JP5338385B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
この種の技術が、例えば特許文献1に提案されている。特許文献1には、内燃機関の燃焼室から排出される排気ガスを浄化するための触媒よりも下流側の排気通路中に還元剤を添加して、触媒の再生処理を行う排気ガス浄化方法が提案されている。
特開2008−151002号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の技術では、排気通路の上流側と下流側とに2つの触媒が配置された排気浄化装置に対して、未燃ガスの大気への放出を防ぎながら、触媒に対する床温制御を適切に行うことが困難であった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、未燃成分の大気への放出を抑制しつつ、触媒に対する床温制御を適切に行うことが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、内燃機関の排気浄化装置は、排気通路上に設けられた第1触媒と、前記第1触媒の下流側の前記排気通路上に設けられた第2触媒と、前記第1触媒の上流側に設けられ、前記排気通路中に還元剤を供給する第1還元剤供給手段と、前記第1触媒と前記第2触媒との間に設けられ、前記排気通路中に還元剤を供給する第2還元剤供給手段と、前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段による還元剤の供給によって未燃成分のすり抜けが生じない上限A/F、及び、前記第1触媒及び前記第2触媒を床温制御するための前記第1還元剤供給手段の要求供給量と前記第2還元剤供給手段の要求供給量との比率に基づいて、前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段の還元剤の供給量をそれぞれ設定する還元剤供給量設定手段と、を備え、前記還元剤供給量設定手段は、前記上限A/Fに相当する添加量であるA/F限界相当添加量を前記比率で分割した添加量を、前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段のそれぞれの還元剤の供給量に設定する
上記の内燃機関の排気浄化装置は、上流側に設けられた第1触媒と、下流側に設けられた第2触媒と、第1触媒の上流側に設けられた第1還元剤供給手段と、第1触媒と第2触媒との間に設けられた第2還元剤供給手段と、を有する。還元剤供給量設定手段は、第1還元剤供給手段及び第2還元剤供給手段による還元剤の供給によって未燃成分のすり抜けが生じない上限A/F、及び、第1触媒及び第2触媒を床温制御するための第1還元剤供給手段の要求供給量と第2還元剤供給手段の要求供給量との比率に基づいて、第1還元剤供給手段及び第2還元剤供給手段の還元剤の供給量をそれぞれ設定する。具体的には、還元剤供給量設定手段は、上限A/Fに相当する添加量であるA/F限界相当添加量を比率で分割した添加量を、第1還元剤供給手段及び第2還元剤供給手段のそれぞれの還元剤の供給量に設定する。これにより、未燃成分の大気への放出を抑制しつつ、第1触媒及び第2触媒に対する床温制御を適切に行うことが可能となる。
上記の内燃機関の排気浄化装置の他の態様では、前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段の一方でA/F制御を行う場合において、前記A/F制御における目標A/Fを達成するための量の還元剤を供給すると前記上限A/Fを超える場合に、前記A/F制御を行う還元剤供給手段の供給時期とは異なるタイミングで、前記還元剤供給量設定手段が設定した供給量によって、前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段の他方からの還元剤の供給を行う手段を更に備える。
この態様では、一方の還元剤供給手段でA/F制御を行う場合において、A/F制御における目標A/Fを達成するための量の還元剤を供給すると上限A/Fを超える場合に、A/F制御を行う還元剤供給手段の供給時期とは異なるタイミングで、還元剤供給量設定手段が設定した供給量によって、他方の還元剤供給手段からの還元剤の供給を行う。具体的には、一方の還元剤供給手段から他方の還元剤供給手段まで還元剤が輸送される時間などを考慮して、他方の還元剤供給手段から還元剤の供給を行う。これにより、より効果的に、未燃成分の大気への放出を抑制することが可能となる。
内燃機関の排気浄化装置を適用したシステムの概略構成図を示す。 第1実施例において、添加弁の添加量を求める方法を説明するための図である。 第1実施例における制御方法の具体例を説明するための図である。 第2実施例における制御方法の具体例を説明するための図である。 第3実施例における制御方法の具体例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
[装置構成]
図1は、本発明における内燃機関の排気浄化装置を適用したシステムの一例を示す概略構成図である。図1では、実線矢印はガスの流れを示し、破線矢印は信号の入出力を示している。
図示のように、当該システムは、主に、吸気通路1と、エンジン(内燃機関)2と、排気通路3と、第1触媒4と、第2触媒5と、第1添加弁6と、第2添加弁7と、ECU(Electronic Control Unit)10と、を有する。
吸気通路1は、エンジン2へ供給するための吸気が通過する。エンジン2は、吸気と燃料との混合気を燃焼させることによって車両における動力を発生する。エンジン2は、例えばディーゼルエンジンに相当する。エンジン2における燃焼によって発生した排気ガスは、排気通路3に排出される。
排気通路3上には、排気ガスを浄化可能に構成された第1触媒4及び第2触媒5が設けられている。具体的には、上流側に第1触媒4が設けられ、下流側に第2触媒5が設けられている。例えば、車両において、第1触媒4はマニバータに配置され、第2触媒5はアンダーフロアに配置される。また、第1触媒4、第2触媒5は、例えばDPF(Diesel Particulate Filter)やNSR(NOx Storage Reduction)にて構成される。なお、以下では、第1触媒4、第2触媒5を区別しないで用いる場合には「触媒4、5」と表記する。
また、第1触媒4の上流側の排気通路3上には第1添加弁6が設けられ、第1触媒4と第2触媒5との間の排気通路3上には第2添加弁7が設けられている。第1添加弁6、第2添加弁7は、排気通路3中にHC(炭化水素)やCO(一酸化炭素)などの還元剤を添加することで、触媒4、5へエネルギーを供給する装置である。第1添加弁6、第2添加弁7から添加される還元剤は、例えば、触媒4、5を再生(S再生など)するためや、触媒4、5を床温制御(触媒の床温を目標床温に維持するために行う制御をいう。以下同じ。)するために用いられる。第1添加弁6、第2添加弁7は、それぞれECU10から供給される制御信号S6、S7によって、添加量や添加タイミングなどが制御される。また、第1添加弁6及び第2添加弁7は、それぞれ、本発明における第1還元剤供給手段及び第2還元剤供給手段に相当する。なお、以下では、第1添加弁6、第2添加弁7を区別しないで用いる場合には「添加弁6、7」と表記する。
このように2つの添加弁(第1添加弁6及び第2添加弁7)を用いることにより、1つの添加弁のみを用いる場合と比較して、2つの触媒(第1触媒4及び第2触媒5)を同時に精度良く床温制御することが可能となる。具体的には、第1触媒4の上流側に設けられた添加弁のみを用いた場合には、第1触媒4での冷損分を計算して、第2触媒5を床温制御する必要がある。この場合には、冷損の変化がガス量に依存するため変化が早いのに対し、第1触媒4の床温制御が遅れてしまうので、床温制御を精度良く行うことは困難であると言える。
ECU10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備える。ECU10は、主に、添加弁6、7に対して制御信号S6、S7を供給することで、添加弁6、7に対する制御を行う。具体的には、ECU10は、第1触媒4をS再生(S被毒回復)するため、及び、第1触媒4及び/又は第2触媒5を床温制御するために、第1添加弁6及び/又は第2添加弁7より還元剤を添加させる制御を行う。詳細は後述するが、ECU10は、本発明における還元剤供給量設定手段に相当する。なお、ECU10は、車両内の各構成要素に対して種々の制御を行うが、本発明に関係のない制御については説明を省略する。
[制御方法]
次に、ECU10が添加弁6、7に対して行う制御方法の実施例(第1実施例〜第3実施例)について説明する。本実施例では、ECU10は、未燃成分(HCなど)の大気への放出を防ぎつつ、触媒4、触媒5に対する床温制御を適切に行うことを図り、添加弁6、7それぞれから還元剤を添加させる制御を行う。
(第1実施例)
第1実施例では、ECU10は、添加弁6、7による添加によって未燃成分のすり抜けが生じないA/Fの限界値(上限A/Fに相当し、以下「A/F限界」と呼ぶ。)を設定して、当該A/F限界に基づいて添加弁6、7の添加量を設定する。具体的には、ECU10は、添加弁6、7の合計添加量にベース燃焼を考慮したA/F限界を設定して、添加弁6、7の添加量を決める。つまり、ECU10は、添加弁6、7の合計添加量が、A/F限界に相当する添加量(以下、「A/F限界相当添加量」と呼ぶ。)を超えないようにする。こうすることで、添加弁6、7による添加によって過剰なリッチ状態となり、HCなどの未燃成分が触媒4、5をすり抜けて、エミッションが悪化してしまうことを抑制することが可能となる。
また、第1実施例では、ECU10は、触媒4、5の床温制御のために第1添加弁6及び第2添加弁7のそれぞれに対して要求される添加量の合計(つまり第1添加弁6の要求添加量と第2添加弁7の要求添加量との合計添加量)が、上記したA/F限界相当添加量を超える場合、当該A/F限界相当添加量を添加弁6、7にて割り振って添加を行う。つまり、ECU10は、A/F限界相当添加量を分割した添加量を、添加弁6、7それぞれの添加量とする。こうすることで、一時的に燃焼がリッチになり、添加できずに、要求添加量がA/F限界相当添加量を超えるような場合に、添加量をA/F限界相当添加量まで使い切ることができる。したがって、触媒4、5における不足エネルギー(還元剤)を早期に補填することができ、目標床温への追従性を確保することが可能となる。
より詳しくは、ECU10は、要求添加量の合計添加量がA/F限界相当添加量を上回る場合は、第1添加弁6の要求添加量と第2添加弁7の要求添加量との割合(言い換えると比率。以下では「要求割合」とも表記する。)に基づいて、A/F限界相当添加量を添加弁6、7にて分割する。つまり、ECU10は、A/F限界相当添加量に対して要求割合を乗算することで、添加弁6、7それぞれの添加量を算出する。合計添加量がA/F限界相当添加量を上回る場合には、A/F限界相当添加量までしか添加できないことになるが、添加弁6、7のいずれかによってA/F限界相当添加量をまとめて添加させると、添加密度が濃くなり、床温における昇温代が増加する傾向にある(つまり床温のオーバーシュートが生じる可能性がある)。
したがって、第1実施例では、ECU10は、A/F限界相当添加量に対して要求割合を乗算することで、添加弁6、7のそれぞれの添加量を算出する。つまり、ECU10は、A/F限界相当添加量を要求割合に基づいて分割して、第1添加弁6と第2添加弁7とによって添加を行う。こうすることにより、床温における昇温代の増加を抑制しつつ、即ち床温振幅を抑制しながら、触媒4、5における不足エネルギー(還元剤)を早期に補填することが可能となる。
図2は、第1実施例において、添加弁6、7のそれぞれの添加量を求める方法を説明するための図である。図2は、横軸に時間を示し、縦軸に添加量を示している。
ハッチング領域A1は、第1添加弁6の添加量(以下、「第1添加量」と呼ぶ。)の一例を表しており、ハッチング領域A2は、第2添加弁7の添加量(以下、「第2添加量」と呼ぶ。)の一例を表している。また、A3で示す添加量は、A/F限界相当添加量の一例を示している。例えば、第1添加量及び第2添加量は、それぞれ、式(1)及び式(2)より算出される。
第1添加量={Qrq1/(Qrq1+Qrq2)}×Qafg 式(1)
第2添加量={Qrq2/(Qrq1+Qrq2)}×Qafg 式(2)
式(1)、式(2)において、「Qrq1」は第1添加弁6の要求添加量を示し、「Qrq2」は第2添加弁7の要求添加量を示し、「Qafg」はA/F限界相当添加量を示している。なお、「Qrq1」、「Qrq2」は、瞬時要求量(具体的には、「総要求量−総発熱量」)に基づいて求められる。
図3は、第1実施例における制御方法の具体例を説明するための図である。図3は、横方向に時間を示し、上から順に、A/F(目標A/Fに相当)、触媒4、5の床温、第1添加量、第1添加弁6の要求添加量(第1要求添加量)、第2添加量、第2添加弁7の要求添加量(第2要求添加量)、要求添加量の合計添加量に対して第1添加弁6の要求添加量が占める割合(第1要求割合)、を示している。また、符号41で示す床温は第1触媒4の床温を示し、符号42で示す床温は第2触媒5の床温を示している。加えて、「Tem1」で示す床温は第1触媒4の目標床温に相当し、「Tem2」で示す床温は第2触媒5の目標床温に相当する。
期間T11、T12、T13、T14、T15、T16、T17の順に説明を行う。期間T11は燃焼リッチ中に相当する。この期間T11では、符号31で示すように、A/Fはストイキに維持されている。また、期間T11では添加を行うことができないため、触媒4、5の床温が目標床温よりも低下することで、第1要求添加量及び第2要求添加量が増加していく。
次に、期間T12では、触媒4、5の床温を昇温させるための添加が行われる。この期間T12では、符号32で示すように、A/FはA/F限界に設定される。こうすることで、第1添加量、第2添加量、及び第1添加量と第2添加量との合計添加量が、A/F限界相当添加量を超えることを防止している。この場合には、第1要求添加量と第2要求添加量との合計添加量がA/F限界相当添加量を上回るため、第1要求添加量と第2要求添加量との割合(要求割合)に基づいて、第1添加量及び第2添加量が算出される。
これにより、ハッチング領域51で示すような添加量が第1添加弁6より添加され、ハッチング領域52で示すような添加量が第2添加弁7より添加される。このような添加量が添加されることで、第1要求添加量及び第2要求添加量が徐々に減少していき、時刻t13(期間T12の終了時)において、第1要求添加量及び第2要求添加量が概ね「0」になる。この際に、A/Fのリッチ化が許可される、つまり第1触媒4をS再生するためのリッチ添加が許可される。
次に、期間T13では、第2触媒5の床温を維持するための添加が行われる。この場合、符号56で示すように第2添加量が添加されることで、第2触媒5の床温が概ね目標床温に維持される。これにより、第2要求添加量はほとんど増加しない。また、この期間T13では、A/Fはリーンに設定されると共に、第1添加弁6より添加を行わない。こうしているのは、次に第1触媒4をS再生するために、つまりリッチ添加を行うために、その前段階としてのリーン期間を確保するためである(以下、このようにリーンに設定することを「前出しリーン」と呼ぶ)。
次に、期間T14では、第1触媒4をS再生するための添加が行われる。この期間T14では、符号34で示すように、A/Fはストイキに維持されると共に、符号53で示すように、第1触媒4に対してリッチ添加が行われる。
次に、期間T15では、第2触媒5の床温を昇温させるための添加が行われる。この期間T15では、符号35で示すように、A/FはA/F限界に設定される。この場合には、第1添加弁6より添加を行わないため、符号57で示すように、第2添加量がA/F限界相当添加量に設定される。次に、期間T16では、第2触媒5の床温を維持するための添加が行われる。この期間T16では、符号36で示すように、A/Fはリーンに設定される。なお、期間T15、T16は、前出しリーンのための期間に相当する。
次に、期間T17では、第1触媒4をS再生するための添加が行われる。この期間T17では、符号37で示すように、A/Fはストイキに維持されると共に、符号54で示すように、第1触媒4に対してリッチ添加が行われる。
(第2実施例)
次に、第2実施例について説明する。第2実施例では、添加弁6、7の少なくともいずれかがA/F制御(空燃比制御)を兼ねる添加を行う場合に、必要最小時間でA/F制御のための添加を行う点で、第1実施例と異なる。具体的には、第2実施例では、ECU10は、A/F制御のための添加を必要最小時間で行うと共に、当該A/F制御のための添加と、前述したような床温制御のための添加とを交互に実行する。こうすることにより、床温における昇温代の増加の抑制、及び触媒4、5における不足エネルギー(還元剤)の早期補填を達成しつつ、A/F制御を適切に行うことが可能となる。
図4は、第2実施例における制御方法の具体例を説明するための図である。図4は、横軸に時間を示し、縦軸に添加量を示している。
符号B11、B12、B13、B14、B15で示す添加は、A/F制御(詳しくはリッチスパイク制御)のための添加の一例を示しており、符号B21、B22、B23、B24、B25で示す添加は、床温制御のための添加を示している。これより、A/F制御のための添加と床温制御のための添加とが交互に行われていることがわかる。なお、符号B11〜B15で示す添加は、第1添加弁6によって行われ、符号B21〜B25で示す添加は、第2添加弁7によって行われる。
また、図4中の「▲」は、添加量などの算出タイミングを示している。更に、符号C1で示す添加量は、再生可能なA/Fに相当する添加量を示しており、符号C2で示す添加量は、A/F限界相当添加量を示している。加えて、符号C3で示す時間は、リッチスパイク制御を行う時間を示している。この時間C3は、必要最小限の時間に設定される。
(第3実施例)
次に、第3実施例について説明する。第3実施例では、上記のように第1添加弁6がA/F制御を兼ねる添加を行う場合において、A/F制御における目標A/Fを達成するための添加量を添加するとA/F限界を超える場合に、第1添加弁6の添加時期とは異なるタイミングで第2添加弁7からの添加を行う点で、第1及び第2実施例と異なる。より具体的には、ECU10は、合計のA/Fが還元剤の第2触媒5への到達時点を制御できるように、第1添加弁6から第2添加弁7まで還元剤が輸送される時間(以下、「輸送遅れ時間」と呼ぶ。)を考慮して、第2添加弁7からの添加を行う。つまり、ECU10は、第1添加弁6の添加から輸送遅れ時間だけ遅らせたタイミングで、第2添加弁7からの添加を行う。こうすることで、A/F限界を超えることで、HCなどの未燃成分が触媒4、5をすり抜けて、エミッションが悪化してしまうことを効果的に抑制することが可能となる。
図5は、第3実施例における制御方法の具体例を説明するための図である。図5は、横方向に時間を示し、上に第1添加弁6の添加量(第1添加量)を示し、下に第2添加弁7の添加量(第2添加量)を示している。
時刻t21で、ハッチング領域D1で示すように、第1添加弁6より添加が行われるものとする。この時刻t21では、第2添加弁7について、破線のハッチング領域D21で示すような要求添加量が求められる。第3実施例では、時刻t21から輸送遅れ時間T2だけ経過した時刻t22で、このような要求添加量を第2添加弁7より添加させる。つまり、第1添加弁6の添加から輸送遅れ時間T2だけ遅らせたタイミングで、ハッチング領域D22で示すように第2添加弁7からの添加を行う。
なお、輸送遅れ時間T2は、例えば、ガス流量、ガス温度、ガス組成、排気管流量、放熱量などに基づいて算出される。
[変形例]
上記では、添加弁6、7より還元剤を添加することで触媒4、5へエネルギーを供給する実施例を示したが、他の例では、このような添加弁を用いる代わりに、ポスト噴射を行っても良い。つまり、本発明は、燃料をポスト噴射することで触媒へエネルギーを供給する構成に対しても適用することができる。例えば、添加弁6によって還元剤を添加する代わりに、ポスト噴射によって燃料を添加することができる。
1 吸気通路
2 エンジン
3 排気通路
4 第1触媒
5 第2触媒
6 第1添加弁
7 第2添加弁
10 ECU

Claims (2)

  1. 排気通路上に設けられた第1触媒と、
    前記第1触媒の下流側の前記排気通路上に設けられた第2触媒と、
    前記第1触媒の上流側に設けられ、前記排気通路中に還元剤を供給する第1還元剤供給手段と、
    前記第1触媒と前記第2触媒との間に設けられ、前記排気通路中に還元剤を供給する第2還元剤供給手段と、
    前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段による還元剤の供給によって未燃成分のすり抜けが生じない上限A/F、及び、前記第1触媒及び前記第2触媒を床温制御するための前記第1還元剤供給手段の要求供給量と前記第2還元剤供給手段の要求供給量との比率に基づいて、前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段の還元剤の供給量をそれぞれ設定する還元剤供給量設定手段と、を備え
    前記還元剤供給量設定手段は、前記上限A/Fに相当する添加量であるA/F限界相当添加量を前記比率で分割した添加量を、前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段のそれぞれの還元剤の供給量に設定することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段の一方でA/F制御を行う場合において、前記A/F制御における目標A/Fを達成するための量の還元剤を供給すると前記上限A/Fを超える場合に、前記A/F制御を行う還元剤供給手段の供給時期とは異なるタイミングで、前記還元剤供給量設定手段が設定した供給量によって、前記第1還元剤供給手段及び前記第2還元剤供給手段の他方からの還元剤の供給を行う手段を更に備える請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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