JP5338904B2 - 通信装置および通信制御方法 - Google Patents

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    • H04L47/245Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS using preemption

Description

本発明は、通信装置および通信制御方法に関する。
特許文献1には、RFC(Request For Comment)4960で規定されるSCTP(Stream Control Transmission Protocol)を用いた通信装置が記載されている。
SCTPを用いた通信では、TCP(Transmission Control Protocol)でのコネクションに相当するアソシエーション(Association)が、通信開始時に形成される。SCTPを用いた通信では、TCPを用いた通信と異なり、1つのアソシエーション内に、複数のストリーム(Stream)を設定することが可能である。1つのアソシエーション内のストリームのそれぞれは互いに独立しており、各ストリームは、すべて均一の条件でスケジューリングされている。
また、SCTPを用いた通信では、TCPなどの他のトランスポートプロトコルを用いた通信と同様に、ネットワークが輻輳したと判定された際に、送信元装置から送信先装置への送信データに制限が加えられる。SCTPを用いた通信では、輻輳を判定するために、輻輳ウィンドウcwnd(Congestion window)と受信ウィンドウrwnd(Receiver window)が使用される。なお、輻輳ウィンドウcwndは、宛先IP(Internet Protocol)アドレスごとに設けられており、受信ウィンドウrwndは、送信先装置ごとに設けられている。
日本特開2006−101428号公報
SCTPを用いた通信では、ある宛先IPアドレスに対応する輻輳ウィンドウcwndの値、または、送信先装置に対応する受信ウィンドウrwndの値に基づいて、ネットワークが輻輳したと判定された場合、その宛先IPアドレスが割り当てられている送信先装置との間に形成されたアソシエーション内の全てのストリームが、均一に送信制限を受ける。すなわち、SCTPを用いた通信では、図5の参照符号A5で示されるように、宛先IPアドレス単位にある輻輳ウィンドウcwndで輻輳を判定しているため、ユーザにとって優先度の高いストリームであっても、その他のストリームと同様に輻輳制御の対象としてしまう。また、図5の参照符号B5で示されるように、通信先のSCTPの受信ウィンドウrwndが輻輳している場合、ユーザにとって優先度の高いストリームであっても、その他のストリームと同様に輻輳制御の対象としてしまう。
このため、例えば、優先度が高いストリームと優先度が低いストリームとが存在する状況下で、輻輳が発生すると、優先度が高いストリームと優先度が低いストリームが同じように送信制限を受けてしまう。
つまり、SCTPを用いた通信では、各ストリームが互いに独立しているにもかかわらず、ネットワークが輻輳したと判定された場合、各ストリームが均一に送信制限を受けてしまう。このため、SCTPのメリットであるストリーム単位の制御が行われないという課題が生じていた。
なお、この課題は、送信先装置に対して複数のストリームを独立して送信でき、かつ、ネットワークが輻輳したと判定された場合、各ストリームが均一に送信制限を受けてしまう通信装置に共通する。
本発明の目的は、上述した課題を解決可能な通信装置および通信制御方法を提供することである。
本発明の通信装置は、通信先装置との通信の輻輳度が予め決められた判定値を超えているかどうかを判定する判定手段と、前記輻輳度が前記判定値を超えていないと前記判定手段が判定した場合、前記通信先装置に複数のストリームをそれぞれ独立して並列的に送信し、前記輻輳度が前記判定値を超えたと前記判定手段が判定した場合、前記ストリームのそれぞれの優先度を表わす優先度情報にて表される優先度を参照して、並列的に送信されている前記複数のストリームのうち、少なくとも、最も高い優先度を持つストリームの送信を継続し、かつ、前記最も高い優先度を持つストリーム以外の送信中の前記ストリームのうち、少なくとも、最も低い優先度を持つストリームの送信を中断する通信制御手段と、を備え、前記通信制御手段は、SCTPを利用して前記ストリームを送信し、前記判定値は、前記通信制御手段が前記SCTPに従って前記通信先装置との通信状態を輻輳と判定する輻輳の度合いよりも小さいものである。
本発明の通信制御方法は、通信先装置にSCTPを利用してストリームを送信し、通信先装置との通信の輻輳度が、SCTPに従って前記通信先装置との通信状態を輻輳と判定する輻輳の度合いよりも小さい予め決められた判定値を超えているかどうかを判定し、前記輻輳度が前記判定値を超えていないと前記判定手段が判定した場合、前記通信先装置に複数のストリームをそれぞれ独立して並列的に送信し、前記輻輳度が前記判定値を超えたと前記判定手段が判定した場合、前記ストリームのそれぞれの優先度を表わす優先度情報にて表される優先度を参照して、並列的に送信されている前記複数のストリームのうち、少なくとも、最も高い優先度を持つストリームの送信を継続し、かつ、前記最も高い優先度を持つストリーム以外の送信中の前記ストリームのうち、少なくとも、最も低い優先度を持つストリームの送信を中断する。
本発明に従えば、ネットワークが混雑した場合に、優先度の高いストリームを送信し、優先度の低いストリームの送信を中断することが可能になり、ストリームごとに、ストリームの送信を制御することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る通信装置1Aの構成を示したブロック図である。 図1に示した格納部3内の優先度情報の一例を示した図である。 閾値と基準値を説明するための図である。 閾値と基準値を説明するための図である。 送信されるストリームを制御する動作を説明するための図である。 輻輳が発生した場合に、アソシエーション内の全てのストリームが均一に送信制限を受ける例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信装置1Aの構成を示したブロック図である。
通信装置1Aは、受付部2と、格納部3と、制御部4と、を含む。制御部4は、判定部5と、通信制御部6と、を含む。判定部5は、閾値記憶部5aと、閾値判定部5bと、基準値記憶部5cと、基準値判定部5dと、を含む。通信制御部6は、SCTPユーザ部6aと、通信部6bと、を含む。
通信装置1Aは、通信装置1Bおよび1Cに複数のストリームを送信することが可能である。通信装置1Aは、トランスポート層のプロトコルとして、SCTPを利用している。通信装置1Aは、例えば、携帯電話機等の移動通信装置(移動局)でもよいし、無線基地局装置でもよい。通信装置1Bおよび1Cは、通信先装置の一例であり、例えば、通信装置1Aと同一の機能を有する。
受付部2は、一般的に受付手段と呼ぶことができる。受付部2は、例えば、入力キーであり、ストリームのそれぞれの優先度を表す優先度情報を受け付ける。なお、優先度情報は、ストリームのそれぞれの優先度を、ストリーム内のメッセージ単位で表すものでもよい。
格納部3は、一般的に格納手段と呼ぶことができる。格納部3は、受付部2にて受け付けられた優先度情報を格納する。
図2は、格納部3内の優先度情報の一例を示した図である。
図2に示されるように、優先度情報は、QoS (Quality of Service)Class3aとStreamID3bとを含む。QoS Class3aは、優先度を表す。本実施形態では、EF、AF4、AF3、AF2、AF1、BEの順に、優先度が低くなる。StreamID3bは、ストリームの識別情報である。本実施形態では、StreamIDとして数字が用いられる。
図2では、QoS Class(優先度)=EFが、StreamID=1のストリームに付与されている。QoS Class=AF4が、StreamID=3のストリームおよびStreamID=5のストリームに付与されている。QoS Class=AF3は、いずれのストリームにも付与されていない。QoS Class=AF2が、StreamID=2のストリームに付与されている。QoS Class=AF1が、StreamID=4のストリームに付与されている。QoS Class=BEは、いずれのストリームにも付与されていない。
なお、格納部3は、図2に示した優先度情報をユニークに格納してもよいし、優先度情報を、対向SCTP装置(通信先装置)単位に格納してもよい。
図1に戻って、制御部4は、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
制御部4は、通信先装置との通信の輻輳度(以下、単に「輻輳度」と称する)が予め定められた判定値(以下、単に「判定値」と称する)を超えていない状況では、通信先装置に複数のストリームを並列的に送信する。その後、輻輳度が判定値を超えると、制御部4は、並列的に送信されている複数のストリームのうち、格納部3内の優先度情報にて表される優先度が他のストリームよりも低いストリームの送信を少なくとも中断する。
なお、本実施形態では、輻輳度は、輻輳ウィンドウcwndの値が大きくなるほど大きくなるか、または、通信先装置からの受信ウィンドウrwndの値が小さくなるほど大きくなる。
本実施形態では、制御部4は、SCTPを利用してストリームを送信する。
本実施形態では、判定値として、制御部4がSCTPに従って通信先装置との通信状態を輻輳と判定する輻輳度よりも小さい値が使用される。
判定部5は、一般的に判定手段と呼ぶことができる。判定部5は、輻輳度が判定値を超えたか否かを判定する。
閾値記憶部5aは、輻輳ウィンドウcwndの値と比較するための閾値(判定値)を格納する。なお、本実施形態では、輻輳ウィンドウcwndの値は、通信先装置との通信において輻輳の度合いが低いほど小さい値を示すものとする。
閾値判定部5bは、制御部4がSCTPに従って生成する輻輳ウィンドウcwndの値が、閾値記憶部5a内の閾値を超えたか否かを判定する。
閾値判定部5bは、輻輳ウィンドウcwndの値が、閾値記憶部5a内の閾値を超えていない場合、輻輳度が判定値を超えていないと判定する。一方、閾値判定部5bは、輻輳ウィンドウcwndの値が、閾値記憶部5a内の閾値を超えた場合、輻輳度が判定値を超えたと判定する。閾値判定部5bは、判定結果を、通信部6bに提供する。
基準値記憶部5cは、受信ウィンドウrwndの値と比較するための基準値(判定値)を格納する。なお、本実施形態では、受信ウィンドウrwndの値は、通信先装置との通信において輻輳の度合いが低いほど大きい値を示すものとする。
基準値判定部5dは、制御部4がSCTPに従って通信先装置から受信する受信ウィンドウrwndの値が、基準値記憶部5c内の基準値を超えたか否かを判定する。
基準値判定部5dは、受信ウィンドウrwndの値が、基準値記憶部5c内の基準値を超えている場合、輻輳度が判定値を超えていないと判定する。一方、基準値判定部5dは、受信ウィンドウrwndの値が、基準値記憶部5c内の基準値を超えていない値になった場合、輻輳度が判定値を超えたと判定する。基準値判定部5dは、判定結果を、通信部6bに提供する。
通信制御部6は、一般的に通信制御手段と呼ぶことができる。通信制御部6は、判定部5が、輻輳度が判定値を超えていないと判定した状況では、通信先装置に複数のストリームを並列的に送信する。一方、通信制御部6は、判定部5が、輻輳度が判定値を超えたと判定した場合、格納部3内の優先度情報が、異なる優先度を持つ複数のストリームが存在することを示している状況下では、格納部3内の優先度情報にて表される優先度が他のストリームよりも低いストリームの送信を少なくとも中断する。
例えば、図2に示した優先度情報が格納部3に格納されている状況で、判定部5が、輻輳度が判定値を超えたと判定した場合、通信制御部6は、StreamID=4のストリームの送信を中断し、他のストリームの送信は継続する。
なお、図2に示した優先度情報が格納部3に格納されている状況で、判定部5が、輻輳度が判定値を超えたと判定した場合、通信制御部6は、StreamID=4のストリームの送信を中断すると共に、StreamID=4のストリームの次に優先度が低いStreamID=2のストリームの送信も中断し、他のストリームの送信を継続してもよい。
また、図2に示した優先度情報が格納部3に格納されている状況で、判定部5が、輻輳度が判定値を超えたと判定した場合、通信制御部6は、StreamID=4のストリームの送信を中断すると共に、StreamID=4のストリームの次に優先度が低いStreamID=2のストリームとStreamID=2のストリームの次に優先度が低いStreamID=3および5のストリームの送信を中断し、他のストリームの送信を継続してもよい。
このように、通信制御部6は、判定部5が、輻輳度が判定値を超えたと判定した場合、最も高い優先度を持つストリームの送信を継続し、かつ、最も高い優先度を持つストリーム以外のストリームのうち、少なくとも、最も低い優先度を持つストリームの送信を中断する。
なお、格納部3内の優先度情報が、すべてのストリームが同一の優先度を持っていることを示す場合には、通信制御部6は、判定部5が、輻輳度が判定値を超えたと判定した場合でも、輻輳度が判定値を超えていない場合と同様に、通信先装置に複数のストリームを並列的に送信する。
SCTPユーザ部6aは、複数のストリームを送信する旨の送信要求を、通信部6bに提供する。
通信部6bは、SCTPユーザ部6aから送信要求を受け付けた状況下で、判定部5の判定結果が、輻輳度が判定値を超えていないことを示す場合、複数のストリームを通信先装置に並列的に送信する。
本実施形態では、通信部6bは、SCTPユーザ部6aから送信要求を受け付けた状況下で、閾値判定部5bの判定結果と基準値判定部5dの判定結果との両方が、輻輳度が判定値を超えていないことを示す場合、輻輳度が判定値を超えていないと判断して、複数のストリームを通信先装置に並列的に送信する。
一方、通信部6bは、SCTPユーザ部6aから送信要求を受け付けた状況下で、判定部5の判定結果が、輻輳度が判定値を超えたことを示す場合、格納部3内の優先度情報にて表される優先度が他のストリームよりも低いストリームの送信を少なくとも中断する。
本実施形態では、通信部6bは、SCTPユーザ部6aから送信要求を受け付けた状況下で、閾値判定部5bの判定結果と基準値判定部5dの判定結果とのいずれかまたは両方が、輻輳度が判定値を超えたことを示す場合、輻輳度が判定値を超えたと判断して、格納部3内の優先度情報にて表される優先度が他のストリームよりも低いストリームの送信を少なくとも中断する。
次に、本実施形態の動作を説明する。
まず、輻輳状態が発生しているかを判定する動作を説明する。
図3Aおよび図3Bは、閾値記憶部5a内の閾値と輻輳ウィンドウcwndとの関係、および、基準値記憶部5c内の基準値と受信ウィンドウrwndとの関係を説明するための図である。
図3Aおよび図3Bに示したように、閾値5a1および基準値5c1が設けられる。
制御部4は、SCTPを用いた通信で得ることができる、輻輳ウィンドウcwndの値および対向SCTP通信装置(通信先装置)の受信ウィンドウrwndの値を、定期的に読み出す。
制御部4は、輻輳ウィンドウcwndの値が閾値5a1を超えた場合、または、受信ウィンドウrwndの値が基準値5c1以下になった場合、輻輳度が判定値を超えたと判定する。
一方、制御部4は、輻輳ウィンドウcwndの値が閾値5a1を超えておらず、かつ、受信ウィンドウrwndの値が基準値5c1を超えている場合、輻輳度が判定値を超えていないと判定する。
なお、制御部4は、SCTPを用いた通信で行われる一般的な輻輳判定も行う。例えば、制御部4は、SCTP信号の応答(Ack)を受信できない場合、または、信号ロス時に、輻輳が発生したと判定する。
続いて、輻輳度が判定値を超えたか否かに応じて、送信されるストリームを制御する動作を説明する。
図4は、送信されるストリームを制御する動作を説明するための図である。図4において、参照符号A4で示される場合、SCTP#2(通信装置1B)の輻輳ウィンドウcwndが輻輳状態と判断され、優先度の高いSCTPメッセージの信号送信要求のみが受け付けられる。また、図4において、参照符号B4で示される場合、SCTP#2(通信装置1B)の輻輳ウィンドウcwndおよび受信ウィンドウrwndが共に通常状態のため、全てのSCTP信号送信要求が受け付けられる。
制御部4は、輻輳度が判定値を超えたか否かの判定結果と、格納部3内の優先度情報と、に基づいて、送信されるストリームを制御する。
制御部4は、格納部3内の優先度情報を参照して、優先度が高いストリーム(SCTPメッセージ)と、優先度が低いストリーム(SCTPメッセージ)と、を区別する。
制御部4は、輻輳度が判定値を超えていない回線については、優先度に関係なく複数のストリーム(SCTPメッセージ)を均一にスケジュールして並列的に送信を行う。
制御部4は、輻輳度が判定値を超えた回線(つまり、輻輳が発生する可能性が高い回線)については、例えば、格納部3内の優先度情報に基づき、格納部3内の優先度情報にて表される優先度が他のストリームよりも低いストリームの送信を中断し、他のストリームの送信を行う。
なお、格納部3内の優先度情報が、ストリームのそれぞれの優先度を、ストリーム内のメッセージ単位で表すものである場合、制御部4は、例えば、送信対象となるメッセージが変更されるごとに、格納部3内のStream ID3bのQoS Class3aとの対応関係を動的に変更してもよい。
本実施形態に従えば、制御部4は、輻輳度が判定値を超えていない状況では、通信先装置に複数のストリームを並列的に送信する。その後、輻輳度が判定値を超えると、制御部4は、並列的に送信されている複数のストリームのうち、格納部3内の優先度情報にて表される優先度が他のストリームよりも低いストリームの送信を少なくとも中断する。
このため、ネットワークが混雑した場合に、優先度の高いストリームを送信し、優先度の低いストリームの送信を中断することが可能になり、重要なデータを優先して送信することが可能になる。また、ストリームごとに、ストリームの送信を制御することが可能になる。
また、RFCで規定されたSCTPの輻輳制御機能(輻輳ウィンドウcwnd、受信ウィンドウrwnd、輻輳時の送信制限)に変更を加えず、ストリームID単位でSCTPメッセージの送信を制御することが可能になる。
優先度情報として、ストリームのそれぞれの優先度を、ストリーム内のメッセージ単位で表すものが用いられると、ストリームの送信の制御をメッセージ単位で行うことが可能になる。
本実施形態では、制御部4は、SCTPを利用してストリームを送信し、判定値として、制御部4がSCTPに従って通信先装置との通信状態を輻輳と判定する輻輳度よりも小さい値が使用される。
この場合、SCTPを利用した制御部4が、SCTPに従って輻輳が発生したと判断しネットワークに送信する信号数に制限をかける前に、制御部4は、輻輳に近付いていること(輻輳状態)を認識することが可能になる。
これにより、実際に、SCTPを利用した制御部4が輻輳を検出する前に、ネットワークの負荷を下げ、優先して送信したいストリームやメッセージのスケジューリングを行うことが可能になる。
本実施形態では、輻輳度は、輻輳ウィンドウの値が大きくなるほど大きくなるもの、または、前記通信先装置からの受信ウィンドウの値が小さくなるほど大きくなるものである。このため、輻輳度を、輻輳ウィンドウに基づくもの、または、受信ウィンドウに基づくものとすることが可能になる。
なお、制御部4が有する機能は、SCTPの上位層で実現されてもよいし、SCTP自体に組み込まれて実現されてもよい。
また、SCTPがIPアドレス単位で管理している輻輳ウィンドウcwndや通信先SCTPの受信ウィンドウrwndをさらに細分化して(例えば、アソシエーション単位やストリーム単位で)管理できるようにすることで、本実施形態の輻輳制御機能は、さらにきめ細かな制御が可能になる。
また、通信装置1Aは、専用のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、通信装置1Aは、受付部2と、格納部3と、制御部4の機能を実現するためのプログラムを実行するコンピュータシステムを用いて実現されてもよい。このコンピュータシステムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された上記プログラムを読み込み実行して、受付部2、格納部3および制御部4として機能する。
コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更を加えることができる。
この出願は、2009年5月11日に出願された日本出願特願2009−114576号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、例えば、複数のストリームを送信可能な通信装置に利用することができる。本発明に従えば、ネットワークが混雑した場合に、優先度の高いストリームを送信し、優先度の低いストリームの送信を中断することが可能となる。その結果、ストリームごとにストリームの送信を制御することが可能となる。
1A〜1C 通信装置
2 受付部
3 格納部
4 制御部
5 判定部
5a 閾値記憶部
5b 閾値判定部
5c 基準値記憶部
5d 基準値判定部
6 通信制御部
6a SCTPユーザ部
6b 通信部

Claims (8)

  1. 通信先装置との通信の輻輳度が予め決められた判定値を超えているかどうかを判定する判定手段と、
    前記輻輳度が前記判定値を超えていないと前記判定手段が判定した場合、前記通信先装置に複数のストリームをそれぞれ独立して並列的に送信し、前記輻輳度が前記判定値を超えたと前記判定手段が判定した場合、前記ストリームのそれぞれの優先度を表わす優先度情報にて表される優先度を参照して、並列的に送信されている前記複数のストリームのうち、少なくとも、最も高い優先度を持つストリームの送信を継続し、かつ、前記最も高い優先度を持つストリーム以外の送信中の前記ストリームのうち、少なくとも、最も低い優先度を持つストリームの送信を中断する通信制御手段と、を備え、
    前記通信制御手段は、SCTPを利用して前記ストリームを送信し、
    前記判定値は、前記通信制御手段が前記SCTPに従って前記通信先装置との通信状態を輻輳と判定する輻輳の度合いよりも小さいものである、ことを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記優先度情報は、前記ストリームのそれぞれの優先度を、当該ストリーム内のメッセージ単位で表すものである、通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置において、
    前記通信制御手段は、送信対象となるメッセージが変更されるごとに、前記優先度情報と前記メッセージとの間の対応関係を動的に変更する通信装置。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置において、
    前記輻輳度は、輻輳ウィンドウの値が大きくなるほど大きくなるもの、または、前記通信先装置からの受信ウィンドウの値が小さくなるほど大きくなるものである、通信装置。
  5. 請求項に記載の通信装置において、
    前記通信制御手段は、前記輻輳ウィンドウの値が閾値を超え、かつ、前記受信ウィンドウの値が基準値を超えていない場合に、前記輻輳度が前記判定値を超えたと判定する通信装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の通信装置において、
    前記優先度情報を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段にて受け付けられた前記優先度情報を格納する格納手段と
    を具備する通信装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の通信装置において、
    前記通信制御手段は、すべてのストリームが同一の優先度を持つ場合、前記輻輳度が前記判定値を超えていても、前記通信先装置に前記複数のストリームを並列的に送信する通信装置。
  8. 通信先装置にSCTPを利用してストリームを送信し、
    通信先装置との通信の輻輳度が、SCTPに従って前記通信先装置との通信状態を輻輳と判定する輻輳の度合いよりも小さい予め決められた判定値を超えているかどうかを判定し、
    前記輻輳度が前記判定値を超えていないと前記判定手段が判定した場合、前記通信先装置に複数のストリームをそれぞれ独立して並列的に送信し、
    前記輻輳度が前記判定値を超えたと前記判定手段が判定した場合、前記ストリームのそれぞれの優先度を表わす優先度情報にて表される優先度を参照して、並列的に送信されている前記複数のストリームのうち、少なくとも、最も高い優先度を持つストリームの送信を継続し、かつ、前記最も高い優先度を持つストリーム以外の送信中の前記ストリームのうち、少なくとも、最も低い優先度を持つストリームの送信を中断する通信制御方法。
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