JP5340548B2 - 固定式等速自在継手 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用されるもので、駆動側と従動側の二軸間で作動角度変位のみを許容する固定式等速自在継手に関する。
例えば、自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達する手段として使用される等速自在継手の一種に固定式等速自在継手がある。この固定式等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を備えている。一般的に、前述した固定式等速自在継手としては、バーフィールド型(BJ)やアンダーカットフリー型(UJ)が広く知られている。
図9および図10と図11および図12は、例えばバーフィールド型の等速自在継手の二例を例示する。これら等速自在継手は、軸方向に延びる複数のトラック溝111が内球面110の円周方向等間隔に形成された外側継手部材としての外輪112と、外輪112のトラック溝111と対をなして軸方向に延びる複数のトラック溝114が外球面113の円周方向等間隔に形成された内側継手部材としての内輪115と、外輪112のトラック溝111と内輪115のトラック溝114との間に介在してトルクを伝達する複数のボール116と、外輪112の内球面110と内輪115の外球面113との間に介在してボール116を保持するケージ117とを備えている。
この等速自在継手におけるトラック溝111,114は、軸方向の縦断面が単一の円弧面形状を有する。外輪112のトラック溝111の曲率中心O1および内輪115のトラック溝114の曲率中心O2は、ボール中心O3を含む継手中心Oに対して等距離F,fだけ軸方向に逆向きにオフセットされている(トラックオフセット)。なお、外輪112の内球面110(ケージ117の外球面118)の曲率中心および内輪115の外球面113(ケージ117の内球面119)の曲率中心は前述の継手中心Oと一致している。このように、トラックオフセットを設けることにより、一対のトラック溝111,114が外輪112の奥側から開口側に向けて、径方向間隔が徐々に増加する楔状にボールトラックを形成している。
この種の等速自在継手を、例えば自動車のドライブシャフトに使用した場合、外輪112を従動軸に連結し、内輪115に車体側のディファレンシャルに取り付けられた摺動式等速自在継手から延びる駆動軸をスプライン嵌合で連結した構造が一般的である。この等速自在継手では、外輪112と内輪115との間に作動角が付与されると、ケージ117に収容されたボール116は常にどの作動角においても、その作動角の二等分面内に維持され、継手の等速性が確保される。
複数のボール116は、ケージ117に形成されたポケット120に収容されて円周方向等間隔に配置されている。図9および図10に示す等速自在継手は6個のボール116を備えた構造を具備し、図11および図12に示す等速自在継手は8個のボール116を備えた構造を具備する。8個ボールタイプの等速自在継手では、6個ボールタイプの等速自在継手よりも、ボール径を小さく(d<D)、かつ、トラックオフセットを小さくすることにより(f<F)、高効率でコンパクトな等速自在継手を実現している。
図13は6個ボールタイプの等速自在継手が作動角(例えば40°)をとった状態を示し、同様に、図14は8個ボールタイプの等速自在継手が作動角(例えば40°)をとった状態を示す。図13の破線で示すように、L6INはアンギュラ接触による内輪115とボール116の接触点軌跡、L6OUTはアンギュラ接触による外輪112とボール116の接触点軌跡を示す。また、図14の破線で示すように、L8INはアンギュラ接触による内輪115とボール116の接触点軌跡、L8OUTはアンギュラ接触による外輪112とボール116の接触点軌跡を示す。
図14に示す8個ボールタイプの等速自在継手では、図15に示すように、ボール径を小さくしたことにより、内輪115とボール116の接触点軌跡L8INの長さ、および外輪112とボール116の接触点軌跡L8OUTの長さが6個ボールタイプの等速自在継手よりも短くなり(L8IN<L6IN,L8OUT<L6OUT)、外輪112のトラック溝111とボール116間での滑り速度が減少し、トルク伝達効率が向上する。
また、8個ボールタイプの等速自在継手では、図15に示すようにトラックオフセットを小さくしたことにより(f<F)、内輪115とボール116の接触点軌跡L8INの長さ、および外輪112とボール116の接触点軌跡L8OUTの長さが6個ボールタイプの等速自在継手よりも短くなり(L8IN<L6IN,L8OUT<L6OUT)、外輪112のトラック溝111とボール116間での滑り速度が減少し、トルク伝達効率が向上する。
また、8個ボールタイプの等速自在継手(図11参照)では、トラックオフセットを小さくしたことにより、ボール116のトラック溝111,114に対する挟み角γ8が6個ボールタイプの等速自在継手(図9参照)よりも小さくなり(γ8<γ6)、ボール116を軸方向で外輪開口側へ押し出す力M8が減少する(M8<M6)。
ここで、ボール116のトラック溝111,114に対する挟み角γ6,γ8とは、外輪112のトラック溝111および内輪115のトラック溝114とボール116との各接触点(図9および図11の破線参照)における軸線方向の2接線がなす角度を意味する。なお、図9および図11において、ボール116内の破線は、アンギュラ接触によるボール116とトラック溝111,114との接触点軌跡を示している。
このボール116を軸方向で外輪開口側へ押し出す力M8はケージ117に伝達され、その結果、8個ボールタイプの等速自在継手では、ケージ117の外球面118と外輪112の内球面110およびケージ117の内球面119と内輪115の外球面113との球面力が6個ボールタイプの等速自在継手よりも減少し、その球面接触部での摩擦損失(発熱)が少なくなり、トルク伝達効率が向上する(例えば、特許文献1,2参照)。
さらに、この等速自在継手の作動性を確保するためには、各部にすきまを設定する必要があり、例えば、PCD(ピッチ円直径)すきまや球面すきまを適正値に設定する必要がある(例えば、特許文献3,4参照)。
ここで、PCDすきまとは、外輪112のトラック溝111に接触した状態でのボール116のPCD(外輪PCD)と、内輪115のトラック溝114に接触した状態でのボール116のPCD(内輪PCD)との差を意味する。また、球面すきまとは、内輪115の外球面113とケージ117の内球面119との間のすきま、あるいはケージ117の外球面118と外輪112の内球面110との間のすきまを意味する。
PCDすきまは、内輪115のトラック溝114および外輪112のトラック溝111の加工精度、作動性、使用トルクでのトラック溝111,114からのボール116の乗り上げによる損傷や、トラック溝111,114での摩擦抵抗による発熱および疲労耐久性などを考慮して設定されている。また、球面すきまも同様に、内輪115の外球面113および外輪112の内球面110の加工精度、作動性、組み込み性などを考慮して設定されている。
特許第3460107号公報 特開平9−317784号公報 特開2002−323061号公報 特開2005−188620号公報
ところで、前述した特許文献1〜4に開示された8個ボールタイプの等速自在継手では、ボール径やトラックオフセットを小さくしたり、あるいは、PCDすきまや球面すきまを適正値に設定することにより、等速自在継手における各種継手機能を向上を図っている。
つまり、特許文献1では、ボールのピッチ円直径と直径との比を3.3〜5.0の範囲に規定することにより、等速自在継手のコンパクト化と同時に、6個ボールタイプの等速自在継手と同等以上の強度、負荷容量および耐久性を確保するようにしている。また、特許文献2では、トラックオフセット量と、外輪のトラック溝の中心または内輪のトラック溝の中心とボールの中心とを結ぶ線分の長さとの比を0.069〜0.121の範囲に規定することにより、等速自在継手のコンパクト化と同時に、6個ボールタイプの等速自在継手と同等以上の強度、負荷容量、耐久性および作動角を確保するようにしている。
一方、特許文献3では、ボールトラックにおけるPCDすきまを5〜50μmの範囲に規定することにより、高負荷時、ボールとトラック溝との接触楕円がトラック溝から食み出しにくくなり、欠けやフレーキングの発生を抑制することが容易となって耐久性の向上を図るようにしている。また、特許文献4では、ケージの内球面と内輪の外球面との間の球面すきま×1000とケージ基準内径(内輪基準外径)との比を0.9〜2.3の範囲に規定することにより、継手の作動角が変化する時に発生する折り曲げ方向荷重を小さくするようにしている。
しかしながら、8個ボールタイプの等速自在継手では、前述した特許文献1〜4で開示されているように、ボール径やトラックオフセットを小さくしたり、あるいは、PCDすきまや球面すきまを適正値に設定することにより、等速自在継手における各種継手機能を向上を図っているが、8個ボールタイプの等速自在継手において、その構成を大きく変更することなく、さらにトルク伝達効率を向上させることが要望されている。
そこで、本発明の目的は、構成を大きく変更することなく、トルク伝達効率をより一層向上させ得る固定式等速自在継手を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、軸方向に延びる複数のトラック溝が内球面に形成された外側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と対をなして軸方向に延びる複数のトラック溝が外球面に形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する8個のボールと、外側継手部材の内球面と内側継手部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを備え、外側継手部材のトラック溝の曲率中心および内側継手部材のトラック溝の曲率中心が継手中心に対して等距離だけ軸方向に逆向きにオフセットされた固定式等速自在継手において、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝とで形成されたボールトラックにおけるPCDすきまを50μmより大きく、かつ、77μm以下とすることにより、回転トルクの伝達時にボールトラックの非負荷側部位へのボールの接触を減らすようにし、内側継手部材の外球面とケージの内球面との間の球面すきまを40μm以上、ケージの外球面と外側継手部材の内球面との間の球面すきまを40μm以上とすることにより、内側継手部材の外球面とケージの内球面との球面接触、およびケージの外球面と外側継手部材の内球面との球面接触を減少させるようにし、PCDすきまにより決定されたケージの移動可能量よりも球面すきまを大きくしたことを特徴とする
ここで、PCDすきまとは、外側継手部材のトラック溝に接触した状態でのボールのPCD(外側継手部材PCD)と、内側継手部材のトラック溝に接触した状態でのボールのPCD(内側継手部材PCD)との差を意味する。また、球面すきまとは、内側継手部材の外球面とケージの内球面との間のすきま、あるいはケージの外球面と外側継手部材の内球面との間のすきまを意味する。
本発明では、ボールトラックにおけるPCDすきまを50μmより大きく、かつ、77μm以下としたことにより、つまり、従来よりもPCDすきまを大きく設定することにより、回転トルクの伝達時、ボールトラックの非負荷側部位へのボールの接触を減らすことができるので、ボールトラックの非負荷側部位へのボール接触による伝達トルクの損失を低減できる。
また、内側継手部材の外球面とケージの内球面との間の球面すきま、およびケージの外球面と外側継手部材の内球面との間の球面すきまを40μm以上、好ましくは、50〜120μmとしたことにより、つまり、従来よりも球面すきまを大きく設定したことにより、内側継手部材の外球面とケージの内球面との球面接触、およびケージの外球面と外側継手部材の内球面との球面接触を減少させることができるので、その球面接触による摩擦発熱を低減でき、その摩擦発熱に起因する伝達トルクの損失を低減できる。なお、この球面すきまは、PCDすきまを考慮して球面接触を確実に減少させるように設定する必要がある。
また、本発明では、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に位置するボールのトラック溝に対する挟み角γ8を8.5〜12.5°、ボールのトラック溝に対する接触角α8を30〜38°とすることが望ましい。
ここで、ボールのトラック溝に対する挟み角γ8(図1参照)とは、外側継手部材12のトラック溝11および内側継手部材15のトラック溝14とボール16との各接触点(図1の破線参照)における軸線方向の2接線がなす角度を意味し、また、ボール16のトラック溝11,14に対する接触角α8(図3参照)とは、ボール中心O3と各接触点(図中、すきまを誇張)を通る直線Pとボール中心O3と継手中心Oを通る直線Qがなす角度を意味する。
このように、ボールのトラック溝に対する挟み角γ8を8.5〜12.5°とすれば、トルク伝達時のボールに作用する軸方向の押し出し力を小さくすることができる。これに伴って、保持器と両継手部材相互間の接触面圧を抑え、摩擦を低減させることができ、回転トルクの損失を軽減することが可能となる。また、ボールのトラック溝に対する接触角α8を30〜38°とすれば、高トルク入力時のトラック溝エッジ部へのボールの乗り上げ耐久性、外輪のトラック溝とボールの滑り量の低減、転動疲労寿命に影響のある接触面圧を良好な範囲とすることができる。
なお、本発明は、軸方向の縦断面が単一の円弧面形状を有するトラック溝を持つ外側継手部材および内側継手部材を具備したバーフィールド型の固定式等速自在継手(BJ)や、軸方向と平行なストレート底を有するトラック溝を持つ外側継手部材および内側継手部材を具備したアンダーカットフリー型の固定式等速自在継手(UJ)のいずれにも適用可能である。
本発明によれば、ボールトラックにおけるPCDすきまを50μmより大きく、かつ、77μm以下としたことにより、回転トルクの伝達時、ボールトラックの非負荷側部位へのボールの接触を減らすことができるので、ボールトラックの非負荷側部位へのボール接触による伝達トルクの損失を低減できる。また、内側継手部材の外球面とケージの内球面との間の球面すきま、およびケージの外球面と外側継手部材の内球面との間の球面すきまを40μm以上としたことにより、内側継手部材の外球面とケージの内球面との球面接触、およびケージの外球面と外側継手部材の内球面との球面接触を減少させることができるので、その球面接触による摩擦発熱を低減でき、その摩擦発熱に起因する伝達トルクの損失を低減できる。
このように、PCDすきまおよび球面すきまを適正値の範囲に設定することにより、ボール接触および摩擦発熱による伝達トルクの損失を低減することができるので、等速自在継手の構成を大きく変更することなく、その等速自在継手におけるトルク伝達効率を向上させることができる。
本発明に係る固定式等速自在継手の実施形態を詳述する。図1および図2に示す実施形態は、軸方向の縦断面が単一の円弧面形状を有するトラック溝を持つ外側継手部材および内側継手部材を具備したバーフィールド型の固定式等速自在継手(BJ)を例示する。なお、本発明は、図8に示すように、軸方向と平行なストレート底を有するトラック溝21,24を持つ外側継手部材および内側継手部材を具備したアンダーカットフリー型の固定式等速自在継手(UJ)についても適用可能であり、図1と同一部分には同一参照符号を付して重複説明は省略する。また、これらバーフィールド型やアンダーカットフリー型以外のトラック溝形状を有する他の固定式等速自在継手にも適用可能である。
図1および図2に示す8個ボールタイプの固定式等速自在継手は、軸方向に延びる複数のトラック溝11が内球面10の円周方向等間隔に形成された外側継手部材としての外輪12と、外輪12のトラック溝11と対をなして軸方向に延びる複数のトラック溝14が外球面13の円周方向等間隔に形成された内側継手部材としての内輪15と、外輪12のトラック溝11と内輪15のトラック溝14との間に介在してトルクを伝達する8個のボール16と、外輪12の内球面10と内輪15の外球面13との間に介在してボール16を保持するケージ17とを備えている。
この等速自在継手におけるトラック溝11,14は、軸方向の縦断面が単一の円弧面形状を有する。外輪12のトラック溝11の曲率中心O1および内輪15のトラック溝14の曲率中心O2は、ボール中心O3を含む継手中心Oに対して等距離fだけ軸方向に逆向きにオフセットされている(トラックオフセット)。なお、外輪12の内球面10(ケージ17の外球面18)の曲率中心および内輪15の外球面13(ケージ17の内球面19)の曲率中心は前述の継手中心Oと一致している。このように、トラックオフセットを設けることにより、一対のトラック溝11,14が外輪12の奥側から開口側に向けて、径方向間隔が徐々に増加する楔状にボールトラックを形成している。
図3は、外輪12と、内輪15と、外輪12トラック溝11と内輪15のトラック溝14間に配置されたボール16と、外輪12の内球面10と内輪15の外球面13間に配されたケージ17とを示す横断面である。同図に示すようにトラック溝11,14の横断面形状は、ボール16の半径(d/2)よりも大きな曲率半径Rで形成されたゴシックアーチ状をなす。このトラック溝11,14の横断面形状をゴシックアーチ状としたことにより、ボール16はトラック溝11,14のそれぞれに対して二点で接触するアンギュラ接触となっている。
なお、図3では、PCDすきまや球面すきまを説明するための都合上、ボール16と外輪12のトラック溝11および内輪15のトラック溝14とが接触せず、また、ケージ17の外球面18と外輪12の内球面10およびケージ17の内球面19と内輪15の外球面13とが接触していない状態で、各すきまを誇張して示しているが、回転トルクの負荷時には、ボール16と外輪12のトラック溝11および内輪15のトラック溝14とが接触し、また、ケージ17の外球面18と外輪12の内球面10およびケージ17の内球面19と内輪15の外球面13とが接触する。
この等速自在継手の作動性を確保するためには、各部にすきまを設定する必要があり、例えば、PCD(ピッチ円直径)すきまや球面すきまを適正値に設定する必要がある。また、ボールトラックでのボール16の移動を良好にするため、ボール16のトラック溝11,14に対する挟み角γ8(図1参照)および接触角α8(図3参照)を適正値に設定する必要がある。
ここで、図3に示すように、すきまmは、外輪12のトラック溝11に接触した状態でのボール16の外輪PCR(外輪PCDの1/2)と、内輪15のトラック溝14に接触した状態でのボール16の内輪PCR(内輪PCDの1/2)との差であり、PCDすきまは、半径方向のすきまmの二倍となる。また、すきまn1は、内輪15の外球面13の半径とケージ17の内球面19の半径との差であり、すきまn2は、ケージ17の外球面18の半径と外輪12の内球面10の半径との差であり、球面すきまは、半径方向のすきまn1,n2の二倍となる。
また、ボール16のトラック溝11,14に対する挟み角γ8(図1参照)とは、外輪12のトラック溝11および内輪15のトラック溝14とボール16との各接触点(図1の破線参照)における軸線方向の2接線がなす角度を意味する。なお、図1において、ボール16内の破線は、アンギュラ接触によるボール16とトラック溝11,14との接触点軌跡を示している。また、ボール16のトラック溝11,14に対する接触角α8(図3参照)とは、ボール16の中心O3を基準としてボール16とトラック溝11,14とが接触するボール接触中心P(図ではボール16とトラック溝11,14間にすきまを誇張)とトラック溝11,14の溝底中心Qとのなす角度を意味する。
これらの等速自在継手を、例えば自動車のドライブシャフトに使用した場合、外輪12を従動軸に連結し、車体側のディファレンシャルに取り付けられた摺動式等速自在継手から延びる駆動軸(シャフト)を内輪15にスプライン嵌合で連結した構造としている。この等速自在継手では、外輪12と内輪15との間に作動角が付与されると、ケージ17に収容されたボール16は常にどの作動角においても、その作動角の二等分面内に維持され、継手の等速性が確保される。
複数のボール16は、ケージ17に形成されたポケット20に収容されて円周方向等間隔に配置されている。このボール16の数と同様に、トラック溝11,14の数、ケージ17のポケット20の数も8個である。この8個ボールタイプの等速自在継手では、6個ボールタイプの等速自在継手(図9参照)と比較して、ボール径を小さく(d<D)、かつ、トラックオフセットを小さくすることにより(f<F)、高いトルク伝達効率でコンパクトな等速自在継手を実現している。
この等速自在継手の内部構成でトルク伝達効率に与える影響を機構解析で調査した結果、その内部構成での各接触部のすきまを変化させると、PCDすきまはある範囲でトルク伝達効率に寄与し、球面すきまは大きい方がトルク伝達効率に寄与することが判明した(図4参照)。また、外輪内部に封入される潤滑剤の変更による内部摩擦係数も変数として考慮した場合における、継手内部構成の各接触部におけるPCDすきま、球面すきまの変化に対するトルク伝達効率への寄与度を図5に示す。
そこで、この等速自在継手では、PCD(ピッチ円直径)すきま(2×m)、球面すきま(2×n1),(2×n2)、ボール16のトラック溝11,14に対する挟み角γ8および接触角α8を適正値に設定する必要性から、それらを以下のように規定する。
まず、外輪12のトラック溝11と内輪15のトラック溝14とで形成されたボールトラックにおけるPCDすきま(2×m)を50μmより大きく、かつ、77μm以下とする。このようにPCDすきま(2×m)を規定すれば、回転トルクの伝達時、ボールトラックの非負荷側部位へのボール16の接触を減らすことができるので、ボールトラックの非負荷側部位へのボール接触による伝達トルクの損失を低減できる。
ここで、前述のPCDすきま(2×m)が50μm以下であると、ボール16の組み込みが困難となり、ボール16をトラック溝11,14間で拘束する力が大きくなってボール16の転動が妨げられ、ボール16とトラック溝11,14との接触部で滑りが発生し易く、温度上昇と寿命低下の一因となり、その結果、伝達トルクの損失を低減させることが困難となる。逆に、PCDすきま(2×m)が77μmよりも大きいと、打音、振動や高負荷時でボール16がトラック溝11,14から乗り上げてその接触楕円がトラック溝11,14から食み出すことによりエッジ欠けが発生し易くなり、寿命低下を招く一因となって伝達トルクの損失を低減させる効果が頭打ちとなる。
本出願人が行った継手内部力の解析結果から、作動角が0°では、内輪15のトラック溝14とボール16との接触部位、外輪12のトラック溝11とボール16との接触部位は、負荷側の各々1箇所となっている。この接触部位では、作動角が0°を超えるとボール16がトラック溝11,14内を転動するために摩擦発熱が生じる。そして、作動角が増すと、内輪15のトラック溝14とボール16との接触部位の反対側である非負荷側、外輪12のトラック溝11とボール16との接触部位の反対側である非負荷側でも接触するようになり、その接触でもトラック溝11,14に荷重が負荷される。その非負荷側での荷重負荷は、作動角が大きくなるほどその範囲と絶対量が増えていく。この非負荷側での荷重負荷はトルク伝達方向と逆方向であり、結果的にトルク伝達の損失となっている。
そこで、前述したようにボールトラックにおけるPCDすきま(2×m)を50μmより大きく、かつ、77μm以下として従来の等速自在継手よりも大きく設定したことにより、非負荷側での荷重負荷が減少し、伝達トルクの損失を低減できてトルク伝達効率の向上が図れる〔図4、図5および図6(位相角については図2)参照〕。図6では、PCDすきまが小さいものよりもPCDすきまが大きいものの方が、位相角60°付近の非負荷側での荷重負荷を低減できることを示している。
また、内輪15の外球面13とケージ17の内球面19との間の球面すきま(2×n1)、およびケージ17の外球面18と外輪12の内球面10との間の球面すきま(2×n2)を40μm以上、好ましくは、50〜120μmとしたことにより、内輪15の外球面13とケージ17の内球面19との球面接触、およびケージ17の外球面18と外輪12の内球面10との球面接触を減少させることができるので、その球面接触による摩擦発熱を低減でき、その摩擦発熱に起因する伝達トルクの損失を低減できる。なお、この球面すきま(2×n1),(2×n2)は、PCDすきま(2×m)を考慮して球面接触を確実に減少させるように設定する必要がある。
ここで、前述の球面すきま(2×n1),(2×n2)が40μmよりも小さいと、継手の作動性が悪化する。逆に、球面すきま(2×n1),(2×n2)が120μmよりも大きいと、打音や振動が発生する。なお、本出願人は、8個ボールの等速自在継手に関する実験結果から、球面すきま(2×n1),(2×n2)の合計(2×n1)+(2×n2)が240μmで異音が発生しないことを確認したことにより、二つの球面すきま(2×n1),(2×n2)の合計(2×n1)+(2×n2)の上限値を240μmとし、二つの球面すきま(2×n1),(2×n2)にそれぞれ均等に振り分けてその上限値を120μmとした。また、継手の製作上の公差を考慮して伝達トルクの損失を低減する効果を発揮し得る限界として、球面すきま(2×n1),(2×n2)の下限値を40μmとした。
ここで、内輪15の外球面13とケージ17の内球面19との球面接触、およびケージ17の外球面18と外輪12の内球面10との球面接触については、トラックオフセットによりボール16のトラック溝11,14に対する挟み角γ8が生じているため、ボール16がケージ17のポケット周壁面を外輪12の開口側へ押圧することにより、ケージ17が外輪12の開口側へ移動する。その結果、ケージ17の外球面18と外輪12の内球面10は外輪12の開口側で接触し、ケージ17の内球面19と内輪15の外球面13は外輪12の奥側で接触する。
この状態で作動角が0°の場合、トルクが負荷されると(トルク負荷方向については図2参照)、ボール16がケージ17のポケット周壁面を外輪12の開口側へさらに押圧する。この場合、内輪15のトラック溝14と外輪12のトラック溝11とは交差することなく平行に位置しているため、ケージ17は球面すきま(2×n1),(2×n2)がなくなるように移動して、そのケージ17の外球面18と外輪12の内球面10が接触する。
作動角が0°の場合、球面すきま(2×n1),(2×n2)の大小に拘わらず、伝達トルクの損失はないが、作動角をとると、位相角0°と位相角180°では内輪15のトラック溝14と外輪12のトラック溝11が平行に位置しているのに対して、他の位相角では、内輪15のトラック溝14と外輪12のトラック溝11が互いに交差する状態となる。その結果、ボール16が内輪15のトラック溝14と外輪12のトラック溝11に挟まれるため、ボール16がケージ17のポケット周壁面を押圧する移動量(ケージの移動量)はPCDすきま(2×m)により決定される。
この場合、PCDすきま(2×m)により決定されたケージ17の移動可能量よりも球面すきま(2×n1),(2×n2)が大きい状態であれば、内輪15の外球面13とケージ17の内球面19との間での球面接触力、およびケージ17の外球面18と外輪12の内球面10との間での球面接触力が小さくなり、その球面接触力に左右される摩擦発熱による伝達トルクの損失が低減される〔図4、図5および図7(位相角については図2)参照〕。図7では、球面すきまが小さいものよりも球面すきまが大きいものの方が、球面接触力を低減できることを示している。
一方、外輪12のトラック溝11と内輪15のトラック溝14との間に位置するボール16のトラック溝11,14に対する挟み角γ8(図1参照)を8.5〜12.5°、ボール16のトラック溝11,14に対する接触角α8(図3参照)を30〜38°とする。
このように、ボール16のトラック溝11,14に対する挟み角γ8を8.5〜12.5°とすれば、トルク伝達時のボールに作用する軸方向の押し出し力を小さくすることができる。これに伴って、保持器と内外輪相互間の接触面圧を抑え、摩擦を低減させることができ、回転トルクの損失を軽減することが可能となる。また、ボール16のトラック溝11,14に対する接触角α8を30〜38°とすれば、高トルク入力時のトラック溝エッジ部へのボールの乗り上げ耐久性、外輪のトラック溝とボールの滑り量の低減、転動疲労寿命に影響のある接触面圧を良好な範囲とすることができる。
ここで、前述の挟み角γ8が8.5°よりも小さいと、作動性が悪化し、逆に、挟み角γ8が12.5°よりも大きいと、保持器と内外輪相互間の接触面圧が大きくなり、摩擦を低減させることが困難で、伝達トルクの損失を軽減することが困難となる。また、前述の接触角α8が30°よりも小さいと、トラック荷重が増大することにより強度が低下すると共に摩擦の低減が困難となり、伝達トルクの損失を低減させることが困難となる。逆に、接触角α8が38°よりも大きいと、高トルク入力時のトラック溝エッジ部へのボールの乗り上げが発生し易く、外輪のトラック溝とボールの滑り量の低減が困難となる。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明の実施形態で、バーフィールド型の固定式等速自在継手の全体構成を示す縦断面図である。 図1の横断面図である。 PCDすきま、球面すきま、ボールの接触角、トラック形状を説明するためのもので、内輪、外輪、ボールおよびケージを示す要部拡大断面図である。 継手内部構成の各接触部におけるPCDすきま、球面すきまの変化に対するトルク伝達効率への寄与度を説明するための表である。 継手内部構成の各接触部におけるPCDすきま、球面すきまの変化に対するトルク伝達効率への寄与度で内部摩擦係数も変数として考慮した場合を説明するための表である。 PCDすきまの変化による非負荷側トラック荷重を示す特性図である。 球面すきまの変化による球面接触力を示す特性図である。 本発明の他の実施形態で、アンダーカットフリー型の固定式等速自在継手の全体構成を示す縦断面図である。 固定式等速自在継手の従来例で、6個ボールタイプの全体構成を示す縦断面図である。 図9の横断面図である。 固定式等速自在継手の従来例で、8個ボールタイプの全体構成を示す縦断面図である。 図11の横断面図である。 図9の等速自在継手が作動角をとった状態を示す縦断面図である。 図11の等速自在継手が作動角をとった状態を示す縦断面図である。 8個ボールタイプと6個ボールタイプとで、ボール径、トラックオフセット量および接触点軌跡の長さを比較した表である。
符号の説明
10 外側継手部材(外輪)の内球面
11 外側継手部材(外輪)のトラック溝
12 外側継手部材(外輪)
13 内側継手部材(内輪)の外球面
14 内側継手部材(内輪)のトラック溝
15 内側継手部材(内輪)
16 ボール
17 ケージ
18 ケージの外球面
19 ケージの内球面
O 継手中心
1 外側継手部材(外輪)のトラック溝の曲率中心
2 内側継手部材(内輪)のトラック溝の曲率中心
2×m PCDすきま
2×n1,2×n2 球面すきま
γ8 挟み角
α8 接触角

Claims (3)

  1. 軸方向に延びる複数のトラック溝が内球面に形成された外側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と対をなして軸方向に延びる複数のトラック溝が外球面に形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する8個のボールと、前記外側継手部材の内球面と内側継手部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを備え、前記外側継手部材のトラック溝の曲率中心および内側継手部材のトラック溝の曲率中心が継手中心に対して等距離だけ軸方向に逆向きにオフセットされた固定式等速自在継手において、
    前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝とで形成されたボールトラックにおけるPCDすきまを50μmより大きく、かつ、77μm以下とすることにより、回転トルクの伝達時にボールトラックの非負荷側部位へのボールの接触を減らすようにし、かつ、前記内側継手部材の外球面とケージの内球面との間の球面すきまを40μm以上、前記ケージの外球面と外側継手部材の内球面との間の球面すきまを40μm以上とすることにより、内側継手部材の外球面とケージの内球面との球面接触、およびケージの外球面と外側継手部材の内球面との球面接触を減少させるようにし、前記PCDすきまにより決定されたケージの移動可能量よりも前記球面すきまを大きくしたことを特徴とする固定式等速自在継手。
  2. 前記内側継手部材の外球面とケージの内球面との間の球面すきまを50〜120μm、前記ケージの外球面と外側継手部材の内球面との間の球面すきまを50〜120μmとした請求項に記載の固定式等速自在継手。
  3. 前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に位置するボールのトラック溝に対する挟み角を8.5〜12.5°、ボールのトラック溝に対する接触角を30〜38°とした請求項1又は2に記載の固定式等速自在継手。
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