JP5337497B2 - 作業機械 - Google Patents

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本発明は作業機械に関し、詳しくは、杭打機や移動式クレーンなどの大型の作業機械に設けられているジャッキ装置の構造に関する。
作業機械本体である上部旋回体を下部走行体の上部に旋回可能に設けた杭打機や移動式クレーンなどの作業機械では、作業時の安定性を確保するため、上部旋回体の前後左右の4箇所にジャッキ装置(アウトリガ)を設け、ジャッキ装置を接地させた状態で作業を行うようにしている(例えば、特許文献1参照。)。また、大型の作業機械では、地盤の影響を避けるため、地盤上に敷鉄板を敷設し、この敷鉄板上で作業したり、移動したりするようにしている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2007−303202号公報 特開平10−258984号公報
しかし、ジャッキ装置の接地板(下部プレート)が一般的に金属製であることから、敷鉄板とは金属同士で接触することになり、大きな摩擦力が得られず、滑りやすい状態になるため、ジャッキを効かせて接地板を敷鉄板に強く押し付けるようにしている。このため、ジャッキの反力で上部旋回体が持ち上げられてしまい、上部旋回体の水平性が狂うことがあり、特に、杭打機の場合には、リーダの鉛直性が狂うため、再調整に多大な手間が掛かっていた。
そこで本発明は、敷鉄板を敷設した作業現場における作業機械の安定性を、接地板を敷鉄板に強く押し付けなくても十分に確保することができるジャッキ装置を備えた作業機械を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の作業機械は、作業機械本体に複数のジャッキ装置を備えた作業機械において、前記ジャッキ装置の下端部に設けられている接地板に電磁石をそれぞれ取り付け、該電磁石に通電して電磁石を作動させる電磁石作動スイッチを運転室に設けるとともに、前記電磁石作動スイッチの電気回路に、作業機械の走行操作及び作業機械本体の旋回操作を検出して前記電磁石への通電を遮断する接点を組み込んだことを特徴としている。
さらに、本発明の作業機械は、前記電磁石を前記接地板の下面に設けるとともに、該電磁石の接地面を凹凸形状としたことを特徴としている。
本発明の作業機械によれば、作業現場で各ジャッキ装置の接地板を敷鉄板に接地させた状態で電磁石を作動させることにより、接地板が磁力によって敷鉄板に吸着した状態になり、作業中に接地板が敷鉄板上を滑ったりすることを防止できるとともに、ジャッキを効かせる必要がないことから、上部旋回体の水平性や杭打機におけるリーダの鉛直性が狂うことがなく、作業中の作業機械の安定性を十分に確保することができる。
また、運転室にスイッチを設けることによって電磁石のON/OFF操作を容易に行うことができる。さらに、オペレーターが走行操作や旋回操作を行ったときに自動的に電磁石をOFF(非作動)とする電気回路を設けておくことにより、接地板を磁力により敷鉄板に接地させた状態で、誤って上部旋回体の旋回操作や走行操作をすることがあっても、接地板の磁力による接地状態を速やかに解除することができ、ジャッキ装置などに過大な荷重が掛かることを防止できる。
本発明を杭打機に適用した一形態例を示す要部側面図である。 ジャッキ装置の要部側面図である。 接地板の底面図である。 電磁石を作動させる電気回路の一例を示す回路図である。 杭打機の作業状態を示す側面図である。 同じく平面図である。
本形態例に示す杭打機10は、クローラ11を備えた下部走行体12と、該下部走行体12上に旋回ベアリング13を介して旋回可能に設けられた上部旋回体(作業機械本体)14とで構成され、上部旋回体14の前部には、オーガスクリュー15aを駆動するオーガ駆動装置15やトップシーブ16などを装着したリーダ17が起伏可能に設けられている。
上部旋回体14は、メインフレーム14a上に運転室18と油圧ポンプ等を備えた動力部19とを有している。また、メインフレーム14aの前方にはリーダ支持フレーム14bが設けられ、該リーダ支持フレーム14bの前方両側部には、先端にフロントジャッキ装置20をそれぞれ保持した一対のフロントジャッキフレーム14c,14cが突設されている。また、メインフレーム14aの後方両側部には、一対のアウトリガジャッキ装置21がそれぞれ設けられている。
各フロントジャッキ装置20及び各アウトリガジャッキ装置21とは、リーダ支持フレーム14b又はメインフレーム14aにそれぞれ取り付けられるアウタポスト20a,21aと、各アウタポスト20a,21aの内部に嵌挿され、ジャッキシリンダによって昇降するインナポスト20b,21bと、該インナポスト20b,21bの下端部に設けた球面連結部20c,21cにそれぞれ回動自在に連結された接地板20d,21dと、該接地板20d,21dの下面にそれぞれ設けられた電磁石22とを備えている。この電磁石22は、図2及び図3に示すように、該電磁石22の接地面に複数の突出部22aを設けた凹凸形状に形成されている。
各電磁石22は、運転室18に設けられた電磁石作動スイッチ23をオペレーターが操作することによってON/OFFされるもので、このスイッチ23の電気回路24には、オペレーターによる走行操作や旋回操作を検出して電磁石22をOFF(非作動)とする電磁石解放接点25,26が直列に組み込まれている。この電磁石解放接点25,26は、走行操作及び旋回操作が行われていないときにはそれぞれONとなって電磁石作動スイッチ23による電磁石22のON/OFF操作を可能な状態とし、走行操作や旋回操作が行われたことを検出する検出手段が、走行操作又は旋回操作を検出したときには、対応する電磁石解放接点25,26の一方がOFFとなり、電気回路24を遮断して電磁石作動スイッチ23がONとなっていても電磁石22への通電を遮断するように形成されている。
走行操作又は旋回操作の検出は、適宜な手段で行うことができ、例えば、走行用油圧回路及び旋回用油圧回路のそれぞれ油圧の変化や前記各油圧回路に設けられているコントロールバルブを作動させるリモコンバルブの油圧の変化を油圧スイッチにより検出したり、走行用操作レバー及び旋回用操作レバーの位置をリミットスイッチで検出したりすることができる。
敷鉄板27を敷設した作業現場で杭打機10による杭打ち作業を行う際には、前記フロントジャッキ装置20及び前記アウトリガジャッキ装置21を非作動状態として各接地板20d,21dを上昇させて走行させたり、旋回させたりしてオーガスクリュ15aの位置決めを行った後、前記フロントジャッキ装置20及び前記アウトリガジャッキ装置21を作動させ、各接地板20d,21dを敷鉄板27の上面に下降させる。次いで、運転室18内の電磁石作動スイッチ23をONとして電磁石22に磁力を発生させることにより、各接地板20dが磁力によって敷鉄板27に吸着し、両ジャッキ装置20,21によって上部旋回体14を敷鉄板27上に拘束した状態とすることができる。このとき、敷鉄板27の上に小石などがあっても、複数の突出部22aを設けているので、小石などを突出部22a間に取り込んで突出部22aの下面を敷鉄板27に確実に当接させることができる。
これにより、上部旋回体14を安定した状態に保持して杭打ち作業を行うことができる。さらに、オーガスクリュ15aを引き抜く際には、上部旋回体14の前方が引き込まれ、後方が浮き上がる反力が作用するが、後方に配置したアウトリガジャッキ装置21の接地板21dが敷鉄板27に吸着した状態になっているので、上部旋回体14の後方が浮き上がることを防止することができ、オーガスクリュ15aの引き抜き作業も安定した状態で行うことができる。また、ジャッキを効かせる必要がないことから、上部旋回体14の水平性やリーダ17の鉛直性が狂うことがなくなるので、面倒な再調整を行うこともなくなり、作業性を向上させることができる。
さらに、電磁石作動スイッチ23の電気回路24に、走行操作や旋回操作を検出して電磁石22をOFFとする電磁石解放接点25,26を組み込むことにより、接地板20d,21dを磁力で敷鉄板27に吸着させた状態で、誤って上部旋回体14の旋回操作や下部走行体12の走行操作をした場合、これらを検出して電磁石解放接点25,26がOFFになり、電磁石22の電気回路24を自動的にOFFとすることができるので、両ジャッキ装置20,21をはじめとして、下部走行体12や旋回ベアリング13、その他の部位に過大な荷重が掛かることを防止することができる。
なお、本形態例では、作業機械として杭打機を例示したが、本発明は、敷鉄板上で作業を行う移動式クレーンなどの各種作業機械に適用することができる。さらに、電磁石が作動中は、走行操作や旋回操作を行えなくするような電気回路を用いることもできる。また、敷鉄板上以外で作業を行う場合には、通常のジャッキ装置として使用することができる。
10…杭打機、11…クローラ、12…下部走行体、13…旋回ベアリング、14…上部旋回体、14a…メインフレーム、14b…リーダ支持フレーム、14c…フロントジャッキフレーム、15…オーガ駆動装置、15a…オーガスクリュー、16…トップシーブ、17…リーダ、18…運転室、19…動力部、20…フロントジャッキ装置、21…アウトリガジャッキ装置、20a,21a…アウタポスト、20b,21b…インナポスト、20c,21c…球面連結部、20d,21d…接地板、22…電磁石、22a…突出部、23…電磁石作動スイッチ、24…電気回路、25,26…電磁石解放接点、27…敷鉄板

Claims (2)

  1. 作業機械本体に複数のジャッキ装置を備えた作業機械において、前記ジャッキ装置の下端部に設けられている接地板に電磁石をそれぞれ取り付け、該電磁石に通電して電磁石を作動させる電磁石作動スイッチを運転室に設けるとともに、前記電磁石作動スイッチの電気回路に、作業機械の走行操作及び作業機械本体の旋回操作を検出して前記電磁石への通電を遮断する接点を組み込んだことを特徴とする作業機械。
  2. 前記電磁石を前記接地板の下面に設けるとともに、該電磁石の接地面を凹凸形状としたことを特徴とする請求項1記載の作業機械。
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