JP5337478B2 - 鼻腔拡張用補助具 - Google Patents
鼻腔拡張用補助具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5337478B2 JP5337478B2 JP2008334226A JP2008334226A JP5337478B2 JP 5337478 B2 JP5337478 B2 JP 5337478B2 JP 2008334226 A JP2008334226 A JP 2008334226A JP 2008334226 A JP2008334226 A JP 2008334226A JP 5337478 B2 JP5337478 B2 JP 5337478B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nasal cavity
- expansion
- diameter
- balloon
- balloon member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M29/00—Dilators with or without means for introducing media, e.g. remedies
- A61M29/02—Dilators made of swellable material
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/24—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for use in the oral cavity, larynx, bronchial passages or nose; Tongue scrapers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B2017/00535—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets pneumatically or hydraulically operated
- A61B2017/00557—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets pneumatically or hydraulically operated inflatable
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/22—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
- A61B2017/22051—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for with an inflatable part, e.g. balloon, for positioning, blocking, or immobilisation
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/22—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
- A61B2017/22051—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for with an inflatable part, e.g. balloon, for positioning, blocking, or immobilisation
- A61B2017/22062—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for with an inflatable part, e.g. balloon, for positioning, blocking, or immobilisation to be filled with liquid
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/10—Balloon catheters
- A61M2025/1043—Balloon catheters with special features or adapted for special applications
- A61M2025/105—Balloon catheters with special features or adapted for special applications having a balloon suitable for drug delivery, e.g. by using holes for delivery, drug coating or membranes
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Otolaryngology (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Hematology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Description
鼻腔内に挿入して該鼻腔を拡げる鼻腔拡張用補助具であって、
棒状の芯体と、
該芯体の外周を覆って設けられ内部に流体を供給することで所定の一定径に拡がる第一のバルーン部材と、
該第一のバルーン部材の外側に設けられ前記第一のバルーン部材より軟質な材料で形成されて前記鼻腔内に薬剤を塗布する第二のバルーン部材と、
を備え、
前記第一のバルーン部材と前記第二のバルーン部材とが、前記芯体の軸線方向に沿って接合されることで複数の拡径ポケットが前記芯体の周方向に画成され、
前記拡径ポケットの前記第一のバルーン部材と前記第二のバルーン部材との間に薬剤が充填され、
前記複数の拡径ポケットの少なくともいずれかは、当該拡径ポケットに充填される前記薬剤が他の前記拡張ポケットに充填される薬剤の種類と異なっており、
前記第二のバルーン部材は、前記流体の供給により第一のバルーン部材が拡径される際に、該第一のバルーン部材の拡径に伴い伸張されて前記第二のバルーン部材表面に前記薬剤が滲出する機能を有する鼻腔拡張用補助具。
図1は本発明の実施形態を説明する鼻腔拡張用補助具の全体構成図である。
鼻腔拡張用補助具100は、鼻腔内に挿入して鼻腔を拡げる用途に供せられる。内視鏡を挿入する鼻腔内の狭い部分の拡張、鼻腔内の狭い部分への薬剤塗布、狭い部分以外への薬剤塗布を、拡径可能な二重バルーンを備えることで実現している。なお、本明細書中、「拡径」とは補助具が膨らむことを意味し、「拡張」とは鼻腔が拡がることを意味する。
芯体1には、外周を覆って設けられ内部に上記エア供給ポンプ5から送気される空気を供給することで、所定の一定径に拡がる第一のバルーン部材(以下、「拡張用バルーン」と称す)13が設けられる。拡張用バルーン13の外側には、鼻腔内に薬剤を塗布する第二のバルーン部材(以下、「薬剤供給用バルーン」と称す)15が設けられる。
図2に示すように、芯体1の外周には、内側の拡張用バルーン13と外側の薬剤供給用バルーン15が配置される。拡張用バルーン13は、鼻腔拡張用であり軸方向に沿って所定の均一径に拡がるように、厚めのゴム材料等からなる。薬剤供給用バルーン15は、鼻腔内への薬剤塗布用であり、使用前の状態では外周面を折り畳んで襞17を形成している。折り畳まれた襞17の裏側には薬剤(麻酔薬)21が充填されている。つまり、薬剤21は、折り畳まれた襞17に覆われており、襞17に覆われた薬剤21は、薬剤供給用バルーン15の伸張時に、襞17が伸ばされることで、襞17の隙間から表出する。また、薬剤供給用バルーン15の外表面19には、血管収縮剤や潤滑剤等の薬剤(図示せず)が塗布される。潤滑剤は薬剤供給用バルーン15にコーティングされるものであってもよく、例えばポリビニルピロリドン、アクリル樹脂、シリコン樹脂等が用いられる。
芯体1には、エア流路23が形成され、接続チューブ7との間のコネクタ部3に逆止弁25が設けられている。逆止弁25は、芯体1内のエア流路23からの逆流を阻止する。エア流路23は、拡張用バルーン13と芯体1との固定部27の近傍で、芯体1と拡張用バルーン13の間に開口する。また、エア流路23には細径取り出し流路29が分岐され、細径取り出し流路29は拡張用バルーン13と薬剤供給用バルーン15の固定部31の近傍で、拡張用バルーン13と薬剤供給用バルーン15の間にエア取り出し流路35を通じて開口する。また、エア流路23の基端は、コネクタ部3の後端面で開口し、その後端面に貼着されるシール33にて塞がれている。
鼻腔拡張用補助具100は、エア供給前の初期の状態では、図4(a)に示すように、拡張用バルーン部材13および薬剤供給用バルーン部材15が共に萎んだ縮径状態となっている。このときの薬剤供給用バルーン部材15の最外径dは3mm程度(例えば2mm〜4mm)とされ、人体の鼻腔孔より小径となっている。鼻腔には、入口部に相当し比較的通路径の狭い狭孔部と、比較的通路径の広い広孔部とが存在し、外鼻孔は狭孔部、広孔部、咽頭部を介して上部消化管へ通じている。この3mm程度に縮径された鼻腔拡張用補助具100は、上記狭孔部に対しても円滑に挿入することができる。そして、鼻腔拡張用補助具100の体腔内への挿入後、拡張用バルーン部材13および薬剤供給用バルーン部材15にエアが供給されると、外側に配置された薬剤供給用バルーン15の外径Dが非挿入状態で所定の一定の太さに拡径され、図4(b)に示すように襞17が消失するか、あるいは襞17の折り畳まれた量が減少する。なお、図4(b)は鼻腔へ挿入していないときの拡径状況を示している。また、拡径時における拡張用バルーン部材13は、6mm程度(例えば4mm〜8mm)の太さに拡径される。
ここで、拡径時における拡張用バルーン13の外径は、4mmより小さい場合は、拡張用バルーン13による拡径量が増加させる必要があり、十分な鼻腔拡張が行えない場合が生じる。また、8mmを超える場合は、内径サイズに個人差がある人体の鼻腔に対して鼻腔拡張用補助具100を汎用的に使用することができない。
上記の通り、薬剤供給用バルーン15の最外径は、拡張用バルーン13および薬剤供給用バルーン15の非拡径時には人体の鼻腔孔より小径にされ、双方の拡径時には体腔内への非挿入状態で、拡張用バルーン13が人体の鼻腔孔よりも大きく拡径される。そして、拡径時の拡張用バルーン13の最外径は、体腔内への非挿入状態で非拡径時の最外径の少なくとも2倍にまで拡径可能となっており、鼻腔を押し広げての鼻腔拡張を確実に行える。
鼻腔拡張用補助具100は、図5(a)に示すように、縮径状態で鼻腔41の狭孔部43に挿入される。この挿入状態で拡径することにより、最初に、鼻腔に拡張用バルーン13が強く押し当てられ、狭孔部43が外側へ押し拡げられる。そして、柔軟性を有する薬剤供給用バルーン15が複雑な内部空間を有する鼻腔41内の隅々45,47にまで拡がり、薬剤を広い範囲に塗布する。すなわち、拡張用バルーン13の強い腰で押し拡げるとともに、薬剤供給用バルーン15の柔軟な膜の広がりにより薬剤の塗布を広範に行う。
図6(a)は微少襞に薬剤を保持させた薬剤供給用バルーンの要部拡大断面図、(b)はその拡径時の要部拡大断面図である。
鼻腔拡張用補助具は、前述の薬剤供給用バルーン15の表面に薬剤(血管収縮剤や潤滑剤)21を塗布するが、これら薬剤21は外周面に塗布する以外にも、例えば、図6(a)に示すように、薬剤供給用バルーン15の表面に蛇腹状の微小な襞(凹凸)49を多数形成して、この凹凸49間に薬剤21を充填しておくことでもよい。図6(b)に示すように、薬剤供給用バルーン15が拡径し、凹凸49が拡がると、薬剤21が表出することとなる。このような微少な凹凸49は、上記の襞17に代えて設けてもよく、襞17と併設してもよい。襞17と凹凸49を併設する構成では、襞17同士の間に充填する薬剤21と、凹凸49に充填する薬剤21を異種のものにすることができる。
図7は鼻腔拡張用補助具の他の構成例を表す拡大断面図である。なお、図3に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
この鼻腔拡張用補助具200の構成における薬剤21は、拡張用バルーン13と薬剤供給用バルーン15の間に充填されている。拡張用バルーン13と薬剤供給用バルーン15は、前述のように独立して拡径するものとは異なり、双方が一体的に拡径する。本構成では、拡張用バルーン13と芯体1との間にエア供給して固定部27,31より先端側のバルーンを膨らますと、拡張用バルーン13が軸方向に沿って所定の一定径に拡径され、充填薬剤21を介して薬剤供給用バルーン15も伸張される。エアは、逆止弁25にて逆流が阻止されるので、しぼみが防止され、膨らんだ状態に維持される。この状態で、密閉空間内の充填薬剤21に所定の圧力が加えられることになる。
拡張用バルーン13と薬剤供給用バルーン15の間に薬剤21を充填した上記構成においては、薬剤供給用バルーン15に、表裏を貫通する多数の微細孔51を有する。微細孔51は、図8(a)に示すバルーンの非拡張時には閉鎖され、薬剤充填空間を密閉状態とする。つまり、薬剤21を漏洩させない保持が可能となる。一方、拡張用バルーン13の伸張に伴って薬剤供給用バルーン15が伸張すると、図8(b)に示すように、微細孔51が開口して表裏を連通し、薬剤21が薬剤供給用バルーン15の表面に滲出する。なお、縮退時には再び微細孔51が閉塞して表裏の連通を遮断する。
図9は薬剤の後注入を可能とした鼻腔拡張用補助具の要部断面図である。なお、図3に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
この鼻腔拡張用補助具300は、拡張用バルーン13と薬剤供給用バルーン15との間の空間に接続される薬剤注入口53を有し、この薬剤注入口53から薬剤21を追加供給する薬剤供給手段であるシリンジ55を備えている。
図10(a)は薬剤の2系統注入を可能とする構成例の断面図、(b)はその側面図である。
この鼻腔拡張用補助具400は、前述の鼻腔拡張用補助具300の薬剤注入経路をさらに1系統増やした構成としている。つまり、異なる薬剤を異なる場所から注入可能な構成としている。図10(a)に示すように、薬剤供給用バルーン15を、直径方向の両端部で拡張用バルーン13に接着する接合部59,59を、芯体1の軸線方向に沿って形成する。これにより、拡張用バルーン13と薬剤供給用バルーン15との間の空間を第一の空間61と第二の空間63に二分割することができる。薬剤供給用バルーン15にはそれぞれの空間61,63に連通する薬剤注入口53,53を設ける。
図11は鼻腔拡張用補助具に複数のエア供給ポンプを接続した例を示す構成図である。
鼻腔拡張用補助具500は、拡張用バルーン13および薬剤供給用バルーン15と、芯体1とを、芯体1の軸線方向に沿った複数ラインの接合部59にて接合して芯体1の周方向に複数の拡径ポケット65を画成している。この構成では、複数の拡径ポケット65の少なくともいずれかに対して、前述の拡張用バルーン13と薬剤供給用バルーン15の間に充填する薬剤種類を、他の拡径ポケット65と異ならせることができる。
複数の拡径ポケット65を有する構成では、各エア供給ポンプ5からエアが供給され、それぞれの拡径ポケット65がストライプ状に膨らみ、薬剤供給用バルーン15が周方向にわたって略均等な外径となって拡径される。円周方向に配置された複数の拡径ポケット65に異なる薬剤21が充填されれば、所望の拡径ポケット65を選択的に拡径することにより、所望の薬剤21のみを鼻腔41の拡張と同時に塗布することができる。薬剤供給用バルーン15を周方向に分割することによる鼻腔拡張作用への影響は、円周方向の分割数を増やせば少なくすることができる。
図13は拡径ポケットを複数有する場合のエアの供給構造を表したコネクタ部近傍の拡大断面図である。
同図に示すように、8つの拡径ポケット(65Aのみ図示)を、4つずつ2グループの拡径ポケット群に分けて2系統とする場合、芯体1には、軸線に沿う方向に2つのエア流路23A,23Bを形成する。これらエア流路23A,23Bのうち一方を1グループの拡径ポケット65A群に連通し、他方を2グループの拡径ポケット65B群に連通する。
8つの拡径ポケットを、4つずつ2グループの拡径ポケット群に分けて2系統とする場合、芯体1には、図14(a)に示すように、エア流路23Aに連通する直径方向十字状のエア取り出し流路35Aと、図14(b)に示すように、エア流路23Bに連通する直径方向十字状のエア取り出し流路35Bを形成する。エア取り出し流路35Aの4つの開口は、1グループの拡径ポケット65A群に連通させる。エア取り出し流路35Bの4つの開口は、2グループの拡径ポケット65B群に連通させる。これのように十字状のエア取り出し流路35A,35Bにてエア流路23を分配することで経路を簡単に形成できる。
図15(a)は血管収縮剤が装填された拡径ポケットを拡径した断面図、(b)は麻酔薬が装填された拡径ポケットを拡径した断面図である。
2系統の拡径ポケット65(1グループの拡径ポケット65A群、2グループの拡径ポケット65B群)を有する鼻腔拡張用補助具500Aにてバルーンを拡径するには、図15(a)に示すように、例えば血管収縮剤である薬剤21が装填された1グループの拡径ポケット65A群に対してエア供給を行い、拡径ポケット65A群から血管収縮剤を鼻腔41内に先に供給する。
(1) 鼻腔内に挿入して該鼻腔を拡げる鼻腔拡張用補助具であって、
棒状の芯体と、
該芯体の外周を覆って設けられ内部に流体を供給することで所定の一定径に拡がる第一のバルーン部材と、
該第一のバルーン部材の外側に設けられ前記第一のバルーン部材より軟質な材料で形成されて前記鼻腔内に薬剤を塗布する第二のバルーン部材と、
を備えた鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、第一のバルーンにより鼻腔内が拡張され、さらに第二のバルーンにより薬剤が鼻腔内の広範囲に塗布される。
前記流体の供給により第一のバルーン部材を拡径する際に、該第一のバルーン部材の拡径に伴い伸張される前記第二のバルーン部材表面に薬剤を滲出させる機能を有する鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、第二のバルーン部材が伸張されることで、第二のバルーン部材表面に薬剤が滲出して鼻腔内に塗布される。
前記第一のバルーン部材と前記第二のバルーン部材との間に薬剤が充填され、
前記第二のバルーン部材が、表裏を貫通する多数の微細孔を有し、該第一のバルーン部材の伸張時には前記微細孔が開口して表裏を連通して前記薬剤を滲出させ、縮退時には前記微細孔が閉塞して表裏の連通を遮断する鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、第二のバルーン部材に多数の微細孔が形成されることで、第二のバルーン部材の伸張時に、この微細孔を通じて薬剤を滲出させることができ、縮退時には薬剤の滲出させない構造にできる。
前記第一のバルーン部材と、前記第二のバルーン部材とを、該芯体の軸線方向に沿って接合して前記芯体の周方向に複数の拡径ポケットを画成し、該複数の拡径ポケットの少なくともいずれかに対して、前記第一のバルーン部材と前記第二のバルーン部材との間に充填する薬剤の種類を他の拡張ポケットと異ならせた鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、複数の拡径ポケットを画成して、それぞれの拡径ポケットに異なる種類の薬剤を充填することで、複数種の薬剤を選択的に鼻腔内に塗布することが可能となる。
前記第一および第二のバルーン部材と前記芯体とを、該芯体の軸線方向に沿って接合して、前記複数の拡径ポケットを画成した鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、複数の拡径ポケットを選択的に拡径できるので、複数種の薬剤を任意のタイミングで鼻腔内に塗布することができる。
前記第一のバルーン部材と前記第二のバルーン部材との間の空間に接続される薬剤注入口を有し、該薬剤注入口から前記薬剤を追加供給する薬剤供給手段を備えた鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、薬剤を追加供給することにより、鼻腔内に必要な量を必要なときに塗布することが可能になる。
前記第二のバルーン部材の外周面を折り畳んだ襞を形成し、隣接する前記襞同士の隙間に薬剤が塗布された鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、襞と襞との間に薬剤を塗布することで、拡径前の挿入時には薬剤が表出せず、挿入後の拡径時に初めて薬剤を表出させることができる。
前記薬剤が、麻酔薬、血管収縮剤のいずれかを含む鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、麻酔薬の塗布により感覚を鈍らせて被検者の負担を軽減でき、血管収縮剤の塗布により、鼻腔の拡張作用を増大できる。
前記流体が空気である鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、第一のバルーンを空気により拡径させることで、処置室等の環境内雰囲気で簡単に実施でき、しかも、気体であることにより圧縮が可能となり、鼻腔拡張をソフトに行うことができる。
前記第一および第二のバルーン部材の非拡径時には前記第二のバルーン部材の最外径が人体の鼻腔孔より小径であり、拡径時には前記第一のバルーン部材が体腔内への非挿入状態で人体の鼻腔孔よりも大きく拡径する鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、拡径前の鼻腔拡張用補助具を鼻腔内に円滑に挿入でき、かつ拡径後に鼻腔を確実に拡張させることができる。
前記第一および第二のバルーン部材の非拡径時において、前記第二のバルーン部材の最外径が2mm〜4mmにされた鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、第二のバルーン部材の最大径が鼻腔孔より小径の2mm〜4mmに形成されることで、人体の鼻腔拡張への利用に汎用性が維持されて、常に安定した鼻腔内への挿入が可能となる。
前記第一のバルーン部材の最外径が、体腔内への非挿入状態で前記非拡径時の最外径の少なくとも2倍に拡径可能な鼻腔拡張用補助具。
この鼻腔拡張用補助具によれば、第一のバルーン部材の最外径を、非拡径時の最外径のサイズから、少なくとも2倍にまで拡径させることができ、鼻腔孔を確実に拡張することができる。
13 拡張用バルーン(第一のバルーン部材)
15 薬剤供給用バルーン(第二のバルーン部材)
17 襞
21 薬剤
41 鼻腔
51 微細孔
53 薬剤注入口
55 シリンジ(薬剤供給手段)
65 拡径ポケット
100、200,300,400,500,500A 鼻腔拡張用補助具
Claims (11)
- 鼻腔内に挿入して該鼻腔を拡げる鼻腔拡張用補助具であって、
棒状の芯体と、
該芯体の外周を覆って設けられ内部に流体を供給することで所定の一定径に拡がる第一のバルーン部材と、
該第一のバルーン部材の外側に設けられ前記第一のバルーン部材より軟質な材料で形成されて前記鼻腔内に薬剤を塗布する第二のバルーン部材と、
を備え、
前記第一のバルーン部材と前記第二のバルーン部材とが、前記芯体の軸線方向に沿って接合されることで複数の拡径ポケットが前記芯体の周方向に画成され、
前記拡径ポケットの前記第一のバルーン部材と前記第二のバルーン部材との間に薬剤が充填され、
前記複数の拡径ポケットの少なくともいずれかは、当該拡径ポケットに充填される前記薬剤が他の前記拡張ポケットに充填される薬剤の種類と異なっており、
前記第二のバルーン部材は、前記流体の供給により第一のバルーン部材が拡径される際に、該第一のバルーン部材の拡径に伴い伸張されて前記第二のバルーン部材表面に前記薬剤が滲出する機能を有する鼻腔拡張用補助具。 - 請求項1記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記複数の拡径ポケットは、前記流体を供給する流路にそれぞれ接続され、前記複数の拡径ポケットがそれぞれ個別に膨らむように構成された鼻腔拡張用補助具。 - 請求項2記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記複数の拡径ポケットを、それぞれ個別に膨らませる流体供給ポンプを備える鼻腔拡張用補助具。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記第二のバルーン部材が、表裏を貫通する多数の微細孔を有し、該第一のバルーン部材の伸張時には前記微細孔が開口して表裏を連通して前記薬剤を滲出させ、縮退時には前記微細孔が閉塞して表裏の連通を遮断する鼻腔拡張用補助具。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記第一および第二のバルーン部材と前記芯体とを、該芯体の軸線方向に沿って接合して、前記複数の拡径ポケットを画成した鼻腔拡張用補助具。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記第一のバルーン部材と前記第二のバルーン部材との間の空間に接続される薬剤注入口を有し、該薬剤注入口から前記薬剤を追加供給する薬剤供給手段を備えた鼻腔拡張用補助具。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記薬剤が、麻酔薬、血管収縮剤のいずれかを含む鼻腔拡張用補助具。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記流体が空気である鼻腔拡張用補助具。 - 請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記第一および第二のバルーン部材の非拡径時には前記第二のバルーン部材の最外径が人体の鼻腔孔より小径であり、拡径時には前記第一のバルーン部材が体腔内への非挿入状態で人体の鼻腔孔よりも大きく拡径する鼻腔拡張用補助具。 - 請求項9記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記第一および第二のバルーン部材の非拡径時において、前記第二のバルーン部材の最外径が2mm〜4mmにされた鼻腔拡張用補助具。 - 請求項9または請求項10記載の鼻腔拡張用補助具であって、
前記第一のバルーン部材の最外径が、体腔内への非挿入状態で前記非拡径時の最外径の少なくとも2倍に拡径可能な鼻腔拡張用補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008334226A JP5337478B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 鼻腔拡張用補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008334226A JP5337478B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 鼻腔拡張用補助具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010154919A JP2010154919A (ja) | 2010-07-15 |
JP5337478B2 true JP5337478B2 (ja) | 2013-11-06 |
Family
ID=42573295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008334226A Expired - Fee Related JP5337478B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 鼻腔拡張用補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5337478B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210061849A (ko) * | 2019-11-20 | 2021-05-28 | 사회복지법인 삼성생명공익재단 | 직장 삽입 튜브 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5061325B2 (ja) | 2010-03-05 | 2012-10-31 | セブン ドリーマーズ ラボラトリーズ,インコーポレイテッド | 咽頭部拡張用デバイス |
JP5984710B2 (ja) * | 2013-02-21 | 2016-09-06 | オリンパス株式会社 | 透明化液徐放手段並びにそれを備えた内視鏡及び内視鏡手術用器具 |
CA158527S (en) | 2014-03-07 | 2015-05-18 | Seven Dreamers Lab Inc | Nasal airway tube |
WO2016204026A1 (ja) * | 2015-06-15 | 2016-12-22 | seven dreamers laboratories株式会社 | 鼻腔留置デバイス |
CN106994205A (zh) * | 2017-04-13 | 2017-08-01 | 杜云飞 | 一种多功能鼻咽医用装置 |
CN111372645A (zh) * | 2017-11-22 | 2020-07-03 | 泰尔茂株式会社 | 药物施用器械及药物层的形成方法 |
WO2019103097A1 (ja) * | 2017-11-22 | 2019-05-31 | テルモ株式会社 | 薬剤転写デバイスおよび薬剤層の形成方法 |
KR20240038859A (ko) * | 2022-09-16 | 2024-03-26 | 린 테크놀로지스 인코포레이티드 | 신경 감지 및 이미지 촬영을 위한 비강 내 삽입형 전극 장치 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10510730A (ja) * | 1994-12-14 | 1998-10-20 | シメッド ライフ システムズ インコーポレイテッド | 原位置ステント形成カテーテル |
WO1996030064A1 (en) * | 1995-03-31 | 1996-10-03 | Boston Scientific Corporation | Multiple hole drug delivery balloon |
US6364856B1 (en) * | 1998-04-14 | 2002-04-02 | Boston Scientific Corporation | Medical device with sponge coating for controlled drug release |
JPH11319103A (ja) * | 1998-05-18 | 1999-11-24 | Toray Ind Inc | 薬剤注入用カテーテル |
US7048714B2 (en) * | 2002-10-30 | 2006-05-23 | Biorest Ltd. | Drug eluting medical device with an expandable portion for drug release |
AU2004259206B2 (en) * | 2003-07-22 | 2009-12-17 | Corazon Technologies, Inc. | Devices and methods for treating aortic valve stenosis |
EP1669099A1 (de) * | 2004-12-09 | 2006-06-14 | Acrostak Corp. | Katheteranordnung für die medikamentöse Behandlung von Blutgefässen |
JP2008161237A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Sekisui Chem Co Ltd | 薬剤塗布チューブ |
JP2008188212A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Kaoru Kawazoe | 薬剤塗布用部材及び薬剤塗布システム |
-
2008
- 2008-12-26 JP JP2008334226A patent/JP5337478B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210061849A (ko) * | 2019-11-20 | 2021-05-28 | 사회복지법인 삼성생명공익재단 | 직장 삽입 튜브 |
WO2021101336A3 (ko) * | 2019-11-20 | 2021-07-15 | 사회복지법인 삼성생명공익재단 | 직장 삽입 튜브 |
KR102312274B1 (ko) * | 2019-11-20 | 2021-10-12 | 사회복지법인 삼성생명공익재단 | 직장 삽입 튜브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010154919A (ja) | 2010-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5337478B2 (ja) | 鼻腔拡張用補助具 | |
US9005284B2 (en) | Method and apparatus for treating dilating the ethmoid infundibulum | |
ES2277958T3 (es) | Cateter para suministro de medicamentos que posee un balon provisto de perforaciones de infusion. | |
EP2142241B1 (en) | Catheter | |
US4821714A (en) | Pharmaceutical endotracheal tube | |
TW201726201A (zh) | 人工氣道裝置 | |
JP2002534168A (ja) | 改良されたバルーン配置をもつ胃のバルーンカテーテル | |
KR102423196B1 (ko) | 기관 튜브 및 석션 디바이스 | |
JP5380067B2 (ja) | 内視鏡挿入補助具 | |
EP3274036B1 (en) | Balloon-tipped catheter for continuous nerve blocks | |
JP7361400B2 (ja) | 耳カテーテル | |
KR20190115773A (ko) | 요도 협착 억제장치 | |
CN107249484A (zh) | 闭塞装置 | |
JP2018538113A (ja) | 拡張型挿管組立体 | |
JP2008188212A (ja) | 薬剤塗布用部材及び薬剤塗布システム | |
US9125660B2 (en) | Inflation and deflation of obstruction device | |
JP5481065B2 (ja) | 内視鏡挿入ガイド | |
CN112274747A (zh) | 双层囊气管导管 | |
CN113081138A (zh) | 一种经鼻腔止血装置及其操作方法 | |
JP3153651U (ja) | 脱落防止カフ付き経鼻経管栄養カテーテル | |
CN218685611U (zh) | 设有注药流道的双层囊气管导管 | |
CN218501103U (zh) | 设有注药流道的双层囊气管切开套管 | |
WO2021246238A1 (ja) | 体内挿入管セット | |
JP2021153848A (ja) | 治療デバイス | |
CN110639124A (zh) | 一种微针定点麻醉装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110704 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110805 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120914 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20121004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130709 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130805 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |