JP5344640B2 - アンテナ装置及びそれを用いた無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明はアンテナ装置及びそれを用いた無線通信装置に関し、特にマルチバンド対応の無線通信装置に用いるアンテナ構造に関するものである。
最近、無線LANルータなどの無線通信装置においては、MIMO(Multiple Input Multiple Output)通信方式や、WiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)通信方式などに対応するために、これら複数の通信方式(マルチバンド)に対応するアンテナの数が増加して、これら複数のアンテナを装置に内蔵する場合に工夫が必要になってきている。
無線通信装置は小型化が進むにつれて、これら複数のアンテナを装置に内蔵するための領域もそれに伴って狭くなっている。そして、無線LANルータでは、今後サービスが開始されるマルチメディア放送にも対応することが必要になる可能性があり、よって、更なるアンテナの小型化が必要になっている。
なお、関連する技術として、特許文献1〜3に開示の技術があげられる。特許文献1に開示の技術は、見かけ上一つのアンテナで複数の通信サービスに対応可能な複合平面アンテナの形状を提供するものである。
また、特許文献2に開示の技術は、無線通信装置に設けられている金属部品の一部をアンテナとして利用することにより、装置の小型化を図るものである。更に、特許文献3の技術は、モノポールアンテナとループアンテナとを回路基板上に形成して、両アンテナを組み合わせて動作周波数を広い範囲に亘って調整可能とするものである。
特開平08−237025号公報 特開2008−124797号公報 特開2010−239246号公報
上述したように、無線LANルータなどの無線通信装置においては、複数種類の通信方式に対応すべく、これら通信方式にそれぞれに対応したアンテナを内蔵することが必要となっているが、装置の小型化により、アンテナを内蔵する領域が狭くなって限定されるようになっている。そこで、アンテナの更なる小型化などの工夫が要求される。
なお、上記の特許文献1の技術では、見かけ上一つのアンテナで複数の通信方式に対応可能とすべく、複合平面アンテナの形状を工夫しているが、モノポールアンテナとパッチアンテナとを見かけ上一つのアンテナとみなすようになっており、構造が複雑となっている。
また、特許文献2の技術では、金属部品の一部を逆Fアンテナやループアンテナとして利用するようになっているが、複数の通信方式に対応可能としたマルチバンド対応ではない。更に、特許文献3の技術では、モノポールアンテナとループアンテナとの2つのアンテナ素子を回路基板上に組み込んで、これらを組み合わせることにより、マルチバンド対応としたものであり、アンテナ素子は複数となっており、素子数の減少とはならない。
そこで、本発明の目的は、アンテナ素子を複数設けることなく、極めて簡単な構成でマルチバンド対応のアンテナ装置及びそれを用いた無線通信装置を提供することである。
本発明によるアンテナ装置は、
所定周波数帯域用のアンテナを固定金具により回路基板へ固定するようにした無線通信装置におけるアンテナ装置であって、
前記固定金具を前記アンテナの周波数帯域とは異なる帯域で、かつ給電点も異なる別のアンテナとして利用し、
前記固定金具は、前記所定周波数帯域用のアンテナのグランドと前記回路基板のグランドとを接続するものであることを特徴とするアンテナ装置。
本発明による無線通信装置は、上記のアンテナ装置を用いたことを特徴とする。
本発明によれば、所定周波数帯域用のアンテナを固定するための固定金具を、他の周波数帯域用のアンテナとして利用することにより、アンテナ部品点数を削減することが可能となるという効果がある。
本発明の一実施の形態の構造を示す図であり、(A)はその平面斜視図、(B)は一部拡大図を含む正面図である。 本発明に関連するモノポールアンテナを有する無線LANルータのアンテナ部分の構造の例を示す図であり、(A)はその平面斜視図、(B)は一部拡大図を含む正面図である。 図1に示したアンテナ装置のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例を示す図であり、一部拡大図を含む正面図である。 図4に示したアンテナ装置のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の一実施の形態の他の変形例示す図であり、一部拡大図を含む正面図である。 図6に示したアンテナ装置のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の他の実施の形態を示す図であり、一部拡大図を含む正面図である。 図8に示したアンテナ装置のシミュレーション結果を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明するが、それに先立って、本発明に関連する、モノポールアンテナを有する無線LANルータのアンテナ部分の構造について、図2を参照して説明する。図2はそのアンテナ構造の例を示す図であり、(A)はその平面斜視図、(B)は一部拡大図を含む正面図である。
例えば、200MHz帯を使用するマルチメディア放送のアンテナを、無線LANルータの装置に実装する場合には、このアンテナを内蔵化することは困難なために、図2に示すように、モノポールアンテナ1を装置外部に実装することが考えられる。図2において、同軸ケーブル3付きのモノポールアンテナ1を使用する場合、このモノポールアンテナ1と装置の回路基板2のGND(接地)とを接続するために、固定金具5が必要となる。
なお、図2において、モノポールアンテナ1は、同軸ケーブル3を介して、回路基板2上に設けられている同軸コネクタ4に接続されている。回路基板2の上隅部分には、固定金具5を介してモノポールアンテナ1が回路基板2に固定されている。この固定金具5は、一端が回路基板2に固定された一対の脚部52,53と、これら脚部52,53の他端に取り付けられたアンテナ取り付け板部51とからなっている。
本発明では、この図2に示したモノポールアンテナ1の固定金具5を無線LANなどのアンテナとして利用するものである。すなわち、この固定金具5の形状を、図1に示すように修正を加えることで、無線LANなどのアンテナとして利用することが可能となり、アンテナ部品点数の削減及びアンテナ領域の小型化が可能となる。
図1は本発明の一実施の形態の構造を示す図であり、(A)はその平面斜視図、(B)は一部拡大図を含む正面図である。図1において、図2と同等部分は同一符号により示している。
図1を参照すると、モノポールアンテナ1を有する無線LANルータ装置のアンテナ部分が示されている。200MHz帯を利用するマルチメディア放送のアンテナの場合、無線LANルータの大きさを考慮すると、装置外部にモノポールアンテナを実装する可能性が高いことは前述した如くである。
このような無線LANルータ装置は、モノポールアンテナ1と、回路基板2と、図示せぬマルチメディア放送用無線回路とモノポールアンテナ1とを接続する同軸コネクタ4と、アンテナGNDと基板GNDとを接続しかつモノポールアンテナ1を固定する固定金具5と、無線LAN用の無線回路7との整合を取るための整合回路6とから構成されている。
そして、固定金具5は、図2において説明した一対の脚部52,53と、アンテナ取り付け板部51とからなる他に、これら脚部52,53に平行でかつ一端が回路基板2のGNDに接続され、他端がアンテナ取り付け板部51に接続された第三の脚部54とを有して構成されている。
無線LAN用の無線回路7からの信号は、整合回路6を介して固定金具5の右端の脚部53から入力するようになっており、固定金具5の他の脚部52,54は、回路基板2のGNDと接続されている。なお、ここでの無線LAN用の無線回路7は、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その説明は省略するものとする。
次に、アンテナとしての動作について説明する。無線LAN用の無線回路7からの信号は、整合回路6を介して固定金具5の右端の脚部53から給電される。ここで、固定金具5の板部51及びその中央の(第三の)脚部54、更には回路基板2を介してループ状に1波長となるように設定しておくものとすると、所望の周波数でループ状アンテナとして動作することになる。
同軸ケーブル3や固定金具5の左端の脚部52側にもアンテナ電流が流れるため、理想的な動作は期待できないものの、全体に対するその影響は少ないものである。よって、これにより、必要とする無線LAN用のアンテナの特性が得られることになるのである。
このようなループ状アンテナの動作について、シミュレーションした結果を図3に示している。図3に示すように、無線LANとして必要な帯域(2.4〜2.5GHz)の特性が確保されていることが確認できる。
ここで、同軸ケーブル3の引き回しの仕方を図4のように変更した場合におけるシミュレーションの結果を図5に示している。また、同軸ケーブル3の引き回しの仕方を図6のよう変更した場合におけるシミュレーションの結果を図7に示している。図4では、同軸ケーブル3を、図1のように直線状とする代わりに、回路基板2の外側に引き回した場合の例であり、図6では、回路基板2の内側に引き回した場合の例である。
図5や図7のシミュレーション結果からも明白な如く、図4や図6に示すように、同軸ケーブル3の引き回しを多少変化させても、ループ状アンテナ特性への影響は少ないことが確認できることになる。
以上説明したように、本発明においては、モノポールアンテナの固定金具5を他の周波数帯域用のループアンテナとして使用することにより、アンテナ部品点数を削減することが可能となる。
また、無線LANアンテナとして別にアンテナを実装した場合を考えると、当該アンテナからは固定金具5は回路基板2のGNDと同じとして見なされるために、当該アンテナと固定金具5とは距離を離して実装する必要があり、広い領域が必要となるが、本発明ではその領域を必要としない。よって、本発明によりアンテナ領域の削減、装置自体の小型化が可能となる。
次に、本発明の他の実施の形態について、図8を参照して説明する。図8は本発明の他の実施の形態の構成を示す一部拡大図を含む正面図であり、図1と同等部分は同一符号により示している。
図8に示すように、図1に示した固定金具5の形状に変形を施して、ループ状のアンテナを更に一つ加えるようにしたものである。すなわち、固定金具5の脚部53と54との間に、板部51に平行に平行部材55を追加している。これにより、脚部53と、板部51と、脚部54と、この追加した平行部材55とにより、5GHz帯の1波長となるような第二のループ状のアンテナが追加されることになる。
なお、2.4GHz帯の第一のループ状のアンテナは、先の実施の形態と同じく、脚部53、板部51、脚部54,回路基板2によるものであることは勿論である。
この場合の実施の形態におけるシミュレーション結果を図9に示している。図9からも明らかなように、本例では、2.4GHz帯のみならず、5GHz帯にも対応可能なデュアルバンドアンテナが、固定金具5を利用することにより、形成することが可能となり、極めて有効なアンテナが得られることになるのである。
上記の実施の形態においては、無線通信装置として無線LAN用ルータを例にとって説明したが、本発明は、これに限らず、マルチバンド対応の無線通信装置に適用可能である。また、無線通信装置に対して固定金具で固定するアンテナ素子としては、モノポールアンテナを例としているが、これまた、当該モノポールアンテナに限定されることなく、固定金具で固定されるアンテナであれば、種々の変形が可能であることは明白である。
1 モノポールアンテナ
2 回路基板
3 同軸ケーブル
4 同軸コネクタ
5 固定金具
6 整合回路
7 無線LAN用無線回路
51 アンテナ取り付け板部
52,53,54 脚部
55 平行部材

Claims (6)

  1. 所定周波数帯域用のアンテナを固定金具により回路基板へ固定するようにした無線通信装置におけるアンテナ装置であって、
    前記固定金具を前記アンテナの周波数帯域とは異なる帯域で、かつ給電点も異なる別のアンテナとして利用し、
    前記固定金具は、前記所定周波数帯域用のアンテナのグランドと前記回路基板のグランドとを接続するものであることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記別のアンテナは、前記固定金具と前記回路基板とにより形成されたループ状アンテナであることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記別のアンテナは、前記固定金具と前記回路基板とにより形成された第一のループ状アンテナの他に、前記固定金具のみでループを形成することによる第二のループ状アンテナであることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 請求項1〜3いずれかに記載のアンテナ装置を用いたことを特徴とする無線通信装置。
  5. 前記無線通信装置は無線LANルータであり、前記ループ状アンテナは無線LAN用のアンテナであることを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記所定周波数帯域用のアンテナはマルチメディア用のモノポールアンテナであることを特徴とする請求項4または5に記載の無線通信装置。
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