JP5337127B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両の前進または後退を判定可能な車両用制御装置に関する。
従来から、車両に作用する横加速度の向きとヨーレートの向きを利用して、車両の前進または後退を判定する方法が知られている(特許文献1)。具体的に、この方法では、例えば、車両が前進かつ右方向に安定して旋回しているときに作用する横加速度とヨーレートをそれぞれ「正」と規定したとき、前進時には旋回方向に拘わらず横加速度とヨーレートの正負が一致し、後退時には旋回方向に拘わらず横加速度とヨーレートの正負が異なることを利用して、車両の前進または後退を判定している。
特開2000−162230号公報
ところで、車両が後退するときの旋回初期において、前輪のみが旋回外側に移動することによって、横加速度は、一時的ではあるが、車両が安定して旋回しているときに作用する向きと逆向きに作用することがある(図5の時刻0〜t8の範囲参照)。このとき、前記した判定方法では、横加速度とヨーレートの正負が一致するので、実際には後退中であるにも拘わらず、前進していると誤判定するおそれがあった。
そこで、本発明は、車両に作用する横加速度の向きとヨーレートの向きを利用して車両の前進または後退を精度良く判定することができる車両用制御装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するための本発明は、車両に作用する横加速度の向きとヨーレートの向きとに基づいて車両の前進または後退を判定する進行方向判定手段と、横加速度の値と基準値との偏差である横加速度変動量を算出する変動量算出手段と、転舵速度を算出する転舵速度算出手段と、を備え、ステアリングを左に向けて操舵するときの転舵速度の値の符号と、車両が安定して左旋回しているときに作用する横加速度の値の符号を第1の符号と規定し、ステアリングを右に向けて操舵するときの転舵速度の値の符号と、車両が安定して右旋回しているときに作用する横加速度の値の符号を第2の符号と規定したとき、前記進行方向判定手段は、横加速度変動量の絶対値が第1の所定値以上であり、かつ、横加速度変動量の値および転舵速度の値のうち、一方が前記第1の符号であり、他方が前記第2の符号であるとき、車両が前進しているという判定を行わないことを特徴とする。
このような構成によれば、車両が後退するときの旋回初期に発生する逆向きの横加速度が作用するときを検出し、このときに車両が前進しているという判定を行わないようにした(前進判定を禁止した)ので、車両に作用する横加速度の向きとヨーレートの向きを利用しながらも、車両が後退するときの旋回初期に前進していると誤判定することを抑制できる。これにより、車両に作用する横加速度の向きとヨーレートの向きを利用して車両の前進または後退を精度良く判定することができる。
前記した車両用制御装置において、前記変動量算出手段は、転舵速度の絶対値が第2の所定値以上のときは、前記基準値を転舵速度の絶対値が第2の所定値のときの横加速度の値に設定し、転舵速度の絶対値が第2の所定値未満のときは、横加速度変動量を0とするように構成することが望ましい。
これによれば、車両が後退するときの旋回初期に作用する逆向きの横加速度(絶対値)が大きくなる時点、すなわち、急操舵がなされた時点から、適切に前進判定を禁止することができるので、例えば、旋回途中から急操舵された場合などにおいても、確実に逆向きの横加速度が作用するときの誤判定を抑制することができる。
前記した各車両用制御装置は、車両の横加速度の値を検出する横加速度検出手段を備え、前記横加速度検出手段は、車両の乗員室よりも前に配置されていることが望ましい。
車両の乗員室よりも前側では、車両の重心位置と比べて、車両が後退するときの旋回初期に作用する逆向きの横加速度(絶対値)が大きくなるので、横加速度検出手段を車両の乗員室よりも前に配置することで、逆向きの横加速度が作用するときを確実に検出することができる。その結果、車両の前進または後退をさらに精度良く判定することができる。
本発明によれば、車両が後退するときの旋回初期に前進していると誤判定することを抑制できるので、車両の作用する横加速度の向きとヨーレートの向きを利用して車両の前進または後退を精度良く判定することができる。
本発明の実施形態に係る車両用制御装置を備えた車両の構成図である。 本実施形態における操舵角の正負と車両が安定して旋回しているときに作用する横加速度およびヨーレートの正負の規定について説明する図(a)〜(d)である。 制御部の構成を示すブロック図である。 進行方向判定処理を示すフローチャートである。 車両が後退しているときのヨーレート、横加速度、操舵角、転舵速度、横G変動量および前進判定禁止フラグを示すタイムチャートである。 進行方向判定の具体的な処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、車両用制御装置100は、車両CRの各車輪Wに付与する制動力(ブレーキ液圧)を適宜制御するためのものであり、主に、油路(液圧路)や各種部品が設けられた液圧ユニット10と、液圧ユニット10内の各種部品を適宜制御するための制御部20とを備えている。
液圧ユニット10は、公知の入口弁、出口弁、リザーバ、ポンプ等を備えるユニットであり、各ホイールシリンダH内の液圧を減圧・保持・昇圧することが可能となるように構成されている。
ホイールシリンダHは、マスタシリンダMCおよび車両用制御装置100により発生されたブレーキ液圧を各車輪Wに設けられた車輪ブレーキFR,FL,RR,RLの作動力に変換する液圧装置であり、それぞれ配管を介して車両用制御装置100の液圧ユニット10に接続されている。
制御部20は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、車輪速センサ91、操舵角センサ92、横加速度検出手段の一例としての横加速度センサ93およびヨーレートセンサ94からの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各演算処理を行うことによって制御を実行する。
車輪速センサ91は、車輪Wの車輪速度を検出するセンサであり、各車輪Wに対応して1つずつ設けられている。各車輪速センサ91は、検出した車輪速度を制御部20に出力する。
操舵角センサ92は、ステアリングSTの操作量(操舵角θ)を検出するセンサであり、ステアリングSTの回転軸に設けられている。操舵角センサ92は、検出した操舵角θを制御部20に出力する。図2に示すように、本実施形態においては、操舵角θの値が0となる基準位置からステアリングSTを左に操舵したとき(操舵角θの向きが左のとき)の操舵角θの値の符号を正(+)と規定し、基準位置からステアリングSTを右に操舵したとき(操舵角θの向きが右のとき)の操舵角θの値の符号を負(−)と規定する。
横加速度センサ93は、車両CRの横方向に作用する加速度(横加速度ay)の値を検出するセンサであり、制御部20に一体的に設けられている。横加速度センサ93は、検出した横加速度ayを制御部20に出力する。本実施形態においては、図2に示すように、車両CRが安定して左旋回しているときに作用する横加速度ayの値の符号を第1の符号の一例としての正(+)と規定し、車両CRが安定して右旋回しているときに作用する横加速度ayの値の符号を第2の符号の一例としての負(−)と規定する。なお、本実施形態の符号の規定によれば、横加速度ayの向きが車両CRに対して右向きに作用するとき横加速度ayの値は正となり、横加速度ayの向きが車両CRに対して左向きに作用するとき横加速度ayの値は負となることとなる。
ヨーレートセンサ94は、車両CRの旋回角速度(実ヨーレートω)を検出するセンサであり、制御部20に一体的に設けられている。ヨーレートセンサ94は、検出したヨーレートωを制御部20に出力する。本実施形態においては、図2に示すように、車両CRを上から見たときに、反時計回り方向に作用するヨーレートωの値の符号を正(+)と規定し、時計回り方向に作用するヨーレートωの値の符号を負(−)と規定する。
次に、制御部20の詳細について説明する。
図3に示すように、制御部20は、その筐体内に横加速度センサ93とヨーレートセンサ94が設けられ、本発明に関連する機能部として、車体速度算出手段21と、転舵速度算出手段22と、変動量算出手段23と、進行方向判定手段24と、記憶手段28とを備えている。記憶手段28には、予め設定された定数(所定値)や、各センサの出力値、各機能部が算出した値などが適宜記憶される。
図1に示すように、制御部20、より詳細には、制御部20と液圧ユニット10を含めた車両用制御装置100は、車両CRの乗員室VIの前側に設けられたエンジンルーム内(ボンネット内)に配置されている。これにより、制御部20と一体的に設けられている、横加速度センサ93は、車両CRの乗員室VIよりも前に配置されている。車両CRの乗員室VIよりも前側では、例えば、車両CRの重心位置と比べて、車両CRが後退するときの旋回初期に作用する逆向きの横加速度ay(絶対値)が大きくなる。
図3に戻り、車体速度算出手段21は、各車輪速センサ91の出力値に基づいて各車輪Wの車輪速度を算出するとともに、算出した各車輪Wの車輪速度に基づいて車体速度を算出する機能を有している。車体速度算出手段21は、算出した車輪速度および車体速度を進行方向判定手段24に出力する。
転舵速度算出手段22は、操舵角センサ92の出力値(操舵角θ)を時間で微分することでステアリングSTの操作速度(転舵速度Δθ)を算出する機能を有している。転舵速度Δθの具体的な算出方法としては、公知の方法を採用することができるので、本明細書では詳細な説明を省略する。本実施形態においては、ステアリングSTを左に向けて操舵するときの転舵速度Δθの値の符号を正(第1の符号)と規定し、ステアリングSTを右に向けて操舵するときの転舵速度Δθの値の符号を負(第2の符号)と規定する。なお、転舵速度Δθは、操舵角θを時間で微分することで算出されるものであるから、転舵速度Δθの値の符号は、前記した操舵角θの値の符号と同符号となる。転舵速度算出手段22は、算出した転舵速度Δθを変動量算出手段23と進行方向判定手段24に出力する。
変動量算出手段23は、横加速度ayの値と基準値aycとの偏差、具体的には、横加速度ayの値(ayn)から基準値aycを差し引いた値である横加速度変動量(以下、横G変動量という。)Δayを算出する機能を有している。
より詳細に、変動量算出手段23は、転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθth以上のときは、基準値aycを転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθthのときの横加速度ayの値(ayΔθ)に設定して、横G変動量Δay(=ayn−ayc)を算出する。そして、ayn>aycのとき、横G変動量Δayは正の値となり(図5の時刻t1〜t6の範囲参照)、ayn<aycのとき、横G変動量Δayは負の値となる(図5の時刻t6〜t8の範囲参照)。なお、値ayΔθとしては、具体的には、転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθthを超える直前または超えた直後の値を用いることができる。
また、変動量算出手段23は、転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθth未満のときは、基準値aycを当該時点での横加速度ayの値(ayn)に設定して、横G変動量Δay(=ayn−ayc(=0))を算出する。すなわち、変動量算出手段23は、転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθth未満のときは、横G変動量Δayを0とする(図5の時刻t1以前および時刻t8以降参照)。本実施形態において、第2の所定値Δθthは、予め設定された正の定数である。
進行方向判定手段24は、車両CRに作用する横加速度ayの向き(横加速度センサ93の出力値の正負)とヨーレートωの向き(ヨーレートセンサ94の出力値の正負)とに基づいて、車両CRの前進または後退(進行方向)を判定する機能を有している。また、進行方向判定手段24は、以下で説明する所定の条件のとき、車両CRが前進しているという判定を行わない(前進判定を禁止する)という機能を有している。
本実施形態において、進行方向判定手段24は、横G変動量判定部241と、禁止判定部242と、ヨーレート判定部243と、横加速度判定部244と、進行方向判定部245と、停車判定部246と、リセット部247とを主に備えている。
横G変動量判定部241は、横G変動量Δayの絶対値が第1の所定値Δayth以上であるか否かを判定する機能を有している。また、横G変動量判定部241は、変動量算出手段23の出力値である横G変動量Δayが正であるか負であるかを判定する機能を有している。本実施形態において、第1の所定値Δaythは、予め設定された正の定数である。
禁止判定部242は、所定の条件のとき、車両CRの前進判定を禁止する機能を有している。具体的に、禁止判定部242は、横G変動量Δayの絶対値が第1の所定値Δayth以上であり、かつ、横G変動量Δayの値および転舵速度Δθの値のうち、一方が正(第1の符号)であり、他方が負(第2の符号)であるとき、より詳細には、横G変動量Δayの値と転舵速度Δθの値が異符号(Δθ・Δay<0)であるとき、前進判定禁止フラグ(F1=1)を記憶手段28内に立てる。
前進判定禁止フラグが「1」であるとき(前進判定禁止フラグが立っているとき)、進行方向判定手段24は、車両が前進しているという判定を行わないように構成されている。すなわち、禁止判定部242は、前進判定禁止フラグを立てることで、進行方向判定部245による車両CRの前進判定を禁止する。
ヨーレート判定部243は、ヨーレートωの絶対値が第3の所定値α以上であるか否かを判定する機能を有している。また、ヨーレート判定部243は、ヨーレートセンサ94の出力値であるヨーレートωが正であるか負であるかを判定する機能を有している。第3の所定値αは、予め設定された正の定数である。
横加速度判定部244は、横加速度ayの絶対値が第4の所定値β以上であるか否かを判定する機能を有している。また、横加速度判定部244は、横加速度センサ93の出力値である横加速度ayが正であるか負であるかを判定する機能を有している。第4の所定値βは、予め設定された正の定数である。
進行方向判定部245は、車両CRに作用する横加速度ayの向きとヨーレートωの向きとに基づいて、車両CRの進行方向を判定する機能を有している。本実施形態において、進行方向判定部245は、前進判定タイマ245Aと、後退判定タイマ245Bと、判定部245Cとを主に有している。
前進判定タイマ245Aは、ヨーレートωの絶対値が第3の所定値α以上であり、かつ、横加速度ayの絶対値が第4の所定値β以上である場合において、ヨーレートωの値と横加速度ayの値が同符号(ω・ay>0)であるとき、タイマ値T1をカウント(T1←T1+1)し、それ以外の場合、タイマ値T1をリセット(T1←0)する。
後退判定タイマ245Bは、ヨーレートωの絶対値が第3の所定値α以上であり、かつ、横加速度ayの絶対値が第4の所定値β以上である場合において、ヨーレートωの値と横加速度ayの値が異符号(ω・ay<0)であるとき、タイマ値T2をカウント(T2←T2+1)し、それ以外の場合、タイマ値T2をリセット(T2←0)する。
判定部245Cは、各判定タイマ245A,245Bのタイマ値T1,T2に基づいて、車両CRの前進または後退を判定する。具体的に、判定部245Cは、前進判定タイマ245Aのタイマ値T1が第5の所定値Tth以上であるとき、車両CRが前進していると判定し、そのことを示す判定フラグ(F2=1)を記憶手段28内に立てる。また、判定部245Cは、後退判定タイマ245Bのタイマ値T2が第5の所定値Tth以上であるとき、車両CRが後退していると判定し、そのことを示す判定フラグ(F2=2)を記憶手段28内に立てる。
第5の所定値Tthは、予め設定された定数である。なお、本実施形態においては、タイマ値T1,T2の判定に用いる所定値を同じ値(第5の所定値Tth)としているが、本発明はこれに限定されず、タイマ値T1の判定(前進判定)の場合とタイマ値T2の判定(後退判定)の場合とで異なる所定値を用いてもよい。
停車判定部246は、車体速度算出手段21からの出力(車輪速度および車体速度)に基づいて、車両CRが停止したか否かを判定する機能を有している。なお、車両が停止したか否かの判定方法は、公知の方法を採用することができるので、本明細書では詳細な説明を省略する。
リセット部247は、停車判定部246により車両CRが停止している(停車中である)と判定された場合において、記憶手段28内に立てられた判定フラグをリセットする(F2=0とする)機能を有している。なお、停車中でないと判定された時点において、記憶手段28内の判定フラグがF2=1(前進判定中)またはF2=2(後退判定中)であるとき(F2≠0であるとき)、進行方向判定手段24は、判定結果(F2=1またはF2=2)を車両CRが停止するまで維持するようにしてもよい。
ちなみに、本明細書において詳細な説明は省略するが、進行方向判定手段24における判定結果(前進中または後退中であるという情報)は、例えば、横滑り抑制制御の許可または禁止の判定などの公知の制御に利用される。
次に、制御部20による進行方向判定処理について図4〜6を参照しながら説明する。なお、図5は、後退時においてステアリングSTが右に操舵された場合を示している。
図4に示すように、変動量算出手段23は、まず、転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθth以上であるか否か、図5を参照すれば、転舵速度Δθが第2の所定値Δθth以上または負の第2の所定値Δθth(−Δθth)以下であるか否かを判定する(S11)。
そして、転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθth以上の場合(S11,Yes)、図5を参照すれば、時刻t1〜t8の範囲のとき(転舵速度Δθが−Δθth以下のとき)、変動量算出手段23は、転舵速度Δθが−Δθthのとき(転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθthのとき)の横加速度の値ayΔθに基準値aycを設定し(S12)、横G変動量Δayを算出する(S14)。
一方、転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθth未満の場合(S11,No)、図5を参照すれば、時刻t1以前や時刻t8以降のとき(転舵速度Δθが、−Δθth<Δθ<Δθthのとき)、変動量算出手段23は、当該時点での横加速度の値aynに基準値aycを設定し(S13)、横G変動量Δayを算出する(S14)。
横G変動量Δayが算出されたら、進行方向判定手段24は、横G変動量Δayの絶対値が第1の所定値Δayth以上であるか否か、図5を参照すれば、横G変動量Δayが第1の所定値Δayth以上または負の第1の所定値Δayth(−Δayth)以下であるか否かを判定する(S15)。
横G変動量Δayの絶対値が第1の所定値Δayth以上であるとき(S15,Yes)、図5を参照すれば、時刻t2〜t5の範囲のとき(横G変動量ΔayがΔayth以上のとき)、進行方向判定手段24は、転舵速度Δθの値と横G変動量Δayの値が異符号(Δθ・Δay<0)であるか否かを判定する(S16)。
そして、転舵速度Δθの値と横G変動量Δayの値が異符号(Δθ・Δay<0)であるとき(S16,Yes)、進行方向判定手段24は、前進判定禁止フラグを立て(F1=1)(S17)、進行方向判定の処理(ステップS20)に進む。
一方、ステップS15において、横G変動量Δayの絶対値が第1の所定値Δayth未満であるとき(S15,No)(例えば、時刻t5〜t7の範囲のとき(横G変動量Δayが、−Δayth<Δay<Δaythのとき))や、ステップS16において、転舵速度Δθの値と横G変動量Δayの値が異符号(Δθ・Δay<0)でないとき(S16,No)(時刻t7〜t8の範囲のとき)、進行方向判定手段24は、前進判定禁止フラグを立てずに(F1=0)(S18)、進行方向判定の処理(ステップS20)に進む。
図6に示すように、ステップS20において、進行方向判定手段24は、まず、車両CRが停車中であるか否か判定する(S21)。そして、車両CRが停車中でない場合(車両CRが走行中である場合)(S21,No)、進行方向判定手段24は、ヨーレートωの絶対値が第3の所定値α以上であり、かつ、横加速度ayの絶対値が第4の所定値β以上であるか否か、図5を参照すれば、ヨーレートωが第3の所定値α以上または負の第3の所定値α(−α)以下であり、かつ、横加速度ayが第4の所定値β以上または負の第4の所定値β(−β)以下であるか否かを判定する(S22)。
そして、ヨーレートωの絶対値が第3の所定値α以上であり、かつ、横加速度ayの絶対値が第4の所定値β以上である場合(S22,Yes)、図5を参照すれば、時刻t3〜t4の範囲のとき(ヨーレートωがα以上かつ横加速度ayがβ以上のとき)や時刻t9以降のとき(ヨーレートωがα以上かつ横加速度ayが−β以下のとき)、進行方向判定手段24は、ヨーレートωの値と横加速度ayの値が異符号(ω・ay<0)であるか否かを判定する(S23)。
ヨーレートωの値と横加速度ayの値が異符号である場合(S23,Yes)、進行方向判定手段24は、後退判定タイマ245Bのタイマ値T2をカウントする(1を加算する)(T2←T2+1)とともに、前進判定タイマ245Aのタイマ値T1をリセットする(0とする)(T1←0)(S24)。そして、進行方向判定手段24は、後退判定タイマ245Bのタイマ値T2が第5の所定値Tth以上であるか否かを判定する(S25)。
後退判定タイマ245Bのタイマ値T2が第5の所定値Tth以上である場合(S25,Yes)、進行方向判定手段24は、車両CRが後退していると判定し(S26)、そのことを示す判定フラグ(F2=2)を立てて処理を終了する。一方、後退判定タイマ245Bのタイマ値T2が第5の所定値Tth以上でない場合(S25,No)、進行方向判定手段24は、処理を終了する。
一方、ヨーレートωの値と横加速度ayの値が異符号でない(同符号である)場合(S23,No)、進行方向判定手段24は、前進判定禁止フラグが立っているか否か(F1=1であるか否か)を判定する(S27)。そして、前進判定禁止フラグが立っている場合(S27,Yes)、図5を参照すれば、時刻t3〜t4の範囲のとき、進行方向判定手段24は、処理を終了する。すなわち、前進判定禁止フラグが立っている場合、進行方向判定手段24は、車両CRが前進しているという判定を行わない。
このように、本実施形態によれば、横加速度ayの正負とヨーレートωの正負だけから車両CRの進行方向を判定する構成では、実際には後退中であるにも拘わらず、前進していると誤判定してしまう可能性がある時点(図5を参照すれば、時刻t3〜t4の範囲)における前進判定を禁止することができる。
ステップS27において、前進判定禁止フラグが立っていない場合(S27,No)、進行方向判定手段24は、前進判定タイマ245Aのタイマ値T1をカウントする(T1←T1+1)とともに、後退判定タイマ245Bのタイマ値T2をリセットする(T2←0)(S28)。そして、進行方向判定手段24は、前進判定タイマ245Aのタイマ値T1が第5の所定値Tth以上であるか否かを判定する(S29)。
前進判定タイマ245Aのタイマ値T1が第5の所定値Tth以上である場合(S29,Yes)、進行方向判定手段24は、車両CRが前進していると判定し(S30)、そのことを示す判定フラグ(F2=1)を立てて処理を終了する。一方、前進判定タイマ245Aのタイマ値T1が第5の所定値Tth以上でない場合(S29,No)、進行方向判定手段24は、処理を終了する。
なお、ステップS22において、ヨーレートωの絶対値が第3の所定値α以上、かつ、横加速度ayの絶対値が第4の所定値β以上の条件を満たさない場合(S22,No)、図5を参照すれば、時刻t3よりも前のとき(少なくともヨーレートωが、−α<ω<αのとき)や時刻t4〜t9の範囲のとき(横加速度ayが、−β<ay<βのとき)、進行方向判定手段24は、前進判定タイマ245Aおよび後退判定タイマ245Bのタイマ値T1,T2をリセットして(T1←0,T2←0)(S31)、処理を終了する。
ちなみに、前進判定禁止フラグが立っていない時刻t5〜t8の範囲のとき、ヨーレートωの値と横加速度ayの値は同符号であるが、ヨーレートωの絶対値が第3の所定値α以上、かつ、横加速度ayの絶対値が第4の所定値β以上の条件を満たしていないので(横加速度ayが、−β<ay<βなので)、車両CRが前進していると誤判定されることはない。すなわち、本実施形態では、ヨーレートωの値と横加速度ayの値の符号の判定に閾値を持たせることで、誤判定をより確実に抑制することが可能となっている。
また、ステップS21において、車両CRが停車中である場合(S21,Yes)、進行方向判定手段24は、判定フラグをリセットし(F2=0とし)(S32)、処理を終了する。
本実施形態において、以上の進行方向判定処理は、所定サイクルで常時実行される。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
車両CRが後退するときの旋回初期に発生する逆向きの横加速度ayが作用するとき(横加速度ayの符号が逆になるとき)を検出し、このときに車両CRの前進判定を禁止したので、車両CRに作用する横加速度ayの向きとヨーレートωの向きを利用しながらも、車両CRが後退するときの旋回初期に前進していると誤判定することを抑制できる。これにより、車両CRに作用する横加速度ayの向きとヨーレートωの向きを利用して車両CRの前進または後退を精度良く判定することができる。
変動量算出手段23は、転舵速度Δθの絶対値が、第2の所定値Δθth以上のときは基準値aycをayΔθに設定し、第2の所定値Δθth未満のときは横G変動量を0とするので、車両CRの旋回初期に作用する逆向きの横加速度ayが大きくなる時点、すなわち、急操舵がなされた時点から、適切に前進判定を禁止することができる。これにより、例えば、旋回途中から急操舵された場合などにおいても、確実に逆向きの横加速度ayが作用するときの誤判定を抑制することができ、車両CRの前進または後退をさらに精度良く判定することができる。
横加速度センサ93が、車両CRの乗員室VIよりも前に配置されているので、車両CRの重心位置などに配置された場合と比べて、車両CRが後退するときの旋回初期に作用する逆向きの横加速度ayが大きくなり、逆向きの横加速度ayが作用するときを確実に検出することができる。その結果、車両CRの前進または後退をさらに精度良く判定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、前進判定の場合と後退判定の場合とを区別せずに、同じ所定値α,βを用いたが、本発明はこれに限定されず、前進判定の場合と後退判定の場合とで異なる所定値を用いてもよい。
前記実施形態では、各所定値Δayth,Δθth,α,β,Tthは、予め設定された定数としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、車両の状態に応じて、計算式から算出される値であってもよいし、テーブルから設定される値であってもよい。
前記実施形態では、変動量算出手段23は、転舵速度Δθの絶対値が第2の所定値Δθth未満のときは、基準値aycをaynに設定して横G変動量Δayを計算し、結果として横G変動量Δayを0としていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、転舵速度の絶対値が第2の所定値未満のときは、基準値の設定や、計算などを行うことなく、横加速度変動量を0としてもよい。
前記実施形態では、車両用制御装置100は横加速度センサ93(横加速度検出手段)と制御部20が一体的に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、車両用制御装置は横加速度検出手段と制御部(制御基板)が配線で接続され、車両内の異なる位置にそれぞれ設けられていてもよい。具体的には、例えば、エンジンルームが乗員室の後側や下側に設けられた車両において、制御部をエンジンルーム内に設け、横加速度検出手段を乗員室の前側に設けてもよい。
前記実施形態では、横加速度センサ93(横加速度検出手段)が車両CRの乗員室VIよりも前に配置されていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、車両の重心位置に配置されていてもよい。さらに述べると、横加速度検出手段は、通常、車両の最後輪の車軸よりも前側であれば、その配置位置は特に限定されない。
前記実施形態では、ステアリングSTを左に向けて操舵するときの転舵速度Δθの値の符号と、車両CRが安定して左旋回しているときに作用する横加速度ayの値の符号を正(第1の符号)と規定し、ステアリングSTを右に向けて操舵するときの転舵速度Δθの値の符号と、車両CRが安定して右旋回しているときに作用する横加速度ayの値の符号を負(第2の符号)と規定したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1の符号を負とし、第2の符号を正としてもよい。
10 液圧ユニット
20 制御部
22 転舵速度算出手段
23 変動量算出手段
24 進行方向判定手段
92 操舵角センサ
93 横加速度センサ
94 ヨーレートセンサ
100 車両用制御装置
CR 車両
ST ステアリング
VI 乗員室

Claims (3)

  1. 車両に作用する横加速度の向きとヨーレートの向きとに基づいて車両の前進または後退を判定する進行方向判定手段と、
    横加速度の値と基準値との偏差である横加速度変動量を算出する変動量算出手段と、
    転舵速度を算出する転舵速度算出手段と、を備え、
    ステアリングを左に向けて操舵するときの転舵速度の値の符号と、車両が安定して左旋回しているときに作用する横加速度の値の符号を第1の符号と規定し、ステアリングを右に向けて操舵するときの転舵速度の値の符号と、車両が安定して右旋回しているときに作用する横加速度の値の符号を第2の符号と規定したとき、
    前記進行方向判定手段は、横加速度変動量の絶対値が第1の所定値以上であり、かつ、横加速度変動量の値および転舵速度の値のうち、一方が前記第1の符号であり、他方が前記第2の符号であるとき、車両が前進しているという判定を行わないことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記変動量算出手段は、転舵速度の絶対値が第2の所定値以上のときは、前記基準値を転舵速度の絶対値が第2の所定値のときの横加速度の値に設定し、転舵速度の絶対値が第2の所定値未満のときは、横加速度変動量を0とすることを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 車両の横加速度の値を検出する横加速度検出手段を備え、
    前記横加速度検出手段は、車両の乗員室よりも前に配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用制御装置。
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