JP5343096B2 - 建設機械 - Google Patents
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Description
このようなダンプトラックでの支持構造は、キャブをマウントし、かつキャブの振動を吸収・減衰するためのマウント装置と、マウント装置上に設けられたマウント側ブラケットと、マウント側ブラケットに挿通される連結ピンと、連結ピンを覆うブッシュと、ブッシュに対して回動自在に貫挿されたキャブ側ブラケットとを備えた構造である。
そこで、支持構造部分をカバー等で覆い、異物が降りかかるのを防止することも考えられるが、ブッシュとキャブ側ブラケットとの互いの摺動面はグリース等の潤滑油で潤滑する必要があるため、給脂作業を行う毎にそのようなカバーを外す必要があり、給脂作業が繁雑になるという問題がある。
また、カバーを装着したままキャブをチルトアップさせると、カバーが車体フレームやブラケットと干渉するため、チルトアップ時にもカバーを外す必要があり、チルトアップさせて行うメンテナンス作業が煩雑になる。
ここで、「外部に露出する位置」とは、外部から給脂ニップルに対して給脂可能な位置をいう。
第4発明に係る建設機械では、前記開閉部材は、可撓性を有するゴムで形成されていることを特徴とし、また、第5発明に係る建設機械では、前記開閉部材は、金属板で形成されて前記支持ブラケットにヒンジを介して取り付けられていることを特徴とする。
第7発明に係る建設機械では、開けられた状態の前記開閉部材を保持する保持手段が設けられていることを特徴とする。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す建設機械としてのダンプトラック1は、前方(図1中左方向)に位置する前部車体10と、後方(図1中右方向)に位置する後部車体20とを備えている。
前部車体10は車体フレームとしてのフロントフレーム11によって支持されており、フロントフレーム11の最も前方にはエンジンフード12が開閉可能に取り付けられている。
後部車体20はリアフレーム21によって支持されている。リアフレーム21はフロントフレーム11に対して屈折および揺動自在に連結されている。
リアフレーム21の上方には、例えば、土砂等の積載物を積載するベッセル22が設けられている。ベッセル22の前部の左右両側(図1中紙面手前側と奥側)とリアフレーム21との間には、一対のホイストシリンダ23,23が設けられている。ベッセル22はその後部下側を回動中心として、リアフレーム21に対して回動可能に取り付けられている。ベッセル22はホイストシリンダ23,23が伸縮することにより回動する。
フロントフレーム11の下部側方には左右一対の前輪41が、リアフレーム21の下部側方には左右一対の中輪42および後輪43が、それぞれ取り付けられている。
オペレータは、エンジンフード12を開け、さらに、フロント側支持構造100Aから連結ピンを外して支持状態を解除し、例えば油圧シリンダやクレーン等の操作用動力を用いることにより、キャブ30を矢印TU方向に回動させてチルトアップ状態とし、各種装置14の点検や整備を行う。
図3に示すように、リア側支持構造100Bは、マウント装置110と、マウント側ブラケット120と、キャブ側ブラケット130と、ストッパ140と、連結ピン150と、支持レバー160とを備えている。
側部122は、底部121の左右(図3中左右方向)両端からそれぞれ上方に突出して一体形成されており、一方の側部122Aは、他方の側部よりも長く突出して形成されている。側部122の互いに対向する位置には、連結ピン150が取り付けられる取付孔123が設けられている。なお、図3では、一方の側部122Aと、側部122Aに設けられた取付孔123だけが現れている。
取付部132の所定位置には、回動部位である取付部132とブッシュとの間にグリース等の潤滑油を供給するための給脂ニップル200が設けられている。
他方、マウント側ブラケット120の側部122Aにおいて、支持レバー160の先端側と対向する面には、支持レバー160側に向けて水平に突出したボス部161が設けられている。支持レバー160の先端がボス部161にボルト等により固定されることで、支持レバー160の基端に固定された連結ピン150の回転が防止される。すなわち、支持レバー160は、連結ピン150の回り止めおよび抜け止めとして機能している。
取付部311には、鉛直部311Aおよび水平部311Bが設けられ、鉛直部311Aには、図示しない一対の取付孔が設けられている。
庇部312は鉛直部311Aに連続して設けられており、庇部312の先端部312Aは鉛直下方に折り曲げられた形状になっている。また、庇部312は、先端に向かうに従って水平面に対して所定角度下方に向けて傾斜している。
側部313は、庇部312の車体外側に連続して設けられ、下方に向かって延設されていることで、ストッパ140の一方の側部142を側方から覆っている。
鉛直部311Aが、キャブ30の補強プレート30Aに設けられた取付部31(図6参照)に対してボルト53によって取り付けられることにより、支持ブラケット310がキャブ30の背面下部側に固定される。
また、図6においては、部材説明の便宜上、図3中右側のリア側支持構造100Bの縦断面を、車体中央側から車体右側に向けて見た図として図示してある。
図1に示すように、キャブ30が下側に回動しているチルトダウン状態では、カバー部材300は図3に示す位置にあり、支持ブラケット310の庇部312は、図6の(ア)に示す位置し、給脂ニップル200は、図6の(i)で示す所定位置に配置される。このとき、支持ブラケット310の庇部312の先端部312Aは、キャブ30から給脂ニップル200の上方まで張り出している。よって、開閉部材320をガイド片144Bから外して上方へめくり上げれば、給脂ニップル200が露出し、給脂ニップル200から確実に給脂できる。
開閉部材320を上方へめくり上げたときには、開閉部材320の先端部を隙間S内に挿入して保持させておき、給脂作業中に開閉部材320が弾性力によって戻るのを防止し、給脂作業の邪魔になるのを防ぐ。
キャブ30がチルトアップしても、庇部312の先端部312Aと給脂ニップル200とは同様に回動し、互いの相対的な位置関係が変化しないことから、給脂ニップル200が図6の(ii)で示す位置に配置された場合でも、庇部312の先端部312Aは、給脂ニップル200に対して給脂作業を阻害しない位置となる。従って、開閉部材320をガイド片143Bから外して上方へめくり上げれば、チルトアップした姿勢からでも確実に給脂できる。
図7には、本発明の第2実施形態に係るカバー部材300が示されている。図7では、前記第1実施形態と同じ構成部材には波同一符合を付して、その説明を省略することとし、以下には異なる分部について説明する。
本実施形態のカバー部材300は、第1実施形態での合成ゴム製の開閉部材320(図6)を金属板状の開閉部材330に変更し、この開閉部材330を支持ブラケット310に対してヒンジ301を介して回動自在に取り付けた構造であり、回動させることで上下に開閉可能である。
再びキャブ30をチルトダウン状態に戻すと、開閉部材330が上方へ移動することになり、最終的にマグネット331が載置部111に自動的に磁着される。
また、本実施形態において、特にチルトアップした状態では、上方に開いた開閉部材330を例えば別のマグネット等により支持ブラケット310側に磁着させるなど、何らかの保持手段を用いて開いた状態に保持させることが望ましい。
前記実施形態では、建設機械として、フロントフレーム11とリアフレーム21とで車体フレームが構成されるアーティキュレート型のダンプトラック1について説明したが、単一の車体フレームを備えたリジット型のダンプトラックや、油圧ショベル、ブルドーザ等の他の建設機械であってもよい。
さらに、液体封入式のマウント装置であっても、可動軸の下端に円板状のダンピングプレートを設け、ダンピングプレートとカップの底面との間に前記可動軸を上方に付勢するコイルバネを設けた構造のマウント装置を採用してもよい。このマウント装置では、ダンピングプレートの外周にフランジ部が形成されており、振動発生時にはフランジ部とこれに対向するカップの内壁との隙間空間を粘性流体が移動するのであるが、この時の流体の抵抗により振動を効率的に減衰できる。また、該マウント装置では、クッションラバーについても、可動軸回りにゴム筒体および金属筒体を径方向に交互に積層させた構造が採用されており、可動軸が傾く方向への振動を確実に吸収・減衰可能である。
Claims (7)
- 車体フレームと、
車体フレームに搭載されたキャブと、
前記車体フレームと前記キャブとの間に設けられ、前記キャブをチルトアップ状態とチルトダウン状態との間で回動可能に支持する支持構造とを備えた建設機械であって、
前記キャブには、前記支持構造を上方から覆うカバー部材が設けられ、
前記支持構造の回動部位には、潤滑油を供給するための給脂ニップルが設けられ、
前記カバー部材は、前記キャブに取り付けられる金属製の支持ブラケットと、前記支持ブラケットに対して開閉自在に設けられた開閉部材とを備え、
前記給脂ニップルは、前記キャブがチルトアップ状態およびチルトダウン状態の双方の状態において、前記開閉部材を開けることで外部に露出する位置に設けられている
ことを特徴とする建設機械。 - 請求項1に記載の建設機械において、
前記支持ブラケットは、前記キャブ側から前記支持構造の上方に張り出した庇部を備え、
前記庇部の先端は、前記キャブがチルトダウン状態で、前記キャブから前記給脂ニップルの上方まで張り出しており、
前記支持ブラケットおよび前記給脂ニップルは、互いの相対的な位置関係を維持しながら前記キャブと同様に回動する
ことを特徴とする建設機械。 - 請求項1または請求項2に記載の建設機械において、
前記庇部は、先端に向かうに従って水平面に対して所定角度下方に向けて傾斜している
ことを特徴とする建設機械。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の建設機械において、
前記開閉部材は、可撓性を有するゴムで形成されている
ことを特徴とする建設機械。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の建設機械において、
前記開閉部材は、金属板で形成されて前記支持ブラケットにヒンジを介して取り付けられている
ことを特徴とする建設機械。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の建設機械において、
前記開閉部材のばたつきを防止する防止手段を備えている
ことを特徴とする建設機械。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の建設機械において、
開けられた状態の前記開閉部材を保持する保持手段が設けられている
ことを特徴とする建設機械。
Priority Applications (1)
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2011
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