを用いて両面塗工した後、塗工紙水分が5%となる様に乾燥した。その後、ショア硬度91°の弾性ロールを有する2ロール4スタックの高温ソフトカレンダーを使用し、1〜4ニップすべてが金属ロール表面温度150℃、線圧200kN/mの条件で4ニップのカレンダー処理し、印刷用塗工紙を得た。
実施例1において表面処理液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から15:85に変更し、カレンダー処理線圧を200kN/mから270kN/mに変更した以外は実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[実施例3]
実施例1において表面処理液の塗工量を両面2.0g/m2から両面1.0g/m2に変更し、カレンダー処理線圧を200kN/mから250kN/mに変更した以外は実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
実施例1において表面処理液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から60:40に変更し、塗工量を両面2.0g/m2から両面1.0g/m2に変更し、カレンダー処理線圧を200kN/mから230kN/mに変更した以外は実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[実施例5]
実施例1において、塗工用原紙として、塗工原紙は化学パルプ100%、填料として軽質炭酸カルシウムを11%含有し、パルプの繊維間結合を阻害する作用を持つ有機化合物である多価アルコールと脂肪酸のエステル化合物(花王製 KB−110)を原紙重量あたり0.3%含有する坪量69g/m2、密度0.68g/cm3の上質塗工原紙を用い、カレンダー処理線圧を200kN/mから220kN/mに変更た以外は実施例1と同様に印刷用塗工紙を得た。
実施例1において、塗工用原紙に内添する填料として、軽質炭酸カルシウムのかわりに以下の製造例で調製した軽質炭酸カルシウム-シリカ複合物に変更した、坪量69g/m2、密度0.70g/cm3の上質塗工原紙を用い、カレンダー処理線圧を200kN/mから240kN/mに変更た以外は実施例1と同様に印刷用塗工紙を得た。
(製造例1:軽質炭酸カルシウム−シリカ複合物の調製)
反応容器中に市販ロゼッタ型軽質炭酸カルシウム(商品名 アルバカー5970 SMI社製)10部を水に分散し、ここにSiO2濃度18.0wt/wt%、Na2O濃度6.1wt/wt%のケイ酸ソーダ溶液を57部加えた後、水を加え、全量を200部とした。この混合スラリーをアジテータで十分に撹拌しながら加熱し、85℃としたスラリーに、10%硫酸溶液を撹拌しながら添加した。添加方法は、温度一定を保ち、硫酸添加後の最終pHは8.0、全硫酸添加時間は240分間となるように、一定速度で硫酸を添加し、軽質炭酸カルシウム−シリカ複合物スラリーを得た。このときの軽質炭酸カルシウム−シリカ複合物の平均粒子径は3.4μmであり、軽質炭酸カルシウムとシリカの固形分重量比は、70/30であった。
実施例1において表面処理液を塗布せず、カレンダー処理線圧を200kN/mから450kN/mに変更した以外は実施例1と同様の方法でオフセット印刷用塗工紙を得た。
[比較例2]
実施例1において、表面処理液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から0:100に変更し、カレンダー処理線圧を200kN/mから400kN/mに変更した以外は実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[比較例3]
実施例1において、表面処理液中のカチオン性合成ポリマーをポリビニルアルコール(日本酢ビ・ポバール社製 Px−CVR)に変更し、カレンダー処理線圧を200kN/mから350kN/mに変更した以外は実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
実施例1において、表面処理液を主にカチオン性合成ポリマーと澱粉を混合した塗工液からカチオン化澱粉(エムスランドスターチ社製 EMCAT TOC カチオン化度0.2meq/g)に変更し、カレンダー処理線圧を200kN/mから300kN/mに変更した以外は実施例1と同様の方法でオフセット印刷用塗工紙を得た。
[比較例5]
実施例1において、表面処理液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から0.5:99.5に変更し、塗工量を両面2.0g/m2から両面4.0g/m2に変更し、カレンダー処理線圧を200kN/mから350kN/mに変更した以外は実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[比較例6]
実施例1において、表面処理液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から80:20に変更し、カレンダー処理線圧を200kN/mから150kN/mに変更した以外は実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
比較例2において、塗工用原紙として、塗工原紙は化学パルプ100%、填料として軽質炭酸カルシウムを11%含有し、パルプの繊維間結合を阻害する作用を持つ有機化合物である多価アルコールと脂肪酸のエステル化合物(花王製 KB−110)を原紙重量あたり0.3%含有する坪量69g/m2、密度0.68g/cm3の上質塗工原紙を用い、カレンダー処理線圧を200kN/mから450kN/mに変更した以外は比較例2と同様に印刷用塗工紙を得た。
[比較例8]
比較例2において、塗工用原紙に内添する填料として、軽質炭酸カルシウムのかわりに以下の製造例で調製した軽質炭酸カルシウム-シリカ複合物に変更した、坪量69g/m2、密度0.70g/cm3の上質塗工原紙を用い、カレンダー処理線圧を200kN/mから430kN/mに変更した以外は比較例2と同様に印刷用塗工紙を得た。
実施例1〜6は、比較例1〜8より密度が低いにも拘わらず、該比較例1〜8と比べて、インキ着肉性、印刷物面感及び表面強度が優れていることがわかる。実施例5及び6と比較例3とを比べると、両者はサイズプレス塗工量及びポリマーと澱粉の比が同じ条件のものであるが、カチオン性合成ポリマーを含有する実施例5及び6は、インキ着肉性及び印刷物面感が優れていることがわかる。
[実施例7]
〈カチオン性合成ポリマー配合サイズプレス液の調整〉
酸化澱粉(日本コーンスターチ社製、SK−20)をクッキング後、カチオン性合成ポリマーとして印刷適性向上剤(星光PMC社製、PA6860 カチオン化度:7meq/g)を乾燥重量比でカチオン性合成ポリマー:澱粉比が30:70となるように混合し、固形分濃度5%のカチオン性合成ポリマー混合サイズプレス液を得た。
塗工原紙は化学パルプ100%、填料として軽質炭酸カルシウムを15%含有した坪量
80g/m2の上質塗工原紙を用いた。
上記塗工原紙に調製したサイズプレス液をロッドメタリングサイズプレスを用いて、両面に2.0g/m2塗工、乾燥し、73g/m2の塗工原紙を得た。
(塗工液の調製)
微粒クレー(EMC社製、ミラシーン)に分散剤としてポリアクリル酸ソーダを添加し(対無機顔料0.2部)、セリエミキサーで分散して固形分濃度73%の微粒クレースラリーを調製した。得られた微粒クレースラリー20部(固形分)に微粒重質炭酸カルシウムスラリー(ファイマテック社製 FMT-90)80部(固形分)を添加して、顔料スラリーを調製した。この様にして得られた顔料スラリーに、スチレンブタジエン共重合体ラテックス(ガラス転移点温度20℃、ゲル含量85%)10部、ヒドロキシエーテル化澱粉(ペンフォード社製 PG295)4部を加えた後、さらに水を加えて固形分濃度65%とし、塗工液を調製した。
上記塗工液を上記サイズプレス処理した原紙に、片面あたりの塗工量が9.5g/m2となるように塗工速度1200m/minでブレードコーターを用いて両面塗工した後、塗工紙水分が5%となる様に乾燥した。
[実施例8]
実施例7において片面あたりの塗工量を7.5g/m2に変更した以外は実施例7と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[実施例9]
実施例7においてサイズプレス液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から15:85に変更し、片面あたりの塗工量を8.5g/m2に変更した以外は実施例7と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[実施例10]
実施例7においてサイズプレス液の塗工量を両面2.0g/m2から両面1.0g/m2に変更し、片面あたりの塗工量を8.5g/m2に変更した以外は実施例7と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[実施例11]
実施例7においてサイズプレス液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から60:40に変更し、塗工量を両面2.0g/m2から両面1.0g/m2に変更した以外は実施例7と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[比較例9]
実施例7においてサイズプレス塗工を実施しなかった以外は実施例7と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[比較例10]
実施例7において、サイズプレス液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から0:100に変更した以外は実施例7と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[比較例11]
実施例7において、サイズプレス液中のカチオン性合成ポリマーをポリビニルアルコール(日本酢ビ・ポバール社製 Px−CVR)に変更した以外は実施例7と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[比較例12]
実施例7において、サイズプレス液を主にカチオン性合成ポリマーと澱粉を混合した塗工液からカチオン化澱粉(エムスランドスターチ社製 EMCAT TOC カチオン化度0.2meq/g)に変更した以外は実施例7と同様の方法でオフセット印刷用塗工紙を得た。
[比較例13]
実施例7において、サイズプレス液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から0.5:99.5に変更し、塗工量を両面2.0g/m2から両面4.0g/m2に変更した以外は実施例7と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
[比較例14]
実施例7において、サイズプレス液のカチオン性合成ポリマー:澱粉比を30:70から80:20に変更した以外は実施例7と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
実施例7〜11は、比較例9〜14より密度が低いにも拘わらず、該比較例9〜14
と比べて、印刷物面感及び表面強度が優れていることがわかる。実施例7及び8と比較例11とを比べると、両者はサイズプレス塗工量及びポリマーと澱粉の比が同じ条件の
ものであるが、カチオン性合成ポリマーを含有する実施例7及び8は、印刷面感及び表面強度が優れていることがわかる。
Claims (2)
- 原紙上に表面処理層とその上に塗工層を有する印刷用塗工紙において、前記表面処理層が主成分としてカチオン性合成ポリマーおよび澱粉を、乾燥重量比でカチオン性合成ポリマー:澱粉=1:99〜70:30含有し、前記塗工層が顔料および接着剤を主体とし、ポリアクリル酸系分散剤を含有するアニオン性塗工液を塗工乾燥したものであることを特徴とする印刷用塗工紙。
- 前記カチオン性合成ポリマーのカチオン化度が5meq/g以上であることを特徴とす
る請求項1に記載の印刷用塗工紙。
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