JP7097427B2 - データ処理システム、及びデータ処理方法 - Google Patents
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Description
各エッジ装置と前記端末装置との間の遅延に基づいて、前記複数のエッジ装置の中から選択されたエッジ装置が、前記端末装置から出力されたデータを順次受信し、
前記エッジ装置は、前記端末装置から順次受信するデータのうち、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されたデータを前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記エッジ装置から送信された前記データを受信し、格納し、
前記エッジ装置は、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されなかったデータを、前記エッジ装置が備える非送信データ格納手段に格納し、前記非送信データ格納手段に格納したデータの識別情報を、データの所在情報及びデータの識別情報を管理するメタデータ管理装置に送信し、
前記エッジ装置は、前記メタデータ管理装置からデータの所在情報を取得した前記サーバからのリクエストに応じて、前記非送信データ格納手段からデータを読み出し、読み出したデータを前記サーバに送信する
ことを特徴とするデータ処理システムが提供される。
まず、本実施の形態の概要を説明する。本実施の形態では、IoT機器から画像や映像等のデータを直接クラウド上の蓄積サーバ(これをクラウド装置と呼んでもよい)まで送るのではなく、モバイル網(モバイルコア網と基地局網からなる網)と有線キャリア網における中間層がデータを受信し、クラウド上のサーバへは必要なデータだけに絞って送信する。もしくは、クラウド上のサーバが必要に応じてデータを中間層から吸い上げる。このような仕組みにより、IoT機器からの通信遅延を削減できるだけでなく、モバイル網から有線キャリア網へのトラフィックを減少させることや、有線キャリア網からクラウドのサーバへのトラフィックを減少させることができる。
図1は、本実施の形態における例1のデータ処理システムの構成図である。図1に示すように、例1のデータ処理システムは、IoT機器100、基地局網を構成する基地局1、モバイルコア網3と有線キャリア網4とを接続するGW(ゲートウェイ)2、エッジ装置200、及びクラウド装置300を含む。後述するように、本実施の形態では、LB/DNS(Load Balancer/Domain Name System)400、及び、メタデータ管理装置500も使用される。これらの装置はそれぞれ、これを利用する他の装置と通信が可能であれば、どこに備えられていてもよい。例えば、クラウド装置300と同様に有線キャリア網4に備えられてもよいし、モバイルコア網3に備えられてもよい。
図4に、各装置の機能構成を示す。各装置間を接続する矢印付きの線は、後述する動作説明における動作に対応している。以下では、各装置の構成を説明し、装置を構成する各機能部の動作については、後述する動作説明の中で説明する。
以下、シーケンス図等を参照して、本実施の形態におけるデータ処理システムの動作を説明する。なお、各シーケンス図におけるステップ番号に対応するステップ番号が図4にも記載されている。以下の説明は、シーケンス図を参照して行うが、機能部間の情報送受信等に関しては、図4も適宜参照されたい。
複数のIoT機器100と複数のエッジ装置200が存在する本実施の形態に係る構成において、各IoT機器100がどのエッジ装置200に近いかを管理するために、各IoT機器100は、複数のエッジ装置200との間でヘルスチェックを実施する。なお、本実施の形態におけるヘルスチェックは、遅延のチェックも含むものである。
次に、IoT機器100が、データをアップロードする際の動作手順を図8を参照して説明する。
次に、データリクエスト時の動作手順の例を図10を参照して説明する。ステップS301において、クラウド装置300が、データストア320に格納されたデータに基づいて異常を検知する。この異常検知は、クラウド装置300自身が行うこととしてもよいし、クラウド装置300に格納されたデータを遠隔で利用するユーザが行うこととしてもよい。後者の場合、クラウド装置300は、当該ユーザのユーザ端末から、異常を通知されることで異常検知を行う。
従来技術では、IoT機器100等から画像や映像のような大量データをアップロードするシステムを構築する際に、遅延の影響や回線コストを抑えるための方法として、主にIoT機器100側の制御を行うこととしていた。例えば、単純にデータを圧縮する以外に、普段はビットレートや解像度を下げたデータを送信し、特別なイベント(異常時等)の時だけ、高画質データを送信することで全体として網にかかるトラフィックを削減する方法がとられていた。
以上、説明したとおり、本実施の形態によれば、端末装置から出力されたデータをサーバに送信するための処理を実行するエッジ装置であって、前記端末装置から出力されたデータを受信し、当該データが、すぐに前記サーバに送信すべきデータであるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されたデータを前記サーバに送信する送信手段と、前記判定手段により、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されなかったデータを格納する非送信データ格納手段とを備えることを特徴とするエッジ装置が提供される。
(第1項)
端末装置から出力されたデータをサーバに送信するための処理を実行するエッジ装置であって、
前記端末装置から出力されたデータを受信し、当該データが、すぐに前記サーバに送信すべきデータであるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されたデータを前記サーバに送信する送信手段と、
前記判定手段により、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されなかったデータを格納する非送信データ格納手段と
を備えることを特徴とするエッジ装置。
(第2項)
前記判定手段は、前記端末装置から出力されたデータに付されたフラグに基づいて前記判定を行う、又は、データに関する予め定めたルールに基づいて前記判定を行う
ことを特徴とする第1項に記載のエッジ装置。
(第3項)
所定の条件が満たされた場合に、前記送信手段は、
前記非送信データ格納手段からデータを読み出し、当該データを前記サーバに送信する、又は、
前記非送信データ格納手段に格納されたデータにアクセスするための接続先を前記サーバに送信する
ことを特徴とする第1項又は第2項に記載のエッジ装置。
(第4項)
前記サーバに送信したデータと、前記非送信データ格納手段に格納したデータに関する情報を生成し、当該情報をメタデータ管理装置に送信する手段
を更に備えることを特徴とする第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載のエッジ装置。
(第5項)
前記非送信データ格納手段に格納されたデータから、所定の条件を満たすデータを削除する手段
を更に備えることを特徴とする第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載のエッジ装置。
(第6項)
端末装置から出力されたデータをサーバに送信するための処理を実行する複数のエッジ装置と、前記サーバとを備えるデータ処理システムであって、
各エッジ装置と前記端末装置との間の遅延に基づいて、前記複数のエッジ装置の中から選択されたエッジ装置が、前記端末装置から出力されたデータを順次受信し、
前記エッジ装置は、前記端末装置から順次受信するデータのうち、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されたデータを前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記エッジ装置から送信された前記データを受信し、格納する
ことを特徴とするデータ処理システム。
(第7項)
端末装置から出力されたデータをサーバに送信するための処理を実行するエッジ装置におけるデータ送信方法であって、
前記端末装置から出力されたデータを受信し、当該データが、すぐに前記サーバに送信すべきデータであるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されたデータを前記サーバに送信するステップと、
前記判定ステップにより、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されなかったデータを非送信データ格納手段に格納するステップと
を備えることを特徴とするデータ送信方法。
(第8項)
コンピュータを、第1項ないし第5項のうちいずれか1項に記載のエッジ装置における各手段として機能させるためのプログラム。
110 データ送信部
120 ヘルスチェック部
130 チェック結果送信部
140 接続先検索部
200 エッジ装置
210 データ受信部
220 データバッファ部
230 データマップ生成部
240 ヘルスチェック部
250 データ送信部
260 非送信データストア
270 リクエスト受信部
280 データマップ送信部
300 クラウド装置
310 データ受信部
320 データストア
330 データリクエスト部
340 リクエストデータ接続先検索部
400 LB/DNS
410 データ受信部
420 機器・エッジ間マップ格納部
500 メタデータ管理装置
510 各エッジデータマップ受信部
520 データマップ格納部
150 ドライブ装置
151 記録媒体
152 補助記憶装置
153 メモリ装置
154 CPU
155 インタフェース装置
156 表示装置
157 入力装置
Claims (2)
- 端末装置から出力されたデータをサーバに送信するための処理を実行する複数のエッジ装置と、前記サーバとを備えるデータ処理システムであって、
各エッジ装置と前記端末装置との間の遅延に基づいて、前記複数のエッジ装置の中から選択されたエッジ装置が、前記端末装置から出力されたデータを順次受信し、
前記エッジ装置は、前記端末装置から順次受信するデータのうち、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されたデータを前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記エッジ装置から送信された前記データを受信し、格納し、
前記エッジ装置は、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されなかったデータを、前記エッジ装置が備える非送信データ格納手段に格納し、前記非送信データ格納手段に格納したデータの識別情報を、データの所在情報及びデータの識別情報を管理するメタデータ管理装置に送信し、
前記エッジ装置は、前記メタデータ管理装置からデータの所在情報を取得した前記サーバからのリクエストに応じて、前記非送信データ格納手段からデータを読み出し、読み出したデータを前記サーバに送信する
ことを特徴とするデータ処理システム。 - 端末装置から出力されたデータをサーバに送信するための処理を実行する複数のエッジ装置と、前記サーバとを備えるデータ処理システムが実行するデータ処理方法であって、
各エッジ装置と前記端末装置との間の遅延に基づいて、前記複数のエッジ装置の中から選択されたエッジ装置が、前記端末装置から出力されたデータを順次受信するステップと、
前記エッジ装置が、前記端末装置から順次受信するデータのうち、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されたデータを前記サーバに送信するステップと、
前記サーバが、前記エッジ装置から送信された前記データを受信し、格納するステップと、を備え、
前記エッジ装置は、すぐに前記サーバに送信すべきであると判定されなかったデータを、前記エッジ装置が備える非送信データ格納手段に格納し、前記非送信データ格納手段に格納したデータの識別情報を、データの所在情報及びデータの識別情報を管理するメタデータ管理装置に送信し、
前記エッジ装置は、前記メタデータ管理装置からデータの所在情報を取得した前記サーバからのリクエストに応じて、前記非送信データ格納手段からデータを読み出し、読み出したデータを前記サーバに送信する
ことを特徴とするデータ処理方法。
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JP2020206347A JP7097427B2 (ja) | 2020-12-11 | 2020-12-11 | データ処理システム、及びデータ処理方法 |
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- 2020-12-11 JP JP2020206347A patent/JP7097427B2/ja active Active
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