JP5342741B2 - X線ターゲットを漸変構成にする方法 - Google Patents

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Description

本発明は一般的に云えば電磁エネルギ・ターゲットに関し、より具体的にはX線ターゲットに関するものである。
X線イメージング・システムはX線ターゲットを有している。従来のX線ターゲットでは、黒鉛(グラファイト)が耐熱材料にろう付けされている。熱の蓄積は黒鉛によって与えられる。
コンピュータ断層撮影システムにおける大きなX線ターゲットでは、黒鉛材料の強度が機械的な制限因子になっている。コンピュータ断層撮影システムでは、ガントリが患者の周りを毎秒ほぼ3回転し、X線ターゲットを持つ陽極が毎秒100〜200回転する。この回転によりX線ターゲットに大きな遠心力が生じ、遠心力はX線ターゲットの大きさが増大するにつれて指数関数的に増大する。
X線イメージング・システムにおけるX線ターゲットはまた、黒鉛材料の熱伝導度も機械的な制限因子になっている。X線ターゲットは、或る特定の最小レートでX線エネルギを放出できるようにするためには指定の最小限度で熱を伝導できなければならない。放出されるX線エネルギのレート(rate)は、X線イメージング・システムによって作ることのできるX線像のレートを制限し、また従来のX線イメージング・システムの有用性を制限する。
X線イメージング・システムにおける一層大きいX線ターゲットについての需要を満足させるため、黒鉛の強度を改善する必要がある。しかしながら、強度の高い黒鉛は典型的には熱伝導度が低いので、より高い強度を持つ黒鉛材料を生成すると、X線ターゲットにおける該材料の熱伝導度特性が悪影響を受ける。
上述の理由のため、及び本明細書を読んで理解したときに当業者に明らかになる以下に述べる他の理由のため、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させたX線ターゲットが当該技術分野で要望されている。
米国特許第6707883号
本書では、上述の欠点、不利益及び問題に対処するものであり、このことは以下の説明を読み且つ検討することによって理解されよう。
一面において、X線エネルギ・ターゲットが複合材料を含むようにするシステム、方法及び装置を提供する。
別の面では、複合材料は熱的特性が空間的に変化する。また別の面では、複合材料は強度特性が空間的に変化する。
また更に別の面では、空間的変化は連続し又は漸変しており、その場合、熱的特性及び強度特性のいずれか又は両方が徐々に変化し又は何らかの明確な分割点を生じることなく非常に僅かずつ段階的に変化する。
更に別の面では、空間的変化は複数の明確に区分された部分を有する。
X線ターゲット全体にわたる強度特性及び熱伝導特性の変化により、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させたX線ターゲットが提供される。
本書では様々な範囲の装置、システム及び方法を記述する。この項において述べた様々な面及び長所に加えて、更なる面及び両所は図面を参照して以下の詳しい説明を読むことによって明らかになろう。
以下の詳しい説明では、その一部を形成する添付の図面を参照する。図面には、例として、実施することのできる特定の実施形態を図示する。これらの実施形態について当業者が実施形態を実施できるほどに充分詳しく説明するが、他の実施形態を利用できること、並びに実施形態の範囲から逸脱することなく論理的、機械的、電気的及びその他の変更をなし得ることを理解されたい。従って、以下の詳しい説明は本発明を制限するものとして解すべきではない。
以下の説明は4つのセクションに分けて行う。第1のセクションでは、システム全体の概要を説明する。第2のセクションでは、実施形態の装置を説明する。第3のセクションでは、実施形態の方法を説明する。最後に第4のセクションでは、本説明の結論を示す。
[システムに関する概要]
図1は、複合X線ターゲットの概要を示す断面ブロック図である。システム100はしばしばX線ターゲットと呼ぶ。システム100は、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させると云うX線ターゲットについての当該技術分野での要望を解決する。
システム100はX線ターゲット・キャップ102を含み、X線ターゲット・キャップ102はその外径の近くに焦点トラック104を持つ。X線ターゲット・キャップ102は、耐火金属のような通常の材料で製作される。耐火金属の例は、モリブデン、モリブデン合金、タングステン及びタングステン合金である。
システム100はまた、X線ターゲット106を含む。X線ターゲットは複合黒鉛材料を含む。複合黒鉛ターゲット106は、相対的に高い伝導特性を持つ領域108と相対的に高い強度特性を持つ領域110を含む。
複合黒鉛ターゲット106は不均一である。複合黒鉛材料はX線ターゲット106全体にわたって強度及び熱伝導特性が変化する。実施形態によっては、相対的に高い伝導特性を持つ領域108は128W/m K の熱伝導度及び49MPaの強度、或いは120W/M k の熱伝導度及び55MPaの強度を持つ。実施形態によっては、相対的に高い強度特性を持つ領域110は49MPaの強度及び70W/M k の熱伝導度を持つ。
様々な実施形態では、複合X線ターゲット106は化合物、錯体、融合物、融解物、混和物、組合せ体、重合物、複数部品、混合物及び/又は合成物である。複合X線ターゲット106全体にわたる強度及び熱伝導特性の変化により、熱伝導度を減少させずに機械的強度を増大させたX線ターゲット106が提供される。
複合黒鉛ターゲット106は、X線生成中に発生される熱の伝導及び蓄積についての熱的要件を満足させながら、より高い機械的荷重能力を持つ。同様に、複合黒鉛ターゲット106はより高い機械的能力を持ち、また回転陽極について速度を一層速くし且つ安全余裕を一層大きくする可能性がある。
システム100は縦方向のZ軸を中心にして、X軸116及びY軸118によって形成される平面(図示せず)を通るように回転する。
システム100は相対的に高い伝導特性の領域108を焦点トラック104の近くに示し、またシステム100は相対的に高い強度特性の領域110を内径部112の近くに示しているが、システム100はこのような特定の空間的関係に制限されない。具体的に述べると、図3及び図5の装置は、相対的に高い伝導特性を持つ領域108と焦点トラック104と相対的に高い強度特性を持つ領域110と内径部112との間の他の空間的関係を示している。
システム100は、どの様な特定のX線ターゲット・キャップ102、焦点トラック104、複合黒鉛ターゲット106、相対的に高い伝導度の領域108、相対的に高い強度の領域110及び内径部112にも限定されないが、説明を簡単にするために、簡単化したX線ターゲット・キャップ102、焦点トラック104、複合黒鉛ターゲット106、相対的に高い伝導度の領域108、相対的に高い強度の領域110及び内径部112を説明する。内径部は、焦点トラック104よりも回転軸、すなわち、縦方向のZ軸に近い。
システム100は一般的なX線用途に有用であると共に、血管用X線システム、マンモグラフィ用X線システム、成形外科用X線システム、X線システム及び荷物検査用X線システムを含む全てのX線用途に有用である。
[装置の実施形態]
前のセクションで、一実施形態の動作についてのシステム全体の概要を説明した。このセクションでは、このような実施形態の特定の装置について一連の図を参照して説明する。
図2は、半径方向に配置された複数の黒鉛部分を持つ一実施形態によるX線ターゲット200の断面ブロック図である。装置200は、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させると云うX線ターゲットについての当該技術分野での要望を解決する。
複合黒鉛ターゲット106は異なる黒鉛材料で構成された複数の領域を有する。図2に示された実施形態では、領域202は、領域204の黒鉛材料とは異なる黒鉛材料で構成される。
実施形態によっては、複合黒鉛ターゲット106は、焦点トラック104の近くに、相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つ領域202を有する。実施形態によっては、複合黒鉛ターゲット106はまた、内径部112の近くに、相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性を持つ領域204を有する。
領域202の相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性は、領域204の相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性に対して相対的なものである。より詳しく述べると、第2の領域204は、第1の領域202の熱伝導特性よりも熱の伝導が小さい熱伝導特性を持ち、また第2の領域204は第1の領域202の強度特性よりも大きい強度特性を持つ。
更に、領域202及び領域204は、半径方向すなわちY軸に沿って互いに対して配置される。相対的に高い熱伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つ領域202は、相対的に低い熱伝導特性及び相対的に高い強度特性を持つ領域204よりも縦方向のZ軸(回転軸)から離れて配置される。
複合X線ターゲット106全体にわたる強度及び熱伝導特性の変化により、熱伝導度を減少させずに機械的強度を増大させたX線ターゲット106が提供される。複合黒鉛ターゲット106は、X線生成中に発生される熱の伝導及び蓄積についての熱的要件を満足させながら、より高い機械的荷重能力を持つ。同様に、複合黒鉛ターゲット106はより高い機械的能力を持ち、また回転陽極について速度を一層速くし且つ安全余裕を一層大きくする可能性がある。
装置200の実施形態によっては、領域202及び領域204はX線ターゲット・キャップ102にろう付けされる。実施形態によっては、領域202及び領域204は互いに対してろう付けされる。図2において、図示の複数の黒鉛部分は2つの黒鉛部分である。図示していない実施形態によっては、複数の黒鉛部分は3つ以上、例えば、3つの部分である。黒鉛部分が3つである実施形態によっては、中央の部分は85MPaの強度及び100W/M k の熱伝導度を持つ。
図3は、軸方向に配置された複数の黒鉛部分を持つ一実施形態によるX線ターゲット300の断面ブロック図である。装置300は、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させると云うX線ターゲットについての当該技術分野での要望を解決する。
複合黒鉛ターゲット106は、異なる黒鉛材料で構成された複数の領域を持つ。図3に示された実施形態では、領域302が領域304の黒鉛材料とは異なる黒鉛材料で構成されている。
実施形態によっては、複合黒鉛ターゲット106は、X線ターゲット・キャップ102の近くに、相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つ領域302を有する。実施形態によっては、複合黒鉛ターゲット106はまた、X線ターゲット・キャップ102から離れた位置に、相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性を持つ領域304を有する。
領域302の相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性は、領域304の相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性に対して相対的なものである。より詳しく述べると、第2の領域304は第1の領域302の熱伝導特性よりも熱の伝導が小さい熱伝導特性を持ち、また第2の領域304は第1の領域302の強度特性よりも大きい強度特性を持つ。
更に、領域302及び領域304は、縦軸であるZ軸に沿って互いに対して配置される。相対的に高い熱伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つ領域302は、相対的に低い熱伝導特性及び相対的に高い強度特性を持つ領域304よりもX線ターゲット・キャップ102に近づけて配置される。
複合X線ターゲット106内での強度及び熱伝導特性の変化により、熱伝導度を減少させずに機械的強度を増大させたX線ターゲット106が提供される。複合黒鉛ターゲット106は、X線生成中に発生される熱の伝導及び蓄積についての熱的要件を満足させながら、より高い機械的荷重能力を持つ。同様に、複合黒鉛ターゲット106はより高い機械的能力を持ち、また回転陽極について速度を一層速くし且つ安全余裕を一層大きくする可能性がある。
装置300の実施形態によっては、領域302はX線ターゲット・キャップ102にろう付けされる。実施形態によっては、領域302は領域304にろう付けされる。領域302及び領域304は互いに対して逆にすることができる。より詳しく述べると、相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性を持つ領域304をX線ターゲット・キャップ102の近くに配置し、相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つ領域302をX線ターゲット・キャップ102から離れた位置に配置する。
図4は、半径方向に漸変構成の(graded)黒鉛部分を持つ一実施形態によるX線ターゲット400の断面ブロック図である。装置400は、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させると云うX線ターゲットについての当該技術分野での要望を解決する。
複合黒鉛ターゲット106は、変化する熱的特性及び変化する強度特性を持つように機能的に漸変構成にする。図4に示された実施形態では、複合黒鉛材料は、焦点トラック104の方に接近して位置する半径方向端部402において相対的に高い熱伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つように漸変構成にする。
実施形態によっては、複合黒鉛ターゲット106は、相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つ領域402を焦点トラック104の近くに有する。実施形態によっては、複合黒鉛ターゲット106はまた、相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性を持つ領域404を内径部112の近くに有する。複合黒鉛ターゲット106の熱的特性及び強度特性についての変化は連続し又は漸変しており、その場合、熱的特性及び強度特性のいずれか又は両方が徐々に変化し又は何らかの明確な分割点を生じることなく非常に僅かずつ段階的に変化する。
領域402の相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性は、領域404の相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性に対して相対的なものである。より詳しく述べると、第2の領域404は第1の領域402の熱伝導特性よりも熱の伝導が小さい熱伝導特性を持ち、また第2の領域404は第1の領域402の強度特性よりも大きい強度特性を持つ。
更に、領域402及び領域404は、半径方向すなわちY軸に沿って互いに対して配置される。相対的に高い熱伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つ領域402は、相対的に低い熱伝導特性及び相対的に高い強度特性を持つ領域404よりも縦方向のZ軸(回転軸)から離れて配置される。
複合X線ターゲット106内での強度及び熱伝導特性の変化により、熱伝導度を減少させずに機械的強度を増大させたX線ターゲット106が提供される。複合黒鉛ターゲット106は、X線生成中に発生される熱の伝導及び蓄積についての熱的要件を満足させながら、より高い機械的荷重能力を持つ。同様に、複合黒鉛ターゲット106はより高い機械的能力を持ち、また回転陽極について速度を一層速くし且つ安全余裕を一層大きくする可能性がある。
図5は、軸方向に漸変構成の黒鉛部分を持つ一実施形態によるX線ターゲット500の断面ブロック図である。装置500は、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させると云うX線ターゲットについての当該技術分野での要望を解決する。
複合黒鉛ターゲット106は、変化する熱的特性及び変化する強度特性を持つように機能的に漸変構成にする。図5に示された実施形態では、複合黒鉛材料は、焦点トラック104の方に接近して位置する端部502において相対的に高い熱伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つように漸変構成にする。
実施形態によっては、複合黒鉛ターゲット106は、相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つ領域504をX線ターゲット・キャップ102の近くに有する。実施形態によっては、複合黒鉛ターゲット106はまた、相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性を持つ領域502をX線ターゲット・キャップ102から離れた位置に有する。複合黒鉛ターゲット106の熱的特性及び強度特性についての変化は連続し又は漸変しており、その場合、熱的特性及び強度特性のいずれか又は両方が徐々に変化し又は何らかの明確な分割点を生じることなく非常に僅かずつ段階的に変化する。
領域504の相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性は、領域502の相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性に対して相対的なものである。より詳しく述べると、第2の領域502は第1の領域504の熱伝導特性よりも熱の伝導が小さい熱伝導特性を持ち、また第2の領域502は第1の領域504の強度特性よりも大きい強度特性を持つ。
更に、領域502及び領域504は、縦軸すなわちZ軸に沿って互いに対して配置される。相対的に高い熱伝導特性及び相対的に低い強度特性を持つ領域504は、相対的に低い熱伝導特性及び相対的に高い強度特性を持つ領域502よりもX線ターゲット・キャップ102に近接して配置される。
複合X線ターゲット106内での強度及び熱伝導特性の変化により、熱伝導度を減少させずに機械的強度を増大させたX線ターゲット106が提供される。複合黒鉛ターゲット106は、X線生成中に発生される熱の伝導及び蓄積についての熱的要件を満足させながら、より高い機械的荷重能力を持つ。同様に、複合黒鉛ターゲット106はより高い機械的能力を持ち、また回転陽極について速度を一層速くし且つ安全余裕を一層大きくする可能性がある。
実施形態によっては、漸変構成を縦方向Z軸に沿って逆向きにする。より詳しく述べると、相対的に高い強度特性及び相対的に低い伝導特性の領域502をX線ターゲット・キャップ102の近くに配置し、且つ相対的に高い伝導特性及び相対的に低い強度特性の領域504をX線ターゲット・キャップ102から離れた位置に配置する。
図6は、複合X線ターゲットを持つ一実施形態による代表的なX線管600を、部分的に除去し、部分的に断面で、また部分的に破断して示す斜視図である。
X線管600は、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させると云うX線ターゲットについての当該技術分野での要望を解決する。
X線管600は、ガラス又は金属の外囲器604の内部に配置された陰極602を含む。周知のように、ガラス又は金属の外囲器の内部は、約10−5〜約10−9トルの真空である。電子が陰極フィラメント606で発生されて、X線ターゲット・キャップ102に取り付けられたターゲット104へ向けられる。ターゲットは通常のようにベルビル・ナット610によって回転シャフト608の一端に接続される。前側軸受612及び後側軸受614がシャフト616に動作可能に配置されて、通常のように所定位置に保持される。軸受612及び614は通常、固体皮膜潤滑型であり、従って、動作温度範囲が制限されている。
予荷重バネ(preloaded spring)616が軸受612及び614の間でシャフト616の周りに配置されて、陽極アセンブリの膨張収縮の際に軸受に対する荷重を維持する。ターゲット支柱618が、ターゲット106を軸受シャフト616及び回転子ハブ620に接続するために利用される。回転子ハブ620はターゲット106と回転子622とを相互接続する。回転子622は陽極アセンブリの回転を駆動する。前側軸受612及び後側軸受614は軸受保持器624及び626によって所定位置に保持される。
フィラメント608の領域での温度は約2500℃程度の高さになる。他の温度には、回転するターゲット106の中心付近での約1100℃が含まれる。ターゲット106は約10000rpmで回転する。ターゲット106の焦点上の温度はほぼ2500℃になることがあり、回転するターゲット106の外縁の温度は約1300℃に近づく。回転子ハブ620の領域における温度は700℃に近づき、前側軸受の温度は最大450℃に近づく。明らかに、ターゲット106から回転子622及び固定子へ移動するにつれて、温度は減少する。
より大きな直径のターゲットを有するようなX線システムの動作中、厳格なプロトコル・ユーザはできるだけ短い時間に高いピーク・パワーでできるだけ多数の走査を行うことによってシステムの使用率を最大にしていた。この連続的なタイプの動作で任意のX線システムを利用することに伴う問題の1つは、発生される熱の量であり、この熱は実際に軸受612及び614を、特に前側軸受612を破損することがある。
もしX線管ターゲット106及び回転子622を走査の合間も10000rpmで回転させ続けた場合、軸受は時期尚早に摩耗してX線管を故障させることになる。従って、走査の合間の特定の時間遅延よりも長い遅延があると思われる場合、X線システム作動制御システム・ソフトウエアが、回転子を完全にゼロ(0)rpmまで急速に減速させることによって回転子を制動するようにプログラムされている。しかしながら、走査を開始する準備ができているとき、制御システム・ソフトウエアはターゲット及び回転子をできるだけ素早く10000rpmに戻すようにプログラムされている。このような急速な加速及び制動が利用されるのは、とりわけ、ゼロから10000rpmまでの加速の際に及び10000rpmからゼロrpmまでの制動の際に避けることのできない多数の共振周波数があるからである。一走査又は一連の走査の直ぐ前に且つ一走査又は一連の走査の直ぐ後にこれらの共振周波数をできる限り素早く通過するために、X線システムは最大電力を印加して、可能な最も短い時間内にターゲット又は陽極アセンブリを10000rpmまで上昇させ、或いはゼロrpmまで下降させる。
ここで、X線管ターゲット及び回転子は完全停止状態から10000rpmまで約12〜15秒で加速し且つほぼ同じ速度で減速することができることに留意されたい。共振周波数から生じる振動は、制動せずに停止するまで回転させた場合に問題になる。この振動はまた、管の陽極の平衡保持が良くない場合に問題になる。
10000rpmまでのこのような急速な加速及び10000rpmからゼロまでの即時制動の際に、機械的及び熱的応力が回転子622、ターゲット及び軸受接続部に影響を及ぼすことが判明した。これらの応力は、最近のX線管の故障の主な原因と信じられている陽極不平衡の一因となることがある。
[方法の実施形態]
前のセクションで、実施形態の製造装置及び動作について説明した。このセクションでは、X線エネルギ・ターゲットを製造する特定の方法を、一連の流れ図を参照して説明する。以下に述べる2つの方法以外のX線エネルギ・ターゲットを製造する他の方法は可能である。
図7は、一実施形態に従って黒鉛を漸変構成にする方法700の流れ図である。方法700は、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させると云うX線ターゲットについての当該技術分野での要望を解決する。
方法700は、構成用の黒鉛成分を乾式積層することを含む。方法700は、X線ターゲット106のようなX線ターゲットの外周部を定めるような、高伝導度で低強度の(例えば、粒度の大きい)黒鉛前駆物質の管状又は中実の構造を作成する工程702を含む。その後、方法700は、高伝導度で低強度の(例えば、より大きい粒度の)黒鉛を設置することから始めて、黒鉛前駆物質の複数の層を前記管状構造の内側に設置する工程704を含む。
次いで、方法700は、最高強度で最低熱伝導度の(例えば、粒度が最小の)黒鉛前駆物質の管状又は中実の円筒体の層を作成する工程706を含む。その後、方法700は、X線ターゲット用に圧縮成形する工程708、複合黒鉛を含浸させる工程710、X線ターゲット用に黒鉛化する工程712、及びX線ターゲット用に浄化して、最終的な黒鉛形を得る工程714を含む。
代替例として、方法700は、以下の順序で上記方法700の工程を実行することによって、内側から外側へ加工するように実行される。すなわち、最高強度の(例えば、最小の粒度の)黒鉛前駆物質の管状又は中実の円筒体の層を作成し(工程706)、該管状の構造の外側に黒鉛前駆物質の複数の層を設置し(工程704)、その際、高強度の(例えば、より細かい粒度の)黒鉛前駆物質を設置することから開始し且つ高熱伝導度の(例えば、より大きい粒度の)材料を設置することで終了するようにし、次いで、X線ターゲット106のようなX線ターゲットの外周部を定めるような、高伝導度の(例えば、大きい粒度の)黒鉛前駆物質の管状構造を作成し(工程702)、その後、圧縮成形し(工程708)、黒鉛化し(工程710)、浄化して最終的な黒鉛形にする(工程712)。
図8は、一実施形態に従って黒鉛を漸変構成にする方法800の流れ図である。方法800は、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させると云うX線ターゲットについての当該技術分野での要望を解決する。
方法800は、構成用の黒鉛成分を乾式積層することを含む。方法800は、X線ターゲット106のようなX線ターゲットの外周部を定めるような、低伝導度で高強度の(例えば、粒度の大きい)黒鉛前駆物質の管状又は中実の構造を作成する工程802を含む。その後、方法800は、低伝導度で高強度の(例えば、より大きい粒度の)黒鉛を設置することから始めて、黒鉛前駆物質の複数の層を前記管状構造の外側に設置する工程804を含む。
図9は、一実施形態に従って黒鉛を漸変構成にする方法900の流れ図である。方法900は、熱伝導度を減少させることなく機械的強度を増大させると云うX線ターゲットについての当該技術分野での要望を解決する。
方法900は、X線ターゲット106のようなX線ターゲットの外周部を定めるような、高強度の(例えば、粒度の大きい)黒鉛前駆物質の管状構造を作成する工程902を含む。
その後、方法900は、黒鉛前駆物質の複数の層を遠心力利用で形成する工程904を含む。この積層工程904は、管状構造に対して黒鉛前駆物質を遠心力により押し付け保持することによって湿式又は乾式のいずれかで実行する。
積層工程904の1実施形態では、積層は流体での遠心鋳造であり、ストークの法則を利用して、内径から外径へ連続的に前駆物質を漸変構成にする。ストークの法則は、既知の力の場を受けたときの既知の密度及び粘度の粘性流体内の滑らかな剛球の終末沈降速度をその球の直径に関係付ける等式として表される。この式は、
V=(2gr)(dl−d2)/9μ
ここで、V=降下速度(cm/秒)
g=重力加速度(cm/秒
r=粒子の「相当」半径(cm)
d1=粒子の密度(g/cm
d2=媒体の密度(g/cm
μ=媒体の粘度(ダイン・秒/cm)。
漸変構成(grading) 方法700及び900はまた、実施形態によっては、軸方向に所望の特性を与えるために黒鉛X線ターゲット106の前から後へ実行される。
「結論」
複合X線ターゲットを記述した。特定の実施形態を例示して説明したが、当業者には、同じ目的を達成すると予想されるいかなる構成も図示の特定の実施形態と置き換えることができることを理解されよう。本出願は任意の改変又は変形をカバーするものである。例えば、X線に関連して説明したが、当業者には、必要とされる機能を提供する他のX線ターゲットについて様々な手段を作ることができることが理解されよう。
特に、当業者には、方法及び装置の名称が実施形態を制限しようとするものでないことが直ぐに理解されよう。更に、別の方法及び装置を構成要素に付け加えることができ、構成要素の間で機能を再配置することができ、また実施形態で用いられる将来の改善策及び物理的デバイスに対応する新しい構成要素を実施形態の範囲から逸脱することなく導入することができる。当業者には、実施形態が将来のX線ターゲット、異なる黒鉛材料、及び新しいX線陽極に適用可能であることが容易に認められよう。
本出願で使用される用語は、全ての環境及び本書で述べたのと同じ機能を与える代わりの技術を含むことを意味する。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
複合X線ターゲットの概要を示す断面ブロック図である。 半径方向に配置された複数の黒鉛部分を持つ一実施形態によるX線ターゲットの断面ブロック図である。 軸方向に配置された複数の黒鉛部分を持つ一実施形態によるX線ターゲットの断面ブロック図である。 半径方向に漸変構成の黒鉛部分を持つ一実施形態によるX線ターゲットの断面ブロック図である。 軸方向に漸変構成の黒鉛部分を持つ一実施形態によるX線ターゲットの断面ブロック図である。 複合X線ターゲットを持つ一実施形態による代表的なX線管を、部分的に除去し、部分的に断面で、また部分的に破断して示す斜視図である。 一実施形態に従って黒鉛を漸変構成にする方法の流れ図である。 一実施形態に従って黒鉛を漸変構成にする方法の流れ図である。 一実施形態に従って黒鉛を漸変構成にする方法の流れ図である。
符号の説明
100、200、300、400、500 X線ターゲット
102 X線ターゲット・キャップ
104 焦点トラック
106 複合黒鉛ターゲット
112 内径部
114 縦方向のZ軸
116 X軸
118 Y軸
600 X線管
602 陰極
604 外囲器
608 陰極フィラメント
610 ベルビル・ナット
612 前側軸受
614 後側軸受
616 回転シャフト
618 ターゲット支柱
620 回転子ハブ
622 回転子
624、626 軸受保持器
700、800、900 黒鉛を漸変構成にする方法

Claims (1)

  1. X線ターゲット・キャップ(102)と、前記X線ターゲット・キャップ(102)に動作上結合された複合黒鉛材料(106)とを有する複合黒鉛X線ターゲットを漸変構成にする方法(700)であって、
    X線ターゲットの外周部を規定する第1の領域(202)となる高熱伝導性の黒鉛前駆物質の構造体を作成する工程(702)と、
    前記構造体の内側に前記第1の領域(202)よりも高い強度特性及び低い熱伝導特性を持つ黒鉛前駆物質の第2の領域(204)を作成する工程(706)と、
    X線ターゲット用に複合黒鉛を圧縮成形する工程(708)と、
    複合黒鉛を含浸させる工程(710)と、
    複合黒鉛X線ターゲットを黒鉛化する工程(712)と、
    複合黒鉛X線ターゲットを浄化する工程(714)と、
    を有し、
    前記第1の領域(202)が、より大きい粒度の黒鉛を含み、
    前記第2の領域(204)が、より小さい粒度の黒鉛を含み、
    前記第2の領域(204)を作成する工程(706)が、流体での遠心鋳造を行う工程を含み、
    前記第1及び第2の領域(202、204)が、熱的特性及び強度特性が徐々に変化し、明確な分割点を生じることなく段階的に変化し、
    前記第1の領域(202)が前記X線ターゲットにおける熱伝導度特性を改善する、
    方法(700)。
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