JP5335906B2 - マイクロリソグラフィ用の照明光学ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、複数の第1のファセットを有する第1のファセットミラーと、複数の第2のファセットを有する第2のファセットミラーとを含む物体視野を照明光で照明するためのマイクロリソグラフィのための照明光学ユニットに関し、第1のファセットミラーのファセットと第2のファセットミラーのファセットとをそれぞれ含むファセット対が、物体視野を照明するための複数の照明チャンネルを予め定める。更に、本発明は、この種の照明光学ユニットを含む照明系、この種の照明系を含む投影露光装置、この種の投影露光装置を用いて微細構造又はナノ構造の構成要素を製造する方法、及びこの製造法によって製造された微細構造又はナノ構造の構成要素に関する。
この種の投影露光装置は、WO2006/111319A2及びUS6,859,328から公知である。
WO2006/111319A2 US6,859,328 EP1 306 665A2 DE103 27 963A1 US2006/0221453A1 US2006/0132747A1 EP1 225 481A US6,658,084B2
H.Tamada他著「0.8μm波長帯域におけるs偏光共鳴効果を用いたA1ワイヤグリッド偏光子」、「Optics letters」、第22巻、第6号、1999年、419頁以降
本発明の目的は、下流の結像の高い構造解像度を保証する物体視野照明をもたらすような方法で導入部に示した種類の照明光学ユニットを開発することである。
本発明によると、この目的は、照明チャンネルの少なくともいくつかが、各場合に、それぞれの照明チャンネル内で誘導される照明光の個々の偏光状態を予め定めるために割り当てられた偏光要素を有する照明光学ユニットを用いて達成される。
本発明によると、照明チャンネルに依存して個々の偏光状態を予め定める可能性は、照明光の偏光の自由度によって物体視野の照明における柔軟性を拡張することが認識されている。照明チャンネルに割り当てられた偏光要素を用いると、物体視野点上に入射する照明光の偏光状態又は偏光状態の重ね合わせを例えば照明方向に依存する方式及び/又は物体視野上の位置に依存するように予め定めることができる。照明光の偏光は、次に、物体視野に存在する結像される構造の種類及び分布に合わせることができる。従って、物体視野の第1の区画内の特定の構造を第1の偏光を有する照明光で照明することができ、物体視野の別の区画内の特定の構造をこの第1の偏光とは異なる第2の偏光を有する照明光で照明することができる。このようにして、物体視野に存在し、照明光学ユニットを用いて照明される構造の結像の改善を構造依存方式で達成することができる。
投影露光装置において同様に用いることができる偏光要素は、EP1 306 665A2、DE103 27 963A1、及びUS2006/0221453A1から公知である。
偏光要素は、第1のファセットミラー上の照明光の偏光に影響を与えることができる。この場合、偏光要素は、第1のファセットミラーの上流のビーム経路内、又は直接に第1のファセットミラー上に配置される。
偏光要素は、第1のファセットに接続することができる。この場合、偏光要素は、例えば、第1のファセットと同時に調節することができる。この場合、第1のファセットに対する偏光要素の相対調節は可能ではないが、必要でもない。
偏光要素は、第2のファセットミラー上の照明光の偏光に影響を与えることができる。この場合、偏光要素は、第2のファセットミラーの上流の照明光のビーム経路内、又は直接に第2のファセットミラー上に配置される。照明光のビーム経路内で偏光要素が物体視野に対して近くに割り当てられる程、偏光要素によって設定される偏光状態が偏光要素と物体視野の間の経路上で依然として乱されることになる危険性は低くなる。
偏光要素は、第2のファセットに接続することができる。そのような接続の利点は、第1のファセットへの偏光要素の接続に関して上述したものに対応する。
偏光要素の少なくともいくつかは、ワイヤ格子として具現化することができる。ワイヤ格子は、有効な作用を有する偏光要素を構成する。ワイヤ格子の隣接する個々のワイヤ間の距離により、そのような偏光要素の効果を照明光の波長に適応させることができる。ワイヤ格子は、例えば、5nmと30nmの間の波長を有するEUV放射線の形態で存在する照明光の偏光状態を設定するように機能することができる。
偏光要素の少なくともいくつかは、これらのいくつかに割り当てられた照明チャンネルの断面にわたって偏光効果の変化を有することができる。この手段により、照明効果の対応する変化をターゲット方式でもたらすことができる。この変化は、物体視野上の位置に依存する方式及び/又は物体視野点上の照明角度に依存する方式で、照明光学ユニットのビーム経路内のそのような偏光要素の配列に依存する効果を有することができる。
偏光要素又はこれらの偏光要素の少なくともいくつかは、照明方向に対して平行な方向の回りにピボット回転可能又は回転可能に配置することができる。このようにして、例えば、偏光要素が照明光の直線偏光を生成する場合に、この直線偏光の方向を設定することができる。偏光要素をピボット回転させることにより、異なる偏光状態の間で変更を行うことができる。
偏光要素又はこれらの偏光要素の少なくともいくつかは、照明方向に対して垂直な方向の回りに傾斜可能に配置することができる。この場合、例えば偏光要素の用いられる照明光の波長に対する効果の微調整をもたらすことができる。
偏光要素は、偏光ビームスプリッタとして具現化することができる。この場合、偏光要素によって反射される照明光と、偏光要素によって透過される照明光の両方を物体視野照明において利用することができる。
偏光要素は、偏光を幾何学的に回転させるための複数のミラー要素を有することができる。それによって低損失の偏光回転が可能である。更に、ミラー要素を用いて、照明光のビーム方向の微調節をもたらすことができる。
少なくとも1つの偏光要素をファセット群に割り当てることができる。この種の偏光要素は、大きい入射可能区域を有するように具現化することができ、それによって多くの場合にこの要素の製造が簡易化される。照明光学ユニットは、ファセット群に割り当てられた偏光要素、及び更に個々のファセットに割り当てられた偏光要素を含むことができる。
第2のファセットの数は、第1のファセットの数よりも大きいとすることができ、異なる第2のファセット及び対応する予め定められる異なる照明チャンネルの照明に対して、第1のファセットを入れ替えることができる。このようにして、異なる照明設定を得ることができる。従って、これらの偏光要素を用いると、それぞれの照明設定に対して対応する偏光状態を予め定めることができる。
この場合、異なる偏光効果を有する偏光要素を第2のファセットに割り当てることができ、第1のファセットの入れ替えにより、これらの第2のファセット間で変更を行うことができる。このようにして、一例として、第1の照明設定の場合はタンジェンシャル偏光を設定することができ、別の照明設定の場合はラジアル偏光を設定することができる。
第1のファセットミラーは、視野ファセットミラーとして具現化することができ、第2のファセットミラーは、瞳ファセットミラーとして具現化することができる。そのような配列は、特に、照明光としてのEUV放射線の使用に関連して、明確な物体視野照明を予め定める上で実際に価値があることが明らかにされている。
第2のファセットミラーは、鏡面反射体として具現化することができる。そのような配列は、例えば、US2006/0132747A1から公知である。この配列は、第2のファセットミラーを用いて物体視野にわたる照明光の照明角度分布と強度分布の両方を予め定めることを可能にする。
第1のファセットミラーは、ファセットコレクターミラーとして具現化することができる。そのような配列は、鏡面反射体の使用に関連して価値があることが明らかにされている。
偏光要素は、物体視野をタンジェンシャル偏光で照明することができるように配置することができる。物体視野内の一連の構造配列に対して、そのような偏光を予め定めることは、高解像度を得る上で有利であることが見出されている。
偏光要素は、自己支持膜として具現化することができる。そのような偏光要素は、例えば、高い偏光度でEUV放射線を偏光し、同時に透過率を整えることができる。そのような偏光要素は、偏光ビームスプリッタとして用いることができる。
偏光要素は、多層構造を有することができる。多層構造は、第1に、得ることができる高い偏光度を促進し、第2に、この手段によって偏光要素の高い反射度及び/又は透過度を得ることができる。
偏光要素は、モリブデンとシリコンから構成される複数の二層、すなわち、二重層を有することができる。そのような材料の組合せ及び配列は、特に、照明光としてEUV放射線を用いる場合の良好な透過特性に関連して高い偏光度を得るのに特に適することが見出されている。
照明チャンネルの少なくともいくつかは、各場合に、それぞれの照明チャンネル内で誘導される照明光を減衰させるために割り当てられた減衰要素を有することができる。そのような減衰要素は、それぞれの照明チャンネル内の照明光の強度に影響を与えるのに用いることができる。減衰要素は、照明チャンネルにわたる強度分布ターゲットを定めて予め定めること、及び特に照明チャンネルにわたる例えば偏光要素によってもたらされた強度不均一性の補償に対して用いることができる。
各種類の偏光要素にある一定の種類の減衰要素が割り当てられる照明光の種類に特定の偏光状態を生成する複数の種類の偏光要素を設けることができる。それによって一方で偏光要素及び他方で減衰要素が、特定数の基本的な種類へと減少するので、照明光学ユニットに対する製造経費が低減される。
減衰要素は、第1のファセットミラー上の照明光の強度に影響を与えることができる。この手段により、例えば、減衰要素の物体視野にわたって変化する効果が同様に可能である。この場合、減衰要素は、第1のファセットミラーの上流のビーム経路内、又は直接に第1のファセットミラー上に配置される。
減衰要素は、第1のファセットに接続することができる。この接続は、減衰要素とそれに関連付けられた第1のファセットとの共通変位を抑制する。
減衰要素は、第2のファセットミラー上の照明光の強度に影響を与えることができる。この場合、減衰要素は、第2のファセットミラーの上流の照明光のビーム経路内、又は直接に第2のファセットミラー上に配置される。
減衰要素は、第2のファセットに接続することができる。この接続は、減衰要素と、それに関連付けられた第2のファセットとの共通調節を抑制する。
本発明によると、導入部で示した目的は、更に、少なくとも1つのミラーを含む物体視野を照明光で照明するためのマイクロリソグラフィのための照明光学ユニットを用いて達成され、直接に付加されたワイヤ格子の形態にある偏光要素が、この少なくとも1つのミラー上に存在する。
ワイヤ格子の利点は、上記に既に説明済みである。ファセット上のワイヤ格子は、異なる向きの個々のワイヤ、異なる距離分布の個々のワイヤ、又は代替的に異なる厚みの個々のワイヤを用いて具現化することができる。それによってファセットミラーのファセット上に入射する照明光の偏光状態に影響を与えることが可能な大きい変動の帯域幅がもたらされる。
照明光学ユニットのミラーのうちの少なくとも1つは、ファセットミラーとして具現化することができ、これらのファセットの少なくともいくつかは、ファセットに直接に付加されたワイヤ格子の形態にある偏光要素を有する。
ワイヤ格子ミラーは、ミラーの反射面に対して垂直な軸の回りにピボット回転可能にすることができる。それによって特に上述したものに従う偏光効果の調整が可能になる。
導入部において示した目的は、更に、複数の第1のファセットを有する第1のファセットミラーと、複数の第2のファセットを有する第2のファセットミラーとを含む物体視野を照明光で照明するためのマイクロリソグラフィのための照明光学ユニットを用いて達成され、第1のファセットミラーのファセットと、第2のファセットミラーのファセットとをそれぞれ含むファセット対は、物体視野を照明するための複数の照明チャンネルを予め定め、照明チャンネルの少なくともいくつかは、それぞれの照明チャンネル内で誘導される照明光の偏光状態を物体視野内で変化させる方式で予め定めるために割り当てられた偏光要素を有する。
その利点は、物体視野にわたって変化する偏光状態を予め定めることに関連して上述したものに対応する。照明光学ユニットのこの態様の場合には、それぞれの照明チャンネル内で誘導される照明光の個々の偏光状態を必ずしも生成する必要はない。全ての照明チャンネルが、物体視野にわたって同様に変化する方式で影響を受けることも可能である。
本発明の更に別の態様によると、導入部で示した目的は、照明光の偏光状態を予め定めるための自己支持膜として具現化された偏光要素を含む物体視野を照明光で照明するためのマイクロリソグラフィのための照明光学ユニットによって達成される。
そのような自己支持膜の利点は、既に説明済みである。
照明光ビームを生成するためのEUV放射線源と本発明による照明光学ユニットとを含む照明系の利点、及びこの種の照明系と物体視野を像視野上に投影するための投影光学ユニットとを含む投影露光装置の利点は、本発明による照明光学ユニットに関連して上記に既に解説したものに対応する。この意図は、特に、自己支持膜又はそうでなければワイヤ格子として具現化することができる上述の種類の偏光要素を含む投影光学ユニットの利点、及びEUV投影露光装置の照明光学ユニット及び/又は投影光学ユニットにおける使用のためのEUV偏光要素の利点に対しても相応に成り立つ。
本発明による偏光要素の様々な変形を投影光学ユニット内に用いることができる。特に、物体視野側又は像視野側の結像ビーム経路がゼロとは大きく異なる入射角で、すなわち、斜めに延びるような開口数を投影光学ユニットが像側に有する時に、結像光の偏光影響は、投影光学ユニットの結像品質の対応する影響をもたらす。
レチクルを準備する段階と、照明光に対して感光性を有するコーティングを有するウェーハを準備する段階と、本発明による投影露光装置を用いてレチクルの少なくとも1つの区画をウェーハ上に投影する段階と、照明光を用いてウェーハ上で露光された感光層を現像する段階とを含む微細構造構成要素を製造する方法に対して、及びこの種の方法によって製造された微細構造又はナノ構造の構成要素に対して、照明光学ユニットに関連して上述したものに従う利点が同様に成り立つ。この種の構成要素は、集積回路、すなわち、例えばマイクロチップの形態にある半導体構成要素とすることができる。
以下に本発明の例示的な実施形態を図面を参照してより詳細に説明する。
照明光学ユニット及び投影光学ユニットを有するマイクロリソグラフィのための投影露光装置の略子午断面図である。 図1に記載の照明光学ユニットの視野ファセットミラー及び同じく瞳ファセットミラーを各場合に平面図に略示し、投影露光装置の有用放射線の照明光学ユニットの照明チャンネルに割り当てられ、重ね合わされてタンジェンシャルな全体の偏光照明を形成する偏光状態を異なるハッチングによって示す図である。 ワイヤ格子として具現化され、異なる偏光効果を有する偏光要素を有する図2に記載の視野ファセットミラーの視野ファセットの変形を示す図である。 ワイヤ格子として具現化され、異なる偏光効果を有する偏光要素を有する図2に記載の視野ファセットミラーの視野ファセットの変形を示す図である。 ワイヤ格子として具現化され、異なる偏光効果を有する偏光要素を有する図2に記載の瞳ファセットミラーの瞳ファセットの4つの異なる変形を示す図である。 前と同様に異なるハッチングで示す割り当てられた偏光状態を有する図2に記載の瞳ファセットミラーの被照明瞳ファセットの二重極構成を示す図である。 前と同様に異なるハッチングで示す割り当てられた偏光状態を有する図2に記載の瞳ファセットミラーの被照明瞳ファセットの二重極構成を示す図である。 互いに補完し合って物体視野照明の全体偏光を形成する投影露光装置の有用放射線の等しい偏光状態を生成するために、隣接する視野ファセットで視野ファセットミラーの区画が具現化された視野ファセットの瞳ファセットへの別の照明チャンネル割り当てを有する視野ファセットミラー及び瞳ファセットミラーを図2と類似の図で示す図である。 図8に記載の区画毎の偏光割り当てに従って視野ファセットミラーを照明するための偏光要素の例示的な実施形態を示す図である。 図8に記載の区画毎の偏光割り当てで視野ファセットミラーを照明するための偏光要素の更に別の実施形態を示す図である。 視野ファセットミラー又は瞳ファセットミラーの個々のファセットに割り当てられた偏光要素の更に別の実施形態を示す図である。 鏡面反射体を有する図1に記載の投影露光装置の照明光学ユニットの更に別の実施形態を示す図である。 図12に記載の照明光学ユニットによる物体視野照明に対する異なる偏光状態の鏡面反射体の照明チャンネルに割り当てられた分布の効果を略示する図である。 偏光要素(例示していない)によって影響を受ける強度の補償に対して割り当てられた減衰要素を用いた視野ファセットミラーの視野ファセット上の強度補正の効果を図2と類似の図で示す図である。 有用放射線の偏光状態を生成するための偏光要素の更に別の実施形態を斜視図に示す図である。 図15に記載の偏光要素を側面図に示す図である。 図16からの拡大抜粋図である。 有用放射線のビーム方向に対して平行な視線方向での図15に説明の偏光要素の図である。
図1は、マイクロリソグラフィのための投影露光装置1を子午断面に略示している。投影露光装置1の照明系2は、放射線源3に加えて、物体平面6内の物体視野5を露光するための照明光学ユニット4を有する。物体視野5は、例えば、13/1のx/yアスペクト比を有する矩形又は弓形で構成することができる。この場合、物体視野5に配置され、図1には例示していないレチクルが露光され、このレチクルは、微細構造又はナノ構造の半導体構成要素の製造に対して、投影露光装置1を用いて投影される構造を有する。投影光学ユニット7は、物体視野5を像平面9内の像視野8へと結像するように機能する。レチクル上の構造は、像平面9内の像視野8の領域に配置された、図面内には例示していないウェーハの感光層上に結像される。
放射線源3は、5nmと30nmの間の範囲に放出する有用放射線を有するEUV放射線源である。放射線源3は、プラズマ光源、例えば、GDPP光源(ガス放電生成プラズマ)又はLPP光源(レーザ生成プラズマ)とすることができる。更に別のEUV放射線源、例えば、シンクロトロンに基づくものも可能である。
放射線源3から射出するEUV放射線10は、コレクター11によって凝縮される。対応するコレクターは、例えば、EP1 225 481A号から公知である。コレクター11の下流では、EUV放射線10は、中間焦点面12を通じて伝播し、その後、第1のファセットミラー13上に入射する。第1のファセットミラー13は、照明光学ユニット4の物体平面6に対して光学的に共役な平面に配置される。
以下では、EUV放射線10を有用放射線、照明光、又は結像光とも呼ぶ。
第1のファセットミラー13の下流では、EUV放射線10は、瞳ファセットミラー14によって反射される。EUV放射線10は、2つのファセットミラー13及び14上に、25°よりも小さく、又はそれに等しい入射角で入射する。従って、EUV放射線10は、2つのファセットミラー上に法線入射の作動範囲で入射する。瞳ファセットミラー14は、照明光学ユニット4の投影光学ユニット7の瞳平面を構成する平面、又は投影光学ユニット7の瞳平面に対して光学的に共役な平面に配置される。瞳ファセットミラー14と、EUV放射線10に対するビーム経路の順に示しているミラー16、17、及び18を有する伝達光学ユニット15の形態にある結像光学アセンブリとを用いて、第1のファセットミラー13の視野ファセット19(図2を参照されたい)が、互いに重ね合わされるような方式で物体視野5上に結像される。伝達光学ユニット15の最後のミラー18は、かすめ入射のためのミラー(かすめ入射ミラー)である。伝達光学ユニット15と瞳ファセットミラー14とを合わせて、EUV放射線10を第1のファセットミラー13から物体視野5に対して伝達するための連続光学ユニットとも呼ぶ。
位置関係の説明を容易にするために、以下では直交xyz座標系を用いる。x軸は、図1の作図面に対して垂直に閲覧者に対して延びている。y軸は、図1の右に対して延びている。z軸は図1の上方に延びている。
レチクルホルダ(例示していない)によって保持されるレチクルと、ウェーハホルダ(例示していない)によって保持されるウェーハとは、投影露光装置1の作動中にy方向に同期して走査される。
その後の図のうちの選択された図は、局所xyz座標系を示しており、この場合、x軸は、図1に記載のx軸に対して平行に延び、y軸は、このx軸と共にそれぞれの光学要素の光学区域を張っている。
図2は、視野ファセットミラー13上の視野ファセット19の配列、及び同じく瞳ファセットミラー14上の瞳ファセット20の配列を略示している。視野ファセット19は矩形であり、物体視野5のx−yアスペクト比に対応するx/yアスペクト比を有する。瞳ファセット20は円形である。視野ファセットミラー13上には、37個の視野ファセット19を示しており、これらの視野ファセット19は、瞳ファセットミラー14の同様に、例示している瞳ファセット20に割り当てられ、視野ファセット19のそれぞれの1つの上に入射する有用放射線10の一部分が、これらの割り当てられた瞳ファセット20を通じて更に物体視野5へと誘導されるようにする。従って、2つのファセットミラー13及び14は、有用放射線10をチャンネル毎に物体視野5に対して誘導する複数の照明チャンネルを形成する。図2に図示の実施形態では、全体で37個のこの種の照明チャンネルが存在する。放射線源3は、照明チャンネルの各々において瞳ファセット20上に結像される。
視野ファセットミラー13上には、以下に説明する偏光要素に起因して、入射有用放射線10の偏光に対して異なる効果を有し、すなわち、視野ファセット19における有用放射線10の反射時に異なる偏光状態を生成する全体で4つの異なる種類の視野ファセット19a、19b、19c、19dが存在する。
視野ファセットミラー13上には、視野ファセットミラー13上に入射する有用放射線10の偏光状態に対して非偏光方式でいかなる作用も持たない種類19aの視野ファセットが存在し、従って、種類19aの視野ファセットの下流の有用放射線10は、依然として非偏光方式で存在する。
視野ファセットミラー13上には、視野ファセットミラー13にわたって統計的に配分された種類19bの合計で14個の視野ファセットが存在する。種類19bの視野ファセットは、非偏光方式で入射する有用放射線10から、x方向に直線偏光された、すなわち、x偏光の有用放射線10を生成する。この偏光状態x−Polを図2の右に示している。
視野ファセットミラー13は、非偏光方式で入射する有用放射線10から、y方向に直線偏光された、すなわち、y偏光の有用放射線10を生成する種類19cの合計で14個の視野ファセットを更に有する。この偏光状態y−Polもまた、図2の右に示している。
視野ファセットミラー13は、非偏光方式で入射する有用放射線10から、x軸及びy軸に対して45°で直線偏光された有用放射線を生成する種類19dの8つの視野ファセットを更に有する。この場合、種類19dの視野ファセットのうちの4つは、xy座標系の象限IIとIVの間で振動する直線偏光状態「xy」を生成し、種類19dのうちの4つの視野ファセットは、xy座標系の象限IとIIIの間で振動する偏光状態「yx」を生成する。下記ではこれらの2つの偏光状態をxy偏光又はyx偏光と呼び、同様に、図2の右に例示している。
種類19c及び19dの視野ファセットも同様に、視野ファセットミラー13にわたって統計的に配分された方式で配置される。
種類19bから19dの視野ファセット上の偏光要素21、22、23、24は、偏光状態「x偏光」、「y偏光」、「xy偏光」、及び「yx偏光」を生成するように機能する。偏光要素21から24は、等距離の個々のワイヤ25で構成されたワイヤ格子であり、それぞれの偏光状態に従って配向されたワイヤ格子として具現化される。従って、偏光要素21から24は、ワイヤ偏光子である。ワイヤ偏光子は、H.Tamada他著「0.8μm波長帯域におけるs偏光共鳴効果を用いたA1ワイヤグリッド偏光子」、「Optics letters」、第22巻、第6号、1999年、419頁以降に従って具現化することができる。
偏光要素21から24は、視野ファセットミラー13上の有用放射線10の偏光に影響を与える。偏光要素21から24は、視野ファセットミラー13に接続される。
種類19bの視野ファセットの場合には、x偏光を生成するための偏光要素21の個々のワイヤは、等距離の並列でy方向に向けられる方式で配置される。種類19の視野ファセットの場合には、y偏光を生成するための偏光要素22の個々のワイヤは、等距離の並列でx方向に向けられる方式で配置される。xy偏光を生成する種類19の視野ファセットの場合には、偏光要素23の個々のワイヤ25は、x軸に対して+45°の角度、すなわち、図3では左下から右上へと延びる方式で互いに対して等距離に配置される。yx偏光を生成する種類19dの視野ファセットの場合には、偏光要素24の個々のワイヤ25は、x軸に対して−45°の角度、すなわち、図3では左上から右下へと延びる方式で互いに対して等距離に配置される。
従って、偏光要素21から24の場合には、個々のワイヤ25は、各場合に、これらの個々のワイヤ25によって設定される偏光状態の振動ベクトルに対して垂直に延びている。
図2に記載の視野ファセットミラー13の種類19aから19dの視野ファセットによって生成される偏光状態に従って、対応する個々の偏光状態は、照明チャンネルを通じて割り当てられた瞳ファセット20上に供給される。種類19aの視野ファセットは、有用放射線10のその部分を以下では瞳ファセット20aとも呼ぶ中心の瞳ファセット20上に偏向する。種類19bの視野ファセットは、有用放射線10のその部分を以下では種類20bの瞳ファセットとも呼ぶy二重極を張る14個の瞳ファセット20上に偏向する。種類19bの視野ファセットは、有用放射線10のその部分を以下では種類20cの瞳ファセットとも呼ぶx二重極を張る14個の瞳ファセット20上に偏向する。xy偏光を生成する種類19dの視野ファセットは、有用放射線10のその部分を種類20bの二重極瞳ファセットと20cの二重極瞳ファセットの間の瞳ファセットミラー14の象限I及びIIIに配置された瞳ファセット20上に偏向する。以下ではこれらの瞳ファセットを種類20dの瞳ファセットとも呼ぶ。yx偏光を生成する種類19dの視野ファセットは、有用放射線10のその部分を種類20bの二重極瞳ファセットと種類20cの二重極瞳ファセットの間の瞳ファセットミラー14の象限II及びIVに配置された瞳ファセット20上に偏向する。これらの瞳ファセットを種類20dの瞳ファセットとも呼ぶ。
従って、全体として、瞳ファセットミラー14の中心に対してタンジェンシャルな有用放射線10の個々の部分の直線偏光状態の配列が瞳ファセットミラー14上に生成される。
代替的に図2に例示している瞳ファセットミラー14の瞳ファセット20上の偏光状態の分布は、一例として図5に例示している瞳ファセット20に割り当てられた偏光要素26から29によっても生成することができる。瞳ファセットミラー14上の有用放射線10の偏光に影響を与えるそのような偏光要素26から29が設けられる限り、視野ファセット19に接続した偏光要素は不要にすることができる。
瞳ファセット20に割り当てられた偏光影響の場合には、中心瞳ファセット20aは、厳密にいかなる偏光影響も生成しないことが意図されたものであり、すなわち、視野ファセットミラー13から非偏光方式で入射する有用放射線10を非偏光方式で反射することが意図されたものであるから、この瞳ファセット20aは、変更されないままに留まる。
y二重極の形態で配置された種類20bの14個の瞳ファセットは、互いに対して等距離でy方向に平行に延びる個々のワイヤ25を有する偏光要素26を担持する。x二重極の形態で配置された種類20cの14個の瞳ファセットは、互いに対して等距離でx方向に平行に延びる個々のワイヤ25を有する偏光要素27を担持する。xy偏光照明チャンネルに関連付けられた種類20dの瞳ファセットは、x軸及びy軸に対して+45°の角度で、すなわち、図5の左下から右上に互いに対して平行に配置された一連の個々のワイヤ25を有する偏光要素28を担持する。yx偏光照明チャンネルに関連付けられた種類20dの瞳ファセットは、x軸及びy軸に対して−45°の角度で、すなわち、図5の左上から右下に互いに対して平行に配置された一連の個々のワイヤ25を有する偏光要素29を担持する。
視野ファセット19上の偏光要素21から24の配列と、瞳ファセット20上の偏光要素26から29の配列との上述の2つの変形は、各場合に、後に物体視野5を照明する有用放射線30の同じタンジェンシャルな全体の偏光を生成する。
個々のワイヤ25は、視野ファセット19及び/又は瞳ファセット20の光学区域上に直接に付加することができる。
図4は、視野ファセット19の例を用いた偏光要素30の更に別の変形を示している。この偏光要素は、偏光要素21から24の実施形態に対応する複数の個々のワイヤ25を有する。しかし、偏光要素30の個々のワイヤ25は、互いに対して等距離には配置されず、偏光要素30の場合には、互いに対して図4の左から右に連続的に増加する距離で配置される。偏光要素30の場合には、個々のワイヤ25は、y方向に互い対して平行に延びている。偏光要素30の個々のワイヤ25の距離変化に起因して、生成される偏光状態x−Polの対応する連続的な変化がx方向に生じる。例示的に、偏光要素30によって生成される偏光状態は、図4の左手縁部において高い割合で直線x偏光されたものとすることができ、それに対して直線x偏光のこの割合は図4の右に対して連続的に低下し、この場合、一例として、図4の視野ファセット19の右手縁部には殆ど直線x偏光されない光、又は更に非偏光の有用放射線10が存在することができる。対応する物体視野5は、偏光要素30を有する視野ファセット19によってx方向に変化する有用放射線10の偏光によって照明される。
視野ファセット19及び瞳ファセット20上の個々のワイヤ25の上述の直接付加に対する変形として、偏光要素21から24及び26から30は、ファセット19、20とは別の構成要素として具現化することができる。この場合、偏光要素21から24及び26から30は、自己支持ワイヤ格子偏光子として具現化することができる。
ファセット19、20とは別のそのような偏光要素は、照明方向、すなわち、図2のz方向に対して平行な方向の回りにピボット回転可能に配置することができ、それによって直線偏光の方向をそのような偏光要素を用いて、例えば、x偏光から純粋なy偏光まで連続的に予め定めることができる。そのような偏光要素を用いると、一例として、図2に記載の瞳ファセットミラー14の照明におけるタンジェンシャルな全体の偏光状態を種類20bの瞳ファセットに対する照明チャンネルがy方向に偏光され、種類20cの瞳ファセットに対する照明チャンネルがx方向に偏光され、種類20dの瞳ファセットに対する照明チャンネルがxy方向又はyx方向に偏光され、従って、全ての瞳ファセット20の照明チャンネルの直線偏光方向が、各場合にほぼラジアルな方向に延びるラジアル偏光状態に対して変更することができる。
偏光要素21から24又は26から30が、ファセット19、20とは別の構成要素として具現化される場合には、そのような構成要素を複数のファセット19、20に割り当てることができる。従って、例えば、偏光要素21から24又は30のうちの1つを図2の視野ファセットミラー13の事例で右下に例示している種類19bの2つの視野ファセットに割り当てることができる。複数のファセット19、20に割り当てられたそのような別の偏光要素が設けられる場合には、偏光状態を変更するために、この偏光要素を同様にピボット回転可能にすることができ、この場合、この偏光要素に割り当てられた全ての照明チャンネルの偏光状態は、同様に調節される。
そのような別の偏光要素は、自己支持ワイヤ格子又はそうでなければ支持体上に付加されたワイヤ格子として具現化することができ、この支持体は、有用放射線10に対して透過性を有する支持体、又は有用放射線10に対して反射性を有する支持体とすることができる。
偏光要素が、視野ファセット19及び/又は瞳ファセット20とは別の構成要素として具現化される場合には、偏光要素21から24及び26から30の方式による偏光要素を可換ホルダ配列で設けることができる。この配列を図1に示している。瞳ファセットミラー13に隣接して、偏光要素可換ホルダ30aが配置され、そのハウジングは、偏光要素21から24及び30を収容する。双方向矢印によって示しているように、図1に破線形式で表している、視野ファセットミラー13の前方にある現在作動中の偏光要素を偏光要素可換ホルダ30a内に収容された偏光要素21から24、30のうちの1つと交換することができる。
代替としてかつそれに加えて、図1の30bで示しているように、瞳ファセットミラー14に隣接して存在する偏光要素可換ホルダが存在する場合がある。瞳ファセットミラー14に割り当てられた偏光可換ホルダ30bの機能は、視野ファセットミラー13に割り当てられた偏光可換ホルダ30aに関連して上述したものに対応する。瞳ファセットミラー14に割り当てられた偏光可換ホルダ30bでは、上述の偏光要素26から29の方式による偏光要素を可換ホルダ配列内に設けることができる。
図6及び図7は、瞳ファセットミラー14上の瞳ファセット20の更に可能な配列を示している。図1から図5を参照して上述したものに対応する構成要素は同じ参照番号を有し、これらに対しては再度詳細には解説しないことにする。
図6に記載の配列の事例では、合計で14個の瞳ファセット20を含むx二重極配列が存在する。この配列は、図2に記載の実施形態の事例の種類20cの瞳ファセットのものに対応する配列である。関連付けられた照明チャンネル内の有用放射線10は、y方向に偏光される。
図7に記載の配列の事例では、合計で14個の瞳ファセット20を含むy二重極配列が存在する。この配列は、図2に記載の実施形態の事例の種類20bの瞳ファセットのものに対応する配列である。関連付けられた照明チャンネル内の有用放射線10は、x方向に偏光される。
原理的に、照明光学ユニット4の実施形態の事例では、図6に記載の被照明瞳ファセットと図7に記載の被照明瞳ファセットとの間で入れ替えを行うことができる。この目的のために、例えば、US6,658,084B2から公知のように、視野ファセットミラー13の瞳ファセット20に割り当てられた視野ファセット19を異なる傾斜位置の間で入れ替えることができる。この場合、関連付けられた視野ファセット19は、視野ファセットミラー13の反射面に対して垂直な軸の回りにピボット回転可能である。この場合、瞳ファセットミラー14は、図6に記載のx二重極構成を生成する瞳ファセット20と、図7に記載のy二重極構成を生成する瞳ファセット20の両方を有する。視野ファセット19の一方の傾斜位置では、有用放射線10は、図6に記載の構成にある瞳ファセット20上に入射し、視野ファセット19の他方の傾斜位置では、有用放射線10は、図7に記載の構成にある瞳ファセット20上に入射する。
更に、当然ながら他の照明構成に対して更に別の瞳ファセットを設けることができる。
瞳ファセットミラー20の予め定められた構成を照明するために視野ファセットミラー19を入れ替える際には、照明チャンネルに割り当てられた別の偏光要素が設けられる限り、各照明チャンネルの偏光状態を個々に、又は群で同時に予め定めることができる。図6に記載の瞳ファセット照明構成と、図7に記載の瞳ファセット照明構成との間の変更において14個の視野ファセット19を入れ替える際には、対応する別の偏光要素の回転により、図6に記載の構成のy偏光と、図7に記載の構成のx偏光との間で担持的な変更が行われる。
図8は、図2と類似の図で照明チャンネルの更に別の偏光構成を示している。図1から図7を参照して上述したものに対応する構成要素は同じ参照番号を有し、これらに対しては再度詳細には解説しないことにする。
図8に記載の偏光構成にある視野ファセットミラー13の事例では、各々が、互いに並置された複数のファセット行を有する3つの視野ファセットミラー区画31、32、33が存在する。
図8の上部に例示している第1の視野ファセットミラー区画31は、3つのファセット列に配置された視野ファセット19の合計で6つの行を有し、2つの最上位のファセット行は、中央ファセット列内だけに配置された視野ファセット19によって形成される。図8の視野ファセットミラー13の中心に例示している第2の視野ファセットミラー区画32は、オフセット形成積み煉瓦方式で配置された3つの視野ファセット行を有する。図8の下部に例示している第3の視野ファセット区画33は、xz平面に対して平行な平面であり、視野ファセットミラー13の光学的活性区域の中点を含む平面に対して鏡像反転された上部視野ファセット区画31の鏡像を構成する。
偏光要素22の使用に起因して、上部視野ファセットミラー区画31内にはy偏光が存在する。中央視野ファセット区画32内には、非偏光形式で入射する有用放射線10に対するいかなる偏光影響もない照明チャンネルが存在する。偏光要素21の使用に起因して、下部視野ファセット区画33内には有用放射線10のx偏光が存在する。
図8に記載の配列の事例では、視野ファセット19の瞳ファセット20への割り当ては、図8の瞳ファセットミラー14の事例で指定した偏光構成が存在するようなものである。図8及び図2に記載の瞳ファセットミラー14の偏光構成は、x二重極構成及びy二重極構成に関して対応する。図2に記載の構成の事例で瞳ファセット種類20a及び20dに割り当てられた瞳ファセット20は全て、図8に記載の構成の事例では非偏光方式で照明される。
視野ファセットミラー区画31から33を照明する有用放射線10を偏光するための偏光要素は、個々の偏光要素が、視野ファセットミラー区画31及び33の一方の全ての視野ファセット19の偏光を同時に影響するように、視野ファセットミラー13に隣接して配置することができる。そのような偏光要素の例を以下に説明する。
図9は、有用放射線10のビーム経路からの抜粋を略示しており、これらを中間焦点面12と視野ファセットミラー13の間の光線34、35、36で示している。図9の上部光線34及び図9の中央光線35は、偏光ビームスプリッタの形態にある偏光要素37上に精密に入射する2つの周辺光線を予め定め、この偏光ビームスプリッタのより正確な構造を以下に説明する。有用放射線10は、偏光要素37の上流では非偏光のものである。偏光要素37は、p偏光光線、すなわち、図9の作図面に対して平行に偏光された光線が透過され、s偏光光線、すなわち、図9の作図面に対して垂直に偏光された光線が反射されるように具現化される。以下では透過光線をインデックスdで表し、反射光線をインデックスrで表している。
y偏光された光線34d及び35dは、視野ファセットミラー区画31の領域内で視野ファセットミラー13上に入射する。偏光要素によって反射されたx偏光光線34r、35rは、更に別の偏向ミラー38によって反射され、その後、視野ファセットミラー区画33上に入射する。偏光要素37と偏向ミラー38との間を通過する非偏光の有用放射線10(光線36を参照されたい)は、中間焦点面12から更に別の偏向なしに、視野ファセットミラー区画32の領域内で視野ファセットミラー13上に直接入射する。
視野ファセットミラー13の図9には詳細に例示していない視野ファセットから、光線34d、35d、36、34r、35rが、瞳ファセットミラー14の瞳平面に対して反射される。
偏光ビームスプリッタとして具現化される偏光要素は、ファセット19、20の中からの個々のファセットに割り当てることができ、この種の偏光要素は、一般的に、少なくとも2つのファセット、従って、2つの照明チャンネル、すなわち、偏光ビームスプリッタによって透過される有用放射線10が印加される照明チャンネルと、偏光ビームスプリッタによって反射される有用放射線が印加される照明チャンネルとに割り当てられる。この種の個々の偏光ビームスプリッタは、視野ファセットミラー13の前方又は瞳ファセットミラー14の前方に偏光要素アレイの形態で配置することができる。
図10は、図8に記載の視野ファセットミラー13の偏光構成の照明の更に別の実施形態を示している。この場合、偏光要素39は、有用放射線10の入射偏光を幾何学的に回転させるために3つのミラー40、41、42を有する。図10の正のz方向に左から入射する有用放射線10であり、そのうちの2つの個々の光線44、45を最初に例示している有用放射線10は、最初にy偏光子43によってy方向に直線偏光される。この場合、図10の下側の光線45は、更に別の偏向なしに、視野ファセットミラー13の視野ファセットミラー区画31上に入射する。ミラー40は、ビームスプリッタとして具現化される。図10の上側の入射光線44は、ミラー40上に入射する。光線44のうちのミラー40によって透過される部分44dは、次に、偏光解消子46を通過し、視野ファセットミラー13の中心視野ファセットミラー区画32上に非偏光方式で入射する。光線44のうちのミラー40によって反射される部分44rは、最初に、ミラー40によって正のy方向に偏向され、その結果、偏光方向は、光線44rがミラー40と41との間でz偏光されるように変化する。次に、光線44rは、ミラー41によって正のx方向に偏向され、この場合、z偏光は維持される。その後、光線44rは、ミラー42によって正のz方向に再度偏向され、それによってz偏光はx偏光に変換される。このようにしてx偏光された光線44rは、その後、視野ファセットミラー13の視野ファセットミラー区画33上に入射する。
図11は、厳密に2つの照明チャンネルに割り当てられた偏光要素47の効果を略示している。入射有用放射線10を非偏光方式で入射する光線48の形態で例示している。偏光要素47は、偏光ビームスプリッタとして具現化される。入射光線48は、偏光要素によって部分的に反射され(48r)、この場合s偏光される。光線48のうちで、偏光要素47によって透過される部分(48d)はp偏光される。透過部分48dは、次に、偏向ミラー49によって偏向される。一方で偏光要素47の傾斜を他方で偏向ミラー49の傾斜を対応する設定することにより、光線48r、48dの光線方向を視野ファセットミラー13又は瞳ファセットミラー14の予め定められたファセット19、20上に互いに独立して向けることができる。
図12は、投影露光装置1の照明光学ユニット4の別の構成を示している。図1から図11を参照して上述したものに対応する構成要素は同じ参照番号を有し、これらに対しては再度詳細には解説しない。
同様にLPP光源として具現化することができる放射線源3から射出する有用放射線10は、最初に、第1のコレクター50によって集光され、次に、特に、楕円体形のコレクターファセット52の行列で配置されたアレイを有する自由形状コレクター51上に入射する。コレクター50は、放射線源3を中間焦点面12へと結像するか又は放射線源3内の光を中間焦点面12内の中間焦点上に集束させる放物面ミラーとすることができる。コレクター50は、その上に0°に近い入射角を有する有用放射線10が入射するように作動させることができる。この場合コレクター50は、ほぼ垂直入射(法線入射)で作動され、従って、法線入射(NI)ミラーとも呼ぶ。
自由形状コレクター51の下流には鏡面反射体53が配置される。鏡面反射体53は、行列で配置された鏡面ファセット54のアレイを有する。鏡面反射体53は、有用放射線10のビーム経路内で物体視野5の下流の投影光学ユニット7の共役瞳平面と共役視野平面の間の領域に配置される。コレクターファセット52は、有用放射線10のコレクターファセット52のうちのそれぞれの1つの上に入射する部分が、割り当てられた鏡面ファセット54を通じて更に物体平面6内の物体視野5に更に誘導されるように、各場合に鏡面ファセット54に個々に割り当てられる。その結果、2つのファセットミラー51、53は、有用放射線10をチャンネル毎に物体視野5に対して誘導する図1から図11に記載の実施形態における照明光学ユニット4による複数の照明チャンネルを同様に形成する。図1から図11に記載の照明光学ユニット4の場合とは異なり、照明チャンネルは、物体視野5内で重ね合わされず、互いに隣接する方式で物体視野5を照明する。
鏡面反射体の原理は、US2006/0132747A1から公知である。
図1から図11に関連して上述したものに対応する偏光要素は、コレクターファセット52と鏡面ファセット54の両方に割り当てることができる。下記ではこれを一例として図13を参照して説明する。図13に記載の概略図では、鏡面反射体53は、5×5のグリッドにある行列で配置された合計で25個の鏡面ファセット54を有する図13の最初の最上位行及び図13の最後の最下位行の鏡面ファセット54は、例えば、図3に記載の偏光要素21の方式で偏光要素が割り当てられた照明チャンネルに関連付けられ、それによって有用放射線10のx偏光がもたらされる。鏡面ファセット54の第2及び4番目の行は、偏光要素を用いて、例えば、図3に記載の偏光要素22の方式で有用放射線10のy偏光を生成する照明チャンネルに関連付けられる。鏡面ファセット54の中心行は、非偏光照明チャンネルに関連付けられる。
このようにして偏光構成された鏡面ファセット54の配列は、図13の右に例示している偏光構成が、図12に記載の照明光学ユニット4の瞳平面に生じるようなものである。瞳55の5つの抜粋部分領域が示されている。中心領域56内には非偏光の有用放射線10が存在する。上部領域57及び下部領域58内には、x偏光有用放射線10が存在する。右手領域59及び左手領域60内には、y偏光有用放射線10が存在する。従って、この場合にも、結果は、物体視野の照明の場合はほぼタンジェンシャルな偏光構成であり、この照明は、例えば、図13の下部に略示しているように部分視野照明61から構成される。
図14は、視野ファセットミラー及び瞳ファセットミラーの更に別の実施形態を図2と類似の図で示している。図1から図13を参照して上述したものに対応する構成要素は同じ参照番号を有し、これらに対しては再度詳細には解説しない。
図8に関連して上述したように、視野ファセットミラー13の3つの視野ファセットミラー区画31、32、33への再分割に従ってこれらの区画31から33に割り当てられた視野ファセット19は、図14に記載の実施形態の場合には、視野ファセット19に割り当てられた照明チャンネルを通じて誘導される有用放射線10を個々に減衰させるための減衰要素62を有する。この場合、図14の下部に例示している視野ファセットミラー区画33は、いかなる減衰要素も持たない。中央視野ファセット区画32の視野ファセット19の各々は、第1の種類62aの減衰要素62を担持する。これらの減衰要素62は、視野ファセット19の全幅にわたってx方向に延びる矩形遮光体として具現化される。種類62aの減衰要素は、視野ファセット19の全y広がりの約1/3にわたってy方向に延びている。減衰要素62は、吸収体、反射体、又はそうでなければ中性灰色フィルタとして具現化することができる。
視野ファセット区画32の3つのファセット行では、種類62aの減衰要素は、それぞれの視野ファセット19上で異なるy位置に存在する。減衰要素62aは、視野ファセットミラー区画32の最上位視野ファセット行内の視野ファセット19の最上部の3分の1、中央行内の中央の3分の1、及び最下位行内の視野ファセット19の下側の3分の1を減衰する。
種類62bの減衰要素は、図14の上部に例示している視野ファセットミラー区画31に存在し、この減衰要素も同様に、矩形遮光体として具現化され、同様に、視野ファセット19の全x広がりにわたって延びるが、種類62aの減衰要素とは対照的に、視野ファセット19のy広がりの約半分を減衰する。この場合、それぞれの視野ファセット19の全y広がりのうちの被減衰y区画の厳密な位置は、視野ファセット区画31の視野ファセット19にわたって統計的に配分される。視野ファセット区画31内の視野ファセット19のうちのいくつかは、図14の上部領域内で減衰され、いくつかは下部領域内で、いくつかは中心領域内で減衰される。
減衰要素62は、照明チャンネル内の光損失を補償するのに用いられ、この光損失は、図8に例示している構成方式による偏光構成の設定を用いて補償される。下記ではこれを特定の偏光構成が生成される場合に、視野ファセットミラー区画33上に入射する有用放射線10が、視野ファセットミラー区画31上に入射する有用放射線10よりも2回多い偏向を受け、視野ファセットミラー区画32上に入射する有用放射線10よりも1回多い偏向を受けるという仮定の下に説明する。偏向に起因する担持的な光損失は、全ての照明チャンネルが、物体視野5の照明に同じ強度の有用放射線10で寄与するように、減衰要素62を用いて光損失を導入することによって補償される。この補償を減衰要素62を用いて強度補償が提供される場合の瞳ファセットミラー14の瞳ファセット20の照明強度を示す図14の右に略示している。瞳ファセットミラー14の全ての瞳ファセット20は、補償によって同じ強度で照明される。その結果は、全ての照明チャンネルにわたる物体視野5の対応する均一な照明である。
物体視野5にわたってx方向に依存する強度影響を達成するために、減衰要素62は、矩形形状からずれて、x方向に沿って輪郭を有することができる。
更に、異なる種類の減衰要素、例えば、種類62a、62bの照明チャンネルへの割り当てによっては、減衰要素の特定の照明パラメータ影響効果をターゲット方式で生成することができ、又は回避することができる。そのような照明パラメータの例は、物体視野5の照明の楕円度及びテレセントリック性である。
照明チャンネル内の有用放射線10の強度に影響を与えるための対応する減衰要素は、それぞれの照明チャンネル内のあらゆる他の位置、例えば、瞳ファセットミラー14に設けることができ、瞳ファセットミラー14には、個々の瞳ファセット20に割り当てられたリング形の遮光器を減衰要素として設けることができる。この減衰要素の瞳ファセットミラー14への具備は、特に、瞳ファセット20の照明における強度分布の不均一性の補正に対して用いることができる。
下記では、例えば、図9に記載の偏光要素37、又は図11に記載の偏光要素47として用いることができる偏光ビームスプリッタとして具現化された偏光要素63の実施形態を図15から図18を参照して説明する。偏光要素63は、多層構造を有する自己支持膜として具現化される。偏光要素63の多層構造に関する更なる詳細な内容は、図17の拡大断面図から明らかになる。膜は、最初にモリブデン層で、次に、シリコン層で構成された複数の二層から構成され、例えば、30個のこの種の二層を互いに続けることができる。二層の各々は、二層を構成する最初にモリブデン、次に、シリコンから構成される2つの層の厚みの和から構成される10nmの合計厚dを有し、従って、30個の二層を有する膜全体は、約300nmの厚みを有する。
自己支持膜内、すなわち、自己支持多層内の層応力は、最初に、モリブデン層のシリコン層に対する層厚比、次に、二層内、すなわち、周期内の層厚比により設定することができる。この層厚比は、次式としても表される。
γ=Δ(Mo)/Δ(Si)
ここで以下のことが成り立つ。
Δ(Mo):二層のモリブデン層の層厚
Δ(Si)二層のシリコン層の層厚
Δ(Mo)+Δ(Si)=dが更に成り立つ。
有用放射線10は、約45°の入射角αで偏光要素63を通じて照射する。偏光要素63は、約2°の入射角度範囲を有し、その範囲でs偏光有用放射線10の0.1%よりも小さい透過率が存在し、それに対してp偏光有用放射線10は、約20%の透過率を有する。従って、直線偏光度は99%を超える。入射角αを変更することにより、偏光要素63の直線偏光効果を入射する有用放射線10の波長の変化に合わせることができる。
偏光要素63は極端に肉薄であるから、偏光効果を適応させるための偏光要素63の傾斜(図16の双方向矢印64を参照されたい)は、通過する有用放射線10dの方向変化又はオフセットをもたらさない。
透過有用放射線10dの直線偏光方向は、有用放射線10のビーム方向の回りに偏光要素63をピボット回転させる(図18の双方向矢印65を参照されたい)ことによって設定することができる。反射有用放射線10rの偏光方向とビーム方向の両方が同時に変化する。
例えば、30個の二層を有する多層構造は、自己支持方式に実施することができ、例えば、シリコン又は窒化珪素から構成される膜に付加することができ、又は支持格子又は膜と支持該レートとの組合せに付加することができる。自己支持多層配列は、最初に多層を膜に蒸着させ、その後、膜をエッチング処理によって除去することによって製造することができる。
偏光要素63の偏光効果に対してあまり厳しくない要件が設けられる場合には、偏光要素63は、より少ない数の二層、例えば、18個の二層から製造することができる。
減衰要素62の方式による減衰要素は、図12に記載の照明光学ユニットの方式で鏡面反射体を有する照明光学ユニット4の場合に用いることができる。
図3から図5を参照して上述した方式による偏光要素、及び特にワイヤ格子偏光子は、例えば、ファセットミラーのファセット上での使用、又は照明光学ユニット4内での使用に限定されない。そのようなワイヤ格子偏光子は、照明光学ユニット4及び/又は投影光学ユニット7のファセットへと再分割されないミラー上に設けることができる。再分割されないそのようなワイヤ格子ミラーは、偏光方向を予め定めるために回転可能に装着することができる。
自己支持膜63の用途もまた、照明光学ユニット4内の有用放射線10のビーム経路に限定されない。自己支持膜63は、例えば、投影光学ユニット7内で物体視野5と像視野8の間の有用放射線10の結像ビーム経路内に設けることができる。
13 第1のファセットミラー
19 第1のファセット

Claims (15)

  1. 複数の第1のファセット(19;52)を有する第1のファセットミラー(13;51)と複数の第2のファセット(20;54)を有する第2のファセットミラー(14;53)とを含み、該第1のファセットミラーのファセットと該第2のファセットミラーのファセットとをそれぞれ含むファセット対(19,20;52,54)が物体視野(5)を照明するための複数の照明チャンネルを予め定める、物体視野(5)を照明光(10)で照明するためのマイクロリソグラフィのための照明光学ユニット(4)を含む照明光ビーム(10)を生成するためのEUV放射線源(3)を含む照明系であって、
    照明チャンネルの少なくともいくつかが、各場合に、それぞれの照明チャンネル内で誘導される照明光(10)の個々の偏光方向予め定めるために割り当てられた偏光要素(21から24;26から30;37;39;47;63)を有する、
    ことを特徴とする照明系。
  2. 前記偏光要素(21から24;30;37;39;47;63)は、前記第1のファセットミラー(13;51)上の前記照明光(10)の偏光に影響を与えることを特徴とする請求項1に記載の照明系。
  3. 前記偏光要素(26から29;47;63)は、前記第2のファセットミラー(14;53)上の前記照明光(10)の偏光に影響を与えることを特徴とする請求項1に記載の照明系。
  4. 前記偏光要素(21から24;26から30)の少なくともいくつかは、ワイヤ格子として具現化されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明系。
  5. 前記偏光要素(30)の少なくともいくつかは、それらに割り当てられた前記照明チャンネルの断面にわたって偏光効果の変動を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の照明系。
  6. 少なくとも1つの偏光要素(37;39;47;63)が、ファセット(19,20;52,54)の群に割り当てられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明系。
  7. 第2のファセット(20;54)の数が、第1のファセット(19;52)の数よりも大きく、
    異なる第2のファセット(20;54)の照明及び対応する予め定められる異なる照明チャンネルに対して前記第1のファセット(19;52)を入れ替えることが可能である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の照明系。
  8. 前記第1のファセットミラー(13)は、視野ファセットミラーとして具現化され、前記第2のファセットミラー(14)は、瞳ファセットミラーとして具現化されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明系。
  9. 前記第2のファセットミラー(53)は、鏡面反射体として具現化されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明系。
  10. 前記第1のファセットミラー(51)は、ファセットコレクターミラーとして具現化されることを特徴とする請求項1から請求項7及び請求項9のいずれか1項に記載の照明系。
  11. 前記偏光要素(21から24;26から30;37;39;47;63)は、前記物体視野(5)をタンジェンシャル偏光で照明することができるような方法で配置されることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の照明系。
  12. 前記偏光要素(63)は、自己支持膜として具現化されることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の照明系。
  13. 前記照明チャンネルの少なくともいくつかは、各場合に、それぞれの照明チャンネル内で誘導される前記照明光(10)を減衰させるために割り当てられた減衰要素(62)を有することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の照明系。
  14. 少なくとも1つのファセットミラー(13,14;51,53)を含む物体視野(5)を照明光(10)で照明するためのマイクロリソグラフィのための照明光学ユニット(4)であって、
    前記少なくとも1つのファセットミラー(13,14;51,53)が、ファセットに直接に付加されたワイヤ格子の形態の偏光要素(21から24,26から30)を有する少なくとも2つのファセットを有し
    前記少なくとも2つのファセット上のワイヤ格子は、個々のワイヤ格子のワイヤの方向が異なるものとして具現化される、
    ことを特徴とする照明光学ユニット。
  15. 複数の第1のファセット(19;52)を有する第1のファセットミラー(13;51)と複数の第2のファセット(20;54)を有する第2のファセットミラー(14;53)とを含み、該第1のファセットミラーのファセットと該第2のファセットミラーのファセットとをそれぞれ含むファセット対(19,20;52,54)が物体視野(5)を照明するための複数の照明チャンネルを予め定める物体視野(5)を照明光(10)で照明するためのマイクロリソグラフィのための照明光学ユニット(4)であって、
    照明チャンネルの少なくともいくつかが、各場合に、それぞれの照明チャンネル内で誘導される照明光(10)の偏光方向を物体視野(5)内で変化させるように予め定めるために割り当てられた偏光要素(30)を有する、
    ことを特徴とする照明光学ユニット。
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