JP2003089350A - 車輌用車輪回転センサの異常判定装置 - Google Patents

車輌用車輪回転センサの異常判定装置

Info

Publication number
JP2003089350A
JP2003089350A JP2001283688A JP2001283688A JP2003089350A JP 2003089350 A JP2003089350 A JP 2003089350A JP 2001283688 A JP2001283688 A JP 2001283688A JP 2001283688 A JP2001283688 A JP 2001283688A JP 2003089350 A JP2003089350 A JP 2003089350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
wheel
wheel rotation
detected
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001283688A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hara
雅宏 原
Toshihisa Nihei
寿久 二瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001283688A priority Critical patent/JP2003089350A/ja
Publication of JP2003089350A publication Critical patent/JP2003089350A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪回転センサが正常であるにも拘わらず、
車輌の不自然な挙動に起因して車輪回転センサが異常で
あると誤判定されることを防止する。 【解決手段】 車輌がスピン状態にあるか否かの判別が
行われ(S20)、車輌が登坂状態にあるか否かの判別
が行われ(S30)、車輌がスピン状態又は登坂状態に
ないときには、車輌が定常的な走行状態にあるか否かの
判別が行われ(S50)、車輌が定常的な走行状態にあ
るときには車輪速度センサの出力に矛盾があるか否かの
判別により車輪速度センサが異常であるか否かの判別が
行われ(S60)、正常判定のときには車輪速度に基づ
く車輌制御が許可され(S80)、異常判定のときには
車輪速度に基づく車輌制御が禁止される(S90)。し
かし車輌がスピン状態又は登坂状態にあるときには車輪
速度センサの異常判定が行われず、直前の判定結果が維
持される(S20、30)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車輌の
車輪回転センサに係り、更に詳細には車輪回転センサの
異常判定装置に係る。
【0002】
【従来の技術】車輪の如き回転体の回転方向を検出可能
な回転センサの一つとして、例えば特開2000−18
7039号公報に記載されている如く、三つのホール素
子を使用して回転体の回転方向を検出するよう構成され
た回転センサが従来より知られている。
【0003】自動車等の車輌に於いて上述の如き回転方
向を検出可能な回転センサを車輪回転センサとして使用
し、車輪回転センサにより各車輪の回転方向を検出する
に当たり、車輪回転センサにより車輪の回転方向が適正
に検出されているか否かを判定すべく、シフトポジショ
ンや車輌の前後加速度等に基づき推定される車輌の進行
方向と車輪回転センサにより検出される車輪の回転方向
とが対応していない場合や、車速が高い状況に於いて何
れかの車輪回転センサにより検出される車輪回転方向が
過渡的に変化した場合に、当該車輪回転センサが異常で
あるとする異常判定を行うことが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし車輌がスピン状
態になって車輌が正常な前進状態より逸脱したり、車輌
の登坂走行時に車輪のスリップにより車輌がずり下がっ
たりした場合には、車輪回転センサは実際の車輪回転方
向を正確に検出しているにも拘わらず、シフトポジショ
ン等に基づき推定される車輌の進行方向と車輪回転セン
サにより検出される車輪回転方向とが対応しなくなるた
め、車輪回転センサが異常であると誤判定されてしまう
場合がある。
【0005】本発明は、車輌の進行方向と車輪回転セン
サにより検出される車輪回転方向とが対応していないよ
うな場合に車輪回転センサが異常であると判定する場合
に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、
本発明の主要な課題は、推定される車輌の進行方向と車
輪回転センサにより検出される車輪回転方向とが車輌の
挙動等に起因して対応しなくなる場合には車輪回転セン
サの異常判定が行われ難くすることにより、車輪回転セ
ンサが正常であり実際の車輪回転方向を正確に検出して
いるにも拘わらず、車輌の不自然な挙動に起因して車輪
回転センサが異常であると誤判定されることを防止する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、車輌用車輪回転センサの異常判定装置に
於いて、前記車輪回転センサの検出車輪回転方向が異常
であるか否かを判定する異常判定手段と、車輌のスピン
状態を検出する手段と、車輌のスピン状態が検出された
ときには前記異常判定手段による異常判定を抑制する手
段とを有することを特徴とする車輌用車輪回転センサの
異常判定装置(請求項1の構成)、又は車輌用車輪回転
センサの異常判定装置に於いて、前記車輪回転センサの
検出車輪回転方向が異常であるか否かを判定する異常判
定手段と、車輌の登坂状態を検出する手段と、車輌の登
坂状態が検出されたときには前記異常判定手段による異
常判定を抑制する手段とを有することを特徴とする車輌
用車輪回転センサの異常判定装置(請求項2の構成)に
よって達成される。
【0007】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1又は2の構成に於い
て、前記異常判定手段は車輌の進行方向を推定する手段
を有し、推定された車輌の進行方向と前記車輪回転セン
サの検出車輪回転方向とが整合しない場合に前記車輪回
転センサの検出車輪回転方向が異常であると判定するよ
う構成される(請求項3の構成)。
【0008】
【発明の作用及び効果】上記請求項1の構成によれば、
車輌のスピン状態が検出され、車輌のスピン状態が検出
されたときには異常判定手段による異常判定が抑制され
るので、車輌がスピン状態になり、推定される車輌の進
行方向と車輪回転センサによる検出車輪回転方向とが整
合しなくなる状況に於いて、車輪回転センサは正常であ
り実際の車輌の進行方向に対応する車輪回転方向を正確
に検出しているにも拘らず、異常判定手段により車輪回
転センサが異常であると判定される虞れを確実に低減す
ることができる。
【0009】また上記請求項2の構成によれば、車輌の
登坂状態が検出され、車輌の登坂状態が検出されたとき
には異常判定手段による異常判定が抑制されるので、車
輌が登坂時にずり下がり、推定される車輌の進行方向と
車輪回転センサによる検出車輪回転方向とが整合しなく
なる状況に於いて、車輪回転センサは正常であり実際の
車輌の進行方向に対応する車輪回転方向を正確に検出し
ているにも拘らず、異常判定手段により車輪回転センサ
が異常であると判定される虞れを確実に低減することが
できる。
【0010】また上記請求項3の構成によれば、推定さ
れた車輌の進行方向と車輪回転センサの検出車輪回転方
向とが整合しない場合に車輪回転センサの検出車輪回転
方向が異常であると判定されるので、車輌の定常走行時
に車輪回転センサの検出車輪回転方向に異常が生じる
と、その異常を確実に判定することができる。
【0011】
【課題解決手段の好ましい態様】本発明の一つの好まし
い態様によれば、上記請求項1又は2の構成に於いて、
異常判定手段による異常判定を抑制する手段は異常判定
手段により車輪回転センサの検出車輪回転方向が異常で
あるか否かが判定されることを禁止するよう構成される
(好ましい態様1)。
【0012】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様1の構成に於いて、異常判定手段
は車輪回転センサの検出車輪回転方向が異常であるか否
かを所定の時間毎に繰り返し判定し、異常判定手段によ
る異常判定を抑制する手段は異常判定手段による判定を
禁止するときには、異常判定手段による直前の判定を維
持するよう構成される(好ましい態様2)。
【0013】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1又は2の構成に於いて、異常判定手段
は車輌が過渡的な走行状態にはないときに車輪回転セン
サの検出車輪回転方向が異常であるか否かを判定するよ
う構成される(好ましい態様3)。
【0014】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1又は2の構成に於いて、異常判定手段
は車輌が所定値以上の車速にて走行している状況に於い
て車輪回転センサの検出車輪回転方向が変化した場合に
車輪回転センサの検出車輪回転方向が異常であると判定
するよう構成される(好ましい態様4)。
【0015】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1又は2の構成に於いて、異常判定手段
は車輪回転センサの検出車輪回転方向が他の複数の車輪
回転センサによる検出車輪回転方向と異なる場合に車輪
回転センサの検出車輪回転方向が異常であると判定する
よう構成される(好ましい態様5)。
【0016】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項3の構成に於いて、車輌の進行方向を推
定する手段は運転者による加減速操作及び車輌の前後加
速度を検出し、運転者による加減速操作及び車輌の前後
加速度に基づき車輌の進行方向を推定するよう構成され
る(好ましい態様6)。
【0017】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項3の構成に於いて、車輌の進行方向を推
定する手段は操舵角又は車輌の横加速度及び車輌のヨー
レートを検出し、操舵角又は車輌の横加速度及び車輌の
ヨーレートに基づき車輌の進行方向を推定するよう構成
される(好ましい態様7)。
【0018】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、車輌の進行方
向を推定する手段は車輌の走行中に於けるトランスミッ
ションの変速段が前進段であるか後進段であるかに基づ
き車輌の進行方向を推定するよう構成される(好ましい
態様8)。
【0019】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、車輪回転セン
サは車輪の回転方向を検出可能な車輪速度センサである
よう構成される(好ましい態様9)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0021】図1は車輪速度センサの異常判定装置とし
て構成された本発明による車輌用車輪回転センサの異常
判定装置の一つの好ましい実施形態が組み込まれた車輌
の制動制御装置を示す概略構成図である。
【0022】図1に於て、10FL及び10FRはそれぞれ
車輌12の左右の前輪を示し、10RL及び10RRはそれ
ぞれ車輌の駆動輪である左右の後輪を示している。従動
輪であり操舵輪でもある左右の前輪10FL及び10FRは
運転者によるステアリングホイール14の転舵に応答し
て駆動されるラック・アンド・ピニオン式のパワーステ
アリング装置16によりタイロッド18L及び18Rを介
して操舵される。
【0023】各車輪の制動力は制動装置20の油圧回路
22によりホイールシリンダ24FR、24FL、24RR、
24RLの制動圧が制御されることによって制御されるよ
うになっている。図には示されていないが、油圧回路2
2はオイルリザーバ、オイルポンプ、ホイールシリンダ
内の圧力を増減するための増減圧制御弁の如き種々の弁
装置等を含み、各ホイールシリンダの制動圧は通常時に
は運転者によるブレーキペダル26の踏み込み操作に応
じて駆動されるマスタシリンダ28により制御され、ま
た必要に応じて電気式制御装置30により増減圧制御弁
が制御されることによって制御される。
【0024】車輪10FR〜10RLにはそれぞれ対応する
車輪の車輪速度Vwi(i=fr、fl、rr、rl)を検出する
車輪速度センサ32FR〜32RLが設けられており、車輪
速度センサ32FR〜32RLは車輌の前進方向を正として
対応する車輪の車輪速度Vwi(回転速度及び回転方向)
を検出し、車輪速度Vwiを示す信号を電気式制御装置3
0へ出力する。
【0025】また電気式制御装置30には前後加速度セ
ンサ34及び横加速度センサ36よりそれぞれ車輌の前
後加速度Gx及び横加速度Gyを示す信号、ヨーレートセ
ンサ38より車輌のヨーレートγを示す信号、操舵角セ
ンサ40より操舵角θを示す信号、圧力センサ42より
マスタシリンダ圧力Pmを示す信号、スロットル開度セ
ンサ44よりスロットル開度φを示す信号が入力され
る。
【0026】尚前後加速度センサ34は車輌の前進加速
方向を正として車輌の前後加速度Gxを検出し、横加速
度センサ36、ヨーレートセンサ38、操舵角センサ4
0は車輌の左旋回方向を正としてそれぞれ車輌の横加速
度Gy、ヨーレートγ、操舵角θを検出する。
【0027】更に電気式制御装置30にはアンチスキッ
ド制御装置46よりアンチスキッド制御(ABS制御)
が行われているか否かを示す信号が入力され、またトラ
クション制御装置48よりトラクション制御(TRC制
御)が行われているか否かを示す信号が入力される。
【0028】尚図には詳細に示されていないが、電気式
制御装置30、アンチスキッド制御装置46、トラクシ
ョン制御装置48は例えばCPUとROMとRAMと入
出力ポート装置とを有し、これらが双方向性のコモンバ
スにより互いに接続された一般的な構成のマイクロコン
ピュータを含んでいる。
【0029】またアンチスキッド制御装置46は各車輪
の車輪速度Vwiに基づき当技術分野に於いて公知の要領
にて車体速度Vb及び各車輪の制動スリップ量SBi(i
=fl、fr、rl、rr)を演算し、何れかの車輪の制動スリ
ップ量SBiがアンチスキッド制御(ABS制御)開始
の基準値よりも大きくなり、アンチスキッド制御の開始
条件が成立すると、アンチスキッド制御の終了条件が成
立するまで、当該車輪について制動スリップ量が所定の
範囲内になるようホイールシリンダ内の圧力を増減する
アンチスキッド制御を行う。
【0030】同様に、トラクション制御装置48は、各
車輪の車輪速度Vwiに基づき当技術分野に於いて公知の
要領にて車体速度Vb及び各車輪の加速スリップ量SAi
(i=fl、fr、rl、rr)を演算し、何れかの車輪の加速
スリップ量SAiが制御(TRC制御)開始の基準値よ
りも大きくなり、トラクション制御の開始条件が成立す
ると、トラクション制御の終了条件が成立するまで、当
該車輪について加速スリップ量が所定の範囲内になるよ
うホイールシリンダ内の圧力を増減するトラクション制
御を行う。
【0031】尚アンチスキッド制御及びトラクション制
御自体は本発明の要旨をなすものではなく、また当技術
分野に於いてよく知られているので、これらについての
詳細な説明を省略する。
【0032】電気式制御装置30は、後述の如く図2及
び図3に示されたフローチャートに従い、各車輪の車輪
速度センサが異常であるか否かを判定し、全ての車輪速
度センサが正常であるときには検出された車輪速度に基
づくアンチスキッド制御、トラクション制御、車輌の登
坂時のずり下がり防止制御の如き車輌制御を許可し、何
れかの車輪速度センサが異常であるときには検出された
車輪速度に基づく車輌制御を禁止し、これにより検出さ
れた車輪速度に基づく車輌制御が不適切に行われること
を防止する。
【0033】次に図2及び図3に示されたフローチャー
トを参照して図示の実施形態に於ける車輪速度センサの
異常判定制御について説明する。尚図2に示されたフロ
ーチャートによる制御は図には示されていないイグニッ
ションスイッチがオンに切り換えられることにより開始
され、所定の時間毎に例えば左前輪、右前輪、左後輪、
右後輪の順に繰返し実行される。
【0034】まずステップ10に於いては車輪速度セン
サ32FR〜32RLにより検出された車輪速度Vwiを示す
信号等の読み込みが行われ、ステップ20に於いては車
輌がスピン状態にあるか否かの判別が行われ、肯定判別
が行われたときにはそのまま図2に示された制御ルーチ
ンを終了し、否定判別が行われたときにはステップ30
へ進む。
【0035】この場合車輌がスピン状態にあるか否かの
判別は、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて行わ
れてよく、例えば車輌の目標ヨーレートγt及び車輌の
横すべり角βが演算され、γc及びβcをそれぞれ正の定
数として下記の(1)〜(3)の全ての条件が成立して
いるか否かの判別により行われてよい。 (1)|γ−γt|≧γc (2)|β|≧βc (3)ABS制御中の減圧モードによる制御
【0036】尚車輌のスリップ角βは、横加速度Gyと
車体速度Vb及びヨーレートγの積Vb・γとの偏差Gy
−Vb・γとして横加速度の偏差、即ち車輌の横すべり
加速度Vydが演算され、横すべり加速度Vydが積分され
ることにより車体の横すべり速度Vyが演算され、更に
車体の前後速度Vx(=車体速度Vb)に対する車体の横
すべり速度Vyの比Vy/Vxとして演算されてよい。
【0037】また車輌の目標ヨーレートγtは、Khをス
タビリティファクタとし、Hをホイールベースとし、R
gをステアリングギヤ比として、車体速度Vb及び操舵角
θに基づき下記の式1に従って演算されてよい。 γt=Vb・θ/(1+Kh・Vb2)・H/Rg ……(1)
【0038】ステップ30に於いては車輌が登坂状態に
あるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときに
はそのまま図2に示された制御ルーチンを終了し、否定
判別が行われたときにはステップ40へ進む。
【0039】尚この場合車輌が登坂状態にあるか否かの
判別も、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて行わ
れてよく、例えば車体速度Vbの微分値として演算され
る車輌の推定車体減速度をGvxとしGxcを正の一定の基
準値として、過去の所定の時間内に下記の(4)又は
(5)が行われ且つ下記の(6)が成立するか否かの判
別により行われてよい。 (4)加速スリップの発生又はTRC制御の実行 (5)ABS制御中の減圧モードによる制御 (6)Gx−Gvx≧Gxc
【0040】ステップ40に於いては前後加速度センサ
34により検出された車輌の前後加速度Gxを示す信号
等の読み込みが行われ、ステップ50に於いては車輌が
定常的な走行状態にあるか否かの判別が行われ、否定判
別が行われたときには、即ち車輌が過渡的な走行状態に
あるときにはステップ10へ戻り、肯定判別が行われた
ときにはステップ30へ進む。
【0041】尚車輌が定常的な走行状態にあるか否かの
判別は、車輌が実質的に定速走行状態又は定常的な加減
速走行状態にあるか否かの判別により行われてよい。車
輌が実質的に定速走行状態にあるか否かの判別は例えば
車体速度Vbが車体速度の基準値以上であり且つ車体速
度Vbの変化率Vbdの絶対値又は車輌の前後速度Gxの絶
対値が定速判定の基準値以下であるか否かの判別により
行われてよい。
【0042】また車輌が定常的な加減速走行状態にある
か否かの判別は、例えば車輌の前後加速度Gxに基づき
車輌が減速状態にあると判定されるときには、運転者に
より実質的に一定の制動操作が行われているか又はAB
S制御が行われているか否かの判別により行われ、車輌
の前後加速度Gxに基づき車輌が加速状態にあると判定
されるときには、運転者により実質的に一定の加速操作
が行われているか又はTRC制御が行われているか否か
の判別により行われてよい。
【0043】これらの場合に於いて、運転者により実質
的に一定の制動操作が行われているか否かの判別は、マ
スタシリンダの圧力Pmが基準値以上であり且つその変
化率Pmdの絶対値が一定判定の基準値以下であるか否か
の判別により行われてよく、また運転者により実質的に
一定の加速操作が行われているか否かの判別は、例えば
スロットル開度φが基準値以上であり且つその変化率φ
dの絶対値が一定判定の基準値以下であるか否かの判別
により行われてよい。
【0044】ステップ60に於いては図3に示されたル
ーチンに従って車輪速度センサの出力に矛盾があるか否
かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステッ
プ80に於いて車輪速度センサが正常である旨の判定が
行われると共に、車輪速度センサにより検出された車輪
速度に基づくアンチスキッド制御等の車輌制御が許可さ
れ、肯定判別が行われたときにはステップ90に於いて
車輪速度センサが異常である旨の判定が行われると共
に、車輪速度センサにより検出された車輪速度に基づく
車輌制御が禁止される。
【0045】上記ステップ60に於いて行われる車輪速
度センサの出力の矛盾判定は図3に示されたルーチンに
従って実行され、このルーチンのステップ62に於いて
は車輌の進行方向が判定される。
【0046】この場合車輌の進行方向は、例えば(a−
1)運転者による加速操作が行われており且つ車輌の前
後加速度が正である場合、又は(a−2)運転者による
減速操作が行われており且つ車輌の前後加速度が負であ
る場合に車輌の進行方向が前進であると判定され、(a
−3)運転者による加速操作が行われており且つ車輌の
前後加速度が負である場合、又は(a−4)運転者によ
る減速操作が行われており且つ車輌の前後加速度が正で
ある場合に車輌の進行方向が後退であると判定されてよ
い。
【0047】或いは車輌の進行方向は、例えば(b−
1)操舵角θ又は車輌の横加速度Gyが正であり且つ車
輌のヨーレートγが正である場合、又は(b−2)操舵
角θ又は車輌の横加速度Gyが負であり且つ車輌のヨー
レートγが負である場合に車輌の進行方向が前進である
と判定され、(b−3)操舵角θ又は車輌の横加速度G
yが正であり且つ車輌のヨーレートγが負である場合、
又は(b−4)操舵角θ又は車輌の横加速度Gyが負で
あり且つ車輌のヨーレートγが正である場合に車輌の進
行方向が後退であると判定されてよい。
【0048】或いは車輌の進行方向は、例えば(c−
1)車体速度Vbが走行判定の基準値以上であり且つ図
には示されていないシフトポジションセンサにより検出
されるトランスミッションのシフトポジションが前進段
である場合に車輌の進行方向が前進であると判定され、
(c−2)車体速度Vbが走行判定の基準値以上であり
且つトランスミッションのシフトポジションが後進段で
ある場合に車輌の進行方向が後退であると判定されてよ
い。
【0049】ステップ64に於いては車輪速度センサに
より検出された車輪の回転方向と車輌の進行方向とが整
合しているか否かの判別が行われ、否定判別が行われた
ときにはステップ90へ進み、肯定判別が行われたとき
にはステップ66へ進む。この場合車輌の進行方向が前
進である場合に於いて検出された車輪の回転方向が正で
ある場合、又は車輌の進行方向が後退である場合に於い
て検出された車輪の回転方向が負である場合に、車輪の
回転方向と車輌の進行方向とが整合していると判定され
る。
【0050】ステップ66に於いては例えば車体速度V
bが基準値Vbc以上であるか否かの判別により、車輌が
中高速走行状態にあるか否かの判別が行われ、否定判別
が行われたときにはステップ70へ進み、肯定判別が行
われたときにはステップ68へ進む。
【0051】ステップ68に於いては車輪速度センサに
より検出された車輪の回転方向が逆転したか否かの判別
が行われ、車輌の中高速走行時に車輪の回転方向が逆転
することはあり得ないので、肯定判別が行われたときに
はステップ90へ進み、否定判別が行われたときにはス
テップ70へ進む。
【0052】ステップ70に於いては車輪速度センサに
より検出された車輪の回転方向が他の三輪の回転方向と
異なるか否かの判別、即ち検出された車輪の回転方向が
多数決の原理により決定される車輪の適正な回転方向と
異なるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたとき
にはステップ80へ進み、肯定判別が行われたときには
ステップ90へ進む。
【0053】かくして図示の実施形態によれば、ステッ
プ20に於いて車輌がスピン状態にあるか否かの判別が
行われ、ステップ30に於いて車輌が登坂状態にあるか
否かの判別が行われ、車輌がスピン状態にもなく登坂状
態にもない場合には、即ち推定される車輌の進行方向と
検出される車輪の回転方向とが整合すべき状況である場
合には、ステップ50に於いて車輌が定常的な走行状態
にあるか否かの判別が行われ、車輌が定常的な走行状態
にある旨の判別が行われると、ステップ60に於いて車
輪速度センサの出力に矛盾があるか否かの判別が行われ
る。
【0054】そしてステップ60に於いて車輪速度セン
サの出力に矛盾がない旨の判別が行われたときにはステ
ップ80に於いて車輪速度センサが正常である旨の判定
が行われると共に、車輪速度センサにより検出された車
輪速度に基づく車輌制御が許可され、車輪速度センサの
出力に矛盾がある旨の判別が行われたときには、ステッ
プ90に於いて車輪速度センサが異常である旨の判定が
行われると共に、車輪速度センサにより検出された車輪
速度に基づく車輌制御が禁止され、これにより不適切な
車輪速度の検出値に基づく制御が実行されることが防止
される。
【0055】これに対し、車輌がスピン状態になり、車
輪の回転が不自然な状況になると、ステップ20に於い
て肯定判別が行われ、また車輌がスピン状態にはないが
登坂状態にあり、車輌がずり下がる虞れがあるときに
は、ステップ30に於いて肯定判別が行われ、これによ
り何れの状況に於いてもステップ60の判別が実行され
ないので、車輪速度センサは車輪の実際の回転方向を正
確に検出しているにも拘わらず、推定される車輌の進行
方向と車輌の実際の進行方向とが一致しないこと等に起
因して車輪速度センサが異常であると誤判定されること
を確実に防止することができる。
【0056】また車輌がスピン状態又は登坂状態になる
と、ステップ60に於ける車輪速度センサが異常である
か否かの判定は行われず、直前の判定が維持されるの
で、直前の判定が異常判定でない限り、車輌がスピン状
態又は登坂状態になった状況に於いても車輪速度に基づ
く所要の車輌制御は禁止されず、従って車輌がスピン状
態又は登坂状態になった状況に於いて車輪速度に基づく
所要の車輌制御が行われなくなることを確実に防止する
ことができる。
【0057】特に図示の実施形態によれば、ステップ5
0に於いて車輌が定常的な走行状態にあるか否かの判別
が行われ、肯定判別が行われたときにのみステップ50
以降が実行されるので、車輌が定常的な走行状態にある
か否かの判別が行われることなくステップ50〜90が
実行される場合に比して、車輪速度センサが異常である
か否かを正確に判定することができる。
【0058】また図示の実施形態によれば、ステップ2
0に於いて車輌がスピン状態にある旨の判別が行われた
場合、又はステップ30に於いて車輌が登坂状態にある
旨の判別が行われた場合に、ステップ60に於ける車輪
速度センサの出力に矛盾があるか否かの判別が行われな
いので、推定される車輌の進行方向が前進である場合に
於ける車輌の後退を検出する必要がなく、これにより車
輌のスピンによる車輌の後退又は登坂時のずり下がりに
よる車輌の後退に起因して車輪速度センサが異常である
と判定されることを容易に且つ確実に防止することがで
きる。
【0059】以上に於いては本発明を特定の実施形態に
ついて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の
実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
【0060】例えば上述の実施形態に於いては、ステッ
プ20に於いて車輌がスピン状態にあるか否かが判定さ
れ、ステップ30に於いて車輌が登坂状態にあるか否か
が判定されるようになっているが、スピン状態の判定及
び登坂状態の判定の一方が省略されてもよい。
【0061】また上述の実施形態に於いては、ステップ
60に於ける車輪速度センサの出力に矛盾があるか否か
の判定及び車輌の進行方向の判定はそれぞれ上述の特定
の要領にて実行されるようになっているが、これらの判
定もステップ20に於ける車輌のスピン状態の判定やス
テップ30に於ける車輌の登坂状態の判定の場合と同
様、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて実行され
てよい。
【0062】また上述の実施形態に於いては、ステップ
50に於いて車輌が定常的な走行状態にあるか否かが判
定され、車輌が定常的な走行状態にある場合にステップ
60以降が実行されるようになっているが、ステップ5
0に於いては車輌が所定の車速以上にて走行しているか
否かの判別が行われ、肯定判別が行われた場合にステッ
プ60以降が実行されるよう修正されてもよい。
【0063】また上述の実施形態に於いては、ステップ
10〜90の全体が各車輪毎に繰り返し実行されるよう
になっているが、ステップ10〜50は全ての車輪に共
通して実行され、ステップ60〜90のみが各車輪毎に
繰り返し実行されるよう修正されてもよい。
【0064】更に上述の実施形態に於いては、車輪速度
センサにより検出される車輪速度に基づく車輌制御はア
ンチスキッド制御、トラクション制御、車輌の登坂時の
ずり下がり防止制御であるが、車輪速度に基づく車輌制
御は車輪の回転方向を考慮することにより車輪速度の大
きさのみによる場合よりも適正な制御の実行が可能な任
意の車輌制御であってよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輪速度センサの異常判定装置として構成され
た本発明による車輌用車輪回転センサの異常判定装置の
一つの好ましい実施形態が組み込まれた車輌の制動制御
装置を示す概略構成図である。
【図2】図示の実施形態に於ける車輪速度センサの異常
判定ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】図2のステップ60に於ける車輪速度センサの
出力の矛盾判定ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10FR〜10RL…車輪 20…制動装置 28…マスタシリンダ 30…電気式制御装置 32FR〜32RL…車輪速度センサ 34…前後加速度センサ 36…横加速度センサ 46…アンチスキッド制御装置 48…トラクション制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB01 BB28 BB29 CC02 EE01 HH08 HH16 HH22 HH25 HH26 HH36 KK12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌用車輪回転センサの異常判定装置に於
    いて、前記車輪回転センサの検出車輪回転方向が異常で
    あるか否かを判定する異常判定手段と、車輌のスピン状
    態を検出する手段と、車輌のスピン状態が検出されたと
    きには前記異常判定手段による異常判定を抑制する手段
    とを有することを特徴とする車輌用車輪回転センサの異
    常判定装置。
  2. 【請求項2】車輌用車輪回転センサの異常判定装置に於
    いて、前記車輪回転センサの検出車輪回転方向が異常で
    あるか否かを判定する異常判定手段と、車輌の登坂状態
    を検出する手段と、車輌の登坂状態が検出されたときに
    は前記異常判定手段による異常判定を抑制する手段とを
    有することを特徴とする車輌用車輪回転センサの異常判
    定装置。
  3. 【請求項3】前記異常判定手段は車輌の進行方向を推定
    する手段を有し、推定された車輌の進行方向と前記車輪
    回転センサの検出車輪回転方向とが整合しない場合に前
    記車輪回転センサの検出車輪回転方向が異常であると判
    定することを特徴とする請求項1又は2に記載の車輌用
    車輪回転センサの異常判定装置。
JP2001283688A 2001-09-18 2001-09-18 車輌用車輪回転センサの異常判定装置 Withdrawn JP2003089350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001283688A JP2003089350A (ja) 2001-09-18 2001-09-18 車輌用車輪回転センサの異常判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001283688A JP2003089350A (ja) 2001-09-18 2001-09-18 車輌用車輪回転センサの異常判定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003089350A true JP2003089350A (ja) 2003-03-25

Family

ID=19107140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001283688A Withdrawn JP2003089350A (ja) 2001-09-18 2001-09-18 車輌用車輪回転センサの異常判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003089350A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006220502A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Toyota Motor Corp 進行方向検出装置
JP2007253749A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Toyota Motor Corp 走行制御装置および故障診断装置
JP2011001054A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Robert Bosch Gmbh 車両における低速運転方向の特定
JP2011215047A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Honda Motor Co Ltd 後退判定装置、および後退判定方法
JP2012078149A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用制御装置
JP2012078150A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用制御装置
KR20210098856A (ko) * 2020-01-31 2021-08-11 도요타 지도샤(주) 차량

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006220502A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Toyota Motor Corp 進行方向検出装置
JP4682637B2 (ja) * 2005-02-09 2011-05-11 トヨタ自動車株式会社 進行方向検出装置
JP2007253749A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Toyota Motor Corp 走行制御装置および故障診断装置
JP2011001054A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Robert Bosch Gmbh 車両における低速運転方向の特定
US8880288B2 (en) 2009-06-16 2014-11-04 Robert Bosch Gmbh Determining low-speed driving direction in a vehicle
JP2011215047A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Honda Motor Co Ltd 後退判定装置、および後退判定方法
JP2012078150A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用制御装置
JP2012078149A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用制御装置
KR20210098856A (ko) * 2020-01-31 2021-08-11 도요타 지도샤(주) 차량
JP2021123141A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 トヨタ自動車株式会社 車両
US20220244733A1 (en) 2020-01-31 2022-08-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle
US11733701B2 (en) 2020-01-31 2023-08-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle
US11747812B2 (en) 2020-01-31 2023-09-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle
KR102594559B1 (ko) 2020-01-31 2023-10-27 도요타 지도샤(주) 차량

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4396002B2 (ja) 車輌のトラクション制御装置
JP3707276B2 (ja) 車輌の運動制御装置
JP3317205B2 (ja) 車輌の挙動制御装置
EP1415895B1 (en) Apparatus and method for detecting the absolute steering angle for vehicular motion control
US7142969B2 (en) Behavior control system for vehicle
KR100511142B1 (ko) 차량운동을나타내는운동변수제어방법및장치
US6035693A (en) System for detecting abnormality of yaw rate sensor and lateral acceleration sensor
JP4006573B2 (ja) 車輌制御装置
JP2003089350A (ja) 車輌用車輪回転センサの異常判定装置
GB2317427A (en) Generating an error signal in a motor vehicle
JP2000108875A (ja) 車輌の車体速度推定装置
JP2005168184A (ja) 電動機駆動車輌の電動機性能低下判定装置
JP2002213958A (ja) 車輌制御装置
JPH1016744A (ja) 車輌の挙動制御装置
JP2004210046A (ja) 車輌用アンチスキッド制御装置
JP2002162225A (ja) 路面勾配推定装置
JP3135490B2 (ja) 加速度センサの異常検出装置
JP2004155303A (ja) 車輌用制動力制御装置
US6918290B2 (en) Method and device for regulating at least one vehicle dynamics variable
JP4715069B2 (ja) 車輌用制御装置
JP2003226236A (ja) 移動体のヨーレート検出装置
JP2005193847A (ja) 車輌の挙動制御装置
JP3456336B2 (ja) 車両用制御装置
JP3937647B2 (ja) 車輌の車体速度推定装置
JP2002160623A (ja) 車輌のアンチスキッド制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20051226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080701

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090114